JP2021127820A - ブラケット付防振装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アウタブラケットが装着された防振装置本体を緩衝部材と共に取り扱ってインナブラケットとは別途に車両の組立ライン等へ供給することも可能と為し得る、新規なブラケット付防振装置を提供すること。【解決手段】防振装置本体12がアウタブラケット60の筒状部62に組み付けられたブラケット付防振装置10であって、アウタブラケット60にはインナ部材14の外方を覆うカバー部68が設けられている一方、インナ部材14には外方に向かって突出する外方突部32が設けられており、インナブラケット78に対して装着される別体の緩衝部材90がインナ部材14へ被さるように装着されており、緩衝部材90におけるインナ部材14から外方への外れがカバー部68で阻止されることにより、緩衝部材90におけるインナ部材14から側方への外れが外方突部32への引っ掛かりによって阻止されて、緩衝部材90が外れ止め状態で組み付けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば車両用のエンジンマウント等に用いられるブラケット付防振装置に関するものである。
従来から、インナ部材とアウタ筒部材を本体ゴム弾性体で連結した防振装置が、例えば車両用のエンジンマウント等に用いられている。このような防振装置では、特開2018−080787号公報(特許文献1)に示されているように、インナ部材とアウタ筒部材が、インナブラケットとアウタブラケットを介して、車両のエンジン側とボデー側へ取り付けられるようになっている。
また、本体ゴム弾性体の弾性変形量を緩衝的に制限するストッパ機構が、インナブラケットとアウタブラケットとの当接によって構成される。かかるストッパ機構における緩衝部材は、特許文献1にも記載されているように、予めインナブラケットへ取り付けられた状態で防振装置へ組み付けられており、インナブラケットとアウタブラケットを組み付けた防振装置を、車両の組立ライン等へ供給するようになっている。
特開2018−080787号公報
ところが、車両の組立ラインなどの条件によっては、インナブラケットだけを単体で準備し、アウタブラケットが組み付けられた防振装置とは別途に、車両の組立ラインへ供給する場合もある。このような場合には、単品のインナブラケットへ緩衝部材を予め取り付けて準備しようとすると、工程が煩雑になったり、緩衝部材の脱落が問題になったりするために、緩衝部材の取扱いや管理が難しいという、新たな問題が発生する。
本発明の解決課題は、インナブラケットが未装着の防振装置に対して緩衝部材を組み付けた状態で、インナブラケットとは別途に、アウタブラケットが装着された防振装置を緩衝部材と共に取り扱って車両の組立ライン等へ供給することも可能と為し得る、新規なブラケット付防振装置を提供することにある。
以下、本発明を把握するための好ましい態様について記載するが、以下に記載の各態様は、例示的に記載したものであって、適宜に互いに組み合わせて採用され得るだけでなく、各態様に記載の複数の構成要素についても、可能な限り独立して認識及び採用することができ、適宜に別の態様に記載の何れかの構成要素と組み合わせて採用することもできる。それによって、本発明では、以下に記載の態様に限定されることなく、種々の別態様が実現され得る。
第一の態様は、インナ部材とアウタ筒部材を本体ゴム弾性体で連結した防振装置本体が、アウタブラケットの筒状部に対して該アウタ筒部材の内挿状態で組み付けられたブラケット付防振装置であって、前記アウタブラケットには前記インナ部材の外方を覆うカバー部が設けられている一方、該インナ部材には外方に向かって突出する外方突部が設けられており、該カバー部内へ側方から差し入れられて該インナ部材へ固定されるインナブラケットに対して装着される別体の緩衝部材が、該インナ部材へ被さるように装着されており、該緩衝部材における該インナ部材から外方への外れが該カバー部で阻止されることにより、該緩衝部材における該インナ部材から側方への外れが該外方突部への引っ掛かりによって阻止されて、該緩衝部材が外れ止め状態で組み付けられているものである。
本態様に従う構造とされたブラケット付防振装置によれば、緩衝部材が、インナ部材の外方突部とアウタブラケットのカバー部との間を通過して側方へ外れることがない外れ止め状態で、インナブラケットが装着されていない防振装置本体とアウタブラケットの組立体に対して組み付けられている。それ故、防振装置本体とアウタブラケットの組立体から緩衝部材が脱落するのを防いで、緩衝部材を防振装置本体とアウタブラケットの組立体に装着された状態で一括して取り扱うことが可能とされて、例えば車両の組立ライン等へ供給することができる。
第二の態様は、第一の態様に記載されたブラケット付防振装置において、前記インナ部材が、前記本体ゴム弾性体に埋入状態で固着されたブロック状金具と、該ブロック状金具の外側端面に固着されて前記インナブラケットが外面に重ね合わされるプレート状金具とを有しており、該プレート状金具の外周縁部に前記外方突部が一体形成されているものである。
本態様に従う構造とされたブラケット付防振装置によれば、インナ部材において、インナブラケットが重ね合わされる部分が、本体ゴム弾性体に固着されるブロック状金具とは別のプレート状金具によって構成されていることから、例えば、インナブラケットが重ね合わされる面に対するゴムの付着等が回避される。
インナ部材において本体ゴム弾性体に固着される部分が、ブロック状金具によって構成されることにより、本体ゴム弾性体への固着部分において変形剛性が確保される。インナ部材においてインナブラケットが重ね合わされる部分が、プレート状金具によって構成されることにより、大きな形状自由度を実現することができて、インナブラケットの形状に対応し易くなると共に、外方突部を大きな形状自由度をもって一体形成することができる。
第三の態様は、第一又は第二の態様に記載されたブラケット付防振装置において、前記インナ部材における前記本体ゴム弾性体の接着領域の端縁が、該インナ部材の外側端面にまで至らない外周面に設定されているものである。
本態様に従う構造とされたブラケット付防振装置によれば、インナブラケットが重ね合わされるインナ部材の外側の表面に本体ゴム弾性体が接着されることがなく、インナ部材とインナブラケットがゴム弾性体を介することなく重ね合わされることで安定して固定される。
第四の態様は、第一〜第三の何れか1つの態様に記載されたブラケット付防振装置において、前記インナ部材の前記外方突部の突出先端面と、前記アウタブラケットの前記カバー部との間で、前記緩衝部材が挟み込まれているものである。
本態様に従う構造とされたブラケット付防振装置によれば、緩衝部材の側方への外れが、緩衝部材の外方突部への引っ掛かりに加えて、緩衝部材の外方突部とカバー部との間での挟み込みによっても阻止される。それ故、緩衝部材の防振装置本体およびアウタブラケットからの脱落がより有効に防止される。
第五の態様は、第一〜第四の何れか1つの態様に記載されたブラケット付防振装置において、前記インナ部材には、前記インナブラケットの側方からの差し入れ方向に開口する周壁構造をもって前記外方突部が設けられている一方、前記緩衝部材には、該外方突部の外周面に重なるように該インナ部材側に突出する周壁構造をもって内方突部が設けられており、該内方突部の該外方突部への引っ掛かりによって該緩衝部材における該インナ部材から側方への外れが阻止されているものである。
本態様に従う構造とされたブラケット付防振装置によれば、インナ部材の外方突部と緩衝部材の内方突部がそれぞれ周壁構造とされており、内方突部の外方突部への引っ掛かりが解除され難いことから、緩衝部材がインナ部材から側方へ外れ難い。また、緩衝部材が周壁構造とされた外方突部の外側端面に接することによって、緩衝部材が大きく傾くことなく保持されて、インナブラケットの緩衝部材への挿入が容易になる。
本発明によれば、インナブラケットが未装着の防振装置に対して緩衝部材を組み付けた状態で、インナブラケットとは別途に、アウタブラケットが装着された防振装置を緩衝部材と共に取り扱って車両の組立ライン等へ供給することも可能と為し得る。
本発明の第一の実施形態としてのエンジンマウントを示す縦断面図 図1に示すエンジンマウントの分解斜視図 図1に示すエンジンマウントを構成するマウント本体の平面図 図1に示すエンジンマウントを構成する緩衝部材の正面図 図4に示す緩衝部材の平面図 図4に示す緩衝部材の底面図 図4に示す緩衝部材の左側面図 図1に示すエンジンマウントにおけるインナブラケットの非装着状態の縦断面図であって、図9のVIII−VIII断面に相当する図 図8のIX−IX断面図
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1には、本発明に従う構造とされたブラケット付防振装置の第一の実施形態として、自動車用のエンジンマウント10が示されている。エンジンマウント10は、図2にも示すように、防振装置本体としてのマウント本体12を備えており、マウント本体12は、インナ部材14とアウタ筒部材16が本体ゴム弾性体18によって弾性連結された構造を有している。以下の説明において、原則として、上方向とはマウント中心軸方向でもある図1中の上方向を、前方向とは図1中の紙面直交方向の手前側を、左方向とは図1中の左方向を言う。
より詳細には、インナ部材14は、図1に示すように、ブロック状金具20とプレート状金具22によって構成されている。ブロック状金具20は、全体として略円柱形状を有しており、下端部が下方に向けて次第に小径となっている。また、ブロック状金具20の上端部には、外周へ向けて突出するフランジ状部24が一体形成されている。ブロック状金具20は、上面に開口して上下方向に延びるねじ穴26を備えている。
プレート状金具22は、図1,2に示すように、上下方向と略直交して広がる底壁部28を備えている。底壁部28は、平板形状であって、上下方向に貫通するボルト挿通孔30を備えている。本実施形態の底壁部28は、右側の端縁部が円弧状に湾曲した略U字形の外周形状を有している。
プレート状金具22における底壁部28の外周縁部には、外方である上方へ向かって突出する外方突部32が一体形成されている。外方突部32は、図3に示すように、底壁部28の外周縁部において左方を除く前後および右方の3方向に設けられており、周方向へ連続的に延びる周壁構造とされている。即ち、本実施形態の外方突部32は、底壁部28の前後両側の縁部から上方へ向かって突出する側壁部34,34と、それら側壁部34,34の右端部を相互につなぐ奥壁部36とを、備えている。これにより、周壁構造とされた外方突部32は、左方に向けて開口するU字状の断面形状とされている。
側壁部34は、左右方向に略直線的に延びる平板状とされている。側壁部34は、左右方向の中間に段差38が設けられており、段差38に対して左側に位置する部分が段差38に対して右側に位置する部分よりも前後方向の外側に位置している。従って、前後方向で対向する側壁部34,34の対向間距離が、段差38に対して左側において右側よりも小さくされている。これにより、外方突部32が開口する左側において、外方突部32の前後方向の開口寸法が大きく確保されている。
奥壁部36は、底壁部28の右側の端縁部に沿って湾曲して周方向に延びており、略半円筒形状とされている。奥壁部36の周方向の両端部は、側壁部34,34の右端に一体で連続しており、それら側壁部34,34が奥壁部36によって相互につながっている。これにより、外方突部32は、左側へ向かって開口する周壁構造とされている。
プレート状金具22は、図1に示すように、底壁部28がブロック状金具20の上面に重ね合わされており、例えば溶接等の手段で固定されている。プレート状金具22のボルト挿通孔30がブロック状金具20のねじ穴26に対して位置決めされており、上下方向に連通されている。
アウタ筒部材16は、薄肉大径の略円筒形状とされており、本実施形態では、上部が下部よりも大径とされた段付き円筒形状とされている。アウタ筒部材16は、硬質の合成樹脂製であってもよいが、後述するアウタブラケット60への固定強度を有利に得るために、金属製であることが望ましい。
そして、インナ部材14がアウタ筒部材16の上方に離隔して配置されて、それらインナ部材14とアウタ筒部材16の間に本体ゴム弾性体18が設けられている。本体ゴム弾性体18は、上方に向けて次第に小径となる略円錐台形状を有しており、上部がインナ部材14のブロック状金具20に固着されていると共に、下部の外周面がアウタ筒部材16に固着されている。本体ゴム弾性体18は、インナ部材14とアウタ筒部材16に加硫接着されており、インナ部材14とアウタ筒部材16を備える一体加硫成形品として形成されている。
インナ部材14は、ブロック状金具20が本体ゴム弾性体18に対して埋入状態で固着されていると共に、プレート状金具22が本体ゴム弾性体18に固着されることなく本体ゴム弾性体18から離れて設けられている。これにより、インナ部材14の上面は、本体ゴム弾性体18から露出している。本体ゴム弾性体18のブロック状金具20に対する接着領域の端縁は、ブロック状金具20の外側端面である上面までは至らない外周面に設定されている。本実施形態の本体ゴム弾性体18は、ブロック状金具20の下端からフランジ状部24の下面までの領域に接着されている。
本体ゴム弾性体18の内周部分には、下面に開口する凹所40が形成されている。凹所40は上方に向かって次第に小径となるテーパ形状とされている。凹所40の形成によって、本体ゴム弾性体18の径方向の弾性中心軸が、内周側から外周側に向かって下傾している。
凹所40の開口周縁部から下方へ延び出すシールゴム層42が、本体ゴム弾性体18と一体形成されている。シールゴム層42は、筒状とされており、アウタ筒部材16の小径とされた下部の内周面を覆うように固着されている。
シールゴム層42によって覆われたアウタ筒部材16の下部には、可撓性膜44が取り付けられている。可撓性膜44は、薄肉のゴム膜であって、外周端部に環状の固定金具46が全周にわたって固着されている。そして、例えば、固定金具46がアウタ筒部材16の下部の内周へ差し入れられた状態でアウタ筒部材16が縮径加工されるなどして、アウタ筒部材16が固定金具46の外周面にシールゴム層42を介して押し当てられる。これにより、固定金具46がアウタ筒部材16に固定されて、固定金具46に固着された可撓性膜44がアウタ筒部材16の下側開口を塞ぐように配されている。
固定金具46とアウタ筒部材16の間にシールゴム層42が圧縮状態で介在することにより、アウタ筒部材16の下側開口が可撓性膜44によって液密に塞がれている。これにより、本体ゴム弾性体18と可撓性膜44の間には、外部から液密に画成された流体室48が形成されている。流体室48に封入される流体は、特に限定されるものではないが、例えば、水やエチレングリコール、シリコーン油などの液体が好適に採用される。
流体室48には、仕切部材50が配されている。仕切部材50は、合成樹脂などで形成された硬質の部材であって、略円板形状とされている。本実施形態の仕切部材50は、中央部分を上下方向に貫通する円形の連通孔52を備えている。もっとも、仕切部材の具体的な構造は、特に限定されるものではない。即ち、例えば、可動板や可動膜などの液圧吸収機構を備えていてもよいし、後述する受圧室54の液圧が低下する場合に開放される一方向弁によってキャビテーションを防止する機構を備えていてもよい。
仕切部材50は、流体室48内において軸直角方向に広がるように設けられており、外周面がシールゴム層42を介してアウタ筒部材16の下部に間接的に押し当てられることで、流体室48内に位置決めされている。仕切部材50が配されることによって、流体室48が上下に二分されている。即ち、流体室48は、仕切部材50よりも上側が、壁部の一部が本体ゴム弾性体18によって構成されて、振動入力時に内圧変動が生じる受圧室54とされている。また、仕切部材50よりも下側が、壁部の一部が可撓性膜44によって構成されて、容積変化が許容される平衡室56とされている。
仕切部材50の連通孔52は、両端部が受圧室54と平衡室56に連通されている。これにより、受圧室54と平衡室56の間の流体流動によって防振効果を発揮するオリフィス通路58が構成されている。オリフィス通路58を流動する流体の共振周波数であるチューニング周波数は、主たる防振対象振動の周波数にチューニングされている。なお、オリフィス通路は、例えば、仕切部材の外周部分を周方向に延びる周溝によって、周方向に延びるように設けることもできる。また、例えば、チューニング周波数が相互に異なる複数のオリフィス通路を設けることも可能であるし、オリフィス通路と液圧吸収機構やキャビテーションの防止機構とを組み合わせて設けることもできる。
かくの如き構造とされたマウント本体12には、アウタブラケット60が装着されている。アウタブラケット60は、マウント本体12のアウタ筒部材16に外挿状態で取り付けられる筒状部62を備えている。また、アウタブラケット60は、筒状部62から下方へ延び出して、図示しない車両ボデーに取り付けられる取付部64を備えている。また、アウタブラケット60における筒状部62の上端には、上下方向と略直交して広がる板状のストッパ部66が、周方向の一部に設けられている。
また、アウタブラケット60は、筒状部62から上方へ延び出してインナ部材14の上方を覆うカバー部68を備えている。カバー部68には、上下方向と略直交して広がる上壁部70が設けられており、上壁部70には上下方向に貫通するボルト操作孔72が形成されている。カバー部68は、上壁部70の前後両端部および右端部において下方へ延び出す周壁部74を備えており、周壁部74の下端部が筒状部62の上端部に対して溶接などの手段で固定されている。カバー部68は、左側の端部において左右方向に対して略直交して外側へ広がる補強リブ76が設けられていると共に、周壁部74の下端部が外周側へ広がるように拡径している。これにより、カバー部68は、比較的に薄肉の板材で形成されて軽量とされつつ、変形剛性が十分に大きくされている。
マウント本体12は、アウタブラケット60の筒状部62に対して、アウタ筒部材16が圧入されて、内挿状態で組み付けられている。マウント本体12とアウタブラケット60の組付状態において、マウント本体12のインナ部材14がアウタブラケット60の筒状部62よりも上方に突出していると共に、インナ部材14の上方がアウタブラケット60のカバー部68の上壁部70によって覆われている。
マウント本体12のインナ部材14には、インナブラケット78が装着されている。インナブラケット78は、図1,2に示すように、中実ブロック状とされており、図示しないパワーユニットに取り付けられる締結部80と、締結部80から右側へ向けて延び出すインナ固定部82とを、一体的に備えている。インナ固定部82には、上方に向けて開口する操作凹部84が形成されており、操作凹部84の底壁を上下方向に貫通するボルト挿通孔86が形成されている。
インナブラケット78は、インナ固定部82がアウタブラケット60のカバー部68内へ左側方から差し入れられて、インナ固定部82がインナ部材14に対してボルト88で固定されている。インナ固定部82は、インナ部材14を構成するプレート状金具22の底壁部28の上面に重ね合わされており、プレート状金具22に設けられた外方突部32の内周側へ差し入れられている。プレート状金具22の外方突部32は、前後方向に対向する側壁部34,34が段差38を有することによって、左側開口の前後幅寸法が大きくなっている。それ故、インナブラケット78のインナ固定部82が側壁部34,34の間へ左方から差し入れられ易くなっていると共に、インナ固定部82が段差38よりも右側まで差し入れられると、インナ固定部82が側壁部34,34によって前後方向で位置決めされる。
インナブラケット78には、緩衝部材90が取り付けられる。緩衝部材90は、マウント本体12、アウタブラケット60、インナブラケット78とは別体とされている。緩衝部材90は、ゴム弾性体によって形成されて、図2および図4〜7に示すように、左方に向けて開口する略中空箱状とされている。より詳細には、緩衝部材90は、左側部分がインナブラケット78に外挿状態で装着される筒状のブラケット装着部92とされていると共に、右側部分がインナ部材14のプレート状金具22に被せられて装着されるインナ装着部94とされている。
インナ装着部94は、プレート状金具22の上方を覆う上板部96と、上板部96の前後両端縁部および右端縁部から下方に向けて延び出す周壁構造の内方突部98とを、一体で備えている。上板部96には、上下方向に貫通する円形のボルト操作孔100が設けられており、インナブラケット78がインナ部材14にボルト88によって固定される際に、ボルト操作孔72,100と操作凹部84とボルト挿通孔30,86とを通じて、ボルト88がねじ穴26に締め付けられる。
内方突部98は、インナ部材14の外方突部32と略対応するU字形の断面形状を有している。内方突部98の前後方向の内法寸法は、外方突部32の前後方向の外法寸法よりも大きくされている。内方突部98は、上部が上下方向に対して略非傾斜で延びていると共に、下端部分が上下方向に対して傾斜して下方に向けて拡開している。内方突部98は、外方突部32よりも上下寸法が大きくされている。本実施形態の内方突部98の上下寸法は、プレート状金具22の上下寸法と略同じとされている。
緩衝部材90は、図8,9に示すように、インナブラケット78が装着されていない状態で、インナ部材14に装着される。例えば、緩衝部材90は、マウント本体12がアウタブラケット60に装着される際に、アウタブラケット60のカバー部68に対して左方から差し入れられた状態とされる。これにより、下方からカバー部68の内側へ差し入れられるインナ部材14が、緩衝部材90のインナ装着部94に下方から差し入れられる。そして、緩衝部材90のインナ装着部94がインナ部材14のプレート状金具22に対して被さるように装着されて、インナ装着部94の内方突部98がプレート状金具22の外方突部32の外周面に重ねられる。なお、内方突部98は、外方突部32の外周面に対して、部分的に或いは全体的に当接した状態で重なっていてもよいが、本実施形態では隙間をもって重なっている。
マウント本体12とアウタブラケット60の組付け状態において、外方突部32とカバー部68の上壁部70との隙間は、内方突部98の通過を許容しない程度に小さくされている。インナ装着部94の上板部96は、外方突部32の突出先端面と上壁部70の間に挟まれることなく配されていてもよいが、本実施形態では、外方突部32の突出先端面と上壁部70の間で挟み込まれている。
このように、緩衝部材90のインナ装着部94は、インナ部材14のプレート状金具22に被さるように取り付けられていると共に、上方がアウタブラケット60のカバー部68によって覆われている。これにより、インナ装着部94は、プレート状金具22から上方への外れがカバー部68によって阻止されている。その結果、緩衝部材90の内方突部98がプレート状金具22の外方突部32に対して重ね合わされた状態に保持されて、緩衝部材90のプレート状金具22からの左方への外れが、内方突部98の外方突部32への引っ掛かりによって阻止される。従って、緩衝部材90は、インナブラケット78が装着されていない状態においても、インナ部材14からの外れを防止された外れ止め状態で組み付けられている。
本実施形態では、外方突部32と内方突部98が何れも周壁構造とされていることから、内方突部98の弾性変形量が制限されており、内方突部98の外方突部32への引っ掛かりが内方突部98の変形によって解除されるのを防ぐことができる。
外方突部32が周壁構造とされており、外方突部32の側壁部34,34の上面に緩衝部材90の上板部96が重ね合わされている。これにより、インナ部材14への装着部分から更に左方へ延び出す緩衝部材90が、左方に向けて下傾するように傾くのを防ぐことができて、インナブラケット78の緩衝部材90に対する挿通が容易になる。
また、インナ装着部94の上板部96が外方突部32と上壁部70の間で挟み込まれていることにより、緩衝部材90がインナ部材14とアウタブラケット60に対して位置決めされて、緩衝部材90のインナ部材14からの外れが防止されている。
例えば、アウタブラケット60が装着されたマウント本体12とインナブラケット78とが別々に車両の組立ラインへ供給される場合に、緩衝部材90がマウント本体12側へ脱落を防止した外れ止め状態で装着される。それ故、アウタブラケット60が装着されたマウント本体12と緩衝部材90が一体的に取り扱い可能となって、例えば、アウタブラケット60および緩衝部材90を取り付けたマウント本体12をインナブラケット78とは別途に車両の組立ライン等へ供給することも可能となる。
そして、アウタブラケット60と緩衝部材90が装着されたマウント本体12のインナ部材14に対して、インナブラケット78が左方から差し入れられる。インナブラケット78は、緩衝部材90のブラケット装着部92に挿通された状態で、右側端部がインナ部材14に固定される。インナブラケット78の締結部80の前後方向の幅寸法は、ブラケット装着部92の前後方向の幅寸法よりも大きくされており、緩衝部材90のインナブラケット78に対する左方への変位量が、締結部80によって制限されている。それ故、インナブラケット78がマウント本体12に装着された状態において、緩衝部材90のインナ部材14からの外れは生じ得ない。
なお、インナブラケット78が図示しないパワーユニットに取り付けられて、パワーユニットの分担支持荷重がインナ部材14とアウタ筒部材16の間に入力されると、インナ部材14がアウタ筒部材16に対して相対的に下方へ移動する。これにより、インナ部材14の外方突部32がアウタブラケット60のカバー部68の上壁部70から下方へ離れるように移動して、緩衝部材90の上板部96が外方突部32と上壁部70による挟持を解除される。そして、緩衝部材90とアウタブラケット60の間に所定の隙間が形成される。
アウタブラケット60と緩衝部材90を装着したマウント本体12に対してインナブラケット78が装着された状態において、上下両側のストッパと、前後両側のストッパと、左右片側のストッパとが、構成される。即ち、インナブラケット78とアウタブラケット60のストッパ部66とが緩衝部材90のブラケット装着部92の下壁部を介して当接することによって、インナ部材14のアウタ筒部材16に対する下方への変位量を制限するバウンドストッパが構成される。インナ部材14の外方突部32の上端面とアウタブラケット60のカバー部68の上壁部70とが、緩衝部材90のインナ装着部94の上板部96を介して当接することによって、インナ部材14のアウタ筒部材16に対する上方への変位量を制限するリバウンドストッパが構成される。インナ部材14の外方突部32の外周面とカバー部68の周壁部74とが、緩衝部材90のインナ装着部94の内方突部98を介して当接することによって、インナ部材14のアウタ筒部材16に対する前後方向への変位量を制限する前後ストッパと、左方への変位量を制限する側方ストッパとが構成される。上記各ストッパにおいて、ストッパ作用を発揮する当接面間に緩衝部材90が介在していることにより、ストッパによる変位規制時の衝撃が緩和されて打音や振動の発生が防止される。
以上、本発明の実施形態について詳述してきたが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、外方突部は、必ずしも周壁構造に限定されるものではなく、側壁部34だけによって構成されていてもよいし、奥壁部36だけによって構成されていてもよい。また、外方突部は、必ずしも壁形状に限定されず、例えば、スポット的な突起によって構成することもできる。
外方突部32は、側壁部34が段付きの平板状とされていると共に、奥壁部36が湾曲板状とされており、全体としてU字形状とされていたが、例えば、側壁部34が湾曲ないし屈曲していてもよいし、奥壁部36が平板状であってもよい。
インナ部材14は、必ずしもブロック状金具20とプレート状金具22の2部品によって構成されていなくてもよく、全体が一体の1つの部品によって構成されていてもよいし、3つ以上の部品によって構成されていてもよい。
前記実施形態では、緩衝部材90のブラケット装着部92とインナブラケット78の表面との間に隙間が設定されているが、例えば、ブラケット装着部92がインナブラケット78の表面に隙間なく当接するようにしてもよい。
前記実施形態の緩衝部材90は、上下両側と前後両側と左右片側との5方向のストッパにおいて、緩衝作用を発揮するように設けられていたが、緩衝部材90は、必ずしもそれら5方向のストッパにおいて緩衝作用を発揮するものに限定されない。また、ブラケット付防振装置は、必ずしも上記5方向のストッパを備える構造に限定されず、想定される入力の方向などに応じて適宜にストッパが設けられる。
緩衝部材には、インナブラケットの表面に対して凹凸係合される係合部が設けられていてもよい。これによれば、緩衝部材の係合部がインナブラケットの表面に対して凹凸係合されることにより、緩衝部材がインナブラケットに対して位置決めされる。それ故、緩衝部材が組み付けられたインナ部材に対してインナブラケットが装着される際に、緩衝部材がインナブラケットに対して適切な位置に配される。
防振装置本体は、必ずしもマウント本体12のような流体封入式の構造に限定されず、流体が封入されないソリッドタイプの防振装置本体を採用することもできる。また、流体封入式の防振装置本体において、加振器によって入力振動を相殺的に低減する能動型の構造や、アクチュエータによってオリフィス通路を開閉させることで防振特性の切り替えを可能とする切替型の構造なども採用可能である。
ブラケット付防振装置は、自動車用のエンジンマウントだけに用いられるものではなく、例えば、自動二輪車や鉄道用車両などの自動車以外の車両にも適用可能である。また、ブラケット付防振装置は、モータマウントやサブフレームマウントなどのエンジンマウント以外の用途に用いることもできる。
10 エンジンマウント(ブラケット付防振装置)
12 マウント本体(防振装置本体)
14 インナ部材
16 アウタ筒部材
18 本体ゴム弾性体
20 ブロック状金具
22 プレート状金具
24 フランジ状部
26 ねじ穴
28 底壁部
30 ボルト挿通孔
32 外方突部
34 側壁部
36 奥壁部
38 段差
40 凹所
42 シールゴム層
44 可撓性膜
46 固定金具
48 流体室
50 仕切部材
52 連通孔
54 受圧室
56 平衡室
58 オリフィス通路
60 アウタブラケット
62 筒状部
64 取付部
66 ストッパ部
68 カバー部
70 上壁部
72 ボルト操作孔
74 周壁部
76 補強リブ
78 インナブラケット
80 締結部
82 インナ固定部
84 操作凹部
86 ボルト挿通孔
88 ボルト
90 緩衝部材
92 ブラケット装着部
94 インナ装着部
96 上板部
98 内方突部
100 ボルト操作孔

Claims (5)

  1. インナ部材とアウタ筒部材を本体ゴム弾性体で連結した防振装置本体が、アウタブラケットの筒状部に対して該アウタ筒部材の内挿状態で組み付けられたブラケット付防振装置であって、
    前記アウタブラケットには前記インナ部材の外方を覆うカバー部が設けられている一方、該インナ部材には外方に向かって突出する外方突部が設けられており、
    該カバー部内へ側方から差し入れられて該インナ部材へ固定されるインナブラケットに対して装着される別体の緩衝部材が、該インナ部材へ被さるように装着されており、
    該緩衝部材における該インナ部材から外方への外れが該カバー部で阻止されることにより、該緩衝部材における該インナ部材から側方への外れが該外方突部への引っ掛かりによって阻止されて、該緩衝部材が外れ止め状態で組み付けられているブラケット付防振装置。
  2. 前記インナ部材が、前記本体ゴム弾性体に埋入状態で固着されたブロック状金具と、該ブロック状金具の外側端面に固着されて前記インナブラケットが外面に重ね合わされるプレート状金具とを有しており、該プレート状金具の外周縁部に前記外方突部が一体形成されている請求項1に記載のブラケット付防振装置。
  3. 前記インナ部材における前記本体ゴム弾性体の接着領域の端縁が、該インナ部材の外側端面にまで至らない外周面に設定されている請求項1又は2に記載のブラケット付防振装置。
  4. 前記インナ部材の前記外方突部の突出先端面と、前記アウタブラケットの前記カバー部との間で、前記緩衝部材が挟み込まれている請求項1〜3の何れか一項に記載のブラケット付防振装置。
  5. 前記インナ部材には、前記インナブラケットの側方からの差し入れ方向に開口する周壁構造をもって前記外方突部が設けられている一方、
    前記緩衝部材には、該外方突部の外周面に重なるように該インナ部材側に突出する周壁構造をもって内方突部が設けられており、該内方突部の該外方突部への引っ掛かりによって該緩衝部材における該インナ部材から側方への外れが阻止されている請求項1〜4の何れか一項に記載のブラケット付防振装置。
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