JP2021122883A - 保持テーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】保持テーブルの保持面とウェーハとの間に切削液が浸入することを防止しうる保持テーブルを提供すること。【解決手段】保持テーブル1は、被加工物を切削する切削ブレードと、被加工物の切削中に切削ブレードに切削液を供給するノズルと、を備えた切削装置において被加工物を保持するものであって、被加工物を吸引保持する保持面10を含み、保持面10を画定する外周側壁14を有し、保持面10と外周側壁14との角15に流体17を噴射する噴射口16と、噴射口16に一端が連通し他端が流体供給源19に接続された流体供給路20と、が形成されている。【選択図】図5

Description

本発明は、切削装置において被加工物を保持する保持テーブルに関する。
研削して薄化されたウェーハの破損防止やハンドリングを容易にするため、研削前にウェーハの外縁の面取り部を切削ブレードで切断し除去している(例えば、特許文献1参照)。
外縁の面取り部をウェーハの厚み方向において完全に除去したい場合、支持基板上にウェーハを固定して支持基板に切削ブレードを切り込むことで外周面取り部を除去していた。そこで、外周に環状のブレード逃げ溝を形成することで支持基板を繰り返し使用できるようにしたものが特許文献1として出願されている。
特開2013−102080号公報
一方で、ウェーハよりも小径の外径を有した保持テーブルでウェーハを保持することで支持基板を使用せずにウェーハの面取り部を切削ブレードで除去することが考えられるが、切削屑が混入した切削液が保持面とウェーハとの間に浸入してしまうおそれがある。
切削屑を含む切削液が保持面とウェーハとの間に入りこむと、ウェーハの被保持面を汚染し、保持テーブルの保持面が汚染されることで次のウェーハを保持する際に次のウェーハを汚染してしまう。
本発明の目的は、保持テーブルの保持面とウェーハとの間に切削液が浸入することを防止しうる保持テーブルを提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の保持テーブルは、被加工物を切削する切削ブレードと、被加工物の切削中に該切削ブレードに切削液を供給するノズルと、を備えた切削装置において被加工物を保持する保持テーブルであって、被加工物を吸引保持する保持面を含み、該保持面を画定する外周側壁を有し、該保持面と該外周側壁との角に流体を噴射する噴射口と、該噴射口に一端が連通し他端が流体供給源に接続された流体供給路と、が形成されたことを特徴とする。
前記保持テーブルにおいて、被加工物はウェーハであり、該保持テーブルの該保持面は円形であり、該保持テーブルの外径は保持するウェーハよりも小径に形成され、該保持面で直にウェーハを保持しても良い。
前記保持テーブルにおいて、被加工物にはテープが貼着されるとともに該テープの外周縁がフレームに貼着され、保持テーブルは、該保持面の外周側に配設されて該フレームを固定するフレームクランプを更に有しても良い。
本願発明は、保持テーブルの保持面とウェーハとの間に切削液が浸入することを防止しうるという効果を奏する。
図1は、実施形態1に係る保持テーブルを備える切削装置の構成例を示す斜視図である。 図2は、図1に示された切削装置の加工対象の被加工物を示す斜視図である。 図3は、図2中のIII−III線に沿う断面図である。 図4は、図1に示された切削装置の切削ユニットの側面図である。 図5は、実施形態1に係る保持テーブルの断面図である。 図6は、図5に示された保持テーブルが被加工物を保持した状態の断面図である。 図7は、図6に示された被加工物の切削中の状態の断面図である。 図8は、図7中のVIII部を拡大して示す断面図である。 図9は、実施形態2に係る保持テーブルが保持する環状のフレームに支持された被加工物を示す斜視図である。 図10は、実施形態2に係る保持テーブルを一部断面で示す側面図である。 図11は、図10に示された保持テーブルが保持した被加工物の切削中の状態を一部断面で示す側面図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1に係る保持テーブルを図面に基づいて説明する。図1は、実施形態1に係る保持テーブルを備える切削装置の構成例を示す斜視図である。図2は、図1に示された切削装置の加工対象の被加工物を示す斜視図である。図3は、図2中のIII−III線に沿う断面図である。図4は、図1に示された切削装置の切削ユニットの側面図である。図5は、実施形態1に係る保持テーブルの断面図である。図6は、図5に示された保持テーブルが被加工物を保持した状態の断面図である。図7は、図6に示された被加工物の切削中の状態の断面図である。図8は、図7中のVIII部を拡大して示す断面図である。
実施形態1に係る保持テーブル1は、図1に示された切削装置100を構成する。図1に示された切削装置100は、図2に示す被加工物200を切削加工する加工装置である。実施形態1に係る切削装置100の加工対象の被加工物200は、シリコン、ガリウムヒ素、SiC(炭化ケイ素)又はサファイア、などを母材とする円板状の半導体ウェーハや光デバイスウェーハ等のウェーハである。被加工物200は、図2に示すように、表面201の複数の分割予定ライン202によって格子状に区画された領域にデバイス203が形成されている。デバイス203は、例えば、IC(Integrated Circuit)又はLSI(Large Scale Integration)等の集積回路、CCD(Charge Coupled Device)、又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサである。
また、被加工物200は、図3に示すように、外周に面取り部204を有している。面取り部204は、表面201から裏面205に亘って形成され、厚み方向の中央が最も外周側に位置するように断面円弧状に形成されている。
図1に示された切削装置100は、被加工物200を保持テーブル1で保持し面取り部204を全周に亘って切削ブレード31で切削し、被加工物200から面取り部204を除去する加工装置である。切削装置100は、図1に示すように、被加工物200を保持面10で吸引保持する保持テーブル1と、保持テーブル1に保持された被加工物200を切削ブレード31で切削する切削ユニット30と、保持テーブル1に保持された被加工物200を撮影する撮像ユニット40と、制御ユニット190とを備える。
また、切削装置100は、図1に示すように、保持テーブル1と切削ユニット30とを相対的に移動させる移動ユニット50を備える。移動ユニット50は、保持テーブル1を水平方向及び装置本体101の短手方向と平行なX軸方向に加工送りするX軸移動ユニット51と、切削ユニット30を水平方向及び装置本体101の長手方向と平行でかつX軸方向に直交するY軸方向に割り出し送りするY軸移動ユニット52と、切削ユニット30をX軸方向とY軸方向との双方と直交する鉛直方向に平行なZ軸方向に切り込み送りするZ軸移動ユニット53と、保持テーブル1をZ軸方向と平行な軸心回りに回転するとともにX軸移動ユニット51により保持テーブル1とともにX軸方向に加工送りされる回転移動ユニット54とを備える。
X軸移動ユニット51は、保持テーブル1を加工送り方向であるX軸方向に移動させることで、保持テーブル1と切削ユニット30とを相対的にX軸方向に沿って加工送りするものである。X軸移動ユニット51は、回転移動ユニット54毎保持テーブル1を被加工物200が搬入出される搬入出領域と、保持テーブル1に保持された被加工物200が切削ユニット30により切削される加工領域とに亘ってX軸方向に移動させる。
Y軸移動ユニット52は、切削ユニット30を回転移動ユニット54とともに割り出し送り方向であるY軸方向に移動させることで、保持テーブル1と切削ユニット30とを相対的にY軸方向に沿って割り出し送りするものである。Z軸移動ユニット53は、切削ユニット30を切り込み送り方向であるZ軸方向に移動させることで、保持テーブル1と切削ユニット30とを相対的にZ軸方向に沿って切り込み送りするものである。回転移動ユニット54は、保持テーブル1をZ軸方向と平行な軸心回りに回転自在に支持し、X軸移動ユニット51により保持テーブル1とともにX軸方向に移動される。
X軸移動ユニット51、Y軸移動ユニット及びZ軸移動ユニット53は、軸心回りに回転自在に設けられた周知のボールねじ、ボールねじを軸心回りに回転させる周知のモータ及び保持テーブル1又は切削ユニット30をX軸方向、Y軸方向又はZ軸方向に移動自在に支持する周知のガイドレールを備える。
切削ユニット30は、保持テーブル1に保持された被加工物200を切削する切削ブレード31を着脱自在に装着した切削手段である。切削ユニット30は、保持テーブル1に保持された被加工物200に対して、Y軸移動ユニット52によりY軸方向に移動自在に設けられ、かつ、Z軸移動ユニット53によりZ軸方向に移動自在に設けられている。切削ユニット30は、Y軸移動ユニット52、Z軸移動ユニット53などを介して、装置本体101から立設した門型の支持フレーム102に支持されている。
切削ユニット30は、図1に示すように、被加工物200を切削する切削ブレード31と、Y軸移動ユニット52及びZ軸移動ユニット53によりY軸方向及びZ軸方向に移動自在に設けられたスピンドルハウジング32と、スピンドルハウジング32に軸心回りに回転可能に設けられかつ図示しないモータにより回転されるとともに先端に切削ブレード31が装着されるスピンドル33と、スピンドルハウジング32の先端面に固定されたブレードカバー34とを備える。
切削ブレード31は、略リング形状を有する極薄の切削砥石である。実施形態1において、切削ブレード31は、図4に示すように、円環状の切り刃312のみにより構成された所謂ワッシャーブレードである。切り刃312は、ダイヤモンドやCBN(Cubic Boron Nitride)等の砥粒と、金属や樹脂等のボンド材(結合材)とからなり所定厚みに形成されている。なお、本発明では、切削ブレード31は、円環状の円形基台と、円形基台の外周縁に切り刃312が配設された所謂ハブブレードでもよい。
スピンドル33は、モータにより軸心回りに回転することで、切削ブレード31を軸心回りに回転させる。実施形態1では、スピンドル33は、図4に示すように、先端部に固定された円環状の後フランジ331と、先端部に固定された前フランジ332との間に切削ブレード31を挟み込んで固定する。
ブレードカバー34は、切削ブレード31の少なくとも上方を覆うものである。ブレードカバー34は、スピンドルハウジング32の先端面に固定されている。また、ブレードカバー34は、一対のノズル35を備える。ノズル35は、X軸方向と平行に延在し、互いにY軸方向に間隔をあけて配置されている。ノズル35は、互いの間に切削ブレード31の切り刃312の下端を位置づけており、被加工物200の切削中に切削ブレード31の切り刃312の下端に切削液36を供給する。
なお、切削ユニット30の切削ブレード31及びスピンドル33の軸心は、Y軸方向と平行である。
撮像ユニット40は、切削ユニット30と一体的に移動するように、切削ユニット30に固定されている。撮像ユニット40は、保持テーブル1に保持された切削加工前の被加工物200の分割すべき領域を撮影する撮像素子を備えている。撮像素子は、例えば、CCD(Charge-Coupled Device)撮像素子又はCMOS(Complementary MOS)撮像素子である。撮像ユニット40は、保持テーブル1に保持された被加工物200を撮影して、被加工物200と切削ブレード31との位置合わせを行なうアライメントを遂行するため等の画像を得、得た画像を制御ユニット190に出力する。
また、切削装置100は、保持テーブル1のX軸方向の位置を検出するため図示しないX軸方向位置検出ユニットと、切削ユニット30のY軸方向の位置を検出するための図示しないY軸方向位置検出ユニットと、切削ユニット30のZ軸方向の位置を検出するためのZ軸方向位置検出ユニットとを備える。X軸方向位置検出ユニット及びY軸方向位置検出ユニットは、X軸方向、又はY軸方向と平行なリニアスケールと、読み取りヘッドとにより構成することができる。Z軸方向位置検出ユニットは、モータのパルスで切削ユニット30のZ軸方向の位置を検出する。X軸方向位置検出ユニット、Y軸方向位置検出ユニット及びZ軸方向位置検出ユニットは、保持テーブル1のX軸方向、切削ユニット30のY軸方向又はZ軸方向の位置を制御ユニット190に出力する。なお、実施形態1では、切削装置100の各構成要素のX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向の位置は、予め定められた図示しない基準位置を基準とした位置で定められる。
また、切削装置100は、切削前後の被加工物200を含む被加工物200を複数枚収容するカセット61が載置されかつカセット61をZ軸方向に移動させるカセットエレベータ60と、切削後の被加工物200を洗浄する洗浄ユニット70と、カセット61に被加工物200を出し入れするとともに被加工物200を搬送する図示しない搬送ユニットとを備える。
制御ユニット190は、切削装置100の上述した各ユニットをそれぞれ制御して、被加工物200に対する加工動作を切削装置100に実施させるものである。なお、制御ユニット190は、CPU(central processing unit)のようなマイクロプロセッサを有する演算処理装置と、ROM(read only memory)又はRAM(random access memory)のようなメモリを有する記憶装置と、入出力インターフェース装置とを有するコンピュータである。制御ユニット190の演算処理装置は、記憶装置に記憶されているコンピュータプログラムに従って演算処理装置が演算処理を実施して、切削装置100を制御するための制御信号を入出力インターフェース装置を介して切削装置100の上述した構成要素に出力する。
また、制御ユニット190は、加工動作の状態や画像などを表示する液晶表示装置などにより構成される表示ユニットと、オペレータが加工内容情報などを登録する際に用いる入力ユニットとに接続されている。実施形態1において、入力ユニットは、表示ユニットに設けられたタッチパネルと、キーボード等の外部入力装置とのうち少なくとも一つにより構成される。
保持テーブル1は、切削装置100において、被加工物200を保持するものである。保持テーブル1は、X軸移動ユニット51により搬入出領域と加工領域とに亘ってX軸方向に移動自在に設けられ、かつ回転移動ユニット54によりZ軸方向と平行な軸心回りに回転自在に設けられている。
保持テーブル1は、円盤状のテーブル本体2と、円板状のポーラス板3とを備える。テーブル本体2は、上面4の中央に凹部5を設けた円板部材6と、円板部材6の外周に取り付けられる円筒状の円筒部材7とを備える。円板部材6と、円筒部材7とは、共にステンレス鋼等の金属により構成されている。
円板部材6は、回転移動ユニット54に設置され、凹部5の周りにリング状の枠部8を備えている。円板部材6は、外周面が下端部と中央部とに亘ってZ軸方向と平行に形成され、枠部8の上端部が上面4に向かうにしたがって徐々に外周方向に向かうようにZ軸方向に対して傾斜している。
円筒部材7は、内周面が下端部と中央部とに亘ってZ軸方向と平行に形成され、上端部が上方に向かうにしたがって徐々に外周方向に向かうようにZ軸方向に対して傾斜している。
ポーラス板3は、ポーラスセラミック等から形成され、凹部5内に固定されて、上面9が円板部材6の上面4と同一平面上に配置される。実施形態1では、ポーラス板3は、外縁部がテーブル本体2の円板部材6に接着剤により固定されている。ポーラス板3は、上面9に被加工物200が載置される。
また、テーブル本体2は、凹部5内の空間が円板部材6の中心をZ軸方向に貫通した貫通通路11と開閉弁12を介して吸引源13と接続され、吸引源13により吸引されることで、ポーラス板3の上面9に載置された被加工物200を吸引保持する。ポーラス板3の上面9と円板部材6の上面4とは、被加工物200を吸引保持する保持面10を構成する。また、円筒部材7の外周面は、保持面10を画定する外周側壁14を構成している。このため、保持テーブル1は、保持面10を含み、外周側壁14を有し、保持面10は、平面形状が円形に形成されている。
また、実施形態1では、保持テーブル1は、保持面10と外周側壁14との角15に全周に亘って流体17を噴射する噴射口16が形成され、テーブル本体2内に噴射口16に一端が連通し他端が開閉弁18を介して流体供給源19に接続された流体供給路20が形成されている。噴射口16は、円板部材6の枠部8の上端部と円筒部材7の上端部との間に形成された空間である。噴射口16は、保持テーブル1の軸心を含んだ断面において、保持面10と外周側壁14との角15に向かうにしたがって徐々に断面積が小さく形成されている。なお、実施形態1では、保持テーブル1の外径は、面取り部204が除去された被加工物200の外径よりも数mm小さい。
流体供給路20は、噴射口16に連通しかつ円板部材6の外周面と円筒部材7の内周面との間に形成された第1通路21と、円板部材6内を貫通して形成されかつ一端が第1通路21に連通しかつ他端が開閉弁18を介して流体供給源19に接続された第2通路22とを備える。なお、本発明では、流体供給源19は、加圧されたエアーを供給するエアー供給源でも良く、純水を供給する純水供給源でも良く、エアー供給源と純水供給源とを備えてエアー供給源と純水供給源とが切替自在に構成されても良い。
また、実施形態1では、円筒部材7の外径、即ち保持テーブル1の外径は、保持面10に保持する被加工物200よりも小径に形成される。また、実施形態1では、保持テーブル1は、保持面10で直に被加工物200を保持する。
前述した構成の切削装置100は、オペレータ等が加工内容情報を制御ユニット190に登録し、被加工物200を収容したカセット61がカセットエレベータ60に載置され、開閉弁12,18が閉じた状態でオペレータ等からの加工動作の開始指示を制御ユニット190が受け付けると、加工動作を開始する。加工動作を開始すると、切削装置100は、スピンドル33を軸心回りに回転し、ノズル35から切削液36を供給する。切削装置100は、搬送ユニットがカセット61内から被加工物200を一枚取り出して、保持テーブル1の保持面10に直に載置する。このとき、被加工物200は、保持テーブル1と同軸に配置され、面取り部204が保持テーブル1の外周側壁14よりも外周側に位置している。
切削装置100は、図6に示すように、開閉弁12を開いて、被加工物200を保持面10に吸引保持し、移動ユニット50により搬入出領域から加工領域に向けて保持テーブル1を撮像ユニット40の下方まで移動し、撮像ユニット40により保持テーブル1に吸引保持した被加工物200を撮像して、アライメントを遂行する。
切削装置100は、開閉弁18を開いて、噴射口16から流体17を噴射しながら、加工内容情報に基づいて、切削ブレード31の切り刃312の下端を保持テーブル1に保持された被加工物200の面取り部204のY軸方向の一端とX軸方向に並ぶ位置(即ち、被加工物200の外側)に位置付け、切削ブレード31の切り刃312の下端を保持テーブル1に保持された被加工物200の面取り部204よりも下方の所定高さに位置付ける。切削装置100は、図7に示すように、加工内容情報に基づいて、保持テーブル1をX軸方向に切削ブレード31に近付く方向に移動させて、面取り部204に切削ブレード31を切り込ませ、保持テーブル1を軸心回りに回転させて、被加工物200の面取り部204を全周に亘って切削ブレード31で切削して、被加工物200から面取り部204を除去する。
なお、本発明では、切削装置100は、被加工物200の面取り部204を切削する際に、切削ブレード31の切り刃312の下端を保持テーブル1に保持された被加工物200の面取り部204のY軸方向の一端の上方に位置付けた後、切削ブレード31をZ軸方向に所定の高さまで下降させることで、面取り部204に切削ブレード31を切り込ませ、面取り部204に切削ブレード31を切り込ませた後に保持テーブル1を軸心回りに回転させて、被加工物200の面取り部204を全周に亘って切削して、被加工物200から除去しても良い。
噴射口16は、角15に開口しているので、図8に示すように、流体17を上方に向かうにしたがって徐々に外周に向かう方向に噴射する。このために、保持テーブル1は、噴射口16から噴射される流体17によって、ノズル35から切削ブレード31に供給される切削液36が保持面10と被加工物200との間に浸入することを抑制する。切削装置100は、被加工物200の面取り部204を全周に亘って切削すると、保持テーブル1を加工領域から搬入出領域に向けて移動する。
切削装置100は、搬入出領域において保持テーブル1の移動を停止し、開閉弁12,18を閉じて、流体17の噴射及び保持テーブル1の被加工物200の吸引保持を停止する。切削装置100は、搬送ユニットにより被加工物200を洗浄ユニット70に搬送し、洗浄ユニット70で洗浄した後、搬送ユニットによりカセット61内に搬入する。切削装置100は、カセット61内の被加工物200を1枚ずつ順に切削する。切削装置100は、カセット61内の全ての被加工物200の面取り部204を切削すると、加工動作を終了する。
以上説明したように、実施形態1に係る保持テーブル1は、保持面10と外周側壁14との角15に流体17を噴射する噴射口16が形成されているため、切削中に噴射口16から流体17を噴射することで、切削屑を含む切削液36が保持面10と被加工物200との間に浸入することを防止しうるという効果を奏する。
このために、実施形態1に係る保持テーブル1は、切削液36がポーラス板3の上面 側に浸入するとポーラス板3をテーブル本体2に接着している接着剤を劣化させ、ポーラス板3の浮きが発生するおそれがあるが、切削液36が保持面10と被加工物200との間に浸入することを防止しうるため、接着剤の劣化を抑止でき、ポーラス板3の浮き上がりを抑制することができる。
また、切削後に被加工物200が洗浄ユニット70により上面側が洗浄されるが、下面が洗浄されない。切削屑を含んだ切削液36が被加工物200の下面に付着すると、別途被加工物200を反転して洗浄することが必要となる。しかしながら、実施形態1に係る保持テーブル1は、切削液36が保持面10と被加工物200との間に浸入することを防止しうるため、切削液36が被加工物200の下面に付着することを抑制でき、別途被加工物200を反転して洗浄する必要が生じない。
また、保持テーブル1の保持面10に切削屑を含んだ切削液36が付着し、乾燥すると切削屑を取り除くのが難しい上、切削屑が堆積し局所的に厚みが増した部分が形成されると、被加工物200を吸引保持する際に被加工物200を破損しかねない。しかしながら、実施形態1に係る保持テーブル1は、切削液36が保持面10と被加工物200との間に浸入することを防止しうるため、切削屑が保持面10に堆積することを抑制でき、吸引保持する被加工物200が破損することを抑制することができる。
切削屑を含む切削液36が保持面10と被加工物200との間に入りこむと、被加工物200の被保持面である下面を汚染し、保持テーブル1の保持面10が汚染されることで次の被加工物200を保持する際に次の被加工物200を汚染してしまう。しかしながら、実施形態1に係る保持テーブル1は、切削液36が保持面10と被加工物200との間に浸入することを防止しうるため、切削屑を含む切削液36が被加工物200の下面及び保持面10を汚染することを抑制できるとともに、次の被加工物200を汚染することも抑制できる。
このように、実施形態1に係る保持テーブル1は、保持面10と外周側壁14との角15に流体17を噴射する噴射口16が形成されて、切削中に噴射口16から流体17を噴射することで、切削屑を含む切削液36が保持面10と被加工物200との間に浸入することを防止できる。その結果、実施形態1に係る保持テーブル1は、被加工物200よりも保持面10が小径であっても、支持基板を用いることなく保持面10に直に被加工物200を保持しても、切削屑を含む切削液36が保持面10と被加工物200との間に浸入することを防止できるという効果を奏する。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2に係る保持テーブルを図面に基づいて説明する。図9は、実施形態2に係る保持テーブルが保持する環状のフレームに支持された被加工物を示す斜視図である。図10は、実施形態2に係る保持テーブルを一部断面で示す側面図である。図11は、図10に示された保持テーブルが保持した被加工物の切削中の状態を一部断面で示す側面図である。なお、図9、図10及び図11は、実施形態1と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
実施形態2において、被加工物200には裏面205側に被加工物200の外径よりも大径な円形のテープ206が貼着されるとともに、テープ206の外周縁が環状のフレーム207に貼着されて、被加工物200がフレーム207の開口208内に支持される。
実施形態2に係る保持テーブル1は、図10に示すように、保持面10の外周側に配設されてフレーム207を固定するフレームクランプ23を更に有していること以外、実施形態1と同じである。
実施形態2に係る保持テーブル1が、保持面10に被加工物200を吸引保持し、フレームクランプ23がフレームを固定すると、切削装置100は、アライメントを遂行した後、開閉弁18を開いて噴射口16から流体17を噴射しながら、加工内容情報に基づいて、図11に示すように、移動ユニット50により、切削ブレード31と被加工物200とを分割予定ライン202に沿って相対的に移動させながら被加工物200の分割予定ライン202に切削ブレード31をテープ206に到達するまで切り込ませて切削する。切削装置100は、被加工物200の全ての分割予定ライン202を切削して、被加工物200を個々のデバイス203に分割すると、保持テーブル1を加工領域から搬入出領域に向けて移動する。
実施形態2に係る保持テーブル1は、保持面10と外周側壁14との角15に流体17を噴射する噴射口16が形成されているため、切削中に噴射口16から流体17を噴射することで、実施形態1と同様に、切削屑を含む切削液36が保持面10と被加工物200との間に浸入することを防止しうるという効果を奏する。
その結果、実施形態2に係る保持テーブル1は、被加工物200よりも保持面10が小径であっても、支持基板を用いることなく保持面10に被加工物200を保持しても、切削屑を含む切削液36が保持面10と被加工物200との間に浸入することを防止できるという効果を奏する。
また、実施形態2に係る保持テーブル1は、切削中に噴射口16から流体17を噴射するので、保持テーブル1とフレームクランプ23との間に露出するテープ206の下面に噴射口16から噴射する流体17が衝突して、流体17により保持テーブル1とフレームクランプ23との間に露出するテープ206の下面を洗浄することができる。切削中、切削屑を含んだ切削液36がテープ206の下面側に周り込み、テープ206に汚れが付着し、切削屑を含んだ切削液36が付着した後に乾燥すると、切削屑がテープ206の下面に残り、後工程のピックアップ装置などを汚染する汚染源になるが、実施形態2に係る保持テーブル1は、流体17により保持テーブル1とフレームクランプ23との間に露出するテープ206の下面を洗浄することができるので、テープ206の下面に切削屑が付着することを抑制できる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。なお、本発明は、噴射口24を保持テーブル1の周方向に間隔をあけて複数設け、切削中では、切削ユニット30の近傍の噴射口16のみから流体17を噴射しても良い。
1 保持テーブル
10 保持面
14 外周側壁
15 角
16 噴射口
17 流体
20 流体供給路
23 フレームクランプ
31 切削ブレード
35 ノズル
36 切削液
100 切削装置
200 被加工物
206 テープ
207 フレーム

Claims (3)

  1. 被加工物を切削する切削ブレードと、被加工物の切削中に該切削ブレードに切削液を供給するノズルと、を備えた切削装置において被加工物を保持する保持テーブルであって、
    被加工物を吸引保持する保持面を含み、該保持面を画定する外周側壁を有し、
    該保持面と該外周側壁との角に流体を噴射する噴射口と、該噴射口に一端が連通し他端が流体供給源に接続された流体供給路と、が形成された保持テーブル。
  2. 被加工物はウェーハであり、
    該保持テーブルの該保持面は円形であり、該保持テーブルの外径は保持するウェーハよりも小径に形成され、該保持面で直にウェーハを保持する請求項1に記載の保持テーブル。
  3. 被加工物にはテープが貼着されるとともに該テープの外周縁がフレームに貼着され、
    該保持テーブルは、該保持面の外周側に配設されて該フレームを固定するフレームクランプを更に有した、請求項1に記載の保持テーブル。
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