JP7012833B2 - 電動車両 - Google Patents
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- B62K5/00—Cycles with handlebars, equipped with three or more main road wheels
- B62K5/02—Tricycles
- B62K5/027—Motorcycles with three wheels
Description
この構成によれば、側面視で後方延出部がバッテリの少なくとも一部と重なり、回動機構の少なくとも一部がバッテリの後方に配置されていることで、バッテリを回動機構の後部上方に配置する場合と比較して、バッテリの後方かつ回動機構の上方に物品の収納スペースを広く確保することができる。したがって、物品の収納スペースを向上することができる。加えて、側面視で後方延出部がバッテリの少なくとも一部と重なることで、バッテリの側方からの衝撃におけるバッテリへの衝撃荷重入力を抑えることができる。すなわち、バッテリの側方からの外乱によるバッテリへの影響が抑えることより、バッテリの保護性を高めることができる。
この構成によれば、バッテリの車幅方向外方からの衝撃におけるバッテリへの衝撃荷重入力を抑えることができる。すなわち、バッテリの車幅方向外方からの外乱によるバッテリへの影響が抑えることより、バッテリの保護性を高めることができる。
この構成によれば、バッテリの下方からの衝撃におけるバッテリへの衝撃荷重入力を抑えることができる。すなわち、バッテリの下方からの外乱によるバッテリへの影響が抑えることより、バッテリの保護性を高めることができる。
この構成によれば、一対の直方体状のバッテリを上下に並べて配置した場合と比較して、電動車両の重心位置が高くなることを抑えることができる。
この構成によれば、上方に開口する上部開口を有するケースを備えることで、ケースの上方からケースの内部にアクセスすることができるため、バッテリの収納および取り出しを容易に行うことができる。加えて、蓋の上部に位置し、乗員の足をのせることが可能なフロアを備えることで、蓋およびフロアによってバッテリの上方からの衝撃におけるバッテリへの衝撃荷重入力を抑えることができる。すなわち、バッテリの上方からの外乱によるバッテリへの影響が抑えることより、バッテリの保護性を高めることができる。加えて、フロアを支持し、車体フレームに連結されるステーを備えることで、フロアによって乗員の足を安定して支えることができる。すなわち、剛性の高い車体フレームにステーが連結されることにより、乗員の足置き時の安定性(足のせ性)を高めることができる。
この構成によれば、蓋ロック機構を通じてケースの内部へ水等が入り込むことを抑えることができるため、バッテリの被水を抑えることができる。
この構成によれば、蓋ロック機構が一つのみ設けられている場合と比較して、ケースへの蓋の固定保持をより強固に行うことができる。
この構成によれば、傾斜壁に沿ってバッテリを移動させることができるため、バッテリの収納および取り出しを容易に行うことができる。
この構成によれば、ケースの下壁、前壁、後壁および一対の側壁によって左右一対のバッテリが覆われるため、左右一対のバッテリに対する路面からの外乱または被水を抑えることができる。すなわち、ケースが左右一対のバッテリを前後、左右および下方から覆う、いわゆるバスタブ構造を有するため、車両下部が水たまり等に浸水したときのバッテリの防水性(没水性)を高めることができる。
この構成によれば、ケースの内部に水等が入り込んだ場合でも、水抜き孔を通じて排水することができる。
この構成によれば、仕切り壁によって、左右一対のバッテリの車幅方向への移動を規制することができる。
この構成によれば、バッテリをロックする方向と車両進行方向とが同じになるため、バッテリが慣性で移動することをバッテリロック機構で抑えることができる。
この構成によれば、一対の直方体状のバッテリを上下に並べて配置した場合と比較して、電動車両の重心位置が高くなることを抑えることができる。
この構成によれば、前後一対のバッテリの高さの影響を受けることなくフロアの高さを設定することができる。したがって、フロアの高さ(乗員の足置き高さ)を可及的に低くすることができる。
この構成によれば、上方に開口する上部開口を有するケースを備えることで、ケースの上方からケースの内部にアクセスすることができるため、バッテリの収納および取り出しを容易に行うことができる。加えて、ヒンジ軸がケースの前部に設けられていることで、ケースの後上方に位置するシートの影響を受けることなく蓋を開閉することができる。
この構成によれば、蓋の上面の載置領域を利用して物品を載置することができるため、物品の収納スペースを更に向上することができる。加えて、シートに着座した状態で載置領域にアクセスすることができるため、物品の収納および取り出しを容易に行うことができる。
この構成によれば、枠壁の内方に物品を収納することができるため、物品の収納スペースを更に向上することができる。加えて、シートに着座した状態で枠壁の内方にアクセスすることができるため、物品の収納および取り出しを容易に行うことができる。
この構成によれば、第二ヒンジ軸が枠壁の前部に設けられていることで、ケースの後上方に位置するシートの影響を受けることなく第二蓋を開閉することができる。
この構成によれば、一対の直方体状のバッテリを上下に並べて配置した場合と比較して、電動車両の重心位置が高くなることを抑えることができる。加えて、左右一対のバッテリの底面で区画された領域に回動機構を配置することができるため、左右一対のバッテリの下方のスペースを有効に活用することができる。
この構成によれば、上方に開口する上部開口を有するケースを備えることで、ケースの上方からケースの内部にアクセスすることができるため、バッテリの収納および取り出しを容易に行うことができる。加えて、蓋がシートの下方に配置されていることで、蓋およびシートによってバッテリの上方からの衝撃におけるバッテリへの衝撃荷重入力を抑えることができる。すなわち、バッテリの上方からの外乱によるバッテリへの影響が抑えることより、バッテリの保護性を高めることができる。
図1は、電動車両の一形態である電動式の自動三輪車(電動三輪車)の左側面を示す図である。図1に示すように、電動車両1は、単一の前輪2(操向輪)を支持する前車体3と、左右一対の後輪4(駆動輪)を支持する後車体5と、前車体3および後車体5を、車両前後方向を向く軸線C1の回りに相対揺動可能に連結する回動機構6と、車両走行用のモータ7と、モータ7へ電力を供給するバッテリ100と、を備える。
前車体3は、前輪転舵用のバーハンドル11と、乗員着座用のシート12と、乗員の足をのせることが可能なフロア13と、前車体3の骨格をなす車体フレーム14と、前輪2を懸架する前輪懸架装置15と、を備える。バーハンドル11とシート12との間は、跨ぎ空間16が形成されている。フロア13は、跨ぎ空間16の下方に配置されている。
後車体5は、左右一対の後輪4を支持するスイングアーム50を備える。スイングアーム50は、左右一対の後輪4の間に配置されている。スイングアーム50は、回動機構6の後端から後輪車軸4aまで延びるように、長さ方向を前後方向に向けて配置されている。スイングアーム50は、回動機構6を介して、前車体3に対して上下揺動可能に連結されている。すなわち、回動機構6およびスイングアーム50は、スイングユニット49を構成している。スイングユニット49およびリアクッション8を含んで、後車体5に後輪懸架装置55(リアサスペンション55)が構成されている。
回動機構6は、前車体3およびスイングアーム50を、ローリング軸線C1の回りに相対揺動可能に連結している。回動機構6は、スイングアーム50とともに、前車体3に対して上下揺動可能とされている。
図4に示すように、バッテリ100は、左右一対の下部フレーム22の間に配置されている。バッテリ100は、複数の単位バッテリで構成されている。実施形態において、バッテリ100は、二つの単位バッテリ101,102で構成されている。二つの単位バッテリ101,102は、互いに同一構成とされている。二つの単位バッテリ101,102は、車体左右中心線CLを挟んで左右対称に設けられている。以下、二つの単位バッテリ101,102のうち、左側に位置する単位バッテリを「左バッテリ」、右側に位置する単位バッテリを「右バッテリ」ともいう。以下、バッテリ100(単位バッテリ101,102)を単に「バッテリ」ともいう。
図5に示すように、左右バッテリ101,102は、コンタクタ(電磁開閉器)124を含むジャンクションボックス(分配器)123を介して、PDU(Power Driver Unit)121に接続されている。PDU121は、ECU(Electric Control Unit)122とともに、一体のPCU(Power Control Unit)120を構成している。バッテリ100からの電力は、メインスイッチと連動するコンタクタ124を介して、モータドライバたるPDU121に供給される。バッテリ100からの電力は、PDU121にて直流から三相交流に変換された後、三相交流モータであるモータ7に供給される。モータ7は、PDU121による制御に応じて力行運転を行い、電動車両を走行させる。
図5において、符号130は電装部品を示す。図中符号9は、バッテリ以外の電装部品を収納する収納ケースを示す(図1、図2参照)。
図2に示すように、バッテリ100は、前車体3に固定されたバッテリケース70(ケース)に対して挿脱される。バッテリケース70は、不図示のブラケットおよびサブステーを介して、車体フレーム14に固定されている。図4に示すように、バッテリケース70は、左右バッテリ101,102を収納可能である。バッテリケース70は、上方に開口する上部開口71を有する。
図6に示すように、バッテリケース70の外部には、蓋80をバッテリケース70に保持可能な蓋ロック機構85と、蓋ロック機構85を収納する蓋ロックケース86と、が設けられている。
図6に示すように、バッテリケース70には、バッテリを収納可能なバッテリ収納装置91が設けられている。左右バッテリは、バッテリ収納装置91の内部に左右に並んで配置されている。
第二支持フレームは、第一支持フレーム111と同様の構成を有するため、詳細説明は省略する。
弾性体ブロック165は、変位規制壁164がバッテリの浮き上がり方向の変位を規制するときに、バッテリの前面に当接する。弾性体ブロック165は、バッテリの前面に当接したとき、弾性変形することにより、弾発力をバッテリの上面に作用させる。
カム壁167は、変位規制壁164から保持力受壁166の裏面166a(保持力受面)に向かって滑らかに連続するカム面167aを有している。
図6に示すように、蓋80の下面には、左右に離間して一対の突起82が設けられている。突起82は、蓋80の下面から下方に向かって突出している。
一対の突起82は、バッテリ収納装置91の前後の操作レバー95が操作完了前の状態のときには、操作レバー95に当接するように設定されている(図9参照)。したがって、左右いずれかの操作レバー95が操作完了位置まで完全に操作されていないときには、蓋80の閉塞が突起82によって阻害される。このため、操作レバー95が操作完了位置に達していないことを作業者に知らせることができる。
実施形態において、左右の操作レバー95が初期位置にあるときには、突起82が、操作レバー95の前方の空間に進入して操作レバー95と接触しないように設定されている。
図2に示すように、側面視で、バッテリ100の一部は、車体フレーム14と重なる位置に配置されている。側面視で、バッテリ100の下部は、下部フレーム22と重なっている。側面視で、バッテリ100は、前部フレーム21と後部フレーム23との間に配置されている。側面視で、バッテリ100は、回動機構6の前方に配置されている。すなわち、回動機構6は、バッテリ100の後方に配置されている。
本実施形態によれば、側面視で下部フレーム22がバッテリ100の下部と重なり、回動機構6がバッテリ100の後方に配置されていることで、バッテリ100を回動機構6の後部上方に配置する場合と比較して、バッテリ100の後方かつ回動機構6の上方に物品の収納スペース(収納ボックス35の配置スペース)を広く確保することができる。したがって、物品の収納スペースを向上することができる。加えて、側面視で下部フレーム22がバッテリ100の下部と重なることで、バッテリ100の側方からの衝撃におけるバッテリ100への衝撃荷重入力を抑えることができる。すなわち、バッテリ100の側方からの外乱によるバッテリ100への影響を抑えることより、バッテリ100の保護性を高めることができる。
次に、実施形態の第一変形例について、図10から図13を参照して説明する。
本変形例の電動車両は、実施形態に対して、バッテリが前後一対設けられている点で特に異なる。本変形例において、実施形態と同一構成には同一符号を付して詳細説明は省略する。本変形例の図においては、蓋ロック機構およびバッテリ収納装置等の図示を省略している。
次に、実施形態の第二変形例について、図14から図16を参照して説明する。
本変形例の電動車両は、実施形態に対して、左右一対のバッテリがシートの下方に配置されている点で特に異なる。本変形例において、実施形態と同一構成には同一符号を付して詳細説明は省略する。本変形例の図においては、蓋ロック機構およびバッテリ収納装置等の図示を省略している。
次に、実施形態の第三変形例について、図17および図18を参照して説明する。
本変形例の電動車両は、実施形態に対して、前部フレームの下端部から後方へ延びるセンターフレームを備える点で特に異なる。本変形例において、実施形態と同一構成には同一符号を付して詳細説明は省略する。本変形例の図においては、蓋ロック機構およびバッテリ収納装置等の図示を省略している。
次に、実施形態の第四変形例について、図19を参照して説明する。
本変形例の電動車両は、実施形態に対して、後輪のホイール内に設けられたインホイール式のモータを備える点で特に異なる。本変形例において、実施形態と同一構成には同一符号を付して詳細説明は省略する。
次に、実施形態の第五変形例について、図20を参照して説明する。
本変形例の電動車両は、実施形態に対して、前車体に対する回動機構の結合位置が後部フレームに設けられている点で特に異なる。本変形例において、実施形態と同一構成には同一符号を付して詳細説明は省略する。
2 前輪
3 前車体
4 後輪
5 後車体
6 回動機構
7 モータ
12 シート
13,213 フロア
14 車体フレーム
20 ヘッドパイプ
21 前部フレーム(下方延出部)
22 下部フレーム(後方延出部)
28 ステー
70,270,370 バッテリケース(ケース)
71,271,371 上部開口
72 下壁
73 傾斜壁(前壁)
74 後壁
75 側壁
76 仕切り壁
78 水抜き孔
80,280,380 蓋
85 蓋ロック機構
94 バッテリロック機構
100 バッテリ
101 左バッテリ(バッテリ)
102 右バッテリ(バッテリ)
281 ヒンジ軸
283 載置領域
284 枠壁
290 第二蓋
291 第二ヒンジ軸
C1 ローリング軸線(車両前後方向を向く軸線)
Claims (9)
- 単一の前輪(2)を支持する前車体(3)と、左右一対の後輪(4)を支持する後車体(5)と、前記前車体(3)および前記後車体(5)を、車両前後方向を向く軸線(C1)の回りに相対揺動可能に連結する回動機構(6)と、車両走行用のモータ(7)と、前記モータ(7)へ電力を供給するバッテリ(100)と、を備える電動車両(1)であって、前記前車体(3)は、ヘッドパイプ(20)から下方へ延びる下方延出部(21)と、前記下方延出部(21)から後方へ延びる後方延出部(22)と、を備え、側面視で、前記後方延出部(22)は、前記バッテリ(100)の少なくとも一部と重なり、前記回動機構(6)の少なくとも一部は、前記バッテリ(100)の後方に配置され、前記バッテリ(100)は、左右一対設けられ、左右一対の前記バッテリ(100)のそれぞれは、前後方向に沿う直方体状をなし、左右一対の前記バッテリ(100)を収納可能であり、上方に開口する上部開口(71)を有するケース(70)と、前記ケース(70)の上部に位置し、前記上部開口(71)を開閉可能な蓋(80)と、前記蓋(80)の上部に位置し、乗員の足をのせることが可能なフロア(13)と、前記フロア(13)を支持し、車体フレーム(14)に連結されるステー(28)と、を更に備え、左右一対の前記バッテリ(100)を前記ケース(70)に保持可能なバッテリロック機構(94)を更に備え、車両進行方向から見て、前記バッテリロック機構(94)は、左右一対の前記バッテリ(100)と重なることを特徴とする電動車両。
- 前記後方延出部(22)は、左右一対設けられ、前記バッテリ(100)は、左右一対の前記後方延出部(22)の間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電動車両。
- 前記後方延出部(22)の下端は、前記バッテリ(100)の下端よりも下方に位置することを特徴とする請求項1または2に記載の電動車両。
- 前記蓋(80)を前記ケース(70)に固定保持可能な蓋ロック機構(85)を更に備え、前記蓋ロック機構(85)は、前記ケース(70)の外部に配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電動車両。
- 前記蓋ロック機構(85)は、左右一対設けられていることを特徴とする請求項4に記載の電動車両。
- 前記ケース(70)は、左右一対の前記バッテリ(100)の下方に位置する下壁(72)と、側面視で後側ほど下方に位置するように傾斜し、前記下壁(72)の前端に連なる傾斜壁(73)と、を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の電動車両。
- 前記ケース(70)は、左右一対の前記バッテリ(100)を下方から覆う下壁(72)と、前記下壁(72)の前端に連なり、左右一対の前記バッテリ(100)を前方から覆う前壁(73)と、前記下壁(72)の後端に連なり、左右一対の前記バッテリ(100)を後方から覆う後壁(74)と、前記下壁(72)の両側端に連なり、左右一対の前記バッテリ(100)を側方から覆う一対の側壁(75)と、を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の電動車両。
- 前記下壁(72)の少なくとも一部には、水抜き孔(78)が設けられていることを特徴とする請求項7に記載の電動車両。
- 前記ケース(70)は、前記下壁(72)に連なり、左右一対の前記バッテリ(100)の間に位置する仕切り壁(76)を更に備えることを特徴とする請求項6から8のいずれか一項に記載の電動車両。
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