JP6987450B2 - 切削装置 - Google Patents

切削装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6987450B2
JP6987450B2 JP2017240874A JP2017240874A JP6987450B2 JP 6987450 B2 JP6987450 B2 JP 6987450B2 JP 2017240874 A JP2017240874 A JP 2017240874A JP 2017240874 A JP2017240874 A JP 2017240874A JP 6987450 B2 JP6987450 B2 JP 6987450B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workpiece
cutting
unit
axis
blow nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017240874A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019110165A (ja
Inventor
武臣 福岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disco Corp filed Critical Disco Corp
Priority to JP2017240874A priority Critical patent/JP6987450B2/ja
Publication of JP2019110165A publication Critical patent/JP2019110165A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6987450B2 publication Critical patent/JP6987450B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Dicing (AREA)

Description

本発明は、切削ブレードで被加工物を切削する切削装置に関する。
デバイスチップの製造工程では、半導体ウェーハやパッケージ基板、セラミックス基板、ガラス基板等の基板をスピンドルに装着した切削ブレードで切削する切削装置が知られている。
切削ブレードにより被加工物を切削すると、被加工物から加工屑が生じて飛散する。また、切削ブレードと被加工物との摩擦により熱が生じる。そこで、チャックテーブルに保持された被加工物を切削ブレードで切削する際には、切削屑や熱を排除するために、切削ブレード及び被加工物に純水等の切削液が供給される。
そのため、切削された被加工物は切削液により濡れており、そのまま切削装置から搬出すると切削装置が設置された工場の床面等に切削液が飛散して汚染が生じたり、被加工物に付着した切削液により被加工物が劣化したりする恐れがある。
そこで、切削装置のオペレータは、切削された被加工物を切削装置から取り出す際に、被加工物の表面にエアガン等により乾燥空気や窒素等の高圧ガスを噴出させ被加工物を乾燥させる。しかし、オペレータが手作業でエアガンにより被加工物の全面に高圧ガスを噴出させるのでは、費やされる人的及び時間的コストが大きくなる。
そこで、切削された被加工物の裏面に付着した切削液をワイパーにより除去できる切削装置が開発された(特許文献1参照)。該切削装置によると、加工後の被加工物を切削装置の外に搬出する前に被加工物の裏面側に付着した切削液がワイパーにより除去されるため、被加工物の裏面側を高圧ガスにより乾燥させる必要がない。
ところで、被加工物の切削にかかるオペレータの手間を低減させるために、被加工物の搬入と、切削と、洗浄と、搬出と、を自動的に進行させるフルオート切削装置が開発されている(特許文献2参照)。該フルオート切削装置では、被加工物の洗浄時に被加工物を回転させながら洗浄液を供給し、その後、被加工物の回転を継続しつつ洗浄液の供給を停止させることで被加工物を乾燥できる。
特開2013−201181号公報 特開2001−7058号公報
ワイパーを備える切削装置を使用すると、被加工物の裏面側に付着した切削液を除去できるが、被加工物の表面側に付着した切削液を除去するために、なおも高圧ガスによる被加工物の乾燥が必要であった。また、フルオート切削装置は、各工程を自動的に実施する高機能で複雑な切削装置であり、装置のコストが高額となる上、広い設置面積を必要とするため、導入に制約があった。
本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、切削装置の複雑化やコストの増大を抑制しつつ、被加工物の乾燥工程を実施できる切削装置を提供することである。
本発明の一態様によれば、被加工物を保持面上に保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物に切削液を供給しながら切削ブレードで被加工物を切削する切削ユニットと、該チャックテーブルを該保持面と平行な加工送り方向へ移動する加工送りユニットと、を備える切削装置であって、さらに、該切削ユニットで切削され該切削液が付着した被加工物の表面を乾燥する乾燥ユニットを備え、該乾燥ユニットは、被加工物が置かれる乾燥領域と、該加工送りユニットに連結され、該乾燥領域に置かれた被加工物に対して気体を噴射するブローノズルと、を有し、該加工送りユニットにより該チャックテーブルとともに該加工送り方向に移動する該ブローノズルから該気体を噴射して、該乾燥領域に置かれた被加工物の表面を乾燥させることを特徴とする切削装置が提供される。
なお、本発明の一態様において、該ブローノズルは、該気体を間欠的に噴射してもよい。
本発明の一態様に係る切削装置では、切削ブレードで切削され切削液が付着した被加工物の表面を乾燥する乾燥ユニットを備える。該乾燥ユニットは、加工送りユニットに連結されたブローノズルを有する。該ブローノズルは、被加工物の上方を加工送り方向に移動できるため、移動しながら乾燥領域に置かれた該被加工物の表面に該気体を噴射して被加工物を乾燥できる。
該ブローノズルは、チャックテーブルを加工送り方向へ移動させる加工送りユニットにより動かされるため、該切削装置は、該ブローノズルを移動させるための移動機構を新たに備えなくてもよい。切削装置の各構成を物理的に移動させる移動機構は複雑で高価であり、所定の空間を占めるものであるから、移動機構を省略できると切削装置のコストを低減でき、切削装置を省スペース化できる。
また、本発明の一態様に係る切削装置の加工送りユニットは、チャックテーブルと、ブローノズルと、を同時に移動させる。そのため、別の新たな被加工物を切削する際にチャックテーブルが移動するのに付随してブローノズルが移動する。すなわち、該切削装置では、加工送りユニットの作動回数を実質的に増やすことなくブローノズルを移動させて被加工物を乾燥できる。
したがって、本発明により切削装置の複雑化やコストの増大を抑制しつつ、被加工物の乾燥工程を実施できる切削装置が提供される。
被加工物及び切削装置を模式的に示す斜視図である。 切削された被加工物、切削前の他の被加工物、及び切削装置を模式的に示す斜視図である。 被加工物の乾燥、他の被加工物の切削、及び切削装置を模式的に示す斜視図である。 図4(A)は、乾燥領域に置かれた被加工物と、チャックテーブルに保持された被加工物と、切削ユニットと、加工送りユニットと、を模式的に示す上面図であり、図4(B)は、被加工物の切削と、被加工物の乾燥と、を実施する様子を模式的に示す上面図である。
図面を参照して、本発明の一態様に係る切削装置について説明する。まず、本実施形態に係る切削装置の被加工物について、図1を用いて説明する。図1は、被加工物及び切削装置を模式的に示す斜視図である。
該被加工物3は、例えば、シリコン、SiC(シリコンカーバイド)、若しくは、その他の半導体等の材料、または、サファイア、ガラス、石英、セラミックス等の材料からなる基板である。または、該板状の被加工物は、デバイスが樹脂で覆われたパッケージ基板である。被加工物3には、IC(Integrated Circuit)、LSI(Large Scale Integration)等のデバイスが設けられている。被加工物3を切削装置2で切削しデバイス毎に分割すると、デバイスチップを形成できる。
被加工物3は、環状のフレーム5と、テープ7と、と一体となったフレームユニット1の状態で切削装置2に搬入される。テープ7は、一方の面が接着力を備える接着面である。フレーム5は、被加工物3の径よりも大きな径の開口を有し、フレーム5には該開口を塞ぐようにテープ7が張られている。フレームユニット1では、テープ7の接着面の外周部がフレーム5に接着している。
環状のフレーム5の開口内では、テープ7の接着面に被加工物3が貼着されている。被加工物3が貼着される際、例えば、デバイスが形成された表面を上方に露出させた状態で被加工物3の裏面側がテープ7に貼着される。
次に、本実施形態に係る切削装置2について説明する。切削装置2は、各構成を支持する装置基台4を備え、装置基台4の上面にフレームユニット1の状態の被加工物3を吸引保持するチャックテーブル6と、被加工物3を切削する切削ユニット8と、を備える。切削装置2は、フレームユニット1をチャックテーブル6で吸引保持し、切削ユニット8により被加工物3を切削する。また、切削装置2は、切削ユニット8のアライメントを実施するために被加工物3を撮影するカメラユニット10を備える。
チャックテーブル6は、一端が吸引源に接続された吸引路(不図示)を内部に有し、該吸引路の他端がチャックテーブル6の上部に配設された多孔質部材に接続されている。該多孔質部材は上方に露出しており、該多孔質部材の上面がチャックテーブル6の保持面6aとなる。
テープ7を介して被加工物3を該保持面6a上に載せ、吸引源を作動させて多孔質部材を通じて被加工物3を吸引すると、被加工物3がチャックテーブル6に吸引保持される。該チャックテーブル6は、保持面6aに垂直な方向に沿った軸の周りに回転可能である。
装置基台4の上面の中央部にはX軸方向に沿った長辺を有する開口16が設けられており、該開口16の内部にはX軸移動デーブル18と、一端が該X軸移動テーブル18に取り付けられた防塵防滴カバー20と、が配設されている。X軸移動テーブル18の下方の防塵防滴カバー20で保護された領域には、X軸移動テーブル18をX軸方向に沿って移動させる加工送りユニットが配設されている。該加工送りユニットは、チャックテーブル6を保持面6aと平行なX軸方向に加工送りできるX軸移動機構として機能する。
該加工送りユニットについて図4(A)を用いて説明する。図4(A)は、X軸移動テーブル18と、X軸方向に沿った一対のX軸ガイドレール46と、該X軸ガイドレール46に平行なX軸ボールねじ48と、該X軸ボールねじ48の一端に連結されたX軸パルスモータ50と、が示された上面図である。X軸ガイドレール46にはX軸移動テーブル18がスライド可能に取り付けられている。
X軸移動テーブル18の下面側には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、該X軸ボールねじ48が螺合されている。X軸パルスモータ50でX軸ボールねじ48を回転させると、X軸移動テーブル18はX軸ガイドレール46に沿ってX軸方向に移動する。
図1に示すように、装置基台4の上面の後部には、開口16の上部に伸長する腕部を有する支持構造22が立設されている。支持構造22の前側面には、Y軸方向に平行な一対のY軸ガイドレール24と、Y軸ボールねじ28と、Y軸パルスモータ28aと、が設けられており、Y軸ガイドレール24にはY軸移動プレート26がスライド可能に取り付けられている。
Y軸移動プレート26の後面側には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、該Y軸ガイドレール24に平行な該Y軸ボールねじ28が螺合されている。Y軸ボールねじ28の一端部には、該Y軸パルスモータ28aが連結されている。該Y軸パルスモータ28aで該Y軸ボールねじ28を回転させると、Y軸移動プレート26はY軸ガイドレール24に沿ってY軸方向に移動する。
Y軸移動プレート26の前面には、Z軸方向に伸長する一対のZ軸ガイドレール30と、それぞれのZ軸ガイドレール30にスライド可能に取り付けられたZ軸移動プレート32と、が配設されている。Z軸移動プレート32の裏面側(後面側)には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、Z軸ガイドレール30に平行なZ軸ボールねじ34が螺合されている。
Z軸ボールねじ34の一端部には、Z軸パルスモータ36が連結されている。Z軸パルスモータ36でZ軸ボールねじ34を回転させれば、Z軸移動プレート32は、Z軸ガイドレール30に沿ってZ軸方向に移動する。Z軸移動プレート32の前面側下部には、切削ユニット8と、カメラユニット10と、が固定されている。Z軸移動プレート32をZ軸方向に移動させると、切削ユニット8及びカメラユニット10をZ軸方向に移動できる。
切削ユニット8は、Y軸方向に沿ったスピンドル(不図示)と、スピンドルの先端に装着された円環状の切削ブレード8aと、を備える。該スピンドルの基端側には、該スピンドルをY軸方向の周りに回転させるスピンドルモータ(不図示)が接続されている。該スピンドルモータを作動させて該スピンドルを回転させると、切削ブレード8aが回転する。
円環状の切削ブレード8aは、外周部に切刃を備える。切刃は、例えば、砥粒と、該砥粒が分散された結合材と、を含む。回転する切削ブレード8aを所定の高さ位置に位置づけ、X軸移動テーブル18をX軸方向に加工送りさせると、切削ブレード8aにより被加工物3が切削される。
切削ブレード8aにより被加工物3を切削すると、被加工物3から切削屑が発生して飛散してしまう。また、切削ブレード8aと、被加工物3と、の摩擦により加工熱が生じて、被加工物3や切削ブレード8aが高温となる。そこで、被加工物3を切削する間、被加工物3や切削ブレード8aには、切削液が供給される。切削ユニット8は、切削ブレード8aの側方にノズル8bを備えており、該ノズル8bから被加工物3の上面及び切削ブレード8aに切削液が供給される。
ノズル8bから供給される切削液は、例えば、純水である。切削液は、被加工物3や切削ブレード8aを冷却する機能を有する。また、切削により生じる切削屑等は、切削液によりフレームユニット1の外部に流されて排除される。
切削された被加工物3は切削液により濡れており、そのまま切削装置2から搬出すると切削装置2が設置された工場の床面等に切削液が落下して汚染が生じたり、被加工物3に付着した切削液により被加工物3が劣化したりする恐れがある。
そこで、本実施形態に係る切削装置2は、被加工物3を乾燥させて切削液を除去する乾燥ユニット38を備える。装置基台4の上面前部で該開口16の側方の位置には、該乾燥ユニット38が配設されている。乾燥ユニット38は、被加工物3を含むフレームユニット1が置かれる乾燥領域42と、ブローノズル44と、を備える。ブローノズル44は、被加工物3に高圧の気体を噴射する。ブローノズル44は、図示しないガス源に接続されており、該ガス源は、ブローノズル44に該気体を供給する機能を有する。
該ガス源からは、気体として、例えば、乾燥空気または、乾燥窒素等がブローノズル44に供給される。該ブローノズル44は、乾燥領域42の上方を加工送り方向に垂直な方向(Y軸方向)に伸長する本体を有し、該本体の下方に複数の噴出口が設けられている。該ガス源から供給された気体は、ブローノズル44の該噴出口から乾燥領域42に置かれた被加工物3に噴射される。
なお、該ガス源からは、該ブローノズル44に連続的に気体が供給されなくてもよい。例えば、該ガス源は、間欠的に気体がブローノズル44に供給されてもよく、この場合、該ブローノズル44からは該気体が間欠的に噴射される。ブローノズル44から被加工物3に気体が間欠的に噴射されると、より効率的に被加工物3を乾燥できる。
ブローノズル44から被加工物3に気体を噴射して切削液を除去しようとする際、該気体を被加工物3の全面に適切に作用させるために、気体を噴射させながらブローノズル44を被加工物3の上方で移動させる必要がある。しかし、ブローノズル44を移動させるために切削装置2に新たに移動機構を設けると、切削装置2の構成が複雑化して高価となり、また、切削装置2が大型化してしまう。
これに対して、本実施形態に係る切削装置2では、ブローノズル44が加工送りユニット(X軸移動機構)に連結されている。そのため、切削装置2がブローノズル44を移動させるための独立した移動機構を備えていなくてもブローノズル44は加工送りユニットにより加工送り方向に移動できる。したがって、ブローノズル44専用の移動機構を省略できるため、切削装置2の高コスト化や大型化を抑制できる。
次に、本実施形態に係る切削装置2を使用した被加工物3の切削と、加工後の被加工物の乾燥について説明する。図1には、被加工物3を切削するために、被加工物3を含むフレームユニット1をチャックテーブル6に保持させる様子が示されている。
まず、フレームユニット1をチャックテーブル6の保持面6aの上に載せ、チャックテーブル6にフレームユニット1を吸引保持させる。次に、切削ユニット8の切削ブレード8aを回転させつつ切削ユニット8を所定の高さまで下降させる。そして、ノズル8bから切削液を供給しつつ、加工送りユニットを作動させて、X軸移動テーブル18に載るチャックテーブル6をX軸方向に沿って移動させる。
回転する切削ブレード8aの刃先に被加工物3が接触すると被加工物3が切削される。被加工物3の切削の前には、例えば、カメラユニット10で被加工物3の表面を撮像しデバイスや切削予定ラインを確認し切削ユニット8をアライメントする。
一つの切削予定ラインに沿って被加工物3を切削した後、切削ユニット8をY軸方向に割り出し送りし、加工送りユニットを再び作動させて他の切削予定ラインに沿って被加工物3を切削する。一つの方向に平行なすべての切削予定ラインに沿って被加工物3を切削した後、チャックテーブル6を保持面6aに垂直な軸の周りに回転させ、さらに加工送りユニットを作動させて他の方向に平行な切削予定ラインに沿って被加工物3を切削する。こうしてすべての切削予定ラインに沿って被加工物3を切削する。
被加工物3を切削すると、被加工物から切削屑が生じる。また、被加工物3と切削ブレード8aの摩擦により熱が生じる。該切削屑や熱は切削液により除去されるが、被加工物3には該切削液が付着するため、次に被加工物3を乾燥ユニット38により乾燥する。
図2及び図4(A)に示す通り、切削された被加工物3を含むフレームユニット1を乾燥ユニット38の乾燥領域42に置く。また、複数の被加工物を次々に切削する場合、チャックテーブル6には新たな被加工物3aを含むフレームユニット1aを置き、チャックテーブル6に該フレームユニット1aを吸引保持させる。フレームユニット1aは、フレームユニット1と同様に、被加工物3aと、フレーム5aと、テープ7aと、を含む。
図2は、切削された被加工物3、切削前の他の被加工物3a、及び切削装置2を模式的に示す斜視図である。図4(A)は、乾燥領域42に置かれた被加工物3と、チャックテーブル6に保持された被加工物3aと、切削ユニット8と、加工送りユニット(X軸移動機構)と、を模式的に示す上面図である。
切削装置2は、切削された被加工物3の乾燥と、切削前の他の被加工物3aの切削と、を同時に進行できる。すなわち、切削ブレード8aを回転させながら切削ユニット8を所定の高さ位置に下降させるとともに、乾燥ユニット38では、ガス源からブローノズル44に気体を供給しブローノズル44から該気体を噴射させる。
次に、加工送りユニットを作動させる。すると、X軸移動テーブル18と、該加工送りユニットに連結されたブローノズル44と、がX軸方向に移動する。図3は、被加工物3の乾燥と、他の被加工物3aの切削と、を同時に実施する切削装置2を模式的に示す斜視図である。また、図4(B)は、被加工物3aの切削と、被加工物3の乾燥と、を実施する様子を模式的に示す上面図である。
被加工物3aを切削する間、加工送りユニットが作動することでX軸移動テーブル18はX軸方向に沿って繰り返し移動する。そのため、加工送りユニットに固定されたブローノズル44も気体を噴出しながらX軸方向に沿って同様に繰り返し移動する。したがって、被加工物3の表面が十分に乾燥される。そして、被加工物3aの切削が終了した後、被加工物3を乾燥領域42から搬出し、被加工物3aを乾燥領域42に移動させる。
本実施形態に係る切削装置2によると、切削装置2の使用者等は手動で被加工物の乾燥を実施する必要がない。また、切削装置2では、ブローノズル44を移動させるための移動機構を加工送りユニットとは別に用意する必要がない。
被加工物を切削する際にチャックテーブルが移動するのに付随してブローノズルが移動するため、該切削装置では、加工送りユニットの作動回数を実質的に増やすことなくブローノズルを移動させて被加工物を乾燥できる。さらに、乾燥ユニット38が加工ユニット8の近傍に設けられるため、切削後の被加工物に対して直ちに乾燥を実施でき、被加工物の表面にウォーターマークが残りにくくなる。
なお、上記実施形態では、フレームユニットに含まれる被加工物に対して切削及び乾燥を実施する場合について説明したが、本発明の一態様はこれに限定されない。例えば、切削装置2は、環状のフレームに張られたテープに貼着されていない被加工物を切削及び乾燥してもよい。
その他、上記実施形態に係る構造、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。
1,1a フレームユニット
3,3a 被加工物
5,5a フレーム
7,7a テープ
2 切削装置
4 装置基台
6 チャックテーブル
6a 保持面
8 切削ユニット
8a 切削ブレード
8b ノズル
10 カメラユニット
16,40 開口
18 X軸移動テーブル
20 防塵防滴カバー
22 支持構造
24,30,46 ガイドレール
26,32 移動プレート
28,34,48 ボールねじ
28a,36,50 パルスモータ
38 乾燥ユニット
42 乾燥領域
44 ブローノズル

Claims (2)

  1. 被加工物を保持面上に保持するチャックテーブルと、
    該チャックテーブルに保持された被加工物に切削液を供給しながら切削ブレードで被加工物を切削する切削ユニットと、
    該チャックテーブルを該保持面と平行な加工送り方向へ移動する加工送りユニットと、
    該切削ユニットで切削され該切削液が付着した被加工物の表面を乾燥する乾燥ユニットと、を備え、
    該乾燥ユニットは、
    被加工物が置かれる乾燥領域と、
    該加工送りユニットに連結され、該乾燥領域に置かれた被加工物に対して気体を噴射するブローノズルと、を有し、
    該加工送りユニットにより該チャックテーブルとともに該加工送り方向に移動する該ブローノズルから該気体を噴射して、該乾燥領域に置かれた被加工物の表面を乾燥させることを特徴とする切削装置。
  2. 該ブローノズルは、該気体を間欠的に噴射することを特徴とする請求項1記載の切削装置。
JP2017240874A 2017-12-15 2017-12-15 切削装置 Active JP6987450B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017240874A JP6987450B2 (ja) 2017-12-15 2017-12-15 切削装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017240874A JP6987450B2 (ja) 2017-12-15 2017-12-15 切削装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019110165A JP2019110165A (ja) 2019-07-04
JP6987450B2 true JP6987450B2 (ja) 2022-01-05

Family

ID=67180122

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017240874A Active JP6987450B2 (ja) 2017-12-15 2017-12-15 切削装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6987450B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4580806B2 (ja) * 2004-11-30 2010-11-17 アピックヤマダ株式会社 ワーク支持枠体、ワーク洗浄乾燥装置及び切断装置
JP4813855B2 (ja) * 2005-09-12 2011-11-09 株式会社ディスコ 切削装置および加工方法
JP5156459B2 (ja) * 2008-04-09 2013-03-06 Towa株式会社 基板の切断方法及び装置
JP2012086301A (ja) * 2010-10-19 2012-05-10 Renesas Electronics Corp 半導体製造装置、及び半導体製造方法
JP6679157B2 (ja) * 2015-10-27 2020-04-15 株式会社ディスコ 加工装置の搬送機構

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019110165A (ja) 2019-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107887313B (zh) 加工装置
JP2010123823A (ja) 切削装置
JP6498020B2 (ja) チャックテーブルの洗浄方法
JP6137798B2 (ja) レーザー加工装置及び保護膜被覆方法
JP6973931B2 (ja) 切削装置
JP6847525B2 (ja) 切削装置
JP2009113145A (ja) 研磨装置のチャックテーブル機構
JP6081868B2 (ja) 切削装置
JP2019181584A (ja) 加工装置
KR102551970B1 (ko) 절삭 장치의 셋업 방법
JP6987450B2 (ja) 切削装置
JP7166709B2 (ja) 切削装置
JP2007088157A (ja) 切削装置
JP2011031359A (ja) 研磨工具、研磨装置および研磨加工方法
JP7294777B2 (ja) 被加工物の乾燥方法及び切削装置
JP7242268B2 (ja) ダイシング装置
JP6821254B2 (ja) 切削装置
JP5954978B2 (ja) バイト切削装置
JP6808292B2 (ja) 加工装置の診断方法
JP6084115B2 (ja) 加工装置
JP2015109324A (ja) スピンナー洗浄装置
JP6120627B2 (ja) 切削装置
JP2022032728A (ja) 切削装置
TWI769294B (zh) 研磨墊
JP2014220449A (ja) 加工装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201015

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210914

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210916

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6987450

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150