JP2008079435A - 電気自動車 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、様々な状況に応じてパワーユニットを容易に繋ぎ換えることができる連結機構を備える電気自動車を提供する。
【解決手段】電気自動車10は、シャシ11とモータ12と補助バッテリ13とインバータ14とパワーユニット30とを備える。シャシ11は、キャブ3を搭載し、駆動輪15に接続されたドライブユニット16を有する。モータ12は、ドライブユニット16に接続される。インバータ14は、補助バッテリ13とモータ12との間に接続されて交流電力入力端子141および直流電力入力端子142を有し、補助バッテリ13および直流電力入力端子142から供給される直流電力を交流電力に変換する。パワーユニット30は、分離可能に交流電力入力端子141または直流電力入力端子142の一方に接続される出力端子31を有しドライブユニット16にインバータ14を介して電力を供給する。
【選択図】 図3
【解決手段】電気自動車10は、シャシ11とモータ12と補助バッテリ13とインバータ14とパワーユニット30とを備える。シャシ11は、キャブ3を搭載し、駆動輪15に接続されたドライブユニット16を有する。モータ12は、ドライブユニット16に接続される。インバータ14は、補助バッテリ13とモータ12との間に接続されて交流電力入力端子141および直流電力入力端子142を有し、補助バッテリ13および直流電力入力端子142から供給される直流電力を交流電力に変換する。パワーユニット30は、分離可能に交流電力入力端子141または直流電力入力端子142の一方に接続される出力端子31を有しドライブユニット16にインバータ14を介して電力を供給する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、パワーユニットをドライブユニット側から分離可能に設けた電気自動車に関する。
内燃機関のエンジンの回転トルクから駆動力を得る代わりに電力を動力源として利用し、モータを回して駆動力を得る電気自動車、ハイブリッド電気自動車、燃料電池自動車などが開発されており、実用化されきている。
走行距離を延ばすために、車両に搭載するメインバッテリとは別に、サブバッテリを搭載した第1トレーラを牽引する電気自動車が特許文献1に開示されている。この電気自動車は、エンジンを含む発電モジュールを搭載した第2トレーラを第1トレーラと繋ぎ換えて牽引することができる。第2トレーラの発電モジュールには、エンジンの他に発電機とこれらを制御するコントローラとを備える。
この電気自動車は、第1トレーラまたは第2トレーラを接続した状態で走行する間は、メインバッテリを温存させるようにサブバッテリの電力またはエンジンで駆動される発電機によって発電された電力を優先的に使用することが開示されている。
また、排気ガス規制が行われるようになったことにともない、トラックやバスなど輸送業界における大型車両にも、バッテリによる電気自動車や燃料電池を利用する燃料電池自動車の他、燃料効率が高いディーゼルエンジンを発電機と組合せて利用することで、排気ガス量を低減するディーゼルハイブリッド電気自動車が提案され始めている。
特開平11−341608号公報
都市部においては、発進と停止が頻繁に繰り返されるため、内燃機関では燃費が悪く、排気ガス量も増加する傾向にある。したがってこのような場合は、電気自動車や燃料電池自動車が好まれる傾向にある。電力を動力源として利用すると、走行距離にほぼ比例して電力が消費される。
したがって、輸送用トラック等、一度に長距離を走行する場合、頻繁に充電を行う必要が生じる。しかし、充電するための設備や燃料電池の燃料を供給する設備がまだ十分に整備されていない。また、充電にも時間がかかるため、可動効率が低下する。このような場合、ディーゼルエンジンと蓄電池を併用するディーゼルハイブリッド電気自動車であれば、燃料の入手も容易であり、排気ガスの排出量を抑えることができるとともにエネルギー効率も高い。
このように、状況によって適切な動力源が異なる。しかし、利用者のニーズに対応して動力源の異なる同型の車両を提供しようとした場合、個々に車両全体の構成が大幅に異なってくるとともに、生産台数も乗用車ほど多くはないので、設計効率が悪く生産コストが高くなってしまう。
セミトレーラ式の大型車両に特許文献1に開示された技術を適用する場合、特別な運転技量が必要であり、都市部では道路状況に応じた取り回しが難しく、誰もが利用できるものではない。また、トレーラを牽引する場合、ストップランプのための電気信号ケーブルや、トレーラの従動輪に設けられるブレーキを操作するための空圧ホースもしくは油圧ホースを個々に接続しなければならない。このように、トレーラを繋ぎ換える作業は、非常に面倒である。なお、特許文献1には、電気自動車とトレーラとの間の接続について具体的に開示されていない。
そこで、本発明は、様々な状況に応じてパワーユニットを容易に繋ぎ換えることができる連結機構を備える電気自動車を提供する。
本発明に係る電気自動車は、シャシとモータと補助バッテリとインバータとパワーユニットとを備える。シャシは、運転室が設けられたキャブを搭載し、駆動輪に接続されたドライブユニットを有する。モータは、ドライブユニットに接続される。補助バッテリは、シャシに搭載されて直流電力を供給する。インバータは、補助バッテリとモータとの間に接続されて交流電力入力端子および直流電力入力端子を有し、補助バッテリおよび直流電力入力端子から供給される直流電力を交流電力に変換する。パワーユニットは、分離可能に交流電力入力端子または直流電力入力端子のいずれか一方に接続される出力端子を有しドライブユニットにインバータを介して電力を供給する。
この場合、シャシは、車両の進行方向に沿って平行に配置される一対のサイドメンバを有し、サイドメンバは、前後に並ぶ車輪間でシャシをフロントシャシとリアシャシとに分離可能に結合する連結装置を有する。パワーユニットは、リアシャシに搭載する。交流電力入力端子は、一方のサイドメンバの連結装置に配置され、直流電力入力端子は、他方のサイドメンバの連結装置に配置される。または、他の形態の電気自動車の場合、シャシは、トレーラに設けられるキングピンと連結されるカプラを備え、カプラは、連結された状態のキングピンの下方に交流電力入力端子および直流電力入力端子を鉛直方向へ異なる高さに配設し、パワーユニットは、トレーラに搭載されて、出力端子をキングピンの下端よりも下方に配置する。
また、パワーユニットは、ガソリンエンジンまたはディーゼルエンジンと、燃料タンクと、発電機と、を備え、交流電力入力端子に接続されて、交流電力を出力する。または、パワーユニットは、燃料電池ユニットと、その燃料を蓄える燃料タンクと、を備え、直流電力入力端子に接続されて、直流電力を出力する。または、パワーユニットは、蓄電池を備え、直流電力入力端子に接続されて、直流電力を出力する。
本発明に係る電気自動車によれば、ドライブユニットと分離可能にパワーユニットが設けられており、交流電力入力端子および直流電力入力端子の両方を備える。したがって、電力の出力形態が交流電力または直流電力のいずれのパワーユニットでも簡単に接続することができ、状況に応じて自由にパワーユニットを取捨選択して、繋ぎ換えることができる。
また、本発明に係る他の形態の電気自動車によれば、シャシがサイドメンバを有し、このサイドメンバにおいてシャシがフロントシャシとリアシャシとに分離可能に結合される連結装置を有している。そして、一方のサイドメンバの結合部に交流電力入力端子を配置し、他方のサイドメンバの結合部に直流電力入力端子を配置している。フロントシャシとリアシャシとを結合させることによって、同時に交流電力または直流電力が適切に接続される。したがって、パワーユニットの繋ぎ換えを容易に行うことができる。
さらに本発明に係る他の形態の電気自動車によれば、シャシが、トレーラに設けられるキングピンと連結されるカプラを備える。カプラは、連結された状態のキングピンの下方に交流電力入力端子および直流電力入力端子を鉛直方向へ異なる高さに配設している。パワーユニットは、トレーラに搭載されて、出力端子をキングピンの下端よりも下方に取り付けている。したがって、この電気自動車は、パワーユニットを搭載するトレーラと接続すると同時に、パワーユニットからインバータを経てドライブユニットに電力が供給される。
本発明に係る第1の実施形態の電気自動車について、図1から図10を参照して説明する。ここで、この明細書中において、説明の便宜上、電気自動車の進行方向を基準に、前、後、右、左、上、下を定義する。図1に示す電気自動車10は、後部に荷台2が架装されたトラックである。電気自動車10は、図1に示すシャシ11と図3に示すモータ12と補助バッテリ13とインバータ14とパワーユニット30とを備える。
シャシ11は、進行方向に沿って平行に配置される左右一対のサイドメンバ40を有している。サイドメンバ40は、前後に並ぶ車輪間で、図2に示すように、シャシ11を前側部分のフロントシャシ111と後側部分のリアシャシ112とに分離することができる連結装置50を有している。フロントシャシ111は、運転室が設けられたキャブ3を搭載する。キャブ3の下方には、駆動輪15が配置されている。駆動輪15には、図3に示すようにドライブユニット16が接続されている。
ドライブユニット16、モータ12、補助バッテリ13およびインバータ14は、図3に示すようにフロントシャシ111側に搭載されている。パワーユニット30は、リアシャシ112側に搭載されている。モータ12は、ドライブユニット16に機械的に接続され、駆動力を伝達する。補助バッテリ13は、フロントシャシ111に搭載され、フロントシャシ111側で必要となる直流電力を供給する。
インバータ14は、補助バッテリ13とモータ12との間に接続され、交流電力入力端子141と直流電力入力端子142とを備えている。インバータ14は、交流電力入力端子141から入力される交流電力をそのまま交流電力としてモータ12へ供給し、補助バッテリ13および直流電力入力端子142から入力される直流電力を交流電力に変換した後、モータ12へ供給する。
図3に示すように、交流電力入力端子141は、左側のサイドメンバ40に設けられた連結装置50に組み込まれている。直流電力入力端子142は、右側のサイドメンバ40に設けられた連結装置50に組み込まれている。パワーユニット30は、図3に示すように出力端子31と発電機32とエンジン33と燃料タンク34を備え、エンジン33によって発電機32を駆動し交流電力を出力端子31から出力する。
次に、連結装置50の詳細について図4から図11を参照して説明する。連結装置50は、レシーバ51とプラグ52とで構成される。レシーバ51は、図4に示すようにフロントシャシ111に設けられている。プラグ52は、図5に示すようにリアシャシ112に設けられている。レシーバ51は、アウター511とインナー512と連結ピン513とスプリング514とを備えている。アウター511は、図4、図6および図7に示すように、サイドメンバ40に内接する角形の筒状であって、前側端が前壁511aによって閉じられている。
インナー512は、アウター511に内挿される角形の外形を有し、後端面512aから前端面512bに向かって先細りに貫通するテーパ孔512cが設けられている。連結ピン513は、アウター511およびインナー512を鉛直方向へ貫通して装着されている。インナー512は、前後方向に延びた長孔512dを有し、連結ピン513に対して遊嵌している。インナー512の前端面512bとアウター511の前壁511aの間には、スプリング514が挿入されている。インナー512は、スプリング514によって後方へ付勢され、長孔512dの前端が連結ピン513に当接した状態で係止されている。
また、インナー512は、図6,7に示すように水平方向に貫通する係止孔512eが長孔512dよりも後方に設けられている。交流電力入力端子141および直流電力入力端子142は、インナー512の後端面512aにおいてテーパ孔512cの外周部となるコーナ部512fに配置されている。このコーナ部512fには、出力端子31の他にフロントシャシ111とリアシャシ112との間で連結する必要のある信号線のコネクタや、圧搾空気配管や油圧配管の継手を配置してもよい。
プラグ52は、図5に示すように、ベースブロック521とテーパカップ522とフック523とロックスプリング524とセンタプーリ525とワイヤ526と解除レバー527とを有している。ベースブロック521は、リアシャシ112の前端となるサイドメンバ40の端部に取り付けられ、前後方向に貫通する穴が中央に設けられている。テーパカップ522は、レシーバ51のインナー512に設けられるテーパ孔512cの内周面にぴったりと合致する外形を有しており、前端が丸められている。
フック523は、連結ピン513に対して左右対称となる一対に設けられている。各々のフック523は、鉛直方向にテーパカップ522ごと貫通する支持ピン523aによって枢着され、水平面に沿って回動する。フック523は、連結ピン513を抱え込む閉状態で、先端部523dどうしが連結ピン513の軸径よりも大きく開いている。また、支持ピン523aよりも後方に延びるフック523のアーム部523bは、フック523が閉状態で、後端に近付くにつれてテーパカップ522から外側に突出する係止部523cを有している。
アーム部523bの内側にはロックスプリング524が挟まれ、フック523を閉状態になるように付勢している。また、アーム部523bよりやや後方の位置でテーパカップ522に鉛直方向にロッド525aが通されている。ロッド525aには、水平面に沿って回転するセンタプーリ525が上下に2つ装着されている。
ワイヤ526の一端は、アーム部523bのそれぞれ後端の内側に固定されている。このワイヤ526は、ロッド525aの前側で交差した後、個別にセンタプーリ525に捲き掛けられて後方へ延びている。ワイヤ526の他端は、サイドメンバ40の内側に枢着された解除レバー527に固定されている。解除レバー527を後方へ倒すと、フック523は、ワイヤ526によってアーム部523bが互いに近付く方向へ引っ張られるので、係止部523cがテーパカップ522の内側に引込み、先端部523dが連結ピン513の軸径よりも大きく開く。
また、テーパカップ522より外周となるベースブロック521の前面の四隅521aには、パワーユニット30の出力端子31が配置されている。本実施形態の場合、パワーユニット30の出力は、交流電力であるので、図5に示すように出力端子31は、交流電力入力端子141に対応する左側のサイドメンバ40に配置される。
なお、インナー512が移動する構造を有している。そこで、交流電力入力端子141および直流電力入力端子142のほか、信号線の接続コネクタ、圧搾空気や油圧配管の継手は、インナー512とともに移動する構造とし、端子およびコネクタに接続されるケーブルや継手から延びる配管に伸縮する機構を設ける。もしくは、端子やコネクタおよび継手を固定し、プラグ52がレシーバ51に結合された状態で、これらが接続される構造にする。本実施形態の場合は、どちらの構造も採用することができる。
このように形成された連結装置50は、プラグ52がレシーバ51に挿入されると、フック523の係止部523cがテーパ孔512cの内面と迫合ってフック523の先端部523dがやや開かれつつ、スプリング514が圧縮されてインナー512もアウター511の奥へ押し込まれる。さらにプラグ52がレシーバ51に押し込まれると、インナー512は、図8に示すように連結ピン513に長孔512dの後端が当たることによってそれ以上の動きが止まる。
この状態からさらにプラグ52が挿入されると、フック523の先端部523dが連結ピン513と迫合い、押し開かれる。先端部523dが連結ピン513を越えると、フック523は、ロックスプリング524によって閉じられる方向へ付勢される。図9および図10に示すようにプラグ52がレシーバ51に完全に押し込まれると、フック523の係止部523cがインナー512の係止孔512eに入り込むので、フック523の先端部523dが完全に閉じられる。
連結装置50は、レシーバ51のテーパ孔512cとプラグ52のテーパカップ522とが合致するとともに、フック523が連結ピン513に係合した状態でインナー512が後方に付勢さている。したがって、レシーバ51とプラグ52との間のがたつきがなくなり、フロントシャシ111とリアシャシ112とが、しっかりと固定される。また、パワーユニット30の出力端子31は、フロントシャシ111とリアシャシ112とを連結する上記一連の操作を行う中でレシーバ51側に設けられた交流電力入力端子141に接続される。フロントシャシ111とリアシャシ112との接続およびパワーユニット30とインバータ14との結線が同時に行われるので、これらの作業が簡単でかつ容易である。
フロントシャシ111とリアシャシ112とが連結されて一体になった電気自動車10は、リアシャシ112に配置されたパワーユニット30から電力が供給され、インバータ14を介してモータ12が駆動される。また、走行中および停車中にパワーユニット30から供給される電力のうち余剰電力は、インバータ14に接続されている補助バッテリ13に蓄電される。さらに、電気自動車10は、制動時にモータ12によって発電された電力もインバータ14を介して補助バッテリ13に蓄電する。補助バッテリ13の電力は、パワーユニット30が供給する電力が不足する場合に利用される。
また、接続されている状態のフロントシャシ111とリアシャシ112とを切離す場合は、左側のサイドメンバ40の外側に露出する解除レバー527と右側のサイドメンバ40の外側に露出する解除レバー527を同時に後方へ倒す。この結果、ワイヤ526に引っ張られて図11に示すようにフック523の先端部523dが開放される。この状態でフロントシャシ111とリアシャシ112とを引き離せば、これらを簡単に引き離すことができる。
なお、左側の解除レバー527と右側の解除レバー527は、安全上これらの作業を一人で行えないように、あえて独立して設けている。また、本実施形態の場合、電気自動車10のフロントシャシ111およびリアシャシ112に設けられている車輪は、それぞれ一対ずつである。したがって、フロントシャシ111とリアシャシ112とを接合または切離す場合、レベルを調整するために支持脚A1やジャッキA2を図2に示すように添えたり、プラグ52をレシーバ51に差し込む方向へ前進させるための補助輪A3を取り付ける準備作業が事前に行われ、接続後にはこれらの取外し作業が行われる。
以上のように、この電気自動車10は、図2に示すようにパワーユニット30を切離すことができる。つまり、図12に示すような燃料電池ユニット35とその燃料タンク36を備えるパワーユニット30Aや、図13に示すような蓄電池37を備えるパワーユニット30Bなど、形態の異なるパワーユニット30A,30Bが組み込まれたリアシャシ112A,112Bに交換することで、パワーユニット30A,30Bの構成が異なる他の形態の電気自動車10A,10Bを提供することができる。
パワーユニット30,30A,30Bの形態が異なると、それに付随するフレーム構造など、個別に設計変更が必要になる。本実施形態の場合、パワーユニット30,30A,30Bを他の形態のものに交換する場合、パワーユニット30,30A,30Bを搭載するリアシャシ112,112A,112Bごと交換する構造である。したがって、フロントシャシ111は、パワーユニット30,30A,30Bに関わらず同じものを採用することができる。そのため製造コストも安く抑えることができるようになる。
なお、本実施形態において、電気自動車10の駆動輪15は、フロントシャシ111に配置している。図1,2に示すトラックの場合、積載荷重による各車輪の接地摩擦抵抗を考慮すると、リアシャシ112に設けられる後輪にドライブユニット16を接続することが好ましい。この場合、リアシャシ112にもインバータ14、モータ12、ドライブユニット16を設置し、フロントシャシ111側からの制御信号によって後輪を駆動させる。また、インバータ14、モータ12、ドライブユニット16をリアシャシ112に設ける代わりに、ドライブシャフトを設け、連結装置50の近傍で111カップリングさせて駆動力をフロントシャシ側からリアシャシ112側に伝達しても良い。
本発明に係る第2の実施形態の電気自動車60について、図14から図16を参照して説明する。図14に示す電気自動車60は、トラクタ61およびトレーラ62で構成されるセミトレーラである。本実施形態の電気自動車60は、トラクタ61が第1の実施形態におけるフロントシャシ111に相当し、トレーラ62が第1の実施形態におけるリアシャシ112に相当する。本実施形態において、第1の実施形態の電気自動車10と同じ機能を有する構成は、同一の符号を付して、その説明を省略する。
トラクタ61は、図15に示すようにモータ12、補助バッテリ13、インバータ14、ドライブユニット16を備える。ドライブユニット16には、駆動輪15として前輪611および後輪612が機械的に連結されている。また、パワーユニット30は、図14に示すようにトレーラ62の前端に設置されている。
トラクタ61は、後輪612の車軸よりも前方にオフセットされた位置にカプラ70を有する。カプラ70は、図15および図16に示すように、トッププレート71と、フック72と、ロック部材73と、レバー74と、交流電力入力端子141および直流電力入力端子142とを備える。トッププレート71は、トラクタ61の上面に設けられた軸受75によって前後に傾倒可能に支持されている。フック72とロック部材73とはトッププレート71の下面に取り付けられている。
トッププレート71は、後方に向かって開かれたスリット711を有している。トレーラ62の前側の底部に突出するキングピン80がこのスリット711に進入すると、フック72に当接する。フック72は、スリット711よりも左または右にオフセットされた位置に枢着されている。キングピン80がスリット711の奥まで入り込むと、キングピン80がスリット711から後方へ抜け出るのを阻止するようにフック72が回動する。ロック部材73は、スリット711の奥まで移動したキングピン80を保持するフック72の後方に差し込まれ、フック72が回動しないように保持する。この結果、キングピン80はカプラ70に連結される。
本実施形態において、カプラ70とキングピン80は、第1の実施形態における連結装置50に相当する。カプラ70は、連結された状態のキングピン80の下方となる位置に、鉛直方向に積み重ねた位置関係で交流電力入力端子141および直流電力入力端子142を配置している。本実施形態では、交流電力入力端子141を下側になるように配置している。
パワーユニット30の出力端子31は、キングピン80の下端に取り付けられ、キングピン80の軸心と同軸となる円筒形状の外周面を有している。本実施形態のパワーユニット30は、エンジン33によって発電機32を回すことで交流電力を供給する。そこで、この出力端子31は、トラクタ61に設けられる交流電力入力端子141に対応するように、下寄りの部分に配置される。パワーユニット30と出力端子31との間を繋ぐケーブル38は、キングピン80の内側に通されている。
交流電力入力端子141および直流電力入力端子142は、カプラ70にキングピン80が連結された状態で、出力端子31に向かって予圧がスプリング143によって付与されている。なお、パワーユニット30から供給される電力が直流電力である場合、出力端子31は、直流電力入力端子142に対応する上寄りの位置に設ける。
以上のように構成された電気自動車10は、パワーユニット30をトレーラ62に搭載しており、したがって、トラクタ61に設けられたドライブユニット16側から分離可能である。また、トレーラ62がトラクタ61に連結されると同時に、トレーラ62に搭載されたパワーユニット30の出力端子31が、トラクタ61に設けられた交流電力入力端子141または直流電力入力端子142のどちらかに接続される。また、トレーラ62をトラクタ61から切離すことによって、パワーユニット30をドライブユニット16側から容易に取り外すことができる。
このように、電気自動車60は、パワーユニット30を容易に外すことができるので、利用者の用途に合わせて、パワーユニット30を第1の実施形態と同様に、異なる形態のパワーユニット30に簡単に交換することができる。また、このトラクタ61は、補助バッテリ13を備えており、ある程度の距離であれば自走することができる。したがって、従来のセミトレーラにおいてキングピンとカプラとを連結させる操作と同じ操作を行うことで、パワーユニット30も接合させることができる。
本実施形態において、交流電力入力端子および直流電力入力端子は、個別に配置している。交流電力入力端子および直流電力入力端子を一つのブロックに構成しても良い。また、鉛直方向にフック523の厚みを大きくし、キングピン80に当接するフック72の内周面に交流電力入力端子141および直流電力入力端子142がそれぞれ露出する構造にしても良い。
3…キャブ、10,10A,10B…電気自動車、11…シャシ、12…モータ、13…補助バッテリ、14…インバータ、15…駆動輪、16…ドライブユニット、30,30A,30B…パワーユニット、31…出力端子、32…発電機、33…エンジン、34…燃料タンク、35…燃料電池ユニット、36…燃料タンク、37…蓄電池、40…サイドメンバ、50…連結装置、51…レシーバ、52…プラグ、60…電気自動車、61…トラクタ、62…トレーラ、70…カプラ、80…キングピン、111…フロントシャシ、112,112A,112B…リアシャシ、141…交流電力入力端子、142…直流電力入力端子。
Claims (6)
- 運転室が設けられたキャブを搭載し、駆動輪に接続されたドライブユニットを有するシャシと、
前記ドライブユニットに接続されるモータと、
前記シャシに搭載されて直流電力を供給する補助バッテリと、
前記補助バッテリと前記モータとの間に接続されて交流電力入力端子および直流電力入力端子を有し、前記補助バッテリおよび前記直流電力入力端子から供給される直流電力を交流電力に変換するインバータと、
前記交流電力入力端子または直流電力入力端子のいずれか一方に分離可能に接続される出力端子を有し前記ドライブユニットに前記インバータを介して電力を供給するパワーユニットと
を備えることを特徴とする電気自動車。 - 前記シャシは、車両の進行方向に沿って平行に配置される一対のサイドメンバを有し、
前記サイドメンバは、前記進行方向に前後に並ぶ車輪間で前記シャシをフロントシャシとリアシャシとに分離可能に結合する連結装置を有し、
前記パワーユニットは、前記リアシャシに搭載され、
前記交流電力入力端子は、一方の前記サイドメンバの前記連結装置に配置され、
前記直流電力入力端子は、他方の前記サイドメンバの前記連結装置に配置される
ことを特徴とする請求項1に記載の電気自動車。 - 前記シャシは、トラクタであって、トレーラに設けられるキングピンと連結されるカプラを備え、
前記カプラは、連結された状態の前記キングピンの下方に前記交流電力入力端子および前記直流電力入力端子が鉛直方向へ異なる高さに配設され、
前記パワーユニットは、前記トレーラに搭載され、前記出力端子を前記キングピンの下端より下方に配置する
ことを特徴とする請求項1に記載の電気自動車。 - 前記パワーユニットは、エンジンと、燃料タンクと、発電機と、を備え、前記交流電力入力端子に接続されて、交流電力を出力することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電気自動車。
- 前記パワーユニットは、燃料電池ユニットと、その燃料を蓄える燃料タンクと、を備え、前記直流電力入力端子に接続されて、直流電力を出力することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電気自動車。
- 前記パワーユニットは、蓄電池を備え、前記直流電力入力端子に接続されて、直流電力を出力することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電気自動車。
Priority Applications (1)
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