JP2021105503A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】摺動が容易な密着部を維持することができる冷蔵庫を提供する。【解決手段】開口部が設けられた貯蔵庫2と、開口部に設けられた一対の断熱扉4とを備え、一対の断熱扉4は、観音開き式扉であり、各断熱扉4の互いに対向している側面には、いずれも各断熱扉4が閉じられたときに互いに密着することで貯蔵庫2を封止するパッキンが設けられ、各パッキンは、いずれも互いに密着する密着部40を備え、各パッキンの各密着部40以外の箇所は、密着が容易な柔軟性を有する軟質に形成され、各密着部40の少なくとも一方の厚さ方向全体は、軟質に形成されたパッキンの各密着部以外の箇所よりも高い硬度を有する半硬質に形成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、冷蔵庫に関する。
従来、貯蔵庫と、観音開き式扉である一対の断熱扉とを備えた冷蔵庫が知られている。このような冷蔵庫の各断熱扉の側面には、これらの断熱扉が閉じられたときに互いに密着するパッキンが設けられている。これらのパッキンには、密着面を確実に密着させるために、全体が柔軟性を有した軟質材料で形成されたものが知られている。
これらのパッキンは、各断熱扉が開閉されるときにおいて、互いに密着面が摺動する。このため、これらのパッキンには、摺動性を高めて、断熱扉の開閉が容易となるように、密着面の表面層が軟質材料より摩擦係数の低い素材で形成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第6371151号公報
しかしながら、従来の構成では、密着面の表面層のみが摩擦係数の低い素材で形成されているため、断熱扉の開閉に伴う密着面の摺動によって、表面層が摩耗し、摺動が困難になる虞があった。
本発明は、摺動が容易な密着部を維持することができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、開口部が設けられた貯蔵庫と、前記開口部に設けられた一対の断熱扉とを備え、一対の前記断熱扉は、観音開き式扉であり、各前記断熱扉の互いに対向している側面には、いずれも各前記断熱扉が閉じられたときに互いに密着することで前記貯蔵庫を封止するパッキンが設けられ、各前記パッキンは、いずれも互いに密着する密着部を備え、各前記パッキンの各前記密着部以外の箇所は、密着が容易な柔軟性を有する軟質に形成され、各前記密着部の少なくとも一方の厚さ方向全体は、軟質に形成された前記パッキンの各前記密着部以外の箇所よりも高い硬度を有する半硬質に形成されていることを特徴とする冷蔵庫である。
これによれば、密着部の厚さ方向全体は、軟質に形成されたパッキンの各密着部以外の箇所よりも高い摺動性を有する硬度である半硬質に形成される。このため、密着部の表面が摩耗した場合であっても、当該密着部が高い摺動性を維持することができる。
本発明によれば、摺動が容易な密着面を維持することができる。
本発明の第一実施形態に係る冷蔵庫の正面図 一方の断熱扉の斜視図 封止部材の長手方向に直交する方向に沿った断面図 図1のIV−IV断面図 封止部材の一方の端部側を示す斜視図 図5のVI−VI断面図 第二実施形態に係る封止部材の長手方向に直交する方向に沿った断面図 第三実施形態に係る封止部材の長手方向に直交する方向に沿った断面図
第1の発明は、開口部が設けられた貯蔵庫と、前記開口部に設けられた一対の断熱扉をと備え、一対の前記断熱扉は、観音開き式扉であり、各前記断熱扉の互いに対向している側面には、いずれも各前記断熱扉が閉じられたときに互いに密着することで前記貯蔵庫を封止するパッキンが設けられ、各前記パッキンは、いずれも互いに密着する密着部を備え、各前記パッキンの各前記密着部以外の箇所は、密着が容易な柔軟性を有する軟質に形成され、各前記密着部の少なくとも一方の厚さ方向全体は、軟質に形成された前記パッキンの各前記密着部以外の箇所よりも高い硬度を有する半硬質に形成されていることを特徴とする冷蔵庫である。
これによれば、密着部の厚さ方向全体は、軟質に形成されたパッキンの各密着部以外の箇所よりも高い摺動性を有する硬度である半硬質に形成される。このため、密着部の表面が摩耗した場合であっても、当該密着部が高い摺動性を維持することができる。
第2の発明は、前記パッキンは、各前記断熱扉が備える固定部を介して各前記断熱扉に設けられており、前記密着部は、前記パッキンが備える連結部を介して前記固定部に連結されており、各前記連結部は、各前記断熱扉が閉じられたときに互いに対向して配置され、少なくとも一部が前記密着部と略同一の硬度を有する半硬質に形成されていることを特徴とする冷蔵庫である。
これによれば、各連結部が撓むことが抑制される。このため、各連結部同士が密着することを抑制できる。
第3の発明は、前記連結部の少なくとも一方は、前記密着部に連続する箇所が前記密着部と略同一の硬度を有する半硬質に形成されていることを特徴とする冷蔵庫である。
これによれば、各連結部が撓むことが抑制される。このため、各連結部同士が密着することを抑制できる。
第4の発明は、各前記連結部の少なくともいずれか一方は、前記密着部から離隔された箇所が前記密着部と略同一の硬度を有する半硬質に形成されていることを特徴とする冷蔵庫である。
これによれば、密着部に反りが生じることが抑制される。このため、密着部の密閉性が低下し、パッキンの密着性が低下することを抑制できる。
第5の発明は、前記固定部は、半硬質に形成された前記密着部よりも高い硬度を有する硬質に形成され、前記パッキンと、前記固定部とは、一体に形成されていることを特徴とする冷蔵庫である。
これによれば、固定部は、所定の強度を有する。このため、冷蔵庫は、断熱扉の側面間において、所定の強度を有しつつ、隙間を封止できる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
<第一実施形態>
図1は、本発明の実施形態に係る冷蔵庫1の正面図である。
冷蔵庫1は、図1に示すように、アンダーカウンター型の業務用冷蔵庫であり、当該冷蔵庫1は、貯蔵庫2と、複数の断熱扉4と、機械室5と、トップテーブル6と、を備えている。
貯蔵庫2は、断熱壁を備えた箱状部材であり、当該貯蔵庫2は、内部に貯蔵室が設けられ、前面が開口している。
複数の断熱扉4は、貯蔵庫2の開口を閉塞する矩形状の扉部材である。本実施形態の冷蔵庫1は、一対の断熱扉4を備えており、これらの断熱扉4は、互いに一方の側面を隣接させて配置されている。また、各断熱扉4の上面及び下面には、各断熱扉4の他方の側面側に位置する箇所にヒンジ8が設けられている。これらのヒンジ8によって、一対の断熱扉4は、冷蔵庫1の左右方向に開閉可能となっている。すなわち、一対の断熱扉4は、観音開き扉となっている。
また、各断熱扉4の前面には、いずれも互いに隣接する側面側にハンドル10が設けられている。
機械室5は、貯蔵庫2の側方に配置されている。当該機械室5の内部には、圧縮機、凝縮器、膨張器、蒸発器等の冷凍サイクルを構成する装置が収められており、これらの装置が駆動することによって、貯蔵室の内部に冷気が送り込まれる。
また、貯蔵庫2と、機械室5との上面には、トップテーブル6が取り付けられている。
次いで断熱扉4について詳述する。
図2は、一方の断熱扉4の斜視図である。なお、図2は、断熱扉4の背面側から視た図となっている。
図3は、一方の断熱扉4と、取付ガイド部材24と、封止部材26とを示した分解斜視図であり、図4は、封止部材26の長手方向に直交する方向に沿った断面図である。なお、図3において、軟質材料で形成された側面パッキン28と、前面ひれ部32とには、説明の便宜上ドットを付し、半硬質部材で形成された密着部40には、ハッチングを付している。
以下、一方の断熱扉4について説明するが、他方の断熱扉4についても同様の構成となっている。
断熱扉4は、図2に示すように、所定の厚さを有した平板状の部材であり、当該断熱扉4の前面と、両側面と、上面と、下面と、背面の外縁とは、いずれもステンレス鋼板等の金属によって一体に形成された扉外装板12によって構成されている。また、断熱扉4の背面中央部は、硬質樹脂で形成された扉内装板14によって構成されている。この扉内装板14は、断熱扉4の背面の外縁よりも、貯蔵室の内部側に突出している。
これらの扉外装板12、及び扉内装板14によって囲まれた空間には、発泡スチロールや硬質ウレタンフォーム等の断熱材16が充填されている。
なお、扉外装板12は、金属に限らずABS樹脂等の硬質樹脂で形成されていてもよい。
断熱扉4の背面側の外縁(外周部分)には、全周に亘って外縁パッキン取付溝18が設けられている。この外縁パッキン取付溝18には、複数の外縁パッキン20が取り付けられている。
複数の外縁パッキン20は、ゴム等の軟質樹脂で形成され、断熱扉4の外縁の各辺に対応するように、それぞれが線状に成形されている。各外縁パッキン20の前面は、当該外縁パッキン20の長手方向全体に亘って滑らかに成形されており、また、各外縁パッキン20の背面には、当該外縁パッキン20の長手方向全体に亘って凸部20Aが突出して設けられている。
この凸部20Aが外縁パッキン取付溝18に挿入されることによって、各外縁パッキン20が扉外装板12に取り付けられる。
また、各外縁パッキン20は、内部に空間を有した中空状に形成されている。この空間内の外縁パッキン20の前面側には、長手方向全体に亘って、断面矩形状の外縁マグネット収容部20Bが設けられている。さらに、この外縁マグネット収容部20Bには、4本の棒状の外縁マグネット22が収容されている。各外縁マグネット22は、断熱扉4の背面の各辺と同程度の長さ寸法を有しており、これらの外縁マグネット22は、各辺に沿って各外縁マグネット収容部20Bに挿通されている。
なお、外縁パッキン20は、線状に限らず、一体に成型された矩形の枠体であってもよい。
次いで、断熱扉4の側面の構成について説明する。
以下、一方の断熱扉4の側面について説明するが、他方の断熱扉4についても同様の構成となっている。
図3に示すように、各断熱扉4の他方の断熱扉4に隣接する側の側面には、取付ガイド部材24を介して封止部材26が設けられている。
取付ガイド部材24は、硬質材料としての硬質樹脂から形成されている。この取付ガイド部材24は、図4に示すように、断熱扉4の側面と同程度の長さ寸法を備え、断面がコ字状となるように成形されたレール状の部材であり、当該取付ガイド部材24は、上下方向が断熱扉4の上下方向に沿うように取り付けられている。また、この取付ガイド部材24の幅寸法は、断熱扉4の側面の幅寸法と同程度に形成されており、当該取付ガイド部材24は、底面24Aにおいて、数個所をねじ止めされることによって、断熱扉4の側面に固定されている。このため、断熱扉4の側面、及び取付ガイド部材24の底面24Aには、それぞれ複数のねじ孔12A、24Bが設けられている。
取付ガイド部材24の貯蔵庫2側には、当該取付ガイド部材24の上下方向全体に亘って、筒状のパッキンガイド溝24Cが設けられている。このパッキンガイド溝24Cは、底面24Aから他方の断熱扉4の側面に向かって突出して設けられており、また、当該パッキンガイド溝24Cは、貯蔵庫2側に位置する箇所の一部が開放されている。パッキンガイド溝24Cには、後述する側面パッキン28が備える挿通部28F1が挿通されている。
また、パッキンガイド溝24Cの断熱扉4の前面側には、後述するヒータ36を保持するヒータ保持部24Dが設けられている。このヒータ保持部24Dは、溝状に形成され、他方の断熱扉4の側面側が開放されている。
さらに、ヒータ保持部24Dの断熱扉4の前面側には、保持部係合片24Eが設けられている。この保持部係合片24Eは、断熱扉4の前面側に突出する爪状に形成されている。この保持部係合片24Eには、後述するカバー部30が備えるカバー部係合片30Bが係合される。
取付ガイド部材24は、断熱扉4の前面側に係止部24Fが設けられている。この係止部24Fは、パッキンガイド溝24Cと同様に、底面24Aから他方の断熱扉4の側面に向かって突出して設けられており、当該係止部24Fは、先端が爪状に湾曲している。この係止部24Fは、後述するカバー部30が備える係止溝30Cに挿通されている。
図5は、封止部材26の一方の端部側を示す斜視図である。なお、図5において、軟質材料で形成された側面パッキン28と、前面ひれ部32とには、説明の便宜上ドットを付し、半硬質部材で形成された密着部40には、ハッチングを付している。
封止部材26は、図3、及び図5に示すように、側面パッキン28と、カバー部30と、前面ひれ部32とを備え、これらが一体に成形されることで形成されている。側面パッキン28と、カバー部30と、前面ひれ部32とは、同一の樹脂材で形成されている。本実施形態では、側面パッキン28と、カバー部30と、前面ひれ部32とは、いずれもポリ塩化ビニルによって形成されている。
この封止部材26は、取付ガイド部材24と同程度の長さ寸法を備え、断面がコ字状となるように成形されたレール状の部材であり、当該封止部材26は、上下方向が断熱扉4の上下方向に沿うように取り付けられている。
側面パッキン28は、封止部材26の貯蔵庫2側に位置する箇所を構成しており、当該側面パッキン28は、弾性変形しやすく、柔軟性を有した軟質に形成されている。
この側面パッキン28は、断面がL字状に成形され、当該L字形状の角部に相当する箇所には、断面が矩形の空間となるように区切られた側面マグネット収容部28Aが設けられている。
この側面マグネット収容部28Aには、棒状の側面マグネット34が挿通されている。
また、側面マグネット34が収容された側面マグネット収容部28Aの両端は、抜け止め部材35によって閉塞される。各抜け止め部材35は、断面がL字状になるように折り曲げられて形成された板状部材である。これらの抜け止め部材35は、一方の端部である差し込み部35Aが側面マグネット収容部28Aの上下方向の各端部に差し込まれることによって側面パッキン28に装着され、側面マグネット34の脱落を防いでいる。
側面マグネット収容部28Aの貯蔵庫2側には、第1シール部28Bが設けられている。この第1シール部28Bは、外縁パッキン20側に延びており、当該第1シール部28Bの先端には、第2シール部28Cが設けられている。この第2シール部28Cは、貯蔵庫2側に突出した後、他方の断熱扉4側に屈曲して延びている。すなわち、第1シール部28Bと、第2シール部28Cは、図4に示すように断面がコ字状となるように形成されている。
また、第2シール部28Cの先端部28C1は、側面マグネット収容部28Aの他方の断熱扉4側に位置する面と同程度の位置まで延びている。
この第2シール部28Cの上下方向における長さ寸法は、側面パッキン28の上下方向における長さ寸法よりも短く、扉内装板14の上下方向における長さ寸法と同程度の長さ寸法となっている。
また、第1シール部28Bの外縁パッキン20側には、背面ひれ部28Dが設けられている。この背面ひれ部28Dは、外縁パッキン20側に延びる可撓性を有した薄板状に形成され、先端側が自由端となっている。背面ひれ部28Dの先端は、当該外縁パッキン20に当接されている。
側面マグネット収容部28Aの断熱扉4の前面側には、連結部28Eが設けられている。この連結部28Eは、断熱扉4の前面側に延びる可撓性を有した薄板状に形成されており、当該連結部28Eの先端は、カバー部30の底面30Aに結合されている。
側面マグネット収容部28Aの断熱扉4の側面側には、伸長部28Fが設けられている。この伸長部28Fは、側面マグネット収容部28Aの断熱扉4の側面側から、断熱扉4の側面に向かって延びた後、断熱扉4の前面に向かって延びている。すなわち、伸長部28Fは、断面がL字状に形成されている。また、伸長部28Fの先端には、断面がT字状に形成された挿通部28F1が設けられている。この挿通部28F1は、硬質材料で形成されている。この挿通部28F1は、上述の通り、パッキンガイド溝24Cに挿通される。
カバー部30は、全体が所定以上の硬さを有した硬質に形成されている。すなわち、カバー部30は、側面パッキン28よりも弾性変形しづらく、柔軟性が低い硬度を有している。
硬質に形成されていることによって、カバー部30は、取付ガイド部材24に容易に取り付けられ、また、冷蔵庫1の意匠性が向上する。
このカバー部30は、断面がコ字状に形成されており、当該カバー部30の底面30Aの貯蔵庫2側に位置する端部には、上述の通り、側面パッキン28の連結部28Eが結合されている。
また、カバー部30の底面30Aの貯蔵庫2側に位置する端部には、カバー部係合片30Bが設けられている。このカバー部係合片30Bは、断熱扉4の側面に向かって突出しており、当該カバー部係合片30Bの先端は、爪状に形成されている。上述の通り、カバー部係合片30Bは、保持部係合片24Eに係合されている。
さらに、カバー部係合片30Bには、リブ30B1が設けられている。リブ30B1は、貯蔵庫2側に向かって突出しており、当該リブ30B1は、ヒータ36が保持されたヒータ保持部24Dの開放された箇所を閉塞している。
カバー部30の底面30Aにおいて、断熱扉4の前面側に位置する端部には、係止溝30Cが設けられている。この係止溝30Cは、断熱扉4の側面に向かって突出しており、当該係止溝30Cは、断熱扉4の側面側に位置する箇所が開放されている。係止溝30Cには、上述の通り、係止部24Fが挿通されている。
係止溝30Cの断熱扉4の前面側に位置する先端には、前面ひれ部32が一体に設けられている。この前面ひれ部32は、側面パッキン28と同様に、軟質に形成され、可撓性を有した薄板状に形成されている。
また、前面ひれ部32は、断熱扉4の側面に向かって延びており、当該前面ひれ部32の先端は、断熱扉4の側面に当接されている。
また、取付ガイド部材24と、封止部材26との間には、線状のヒータ36が挟み込まれている。このヒータ36は、封止部材26を加熱して結露や凍結が生じることを抑制するものであり、当該ヒータ36は、断熱扉4の側面の上下方向全体に亘って、ループ状に配置されている。また、ヒータ36は、上述の通り、ヒータ保持部24Dに挟み込まれ、さらに、当該ヒータ保持部24Dの開放箇所がリブ30B1によって閉塞されることで、取付ガイド部材24と、封止部材26との間に固定されている。
取付ガイド部材24と、封止部材26との上下方向における両端は、いずれもキャップ38によって閉塞されている。キャップ38は、上面視でL字状に形成された平板部材であり、当該キャップ38の一方の端部は、断熱扉4の側面の短手方向に沿って延びている。また、キャップ38の他方の端部は、断熱扉4の背面の外縁側に回り込み、当該外縁、及び外縁パッキン20の上面に沿って延びている。
キャップ38の裏面には、下方に向かって突出する一対の差し込み部38Aが設けられている。差し込み部38Aは、取付ガイド部材24と、封止部材26とで囲まれた空間内に差し込まれている。
キャップ38の他方の端部側に位置する先端には、ねじ止め孔38Cが設けられており、は、ねじ孔12Bが設けられている。キャップ38は、ねじ止め孔38Cを介して、断熱扉4の背面の外縁にねじ部材によってねじ止めされることで、断熱扉4に固定される。
次いで、密着部40について説明する。
図6は、図5のVI−VI断面図である。
図6に示すように、側面マグネット収容部28Aは、他方の断熱扉4側に位置する壁面を構成する密着部40を備えている。密着部40は、側面パッキン28の長手方向全体に亘って設けられており、また、当該密着部40は、側面パッキン28に一体に形成されている。
密着部40は、他方の断熱扉4側に一対の断熱扉4が閉止されたときに、互いに密着する密着面28A1を有している。各密着面28A1は、いずれも平滑面に形成されている。
また、密着部40の長手方向に直交する方向における一方の端部には、連結部28Eの一方の端部が結合されている。
密着部40は、厚さ方向全体に亘って、軟質に形成された側面パッキン28の他の箇所(密着部40以外の箇所)よりも高い硬度且つ、硬質に形成されたカバー部30よりも低い硬度である半硬質に形成されている。密着部40は、半硬質に形成されることによって、柔軟性を有し、且つ側面パッキン28の他の箇所よりも弾性変形しづらくなっている。
なお、密着部40は、側面パッキン28と、カバー部30と、前面ひれ部32と同一の樹脂材であるポリ塩化ビニルで形成されている。
このように、封止部材26は、長手方向と直交する方向において、各部が異なる硬度を有している。
また、密着部40と、側面パッキン28と、カバー部30と、前面ひれ部32とは、同一の樹脂材で形成されている。このため、硬度が異なるこれらの密着部40と、側面パッキン28と、カバー部30と、前面ひれ部32とを容易に接合することができる。これによって、密着部40と、側面パッキン28と、カバー部30と、前面ひれ部32とを容易に一体に形成することができ、封止部材26を容易に作成することができる。
次に、本実施形態の作用について説明する。
まず、封止部材26を取付ガイド部材24に取り付ける手順について説明する。
まず、ヒータ36がヒータ保持部24Dに挟み込まれる。次いで、封止部材26の一方の端部を取付ガイド部材24の一方の端部に上下方向にスライドさせながら挿通させることで、封止部材26は、取付ガイド部材24に固定される。すなわち、取付ガイド部材24とカバー部30とは、側面パッキン28の「固定部」として機能する。
冷蔵庫1の一対の断熱扉4が閉止されると、外縁マグネット22が貯蔵庫2に磁力で引き付けられ、外縁パッキン20の内、断熱扉4のヒンジ8側の側面と、断熱扉4の上面及び下面に沿った箇所が貯蔵庫2に密着する。
また、各断熱扉4の封止部材26のそれぞれが備える側面マグネット34同士は、磁力によって、互いに引き付けられる。これによって、各伸長部28F、及び連結部28Eが互いに他方の断熱扉4の側面に向かって伸長する。そして、各側面マグネット収容部28Aの他方の断熱扉4側に位置する平滑面である密着面28A1同士が各側面マグネット34の磁力によって圧着される。
上述の通り、各密着部40は、柔軟性を有した半硬質に形成されている。このため、各断熱扉4が閉止された状態において、各密着面28A1同士は、密着可能である。このように、各密着面28A1同士が側面マグネット34の磁力によって圧着されて密着することで、各断熱扉4の側面間の隙間が高い気密性で封止される。
また、密着部40の密着面28A1同士が密着すると、各第2シール部28Cの先端部28C1同士が当接する。これによって、各第1シール部28Bと各第2シール部28Cとによって囲まれた空間S1が形成される。この空間S1内の空気が断熱空気層として作用し、側面パッキン28同士の隙間から貯蔵室の内部に熱が侵入することを抑制すると共に、貯蔵室の内部の冷気が漏出することが抑えられる。
さらに、各断熱扉4の側面には、取付ガイド部材24と、伸長部28Fと、第1シール部28Bと、背面ひれ部28Dと、外縁パッキン20とで囲まれた空間S2が形成されている。この空間S2内の空気もまた、断熱空気層として作用する。
加えて、上述の通り、前面ひれ部32は、断熱扉4の側面に当接している。これらの断熱空気層と、前面ひれ部32とによって、断熱扉4の側面と、取付ガイド部材24との間から貯蔵室の内部に熱が侵入することを抑制すると共に、貯蔵室の内部から冷気が漏出することが抑えられる。
封止部材26は、軟質樹脂で形成された側面パッキン28と硬質樹脂で形成されたカバー部30とが一体に形成されているため、封止部材26に所定の強度を持たせつつ、断熱扉4の側面間の隙間を封止できる。また、側面パッキン28と、カバー部30との間に埃や塵などが堆積することが抑制される。
さらに、メンテナンスや、掃除等を行うときに、ユーザが側面パッキン28とカバー部30とを個別に取り外す必要がなく、これらの側面パッキン28とカバー部30の破損や脱落が抑制される。
加えて、側面パッキン28と、カバー部30とを結合させるための構造や機構を設ける必要がなく、封止部材26を小型化することができ、断熱扉4を薄型化や軽量化させることが可能である。
各断熱扉4が開閉されるときには、平滑面である各密着部40の密着面28A1が互いに摺動することとなる。
上述の通り、本実施形態では、各密着部40は、軟質に形成された側面パッキン28の他の箇所よりも弾性変形しづらい半硬質に形成されている。各密着面28A1同士が密着したときの真実密着面積は、軟質に形成された側面パッキン28の他の箇所同士が密着した場合の真実密着面積よりも小さくなる。
このため、各密着面28A1は、軟質に形成された側面パッキン28の他の箇所の表面よりも摩擦係数が低くなっている。すなわち、各密着面28A1は、互いに密着した状態において、軟質に形成された側面パッキン28の他の箇所よりも互いに滑りやすくなっている。
これによって、各密着部40の密着面28A1は、互いに密着した状態における気密性を維持しつつ、軟質に形成された側面パッキン28の他の箇所よりも高い摺動性を備えている。このため、各密着部40の密着面28A1は、互いに密着した状態から、互いに摺動することが容易となっている。
例えば、冷蔵庫1の一対の断熱扉4が閉止された状態から、一方の断熱扉4を開けた場合に、一方の密着面28A1が他方の密着面28A1に対して滑りが良くなり、他方の断熱扉4が共に開くことが抑制される。すなわち、冷蔵庫1の一対の断熱扉4の開閉を容易にすることができる。
また、本実施形態では、密着面28A1に限らず、密着部40の厚さ方向の全体が半硬質に形成されている。これによって、密着面28A1が摩耗した場合であっても、各密着面28A1が軟質材料よりも弾性変形しづらく、且つ摩擦係数が低い状態が維持される。このため、各密着面28A1が高い摺動性を維持することができ、各断熱扉4の封止部材26の耐久性を向上させ、各断熱扉4の開閉が容易な状態を維持することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、冷蔵庫1は、開口部が設けられた貯蔵庫2と、開口部に設けられた一対の断熱扉4を備えている。これらの断熱扉4は、観音開き式扉であり、各断熱扉4の互いに対向している側面には、いずれも各前記断熱扉が閉じられたときに互いに密着することで貯蔵庫2を封止する側面パッキン28が設けられている。この側面パッキン28の全体は、密着が容易な柔軟性を有する軟質に形成され、側面パッキン28の互いに密着する箇所である密着部40は、厚さ方向全体が側面パッキン28の他の箇所よりも高い硬度である半硬質に形成されている構成とした。
これによって、各密着部40の密着面28A1は、気密性を維持しつつ、軟質に形成された側面パッキン28の他の箇所よりも高い摺動性を備えることができる。また、密着部40の厚さ方向全体が半硬質に形成されているため、密着面28A1が摩耗した場合であっても、高い摺動性を維持することができ、各断熱扉4の開閉が容易な状態を維持することができる。
また、本実施形態によれば、カバー部30は、半硬質に形成された各密着部40よりも高い硬度を有する硬質に形成され、側面パッキン28と、カバー部30とは、一体に形成されている構成とした。
これによって、封止部材26に所定の強度を持たせつつ、断熱扉4の側面間の隙間が封止される。
<第二実施形態>
次に、本発明の第二実施形態について説明する。
図7は、本発明の第二実施形態に係る封止部材126の長手方向に直交する方向に沿った断面図である。
図7において、図6と同一部分には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、冷蔵庫1は、封止部材26に替えて、封止部材126を備えている。
封止部材126は、側面パッキン128を備えており、側面パッキン128は、連結部128Eを備えている。
連結部128Eは、連結部28Eと同様に、可撓性を有した薄板状に形成されている。連結部128Eは、一方の端部が密着部40の長手方向に直交する方向における一方の端部に結合され、他方の端部がカバー部30の底面30Aに結合されている。これによって、連結部128Eは、側面パッキン128と、カバー部30とを連結している。
連結部128Eは、一方の端部側に厚さ方向全体が半硬質に形成された半硬質部128E1を備え、他方の端部側に厚さ方向全体が軟質に形成された軟質部128E2を備えている。連結部128Eは、これらの半硬質部128E1と、軟質部128E2とが一体に形成されたものである。すなわち、連結部128Eは、密着部40に連続した箇所に半硬質に形成された半硬質部128E1が設けられている。
本実施形態では、半硬質部128E1と軟質部128E2とは、連結部128Eの長手方向に直交する方向において、略同一の幅寸法を有している。また、半硬質部128E1と軟質部128E2とは、ポリ塩化ビニルで形成されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
冷蔵庫1の一対の断熱扉4が閉止されたときには、各連結部128Eは、互いに対向する位置に配置される。また、このとき、各断熱扉4の側面間において、各連結部128Eは、互いに密着する密着部40に次いで、互いに接近している。
従来のように、軟質部128E2のような柔軟性を有し、弾性変形しやすい軟質に連結部の全体が形成されていると、一対の断熱扉4が閉止されたときに、各連結部のいずれか、又は両方が他方側に向かって接近するように撓み、互いに密着する虞がある。
これによって、例えば、冷蔵庫1の一対の断熱扉4が閉止された状態から、一方の断熱扉4を開けた場合に、他方の断熱扉が開く虞があった。
本実施形態では、各連結部128Eの一方の端部側には、半硬質に形成された半硬質部128E1が設けられている。半硬質部128E1は、軟質部128E2よりも柔軟性が低く、弾性変形しづらいため、各連結部128Eのいずれか、又は両方が他方側に向かって接近するように撓むことが抑制される。これによって、冷蔵庫1の一対の断熱扉4が閉止された状態において、一対の断熱扉4の各連結部128Eが互いに密着することを抑制できる。
さらに、連結部128Eのいずれか、又は両方が他方側に向かって接近するように撓み、互いに密着した場合であっても、滑りやすい半硬質部128E1によって、各連結部128Eを容易に離間させることができる。このため、一方の断熱扉4を開けた場合に、他方の断熱扉が開くことが抑制される。
以上説明したように、本実施形態によれば、各連結部128Eは、各断熱扉4が閉じられたときに互いに対向して配置され、密着部40に連結された側が半硬質に形成され、カバー部30に連結された側が軟質に形成されている構成とした。
これによって、各連結部128Eのいずれか、又は両方が他方側に向かって接近するように撓むことが抑制され、冷蔵庫1の一対の断熱扉4が閉止された状態において、一対の断熱扉4の各連結部128Eが互いに密着することを抑制できる。
<第三実施形態>
次に、本発明の第三実施形態について説明する。
図8は、本発明の第三実施形態に係る封止部材226の長手方向に直交する方向に沿った断面図である。
図8において、図6と同一部分には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、冷蔵庫1は、封止部材26に替えて、封止部材226を備えている。
封止部材226は、側面パッキン228を備えており、側面パッキン228は、連結部228Eを備えている。
連結部228Eは、連結部28Eと同様に、可撓性を有した薄板状に形成されている。連結部228Eは、一方の端部が密着部40の長手方向に直交する方向における一方の端部に結合され、他方の端部がカバー部30の底面30Aに結合されている。これによって、連結部228Eは、側面パッキン228と、カバー部30とを連結している。
連結部228Eは、密着部40とカバー部30とのそれぞれに連結された両端に、いずれも軟質に形成された第1軟質部228E1と、第2軟質部228E2とを備えている。また、連結部228Eは、第1軟質部228E1と、第2軟質部228E2との間に位置する箇所に、半硬質に形成された半硬質部228E3を備えている。連結部228Eは、これらの第1軟質部228E1と、第2軟質部228E2と、半硬質部228E3とが一体に成形されることで形成されている。
本実施形態では、半硬質部228E3は、連結部228Eの長手方向に直交する方向において、第1軟質部228E1、及び第2軟質部228E2よりも長い幅寸法を有している。また、第1軟質部228E1と、第2軟質部228E2とは、連結部228Eの長手方向に直交する方向において、略同一の幅寸法を有している。
第1軟質部228E1と、第2軟質部228E2と、半硬質部228E3とは、ポリ塩化ビニルで形成されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
冷蔵庫1の一対の断熱扉4が閉止されたときには、各連結部228Eは、互いに対向する位置に配置される。また、このとき、各断熱扉4の側面間において、各連結部228Eは、互いに密着する密着部40に次いで、互いに接近している。
本実施形態では、各連結部228Eの中央部には、半硬質に形成された半硬質部228E3が設けられている。半硬質部228E3は、軟質に形成された第1軟質部228E1、及び第2軟質部228E2よりも柔軟性が低く、弾性変形しづらいため、各連結部228Eのいずれか、又は両方が他方側に向かって接近するように撓むことが抑制される。これによって、一対の断熱扉4の各連結部228Eが互いに密着することを抑制できる。
さらに、半硬質に形成された密着部40と、半硬質部228E3との間には、第1軟質部228E1が設けられており、半硬質部228E3は、密着部40から離隔した位置に配置されている。軟質に形成された第1軟質部228E1は、半硬質に形成された密着部40、及び半硬質部228E3よりも高い柔軟性を有し、容易に弾性変形するため、反りが生じづらい性質を有している。
これによって、密着部40と半硬質部228E3とが一体に形成された場合よりも、密着部40と半硬質部228E3とに反りが生じることが抑制され、側面パッキン228の密着性の低下を抑制できる。
以上説明したように、本実施形態によれば、密着部40とカバー部30とのそれぞれに連結された両端には、軟質に形成された第1軟質部228E1と第2軟質部228E2とが設けられている。そして、これら第1軟質部228E1と第2軟質部228E2との間に位置する箇所には、半硬質に半硬質部228E3が設けられている構成とした。
これによって、各連結部228Eのいずれか、又は両方が他方側に向かって接近するように撓むことが抑制され、一対の断熱扉4の各連結部228Eが互いに密着することを抑制できる。さらに、密着部40と半硬質部228E3とが一体に形成された場合よりも、密着部40と半硬質部228E3とに反りが生じることを抑制できる。このため、密着部40の密閉性が低下し、側面パッキン228の密着性が低下することを抑制できる。
上述した実施形態は、本発明の一態様を例示したものであって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形、及び応用が可能である。
例えば、上述した実施形態では、密着部40と、側面パッキン28と、カバー部30と、前面ひれ部32とは、いずれもポリ塩化ビニルで形成されているとした。しかしながらこれに限らず、ゴムや、ポリプロピレン、オレフィン系エラストマー(TPO)等の他の樹脂材であってもよい。
また例えば、上述した実施形態では、密着部40と、側面パッキン28と、カバー部30と、前面ひれ部32とは、いずれも同一の樹脂材で形成されている構成とした。しかしながらこれに限らず、密着部40と、側面パッキン28と、カバー部30と、前面ひれ部32との少なくともいずれか一つが異なる樹脂材で形成されていてもよい。
例えば、ポリプロピレンで側面パッキン28、128、228と、前面ひれ部32とを作成し、オレフィン系エラストマー(TPO)で密着部40と、とカバー部30とをそれぞれ作成し、これらを接合することで封止部材26、126、226を形成してもよい。
このように、軟質に形成された側面パッキン28、128、228、及び前面ひれ部32と、半硬質に形成された密着部40と、硬質に形成されたカバー部30とを接合することで、各部が異なる硬度を有した封止部材26を形成することも可能である。
また例えば、上述した実施形態では、一対の断熱扉4は、いずれも半硬質に形成された密着部40を備えるとした。しかしながらこれに限らず、いずれか一方の断熱扉4に半硬質に形成された密着部40が設けられ、他方の断熱扉4には、軟質に形成された密着部が設けられていてもよい。
同様に、上述した実施形態では、一対の連結部128E、228Eは、いずれも硬質部128E1、228E3を備えるとしたが、これに限らず、いずれか一方の連結部128E、228Eに硬質部128E1、228E3が設けられていてもよい。
また例えば、封止部材26、126、226は、取付ガイド部材24を介さずに、断熱扉4の側面に設けられていてもよい。
また例えば、本実施形態では、冷蔵庫1を2ドア式のアンダーカウンター型冷蔵庫としたが、これに限らず、4ドア式の縦型冷蔵庫といったドア数の異なる冷蔵庫であってもよい。
以上のように、本発明に係る冷蔵庫は、貯蔵庫を封止するパッキンが互いに摺動することが容易となり、また、当該パッキンが摩耗した場合であっても、高い摺動性を維持することができる冷蔵庫に、好適に利用可能である。
1 冷蔵庫
2 貯蔵庫
4 断熱扉
24 取付ガイド部材
26、126、226 封止部材
28、128、228 側面パッキン(パッキン)
28A1 密着面
28E、128E、228E 連結部
30 カバー部
40 密着部
128E1、228E3 硬質部
128E2 軟質部
228E1 第1軟質部
228E2 第2軟質部

Claims (5)

  1. 開口部が設けられた貯蔵庫と、前記開口部に設けられた一対の断熱扉とを備え、
    一対の前記断熱扉は、観音開き式扉であり、
    各前記断熱扉の互いに対向している側面には、いずれも各前記断熱扉が閉じられたときに互いに密着することで前記貯蔵庫を封止するパッキンが設けられ、
    各前記パッキンは、いずれも互いに密着する密着部を備え、
    各前記パッキンの各前記密着部以外の箇所は、密着が容易な柔軟性を有する軟質に形成され、
    各前記密着部の少なくとも一方の厚さ方向全体は、軟質に形成された前記パッキンの各前記密着部以外の箇所よりも高い硬度を有する半硬質に形成されている
    ことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記パッキンは、各前記断熱扉が備える固定部を介して各前記断熱扉に設けられており、
    前記密着部は、前記パッキンが備える連結部を介して前記固定部に連結されており、
    各前記連結部は、各前記断熱扉が閉じられたときに互いに対向して配置され、少なくとも一部が前記密着部と略同一の硬度を有する半硬質に形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 各前記連結部の少なくとも一方は、前記密着部に連続する箇所が前記密着部と略同一の硬度を有する半硬質に形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 各前記連結部の少なくともいずれか一方は、前記密着部から離隔された箇所が前記密着部と略同一の硬度を有する半硬質に形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
  5. 前記固定部は、半硬質に形成された前記密着部よりも高い硬度を有する硬質に形成され、
    前記パッキンと、前記固定部とは、一体に形成されている
    ことを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の冷蔵庫。
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