JP2021123117A - 移動体および電動車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】車体と協働して電動車両を構成する移動体およびこれを備える電動車両において、車体から独立して自走可能な移動体を構成し、移動体および電動車両の利便性および商品性を高める。
【解決手段】駆動輪(5)と、モータ(12)と、バッテリ15と、制御装置(70)と、操作部(75)と、車体(9)に接続可能な接続部と、を備え、前記接続部を介して車体(9)に着脱可能に接続されることで、車体(9)とともに電動車両を構成する移動体(10)および電動車両であって、制御装置(70)は、移動体(10)が車体(9)と接続状態にあるときは、車体(9)側からの制御信号に基づきモータ(12)を駆動し、移動体(10)が車体(9)と非接続状態にあるときは、操作部(75)からの操作信号に基づきモータ(12)を駆動する。
【選択図】図2

Description

本発明は、移動体および電動車両に関する。
例えば特許文献1には、モータ、バッテリおよび制御装置がスイングアームに一体となった電動車両のパワーユニットが開示されている。
特許第5460545号公報
ところで、上記従来の構成では、パワーユニットにモータ、バッテリおよび制御装置が一体化されることから、パワーユニットごと交換可能としたたりパワーユニットの着脱を容易にしてメンテナンス性を高めたりすることが要望される。さらに、取り外したパワーユニットを独立した移動体として利用することも要望される。
そこで本発明は、車体と協働して電動車両を構成する移動体およびこれを備える電動車両において、車体から独立して自走可能な移動体を構成し、移動体および電動車両の利便性および商品性を高めることを目的とする。
上記課題の解決手段として、本発明の第一の態様は、駆動輪(5)と、前記駆動輪(5)を駆動するモータ(12)と、前記モータ(12)の駆動電源であるバッテリ(15)と、前記モータ(12)を制御する制御装置(70)と、前記制御装置(70)に操作信号を入力する操作部(75)と、前記駆動輪(5)を支持する支持部材(50)と、前記支持部材(50)とは別体の車体(9)に接続可能な接続部(55)と、を備え、前記接続部(55)を介して前記車体(9)に着脱可能に接続されることで、前記車体(9)とともに電動車両(1)を構成する移動体(10)であって、前記制御装置(70)は、当該移動体(10)が前記車体(9)と接続状態にあるときは、前記車体(9)側からの制御信号に基づき前記モータ(12)を駆動し、当該移動体(10)が前記車体(9)と非接続状態にあるときは、前記操作部(75)からの操作信号に基づき前記モータ(12)を駆動する。
この構成によれば、移動体を車体に接続した状態では、移動体を電動車両の駆動源として利用可能となり、移動体を車体から取り外した状態では、移動体を車体から独立した移動体として利用可能となる。すなわち、移動体を車体から取り外した状態では、操作部の操作によりモータを駆動させ、モータの駆動力で移動体を走行させることができる。これにより、移動体を車体から独立したアシスト荷台等として用いることが可能となり、移動体の利便性を高めることができる。
本発明の第二の態様は、上記第一の態様において、前記制御装置(70)は、当該移動体(10)が前記車体(9)と接続状態にあるときは、前記操作部(75)による前記モータ(12)の操作を不能または無効とする。
この構成によれば、移動体を車体に接続した状態では、車体側に有する操作部によるモータ制御を優先し、電動車両の駆動源として用いることができる。
本発明の第三の態様は、上記第一又は第二の態様において、当該移動体(10)が前記車体(9)と非接続状態にあるときに当該移動体(10)を自立可能とする補助輪(95)を備えている。
この構成によれば、駆動輪が一輪であっても補助輪により自立可能とすることで、移動体の利便性を高めることができる。
本発明の第四の態様は、上記第三の態様において、前記補助輪(95)は、当該移動体(10)が前記車体(9)と接続状態にあるときは、地面(G)から離間した非接地状態(S3)となり、当該移動体(10)が前記車体(9)と非接続状態にあるときは、地面(G)に接した接地状態(S4)となる。
この構成によれば、移動体が車体と接続状態にあるときは、補助輪が地面から離間して電動車両をバンク可能とし、移動体が車体と非接続状態にあるときは、補助輪が接地して移動体を自立可能とすることができる。
本発明の第五の態様は、上記第四の態様において、前記補助輪(95)は、補助輪本体(96)を支持するとともに前記支持部材(50)に対して回動可能に連結される支持脚(97)を備え、前記補助輪(95)は、前記支持脚(97)が前記支持部材(50)に対して回動することで、前記非接地状態(S3)と前記接地状態(S4)とを切り替える。
この構成によれば、補助輪が回動して非接地状態および接地状態を切り替えるので、補助輪が非接地状態にあるか接地状態にあるかに関わらず、移動体を傾けずに済む。このため、移動体に荷台を設ける場合にも、荷台を水平姿勢に維持可能となり、移動体をアシスト荷台として利用する際の利便性を高めることができる。
本発明の第六の態様は、上記第一から第五の態様の何れか一つにおいて、当該移動体(10)が前記車体(9)と非接続状態にあるときにユーザー(U)が当該移動体(10)を運転可能とする操作ハンドル(91)を備え、前記操作ハンドル(91)に前記操作部(75)が配置されている。
この構成によれば、ユーザーが操作ハンドルを把持して移動体の押し引きおよび操舵を行いながら、モータを駆動させることが可能となり、移動体の利便性を高めることができる。操作部は、操作ハンドルの操作とは別の操作を行う操作パネルであってもよく、あるいは操作ハンドル自体が操作部であってもよい。後者の場合、操作ハンドルへの操作入力の向きや強さに応じてモータの駆動を操作可能としてもよい。
本発明の第七の態様は、上記第六の態様において、前記操作ハンドル(91)は、当該移動体(10)が前記車体(9)と接続状態にあるときは、移動体(10)外方への突出量を減少させた格納状態(S1)となり、当該移動体(10)が前記車体(9)と非接続状態にあるときは、前記突出量を増した使用状態(S2)となる。
この構成によれば、移動体の車体接続時には、操作ハンドルの突出量を抑え、移動体をコンパクトにして車体への接続を容易にすることができる。移動体の車体非接続時には、操作ハンドルの突出量を増し、ユーザーが操作ハンドルを把持しやすくするとともに、操作ハンドルによって移動体を操縦しやすくし、移動体の利便性を向上させることができる。
本発明の第八の態様は、上記第七の態様において、前記操作ハンドル(91)は、前記支持部材(50)に対して回動可能に連結され、前記操作ハンドル(91)は、前記支持部材(50)に対して回動することで、前記格納状態(S1)と前記使用状態(S2)とを切り替える。
この構成によれば、操作ハンドルが回動して格納状態および使用状態を切り替えるので、操作ハンドルが格納状態にあるか使用状態にあるかに関わらず、支持部材を傾けずに済む。このため、支持部材に荷台を設ける場合にも、荷台を水平姿勢に維持可能となり、移動体をアシスト荷台として利用する際の利便性を高めることができる。
本発明の第九の態様は、上記第八の態様において、当該移動体(10)が前記車体(9)と非接続状態にあるときに当該移動体(10)を自立可能とする補助輪(95)を備え、前記補助輪(95)は、補助輪本体(96)を支持するとともに前記支持部材(50)に対して回動可能に連結される支持脚(97)を備え、前記補助輪(95)は、前記支持脚(97)が前記支持部材(50)に対して回動することで、非接地状態(S3)と接地状態(S4)とを切り替えるものであり、前記操作ハンドル(91)は、前記補助輪(95)と連動可能であり、前記操作ハンドル(91)は、前記格納状態(S1)にあるときには前記補助輪(95)を非接地状態(S3)とし、前記使用状態(S2)にあるときには前記補助輪(95)を前記接地状態(S4)とする。
この構成によれば、操作ハンドルと補助輪とを連動させて移動体の態様を切り替えることが可能となり、移動体の利便性を高めることができる。
本発明の第十の態様は、上記第一から第九の態様の何れか一つにおいて、前記支持部材(50)に支持される荷台(58)を備えている。
この構成によれば、移動体の車体接続時には、荷台を電動車両の荷台として利用可能となり、移動体の車体非接続時には、荷台ひいては移動体を移動式の荷台として利用可能となる。これにより、移動体の利便性を高めることができる。
本発明の第十一の態様は、上記第十の態様において、前記駆動輪(5)の上部を覆うフェンダ(57)を備え、前記荷台(58)は、前記フェンダ(57)の上方に設けられている。
この構成によれば、駆動輪からの跳ね上げが荷台上に至り難く、荷台の利便性を高めることができる。フェンダを荷台の支持部材として利用可能となり、部品点数削減を図ることができる。
本発明の第十二の態様は、上記第一から第十一の態様の何れか一つにおいて、前記制御装置(70)は、当該移動体(10)が前記車体(9)と接続状態にあるか否かを判定する判定機能を有している。
この構成によれば、移動体の制御装置が車体との接続状態を判定するので、車体との接続状態に応じて確実に操作部によるモータの操作の可否を切り替え可能となり、移動体の利便性を高めることができる。
本発明の第十三の態様は、上記第一から第十二の態様の何れか一つに記載の移動体(10)と、前記接続部(55)を介して前記移動体(10)が着脱可能に接続される車体(9)と、を備える電動車両(1)を提供する。
この構成によれば、車体から分離して利用可能な駆動ユニットを用いて電動車両を構成することで、電動車両の利便性を向上させるとともに、移動体(駆動源)に互換性を持たせたりメンテナンスを容易にしたりすることが可能となり、電動車両の商品性を高めることができる。
本発明によれば、車体と協働して電動車両を構成する移動体およびこれを備える電動車両において、車体から独立して自走可能な移動体を構成し、移動体および電動車両の利便性および商品性を高めることができる。
実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。 上記自動二輪車の制御系を示すブロック図である。 (a)は車体から取り外した駆動ユニットの補助輪を接地させた状態の側面図、(b)は(a)の駆動ユニットをユーザーがけん引する様を示す側面図である。 上記自動二輪車の駆動ユニットの斜視図である。 実施形態の変形例に係る自動二輪車の左側面図である。 (a)は変形例の駆動ユニットの補助輪を接地させた状態の側面図、(b)は(a)の駆動ユニットをユーザーがけん引する様を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。また以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、車両上方を示す矢印UPが示されている。
<車両全体>
図1は、電動車両の一形態である電動式の自動二輪車1の左側面を示す図である。本実施形態の自動二輪車1は、シート2に着座した運転者が足裏を載せ置く低床フロア3を有するスクータ型の車両である。
自動二輪車1は、前輪4(操向輪)と、前輪4を支持する左右一対のフロントフォーク21と、後輪5(駆動輪)と、後輪5を支持する駆動ユニット10と、車体フレーム20と、車体フレーム20に対して揺動可能で駆動ユニット10を着脱可能に接続するスイングアーム30と、スイングアーム30と車体フレーム20との間に設けられるリヤクッション40(ダンパー)と、を備える。
<車体フレーム>
車体フレーム20は、前端部に位置するヘッドパイプ23と、ヘッドパイプ23の後部から下方に延びるメインパイプ24と、メインパイプ24の下部から車体後部上方へ向かって延びる左右一対のフレームパイプ25と、を備える。ヘッドパイプ23には、不図示のステムを介して左右フロントフォーク21および前輪4が操向可能に支持されている。ステムの上端部にはバーハンドル22が取り付けられている。
側面視で、フレームパイプ25は、メインパイプ24の下部から車体後方に向かって延びる第一延在部25aと、第一延在部25aの後端部において後下方に凸をなすように曲がる湾曲部25bと、湾曲部25bから車体後方に向かうに従って上方に位置するように傾斜して延びる第二延在部25cと、を一体に備える。左右フレームパイプ25の湾曲部25bには、ピボットプレート26が取り付けられている。左右ピボットプレート26には、車幅方向に延びるピボット軸27を介して駆動ユニット10の前端部が支持されている。
図1中において、符号42はバーハンドル22の中央部に設けられたメータ(表示部)、符号82は車体フレーム20の下部左側に取り付けられて車体を左側に傾斜した起立状態で支持するサイドスタンド、符号84はスイングアーム30の下部に取り付けられて車体を直立状態で支持するメインスタンド、をそれぞれ示す。
<スイングアーム>
スイングアーム30は、車体フレーム20のピボットプレート26に対してピボット軸27を支点に回動可能とされている。スイングアーム30は、ピボット軸27に対して回動可能に接続された左右一対の軸支部31と、左右軸支部31の後部から後方へ向かって延びる左右一対のアーム部32と、左右アーム部32の間を連結する不図示のクロスフレームと、を備える。
左右アーム部32の後部は、駆動ユニット10を着脱可能に接続する接続部34(以下「アーム側接続部34」ともいう。)を有する。アーム側接続部34は、ピボット軸27の後方に配置されている。アーム側接続部34は、リヤクッション40よりも後輪5寄りに配置されている。
アーム側接続部34は、例えばアーム部32に連なる円筒状をなしている。アーム側接続部34は、後述するユニット側接続部55に対して挿脱される。アーム側接続部34は、アーム部32の外周面に対して出没可能な係合爪35を有する。係合爪35は、不図示のスプリング等の付勢部材によってアーム部32の外周面から突出するように常時付勢されている。
<リヤクッション>
リヤクッション40は、例えばバッテリ11を車幅方向外側から挟むように左右一対に設けられている。図1では、左側のリヤクッション40を図示している。側面視で、リヤクッション40は、後方に向かうに従って下方に位置するように上下方向に対して傾斜して延びている。
リヤクッション40の上端部は、フレームパイプ25の第二延在部25cの下部に連結されている。リヤクッション40の下端部は、スイングアーム30のアーム部32に連結されている。リヤクッション40の下端部は、アーム部32における軸支部31とアーム側接続部34との間の中間部に連結されている。なお、実施形態の「中間」とは中央に限らず、両端間の内側の範囲を含む。
バッテリ11は、モータ12の駆動電源である。バッテリ11は、前後方向に延びる直方体状をなしている。バッテリ11は、車体左右中心線を軸として左右対称に設けられている。バッテリ11は、後輪5の前方に配置されている。バッテリ11は、左右リヤクッション40の間に配置されている。バッテリ11は、スイングアーム30上に一体揺動可能に搭載されている。バッテリ11は、スイングアーム30から分離して車体フレーム20に固定的に支持されてもよい。リヤクッション40は、左右一対に限らず単一であってもよい。この場合、リヤクッション40は、バッテリ11と左右方向で互いにオフセットして配置されてもよい。
例えば、バッテリ11(および後述する第二バッテリ15)は、充放電可能なエネルギーストレージとして、リチウムイオンバッテリで構成されている。バッテリ11(および第二バッテリ15)は、コンタクタを介してインバータ(制御装置70、図2参照)の入力側に電気的に接続されている。インバータの出力側は、三相の電線(三相交流ライン)によってモータ12(三相の各コイル)に接続されている。
<駆動ユニット>
図1、図2を参照し、駆動ユニット10は、駆動輪である後輪5と、後輪5を駆動するモータ12(駆動源)と、モータ12の駆動電源でありバッテリ11とは別に設けられる第二バッテリ15と、モータ12を制御する制御装置70と、制御装置70に操作信号を入力する操作部75と、後輪5を支持するユニットフレーム50と、ユニットフレーム50とは別体の車体に接続可能なユニット側接続部55と、を備えている。
モータ12は、後輪5のホイール6の内側に設けられたいわゆるインホイールモータである。モータ12は、アウターロータ型のモータである。モータ12は、車幅方向に沿う出力軸13を備える。出力軸13は、後輪5のホイール6と一体化されたアウターロータから車幅方向一側(右方)に向けて突出している。出力軸13の突出端部(右端部)は、ユニットフレーム50の右アーム部52Rの後部に回転可能に支持されている。出力軸13は、後輪車軸(ホイール6の回転軸)と同軸の軸線C1(以下「モータ軸線C1」ともいう。)を持つ。
モータ12は、後輪5のホイール6の内側に設けられたインホイールモータに限らず、要求仕様に応じて適宜変更してもよい。モータ12は、アウターロータ型に限らず、要求仕様に応じて適宜変更してもよい。
ステータは、ユニットフレーム50の左アーム部52Lに固定的に支持されている。ステータは、モータカバー51によって左方から覆われている。
ユニットフレーム50は、ステータおよびモータカバー51を支持する左アーム部52Lと、出力軸13の右端部を支持する右アーム部52Rと、左右アーム部52L,52Rの間を連結する不図示のクロスフレームと、を備えている。左右アーム部52L,52Rの前部には、スイングアーム30の左右アーム部32と同軸に前後方向に延びる左右一対のアーム支持部53を備える。
図1の側面視で、モータカバー51は、円形状を有する。モータカバー51には、前後方向に延びる開口部51aが形成されている。開口部51aは、上下方向に間隔をあけて複数配置されている。側面視で、開口部51aは、出力軸13(モータ軸線C1)に近づくに従って前後長さが大きくなるように形成されている。例えば、開口部51aを通る風によってモータ12を冷却することができる。なお、開口部51aに代わり放熱フィンを備える構成でもよい。
左アーム部52Lは、例えば側面視でモータカバー51の外形に沿う湾曲状(円弧状)をなす左湾曲部52Laを備えている。左湾曲部52Laは、側面視で前上方に凸の円弧状をなしている。左湾曲部52Laは、側面視で後輪5のタイヤと重なっている。左湾曲部52Laは、モータカバー51の上部から前下部にわたって湾曲して延びている。左湾曲部52Laの前下部には、左アーム支持部53の後端部が連結されている。
右アーム部52Rは、例えば側面視で出力軸13と重なる位置まで後方へ直線状に延びている。右アーム部52Rは、出力軸13の右端部を回転可能に支持している。右アーム部52Rの前方には、右アーム支持部53が連なっている。
左右アーム支持部53は、それぞれ左右アーム側接続部34に着脱可能に接続される接続部55(以下「ユニット側接続部55」ともいう。)を有する。左右ユニット側接続部55は、それぞれ左右アーム側接続部34を挿脱可能に設けられる。左右ユニット側接続部55は、それぞれ係合爪35が係合可能な係合孔56を有する。
例えば、左右アーム側接続部34の係合爪35をそれぞれ没入させた状態(係合爪35をアーム側接続部34の外径内に収めた状態)で、左右アーム側接続部34を左右ユニット側接続部55内に挿入していく。係合爪35が係合孔56と重なる位置に達すると、不図示の付勢部材の付勢力によって係合爪35が突出し、この係合爪35が係合孔56に入り込んで係合する。これにより、スイングアーム30に対して駆動ユニット10の離脱が規制された接続状態となる。このとき、アーム側接続部34およびユニット側接続部55の内部において、駆動ユニット10の配線が接続される。前記配線は、例えばモータ12の三相の電線や各種の信号線が含まれる。
<自動二輪車の制御系>
図2に示すように、自動二輪車1の車体側には、バッテリ11、ECU60(Electric Control Unit)、メータ42(インターフェース)、アクセルグリップセンサ61、ブレーキレバーセンサ63、アーム側接続部34、ロック機構80、スタートスイッチ(メインスイッチ)81、サイドスタンドインヒビタスイッチ83、メインスタンドスイッチ85及びバンクアングルセンサ86が設けられている。
自動二輪車1の駆動ユニット10側には、制御装置70、第二バッテリ15、モータ12、電動ブレーキ71、後輪5、起動スイッチ74、操作部75、測定器72及び記憶装置73が設けられている。
以下、自動二輪車1における駆動ユニット10を着脱可能に連結する構成(車体フレーム20およびスイングアーム30を含む構成)を車体9と称する。
車体9側において、バッテリ11からの電力は、メインスイッチ81と連動するコンタクタを介して、駆動ユニット10の制御装置70(PDU)に供給される。バッテリ11からの電力は、インバータを含む制御装置70にて直流から三相交流に変換された後、三相交流モータであるモータ12に供給される。駆動ユニット10が車体9から取り外された状態では、駆動ユニット10の第二バッテリ15の電力がモータ12に供給される。制御装置70には、ECU60と情報を共有する第二ECU70aが設けられている。
図示はしないが、バッテリ11(および第二バッテリ15)は、充放電状況や温度等を監視するBMU(Battery Managing Unit)を備える。BMUが監視した情報は、例えば駆動ユニット10を車体9(スイングアーム30)に接続した際にECU60に共有される。
ECU60は、自動二輪車1の構成要素を統括制御する。例えば、ECU60は、アクセルグリップセンサ61からの駆動信号を受信する駆動制御部として機能する。ECU60は、メインスイッチ81がONとなることにより走行待機状態となる。例えば、ECU60は、ブレーキレバーセンサ63からの制動信号を受信する制動制御部としても機能する。
メータ42は、ECU60(駆動制御部)が受信した駆動信号に基づいて駆動ユニット10の情報を表示する表示部として機能する。例えば、メータ42は、自動二輪車1の累積走行距離を表示する。
メータ42は、ECU60が車体9に対して駆動ユニット10を着脱不可能と判定した場合にユーザーへ警告する警告部としても機能する。例えば、メータ42は、車体9に対して駆動ユニット10が着脱不可能な場合に点灯するランプ(警告灯)を有する。
アクセルグリップセンサ61は、車体9側のアクセルグリップの操作量(アクセル開度)を検知する。アクセルグリップセンサ61の検知信号は、ECU60(駆動制御部)に入力される。ECU60は、アクセルグリップセンサ61から入力された検知信号に基づき、駆動ユニット10の制御装置70に駆動信号を送る。
ブレーキレバーセンサ63は、車体9側のブレーキレバーの操作量(ブレーキ強さ)を検知する。ブレーキレバーセンサ63の検知信号は、ECU60(制動制御部)に入力される。ECU60は、ブレーキレバーセンサ63から入力された検知信号に基づき、駆動ユニット10の電動ブレーキ71に制動信号を送る。
ロック機構80は、車体9と駆動ユニット10との接続状態を維持する。ロック機構80は、所定の解除条件が成立した場合に車体9と駆動ユニット10との接続状態を解除する。以下、車体9と駆動ユニット10との接続状態(車体9に駆動ユニット10が取り付けられている状態)を単に「接続状態」ともいう。
例えば、ロック機構80は、着脱用キーとの連動によって接続状態を解除する。ここで、着脱用キーには、電気的なキー(制御信号)及び機械的なキー(鍵等を含む施錠装置)のいずれの概念も含まれる。ロック機構80は、電気的なキー(制御信号)及び機械的なキー(鍵等を含む施錠装置)のいずれによっても接続状態を解除可能である。ロック機構80がロック解除状態になったか否か(車体9と駆動ユニット10とが接続状態にあるか否か)の情報は、ECU60および第二ECU70aに共有される。この情報に基づき、第二ECU70aで駆動ユニット10の接続判断がなされる。
スタートスイッチ81は、自動二輪車1の制御系を起動するためのスイッチである。例えば、自動二輪車1は、スタートスイッチ81がONとなることにより、レディ状態となる。ここで、レディ状態は、アクセルを開くと自動二輪車1が走りだす走行待機状態を意味する。なお、自動二輪車1は、スタートスイッチ81がONとなることにより、電装品の電源がONとなってもよい。
サイドスタンド82は、自動二輪車1を前後方向に沿う鉛直面に対して傾斜した起立状態で支持するためのスタンドである。サイドスタンド82は、車体左側に取り付けられる。自動二輪車1は、サイドスタンド82を用いた起立状態では、車体が前記鉛直面に対して左側に傾斜する。
サイドスタンドインヒビタスイッチ83は、サイドスタンド82が使用状態(起立状態)にあるか否かを判定するためのスイッチである。例えば、サイドスタンド82が使用状態にある場合、サイドスタンドインヒビタスイッチ83はONとなる。一方、サイドスタンド82が使用状態にない場合、サイドスタンドインヒビタスイッチ83はOFFとなる。
例えば、サイドスタンドインヒビタスイッチ83は、サイドスタンド82の収納忘れを防止するための安全装置としても機能する。例えば、ECU60は、サイドスタンド82が使用状態にある場合、自動二輪車1が走行しないようにモータ12の駆動を規制する。
メインスタンド84は、自動二輪車1を前記鉛直面に対して平行な起立状態(直立状態)で支持するためのスタンドである。例えば、メインスタンド84は、センタースタンドである。例えば、後輪5(駆動ユニット10)は、メインスタンド84が使用状態にある場合、地面Gから浮く。後輪5(駆動ユニット10)は、メインスタンド84が格納状態(不使用状態)にある場合、地面Gに接地する。
メインスタンドスイッチ85は、メインスタンド84が使用状態(起立状態)にあるか否かを判定するためのスイッチである。例えば、メインスタンド84が使用状態にある場合、メインスタンドスイッチ85はONとなる。メインスタンド84が使用状態にない場合、メインスタンドスイッチ85はOFFとなる。
バンクアングルセンサ86は、自動二輪車1の左右方向の傾きを検知するセンサである。ここで、自動二輪車1の左右方向の傾きは、前記鉛直面に対する車体左右中心線の傾きを意味する。以下、鉛直面と車体左右中心線とのなす角度を「車体傾斜角度」という。バンクアングルセンサ86の検知信号(検知角度)は、ECU60に入力される。
例えば、バンクアングルセンサ86は、自動二輪車1が転倒した場合に自動的にモータ12を停止させる安全装置としても機能する。例えば、ECU60は、車体傾斜角度が所定角度超過の場合、後輪5が駆動しないようにモータ12の駆動を規制する。
駆動ユニット10側において、制御装置70は、駆動ユニット10の構成要素を統括制御する。例えば、制御装置70は、トランジスタ等のスイッチング素子を複数用いたブリッジ回路及び平滑コンデンサ等を具備するインバータとして機能する。例えば、制御装置70は、PDU(Power Driver Unit)として機能する。制御装置70は、バッテリ11および第二バッテリ15の何れかの電力を用いてモータ12を駆動させる。
第二バッテリ15は、駆動ユニット10を車体9から取り外した状態で駆動させる際のモータ12の駆動電源である。
モータ12は、制御装置70からの駆動信号を受信して作動する。モータ12は、制御装置70に入力された駆動信号(アクセルグリップセンサ61または操作部75から入力された検知信号)に基づいて後輪5に駆動力を付与する。
電動ブレーキ71は、ECU60からの制動信号を受信して作動する。電動ブレーキ71は、ECU60に入力された制動信号(ブレーキレバーセンサ63から入力された制動信号)に基づいて後輪5に制動力を付与する。
図示はしないが、電動ブレーキ71は、ディスクブレーキであってもよいし、ドラムブレーキであってもよい。電動ブレーキ71は、種々の態様を採用することが可能である。例えば、電動ブレーキ71は、モータ12の出力軸13の回転を電気エネルギーに変換した回生電力に基づいて作動する、いわゆる回生ブレーキであってもよい。
例えば、測定器72は、モータ12のステータに取り付けられたロータセンサである。測定器72は、後輪5に基づく累積走行距離を測定する。ここで、累積走行距離は、駆動ユニット10が車体9(スイングアーム30)に接続されているか否かにかかわらず、後輪5の回転のみに基づいて算出される合計の走行距離を意味する。累積走行距離には、前輪4の回転に基づいて算出される走行距離は含まれない。
記憶装置73は、測定器72が測定した累積走行距離を記憶する。なお、記憶装置73には、前輪4に基づく走行距離(前輪4の回転のみに基づいて算出される走行距離)が記憶されてもよい。
本実施形態では、車両が起動していること、サイドスタンド82が使用状態でないこと、メインスタンド84が使用状態であること、車両が傾斜していないこと、の全ての条件が成立した場合に、ECU60は、着脱用キーのロックを解除する。着脱用キーのロックを解除することにより、係合孔56に対する係合爪35の係合が解除される。このとき、ロック機構80は、不図示の付勢部材の付勢力に抗して係合爪35を没入させた状態(係合爪35の先端をアーム側接続部34の外径内に収めた状態)とする。これにより、スイングアーム30に対する駆動ユニット10の接続状態が解除される。
本実施形態では、車両が起動していないこと、サイドスタンド82が使用状態にあること、メインスタンド84が使用状態にないこと、車両が傾斜していること、のいずれかの条件が成立した場合に、ECU60は、着脱用キーのロックを維持する。着脱用キーのロックを維持することにより、係合孔56に対する係合爪35の係合が維持される。このとき、ロック機構80は作動せず、不図示の付勢部材の付勢力によって係合爪35が突出しており、係合爪35が係合孔56に係合したままである。これにより、スイングアーム30に対する駆動ユニット10の接続状態が維持される。
このように、ロック機構80は、所定の解除条件が成立した場合に接続状態を解除するため、車体9から駆動ユニット10が意図せず外されてしまうことを抑制することができる。
一方、ロック機構80は、着脱用キーとの連動によって接続状態を解除することで、接続状態をスムーズに解除することができる。
また、ロック機構80は、車両が起動している場合に接続状態を解除することで、車両が起動していない場合は接続状態を維持するため、駆動ユニット10が意図せず外されてしまうことをより効果的に抑制することができる。
また、ロック機構80は、車両が傾斜していない場合(サイドスタンド82が起立していない場合)に接続状態を解除することで、車両が安定した状態で接続状態を解除することにより、駆動ユニット10を安全に取り外すことができる。
また、ロック機構80は、メインスタンド84が起立している場合に接続状態を解除することで、車両が確実に安定した状態で接続状態を解除することにより、駆動ユニット10をより安全に交換することができる。
なお、上記実施形態では、スイングアーム30と車体フレーム20とを接続するリヤクッション40を備える例を説明したが、これに限らない。例えば、駆動ユニット10と車体フレーム20とを接続するリヤクッション40を備えていてもよい。
上記実施形態では、アーム側接続部34は筒状を有し、アーム側接続部34の内部には駆動ユニット10の配線が通っている例を説明したが、これに限らない。例えば、アーム側接続部34は中実構造体であってもよい。例えば、駆動ユニット10の配線は、アーム側接続部34の外部を通っていてもよい。
上記実施形態では、アーム側接続部34はスイングアーム30に対して出没可能な係合爪35を有し、駆動ユニット10は係合爪35が係合可能な係合孔56を有する例を説明したが、これに限らない。例えば、駆動ユニット10側に係合爪35、スイングアーム30側に係合孔56を有する構成でもよい。凹凸係合に代わりボルト等を用いた締結構造としてもよい。
<移動体としての利用>
図3に示すように、実施形態の自動二輪車1は、駆動ユニット10を車体9から容易に取り外すことが可能であるとともに、取り外した駆動ユニット10を駆動源(モータ12)の駆動により自走可能な移動体(例えばアシスト荷台)として用いることが可能である。
駆動ユニット10は、車体9から独立した移動体として用いるために以下の構成を有する。
図1、図2、図4を併せて参照し、駆動ユニット10は、駆動源となるモータ12と、モータ12の駆動電力を蓄えるバッテリ11と、モータ12を駆動制御する制御装置70と、ユーザーUによるモータ12の制御を可能とする操作部75と、を備えている。これにより、駆動ユニット10を車体9から取り外した状態で(車体9と非接続の状態で)、駆動ユニット10側の操作部75の操作によりモータ12を駆動させて駆動ユニット10を走行させることが可能である。
駆動ユニット10は、車体9側から独立した移動体としてユーザーUが押し引きおよび旋回を行うための操作ハンドル91を備えている。操作ハンドル91は、例えば後輪車軸(出力軸13)と平行な(水平な)回動軸99を中心に上下方向に回動可能となっている。回動軸99は、例えば後輪車軸(出力軸13)の上方に位置し、後輪5の上部を覆うリヤフェンダ57の左右外側に配置されている。操作ハンドル91は、回動軸99を介してリヤフェンダ57に支持されている。操作ハンドル91は、リヤフェンダ57を介してユニットフレーム50に支持されている。ユニットフレーム50は、ステー等を延ばして操作ハンドル91を直接支持してもよい。
操作ハンドル91は、平面視で前方に開放するU字状をなしている。操作ハンドル91は、リヤフェンダ57の左右外側で前後方向に延びる腕部92と、腕部92の後端間を繋ぐ連結部93と、を備えている。左右腕部92は、前端部が回動軸99に支持されている。連結部93は、ユーザーUが把持する把持部を構成する。左右腕部92は、アウターパイプ内にインナーパイプを挿通した二重管構造をなし、操作ハンドル91を伸縮可能としている。操作ハンドル91は、腕部92を略水平にするとともに長さを縮めた格納状態(符号S1で示す)と、腕部92を後ろ上がりに傾斜させる(把持部を上方に移動させる)とともに長さを伸ばした使用状態(符号S2で示す)と、の間で回動可能である。操作ハンドル91において、使用状態S2にあるときの駆動ユニット10外方への突出量T2は、格納状態S1にあるときの駆動ユニット10外方への突出量T1よりも大きい。
駆動ユニット10は、自立可能なアシスト荷台とするための左右一対の補助輪95を備えている。左右補助輪95は、補助輪本体96を支持する支持脚97を備えている。支持脚97は、リヤフェンダ57の左右外側で前後方向に延びている。支持脚97は、前端部に補助輪本体96を支持するとともに、後端部が回動軸99に支持されている。実施形態では、左右支持脚97と操作ハンドル91の左右腕部92とは、直線状に連なって一体化されている。左右支持脚97と操作ハンドル91の左右腕部92とは、例えば一体のパイプ材で構成されている。
補助輪95と操作ハンドル91とは、回動軸99を中心に一体に回動する。補助輪95は、支持脚97を略水平にして補助輪本体96を地面Gから離間させた非接地状態(図1に実線と符号S3で示す)と、支持脚97を前下がりに傾斜させて補助輪本体96を接地させた接地状態(図1に鎖線と符号S4で示す)と、の間で回動可能である。補助輪95が接地状態S4にあるとき、駆動ユニット10は、後輪5および左右補助輪95の三点で自立可能となる。
補助輪95と操作ハンドル91とが一体に回動することで、操作ハンドル91が格納状態S1の回動角度にあるときに補助輪95が非接地状態(図1に実線と符号S3で示す)となり、操作ハンドル91が使用状態S2の回動角度にあるときに補助輪95が接地状態(図1に鎖線と符号S4で示す)となる。
補助輪95と操作ハンドル91とは、互いに別体をなしてもよい。補助輪95と操作ハンドル91とは、互いに別軸を中心に回動してもよい。補助輪95および操作ハンドル91の少なくとも一方は、それぞれ接地状態S4又は使用状態S2において回動をロックするロック機構を備えてもよい。
リヤフェンダ57上には、物品を載置可能な荷台58が配置されている。荷台58は、例えば複数の支持脚97を介してフレームに支持されている。若しくはリヤキャリアに支持されている。荷台58は、略水平な物品載置面58aを有している。実施形態では、単一の後輪5と左右一対の補助輪95とが接地した状態で、物品載置面58aが略水平となる。荷台58は、例えばリヤフェンダ57よりも左右方向で幅広に設けてもよい(図4参照)。例えばリヤフェンダ57の左右一側(図では左側)で荷台58の下方には、第二バッテリ15等を収容したバッテリボックス16が配置される。
なお、単一の後輪5を備える構成に限らず、左右一対の後輪5を備える構成も有り得る。この場合、荷台58を左右方向で幅広に設けやすく、自動二輪車1(または駆動ユニット10)の積載能力が高まる。また、この場合、左右後輪5の間にバッテリボックス16等の車両部品を配置しやすく、部品配置自由度が高まる。
次に、駆動ユニット10を車体9から取り外して使用する際の制御について説明する。
駆動ユニット10の制御装置70は、ロック機構80のロックが解除されたとき、駆動ユニット10の車体9への接続が解除されたと判断する。この状態で、駆動ユニット10の起動スイッチ74の操作が可能または有効になり、この起動スイッチ74のオン操作がなされると、駆動ユニット10の操作部75(アクセル)の操作(モータ12の駆動操作)が可能または有効になる。これにより、駆動ユニット10を車体9から取り外し、車体9から独立した移動体として自走させることが可能となる。
駆動ユニット10の制御装置70は、ロック機構80がロック状態にあるとき、駆動ユニット10が車体9への接続状態にある判断する。この状態では、駆動ユニット10の起動スイッチ74の操作が不能または無効になり、駆動ユニット10の操作部75の操作(モータ12の駆動操作)が不能または無効になる。
駆動ユニット10を車体9から独立して自走させる際、モータ12には第二バッテリ15からの電力が供給される。第二バッテリ15は、駆動ユニット10の重量およびサイズを抑えるために、メインのバッテリ11よりも小型とされる。一方、車体9側には相対的に大型のバッテリ11を搭載し、電動車両としてのバッテリ容量を確保している。なお、駆動ユニット10を車体9に接続した状態では、車体9側のバッテリ11からモータ12へ電力が供給されるが、駆動ユニット10側の第二バッテリ15も協働してモータ12に電力を供給してもよい。
以上説明したように、本実施形態の駆動ユニット10は、後輪5と、前記後輪5を駆動するモータ12と、前記モータ12の駆動電源である第二バッテリ15と、前記モータ12を制御する制御装置70と、前記制御装置70に操作信号を入力する操作部75と、前記後輪5を支持するユニットフレーム50と、前記ユニットフレーム50とは別体の車体9に接続可能なユニット側接続部55と、を備え、前記ユニット側接続部55を介して前記車体9に着脱可能に接続されることで、前記車体9とともに電動車両(自動二輪車1)を構成する移動体であって、前記制御装置70は、当該駆動ユニット10が前記車体9と接続状態にあるときは、前記車体9側からの制御信号に基づき前記モータ12を駆動し、当該駆動ユニット10が前記車体9と非接続状態にあるときは、前記操作部75からの操作信号に基づき前記モータ12を駆動する。
この構成によれば、駆動ユニット10を車体9に接続した状態では、駆動ユニット10を電動車両の駆動源として利用可能となり、駆動ユニット10を車体9から取り外した状態では、駆動ユニット10を車体9から独立した移動体として利用可能となる。すなわち、駆動ユニット10を車体9から取り外した状態では、操作部75の操作によりモータ12を駆動させ、モータ12の駆動力で駆動ユニット10を走行させることができる。これにより、駆動ユニット10を車体9から独立したアシスト荷台等として用いることが可能となり、駆動ユニット10の利便性を高めることができる。
本実施形態の駆動ユニット10において、前記制御装置70は、当該駆動ユニット10が前記車体9と接続状態にあるときは、前記操作部75による前記モータ12の操作を不能または無効とする。
この構成によれば、駆動ユニット10を車体9に接続した状態では、車体9側に有する操作部75によるモータ制御を優先し、電動車両の駆動源として用いることができる。
本実施形態の駆動ユニット10において、当該駆動ユニット10が前記車体9と非接続状態にあるときに当該駆動ユニット10を自立可能とする補助輪95を備えている。
この構成によれば、後輪5が一輪であっても補助輪95により自立可能とすることで、駆動ユニット10の利便性を高めることができる。
本実施形態の駆動ユニット10において、前記補助輪95は、当該駆動ユニット10が前記車体9と接続状態にあるときは、地面Gから離間した非接地状態S3となり、当該駆動ユニット10が前記車体9と非接続状態にあるときは、地面Gに接した接地状態S4となる。
この構成によれば、駆動ユニット10が車体9と接続状態にあるときは、補助輪95が地面Gから離間して電動車両をバンク可能とし、駆動ユニット10が車体9と非接続状態にあるときは、補助輪95が接地して駆動ユニット10を自立可能とすることができる。
本実施形態の駆動ユニット10において、前記補助輪95は、補助輪本体96を支持するとともに前記ユニットフレーム50に対して回動可能に連結される支持脚97を備え、前記補助輪95は、前記支持脚97が前記ユニットフレーム50に対して回動することで、前記非接地状態S3と前記接地状態S4とを切り替える。
この構成によれば、補助輪95が回動して非接地状態S3および接地状態S4を切り替えるので、補助輪95が非接地状態S3にあるか接地状態S4にあるかに関わらず、駆動ユニット10を傾けずに済む。このため、駆動ユニット10に荷台58を設ける場合にも、荷台58を水平姿勢に維持可能となり、駆動ユニット10をアシスト荷台として利用する際の利便性を高めることができる。
本実施形態の駆動ユニット10において、当該駆動ユニット10が前記車体9と非接続状態にあるときにユーザーUが当該駆動ユニット10を運転可能とする操作ハンドル91を備え、前記操作ハンドル91に前記操作部75が配置されている。
この構成によれば、ユーザーUが操作ハンドル91を把持して駆動ユニット10の押し引きおよび操舵を行いながら、モータ12を駆動させることが可能となり、駆動ユニット10の利便性を高めることができる。操作部75は、操作ハンドル91の操作とは別の操作を行う操作パネルであってもよく、あるいは操作ハンドル91自体が操作部75であってもよい。後者の場合、操作ハンドル91への操作入力の向きや強さに応じてモータ12の駆動を操作可能としてもよい。
本実施形態の駆動ユニット10において、前記操作ハンドル91は、当該駆動ユニット10が前記車体9と接続状態にあるときは、駆動ユニット10外方への突出量を減少させた格納状態S1となり、当該駆動ユニット10が前記車体9と非接続状態にあるときは、前記突出量を増した使用状態S2となる。
この構成によれば、駆動ユニット10の車体接続時には、操作ハンドル91の突出量を抑え、駆動ユニット10をコンパクトにして車体9への接続を容易にすることができる。駆動ユニット10の車体非接続時には、操作ハンドル91の突出量を増し、ユーザーUが操作ハンドル91を把持しやすくするとともに、操作ハンドル91によって駆動ユニット10を操縦しやすくし、駆動ユニット10の利便性を向上させることができる。
本実施形態の駆動ユニット10において、前記操作ハンドル91は、前記ユニットフレーム50に対して回動可能に連結され、前記操作ハンドル91は、前記ユニットフレーム50に対して回動することで、前記格納状態S1と前記使用状態S2とを切り替える。
この構成によれば、操作ハンドル91が回動して格納状態S1および使用状態S2を切り替えるので、操作ハンドル91が格納状態S1にあるか使用状態S2にあるかに関わらず、ユニットフレーム50を傾けずに済む。このため、ユニットフレーム50に荷台58を設ける場合にも、荷台58を水平姿勢に維持可能となり、駆動ユニット10をアシスト荷台として利用する際の利便性を高めることができる。
本実施形態の駆動ユニット10において、前記操作ハンドル91は、前記補助輪95と連動可能であり、前記操作ハンドル91は、前記格納状態S1にあるときには前記補助輪95を非接地状態S3とし、前記使用状態S2にあるときには前記補助輪95を前記接地状態S4とする。
この構成によれば、操作ハンドル91と補助輪95とを連動させて駆動ユニット10の態様を切り替えることが可能となり、駆動ユニット10の利便性を高めることができる。
本実施形態の駆動ユニット10において、前記ユニットフレーム50に支持される荷台58を備えている。
この構成によれば、駆動ユニット10の車体接続時には、荷台58を電動車両の荷台として利用可能となり、駆動ユニット10の車体非接続時には、荷台58ひいては駆動ユニット10を移動式の荷台として利用可能となる。これにより、駆動ユニット10の利便性を高めることができる。
本実施形態の駆動ユニット10において、前記後輪5の上部を覆うリヤフェンダ57を備え、前記荷台58は、前記リヤフェンダ57の上方に設けられている。
この構成によれば、後輪5からの跳ね上げが荷台58上に至り難く、荷台58の利便性を高めることができる。リヤフェンダ57を荷台58の支持部材として利用可能となり、部品点数削減を図ることができる。
本実施形態の駆動ユニット10において、前記制御装置70は、当該駆動ユニット10が前記車体9と接続状態にあるか否かを判定する判定機能を有している。
この構成によれば、駆動ユニット10の制御装置70が車体9との接続状態を判定するので、車体9との接続状態に応じて確実に操作部75によるモータ12の操作の可否を切り替え可能となり、駆動ユニット10の利便性を高めることができる。
本実施形態の電動車両(自動二輪車1)は、上記した駆動ユニット10と、前記ユニット側接続部55を介して前記駆動ユニット10が着脱可能に接続される車体9と、を備える。
この構成によれば、車体9から分離して利用可能な駆動ユニット10を用いて電動車両を構成することで、電動車両の利便性を向上させるとともに、駆動ユニット10(駆動源)に互換性を持たせたりメンテナンスを容易にしたりすることが可能となり、電動車両の商品性を高めることができる。
<変形例>
次に、実施形態の変形例の駆動ユニット110および自動二輪車101について図5、図6を参照して説明する。上記実施形態と同一構成には同一符号を付している。
変形例の駆動ユニット110は、ユニットフレーム50やリヤフェンダ57等の駆動ユニット110の本体部分(図ではユニットフレーム50)に対して、補助輪195を固定的に支持している。この変形例では、車体9から取り外した駆動ユニット110を、全体的に前下がりに傾斜させることで、ユニットフレーム50の前端側に設けた左右一対の補助輪195を接地させる。
駆動ユニット110の本体部分(図ではリヤフェンダ57)の後端側には、操作ハンドル191が固定的に支持されている。操作ハンドル191は、例えば後ろ上がりに傾斜している。この操作ハンドル191を後上方に伸ばし、操作ハンドル191の突出量を増加させることで、操作ハンドル191の連結部93をユーザーUが把持可能となる。駆動ユニット110は、ユーザーUが操作ハンドル191を持ち上げることで、前下がりに傾斜して左右補助輪195を接地させる。これにより、駆動ユニット110が後輪5および左右補助輪195の三点で自立可能となる。このとき、駆動ユニット110が全体的に傾くので、荷台58に代わり物品収納ボックス158を設けるとよい。操作ハンドル191は、駆動ユニット110を傾けるために回動不能としたが、操作ハンドル191を回動可能としたり、規定位置または任意位置で操作ハンドル191の回動をロック可能としてもよい。
この変形例においても、駆動ユニット110を車体9から取り外した状態で、操作部75の操作によりモータ12を駆動させ、モータ12の駆動力で駆動ユニット110を走行させることができる。これにより、駆動ユニット110を車体9から独立したアシスト荷台等として用いることが可能となり、駆動ユニット110の利便性を高めることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、上記実施形態では、車体9および駆動ユニット10,110の両方にモータ12の駆動電源であるバッテリを備える例を説明したが、これに限らない。例えば、駆動ユニット10,110にバッテリを集約して配置してもよい。
上記実施形態では、ロック機構80が車体9側に設けられている例を説明したが、これに限らない。例えば、ロック機構80は、駆動ユニット10,110側に設けられていてもよい。
前記電動車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)のみならず、三輪(前一輪且つ後二輪の他に、前二輪且つ後一輪の車両も含む)の車両も含まれる。また、本発明は、自動二輪車のみならず、自動車等の四輪の車両にも適用可能である。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、実施形態の構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1 自動二輪車(電動車両)
5 後輪(駆動輪)
9 車体
10 駆動ユニット(移動体)
12 モータ
15 第二バッテリ(バッテリ)
50 ユニットフレーム(支持部材)
55 ユニット側接続部(接続部)
57 リヤフェンダ(フェンダ)
58 荷台
70 制御装置
75 操作部
91 操作ハンドル
95 補助輪
96 補助輪本体
97 支持脚
G 地面
S1 格納状態
S2 使用状態
S3 非接地状態
S4 接地状態
U ユーザー

Claims (13)

  1. 駆動輪(5)と、
    前記駆動輪(5)を駆動するモータ(12)と、
    前記モータ(12)の駆動電源であるバッテリ(15)と、
    前記モータ(12)を制御する制御装置(70)と、
    前記制御装置(70)に操作信号を入力する操作部(75)と、
    前記駆動輪(5)を支持する支持部材(50)と、
    前記支持部材(50)とは別体の車体(9)に接続可能な接続部(55)と、を備え、
    前記接続部(55)を介して前記車体(9)に着脱可能に接続されることで、前記車体(9)とともに電動車両(1)を構成する移動体(10)であって、
    前記制御装置(70)は、
    当該移動体(10)が前記車体(9)と接続状態にあるときは、前記車体(9)側からの制御信号に基づき前記モータ(12)を駆動し、
    当該移動体(10)が前記車体(9)と非接続状態にあるときは、前記操作部(75)からの操作信号に基づき前記モータ(12)を駆動する移動体(10)。
  2. 前記制御装置(70)は、当該移動体(10)が前記車体(9)と接続状態にあるときは、前記操作部(75)による前記モータ(12)の操作を不能または無効とする請求項1に記載の移動体(10)。
  3. 当該移動体(10)が前記車体(9)と非接続状態にあるときに当該移動体(10)を自立可能とする補助輪(95)を備えている請求項1又は2に記載の移動体(10)。
  4. 前記補助輪(95)は、
    当該移動体(10)が前記車体(9)と接続状態にあるときは、地面(G)から離間した非接地状態(S3)となり、
    当該移動体(10)が前記車体(9)と非接続状態にあるときは、地面(G)に接した接地状態(S4)となる請求項3に記載の移動体(10)。
  5. 前記補助輪(95)は、補助輪本体(96)を支持するとともに前記支持部材(50)に対して回動可能に連結される支持脚(97)を備え、
    前記補助輪(95)は、前記支持脚(97)が前記支持部材(50)に対して回動することで、前記非接地状態(S3)と前記接地状態(S4)とを切り替える請求項4に記載の移動体(10)。
  6. 当該移動体(10)が前記車体(9)と非接続状態にあるときにユーザー(U)が当該移動体(10)を運転可能とする操作ハンドル(91)を備え、
    前記操作ハンドル(91)に前記操作部(75)が配置されている請求項1から5の何れか一項に記載の移動体(10)。
  7. 前記操作ハンドル(91)は、
    当該移動体(10)が前記車体(9)と接続状態にあるときは、移動体(10)外方への突出量を減少させた格納状態(S1)となり、
    当該移動体(10)が前記車体(9)と非接続状態にあるときは、前記突出量を増した使用状態(S2)となる請求項6に記載の移動体(10)。
  8. 前記操作ハンドル(91)は、前記支持部材(50)に対して回動可能に連結され、
    前記操作ハンドル(91)は、前記支持部材(50)に対して回動することで、前記格納状態(S1)と前記使用状態(S2)とを切り替える請求項7に記載の移動体(10)。
  9. 当該移動体(10)が前記車体(9)と非接続状態にあるときに当該移動体(10)を自立可能とする補助輪(95)を備え、
    前記補助輪(95)は、補助輪本体(96)を支持するとともに前記支持部材(50)に対して回動可能に連結される支持脚(97)を備え、
    前記補助輪(95)は、前記支持脚(97)が前記支持部材(50)に対して回動することで、非接地状態(S3)と接地状態(S4)とを切り替えるものであり、
    前記操作ハンドル(91)は、前記補助輪(95)と連動可能であり、
    前記操作ハンドル(91)は、
    前記格納状態(S1)にあるときには前記補助輪(95)を非接地状態(S3)とし、
    前記使用状態(S2)にあるときには前記補助輪(95)を前記接地状態(S4)とする請求項8に記載の移動体(10)。
  10. 前記支持部材(50)に支持される荷台(58)を備えている請求項1から9の何れか一項に記載の移動体(10)。
  11. 前記駆動輪(5)の上部を覆うフェンダ(57)を備え、
    前記荷台(58)は、前記フェンダ(57)の上方に設けられている請求項10に記載の移動体(10)。
  12. 前記制御装置(70)は、当該移動体(10)が前記車体(9)と接続状態にあるか否かを判定する判定機能を有している請求項1から11の何れか一項に記載の移動体(10)。
  13. 請求項1から12の何れか一項に記載の移動体(10)と、前記接続部(55)を介して前記移動体(10)が着脱可能に接続される車体(9)と、を備える電動車両(1)。
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