JP2003191925A - マーク転写具、マーク転写テープおよびマーク転写テープの製造方法 - Google Patents

マーク転写具、マーク転写テープおよびマーク転写テープの製造方法

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JP2003191925A JP2001398599A JP2001398599A JP2003191925A JP 2003191925 A JP2003191925 A JP 2003191925A JP 2001398599 A JP2001398599 A JP 2001398599A JP 2001398599 A JP2001398599 A JP 2001398599A JP 2003191925 A JP2003191925 A JP 2003191925A
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芳行 堀
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悟郎 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字、符号または図形あるいはこれらの組み
合わせ等からなる各種マークについて、塗膜転写技術を
利用したマーク転写技術を提供する。 【解決手段】 マーク転写テープTは、基材テープ15
の表面に、多数の感圧粘着性を有する転写マークMが所
定間隔をもって剥離可能に貼着保持されてなり、この転
写マークMは、被転写部上に貼着される裏面側感圧粘着
剤層19の粘着力が基材テープ15に対する貼着保持力
よりも大きく設定されてなる粘着シールの形態とされて
いる。被転写部上に転写された転写マークMは、粘着シ
ールのように一旦剥がして貼り直したり、不要となった
ら剥離除去することも可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マーク転写具、マ
ーク転写テープおよびマーク転写テープの製造方法に関
し、さらに詳細には、マーク転写テープ上に配列形成さ
れた文字、符号または図形あるいはこれらの組み合わせ
等の薄膜状の転写マークを紙面等に転写するためのマー
ク転写技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、文字、符号または図形あるいは
これらの組み合わせ等からなる各種マークは、スタンプ
の形態とされて、インクにより紙面等の対象表面に押印
使用されたり、あるいは、マークシール(粘着シール)
の形態とされて、紙面等に貼着使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近時の技術
革新および一般ユーザの嗜好の多様化に伴い、各種技術
分野において製品の多種多様化が叫ばれており、この傾
向は各種マークを扱う文具業界においても例外ではなか
った。
【0004】本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、塗膜転写
技術を利用することにより、文字、符号または図形ある
いはこれらの組み合わせ等からなる各種マークについ
て、従来のマーク使用技術と全く異なる新規なマーク転
写技術を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明のマーク転写具は、マーク転写テープ上の転
写マークを紙面等に転写するためのマーク転写具であっ
て、片手による手持ち操作可能なケースと、このケース
内に回転可能に装着されて、マーク転写テープを巻装し
た繰出リールと、上記ケース内に回転可能に装着され
て、使用後のマーク転写テープを回収する巻取リール
と、上記ケースの先端部分に配設されて、上記繰出リー
ルから繰出されるマーク転写テープを被転写部上に加圧
する先端加圧部を有する転写ヘッドとを備えてなり、上
記マーク転写テープは、基材テープの表面に、多数の感
圧粘着性を有する転写マークが所定間隔をもって剥離可
能に貼着保持されてなり、この転写マークは、上記被転
写部上に貼着される裏面側感圧粘着剤層の粘着力が上記
基材テープに対する貼着保持力よりも大きく設定されて
なる粘着シールの形態とされていることを特徴とする。
【0006】好適な実施態様として、上記転写テープに
おける上記転写マークの配設間隔は、上記転写ヘッドの
先端加圧部の加圧幅よりも大きく設定されているのが望
ましく、さらに、上記マーク転写テープにおける各転写
マークと基材テープとの段差は、上記転写ヘッドの先端
加圧部と協働して区切り体感手段を構成し、マーク転写
動作において、上記段差が上記転写ヘッドの先端加圧部
に係合したとき、一つの転写マークの転写区切り位置を
体感表示するようにするのが望ましい。
【0007】マーク転写具の基本構成としては、少なく
とも上記繰出リールおよび上記巻取リールを備えるテー
プカートリッジが、上記ケース内に取外し交換可能に装
着されて、マーク転写テープの交換が可能な構造を備え
てなるリフィルタイプか、あるいは、上記ケース内に、
上記繰出リールおよび上記巻取リールが装着されるとと
もに、上記ケースの先端部に、上記転写ヘッドが設けら
れてなる使い切りタイプが採用される。
【0008】転写ヘッドの基本構造は、上記マーク転写
テープに対する加圧力の点から、弾性ヘッドまたは硬質
ヘッドが、また、上記マーク転写テープに対する加圧構
造の点から、尖頭形ヘッド、針金製ヘッドまたは円筒ロ
ーラヘッドが、転写マークの転写性状や用途に応じて適
宜採用される。
【0009】本発明のマーク転写テープは、上記マーク
転写具に好適に装填使用されるものであって、基材テー
プの表面に、多数の感圧粘着性を有する転写マークが所
定間隔をもって剥離可能に貼着保持されてなり、この転
写マークは、被転写部上に貼着される裏面側感圧粘着剤
層の粘着力が上記基材テープに対する貼着力よりも大き
く設定されてなる粘着シールの形態とされていることを
特徴とする。
【0010】好適な実施態様として、上記転写マーク
は、次のような積層構造が採用される。
【0011】i) 上記転写マークは、所定のマークが設
けられたマーク本体と、加圧粘着性を有する感圧粘着剤
層とが一体的に積層形成されてなり、この転写マーク
が、上記基材テープの表面に、上記マーク本体を介して
剥離可能に貼着保持されている。
【0012】ii) 上記マーク本体は、透明性材料からな
る表面層と、所定のマークが形成されたマーク層とが一
体的に積層形成されてなり、このマーク層に上記感圧粘
着剤層が一体的に積層形成されている。
【0013】iii)上記マーク本体は、所定のマークが形
成されたマーク層と、転写マーク表面を形成する表面層
とが一体的に積層形成されてなり、この表面層に上記感
圧粘着剤層が一体的に積層形成されている。
【0014】iv) 上記マーク本体は、着色材料からなる
単一層であるとともに、その外形輪郭形状が上記転写マ
ークの外形輪郭形状を形成し、このマーク本体の裏面側
に上記感圧粘着剤層が一体的に積層形成されている。
【0015】また、上記基材テープは、その構成材料に
より、その裏面に剥離処理層が形成されたり、あるい
は、その裏面に剥離処理層が形成されるとともに、その
表面に軽粘着処理層が形成されている。
【0016】さらに、上記転写マークは、各種表示マー
クのみからなる場合と、各種表示マークと上書き用空白
とからなる場合があり、後者の場合は、上記転写マーク
の表面形成部が筆記具による上書き可能な材質とされて
いるか、あるいは筆記具による上書き可能な表面処理が
施されている。
【0017】また、上記転写マークは、上記感圧粘着剤
層が裏面全面に形成されてなる密着シールの形態とされ
る場合と、上記感圧粘着剤層が裏面における長手方向先
端部位のみに形成されてなる付箋シールの形態とされる
場合がある。後者の場合においては、上記感圧粘着剤層
の粘着力は、常態において上記被転写部上に転写固定さ
れる一方、この被転写部から容易に剥がし易い強さに設
定されていることが望ましい。
【0018】さらに、目的に応じて、上記転写マーク
は、その構成材料に芳香成分が含有されて、芳香効果を
発揮する芳香シールの形態とされたり、あるいは、その
構成材料に抗菌成分が含有されて、抗菌効果を発揮する
抗菌シールの形態とされることもある。
【0019】本発明の第一のマーク転写テープの製造方
法は、基材テープの表面の全面に、転写マークを構成す
るマーク本体と感圧粘着剤層を順次成膜して積層形成す
る工程、これら積層形成したマーク本体と感圧粘着剤層
の積層体のみに、ダイカット手段により、所期の転写マ
ーク輪郭形状の切れ目を所定間隔をもって多数ダイカッ
ト加工する工程、および、これら転写マーク輪郭形状周
囲の上記積層体を剥離除去して転写マークを形成する工
程からなることを特徴とする。
【0020】本発明の第二のマーク転写テープの製造方
法は、ダイカット用基材テープの表面の全面に、転写マ
ークを構成する感圧粘着剤層とマーク本体を順次成膜し
て積層形成する工程、これら積層形成したマーク本体と
感圧粘着剤層の積層のみに、ダイカット手段により、所
期の転写マーク輪郭形状の切れ目を所定間隔をもって多
数ダイカット加工する工程、これら転写マーク輪郭形状
周囲の上記積層を剥離除去して転写マークを形成する工
程、および、これら形成した転写マークを基材テープの
表面に積層形成する工程からなることを特徴とする。
【0021】本発明の第三のマーク転写テープの製造方
法は、ダイカット用基材テープの表面の全面に、転写マ
ークを構成する感圧粘着剤層とマーク本体を順次成膜し
て積層形成する工程、これら積層形成したマーク本体と
感圧粘着剤層の積層のみに、ダイカット手段により、所
期の転写マーク輪郭形状の切れ目を所定間隔をもって多
数ダイカット加工する工程、これらダイカット加工した
積層を基材テープの表面に積層形成する工程、および、
上記転写マーク輪郭形状周囲の前記積層を剥離除去して
転写マークを形成する工程からなることを特徴とする。
【0022】本発明の第四のマーク転写テープの製造方
法は、基材テープの表面に、転写マークを構成するマー
ク本体と感圧粘着剤層を所期の転写マーク輪郭形状で順
次印刷することにより、多数の転写マークを所定間隔を
もって積層形成するようにしたことを特徴とする。
【0023】本発明のマーク転写具により、マーク転写
テープ上の転写マークを紙面等における所望の被転写部
上に転写するには、上記ケースを手指にて把持して、転
写ヘッドの先端加圧部を上記被転写部上に密着状に押し
当てて、そのままケースを紙面等に沿って移動させるこ
とで、転写マークが転写され、また、転写マークが剥離
された使用後のマーク転写テープつまり基材テープは上
記巻取リールに巻取り回収される。
【0024】このようにして転写された転写マークは、
粘着シールの形態であることから、従来周知の粘着シー
ルと同様な取扱いが可能であり、転写マークを粘着シー
ルのように一旦剥がして貼り直したり、不要となったら
剥離除去することも可能である。
【0025】さらに、上記転写マークが各種表示マーク
と上書き用空白とからなる場合には、転写後において、
上記上書き用空白に、筆記具による上書きが可能とな
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1〜図29に本発明に係る
マーク転写具が示されており、図面全体にわたって同一
の符号は同一の構成部材または要素を示している。
【0027】実施形態1 本実施形態に係るマーク転写具が図1から図9に示され
ている。このマーク転写具1は、具体的にはマーク転写
テープT上に配列形成された文字、符号または図形ある
いはこれらの組み合わせ等の転写マーク(図示の場合は
「SEED」という英文字からなる表示マークのみ)
M、M、…を紙面等に転写するためのものであって、消
耗品としてのマーク転写テープTが交換可能なカートリ
ッジ式の構造を備えてなるリフィルタイプのものであ
る。
【0028】すなわち、マーク転写具1は、図1に示す
ような外観形状を呈するケース2に、図2および図3に
示すように、転写ヘッドHを備えるテープカートリッジ
Cが装着されてなる。以下、構成部品ごとに順次説明す
る。
【0029】I.ケース2:ケース2は片手による手持ち
操作可能なもので、図示のごとく、テープカートリッジ
Cを内装し得る正面輪郭形状寸法と幅寸法を備える偏平
な箱状とされ、その対向する一対の扁平な表裏面2a、
2bが手持ち操作時の基準的な把持面とされている。こ
のケース2は、射出成形等により一体成形されたプラス
チック製のものであって、ケース本体4とキャップ体5
が分離開閉可能とされるとともに、ケース本体4に、上
記テープカートリッジCが取外し可能に装着される構造
とされている。また、これらケース2の先端部には、転
写ヘッドHを内外に挿通するヘッド挿通部6が形成され
る。
【0030】II. テープカートリッジC:テープカート
リッジCは消耗品として交換可能な構成部品である。テ
ープカートリッジCは、カートリッジケース10に、マ
ーク転写テープTを巻装した繰出リール11と使用後の
マーク転写テープTを回収する巻取リール12とが回転
可能に装着されるとともに、マーク転写テープTを被転
写部上に加圧転写する転写ヘッドHがそのヘッド軸心ま
わりに回転可能に装着されてなる。
【0031】また、具体的には図示しないが、テープカ
ートリッジCには、繰出リール11と巻取リール12と
を相互に連動するテープ連動部や、繰出リール11と巻
取リール12におけるマーク転写テープTの繰出速度と
巻取速度を同期させるクラッチ機構などの主要基本構成
部もユニット化されて装置されている。
【0032】カートリッジケース10は、上記両リール
11、12を収納するカートリッジケースの形態とされ
た合成樹脂製のものであって、その形状寸法は、上記両
リール11、12の保持機能を備える範囲内において、
できる限り軽量かつコンパクトになるように設定されて
おり、具体的には、大部分が細い骨組材からなる骨組構
造を備えてなる。
【0033】III.マーク転写テープT:マーク転写テー
プTは、上記転写マークMを連続供給するもので、基材
テープ15の表面に、多数の感圧粘着性を有する転写マ
ークM、M、…が所定間隔をもって剥離可能に貼着保持
されている。
【0034】図示の実施形態においては、マーク転写テ
ープTは、図5に示すような断面構造を有し、基材テー
プ15の表面(図5(b) 、(c) においては下面)側に、
多数の転写マークM、M、…が剥離可能に粘着保持され
てなる。なお、図面は理解を容易にすることを主眼とし
て、模式的にかつ厚さ方向に大幅に拡大して描かれてい
るが、実際には、マーク転写テープTの厚さは薄肉のフ
ィルム状のもので、かつ各層の境界も図示のものほど明
確ではない。
【0035】基材テープ15は、転写マークMが被転写
部に転写されるまでの間の支持基材として機能するもの
であって、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポ
リエチレン、ポリプロピレンなどのプラスチック材料
や、あるいは紙材料等からなるフィルム状テープの形態
とされ、伸縮のない可撓性フィルムが好適に採用され
る。基材テープ15の厚さ寸法は、約4〜100μm に
設定されている。
【0036】また、基材テープ15の表面には、軽粘着
処理層16が形成された表面処理が施されるとともに、
基材テープ15の裏面には、剥離処理層17が形成され
た表面処理が施されている。
【0037】軽粘着処理層16は、上記支持基材として
機能を担保するもので、より具体的には、マーク転写テ
ープTの保存時において、基材テープ15に対して転写
マークMを安定的に貼着固定するとともに、マーク転写
時において、転写マークMが基材テープ15から容易に
剥離できるようにするためのものである。
【0038】この軽粘着処理層16の構成材料として
は、アクリル系粘着剤等の軽粘着剤組成物が好適に使用
され、例えば、この軽粘着剤塑性物が基材テープ15に
塗布後乾燥処理され、あるいはサンドブラスト加工によ
り表面処理されることで、軽粘着処理層16が形成され
る。
【0039】剥離処理層17は、重なり合う隣接の層ま
たは材料との分離または剥離性を付与するもので、より
具体的には、マーク転写テープTをロールに巻いて保存
する際に、転写マークMとの粘着を防止するとともに、
転写マークMが基材テープ15から容易に剥離して転写
されるようにするためのものである。
【0040】この剥離処理層17の構成材料としては、
シリコーン系離型剤、フッ素系離型剤等の離型剤が好適
に使用され、例えば、この離型剤が基材テープ15に塗
布後乾燥処理されることで、剥離処理層17が形成され
る。
【0041】転写マークMは、具体的には粘着シールの
形態とされてなり、後述するように、紙面等の被転写部
上に貼着される裏面側感圧粘着剤層の粘着力が基材テー
プ15に対する貼着力よりも大きく設定されている。こ
の転写マークMは、マーク本体18と感圧粘着剤層19
が一体的に積層形成されてなる積層構造を備えるととも
に、図示のごとく矩形、具体的には長方形の輪郭形状を
有している。
【0042】マーク本体18は、転写マーク表面を形成
する表面層20と、所定のマークが形成されたマーク層
21とが一体的に積層形成されてなる。
【0043】表面層20は、図示の実施形態において
は、転写マークMにシール体としての特性を付与すると
ともに、転写後に転写マークMの表面層を形成する保護
機能を有するものである。
【0044】この表面層20の構成材料としては、シー
ル体としての強靭性を保持し得るとともに、透視可能な
透明性を有する一種以上の合成樹脂または天然樹脂材
料、あるいはこれら樹脂材料または紙材料等からなる極
薄フィルムが好適に使用され、より好ましくは、ゴム状
樹脂とガラス状樹脂との樹脂混合物が使用される。この
ようにゴム状樹脂とガラス状樹脂とを併用することによ
り、シール体としての特性を含めて、柔軟性、筆記性、
切断性などの点で優れた性質を表面層20に賦与するこ
とができる。
【0045】上記ゴム状樹脂としては、スチレン−ブタ
ジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレ
ン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体
(SEBS)、スチレン−ブタジエンゴム、スチレン−
イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、ス
チレン−エチレン/プロピレンブロック共重合体(SE
P)、ウレタンゴム、フッ素ゴム、アクリロニトリル‐
ブタジエンゴム、エチレン‐酢酸ビニル共重合体、エチ
レン‐エチルアクリレート共重合体、クロロスルホン化
ポリエチレン、環化ゴムなど通常の合成ゴムないしゴム
状樹脂などの1種または2種以上があげられる。なお、
可塑剤を必要に応じて併用してもよい。
【0046】上記ガラス状樹脂としては、融点又は軟化
点が100℃以上で、高い硬度を有するものが好まし
く、例えば、飽和または不飽和の脂環式炭化水素系樹
脂、スチレン−アクリル系共重合体樹脂、ケトン樹脂、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、またはポリエチ
レン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂などを使
用することができる。
【0047】表面層20は、例えば、上記の一種以上の
樹脂材料が必要に応じて溶媒に溶解されてなる樹脂組成
物を、ブレードコータ、ロールコータ、エアナイフコー
タ、バーコータ、グラビアコータ等の従来公知の塗工法
により、基材テープ15上に塗工して形成される。
【0048】なお、上述したように、ゴム状樹脂とガラ
ス状樹脂が併用される場合、それらの具体的な配合割合
は、使用するゴム状樹脂およびガラス状樹脂の伸び率等
によって異なるが、ゴム状樹脂10重量部に対して、ガ
ラス状樹脂2〜30重量部とされ、好ましくは5〜15
重量部とされる。
【0049】また、表面層20に光拡散剤や着色剤(顔
料や染料)を配合し、表面層20を半透明化もしくは着
色してもよいが、表面層20全体として無色透明である
ことが、マーク層21の視認性を確保する意味からも好
ましい。
【0050】表面層20の層厚は、5〜40μm に設定
され、好ましくは7〜20μm に設定される。
【0051】マーク層21は、マーク転写テープTのマ
ーク(図示の場合は「SEED」という英文字からなる
表示マークのみ)M´を主として構成する層であり、図
示の実施形態においては、以下に具体的に述べるよう
に、上記表面層20上に従来公知の印刷技術により形成
される。
【0052】また、図示はしないが、マーク層20の構
成材料として、上述した表面層20と同様の構成材料
に、光拡散剤や着色剤(顔料や染料)を配合したもの
や、あるいは金属箔、ラメ等の装飾柄を構成する細かな
切片を多数混入したものが採用されて、これにより、マ
ーク層20が、有色半透明あるいは有色不透明な装飾柄
が形成された層とされても良い。さらに、図示しない
が、マーク層20として、極薄のミラーフィルムが採用
されて、転写マークMが鏡シールの形態とされたり、あ
るいは、極薄の装飾布が採用されて、転写マークMが図
柄または模様シールの形態とされてもよい。
【0053】マーク層21の印刷方法としては、従来公
知の各種印刷技術、具体的には、活版(凸版)印刷、オ
フセット印刷、グラビア(凹版)印刷、シルクスクリー
ン印刷、タンポ印刷等の伝統的な印刷技術をはじめ、リ
バースロールコート、ダイレクトコート等の各種コータ
ー、スプレー塗装、静電塗装、流し塗り、ローラー塗
り、浸漬塗装等、さらに、レーザプリンタ方式、熱転写
方式、インクジェットプリンタ方式等の新印刷技術も採
用可能で、形成対象部分(図示の場合は上記表面層2
0)の性状等に対応して適宜選択採用される。
【0054】また、マーク層形成用インクとしては、樹
脂と着色剤を必要に応じて溶媒中に溶解または分散され
てなるものが使用される。
【0055】上記樹脂としては、上述したゴム状樹脂を
好ましく挙げることができ、つまり、スチレン−ブタジ
エン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン
−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体(S
EBS)、スチレン−ブタジエンゴム、スチレン−イソ
プレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレ
ン−エチレン/プロピレンブロック共重合体(SE
P)、ウレタンゴム、フッ素ゴム、アクリロニトリル‐
ブタジエンゴム、エチレン‐酢酸ビニル共重合体、エチ
レン‐エチルアクリレート共重合体、クロロスルホン化
ポリエチレン、環化ゴムなど通常の合成ゴムないしゴム
状樹脂などの1種または2種以上があげられる。可塑剤
を必要に応じて併用してもよい。
【0056】また、上記着色剤としては、一般的な印刷
インキに用いられている公知の着色剤を適宜使用するこ
とができる。
【0057】そして、このような印刷層形成用インク
を、上記表面層20上または後述する感圧粘着剤層19
上に印刷した後乾燥することにより、上記マーク層21
が形成される。マーク層21の層厚は、通常0.1〜5
μm 、好ましくは0.3〜1.0μm である。
【0058】感圧粘着剤層19は、転写マークMを被転
写部上に加圧粘着させるとともに、転写前のマーク転写
テープTの表面層を形成するものであり、この感圧粘着
剤層19の構成材料は、加圧粘着性を有するとともに、
離型前の表面層に適したいわゆるドライタイプの粘着剤
が好適に採用される。
【0059】この粘着剤としては、好ましくはゴム系粘
着剤やアクリル系粘着剤等の従来公知の粘着剤が使用さ
れ、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、スチレンブタ
ジエンゴム等に、粘着付与剤(ロジン系樹脂、テルペン
系樹脂、テルペンフェノール系樹脂等)を配合したゴム
系粘着剤や(メタ)アクリル系エステルを主成分とする
アクリル系粘着剤が使用される。
【0060】そして、この粘着剤を、従来公知の手法で
上記マーク層21が設けられた表面層20上に塗工する
ことにより、感圧粘着剤層19がマーク本体18に一体
的に積層形成される。感圧粘着剤層19の層厚は、通常
5.0〜25.0μm 、好ましくは10〜20μm であ
る。
【0061】この感圧粘着剤層19により、転写マーク
Mは、被転写部上に貼着される裏面側感圧粘着剤層の粘
着力が基材テープ15に対する貼着保持力よりも大きく
設定されることとなる。また、本実施形態においては、
感圧粘着剤層19は転写マークMの裏面全面に形成され
て、これにより転写マークMは、被転写部上に全面が粘
着されるいわゆる密着シールの形態とされている。
【0062】このような積層構造とされた転写マークM
は、図5に示すように、基材テープ15の剥離処理され
た表面(図5(b) 、(c) において、剥離処理層17が形
成された下面)に、所定間隔をもって上記表面層20を
介して剥離可能に粘着保持されている。
【0063】この場合、マーク転写テープTにおける転
写マークM、M、…の配設間隔は、各転写マークMの転
写時における転写が容易かつ確実となるように設定され
ている。具体的には、長方形の転写マークMの長手方向
両端縁線(辺)は、上記マーク転写テープTの長手方向
に対して垂直な幅方向へ直線状に延びて形成されるとと
もに、相隣接する転写マークM、M間の間隔寸法つまり
上記配設間隔Lは、図5(c) に示すように、後述する転
写ヘッドHの先端加圧部25の加圧幅lよりも大きく設
定されている(L>l)。
【0064】また、転写マークMが粘着シールの形態と
されていることに起因して、この転写マークM自体には
極薄ながらも一定の厚みがあり、本実施形態において
は、この厚みを積極的に利用して、転写マークM、M間
の区切りを操作者自身が感覚的に知得する区切り体感手
段を構成している。
【0065】すなわち、上記転写マークM自体の厚みに
起因して、マーク転写テープTにおける各転写マークM
と基材テープ15の表面間には微小な段差hを有する段
部22が形成されており、この段部22は、転写ヘッド
Hの先端加圧部25と協働して区切り体感手段として機
能する。
【0066】つまり、後述するマーク転写動作におい
て、上記段部22が転写ヘッドHの先端加圧部25に係
合すると、この係合時の段差hは操作者自身の手指によ
り感覚的に知得(体感表示)される結果、操作者は、一
つの転写マークMの転写区切り位置を体感することがで
きる。
【0067】このような構成を有するマーク転写テープ
Tの具体的な製造方法としては、いわゆるダイカット法
または印刷法が好適に採用される。
【0068】まず、ダイカット法によるマーク転写テー
プTの製造は、基材テープ15の表面の全面に、転写マ
ークMを構成するマーク本体18と感圧粘着剤層19を
順次成膜して積層形成した後、これらマーク本体18と
感圧粘着剤層19の積層のみに、ダイカット手段によ
り、所期の転写マーク輪郭形状の切れ目を所定間隔をも
って多数ダイカット加工し、最後に、これら転写マーク
輪郭形状周囲の上記積層を剥離除去する。
【0069】一方、印刷法によるマーク転写テープTの
製造は、基材テープ15の表面に、前述した各種印刷技
術により、転写マークMを構成するマーク本体18と感
圧粘着剤層19を所期の転写マーク輪郭形状で順次重ね
合わせるように印刷して、多数の転写マークM、M、…
を所定間隔をもって積層形成する。
【0070】これらいずれの製造方法も実際には連続し
た一連の工程からなり、例えば、前者のダイカット法に
よるマーク転写テープTの製造工程を説明すれば、以下
のとおりである(図6参照)。
【0071】i) 基材テープ供給部100から、例え
ば、裏面に剥離処理層17を予め形成されてなる紙製の
基材テープ15が連続的に供給されるとともに、その表
面全面に軽粘着加工部101により軽粘着処理層16が
形成されて、積層部102へ送られる。
【0072】ii) 一方、表面層供給部103から、例え
ば表面層20となるPETテープが連続的に供給される
とともに、その表面全面に印刷部104によりマーク層
21が印刷形成されてマーク本体18が積層形成され、
続いてこの上に粘着剤塗布部105により感圧粘着剤層
19が形成されて、上記積層部102へ送られる。
【0073】iii)積層部102において、上記基材テー
プ15の軽粘着処理層16が形成された表面に、上記マ
ーク本体18(表面層20+マーク層21)と感圧粘着
剤層19からなる積層テープの裏面つまり表面層20が
積層されて、マーク転写テープTの原型テープT0 が形
成され、ダイカット部106へ送られる。
【0074】iv) ダイカット部106において、上記原
型テープT0 上の上記マーク本体18と感圧粘着剤層1
9の積層のみに、所期の転写マーク輪郭形状(図示の実
施形態においては長方形)の切れ目が、所定間隔をもっ
て連続的にダイカット加工される。
【0075】v)ダイカット部106によるダイカット加
工を経た原型テープT0 から、廃材除去部107によ
り、上記転写マーク輪郭形状周囲の上記積層が剥離除去
されて、マーク転写テープTが完成され、完成品収容部
108に巻取り回収される。
【0076】なお、このようにして完成したマーク転写
テープTは当初、図5(a) に示すように、複数のマーク
転写テープT、T、…のテープ幅寸法を有する帯状体と
して製作された後、スリッタ等の切断装置により、一本
のテープT幅に切断されて形成される。
【0077】IV. 転写ヘッドH:転写ヘッドHは、マー
ク転写テープTを紙面等の被修正部上に加圧するもの
で、上記カートリッジケース10の先端部に設けられて
おり、マーク転写テープTを案内する機能と加圧する機
能を兼備する。
【0078】転写ヘッドHの具体的構造は、ヘッド本体
30、ヘッド保持部31および回転操作部32を備えて
なるとともに、上記ヘッド本体30がその軸心まわりに
回転可能に保持されたいわゆる回転ヘッド構造とされて
いる。
【0079】ヘッド本体30は、マーク転写テープTを
加圧転写するもので、所望の転写位置に的確に転写する
のに適した形状、つまり、その先端がある程度尖ったい
わゆる尖頭形とされて、転写ヘッドHが尖頭形ヘッドの
形態とされている。
【0080】図示の実施形態のヘッド本体30は、マー
ク転写テープTよりも若干幅広の矩形状を有する薄肉の
板状体とされるとともに、側面から見てある程度尖った
形状、つまり先端に向けて次第に薄くなるような先細の
テーパ形状断面を有してなる。
【0081】ヘッド本体30は、その平坦な両側面30
a、30bがテープ走行面を形成するとともに、その先
端縁25が、上述したようにマーク転写テープTを加圧
する直線状の先端加圧部とされている。この先端加圧部
25は、上記テープ走行面30a、30bにおけるテー
プ走行方向に直交する直線縁の形態とされている。ま
た、ヘッド本体30の両側縁には、マーク転写テープT
の走行を案内するガイドフランジ33、33が形成され
ている。
【0082】なお、ヘッド本体30を構成する板状体の
肉厚が比較的小さい場合には、必ずしも図示のようなテ
ーパをもった形状とせずに、前後方向全体にわたって同
一の肉厚を有する形状でも良く、要するに、上記ヘッド
本体30の先端加圧部25が的確に転写箇所を位置決め
指示できる程度の厚さ(尖り度)を有する構造とされて
いれば良い。
【0083】さらに、ヘッド本体30自体の材質特性
は、その先端加圧部25に求められるマーク転写テープ
Tの加圧作用を考慮して設定され、転写マークMがシー
ル体の形態とされていることから、目的に応じて弾性ヘ
ッドの形態または硬質ヘッドの形態のいずれも採用可能
である。
【0084】すなわち、転写マークM全体を被転写部上
に均一に密着固定することが求められる場合には、ヘッ
ド本体30がマーク転写テープTの加圧方向に対して弾
性変形可能な特性を有することが望ましく、転写ヘッド
Hが弾性ヘッドの形態とされる。
【0085】一方、転写マークMの一部のみが被転写部
上に確実に密着固定されれば良い場合や、仮止め状態で
固定されれば良い場合には、ヘッド本体30がマーク転
写テープTの加圧方向に対して弾性変形しない特性を有
することが望ましく、転写ヘッドHが硬質ヘッドの形態
とされる。
【0086】また、上記ヘッド本体30の基端側部位に
本体支持部としての被軸受部35が一体形成されてい
る。
【0087】ヘッド保持部31は、上記ヘッド本体30
をその軸心まわりに回転可能に軸支するもので、具体的
には、上記本体支持部である被軸受部35と、カートリ
ッジケース10に設けられた軸受部36とを備えてな
る。
【0088】被軸受部35は、図8に示すように、ヘッ
ド本体30と同心状にかつ一体的に設けられた円筒状の
もので、具体的には、その一部にヘッド本体30へのマ
ーク転写テープTのセッティング開口35aを有する断
面円弧形状に形成されている。
【0089】軸受部36は、カートリッジケース10の
先端部に一体的に設けられている。この軸受部36は、
図8に示すように、上記被軸受部35の外周面に対応し
た内周面を有する筒状のもので、被軸受部35と同様、
その一部にヘッド本体30へのマーク転写テープTのセ
ッティング開口36aを有する断面円弧形状に形成され
ている。そして、この軸受部36に被軸受部35が摺動
回転可能に軸支されて、ヘッド本体30は、後述する所
定の回転角度範囲内において、その軸心まわりに自由回
転可能とされている。
【0090】回転操作部32は、ヘッド本体30の回転
方向位置を位置決め操作するもので、また、ヘッド本体
30のテープ加圧転写姿勢を示すヘッド姿勢表示部を兼
務する構成とされている。
【0091】回転操作部32は、円柱棒の形態とされる
とともに、その先端に操作つまみ45aを有する操作レ
バー45を主要部として備える。この操作レバー45
は、被軸受部35の軸心を中心として径方向外方へ直線
状に延びて設けられるとともに、軸受部36およびケー
ス2の対応箇所にそれぞれ設けられたスリット状の挿通
部46および操作案内部47を介して、ケース2の外部
に突出状に臨んでいる。この場合、軸受部36の挿通部
46は、ヘッド本体30の軸方向への抜け止め部として
も機能している。
【0092】また、上記操作レバー45のヘッド本体3
0に対する回転方向配設位置は、ヘッド本体30のテー
プ加圧転写姿勢と関連付けて設定されるとともに、上記
挿通部46と操作案内部47は、操作レバー45のヘッ
ド本体30回転方向ヘの移動を許容すべく、周方向へ延
びて設けられている。特に、ケース2の操作案内部47
は、操作レバー45の回転方向操作範囲を規制して、ヘ
ッド本体30のテープ加圧転写姿勢を制御する構造とさ
れている。
【0093】次に、操作レバー45とヘッド本体30の
テープ加圧転写姿勢との関連付けについて、操作案内部
47との関係で説明する。図示の実施形態においては、
操作案内部47の回転方向操作範囲規制部としての構成
は、図8を参照して、以下のように設定されている。
【0094】(a) 操作レバー45が操作案内部47の一
方端47aに当接係合した状態つまり垂直下向き位置
(図8(a) に示す第1の規制位置A)にあるとき、転写
ヘッドHのヘッド本体30は、その先端加圧部25がマ
ーク転写テープTをケース2の把持面2a、2bに対し
ほぼ正対させて、つまり、マーク転写テープTの表裏面
が上記把持面2a、2bとほぼ同一方向に向く(平行す
る)ように、案内する角度位置にある。
【0095】この場合、繰出リール11から繰り出され
る未使用のマーク転写テープTは、上記ヘッド本体30
の下側にあり、右利きの人が横引き使用する場合等に適
した状態にある(図9(a) 参照)。
【0096】(b) 操作レバー45が操作案内部47の両
端47a、47bの中間位置にある状態つまり水平位置
(図8(b) に示す第2の規制位置B)にあるとき、転写
ヘッドHのヘッド本体30は、その先端加圧部25がマ
ーク転写テープTを繰出リール11と巻取リール12の
巻回姿勢のまま、つまり、マーク転写テープTの表裏面
が上記把持面2a、2bとほぼ垂直な方向に向く(直交
する)ように、案内する角度位置にある。
【0097】この場合、繰出リール11から繰り出され
る未使用のマーク転写テープTは、上記ヘッド本体30
の左側にあり、縦引き使用する場合等に適した状態にあ
る(図9(b) 参照)。
【0098】(c) 操作レバー45が操作案内部47の他
方端47bに当接係合した状態つまり垂直上向き位置
(図8(c) に示す第3の規制位置C)にあるとき、転写
ヘッドHのヘッド本体30は、上記(a)の場合と天地
逆の状態で、その先端加圧部25がマーク転写テープT
をケース2の把持面2a、2bに対しほぼ正対させて、
案内する角度位置にある。
【0099】この場合、繰出リール11から繰り出され
る未使用のマーク転写テープTは、上記ヘッド本体30
の上側にあり、左利きの人が、例えば横引き使用する場
合等に適した状態にある(図9(c) 参照)。
【0100】また、以上から明らかなように、操作レバ
ー45の向きが未使用のマーク転写テープTの対面方向
を直接的にかつ視覚的に表示しており(ヘッド姿勢表示
部としての機能)、使用者は、この操作レバー45の向
きを頼りにして、ヘッド本体30のテープ加圧転写姿勢
を確認することができる。
【0101】なお、操作案内部47の回転方向操作範囲
(図示の場合は最大ほぼ180°)、は、操作レバー4
5とヘッド本体30のテープ加圧転写姿勢との関連付け
を考慮して、小さな角度範囲から大きな角度範囲まで所
望の値に種々設定可能である。
【0102】しかして、以上のように構成されたマーク
転写具1により、マーク転写テープT上の転写マークM
を紙面等における所望の被転写部50上に転写するに
は、前述したように、右利きか左利きかを問わず、操作
レバー45を目的に応じて回転操作して、最適な転写ヘ
ッドHのヘッド本体30のテープ加圧転写姿勢(代表的
には、図8(a) に示す第1の規制位置A、図8(b) に示
す第2の規制位置B、図8(c) に示す第3の規制位置
C)を選択設定するとともに、その姿勢に対応したケー
ス2の把持面(基準的な把持面はケース2の表裏面2
a、2bであるが、目的に応じて把持面はケース2の適
宜の箇所または面が担当することになる)を手指にて把
持して、使用することにより、例えば図9(a) 〜(c) に
示すような使用方法が可能となる。
【0103】つまり、いずれの使用方法においても、ケ
ース2の把持面を手指にて筆記具を持つ姿勢で把持し
て、転写ヘッドHの先端加圧部25を紙面等の被転写部
50の転写開始端に密着状に押し当てて、そのままケー
ス2を紙面等に沿って所定距離だけ移動させて停止させ
る。
【0104】具体的には、前回のマーク転写動作完了状
態で、転写ヘッドHを被転写部50上の転写開始端に密
着状に押し当てて、そのままケース2を紙面等に沿って
移動させ、一つの(または場合によっては複数の)転写
マークMの転写が完了した状態で停止させて、転写ヘッ
ドHを被転写部50から持ち上げて離す。
【0105】この場合、前述したように、各転写マーク
Mと基材テープ15の表面間の段部22が転写ヘッドH
の先端加圧部25と協働して区切り体感手段として機能
するから、操作者は、一つの転写マークMの転写区切り
位置を視覚により確認するだけでなく、手指を介して体
感することもでき、誤操作を有効に回避することができ
る。
【0106】以上の操作により、転写ヘッドHの先端加
圧部25におけるマーク転写テープTの転写マークM
が、基材テープ15から剥離して上記被転写部50上に
転写されるとともに、転写マークMが剥離された使用後
のマーク転写テープTつまり基材テープ15は巻取リー
ル12に巻取り回収される。
【0107】なお、転写マークMは粘着シールの形態で
あることから、以上のようにマーク転写具1により被転
写部50上に全面を完全密着状に固定するほか、転写マ
ークMの一部のみをマーク転写具1により被転写部50
上に密着固定させて仮固定した後に、操作者が手指にて
直接残りの部分を押さえて固定(本固定)することも可
能である。
【0108】このようにして転写された転写マークM
は、従来周知の粘着シールと同様な取扱いが可能であ
り、例えば、転写した転写マークMを粘着シールのよう
に一旦剥がして貼り直したり、あるいは不要となった場
合に剥離除去することも可能である。
【0109】なお、本実施形態のマーク転写具1におい
ては、マーク転写テープTが交換可能なカートリッジ式
の構造を備えているから、異なる種類の転写マークM、
M、…のマーク転写テープTを備えたテープカートリッ
ジCを複数準備しておくことにより、適宜目的に応じた
転写マークM、M、…の転写使用が可能である。
【0110】例えば、転写マークMを構成するマークの
種類としては、図4および図5に示されるような文字か
らなる表示マーク(図示の場合は「SEED」という英
文字からなる表示マーク)、前述した装飾柄のマーク
(図示省略)、鏡の形態とされた鏡マーク(図示省
略)、あるいは、図柄または模様の形態とされた模様マ
ーク(図示省略)などが好適に選択採用され得る。
【0111】特に、上記表示マークの具体例としては、
図7に示すように種々の形態が採用され得る。つまり、
図7(a) 〜に示すような幾何学的線図(は円形、
は三角形、は四角形)またはこれに彩色等が施され
たもの、図7(b) 〜に示すような象形絵図(は
星、は花、は葉)またはこれに彩色等が施されたも
の、あるいは図7(c) 〜に示すようなキャラクタ絵
図(は子供、は金魚、は子猫)またはこれに彩色
等が施されたものなどが適宜採用可能である。
【0112】さらに、転写マークMの構成材料に芳香成
分が含有されて、転写マークM自体が芳香効果を発揮す
る芳香シールの形態とされたり、あるいは、抗菌成分が
含有されて、抗菌効果を発揮する抗菌シールの形態とさ
れてもよく、このような構成とされることにより、マー
ク本来の表示効果に加えて、付随的効果が相乗的に発揮
されることとなる。
【0113】つまり、前者の芳香シールにあっては、爽
快な香り等の発散による疲労回復、ストレス解消あるい
は精神安定効果を有効に発揮し、例えばアロマテラピー
(芳香療法)にも有効に使用可能である。また、上記芳
香成分の中には、防菌効果、除菌効果さらには防虫効果
等を有するものもあり、この場合にあっては、これらの
効果をも発揮するシールが得られる。
【0114】また、後者の抗菌シールにあっては、その
抗菌作用による細菌の繁殖抑制効果を有効に発揮し、不
特定多数の人が触れたり使用する機器やその操作部位、
例えば、電気機器等の操作スイッチ、穴あけパンチ等の
手持ち操作タイプの文房具あるいはホワイトボード用マ
ーカ等の筆記具に貼付する表示マークとして、有効に使
用可能である。
【0115】なお、これらの場合、上記芳香成分や抗菌
成分は、転写マークMを構成するマーク本体18の表面
層20とマーク層21、および感圧粘着剤層19の少な
くとも一つの構成材料に含有されることとなる。
【0116】実施形態2 本実施形態は図10および図11に示されており、実施
形態1におけるマーク転写テープTの具体的構造が若干
改変されたものである。
【0117】すなわち、実施形態1のマーク転写テープ
Tにおいては、転写マークMが、各種表示マークのみ
(図示の場合は「SEED」という英文字からなる表示
マークのみ)からなるのに対して、本実施形態のマーク
転写テープTにおいては、図示のごとく、転写マークM
が、各種の表示マークMaと上書き用空白Mbとからな
る。
【0118】具体的には、図10(b) に示すように、表
示マークMaが、「FAXED」というデザイン化され
た英文字からなる表示マークであり、また上書き用空白
Mbが、この「FAXED」という表示マークMaと一
体化された所定形状寸法の空白(楕円形状に近似した輪
郭を有する枠内部分)であり、この上書き用空白Mbに
は、日付が記入される構成とされている。
【0119】これら表示マークMaおよび上書き用空白
Mbは、実施形態1と同様に、転写マークMのマーク層
21を形成する。
【0120】つまり、図10(a) に示すように、マーク
層21は、基材テープ15の走行方向へ所定間隔をもっ
て連続的にかつ剥離可能に配列されてなる多数のマーク
(「FAXED」という表示マークと楕円形状に近似し
た輪郭を有する枠内部分の上書き用空白からなる)M
´、M´、M´…からなり、これらマークM´、M´、
M´…は、前述したように、表面層20上に従来公知の
印刷技術により形成されている。
【0121】また、上記表面層20は、前述した基本的
な機能(マーク層21の形成機能および転写マークMの
粘着保持機能)を備えることはもちろん、さらには、転
写マークMの転写後における転写マークMの表面形成部
として、上記上書き用空白Mbへのボールペン等の筆記
具60による上書きを可能にする機能をも有する。
【0122】この目的のため、表面層20の構成材料
は、これら機能を発揮し得る材料からなる。本実施形態
の表面層20は、基材テープ15からの離型後の表面層
に適したいわゆるドライタイプでかつ筆記具60による
上書き可能な透明性を有する樹脂材料等が好適に採用さ
れる。あるいは、表面層20の構成材料が上書き可能な
材料でない場合に、少なくとも、表面層20における上
書き用空白Mbの表面形成部にボールペン等の筆記具6
0による上書き可能な表面処理が施されてもよい。
【0123】しかして、以上のように構成されたマーク
転写具1において、実施形態1で説明したのと同様な転
写操作により、マーク転写テープT上の転写マークM
が、被転写部分50上に転写された後、図11(a) に示
すように、転写マークMの上書き用空白Mbに、筆記具
60による所望の文字等(図示の場合は日付け)の上書
きが可能となる。
【0124】このように、転写マークMが、各種の表示
マークMaと上書き用空白Mbとからなる構成を備える
ことにより、例えば、直接筆記具60による書き込みが
できない材質や、一旦書き込むと綺麗に消去できない材
質などからなる部位への書き込みも可能となる。その他
の構成および作用は実施形態1と同様である。
【0125】なお、上記転写マークM(表示マークMa
および上書き用空白Mb)のその他の具体例としては、
図11(b) や(c) に示すものがある。
【0126】すなわち、図11(b) に示すものは、上記
と同様に、表示マークMaと上書き用空白Mbが一体化
されたもので、(i) は、表示マークMaが、「RECE
IVED/with thanks/SEED」という
英文字と、これら英文字を取り囲む矩形の枠線からなる
表示マークであり、また上書き用空白Mbが、この表示
マークMaと一体化された所定形状寸法の空白(表示マ
ークMaの枠線内の「RECEIVED/with t
hanks/SEED」という英文字の下側空白部分)
であり、この上書き用空白Mbには、日付が記入される
構成とされている。
【0127】また、(ii)は、表示マークMaが、整列配
置された太線と細線で形成された7つの矩形枠線からな
る表示マークであり、また上書き用空白Mbが、この表
示マークMaと一体化された矩形の空白(表示マークM
aの枠線内空白部分)であり、これら上書き用空白Mb
には、日本の郵便番号(7桁の数字からなる)が記入さ
れる構成とされている。
【0128】一方、図11(c) に示すものは、表示マー
クMaと上書き用空白Mbが別区分とされたもので、
(i) は、表示マークMaが、「Tel:」という英文字
からなる表示マークであり、また上書き用空白Mbが、
この表示マークMaの右横位置に連続して形成された所
定形状寸法の空白(矩形の二点鎖線内空白部分)であ
り、この上書き用空白Mbには、電話番号が記入される
構成とされている。
【0129】また、(ii)は、表示マークMaが、「Fa
x:」という英文字からなる表示マークであり、また上
書き用空白Mbが、この表示マークMaの右横位置に連
続して形成された所定形状寸法の空白(矩形の二点鎖線
内空白部分)であり、この上書き用空白Mbには、ファ
クシミリ番号が記入される構成とされている。
【0130】さらに、(iii) は、表示マークMaが、
「Email:」という英文字からなる表示マークであ
り、また上書き用空白Mbが、この表示マークMaの右
横位置に連続して形成された所定形状寸法の空白(矩形
の二点鎖線内空白部分)であり、この上書き用空白Mb
には、Eメールアドレスが記入される構成とされてい
る。
【0131】実施形態3 本実施形態は図12に示されており、実施形態2におけ
るマーク転写テープTの具体的構造が若干改変されたも
のである。
【0132】すなわち、転写マークMが、各種の表示マ
ークMaと上書き用空白Mbとからなる点は実施形態2
の場合と同様であるが、本実施形態の転写マークMにお
いては、上書き用空白Mbが図12(b) に示すように、
転写マークMの表裏に貫設された書込み用窓の形態とさ
れている。
【0133】しかして、このように上書き用空白Mbが
書込み用窓の形態とされていることにより、例えば、被
転写部分50が直接筆記具60による書込みができる材
質で、その地色を書込みの背景色として積極的に利用し
たい場合や、転写マークMの表面層20の構成材料が筆
記具60による上書きに適していない、または不可能な
材質である場合に適している。その他の構成および作用
は実施形態2と同様である。
【0134】実施形態4 本実施形態は図13に示されており、実施形態1におけ
るマーク転写テープTの具体的構造が若干改変されたも
のである。
【0135】すなわち、本実施形態のマーク転写テープ
Tにおいては、実施形態1における軽粘着処理層16が
省略されて、基材テープ15の表面に、転写マークM、
M、…が直接的に貼着保持されてなる積層構造とされて
いる。また、転写マークMは、「DYNIC」という英
文字の表示マークのみからなる。
【0136】これに対応して、基材テープ15は、前述
した各種の構成材料のうち、好適にはポリエチレンテレ
フタレート(PET)やポリプロピレン(PP)などか
ら構成されるとともに、マーク本体18の表面層20
は、好適にはEVAやポリエステル等のホットメルト樹
脂から構成されている。その他の構成および作用は実施
形態1と同様である。
【0137】実施形態5 本実施形態は図14に示されており、実施形態1におけ
るマーク転写テープTの具体的構造が若干改変されたも
のである。
【0138】すなわち、本実施形態のマーク転写テープ
Tにおいては、実施形態1のマーク本体18における表
面層20とマーク層21の配置構成が逆とされて、表面
層20に感圧粘着剤層19が一体的に積層形成されてい
る。また、これに伴って、転写マークMは、基材テープ
15の軽粘着処理された表面16に、マーク層21を介
して剥離可能に粘着保持されている。その他の構成およ
び作用は実施形態1と同様である。
【0139】実施形態6 本実施形態は図15に示されており、実施形態5におけ
るマーク転写テープTの具体的構造が若干改変されたも
のである。
【0140】すなわち、本実施形態のマーク転写テープ
Tにおいては、実施形態4と同様、実施形態5における
軽粘着処理層16が省略されて、基材テープ15の表面
に、転写マークM、M、…が直接的に貼着保持されてな
る積層構造とされている。また、転写マークMは、「D
YNIC」という英文字の表示マークのみからなる。
【0141】これに対応して、基材テープ15の構成材
料も実施形態4と同様とされるとともに、マーク本体1
8のマーク層21は、好適にはEVAやポリエステル等
のホットメルト樹脂が構成材料として含まれている。そ
の他の構成および作用は実施形態5と同様である。
【0142】実施形態7 本実施形態は図16に示されており、実施形態1におけ
るマーク転写テープTの具体的構造が若干改変されたも
のである。
【0143】すなわち、本実施形態のマーク転写テープ
Tにおいては、実施形態1におけるマーク本体18の表
面層20が、基材テープ15の表面全体に連続的に形成
されてなる積層構造とされている。
【0144】これに対応して、上記表面層20には、転
写マークMの前後両端縁に対応した切断用切れ目20a
がそれぞれ基材テープ15の全幅に直線状に延びて形成
されている。
【0145】しかして、以上のように構成されたマーク
転写具1においては、マーク転写テープT上の転写マー
クMを被転写部50上に転写する際、マーク本体18の
表面層20が切断用切れ目20aにより転写マークMの
輪郭形状に沿った形状に分離される結果、転写マークM
(マーク本体18と感圧粘着剤層19からなる積層構
造)のみが基材テープ15から確実に剥離して、被転写
部50に転写固定されることとなる。
【0146】この実施形態においては、前述した転写マ
ークMおよび基材テープ15表面間の段部22と、転写
ヘッドHの先端加圧部25とからなる区切り体感手段が
より有効に作用する結果、誤操作が有効に回避される。
【0147】なお、マーク本体18の表面層20に加え
てマーク層21も、換言すれば、二点鎖線で示すよう
に、マーク本体18全体が基材テープ15の表面全体に
連続的に形成されてなる積層構造とされてもよい。この
場合は、マーク転写テープT上の転写マークMが被転写
部50上に転写される際、マーク本体18全体が切断用
切れ目20a、21aにより転写マークMの輪郭形状に
沿った形状に分離されることとなる。その他の構成およ
び作用は実施形態1と同様である。
【0148】実施形態8 本実施形態は図17に示されており、実施形態7におけ
るマーク転写テープTの具体的構造が若干改変されたも
のである。
【0149】すなわち、本実施形態のマーク転写テープ
Tにおいては、実施形態4と同様に、実施形態7におけ
る軽粘着処理層16が省略されて、基材テープ15の表
面に、転写マークM、M、…が直接的に貼着保持されて
なる積層構造とされている。また、転写マークMは、
「DYNIC」という英文字の表示マークのみからな
る。
【0150】これに対応して、基材テープ15およびマ
ーク本体18の表面層20の構成材料としては、実施形
態4と同様なものが好適に使用される。その他の構成お
よび作用は実施形態7と同様である。
【0151】実施形態9 本実施形態は図18に示されており、マーク転写テープ
Tの具体的構造が改変されたものである。
【0152】すなわち、上述した実施形態1〜8のマー
ク転写テープTにおいては、転写マークMのマーク本体
18が、表面層20とマーク層21の二層からなる積層
構造であったのに対して、本実施形態のマーク転写テー
プTにおいては、図示のごとく、転写マークMのマーク
本体18が、着色材料を含む単一層とされるとともに、
その外形輪郭が円形状とされて、マーク本体18自体の
形状が単一色もしくは色彩模様等からなる転写マークM
の表示マークを構成している。
【0153】具体的には、上記マーク本体18の構成材
料としては、前述した表面層20と同様の構成材料に、
光拡散剤や着色剤(顔料や染料)を配合したものや、あ
るいは金属箔、ラメ等の装飾柄を構成する細かな切片を
多数混入したものが採用される。これにより、転写マー
クMは、有色半透明、有色不透明またはこれらに装飾柄
が形成された円形シールの形態とされている。
【0154】なお、転写マークMの外形輪郭形状は、図
示のような円形に限られず、三角形、矩形あるいは多角
形のほか、ハート形状や星形状等の異形、あるいは、図
7(b) に示すような象形絵図や図7(c) に示すようなキ
ャラクタ絵図の図形が適宜採用可能である。その他の構
成および作用は実施形態1と同様である。
【0155】実施形態10 本実施形態は図19に示されており、実施形態9のマー
ク転写テープTの具体的構造が改変されたものである。
【0156】すなわち、本実施形態のマーク転写テープ
Tにおいては、実施形態9における軽粘着処理層16が
省略されて、基材テープ15の表面に、転写マークM、
M、…が直接的に貼着保持されてなる積層構造とされて
いる。
【0157】これに対応して、基材テープ15は、実施
形態4と同様、好適にはポリエチレンテレフタレート
(PET)やポリプロピレン(PP)などから構成され
るとともに、マーク本体18は、好適にはEVAやポリ
エステル等のホットメルト樹脂に、さらに光拡散剤や着
色剤(顔料や染料)が配合された材料から構成されてい
る。その他の構成および作用は実施形態9と同様であ
る。
【0158】実施形態11 本実施形態は図20に示されており、実施形態9におけ
るマーク転写テープTの具体的構造が若干改変されたも
のである。
【0159】すなわち、本実施形態のマーク転写テープ
Tにおいては、実施形態9におけるマーク本体18が、
基材テープ15の表面全体に連続的に形成されてなる積
層構造とされている。
【0160】これに対応して、上記マーク本体18に
は、転写マークMの前後両端縁に対応した切断用切れ目
18aがそれぞれ基材テープ15の全幅に直線状に延び
て形成されている。
【0161】しかして、以上のように構成されたマーク
転写具1においては、マーク転写テープT上の転写マー
クMを被転写部50上に転写する際、マーク本体18が
切断用切れ目18aにより転写マークMの輪郭形状に沿
った形状に分離される結果、転写マークM(マーク本体
18と感圧粘着剤層19からなる積層構造)のみが基材
テープ15から確実に剥離して、被転写部50に転写固
定されることとなる。
【0162】この実施形態においては、前述した転写マ
ークMおよび基材テープ15表面間の段部22と、転写
ヘッドHの先端加圧部25とからなる区切り体感手段が
より有効に作用する結果、誤操作が有効に回避される。
その他の構成および作用は実施形態9と同様である。
【0163】実施形態12 本実施形態は図21に示されており、実施形態11にお
けるマーク転写テープTの具体的構造が若干改変された
ものである。
【0164】すなわち、本実施形態のマーク転写テープ
Tにおいては、実施形態10と同様に、実施形態11に
おける軽粘着処理層16が省略されて、基材テープ15
の表面に、転写マークM、M、…が直接的に貼着保持さ
れてなる積層構造とされている。
【0165】これに対応して、基材テープ15およびマ
ーク本体18の構成材料としては、実施形態10と同様
なものが好適に使用される。その他の構成および作用は
実施形態11と同様である。
【0166】実施形態13 本実施形態は図22に示されており、マーク転写テープ
Tの具体的構造が若干改変されたものである。
【0167】すなわち、上述した実施形態1〜12のマ
ーク転写テープTにおいては、転写マークMの感圧粘着
剤層19が転写マークMの裏面全面に形成されて、被転
写部50上に全面が粘着されるいわゆる密着シールの形
態とされているのに対して、本実施形態の転写マークM
は、図22(b) に示すように、感圧粘着剤層19が転写
マークMの裏面における長手方向先端部位のみに形成さ
れて、付箋シールの形態とされている。
【0168】この目的のため、上記感圧粘着剤層19
は、その粘着力が上記密着シールの形態とされる場合の
ものより弱く、かつ基材テープ15に対する貼着保持力
よりも強く設定されて、常態においては被転写部50に
転写固定される一方、容易に被転写部50から剥がし易
い特性が望まれる。
【0169】また、転写マークMは、長手方向先端部位
に幅方向全長に延びる帯状の単一色もしくは色彩模様等
からなる表示マークMaと、無色または白色の上書き用
空白Mbとからなり、この上書き用空白Mbは、適宜の
情報文字や記号等が記入されるメモ書欄として使用可能
な構成とされている。
【0170】これに対応して、マーク本体18の表面層
20は、基材テープ15からの離型後の表面層に適した
いわゆるドライタイプでかつ筆記具60による上書き可
能な透明性を有する樹脂材料等が好適に採用される。
【0171】しかして、以上のように構成されたマーク
転写具1において、転写ヘッドHの先端加圧部25を被
転写部50の転写開始端に密着状に押し当てて、そのま
まわずかに移動させることにより、マーク転写テープT
上の転写マークMの長手方向先端部分のみが被転写部分
50上に密着固定されて転写され、図22(c) に示すよ
うに、付箋シールのごとく使用が可能で、また転写マー
クMの上書き用空白Mbには、筆記具60による所望の
文字等の上書きが可能となる。その他の構成および作用
は実施形態1と同様である。
【0172】実施形態14 本実施形態は図23に示されており、実施形態1におけ
るダイカット法によるマーク転写テープTの製造方法が
改変されたものである。
【0173】すなわち、本実施形態の製造方法は、例え
ばマーク転写テープTの基材テープ15の厚さが小さい
場合等に適した方法であって、実施形態1においては、
基材テープ15にマーク本体18と感圧粘着剤層19を
積層形成した後に、ダイカット加工を行っていたのに対
して、本実施形態においては、マーク本体18と感圧粘
着剤層19を他のダイカット加工用基材テープに積層形
成して、ダイカット加工を行った後に、このダイカット
加工により形成された転写マークM、M、…を基材テー
プ15の表面に積層形成するようにしている。
【0174】本実施形態のダイカット法による一連の製
造工程を具体的に説明すると、以下のとおりである。
【0175】i) 第一の基材テープ供給部110から、
表面を剥離処理してなる紙製のダイカット用基材テープ
15´が連続的に供給されて、第一の積層部111へ送
られる。
【0176】ii) 表面層供給部103から、例えば表面
層20となるPETテープが連続的に供給されるととも
に、その表面全面に印刷部104によりマーク層21が
印刷形成されてマーク本体18が積層形成され、続いて
この上に粘着剤塗布部105により感圧粘着剤層19が
形成されて、上記第一の積層部111へ送られる。
【0177】iii) 第一の積層部111において、上記
ダイカット用基材テープ15´の剥離処理された表面
に、上記マーク本体18(表面層20+マーク層21)
と感圧粘着剤層19からなる積層テープの表面つまり感
圧粘着剤層19が積層されて、マーク転写テープTのダ
イカット用原型テープT1 が形成され、ダイカット部1
06へ送られる。
【0178】iv) ダイカット部106において、上記ダ
イカット用原型テープT1 上の上記マーク本体18と感
圧粘着剤層19の積層のみに、所期の転写マーク輪郭形
状の切れ目が、所定間隔をもって連続的にダイカット加
工される。
【0179】v) ダイカット部106によるダイカット
加工を経たダイカット原型テープT1から、第一の廃材
除去部112により、上記転写マーク輪郭形状周囲の上
記積層が剥離除去されて、ダイカット用基材テープ15
´に多数の転写マークM、M、…が所定間隔をもって形
成され、第二の積層部113へ送られる。
【0180】vi) 第二の基材テープ供給部100から、
例えば、裏面に剥離処理層17を予め形成されてなる紙
製の基材テープ15が連続的に供給されるとともに、そ
の表面全面に軽粘着加工部101により軽粘着処理層1
6が形成されて、上記第二の積層部113へ送られる。
【0181】vii) 第二の積層部113において、上記
基材テープ15の軽粘着処理層16が形成された表面
に、ダイカット用基材テープ15´に形成された多数の
転写マークM、M、…の裏面つまり表面層20が積層さ
れた後、第二の廃材除去部114により、ダイカット用
基材テープ15´がマーク転写テープTから剥離除去さ
れて、マーク転写テープTが完成され、完成品収容部1
08に巻取り回収される。
【0182】なお、上記ii) の工程において、PETテ
ープ20に印刷形成されたマーク層21の上に感圧粘着
剤層19が形成されているが、仮想線で示すように、i)
の工程において、ダイカット用基材テープ15´の剥離
処理された表面に感圧粘着剤層19が形成されるように
してもよく、この場合は、第一の積層部111におい
て、上記ダイカット用基材テープ15´の感圧粘着剤層
19上にマーク本体18(表面層20+マーク層21)
が積層されて、上記ダイカット用原型テープT1が形成
されることになる。その他の構成および作用は実施形態
1と同様である。
【0183】実施形態15 本実施形態は図24に示されており、実施形態1におけ
るダイカット法によるマーク転写テープTの製造方法が
改変されたものである。
【0184】すなわち、本実施形態の製造方法も、実施
形態14と同様に、例えばマーク転写テープTの基材テ
ープ15の厚さが小さい場合等に適した方法であって、
マーク本体18と感圧粘着剤層19を他のダイカット加
工用基材テープに積層形成して、ダイカット加工を行っ
た後に、このダイカット加工により形成された転写マー
クM、M、…を基材テープ15の表面に積層形成するよ
うにしている。
【0185】本実施形態のダイカット法による一連の製
造工程を具体的に説明すると、以下のとおりである。
【0186】i) 第一の基材テープ供給部110から、
表面を剥離処理してなる紙製のダイカット用基材テープ
15´が連続的に供給されて、第一の積層部111へ送
られる。
【0187】ii) 表面層供給部103から、例えば表面
層20となるPETテープが連続的に供給されるととも
に、その表面全面に印刷部104によりマーク層21が
印刷形成されてマーク本体18が積層形成され、続いて
この上に粘着剤塗布部105により感圧粘着剤層19が
形成されて、上記第一の積層部111へ送られる。
【0188】iii) 第一の積層部111において、上記
ダイカット用基材テープ15´の剥離処理された表面
に、上記マーク本体18(表面層20+マーク層21)
と感圧粘着剤層19からなる積層テープの表面つまり感
圧粘着剤層19が積層されて、マーク転写テープTのダ
イカット用原型テープT1 が形成され、ダイカット部1
06へ送られる。
【0189】iv) ダイカット部106において、上記ダ
イカット用原型テープT1 上の上記マーク本体18と感
圧粘着剤層19の積層のみに、所期の転写マーク輪郭形
状の切れ目が、所定間隔をもって連続的にダイカット加
工される。
【0190】v) 第二の基材テープ供給部100から、
例えば、裏面に剥離処理層17を予め形成されてなる紙
製の基材テープ15が連続的に供給されるとともに、そ
の表面全面に軽粘着加工部101により軽粘着処理層1
6が形成されて、上記第二の積層部113へ送られる。
【0191】vi) 第二の積層部113において、上記
基材テープ15の軽粘着処理層16が形成された表面
に、上記iv) の工程においてダイカット加工されたダイ
カット用基材テープ15´上の上記マーク本体18と感
圧粘着剤層19の積層が積層形成された後、廃材除去部
115により、上記転写マーク輪郭形状周囲の上記積層
が、ダイカット用基材テープ15´と共に基材テープ1
5から剥離除去されて、マーク転写テープTが完成さ
れ、完成品収容部108に巻取り回収される。
【0192】なお、上記廃材除去部115では、ダイカ
ット用テープ15´のみが基材テープ15から剥離除去
されて、さらに続く廃材除去部116により、上記転写
マーク輪郭形状周囲の上記積層が基材テープ15から剥
離除去されて、マーク転写テープTが完成されるように
することも可能である。
【0193】また、上記ii) の工程における感圧粘着剤
層19の形成を、仮想線で示すように、上記i)の工程に
おいて行っても良いことは実施形態14と同様である。
その他の構成および作用は実施形態1と同様である。
【0194】実施形態16 本実施形態は図25に示されており、マーク転写具1の
基本構造が改変されたものである。
【0195】すなわち、前述した実施形態のマーク転写
具1はいずれも、消耗品としてのマーク転写テープTが
交換可能なカートリッジ式つまりリフィル式の構造を備
えものであったが、本実施形態のものは、消耗品として
のマーク転写テープTを含めてすべての構成部品が消耗
品とされてなる使い切りタイプの構造を備えている。
【0196】本実施形態のマーク転写具1は、片手によ
る手持ち操作可能なケース2内に、マーク転写テープT
を巻装した繰出リール11と使用後のマーク転写テープ
Tを回収する巻取リール12とが装着されてなるととも
に、ケース2の先端部に、転写ヘッドHがそのヘッド軸
心まわりに回転可能に装着されてなる。この転写ヘッド
Hの具体的構成は、その取り付け箇所を除いて、実施形
態1と全く同様である。
【0197】また、具体的には図示しないが、ケース2
のケース本体4内には、上記繰出リール11と巻取リー
ル12の他、これら両リール11、12を相互に連動す
るテープ連動部や、繰出リール11と巻取リール12に
おけるマーク転写テープTの繰出速度と巻取速度を同期
させるクラッチ機構などの主要基本構成部もユニット化
されて装置されている。その他の構成および作用は実施
形態1と同様である。
【0198】実施形態17 本実施形態は図26に示されており、マーク転写具1の
転写ヘッドHの構造が改変されたものである。
【0199】すなわち、本実施形態の転写ヘッドHは、
図示のごとく針金製ヘッドの形態とされている。具体的
には、この転写ヘッドHは、適宜の弾性を有する金属例
えばステンレス鋼製の針金65が図26(a) および(b)
に示すような矩形状に折曲形成されてなる。そして、そ
の先端の直線部分65aがマーク転写テープを被転写部
50上に加圧する直線状の先端加圧部とされている。そ
の他の構成および作用は実施形態1と同様である。
【0200】実施形態18 本実施形態は図27に示されており、実施形態16の転
写ヘッドHの構造が若干改変されたものである。
【0201】すなわち、本実施形態の転写ヘッドHは、
実施形態16の針金製ヘッドの形態において、上記直線
状の先端加圧部65aに、加圧円筒体66が設けられて
いる。この加圧円筒体66は、金属または弾性材料から
なる細い円筒形状のもので、上記先端加圧部65aに固
定的にまたは回転可能に設けられている。その他の構成
および作用は実施形態16と同様である。
【0202】実施形態19 本実施形態は図28に示されており、実施形態1の転写
ヘッドHの構造が改変されたものである。
【0203】すなわち、本実施形態の転写ヘッドHは、
図示のごとく円筒ローラの形態とされている。具体的に
は、この転写ヘッドHは、弾性材料からなる円筒ローラ
70が支軸71を介して回転可能に支持されてなり、円
筒ローラ70の外周円筒面が先端加圧部とされている。
【0204】しかして、このような構成とされた転写ヘ
ッドHは、マーク転写テープT上の転写マークMが長手
方向に大きな寸法を有する場合等に適している。その他
の構成および作用は実施形態1と同様である。
【0205】実施形態20 本実施形態は図29に示されており、実施形態1の転写
ヘッドHの構造が改変されたものである。
【0206】すなわち、本実施形態の転写ヘッドHは、
その軸線まわりに回転しない固定ヘッドの形態とされて
いる。
【0207】具体的には、転写ヘッドHは、図示のごと
くケース2のケース本体4またはキャップ体5と一体成
形されてなる。転写ヘッドH具体的構造としては、図2
9(a) に示すように、先端加圧部25がマーク転写テー
プTをケース2の把持面2a、2bに対して平行な状態
で加圧する角度位置にある横引き使用タイプか、あるい
は、図29(b) に示すように、先端加圧部25aがマー
ク転写テープTをケース2の把持面2a、2bに対して
直交する状態で加圧する角度位置にある縦引き使用タイ
プいずれかが目的に応じて適宜採用され得る。その他の
構成および作用は実施形態1と同様である。
【0208】なお、上述した実施形態1〜20は、あく
までも本発明の好適な実施態様を示すものであって、本
発明はこれに限定されることなく、その範囲内で種々の
設計変更が可能である。
【0209】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のマーク転
写具は、マーク転写テープ上の転写マークを紙面等に転
写するためのものであって、片手による手持ち操作可能
なケースと、このケース内に回転可能に装着されて、マ
ーク転写テープを巻装した繰出リールと、上記ケース内
に回転可能に装着されて、使用後のマーク転写テープを
回収する巻取リールと、上記ケースの先端部分に配設さ
れて、上記繰出リールから繰出されるマーク転写テープ
を被転写部上に加圧する先端加圧部を有する転写ヘッド
とを備えてなり、上記マーク転写テープは、基材テープ
の表面に、多数の感圧粘着性を有する転写マークが所定
間隔をもって剥離可能に貼着保持されてなり、この転写
マークは、上記被転写部上に貼着される裏面側感圧粘着
剤層の粘着力が上記基材テープに対する貼着保持力より
も大きく設定されてなる粘着シールの形態とされている
から、文字、符号または図形あるいはこれらの組み合わ
せ等からなる各種マークについて、スタンプの形態によ
る押印使用や、マークシールの形態による貼着使用など
の、従来のマーク使用技術と全く異なる新規なマーク転
写技術を提供することができ、一般ユーザの嗜好の多様
化にも有効に対応することができる。
【0210】すなわち、本発明のマーク転写具により、
マーク転写テープ上の転写マークを所望の被転写部上に
転写するには、上記ケースを手指にて把持して、転写ヘ
ッドの先端加圧部を上記被転写部上に密着状に押し当て
て、そのままケースを紙面等に沿って移動させること
で、転写マークが転写され、また、転写マークが剥離さ
れた使用後のマーク転写テープつまり基材テープは上記
巻取リールに巻取り回収される。
【0211】このようにして転写された転写マークは、
粘着シールの形態であることから、従来周知の粘着シー
ルと同様な取扱いが可能であり、転写マークを粘着シー
ルのように一旦剥がして貼り直したり、不要となったら
剥離除去することも可能である。
【0212】さらに、上記転写マークが各種表示マーク
と上書き用空白とからなる場合には、転写後において、
上記上書き用空白に、筆記具による上書きが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るマーク転写具を示す
斜視図である。
【図2】同マーク転写具のケース本体内部を示す正面図
である。
【図3】同マーク転写具を分解して示す斜視図である。
【図4】同マーク転写具の転写ヘッドの要部を示し、図
4(a) は斜視図、図4(b) は平面図、図4(c) は側面断
面図である。
【図5】同マーク転写具のマーク転写テープを示し、図
5(a) は製造過程における同マーク転写テープを一部切
開して示す平面図、図5(b) は同マーク転写テープの図
5(a) におけるA−A線に沿った断面図、図5(c) は同
じく同マーク転写テープの基材テープと転写マークが剥
離する状態を示す断面図である。
【図6】同マーク転写具のマーク転写テープをダイカッ
ト法により製造する場合の概略工程図である。
【図7】同マーク転写テープにおける転写マークを構成
する表示マークの具体例を例示する図である。
【図8】同マーク転写具の転写用ヘッドの回転構造を一
部断面で示す拡大正面図である。
【図9】同マーク転写具の使用状態を示す斜視図で、図
9(a) は右手による横引き使用状態、図9(b) は左手に
よる横引き使用状態、および図9(c) は右手による縦引
き使用状態を示す。
【図10】本発明の実施形態2に係るマーク転写具のマ
ーク転写テープを示し、図10(a) は製造過程における
同マーク転写テープを一部切開して示す平面図、図10
(b) は同マーク転写テープの転写マークを拡大して示す
平面図、図10(c) は図10(a) におけるA−A線に沿
った断面図である。
【図11】図11(a) は同マーク転写具のマーク転写後
において筆記具による上書き状態を示す斜視図、図11
(b) は同転写マークの変形例を示す平面図、および図1
1(c) は同じく同転写マークの変形例を示す平面図であ
る。
【図12】図12(a) は本発明の実施形態3に係るマー
ク転写具のマーク転写テープにおける転写マークを拡大
して示す平面図、図12(b) は同転写マークの図12
(a)におけるA―A線に沿った断面図、図12(c) は同
マーク転写具のマーク転写後において筆記具による上書
き状態を示す斜視図である。
【図13】本発明の実施形態4に係るマーク転写具のマ
ーク転写テープを示し、図13(a) は製造過程における
同マーク転写テープを一部切開して示す平面図、図13
(b) は同マーク転写テープの図13(a) におけるA―A
線に沿った断面図、図13(c) は同じく同マーク転写テ
ープの基材テープと転写マークが剥離する状態を示す断
面図である。
【図14】本発明の実施形態5に係るマーク転写具のマ
ーク転写テープを示し、図14(a) は製造過程における
同マーク転写テープを一部切開して示す平面図、図14
(b) は同マーク転写テープの図14(a) におけるA―A
線に沿った断面図、図14(c) は同じく同マーク転写テ
ープの基材テープと転写マークが剥離する状態を示す断
面図である。
【図15】本発明の実施形態6に係るマーク転写具のマ
ーク転写テープを示し、図15(a) は製造過程における
同マーク転写テープを一部切開して示す平面図、図15
(b) は同マーク転写テープの図15(a) におけるA―A
線に沿った断面図、図15(c) は同じく同マーク転写テ
ープの基材テープと転写マークが剥離する状態を示す断
面図である。
【図16】本発明の実施形態7に係るマーク転写具のマ
ーク転写テープを示し、図16(a) は製造過程における
同マーク転写テープを一部切開して示す平面図、図16
(b) は同マーク転写テープの図16(a) におけるA―A
線に沿った断面図、図16(c) は同じく同マーク転写テ
ープの基材テープと転写マークが剥離する状態を示す断
面図である。
【図17】本発明の実施形態8に係るマーク転写具のマ
ーク転写テープを示し、図17(a) は製造過程における
同マーク転写テープを一部切開して示す平面図、図17
(b) は同マーク転写テープの図17(a) におけるA―A
線に沿った断面図、図17(c) は同じく同マーク転写テ
ープの基材テープと転写マークが剥離する状態を示す断
面図である。
【図18】本発明の実施形態9に係るマーク転写具のマ
ーク転写テープを示し、図18(a) は製造過程における
同マーク転写テープを一部切開して示す平面図、図18
(b) は同マーク転写テープの図18(a) におけるA―A
線に沿った断面図、図18(c) は同じく同マーク転写テ
ープの基材テープと転写マークが剥離する状態を示す断
面図である。
【図19】本発明の実施形態10に係るマーク転写具の
マーク転写テープを示し、図19(a) は製造過程におけ
る同マーク転写テープを一部切開して示す平面図、図1
9(b) は同マーク転写テープの図19(a) におけるA―
A線に沿った断面図、図19(c) は同じく同マーク転写
テープの基材テープと転写マークが剥離する状態を示す
断面図である。
【図20】本発明の実施形態11に係るマーク転写具の
マーク転写テープを示し、図20(a) は製造過程におけ
る同マーク転写テープを一部切開して示す平面図、図2
0(b) は同マーク転写テープの図20(a) におけるA―
A線に沿った断面図、図20(c) は同じく同マーク転写
テープの基材テープと転写マークが剥離する状態を示す
断面図である。
【図21】本発明の実施形態12に係るマーク転写具の
マーク転写テープを示し、図21(a) は製造過程におけ
る同マーク転写テープを一部切開して示す平面図、図2
1(b) は同マーク転写テープの図21(a) におけるA―
A線に沿った断面図、図21(c) は同じく同マーク転写
テープの基材テープと転写マークが剥離する状態を示す
断面図である。
【図22】図22(a) は本発明の実施形態13に係るマ
ーク転写具のマーク転写テープの製造過程における状態
を一部切開して示す平面図、図22(b) は同マーク転写
テープの図22(a) におけるA―A線に沿った断面図、
図22(c) は同マーク転写具の転写ヘッドの要部を示す
斜視図である。
【図23】本発明の実施形態14に係るマーク転写具の
マーク転写テープをダイカット法により製造する場合の
概略工程図である。
【図24】本発明の実施形態15に係るマーク転写具の
マーク転写テープをダイカット法により製造する場合の
概略工程図である。
【図25】本発明の実施形態16に係るマーク転写具を
分解して示す斜視図である。
【図26】本発明の実施形態17に係るマーク転写具の
転写ヘッドの要部を示し、図26(a) は斜視図、図26
(b) は平面図、図26(c) は側面断面図である。
【図27】本発明の実施形態18に係るマーク転写具の
転写ヘッドの要部を示し、図27(a) は斜視図、図27
(b) は平面図、図27(c) は側面断面図である。
【図28】本発明の実施形態19に係るマーク転写具の
転写ヘッドの要部を示し、図28(a) は斜視図、図28
(b) は平面図、図28(c) は側面断面図である。
【図29】本発明の実施形態30に係るマーク転写具の
転写ヘッドを示し、図29(a)は横引き使用タイプを示
す斜視図、図29(b) は縦引き使用タイプを示す斜視図
である。
【符号の説明】
T マーク転写テープ M 転写マーク Ma 表示マーク Mb 上書き用空白 M´ マーク H 転写ヘッド C テープカートリッジ h 転写マークと基材テープの段差 L 転写マークの配設間隔 1 マーク転写具 2 ケース 11 繰出リール 12 巻取リール 15 基材テープ 16 軽粘着処理層 17 剥離処理層 18 マーク本体 19 感圧粘着剤層 20 表面層 21 マーク層 22 段部 25 先端加圧部 22、25 区切り体感手段 50 被転写部 60 筆記具 65 針金 65a 先端加圧部 66 加圧円筒体 70 円筒ローラ
フロントページの続き (72)発明者 新谷 全利 大阪府大阪市都島区内代町3丁目5番25号 シードゴム工業株式会社内 (72)発明者 豊田 幹夫 埼玉県深谷市内ケ島500 ダイニック株式 会社埼玉事業所内 (72)発明者 本山 信之 埼玉県深谷市内ケ島500 ダイニック株式 会社埼玉事業所内 (72)発明者 堀 芳行 埼玉県深谷市内ケ島500 ダイニック株式 会社埼玉事業所内 (72)発明者 井上 悟郎 埼玉県深谷市内ケ島500 ダイニック株式 会社埼玉事業所内 Fターム(参考) 3E095 AA01 BA02 CA10 DA03 DA32 DA42 DA54 FA16 4J004 AA04 AA05 AA10 AB01 CB03 CC02 4J039 AD01 AD03 AD08 AD10 AD11 AD15 AE04 GA01 GA02 GA03 GA05 GA10 GA24 4J040 BA202 CA001 CA081 CA091 DF001 DN072 JA09 JB09 MA10 PA23

Claims (46)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マーク転写テープ上の転写マークを紙面
    等に転写するためのマーク転写具であって、 片手による手持ち操作可能なケースと、 このケース内に回転可能に装着されて、マーク転写テー
    プを巻装した繰出リールと、 前記ケース内に回転可能に装着されて、使用後のマーク
    転写テープを回収する巻取リールと、 前記ケースの先端部分に配設されて、前記繰出リールか
    ら繰出されるマーク転写テープを被転写部上に加圧する
    先端加圧部を有する転写ヘッドとを備えてなり、 前記マーク転写テープは、基材テープの表面に、多数の
    感圧粘着性を有する転写マークが所定間隔をもって剥離
    可能に貼着保持されてなり、 この転写マークは、前記被転写部上に貼着される裏面側
    感圧粘着剤層の粘着力が前記基材テープに対する貼着保
    持力よりも大きく設定されてなる粘着シールの形態とさ
    れていることを特徴とするマーク転写具。
  2. 【請求項2】 前記転写テープにおける前記転写マーク
    の配設間隔は、前記転写ヘッドの先端加圧部の加圧幅よ
    りも大きく設定されていることを特徴とする請求項1に
    記載のマーク転写具。
  3. 【請求項3】 前記マーク転写テープにおける各転写マ
    ークと基材テープとの段差は、前記転写ヘッドの先端加
    圧部と協働して区切り体感手段を構成し、 マーク転写動作において、前記段差が前記転写ヘッドの
    先端加圧部に係合したとき、一つの転写マークの転写区
    切り位置を体感表示することを特徴とする請求項1に記
    載のマーク転写具。
  4. 【請求項4】 前記転写マークは、各種表示マークのみ
    からなることを特徴とする請求項1に記載のマーク転写
    具。
  5. 【請求項5】 前記転写マークは、各種表示マークと上
    書き用空白とからなることを特徴とする請求項1に記載
    のマーク転写具。
  6. 【請求項6】 少なくとも、前記転写マークにおける前
    記上書き用空白の表面形成部が筆記具による上書き可能
    な材質とされていることを特徴とする請求項5に記載の
    マーク転写具。
  7. 【請求項7】 少なくとも、前記転写マークにおける前
    記上書き用空白の表面形成部に筆記具による上書き可能
    な表面処理が施されていることを特徴とする請求項5に
    記載のマーク転写具。
  8. 【請求項8】 前記転写マークにおける前記上書き用空
    白は、転写マークの表裏に貫設された書込み用窓の形態
    とされていることを特徴とする請求項5に記載のマーク
    転写具。
  9. 【請求項9】 前記転写マークは、前記感圧粘着剤層が
    裏面全面に形成されてなる密着シールの形態とされてい
    ることを特徴とする請求項1に記載のマーク転写具。
  10. 【請求項10】 前記転写マークは、前記感圧粘着剤層
    が裏面における長手方向先端部位のみに形成されてなる
    付箋シールの形態とされていることを特徴とする請求項
    1に記載のマーク転写具。
  11. 【請求項11】 前記転写マークは、芳香効果を発揮す
    る芳香シールの形態とされていることを特徴とする請求
    項1に記載のマーク転写具。
  12. 【請求項12】 前記転写マークは、抗菌効果を発揮す
    る抗菌シールの形態とされていることを特徴とする請求
    項1に記載のマーク転写具。
  13. 【請求項13】 前記感圧粘着剤層の粘着力は、常態に
    おいて前記被転写部上に転写固定される一方、この被転
    写部から容易に剥がし易い強さに設定されていることを
    特徴とする請求項10に記載のマーク転写具。
  14. 【請求項14】 前記転写ヘッドは、前記マーク転写テ
    ープの加圧方向に対して弾性変形可能な弾性ヘッドの形
    態とされていることを特徴とする請求項1に記載のマー
    ク転写具。
  15. 【請求項15】 前記転写ヘッドは、前記マーク転写テ
    ープの加圧方向に対して弾性変形しない硬質ヘッドの形
    態とされていることを特徴とする請求項1に記載のマー
    ク転写具。
  16. 【請求項16】 前記転写ヘッドは、前記マーク転写テ
    ープを前記被転写部上に加圧する直線状の先端加圧部を
    有する尖頭形ヘッドの形態とされていることを特徴とす
    る請求項1に記載のマーク転写具。
  17. 【請求項17】 前記転写ヘッドは、前記マーク転写テ
    ープを前記被転写部上に加圧する直線状の先端加圧部を
    有する針金製ヘッドの形態とされていることを特徴とす
    る請求項1に記載のマーク転写具。
  18. 【請求項18】 前記針金製ヘッドの直線状の先端加圧
    部に、加圧円筒体が設けられていることを特徴とする請
    求項16に記載のマーク転写具。
  19. 【請求項19】 前記転写ヘッドは、前記マーク転写テ
    ープを前記被転写部上に加圧する円筒状の先端加圧部を
    有する円筒ローラの形態とされていることを特徴とする
    請求項1に記載のマーク転写具。
  20. 【請求項20】 前記転写ヘッドは、その軸線まわりに
    回転可能な回転ヘッドの形態とされていることを特徴と
    する請求項1に記載のマーク転写具。
  21. 【請求項21】 前記転写ヘッドは、その軸線まわりに
    回転しない固定ヘッドの形態とされていることを特徴と
    する請求項1に記載のマーク転写具。
  22. 【請求項22】 前記転写ヘッドは、前記先端加圧部が
    マーク転写テープを前記ケースの把持面に対して平行な
    状態で加圧する角度位置にある横引き使用タイプとされ
    ていることを特徴とする請求項21に記載のマーク転写
    具。
  23. 【請求項23】 前記転写ヘッドは、前記先端加圧部が
    マーク転写テープを前記ケースの把持面に対して直交す
    る状態で加圧する角度位置にある縦引き使用タイプとさ
    れていることを特徴とする請求項21に記載のマーク転
    写具。
  24. 【請求項24】 少なくとも前記繰出リールおよび前記
    巻取リールを備えるテープカートリッジが、前記ケース
    内に取外し交換可能に装着されて、マーク転写テープの
    交換が可能な構造を備えてなるリフィルタイプとされて
    いることを特徴とする請求項1から23のいずれか一つ
    に記載のマーク転写具。
  25. 【請求項25】 前記ケース内に、前記繰出リールおよ
    び前記巻取リールが装着されるとともに、前記ケースの
    先端部に、前記転写ヘッドが設けられてなる使い切りタ
    イプとされていることを特徴とする請求項1から23の
    いずれか一つに記載のマーク転写具。
  26. 【請求項26】 転写マークを紙面等に転写するための
    マーク転写具に装填使用されるマーク転写テープであっ
    て、 基材テープの表面に、多数の感圧粘着性を有する転写マ
    ークが所定間隔をもって剥離可能に貼着保持されてな
    り、 この転写マークは、被転写部上に貼着される裏面側感圧
    粘着剤層の粘着力が前記基材テープに対する貼着力より
    も大きく設定されてなる粘着シールの形態とされている
    ことを特徴とするマーク転写テープ。
  27. 【請求項27】 前記転写マークは、所定のマークが設
    けられたマーク本体と、加圧粘着性を有する感圧粘着剤
    層とが一体的に積層形成されてなり、 この転写マークが、前記基材テープの表面に、前記マー
    ク本体を介して剥離可能に貼着保持されていることを特
    徴とする請求項26に記載のマーク転写テープ。
  28. 【請求項28】 前記マーク本体は、転写マーク表面を
    形成する表面層と、所定のマークが形成されたマーク層
    とが一体的に積層形成されてなり、 このマーク層に前記感圧粘着剤層が一体的に積層形成さ
    れていることを特徴とする請求項27に記載のマーク転
    写テープ。
  29. 【請求項29】 前記マーク本体は、所定のマークが形
    成されたマーク層と、転写マーク表面を形成する表面層
    とが一体的に積層形成されてなり、 この表面層に前記感圧粘着剤層が一体的に積層形成され
    ていることを特徴とする請求項27に記載のマーク転写
    テープ。
  30. 【請求項30】 前記マーク本体は、着色材料を含む単
    一層であるとともに、その外形輪郭形状が前記転写マー
    クの外形輪郭形状を形成し、このマーク本体の裏面側に
    前記感圧粘着剤層が一体的に積層形成されていることを
    特徴とする請求項27に記載のマーク転写テープ。
  31. 【請求項31】 前記基材テープは、その裏面に剥離処
    理層が形成されていることを特徴とする請求項26に記
    載のマーク転写テープ。
  32. 【請求項32】 前記基材テープは、その裏面に剥離処
    理層が形成されるとともに、その表面に軽粘着処理層が
    形成されていることを特徴とする請求項26に記載のマ
    ーク転写テープ。
  33. 【請求項33】 前記転写マークは、各種表示マークの
    みからなることを特徴とする請求項26に記載のマーク
    転写テープ。
  34. 【請求項34】 前記転写マークは、各種表示マークと
    上書き用空白とからなることを特徴とする請求項26に
    記載のマーク転写テープ。
  35. 【請求項35】 前記転写マークの表面形成部が筆記具
    による上書き可能な材質とされていることを特徴とする
    請求項34に記載のマーク転写テープ。
  36. 【請求項36】 前記転写マークの表面形成部に筆記具
    による上書き可能な表面処理が施されていることを特徴
    とする請求項34に記載のマーク転写テープ。
  37. 【請求項37】 前記転写マークにおける前記上書き用
    空白が転写マークの表裏に貫設された書込み用窓の形態
    とされていることを特徴とする請求項34に記載のマー
    ク転写テープ。
  38. 【請求項38】 前記転写マークは、前記感圧粘着剤層
    が裏面全面に形成されてなる密着シールの形態とされて
    いることを特徴とする請求項26に記載のマーク転写テ
    ープ。
  39. 【請求項39】 前記転写マークは、前記感圧粘着剤層
    が裏面における長手方向先端部位のみに形成されてなる
    付箋シールの形態とされていることを特徴とする請求項
    26に記載のマーク転写テープ。
  40. 【請求項40】 前記転写マークは、その構成材料に芳
    香成分が含有されて、芳香効果を発揮する芳香シールの
    形態とされていることを特徴とする請求項26に記載の
    マーク転写テープ。
  41. 【請求項41】 前記転写マークは、その構成材料に抗
    菌成分が含有されて、抗菌効果を発揮する抗菌シールの
    形態とされていることを特徴とする請求項26に記載の
    マーク転写テープ。
  42. 【請求項42】 前記転写マークと基材テープとの段差
    は、前記マーク転写具の転写ヘッドの先端加圧部と協働
    して区切り体感手段を構成し、 前記マーク転写具のマーク転写動作において、前記段差
    が前記転写ヘッドの先端加圧部に係合したとき、一つの
    転写マークの転写区切り位置を体感表示することを特徴
    とする請求項26に記載のマーク転写テープ。
  43. 【請求項43】 転写マークを紙面等に転写するための
    マーク転写具に装填使用されるマーク転写テープの製造
    方法であって、 基材テープの表面の全面に、転写マークを構成するマー
    ク本体と感圧粘着剤層を順次成膜して積層形成する工
    程、 これら積層形成したマーク本体と感圧粘着剤層の積層体
    のみに、ダイカット手段により、所期の転写マーク輪郭
    形状の切れ目を所定間隔をもって多数ダイカット加工す
    る工程、およびこれら転写マーク輪郭形状周囲の前記積
    層体を剥離除去して転写マークを形成する工程からなる
    ことを特徴とするマーク転写テープの製造方法。
  44. 【請求項44】 転写マークを紙面等に転写するための
    マーク転写具に装填使用されるマーク転写テープの製造
    方法であって、 ダイカット用基材テープの表面の全面に、転写マークを
    構成する感圧粘着剤層とマーク本体を順次成膜して積層
    形成する工程、 これら積層形成したマーク本体と感圧粘着剤層の積層の
    みに、ダイカット手段により、所期の転写マーク輪郭形
    状の切れ目を所定間隔をもって多数ダイカット加工する
    工程、 これら転写マーク輪郭形状周囲の前記積層を剥離除去し
    て転写マークを形成する工程、およびこれら形成した転
    写マークを基材テープの表面に積層形成する工程からな
    ることを特徴とするマーク転写テープの製造方法。
  45. 【請求項45】 転写マークを紙面等に転写するための
    マーク転写具に装填使用されるマーク転写テープの製造
    方法であって、 ダイカット用基材テープの表面の全面に、転写マークを
    構成する感圧粘着剤層とマーク本体を順次成膜して積層
    形成する工程、 これら積層形成したマーク本体と感圧粘着剤層の積層の
    みに、ダイカット手段により、所期の転写マーク輪郭形
    状の切れ目を所定間隔をもって多数ダイカット加工する
    工程、 これらダイカット加工した積層を基材テープの表面に積
    層形成する工程、および前記転写マーク輪郭形状周囲の
    前記積層を剥離除去して転写マークを形成する工程から
    なることを特徴とするマーク転写テープの製造方法。
  46. 【請求項46】 転写マークを紙面等に転写するための
    マーク転写具に装填使用されるマーク転写テープの製造
    方法であって、 基材テープの表面に、転写マークを構成するマーク本体
    と感圧粘着剤層を所期の転写マーク輪郭形状で順次印刷
    することにより、多数の転写マークを所定間隔をもって
    積層形成するようにしたことを特徴とするマーク転写テ
    ープの製造方法。
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