JP2006266530A - 低温装置の気密構造 - Google Patents

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Koji Makino
宏治 牧野
Masahiro Takeuchi
雅弘 武内
Mamoru Fujita
守 藤田
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Abstract

【課題】 低温条件下でも十分な気密性を得ることができ、耐久性の向上も図ることができる低温装置の気密構造を提供する。
【解決手段】 低温に維持された低温装置の庫内と庫外とを開閉可能に仕切る部位に設けられる気密構造において、前記低温装置の庫内側に金属製板バネからなるシール板15を配置するとともに、庫外側に軟質のパッキン16を配置し、前記シール板及び前記パッキンを接触面に押圧してそれぞれ弾性変形させることによって前記部位を気密に保持する。また、前記パッキンの接触面にヒーターを設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、低温装置の気密構造に関し、詳しくは、液化窒素やドライアイス等の低温ガスを利用し、食品を凍結させて冷凍食品を製造する際に用いる凍結装置や金属材料のサブゼロ処理に用いる冷却装置の扉部等における気密構造に関する。
低温装置の気密構造として、軟質合成樹脂製のパッキンが多く用いられている。この軟質合成樹脂製のパッキンは、その柔軟性により、接触面の多少の凹凸や構造材の歪みにも対応できるという利点を有している。しかし、−50℃以下のような低温条件下では、軟質合成樹脂材料の硬化によって気密性が低下してしまうという問題があり、また、接触面での氷結により破断したり、損壊したりすることがあって耐久性に問題があった。
また、パッキンの氷結を回避するため、パッキンの接触面にヒーターを設置することが考えられるが、庫内の低温雰囲気に対して直接的に熱侵入をもたらすこととなり、熱効率の面で大きな問題となる。
一方、−50℃以下での使用における耐久性を向上させるため、低温脆性のないステンレス鋼製の薄板等を用い、スプリング機能を有する板バネからなる金属製のシール板を用いることが行われている(例えば、特許文献1参照。)。
実開昭55−174580号公報
しかし、金属製のシール板の場合は、確実な気密性を確保するためには接触面に大きな力で押し付ける必要があり、人力では作業員に大きな負担を掛けることになり、また、装置の剛性を高めるために製作コストが上昇することもあった。さらに、その構造上、接触面に凹凸が存在したり、構造材の歪みが生じたりした場合には、十分な気密性が得られなくなるという問題があった。
そこで本発明は、低温条件下でも十分な気密性を得ることができ、耐久性の向上も図ることができる低温装置の気密構造を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の低温装置の気密構造は、低温に維持された低温装置の庫内と庫外とを開閉可能に仕切る部位に設けられる気密構造において、前記低温装置の庫内側に金属製板バネからなるシール板を配置するとともに、庫外側に軟質のパッキンを配置し、前記シール板及び前記パッキンを接触面に押圧してそれぞれ弾性変形させることによって前記部位を気密に保持することを特徴としている。また、前記パッキンの接触面にヒーターを設けたことを特徴としている。
本発明の低温装置の気密構造によれば、接触面の凹凸や構造材の歪みによって金属製のシール板の気密性が損なわれても、その外周に配置した軟質のパッキンによって十分な気密性を得ることができる。また、内周側に金属製シール板を配置したことにより、パッキンが庫内の低温雰囲気に直接的に晒されることがないため、軟質のパッキンが硬化することを抑えることができる。
さらに、パッキンの当接面にヒーターを設置することにより、パッキンの硬化を確実に抑制できるとともに、当接面での氷結を確実に抑えることができるので、パッキンの破断や損壊を著しく低減できる。また、内周側のシール板によって庫内への熱侵入が抑えられるので、ヒーターを設けても熱効率が悪化することもほとんどなくなる。
加えて、金属製のシール板を大きな力で押し付けなくても、外周側のパッキンとの相互作用によって十分な気密性を得ることができるので、扉等の開閉を軽い力で行うことができ、高い剛性を必要としないので、装置製作コストの低減も図れる。
図1及び図2は、本発明の低温装置の気密構造の第1形態例を示すもので、図1は開状態、図2は閉状態をそれぞれ示す断面図である。
本形態例は、低温に維持された低温装置の庫内と庫外とを開閉可能に仕切る部位として、低温庫11の本体開口枠外面12と、低温庫本体の開口に対して開閉可能に設けられた扉13の外周部内面14とを示している。扉13の外周部内面14には、庫内側に金属製板バネからなるシール板15を開口を囲むようにして配置するとともに、その庫外側にシール板15を囲むようにして軟質のパッキン16を隣接配置している。
シール板15は、低温脆性のないステンレス鋼製の薄板等を断面山形に折り曲げ、凸側を低温庫11に向けた状態で一側縁15aを扉13の外周部内面14にネジあるいは溶接等によって固着するとともに、他側縁15bを外周部内面14に対して摺動可能な状態にすることによってスプリング機能を持たせている。また、軟質のパッキン16は、合成ゴムや軟質合成樹脂により形成されており、扉13の外周部内面14に接着剤あるいは嵌合構造等によって固着されている。
扉13を閉じると、シール板15及びパッキン16は、低温庫11の本体開口枠外面12に押圧されて変形し、本体開口枠外面12に密着した状態となり、低温庫11の庫内と庫外とを気密に保持する。
このように、低温庫11の本体開口枠外面12と、これに対向する扉13の外周部内面14とに形成される密閉部位に、庫内側すなわち開口に対して内周側に金属製のシール板15を、庫外側すなわちシール板15の外周側に軟質のパッキン16をそれぞれ配置し、シール板15及びパッキン16を弾性変形させて気密に保持するように形成したことにより、シール板15及びパッキン16の両者によって確実な気密性を得ることができる。
また、本体開口枠外面12に凹凸があったり、本体開口枠に歪みがあったりしてシール板15の気密性が多少損なわれても、シール板15の庫外側を囲むようにして配置したパッキン16によって十分な気密性を確保することができ、庫内の冷気の流出を確実に防止できる。
さらに、通常の場合はもちろん、シール板15の気密性が多少損なわれた場合でも、パッキン16が庫内の低温雰囲気に直接さらされることがないため、パッキン16が冷却されて硬化し、気密性が損なわれることを抑えることができる。また、シール版15を強く押圧しなくても、パッキン16との相互作用で十分な気密性を得られるので、扉13を軽い力で閉じることができる。
図3及び図4は、本発明の低温装置の気密構造の第2形態例を示すもので、図3は開状態、図4は閉状態をそれぞれ示す断面図である。なお、以下の説明において、前記第1形態例で示した気密構造における構成要素と同一の構成要素には、それぞれ同一符号を付して詳細な説明は省略する。
本形態例は、扉13の外周部内面14に設けたパッキン16が接触する低温庫11の本体開口枠外面12の外周側部分に断熱材21を介してヒーター22を設けた例を示している。このように、パッキン16の接触面にヒーター22を設けることにより、パッキン16が冷却されて硬化することを確実に抑制できるとともに、当接面での氷結を確実に抑えることができる。したがって、パッキン16が破断したり、損壊したりすることを確実に抑えることができ、より確実に気密性を保持することができる。
また、扉13を閉じたときに、ヒーター22の内周側にシール板15が配置されているので、ヒーター22の熱が庫内に直接侵入することを抑えることができ、低温装置の熱効率が悪化することもない。
図5及び図6は、本発明の低温装置の気密構造の第3形態例を示すもので、図5は開状態、図6は閉状態をそれぞれ示す断面図である。本形態例は、例えば、食品凍結装置の一つであるトンネルフリーザーに適用した例を示している。
端部長手方向に凸縁31を有する底板32に対して上下方向に移動可能に設けられたトンネル部材33の下端を底板32の側部形状に対応した形状とし、その下端部に、前記底板32の上面に押圧されるシール板15と、前記凸縁31の上面に押圧されるパッキン16とを設けている。このように、シール板15とパッキン16とが同一平面に隣接して設けられていなくても、前記同様の作用効果を得られる。
図7及び図8は、本発明の低温装置の気密構造の第4形態例を示すもので、図7は開状態、図8は閉状態をそれぞれ示す断面図である。本形態例は、シール板15を扉13の外周面41に設け、扉13を閉じたときにシール板15が、低温庫11における開口の内周面42に押圧させるように形成している。このように、シール板15とパッキン16とが異なる角度で設けられている場合でも、前記同様の作用効果を得られる。
本発明の低温装置の気密構造の第1形態例を示す開状態の断面図である。 同じく閉状態の断面図である。 本発明の低温装置の気密構造の第2形態例を示す開状態の断面図である。 同じく閉状態の断面図である。 本発明の低温装置の気密構造の第3形態例を示す開状態の断面図である。 同じく閉状態の断面図である。 本発明の低温装置の気密構造の第4形態例を示す開状態の断面図である。 同じく閉状態の断面図である。
符号の説明
11…低温庫、12…本体開口枠外面、13…扉、14…外周部内面、15…シール板、16…パッキン、21…断熱材、22…ヒーター、31…凸縁、32…底板、33…トンネル部材、41…扉13の外周面、42…開口の内周面

Claims (2)

  1. 低温に維持された低温装置の庫内と庫外とを開閉可能に仕切る部位に設けられる気密構造において、前記低温装置の庫内側に金属製板バネからなるシール板を配置するとともに、庫外側に軟質のパッキンを配置し、前記シール板及び前記パッキンを接触面に押圧してそれぞれ弾性変形させることによって前記部位を気密に保持することを特徴とする低温装置の気密構造。
  2. 前記パッキンの接触面にヒーターを設けたことを特徴とする請求項1記載の低温装置の気密構造。
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