JP2024073263A - 加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】試験片等を保持しても装置の大型化を抑制することができる加工装置を提供すること。【解決手段】加工装置は、ウェーハ200を保持する保持テーブルユニット10とウェーハ200の外周に沿って保持テーブルユニット10で保持されたウェーハ200を切削する切削ユニットとを備え、保持テーブルユニット10は、ウェーハ200の外周部を保持するウェーハ保持面113を含むウェーハ保持部11と、ウェーハ保持部11で囲繞された凹部118に収容され、試験片300を保持する試験片保持面123を含む試験片保持部12と、を備え、試験片保持面123の高さ129は、試験片保持面123で試験片300を保持した状態でウェーハ保持部11でウェーハ200を保持できる高さに設定される。【選択図】図4

Description

本発明は、ウェーハの外周に沿ってウェーハを加工する加工装置に関する。
ウェーハの裏面研削に際してあらかじめウェーハ外周の面取り部を切削ブレードやレーザビームを利用して除去する所謂エッジトリミングが広く行われている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特開2013-146831号公報 特開2006-108532号公報
上記特許文献1に記載された方法では、切削ブレードでエッジトリミングを行うと偏摩耗が生じ易いため、例えば特許文献1に記載された方法では、切削ブレードを確認テーブル上の確認用被加工物に切り込ませることで切削ブレードの偏摩耗を監視している。偏摩耗が生じた切削ブレードは、特許文献1等で開示される研磨テーブルや、ドレスボードや試験片に切り込ませることで、整形される。
しかし、ドレスボードや試験片を保持する確認用テーブルと研磨テーブルを、ウェーハを保持する保持テーブルの脇に配設すると装置が大型化するため、改善が切望されている。また、確認用テーブルと研磨テーブルを、ウェーハを保持する保持テーブルの脇に配設すると、切削ブレードでエッジトリミングする際に生じる切削屑が、ドレスボードや研磨テーブルに付着して、これらが汚れてしまうという不具合もあった。
本発明の目的は、試験片等を保持しても装置の大型化を抑制することができる加工装置を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の加工装置は、ウェーハを保持する保持テーブルユニットとウェーハの外周に沿って該保持テーブルユニットで保持されたウェーハを加工する加工ユニットと、を備えた加工装置であって、該保持テーブルユニットは、ウェーハの外周部を保持するウェーハ保持面を含むウェーハ保持部と、該ウェーハ保持部で囲繞された凹部に収容され、試験片を保持する試験片保持面を含む試験片保持部と、を備え、該試験片保持面の高さは、該試験片保持面で試験片を保持した状態で該ウェーハ保持部でウェーハを保持できる高さに設定されることを特徴とする。
前記加工装置では、該試験片保持部には、該試験片保持面に開口する吸引口と、一端が該吸引口に連通するとともに他端が吸引源に接続された試験片吸引路が形成され、該ウェーハ保持部には、該ウェーハ保持面に開口する吸引口と、一端が該吸引口に連通するとともに他端が吸引源に接続されたウェーハ吸引路が形成されるとともに、該凹部を該保持テーブルユニットの外と繋ぐ貫通部が形成されても良い。
本発明は、試験片等を保持しても装置の大型化を抑制することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態1に係る加工装置の構成例を示す斜視図である。 図2は、図1に示された加工装置の加工対象のウェーハの一例を示す斜視図である。 図3は、図2中のIII-III線に沿う断面図である。切削ユニットの斜視図である。 図4は、図1に示された加工装置の保持テーブルユニットの構成を示す断面図である。 図5は、図4に示された保持テーブルユニットの他の断面図である。 図6は、図1に示された加工装置の保持テーブルユニットの試験片保持部が試験片を保持した状態を示す断面図である。 図7は、図1に示された加工装置の保持テーブルユニットのウェーハ保持部にウェーハが搬入された状態を示す断面図である。 図8は、図1に示された加工装置の保持テーブルユニットのウェーハ保持部にウェーハを保持した状態を示す断面図である。 図9は、図1に示された加工装置の切削ユニットがウェーハをエッジトリミングする状態を示す断面図である。 図10は、図1に示された加工装置の保持テーブルユニットのウェーハ保持部からウェーハを搬出する状態を示す断面図である。 図11は、図1に示された加工装置の切削ユニットの切削ブレードが試験片に切り込んでいる状態を示す断面図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1に係る加工装置を図面に基づいて説明する。図1は、実施形態1に係る加工装置の構成例を示す斜視図である。図2は、図1に示された加工装置の加工対象のウェーハの一例を示す斜視図である。図3は、図2中のIII-III線に沿う断面図である。切削ユニットの斜視図である。
(ウェーハ)
実施形態1に係る図1に示された加工装置1は、図2に示すウェーハ200を切削する切削装置である。実施形態1に係る加工装置1の加工対象のウェーハ200は、シリコン、ガリウムヒ素、SiC(炭化ケイ素)又はサファイア、などを母材とする円板状の半導体ウェーハや光デバイスウェーハ等である。
ウェーハ200は、図2に示すように、表面201にデバイス領域210と、外周余剰領域211とを有する。デバイス領域210は、複数の分割予定ライン202によって格子状に区画された領域に複数のデバイス203が形成された領域である。デバイス203は、例えば、IC(Integrated Circuit)又はLSI(Large Scale Integration)等の集積回路、CCD(Charge Coupled Device)、又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサ、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)又はメモリ(半導体記憶装置)である。
外周余剰領域211は、デバイス領域210の全周に亘ってデバイス領域210を囲繞しているとともに、デバイス203が形成されていない領域である。
また、ウェーハ200は、図3に示すように、外周に面取り部204を有している。面取り部204は、表面201から裏面205に亘って形成され、厚み方向の中央が最も外周側に位置するように断面円弧状に形成されている。ウェーハ200は、外周余剰領域211が表面201側から全周に亘って仕上げ厚みを超える深さ206除去された後、裏面205側が研削されるなどして、仕上げ厚みまで薄化される。ウェーハ200は、その後、分割予定ライン202に沿って個々のデバイス203に分割される。
(加工装置)
図1に示された加工装置1は、ウェーハ200を保持テーブルユニット10で保持し、ウェーハ200の表面201から面取り部204に切削ブレード21を仕上げ厚みを超える深さ206で切り込ませつつ外周縁に沿って切削し、外周余剰領域211に環状の段差部207(図9等に示す)を形成する切削装置である。
加工装置1は、図1に示すように、ウェーハ200をウェーハ保持面113で吸引保持する保持テーブルユニット10と、保持テーブルユニット10で保持されたウェーハ200を切削ブレード21で切削する切削ユニット20と、保持テーブルユニット10に保持されたウェーハ200を撮像する撮像ユニット30と、制御ユニット100とを備える。実施形態1に係る加工装置1は、図1に示すように、切削ユニット20を2つ備えた、即ち、2スピンドルのダイサ、いわゆるフェイシングデュアルタイプの切削装置である。
また、加工装置1は、保持テーブルユニット10を切削ユニット20に対して相対的に移動させる移動ユニット40を備える。移動ユニット40は、保持テーブルユニット10を水平方向と平行なX軸方向に加工送りするX軸移動ユニット41と、切削ユニット20を水平方向と平行でかつX軸方向に直交するY軸方向に割り出し送りするY軸移動ユニット42と、切削ユニット20をX軸方向とY軸方向との双方と直交する鉛直方向に平行なZ軸方向に切り込み送りするZ軸移動ユニット43と、保持テーブルユニット10をZ軸方向と平行な軸心回りに回転する回転移動ユニット44とを備える。
X軸移動ユニット41は、加工装置1の装置本体2に設置されている。X軸移動ユニット41は、保持テーブルユニット10を加工送り方向であるX軸方向に移動させることで、保持テーブルユニット10と切削ユニット20とを相対的にX軸方向に沿って加工送りするものである。Y軸移動ユニット42及びZ軸移動ユニット43は、装置本体2から立設した支持フレーム3に設置されている。Y軸移動ユニット42は、切削ユニット20を割り出し送り方向であるY軸方向に移動させることで、保持テーブルユニット10と切削ユニット20とを相対的にY軸方向に沿って割り出し送りするものである。Z軸移動ユニット43は、切削ユニット20を切り込み送り方向であるZ軸方向に移動させることで、保持テーブルユニット10と切削ユニット20とを相対的にZ軸方向に沿って切り込み送りするものである。回転移動ユニット44はX軸移動ユニット41により保持テーブルユニット10とともにX軸方向に移動される。
X軸移動ユニット41、Y軸移動ユニット42及びZ軸移動ユニット43は、軸心回りに回転自在に設けられた周知のボールねじと、ボールねじを軸心回りに回転させて保持テーブルユニット10又は切削ユニット20をX軸方向、Y軸方向又はZ軸方向に移動させる周知のモータと、保持テーブルユニット10又は切削ユニット20をX軸方向、Y軸方向又はZ軸方向に移動自在に支持する周知のガイドレールとを備える。回転移動ユニット44は、保持テーブルユニット10を軸心回りに回転する周知のモータ等を備える。
保持テーブルユニット10は、X軸移動ユニット41により切削ユニット20の下方の加工領域と、切削ユニット20の下方から離間してウェーハ200が搬入出される搬入出領域とに亘ってX軸方向に移動自在に設けられ、かつ回転移動ユニット44によりZ軸方向と平行な軸心回りに回転自在に設けられている。保持テーブルユニット10の構成は、後ほど説明する。
切削ユニット20は、ウェーハ200の外周に沿って保持テーブルユニット10で保持されたウェーハ200の表面201から面取り部204を全周に亘って切削(加工に相当)する加工ユニットである。切削ユニット20は、それぞれ、保持テーブルユニット10に保持されたウェーハ200に対して、Y軸移動ユニット42によりY軸方向に移動自在に設けられ、かつ、Z軸移動ユニット43によりZ軸方向に移動自在に設けられている。切削ユニット20は、それぞれ、X軸移動ユニット41、Y軸移動ユニット42及びZ軸移動ユニット43により、保持テーブルユニット10のウェーハ保持面113の任意の位置に切削ブレード21を位置付け可能となっている。
切削ユニット20は、図1に示すように、切削ブレード21と、Y軸移動ユニット42及びZ軸移動ユニット43によりY軸方向及びZ軸方向に移動自在に設けられたスピンドルハウジング22と、スピンドルハウジング22に軸心回りに回転自在に設けられたスピンドル23と、スピンドル23を軸心回りに回転する図示しないスピンドルモータとを有する。
切削ブレード21は、略リング形状を有する極薄の切削砥石である。実施形態1において、切削ブレード21は、保持テーブルユニット10で保持されたウェーハ200を切削するものである。切削ブレード21は、保持テーブルユニット10に保持されたウェーハ200を切削する円環状の切り刃と、切り刃を外縁に支持しかつスピンドル23に着脱自在に装着される円環状の環状基台とを備えている。切り刃は、ダイヤモンドやCBN(Cubic Boron Nitride)等の砥粒と、金属や樹脂等のボンド材(結合材)とからなり所定厚みに形成されている。
なお、本発明では、切削ブレード21は、切り刃のみからなる所謂ワッシャーブレードでも良い。また、本発明では、切削ブレード21は、ウェーハ200を分割予定ライン202に沿って切削するものよりも切り刃の厚みが厚い切削ブレードである。また、本発明では、切削ブレード21は、正規の状態では、切り刃の刃先が切削ブレード21の回転中心である軸心に沿って平坦である。切削ブレード21は、ウェーハ200の表面201から面取り部204を全周に亘って切削するので、切り刃の先端が偏摩耗しやすい。なお、偏摩耗とは、切削ブレード21の切り刃の刃先が軸心に沿って平坦な状態から変化することをいう。
スピンドルハウジング22は、Z軸移動ユニット43によりZ軸方向に移動自在に支持され、Z軸移動ユニット43を介してY軸移動ユニット42によりY軸方向に移動自在に支持されている。スピンドルハウジング22は、スピンドル23の先端部を除く部分及び図示しないスピンドルモータ等を収容し、スピンドル23を軸心回りに回転可能に支持する。
スピンドル23は、切削ブレード21が先端部に着脱自在に固定されるものである。スピンドル23は、図示しないスピンドルモータにより軸心回りに回転されるとともに、先端部がスピンドルハウジング22の先端面より突出している。スピンドル23の先端部は、先端に向かうにしたがって徐々に細く形成されており、切削ブレード21が装着される。切削ユニット20のスピンドル23及び切削ブレード21の軸心は、Y軸方向と平行である。即ち、切削ユニット20の切削ブレード21は、スピンドルモータにより軸心回りに回転される。
また、切削ユニット20は、図1に示すように、切削中に切削ブレード21に切削液24(図9等に示す)を供給する切削液供給ノズル25を備える。
撮像ユニット30は、切削ユニット20と一体的に移動するように、切削ユニット20に固定されている。撮像ユニット30は、保持テーブルユニット10に保持されたエッジトリミング前のウェーハ200の切削すべき領域を撮像する撮像素子を含む。撮像素子は、例えば、複数の画素を有するCCD(Charge-Coupled Device)撮像素子又はCMOS(Complementary MOS)撮像素子である。撮像ユニット30は、保持テーブルユニット10に保持されたウェーハ200を対物レンズを通して撮像素子で撮像する。
撮像ユニット30は、保持テーブルユニット10に保持されたウェーハ200を撮像して、ウェーハ200と切削ブレード21との位置合わせを行なうアライメントを遂行するための画像を取得し、取得した画像を制御ユニット100に出力する。
また、加工装置1は、保持テーブルユニット10のX軸方向の位置を検出するため図示しないX軸方向位置検出ユニットと、切削ユニット20のY軸方向の位置を検出するための図示しないY軸方向位置検出ユニットと、切削ユニット20のZ軸方向の位置を検出するためのZ軸方向位置検出ユニットと、保持テーブルユニット10の軸心回りに角度を検出する角度検出ユニットとを備える。X軸方向位置検出ユニット及びY軸方向位置検出ユニットは、X軸方向、又はY軸方向と平行なリニアスケールと、読み取りヘッドとにより構成することができる。Z軸方向位置検出ユニットは、モータのパルスで切削ユニット20のZ軸方向の位置を検出する。角度検出ユニットは、周知のロータリエンコーダ等により構成される。
X軸方向位置検出ユニット、Y軸方向位置検出ユニット及びZ軸方向位置検出ユニットは、保持テーブルユニット10のX軸方向、切削ユニット20のY軸方向又はZ軸方向の位置を制御ユニット100に出力する。角度検出ユニットは、保持テーブルユニット10の軸心回りの基準位置からの角度を制御ユニット100に出力する。なお、実施形態1では、加工装置1の各構成要素のX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向の位置は、予め定められた図示しない基準位置を基準とした位置で定められる。
また、加工装置1は、エッジトリミング前後のウェーハ200を収容するカセット51が載置されかつカセット51をZ軸方向に移動させるカセットエレベータ50と、洗浄ユニット60と、搬送ユニット70(図7等に一部示す)とを備える。カセット51は、ウェーハ200をZ軸方向に間隔をあけて複数収容可能な収容容器であり、ウェーハ200を出し入れ可能とする出し入れ口52を備えている。カセットエレベータ50は、搬入出領域に位置付けられた保持テーブルユニット10のY軸方向の一方側の隣に配置され、搬入出領域に位置付けられた保持テーブルユニット10側に出し入れ口52を位置付けて、カセット51が載置される。
洗浄ユニット60は、エッジトリミング後のウェーハ200を洗浄するものである。洗浄ユニットは、搬入出領域に位置付けられた保持テーブルユニット10のY軸方向の他方側の隣に配置され、カセット51及び搬入出領域に位置付けられた保持テーブルユニット10とY軸方向に並ぶ位置に配置されている。洗浄ユニット60は、被加工物を吸引保持するスピンナテーブル61と、スピンナテーブル61に吸引保持されたウェーハ200の表面201に洗浄液を供給する洗浄液供給ノズル62とを備える。
搬送ユニット70は、カセット51内と保持テーブルユニット10上と洗浄ユニット60のスピンナテーブル61上に亘ってウェーハ200を搬送するものである。
制御ユニット100は、加工装置1の各構成要素をそれぞれ制御して、ウェーハ200に対する加工動作を加工装置1に実施させるものでもある。なお、制御ユニット100は、CPU(central processing unit)のようなマイクロプロセッサを有する演算処理装置と、ROM(read only memory)又はRAM(random access memory)のようなメモリを有する記憶装置と、入出力インターフェース装置とを有するコンピュータである。制御ユニット100の演算処理装置は、記憶装置に記憶されているコンピュータプログラムに従って演算処理を実施して、加工装置1を制御するための制御信号を、入出力インターフェース装置を介して加工装置1の各構成要素に出力する。
制御ユニット100は、加工動作の状態や画像などを表示する液晶表示装置などにより構成される図示しない表示ユニットと、オペレータが加工条件などを登録する際に用いる入力ユニットと、報知ユニットとに接続されている。入力ユニットは、表示ユニットに設けられたタッチパネルと、キーボード等の外部入力装置とのうち少なくとも一つにより構成される。報知ユニットは、音と光の少なくとも一方を発して、オペレータに報知するものである。
(保持テーブルユニット)
次に、保持テーブルユニット10を説明する。図4は、図1に示された加工装置の保持テーブルユニットの構成を示す断面図である。図5は、図4に示された保持テーブルユニットの他の断面図である。
保持テーブルユニット10は、図4及び図5に示すように、ウェーハ保持部11と、試験片保持部12とを備える。ウェーハ保持部11は、ウェーハ200の外周部を保持するものである。なお、ウェーハ200の外周部とは、ウェーハ200の外周余剰領域211全体とデバイス領域210の外縁部とを含むものである。
ウェーハ保持部11は、ステンレス鋼等の金属により構成され、ウェーハ200と同径の円盤状の円盤部111と、円盤部111の外縁から全周に亘って立設した円環部112とを一体に備えている。円環部112は、上端が水平方向に沿って平坦に形成され、ウェーハ200の外周部を保持するウェーハ保持面113である。即ち、ウェーハ保持部11は、ウェーハ保持面113を含む。ウェーハ保持部11は、ウェーハ保持面113上にウェーハ200の外周部の裏面205側が載置される。
ウェーハ保持部11は、ウェーハ保持面113に開閉弁114が設置されたウェーハ吸引路115を介して吸引源116と接続された吸引溝117(吸引口に相当)が全周に亘って開口し、吸引源116により吸引されることで、ウェーハ保持面113に載置されたウェーハ200の外周部を吸引保持する。このように、ウェーハ保持部11には、ウェーハ保持面113に開口する吸引口である吸引溝117と、一端が吸引溝117に連通するとともに他端が吸引源116に接続されかつ開閉弁114が設置されたウェーハ吸引路115が形成されている。また、ウェーハ保持部11は、円盤部111の外縁から円環部112が立設しているので、円環部112の内側にウェーハ保持部11の円環部112で全周に亘って囲繞された凹部118が形成されている。
試験片保持部12は、凹部118内に収容されて試験片300を保持するものである。試験片300は、矩形の板状に形成され、偏摩耗した切削ブレード21の切り刃に切り込まれて、切削ブレード21の切り刃の刃先を正規の状態に戻す所謂フラットドレスを切削ブレード21に施すものである。試験片300は、シリコンにより構成されたもの又はドレスボードである。なお、ドレスボードは、樹脂やセラミックスのボンド材に、WA(ホワイトアランダム、アルミナ系)、GC(グリーンカーボナイト、炭化ケイ素系)などの砥粒が混ぜ込まれて構成されている。
試験片保持部12は、ステンレス鋼等の金属により構成され、ウェーハ保持部11の円盤部111の表面上に固定されて、凹部118内に収容されている。試験片保持部12は、矩形の板状に形成され、上面と下面とが互いに平行に平坦に形成されている。試験片保持部12の上面が水平方向に沿って平坦に形成され、試験片300を保持する試験片保持面123である。即ち、試験片保持部12は、試験片保持面123を含む。試験片保持部12は、試験片保持面123上に試験片300が載置される。
試験片保持部12は、試験片保持面123に開閉弁124が設置された試験片吸引路125を介して吸引源126と接続された吸引溝127が格子状に形成され、吸引源126により吸引されることで、試験片保持面123に載置された試験片300を吸引保持する。このように、試験片保持部12には、試験片保持面123に開口する吸引口である吸引溝127と、一端が吸引溝127に連通するとともに他端が吸引源126に接続されかつ開閉弁124が設置された試験片吸引路125が形成されている。
実施形態1では、試験片保持部12の円盤部111の表面からの高さ129は、ウェーハ保持部11のウェーハ保持面113の円盤部111の表面からの高さ119から試験片300の厚み301を引いた値よりも低い。このために、実施形態1では、保持テーブルユニット10は、試験片保持面123の高さ129は、試験片保持面123で試験片300を保持した状態で、試験片300がウェーハ保持面113よりも低く、ウェーハ保持部11でウェーハ200の外周部を保持できる高さに設定されている。
また、実施形態1では、保持テーブルユニット10は、図4に示すように、凹部118を保持テーブルユニット10の外と繋ぐ貫通部13がウェーハ保持部11に形成されている。実施形態1では、貫通部13は、円環部112の内周面の円盤部111の表面寄りの端に一端が開口し、他端が円盤部111の外周面に開口しているとともに、一端から他端に向かうにしたがって徐々に下方に向かうように傾斜した孔である。このために、貫通部13は、ウェーハ保持部11の凹部118の内外を連通するとともに、凹部118内の切削液24をウェーハ保持部11外に排出することもできる。
また、保持テーブルユニット10は、図5に示すように、凹部118内にウェーハ突き上げピン14を設けている。ウェーハ突き上げピン14は、ウェーハ保持部11の円盤部111の表面に固定されたシリンダ141から伸縮自在で、かつシリンダ141から伸長する際に先端が上昇するとともに、シリンダ141から伸長すると先端がウェーハ保持面113よりも上方に位置しシリンダ141に縮小すると先端がウェーハ保持面113よりも下方に位置する。ウェーハ突き上げピン14は、ウェーハ保持面113にウェーハ200の外周部を保持する際には、シリンダ141内に縮小し、シリンダ141から伸長すると、ウェーハ保持面113からウェーハ200の外周部を上方に押圧する。
また、保持テーブルユニット10は、ウェーハ保持部11の円環部112の外周面に搬送ユニット70のウェーハ200を挟持する爪部71が侵入可能な切り欠き15が形成されている。切り欠き15は、ウェーハ保持部11の円環部112の外周面よりも凹に形成されている。
(加工動作)
次に、実施形態1に係る加工装置1の加工動作を図面に基づいて説明する。図6は、図1に示された加工装置の保持テーブルユニットの試験片保持部が試験片を保持した状態を示す断面図である。図7は、図1に示された加工装置の保持テーブルユニットのウェーハ保持部にウェーハが搬入された状態を示す断面図である。図8は、図1に示された加工装置の保持テーブルユニットのウェーハ保持部にウェーハを保持した状態を示す断面図である。図9は、図1に示された加工装置の切削ユニットがウェーハをエッジトリミングする状態を示す断面図である。図10は、図1に示された加工装置の保持テーブルユニットのウェーハ保持部からウェーハを搬出する状態を示す断面図である。図11は、図1に示された加工装置の切削ユニットの切削ブレードが試験片に切り込んでいる状態を示す断面図である。
前述した加工装置1は、制御ユニット100に加工条件が設定され、ウェーハ200を収容したカセット51がカセットエレベータ50に設置され、ウェーハ突き上げピン14が縮小しかつ搬入出領域に位置付けられた保持テーブルユニット10の試験片保持部12の試験片保持面123に試験片300が載置される、加工装置1は、オペレータ等からの加工動作の開始指示を制御ユニット100が受け付けると、加工動作を開始する。
加工動作を開始すると、加工装置1は、制御ユニット100が切削液供給ノズル25から切削液24を切削ブレード21に供給させながらスピンドル23で切削ブレード21を軸心回りに回転させる。また、加工動作を開始すると、加工装置1は、図6に示すように、制御ユニット100が開閉弁124を開いて、試験片保持面123に試験片300を吸引保持する。
加工動作では、加工装置1は、制御ユニット100が切削液を供給しながらスピンドル23を軸心回りに所定時間回転させるアイドリング運転を実施し、アイドリング運転実施後、搬送ユニット70を制御してカセット51からウェーハ200を1枚取り出せて、図7に示すように、搬入出領域の保持テーブルユニット10のウェーハ保持面113に載置させる。加工動作では、加工装置1は、図8に示すように、制御ユニット100が開閉弁114を開いてウェーハ200をウェーハ保持面113に吸引保持する。
加工動作では、加工装置1は、制御ユニット100が移動ユニット40を制御して保持テーブルユニット10を撮像ユニット30の下方まで移動する。加工動作では、加工装置1は、撮像ユニット30により保持テーブルユニット10に吸引保持したウェーハ200を撮像して、アライメントを遂行する。
アライメントでは、加工装置1は、制御ユニット100が移動ユニット40を制御して、切削ブレード21の切り刃の下端を、ウェーハ200の面取り部204と保持テーブルユニット10の移動方向であるX軸方向に沿って並べるとともに、ウェーハ200の表面201から仕上げ厚みを超える距離分下方の位置に配置する。なお、前述した距離は、前述した深さと同じ距離である。
加工動作では、加工装置1は、図9に示すように、制御ユニット100が移動ユニット40を制御して、保持テーブルユニット10を切削ブレード21に近付く方向にX軸方向に移動して、図9に示すように、切削ブレード21をウェーハ200の面取り部204に切り込ませ、保持テーブルユニット10を軸心回りに回転する。加工動作では、加工装置1は、切削ブレード21をウェーハ200の表面201側から面取り部204に仕上げ厚みを超える深さ切り込ませて、表面201側から深さ分、面取り部204を除去して、段差部207を形成する。こうして、加工動作では、加工装置1は、面取り部204を表面201側から全周に亘って除去するエッジトリミングをウェーハ200に施す。
また、本発明では、加工装置1は、制御ユニット100が移動ユニット40を制御して、ウェーハ200の面取り部204の上方に位置付けられた切削ブレード21の切り刃の下端を仕上げ厚みを超える深さまで下降させる所謂チョッパーカットでウェーハ200の面取り部204に切り込ませ、ウェーハ200を保持テーブルユニット10で軸心回りに回転させ、表面201側から面取り部204を除去しても良い。
加工動作では、加工装置1は、ウェーハ200にエッジトリミングを施した後、切削ユニット20を保持テーブルユニット10から退避させて、保持テーブルユニット10を加工領域から搬入出領域に向けて移動する。加工装置1は、制御ユニット100が搬入出領域において保持テーブルユニット10の移動を停止させ、開閉弁114を閉じて、保持テーブルユニット10のウェーハ保持部11のウェーハ保持面113のウェーハ200の吸引保持を停止する。
加工動作では、加工装置1は、図10に示すように、制御ユニット100がウェーハ突き上げピン14をシリンダ141から伸長させるとともに、搬送ユニット70の爪部71でウェーハ200を挟持させる。加工動作では、加工装置1は、制御ユニット100が搬送ユニット70にエッジトリミング後のウェーハ200を保持テーブルユニット10から洗浄ユニット60まで搬送させる。加工動作では、加工装置1は、制御ユニット100が洗浄ユニット60でエッジトリミング後のウェーハ200を洗浄させ、搬送ユニット70にエッジトリミング後でかつ洗浄後のウェーハ200をカセット51内に収容させる。
加工装置1は、加工条件とおりにカセット51内のウェーハ200に順にエッジトリミングを施し、カセット51内のウェーハ200の全てにエッジトリミングを施すと、加工動作を終了する。また、加工装置1は、ウェーハ保持部11のウェーハ保持面113にウェーハ200を保持していない所定のタイミングにおいて、図11に示すように、切削ブレード21の切り刃を試験片300に切り込ませる。なお、所定のタイミングは、例えば、所定の枚数のウェーハ200にエッジトリミングを施した毎等である。
以上説明した実施形態1に係る加工装置1は、ウェーハ保持部11で囲繞される凹部118内に試験片300を保持する試験片保持部12を有した保持テーブルユニット10を備えるため、試験片保持部12で保持した試験片300を凹部118内に収容でき、試験片保持部12に試験片300を保持した状態で、ウェーハ保持部11で保持したウェーハ200を切削ユニット20で切削できる。
また、加工装置1は、ウェーハ保持部11で囲繞される凹部118内に試験片300を保持する試験片保持部12を有した保持テーブルユニット10を備えるため、ウェーハ保持部11からウェーハ200を搬出することで試験片保持部12で保持した試験片300を露出させて、露出した試験片300を切削ユニット20で切削できる。
その結果、実施形態1に係る加工装置1は、試験片300等を保持しても装置の大型化を抑制することができるという効果を奏する。
また、実施形態1に係る加工装置1は、ウェーハ保持部11の凹部118内に試験片保持部12で保持した試験片300を収容するために、切削ブレード21でエッジトリミングする際に生じる切削屑が試験片300や試験片保持部12に付着することを抑制でき、これらが汚れてしまうことを抑制することができるという効果も奏する。
また、セットアップや切削ブレード21の形状を確認する場合に、試験片300に切削屑が付着していると、正確なセットアップや切削ブレード21の形状が正確に確認できないが、実施形態1に係る加工装置1は、切削屑が試験片300や試験片保持部12に付着することを抑制できるので、正確なセットアップや切削ブレード21の形状が正確に確認できるという効果を奏する。
また、実施形態1に係る加工装置1は、保持テーブルユニット10に貫通部13が形成されているので、ウェーハ保持部11にウェーハ200を吸引保持しても、凹部118内が負圧になるなどして、ウェーハ保持部11に保持したウェーハ200が反ることを抑制できる。また、実施形態1に係る加工装置1は、凹部118内に侵入した切削液24等を貫通部13を通して保持テーブルユニット10外に排出することができる。
なお、本発明は、上記実施形態等に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば、本発明では、加工装置1は、切削装置に限らず、保持テーブルユニット10と、保持テーブルユニット10で保持されたウェーハ200に対して照射するレーザビームを生成する発振器と発振器で生成されたレーザビームを保持テーブルユニット10で保持されたウェーハ200に対して集光する集光レンズとを有するレーザビーム照射ユニットと、を備えたレーザ加工装置でもよい。この場合、レーザビーム照射ユニットが、ウェーハ200を加工する加工ユニットに相当する。
また、本発明では、試験片300は、ドレスボードの他、円形のシリコンウェーハや、シリコンウェーハを矩形に切り出したシリコン片でもよい。試験片300は、シリコンウェーハやシリコン片である場合、切削ブレード21の切り刃で切削されて切削ブレード21の切り刃の刃先の状態を整える(プリカット)を行う他、チョッパーカットで切り込むことで形成した切削痕を撮像した撮像画像もとにセットアップや切削ブレード21の変形を確認するために用いられてもよい。また、試験片300は、ドレスボードである場合、フラットドレスの他、セットアップや切削ブレード21の変形を確認するために切削ブレード21で切り込まれてもよい。
1 加工装置
10 保持テーブルユニット
11 ウェーハ保持部
12 試験片保持部
13 貫通部
20 切削ユニット(加工ユニット)
113 ウェーハ保持面
115 ウェーハ吸引路
116 吸引源
117 吸引溝(吸引口)
118 凹部
123 試験片保持面
125 試験片吸引路
126 吸引源
127 吸引溝(吸引口)
129 高さ
200 ウェーハ
300 試験片

Claims (2)

  1. ウェーハを保持する保持テーブルユニットとウェーハの外周に沿って該保持テーブルユニットで保持されたウェーハを加工する加工ユニットと、を備えた加工装置であって、
    該保持テーブルユニットは、ウェーハの外周部を保持するウェーハ保持面を含むウェーハ保持部と、
    該ウェーハ保持部で囲繞された凹部に収容され、試験片を保持する試験片保持面を含む試験片保持部と、を備え、
    該試験片保持面の高さは、該試験片保持面で試験片を保持した状態で該ウェーハ保持部でウェーハを保持できる高さに設定される、加工装置。
  2. 該試験片保持部には、該試験片保持面に開口する吸引口と、一端が該吸引口に連通するとともに他端が吸引源に接続された試験片吸引路が形成され、
    該ウェーハ保持部には、該ウェーハ保持面に開口する吸引口と、一端が該吸引口に連通するとともに他端が吸引源に接続されたウェーハ吸引路が形成されるとともに、該凹部を該保持テーブルユニットの外と繋ぐ貫通部が形成された、請求項1に記載の加工装置。
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