JP2021094556A - 容器洗浄用装置及び方法 - Google Patents

Abstract

【課題】食品、医療用品及び医薬品の輸送に使用される容器を洗浄するための洗浄アームを提供する。【解決手段】容器洗浄アーム１０は本体１００が、電動駆動と係合するように構成された近位端と、前記回転可能なヘッド２００に回転可能に結合された遠位端とを有し、回転可能なヘッド２００が、好ましくは一列に配置された第１洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループ６１２と、第１洗浄ノズルのグループ６１２に隣接して配置された第１エアナイフ乾燥機５１２とを備える。【選択図】図２

Description

発明の分野

本発明は、食品、医療用品及び医薬品の輸送に使用される容器を洗浄するための洗浄アームを提供する。さらに、前記洗浄アームを含む洗浄設備が提供される。 また、容器の洗浄方法も提供されている。

背景

断熱された輸送用容器は、医薬品、化学品、生鮮食品などの製品の輸送に使用される。それらの絶縁構造は、輸送中にコールドチェーンを維持するために必要である。コールドチェーンは、商品の温度が一定の低温範囲内に継続的に維持される温度制御されたサプライチェーンである。食品、医療、製薬業界などの多くの業界では、熱に不安定な製品の貯蔵寿命を確保及び/または延長するために、途切れのないコールドチェーンが不可欠である。

厳格な（食品や医薬品などの）安全規制を遵守するために、容器は定期的に清掃する必要があり、これは、毎回の出荷サイクルの後と同じくらい頻繁に行うことである。典型的な容器洗浄プロセスは、洗剤を使用して内部の容器を消毒する徹底的な洗浄ステップで始まり、任意選択で、残りの洗剤を除去するためのすすぎステップが続き、輸送用の容器を準備するための乾燥ステップで終了する。該乾燥ステップは特に重要である。なぜなら、コールドチェーンで使用される低温のため、残りの洗剤が凍結し、容器の壁または輸送ラインに沿って氷が形成されることがある。

最先端のシステムでは、洗浄と乾燥のステップは別々の場所で実行され、容器の内部は最初に洗浄設備を使用して消毒され、その後、容器は乾燥設備に輸送される。輸送は手動で実行できるが、例えば、コンベヤーベルトを使用して自動化することもできる。このような「分離された」洗浄システムには、様々な欠点がある。例えば、容器の洗浄に時間がかかる、洗浄設備の合計サイズと運用コストが増加する、洗浄プロセスの効率が低下する、メンテナンスと作業者（例えば、エンジニア、洗浄作業者）が増えるなどである。さらに、使用済みの水を複数の場所から収集する必要があり、輸送中に濡れた容器から滴り落ちる可能性があるため、使用済み水の再生利用やリサイクルも困難になる。通常の洗浄設備では毎日数百個の容器を簡単に処理できることを考えると、失われた時間と資源はすぐに増えていく。

したがって、（断熱）容器を、低温、好ましくは０℃よりわずかに高い温度で、エネルギー効率の良い方法で迅速に洗浄して乾燥する必要がある。好ましくは、容器の洗浄は、清潔で消毒された水を維持しながら、及び／またはメンテナンスをほとんどまたは全く必要とせずに、過度の水分損失なしに行われる。

本発明は、主に食品、医療用品及び医薬品の輸送に使用される容器を洗浄するための洗浄アームを提供する。また、前記洗浄アームを含む洗浄設備が提供される。さらに、容器を洗浄する方法も提供される。該洗浄アーム、洗浄設置及び洗浄方法は、通常、最先端のシステムで別々に実行される洗浄及び乾燥サイクルを単一の洗浄サイクルに組み合わせることができる場合がある。洗浄及び乾燥サイクルの少なくとも一部は、並行して、即ち、少なくとも部分的に同時に、または少なくとも、洗浄ステップと乾燥ステップとの間で容器を輸送する（例えば、洗浄設備から乾燥設備への輸送）必要なしに、互いに近接して実行され得る。

この組み合わせの結果として、本発明は、容器を洗浄するためのより有効な、効率的な、ユーザーフレンドリー及び／またはより迅速な方法を提供し得る。特に、洗浄手段（例えば、洗浄ノズル）は、容器の内側に沿って移動するように操作でき、これにより、容器の内面を最適な（より近い）距離で洗浄し、スポットを見逃す可能性を減らし、清掃が難しい（内側の）コーナー領域に到達するため、本発明は洗浄結果を改善する可能性がある。最先端の装置では、洗浄手段は通常、移動不可能な位置から操作され、例えば、容器の外側に取り付けられ、それによって、より遠い距離から内側の容器に洗剤を噴霧し、（最適ではない）洗浄結果を変化させ、スポットを見逃す可能性を大幅に高める。また、本発明は、洗剤が洗浄後すぐにまたは非常に迅速に除去され得、その結果、洗剤が洗浄面に沿って流れることができず、及び／または湿った容器表面が停滞して汚染物質（例えば、病原体や微生物）を成長させることができないため、乾燥結果を改善し得る。また、本発明は、洗剤、特に水の再生利用及びリサイクルを改善することができ、洗剤が氾濫する領域が縮小されるので、滴る水をより容易に捕捉し、濾過装置に導くことができる。また、本発明は、冷水が氾濫する面積を減らすことによって、及び/または湿った容器から洗剤が滴り落ちるのを防ぐこと、濡れた容器または設備に沿った氷の蓄積を防ぐこと（例えば、コンベヤーベルトに沿って）、または他の健康被害の発生を防ぐこと（例えば、濡れた足、滑ること）によって作業者の安全を向上させる可能性がある。また、本発明は、設置サイズを縮小することができ、それにより、設置の作業範囲及び保守要件を削減することができる。さらに、本発明は、一人の作業者が完全な洗浄サイクルを実行することができるので、容器の洗浄に必要な作業者の人数を減らすことができ、あるいは、洗浄プロセスを容易に自動化できる。

最初の態様では、本発明は、本体及び容器内面を洗浄するための回転可能なヘッドを含む容器洗浄アームに関する。本体は、駆動手段と係合するように構成された近位端と、回転可能なヘッドに回転可能に結合された遠位端とを有する。回転可能なヘッドは、好ましくは一列に配置された第１洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループと、第１洗浄ノズルのグループに隣接して配置された第１エアナイフ乾燥機とを備える。そして、洗浄アームは、洗剤を洗浄ノズルに運ぶための流体導管と、乾燥空気をエアナイフ乾燥機に送るための空気導管とをさらに備える。ここで、該流体及び空気導管は、少なくとも部分的に、好ましくは完全に、容器洗浄アーム内に配置される。

いくつかの実施形態では、回転可能なヘッドは、好ましくは一列に配置された第２洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループと、第２洗浄ノズルのグループに隣接して設けられ第２エアナイフ乾燥機とを備える。

いくつかの実施形態では、第１洗浄ノズルのグループとエアナイフ乾燥機は、第２洗浄ノズルのグループとエアナイフ乾燥機に対してある角度で配置され、第１洗浄ノズルのグループ及びエアナイフ乾燥機によって洗浄された第１表面が、第２洗浄ノズルのグループ及びエアナイフ乾燥機によって洗浄された第２表面と重ならないようにする。

いくつかの実施形態では、第１洗浄ノズルのグループと第２洗浄ノズルのグループとの間の角度は、少なくとも２５°から最大１５５°、好ましくは５５°から１２５°、より好ましくは７０°から１１０°、さらにより好ましくは８０°から１００°である。

いくつかの実施形態では、第１エアナイフ乾燥機と第２エアナイフ乾燥機との間の角度は、少なくとも２５°から最大１５５°、好ましくは５５°から１２５°、より好ましくは７０°から１１０°、さらにより好ましくは８０°から１００°である。

いくつかの実施形態では、本体は、好ましくは本体の反対側に設けられ、及び／または本体の長手方向に沿って一列に配置された第３洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループと、好ましくは本体の反対側の側壁に設けられた第３エアナイフ乾燥機及び第４エアナイフ乾燥機とを備える。

いくつかの実施形態では、本体は、本体の少なくとも１つの角の近く、好ましくは本体の両方の角の近く、好ましくは本体の遠位端の近くに設けられた第４洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループを備える。

いくつかの実施形態では、洗浄アームは、容器のドアの内面を洗浄するための本質的Ｌ字型延長部を備える。該Ｌ字型延長部は、本体に取り付け可能な近位端と遠位端とを有する細長い本体を備える。そして、該細長い本体は、好ましくは細長い本体の長手方向に沿って一列に配置された第５洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループと、好ましくは細長い本体の側壁に設けられた第５エアナイフ乾燥機とを備える。

いくつかの実施形態では、細長い本体の遠位端は、容器のドアの内部の上面及び側面を洗浄するための本質的Ｙ字型延長部を形成し、離れて配置された２つの側面部材を備えている。該２つの側面部材は以下を含む：第６洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループ、及び好ましくは第１側面部材の側壁に設けられる第６エアナイフ乾燥機を備え、好ましくは前記側面部材の末端部分の近くに設けられ第１側面部材、及び、好ましくは第２側面部材の側壁に設けられる第７エアナイフ乾燥機を備える第２側面部材。

いくつかの実施形態では、洗浄アームは、該洗浄アーム内に少なくとも部分的に、好ましくは完全に配置された流体コレクターを備える。該流体コレクターは、洗剤を受け入れるための入口と、以下のリストから洗浄ノズルまたは洗浄ノズルグループに洗剤を選択的に送るように構成された制御可能なバルブを備えた少なくとも１つの出口を有する：第１洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループ、第２洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループ、第３洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループ、第４洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループ、第５洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループ、及び／または第６洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループ。

いくつかの実施形態では、洗浄アームは、好ましくは、第３ナイフ乾燥機及び／または第４エアナイフ乾燥機への乾燥空気流を遮断することによって、第３エアナイフ乾燥機及び／または第４エアナイフ乾燥機を選択的に遮断するように構成された遮断弁を備える。

いくつかの実施形態では、洗浄アームは、好ましくは第６エアナイフ乾燥機または第７エアナイフ乾燥機への乾燥空気流を選択的に遮断することによって、第６エアナイフ乾燥機と第７エアナイフ乾燥機とを選択的に切り替えるように構成された切り替え弁を備える。

いくつかの実施形態では、切り替え弁は、洗剤を第６洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループに選択的に送るように構成された制御可能なバルブに動作可能に接続され、第６洗浄ノズルへの洗剤の流れが第６エアナイフ乾燥機への乾燥空気流を開き、第７エアナイフ乾燥機への乾燥空気流を遮断する。

さらなる態様では、本発明は、容器を洗浄するための容器洗浄設備に関する。これは、本明細書に記載の実施形態の１つまたは組み合わせによる洗浄アーム、洗浄アームの動きを駆動するための駆動手段、洗剤を供給するための給水源、及び乾燥空気を提供するための空気供給源、好ましくは送風機を備える。

いくつかの実施形態では、容器洗浄設備は、容器を輸送するための輸送手段を含む。これは、好ましくはチェーンコンベヤーベルト及び少なくとも１つの機械的ストッパーを備える。

いくつかの実施形態では、容器洗浄設備は、容器外面の少なくとも一部を覆うための容器カバーを備え、好ましくは容器底部カバーを備える。

いくつかの実施形態では、容器洗浄設備は、水収集及びリサイクルシステムを備え、好ましくは、濾過装置及び／または浄化装置、及び／または給水器を備える。

さらなる態様では、本発明は、本明細書に記載の洗浄アームで容器を洗浄する方法に関する。該方法は以下のステップを含む：少なくとも１つの洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループから容器表面に洗剤を噴霧することによって容器を洗浄するステップ、及び少なくとも１つのエアナイフ乾燥機から乾燥空気を吹き付けることによって容器を乾燥させるステップ。ここで、容器の洗浄及び乾燥は、並行して行われる。

いくつかの実施形態では、少なくとも１つのエアナイフ乾燥機は、容器表面が洗浄直後に乾燥され得るように、少なくとも１つの洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループに隣接して配置され得る。

さらなる態様では、本発明は、容器、好ましくは容器の内部を洗浄するための、本明細書に記載の実施形態の１つまたは組み合わせによる洗浄アームの使用に関する。

さらなる態様では、本発明は、容器、好ましくは容器の内部を洗浄するための、本明細書に記載の実施形態の１つまたは組み合わせによる容器洗浄設備の使用に関する。

以下の本発明の特定の実施形態の図に関する説明は、本質的に単なる例示であり、本教示、それらの適用または使用を限定することを意図するものではない。

図面全体を通して、対応する参照番号は、以下の部品及び特徴を示している。
（１０）容器洗浄用装置、（１００）洗浄アーム本体、（１５０）遮断弁、（２００）洗浄アームの回転可能なヘッド、（３００）L字型延長部、（３５０）Y字型延長部、（４００）給水源、（４１２）第１選択弁、（４２１）第２選択弁、（４３１）第３選択弁、（４４１）第４選択バルブ、（４５０）回転弁、（４６０）流体コレクター、（５１２）第１エアナイフ乾燥機、（５２２）第２エアナイフ乾燥機、（５３１）第３エアナイフ乾燥機、（５４１）第４エアナイフ乾燥機、（５５３）第５エアナイフ乾燥機、（５６３）第６エアナイフ乾燥機、（５７３）第７エアナイフ乾燥機、（６１２）第１ノズルまたはノズルのグループ、（６２２）第２ノズルまたはノズルのグループ、（６３１）第３ノズルまたはノズルのグループ、（６４１）第４ノズルまたはノズルのグループ、（６５３）第５ノズルまたはノズルのグループ、（６６３）第６ノズルまたはノズルのグループ、（７００）空気供給源、（８００）容器洗浄設備、（８１０）チェーンコンベヤーベルト、（８３０）給水弁ラック、（８５０）集水及びリサイクルシステム、（９００）容器、（９１０）容器内面、（９１１）容器内背面、（９１３）容器内側面、（９１５）容器内上面、（９１７）容器内下面、（９２０）容器ドアの内面、（９２５）容器ドアの内部上面。
は、本発明の好ましい実施形態による洗浄アーム（１０）の上面斜視図である。 は、本発明の好ましい実施形態による洗浄アーム（１０）の底面斜視図である。 は、本発明の好ましい実施形態による洗浄アーム（１０）の断面図である。 は、本発明の好ましい実施形態による本体（１００）の背面斜視図である。 は、本発明の好ましい実施形態による本体（１００）の一部の断面図である。 は、本体（１００）で利用され得る例示的な空気遮断弁（１５０）を示している。 は、本発明の好ましい実施形態による回転可能なヘッド（２００）の正面斜視図である。 は、本発明の好ましい実施形態による回転可能なヘッド（２００）の上面図である。 は、本発明の好ましい実施形態による回転可能なヘッド（２００）の側面図である。 は、回転可能なヘッド（１５０）で利用され得る流体導管の一部を示している。 は、本発明の好ましい実施形態によるＬ字型延長部の上面斜視図である。 は、本発明の好ましい実施形態によるＬ字型延長部の側面図である。 は、本発明の好ましい実施形態による本体（１００）内に配置された流体導管システムの一部の側面斜視図である。 は、本発明の好ましい実施形態による本体（１００）内に配置された流体導管システムの一部の側面斜視図である。 は、本発明の好ましい実施形態による本体（１００）内に配置された流体導管システムの一部の上面図である。 は、本発明の好ましい実施形態による容器洗浄設備（８００）の上面図である。 は、本発明の好ましい実施形態による容器洗浄設備（８００）の正面斜視図である。 は、本発明の好ましい実施形態による容器洗浄設備（８００）の背面斜視図である。 は、食品、医療用品または医薬品を輸送するための例示的な（断熱）容器（９００）の斜視図である。 は、食品、医療用品または医薬品を輸送するための例示的な（断熱）容器（９００）の断面図である。 は、本発明の好ましい実施形態による、洗浄アーム（１０）によって実行される例示的な洗浄サイクルを示す一連の斜視側面図である（（図１０A-10D）、（図１０E-10H）、（図１０I-１０L）、（図１０M-10P））。

発明の詳細な説明

本発明は、特定の実施形態に関して説明されるが、本発明は、それに限定されず、特許請求の範囲によってのみ説明される。請求項中のいかなる参照標識も、その範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。

本明細書で使用される場合、単数形「１つ」、及び「該」は、文脈が明らかに他のことを指示しない限り、単数及び複数の指示対象の両方を含む。

本明細書で使用される「含む」及び「含まれる」という用語は、「包含する」「包含される」と同義であり、包括的または自由形式であり、追加の、引用されていない要員、要素、または方法ステップを除外しない。列挙された要員、要素、または方法ステップに言及する場合の「含む」、「包含する」、及び「構成される」という用語は、前記引用された要員、要素、または方法ステップを「含む」実施形態も含む。さらに、説明及び特許請求の範囲における第１、第２、第３などの用語は、類似の要素を区別するために使用され、特に明記しない限り、必ずしも連続的または時系列の順序を説明するために使用されるわけではない。そのように使用される用語は、適切な状況下で交換可能であり、本明細書に記載の本発明の実施形態は、本明細書に記載または図示以外の順序で動作することができることを理解されたい。パラメータ、量、時間的持続時間などなどの測定可能な値を指すときに本明細書で使用される「約」という用語は、指定された値の+/-10％以下、好ましくは+/-5％以下、より好ましくは+/-1％以下、さらにより好ましくは+/-0.1％以下の変動を包含することを意味する。そのような変形は、開示された発明において実施するのに適切である。修飾語「約」が参照する値は、それ自体も具体的に、好ましくは開示されることを理解されたい。

エンドポイントによる数値範囲の列挙には、それぞれの範囲内に含まれるすべての数値と分数、並びに列挙されたエンドポイントが含まれる。

本明細書で引用されているすべての文献は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。

別段の定義がない限り、技術用語及び科学用語を含む本発明の開示に使用されるすべての用語は、本発明が属する当業者によって一般に理解される意味を有する。さらなるガイダンスによって、本発明の教示をよりよく理解するために、説明で使用される用語の定義が含まれている。本明細書で使用される用語または定義は、本発明の理解を助けるためにのみ提供されている。

本明細書全体を通して「一実施形態」または「実施形態」への言及は、実施形態に関連して説明される特定の特徴、構造、または特性が、本発明の少なくとも１つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書全体の様々な場所での「一実施形態では」または「実施形態では」という句の出現は、必ずしもすべてが同じ実施形態を指すとは限らないが、そうであり得る。さらに、具体的な特徴、構造または特質は、１つまたは複数の実施形態において、本開示から当業者に明らかであるように、任意の適切な方法で組み合わせることができる。さらに、本明細書に記載のいくつかの実施形態は、他の実施形態に含まれるが他の特徴を含まないが、異なる実施形態の特徴の組み合わせは、本発明の範囲内にあり、当業者によって理解されるように異なる実施形態を形成することを意味する。例えば、以下の特許請求の範囲及び説明において、請求項または説明された実施形態のいずれかは、任意の組み合わせで使用することができる。

第１態様における本発明は、概して、容器の内部または内面を洗浄するための容器洗浄アームに関する。任意選択で、洗浄アームは、容器の外面または外面を洗浄するために使用または変更され得る。容器の洗浄は、容器の少なくとも一部、好ましくは容器の内面の少なくとも一部に対して行われる洗浄及び乾燥ステップの組み合わせを指す。洗浄とは、洗剤を使用して汚染物質または残りの出荷品を除去する洗浄ステップを指す。洗剤を容器の表面に噴霧して汚染物質を（強制的に）除去することができ、洗剤は好ましくは（高圧）下で供給される。洗剤は、典型的には水からなり得、任意選択で、洗剤または消毒剤などの１つ以上の市販の洗浄製品と混合されて、水性洗浄溶液を形成する。洗浄は、洗剤の残留物を除去するためのすすぎのステップをさらに含み得る。乾燥とは、残った洗剤を（強制的に）除去する洗浄ステップのことである。薬剤は、例えば、（高圧）圧力下で供給される（圧縮）空気を使用して吹き飛ばされ得る。必要な洗浄及び乾燥サイクルを完全に経た後の容器を洗浄された容器と称してもよい。

この組み合わせの結果として、洗浄アームは、容器を洗浄するためのより有効的、効率的、ユーザーフレンドリー及び／またはより迅速な方法を提供し得る。特に、洗浄手段（例えば、洗浄ノズル）は、内部の容器に沿って移動するように操縦することができるので、洗浄アームは、洗浄結果を改善する可能性があるため、これにより、容器の内面を最適な（より近い）距離で洗浄し、スポットを見逃す可能性を減らし、掃除が難しい（内側の）コーナー領域に到達する。最先端の装置では、洗浄手段は通常、移動できない位置から操作され、例えば、容器の外側に取り付けられ、それによって、より遠い距離から内側の容器に洗剤を噴霧し、（最適ではない）洗浄結果を変化させ、スポットを見逃す可能性を大幅に高める。さらに、洗浄アームは、洗剤は洗浄後すぐにまたは非常に迅速に除去できるため、洗剤が洗浄面に沿って流れることができず、及び／または湿った容器表面が停滞して汚染物質（例えば、病原体及び微生物）を成長させることができないため、乾燥結果を改善することがある。さらに、洗浄アームは、洗剤、特に水の再生利用及びリサイクルを改善し得る。洗剤が氾濫する領域が縮小されるので、滴る水をより容易に捕捉し、濾過装置に導くことができる。さらに、洗浄アームは、冷水で溢れる領域を減らすことによって、及び/または洗剤が湿った容器から滴り落ちるのを防ぐことによって、湿った容器または設備に沿った氷の蓄積を防ぐことによって（例えば、コンベヤーベルトに沿って）、または他の健康被害の発生を防ぐことによって（例えば、濡れた足、滑ること）、作業者の安全を向上させることがある。また、洗浄アームは設置サイズを縮小することがある。その結果、設置の作業範囲とメンテナンス要件が削減されることがある。さらに、洗浄アームは、一人の作業者が完全な洗浄サイクルを実行することができるので、容器の洗浄に必要な作業者の人数を減らすことができ、あるいは、洗浄プロセスを容易に自動化できる。

洗浄可能な容器は、好ましくは、医薬品、化学品、生鮮食品などの熱に敏感な製品を輸送するために通常使用される断熱輸送容器である。（断熱）容器は、アイスパックまたは他の冷却手段を保持するための１つまたは複数のフックを含み得る。典型的な（断熱）容器の内面は、上面、背面、底面、２つの側面または側壁、さらに、閉鎖手段を備えた開閉可能な容器ドアからなる前面を有し得、容器ドアは、上部及び下部を有する。容器のドアは、洗浄中にその内部表面に容易に到達できるように、洗浄中に完全に開くことが好ましい。例示的な（絶縁）容器は、約１２００ｍｍ×８００ｍｍの辺を有する実質的に長方形の底部領域を有することができ、これは、ユーロパレットの寸法にほぼ対応する。例示的な（断熱）容器の高さは、約１７５０ｍｍから２１５０ｍｍの間で変化し得る。しかし、洗浄アームは、他の寸法を有する他のタイプの容器を洗浄するために容易に変更することができる。

容器洗浄アームは、容器の内面を洗浄するように構成された本体及び回転可能なヘッドを含み得る。
-該本体は、駆動手段と係合するように構成された近位端と、回転可能なヘッドに回転可能に結合された遠位端とを有する。
-該回転可能なヘッドは、好ましくは一列に配置された第１洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループと、第１洗浄ノズルのグループに隣接して配置された第１エアナイフ乾燥機とを備える。
-該洗浄アームはさらに、洗剤を洗浄ノズルに運ぶための流体導管、及び乾燥空気をエアナイフ乾燥機に送達するための空気導管を備え、流体及び空気導管は、容器洗浄アーム内に少なくとも部分的に、好ましくは完全に配置される。

回転可能なヘッドは、好ましくは一列に配置された第２洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループ、及び第２洗浄ノズルのグループに隣接して設けられ第２エアナイフ乾燥機を備え得る。第２洗浄ノズルのグループは、第１洗浄ノズルのグループによって洗浄された容器内面の第１表面が、第２洗浄ノズルのグループによって洗浄された容器内面の第２表面と重ならないか、または少なくとも最小限に重なるように、第１洗浄ノズルのグループに対してある角度で配置され得る。また、第２エアナイフ乾燥機は、第１エアナイフ乾燥機に対してある角度で配置され得、その結果、第１エアナイフ乾燥機によって乾燥された容器内面の第１表面は、第２エアナイフ乾燥機によって乾燥された容器内面の第２表面と重ならないか、または少なくとも最小限に重なる。

好ましくは、第１洗浄ノズルのグループと第２洗浄ノズルのグループとの間の角度は、少なくとも２５°から最大１５５°、より好ましくは４５°から最大１３５°、より好ましくは５５°から１２５°、さらにより好ましくは６５°から１０５°、さらにより好ましくは７０°から１１０°、さらにより好ましくは、７５°から１０５°、さらにより好ましくは、８０°から１００°、さらにより好ましくは、７５°から９５°、さらにより好ましくは約９０°である。洗浄ノズル間の角度差は、洗浄ノズル先端などの洗浄ノズル表面に垂直な方向から測定することができる。異なる角度に向けられた複数の洗浄ノズルを有する洗浄ノズルグループの特定のシナリオでは、角度差は、すべての洗浄ノズル表面の平均垂直面または洗浄された容器内面の垂直面から測定される。

また、好ましくは、第１エアナイフ乾燥機と第２エアナイフ乾燥機との間の角度は、少なくとも２５°から最大１５５°、より好ましくは４５°から最大１３５°、より好ましくは５５°から１２５°、さらにより好ましくは６５°から１０５°、さらにより好ましくは７０°から１１０°、さらにより好ましくは７５°から１０５°、さらにより好ましくは８０°から１００°、さらにより好ましくは７５°から９５°、さらにより好ましくは約９０°である。エアナイフ乾燥機間の角度差は、エアナイフ乾燥機の表面に垂直な方向から測定できる。これは通常、エアナイフから空気が出る方向に対応する。

洗浄ノズル及びエアナイフ乾燥機の第１グループ及び洗浄ノズル及びエアナイフ乾燥機の第２グループの上記の配置は、容器内面の上面及び裏面のより効率的な洗浄、第１洗浄ノズルのグループを提供し得る。

第１洗浄ノズルのグループのノズルは、好ましくは、容器の背面をよりよく噴霧するために後方に向けることができる。ノズルの第１グループの少なくとも一部は、回転可能なヘッドの回転中に容器の背面の端に到達するように横方向に噴霧するように配向され得る。第１エアナイフ乾燥機は、好ましくは、容器の背面を乾燥させるために後方に向けることができる。第１エアナイフ乾燥機に乾燥効率を改善するくぼみを備えてもよい。

第２洗浄ノズルのグループのノズルは、好ましくは、容器の上面に噴霧するために上向きにすることができる。洗浄アームの移動中の洗浄効率を改善するために、第２洗浄ノズルのグループのノズルの少なくとも一部を横向きにすることができる。第２エアナイフ乾燥機は、洗浄アームの（下向きの）移動中の乾燥効率を改善するために上向きにすることができる。第２エアナイフ乾燥機に乾燥効率を改善するくぼみを備えてもよい。

本体は、好ましくは本体の反対側上に片側に提供され、好ましくは本体の長手方向に沿って一列に配置された第３洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループ、及び好ましくは本体の反対側の側壁上の一方の側壁に設けられ第３及び任意選択で第４エアナイフ乾燥機を含み得る。第３洗浄ノズルのグループの洗浄ノズルは、本体の側面に沿った縁の近くまたは隣に配置することができる。第３洗浄ノズルのグループの洗浄ノズルは、好ましくは、容器の内面の側壁に噴霧するために横向きにすることができる。第３洗浄ノズルのグループの少なくとも一部は、洗浄アームの移動中の洗浄効率を改善するために下向きにすることができる。

第３及び／または第４エアナイフ乾燥機は、本体の側壁に配置することができ、またはそれらを本体の側壁に統合して、そこから横方向に突出させることができる。第３及び／または第４エアナイフ乾燥機は、洗浄アームの（下向きの）移動中の乾燥効率を改善するために、わずかに下向きにすることができる。

本体は、本体の一方または両方の角、好ましくは本体の遠位端の近くに設けられた第４洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループを含み得る。第４洗浄ノズルのグループの洗浄ノズルは、本体の角端の近くまたはその上に配置することができる。第４洗浄ノズルのグループの洗浄ノズルは、好ましくは、容器の内面の角及び／または後縁を噴霧するために対角線上に向けられ得る。第４洗浄ノズルのグループの洗浄ノズルは、洗浄アームの（下向きの）移動中の洗浄効率を改善するために、横方向及び／または下向きに向けることができる。

本体は、洗浄アームの動きを駆動するための駆動手段と係合することができる。
本体は、駆動手段の駆動部材に取り付けまたは接続することができ、駆動部材は、例えば、駆動手段から本体に動きを伝達することによって、洗浄アームの動きを駆動することができる。本体は、ヘッド及び任意選択で本体に設けられたノズルまたはノズルのグループが容器の輪郭に追従できるように移動するように構成でき、それにより、ノズルから噴霧された洗剤が、容器内面のすべてではないにしてもほとんどに到達できるようにする。

洗浄アームの動きは、本体の転向、回転、または傾斜の動きを含み得る。洗浄アームは、本体を垂直に向けた第１直立位置から、本体を水平に向けた第２水平位置まで回転させることができる。回転運動は、例えば、その近位端で本体を回転可能な結合部材に結合することによって実現され得、回転可能な結合部材と交差し、本体の縦軸に垂直である軸の周りで本体を制御可能に回転するように配置された歯車及びシャフトを含む。当業者は、他の回転可能なシステムが当技術分野に存在し、本発明はその特定の実施形態に限定されないことを理解している。

洗浄アームの動きはまた、本体の上下の動きを含み得る。上昇または下降運動は、事前定義された、好ましくは線形の経路に沿って洗浄アームをそれぞれ上昇及び下降させることによって実現され得る。昇降は、例えば、本体をベアリングと結合して垂直方向の動きを可能にすることによって実現することができる。好ましくは、洗浄アームは、本体がほぼ水平な位置にある（即ち、水平に向けられている）状態で下げられる。当業者は、他の吊り上げシステムが当技術分野に存在し、本発明がその特定の実施形態に限定されないことを理解している。

駆動手段は、例えば電気的または空気圧的に駆動される電動駆動手段であり得る。駆動手段は、手動で制御するか、または制御ユニットから受け取った所定の指示を受け取ることができる。当業者は、他の駆動手段が当技術分野に存在し、本発明がその特定の実施形態に限定されないことを理解している。

本体は、好ましくは、改善された材料品質及び耐食性を提供し得るステンレス鋼などの金属または金属合金から製造され得る。

回転可能なヘッドは、本体に対して回転可能に結合され、少なくとも単一の回転軸に沿って回転して、本体に対するヘッドの少なくとも回転または傾斜運動を達成することができる。ヘッドの回転運動により、ヘッドに設けられたノズルまたはノズルのグループが容器の輪郭によりよく追従できるようになり、ノズルから噴霧された洗剤が、容器の内面のすべてではないにしてもほとんどの部分に到達できる。

回転運動は、例えば、本体の遠位端に１つの回転可能なジョイント、好ましくは２つの反対に配置された回転可能なジョイントを提供することによって実現され得る。これは、回転可能なヘッドの近位端に設けられ対応する結合部材に結合されるように構成される。該結合は、回転可能なヘッドが、本体の長手方向軸に垂直である回転可能な結合部材を通る軸の周りで制御可能に回転することを可能にし得る。回転可能なジョイントは、手動で制御することも、制御ユニットから受け取った所定の指示に従うこともできる。当業者は、他の回転可能なシステムが当技術分野に存在し、本発明はその特定の実施形態に限定されないことを理解している。

回転可能なヘッドは、ステンレス鋼などの金属または金属合金から製造することができる。これにより、材料の品質及び耐食性が向上することがある。

洗浄アームは、（開いた）容器のドアの内面を洗浄するように構成された本質的Ｌ字型延長部をさらに含み得る。
該Ｌ字型延長部は、洗浄アームの本体に取り付け可能な近位端を有する細長い本体と、遠位端とを備え、そして、
該細長い本体は、好ましくは細長い本体の長手方向に沿って一列に配置された第５洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループ、及び好ましくは細長い本体の側壁に設けられた第５エアナイフ乾燥機を含む。

Ｌ字型延長部の細長い本体の遠位端は、（開いた）容器ドアの上面及び側面を洗浄するように構成された本質的Ｙ字型延長部を形成し、２つの離れて配置された側面部材（即ち、第１及び第２側面部材）を備え得る。
該第１側面部材は、好ましくは前記側面部材の末端部分の近くに設けられ第６洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループと、好ましくは第１側面部材の側壁に設けられ第６エアナイフ乾燥機とを備える。そして、
該第２側面部材は、好ましくは第２側面部材の側壁に設けられた第７エアナイフ乾燥機を備える。

Ｌ字型延長部は、洗浄アーム本体の突出した基部構造に取り付け可能なＩ字型の細長い本体を有する。これにより、取り付け時に本質的Ｌ字型の構造を形成することができる。あるいは、Ｌ字型延長部は、基部と前記基部から延びる細長い部とからなるＬ字型本体を有してもよく、基部は洗浄アーム本体に取り付け可能である。Ｌ字型本体は、Ｌ字型に曲げられた単一の構造からなる場合もあれば、本質的Ｌ字型の構造を形成する複数の取り付けられた構造からなる場合もある。当業者は、本質的Ｌ字型の延長部の意図された目的が、本体が容器内部表面に挿入されるときに、容器側壁の周りをループし、容器前面ドアに到達することであることを理解している。したがって、Ｔ字型延長部またはＪ字型延長部など、同様の効果を可能にする他の形状もまた、延長部の本実施形態に適していると理解され、本発明は、Ｌ字型実施形態のみに限定されない。

Ｌ字型延長部の近位端は、好ましくは細長い本体の基部によって形成され、本体、好ましくは本体の近位端の近くの側壁またはそこから突出する取り付け可能な構造に取り付けまたは取り付け可能であり得る。取り付けられたＬ字型延長部は、好ましくは、本体が移動されるとき、例えば、回転または持ち上げられるときに、Ｌ字型延長部が本体と同時に移動するように、機械的に固定され、または縛られる。これにより、単一の駆動手段が洗浄アーム全体の動きを駆動することが可能になり、それにより、Ｌ字型延長部の動きを駆動するための第２駆動手段の必要性がなくなる。あるいは、Ｌ字型延長部を回転可能に取り付けて、Ｌ字型延長部の独立した動きを可能にすることができる。取り付けられたＬ字型延長部は、好ましくは、その細長い本体が本体と一直線になるように、本体の隣に実質的に平行に配置される。

第５洗浄ノズルのグループの洗浄ノズルは、Ｌ字型延長部の細長い本体の単一の側壁または複数の側壁に設けることができ、好ましくは、細長い本体の長手方向に沿って一列に配置される。第５洗浄ノズルのグループの洗浄ノズルは、洗浄アーム（本体を容器表面に挿入した際に開いた容器ドアの位置に対応）の本体に面する細長い本体の側壁の縁の近くまたは縁に配置することができる。好ましくは、第５洗浄ノズルのグループの洗浄ノズルは、洗浄アームの本体に面する細長い本体の側壁に隣接する上部及び／または下部の側壁に配置される。第５洗浄ノズルのグループの洗浄ノズルは、好ましくは、容器のドアに噴霧するために横向きにすることができる。第５洗浄ノズルのグループのノズルの少なくとも一部は、洗浄アームの（下向きの）移動中の洗浄効率を改善するために下向きに向けられてもよい。

第５エアナイフ乾燥機は、洗浄アームの本体に面する細長い本体の側壁に配置することができ、またはそれを前記側壁に統合してそこから横方向に突出させることができる。第５エアナイフ乾燥機は、洗浄アームの（下向きの）移動中の乾燥効率を改善するために、わずかに下向きに向けてもよい。

第６洗浄ノズルのグループの洗浄ノズルは、Ｙ字型延長部の離れて配置された側面部材の単一の側壁または複数の側壁に設けられてもよく、好ましくは、側面部材の長手方向に沿って一列に配置され得る。第６洗浄ノズルのグループの洗浄ノズルは、洗浄アーム（本体を容器表面に挿入した際に開いた容器ドアの位置に対応）の本体に面する側面部材の側壁の縁の近くまたは縁に配置することができる。好ましくは、第６洗浄ノズルのグループの洗浄ノズルは、洗浄アームの本体に面する側面部材の側壁に隣接する上部及び／または下部の側壁に配置される。第６洗浄ノズルのグループの洗浄ノズルは、好ましくは、容器のドア、特に容器のドアの上面及び側面に噴霧するために横向きにしてもよい。第６洗浄ノズルのグループの少なくとも一部は、洗浄アームの（下向きの）移動中の洗浄効率を改善するために下向きに向けられてもよい。

第６及び／または第７エアナイフ乾燥機は、洗浄アームの本体に面する第１及び／または第２側面部材の側壁に配置することができ、またはそれを前記側壁に統合してそこから横方向に突出させてもよい。第６及び／または第７エアナイフ乾燥機は、洗浄アームの（下向きの）移動中の乾燥効率を改善するために、わずかに下向きに向けてもよい。

洗浄または洗浄ノズルは、表面、この場合は容器の表面に洗剤を噴霧するために通常使用される装置を指す。洗浄ノズルは、洗剤が出ることができる様々な断面積のパイプまたはチューブを備えてもよい。出口の形状と直径を変更して、液体の出口速度、流れのパターン、及び噴霧角度を制御できる（フラットファン、中空コーン、フルコーン、固体ストリーム、ミストなど）。好ましくは、本願の場合、液体出口速度は、単一の洗浄アームの動きで容器表面から汚染物質または輸送破片を完全に吹き飛ばすのに十分に高く保たれる。当業者は、当技術分野には様々な洗浄ノズルが存在し、本発明はその特定の実施形態に限定されないことを理解している。

洗剤は、流体導管、または容器洗浄アーム内に少なくとも部分的に、好ましくは大部分、より好ましくは完全に配置された相互接続された流体導管の配置を介して洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループに送達され得る。流体導管は、給水源によって提供される洗剤（例えば、水）が経路指定され、最終的に洗浄ノズルに送達され得る経路を形成する。給水源は外部に配置され、洗浄アームの洗浄液導管の入口に接続されている場合がある。任意選択で、水ポンプなどの水圧を生成するための装置が、給水源と洗浄流体導管の入口との間、及び／または洗浄流体導管のセクションに沿って提供され得る。任意選択で、洗剤または消毒剤などの市販の洗浄製品を給水源からの水と混合するための装置または区画を、給水源と洗浄液導管の入口との間、及び／または洗浄液導管のセクションに沿って提供することができる。

流体導管は、ステンレス鋼パイプまたはプラスチックパイプなどの複数の相互接続されたパイプを含み得る。流体導管は、継手、アダプタ、セパレータ、ダイバータ、バルブ、シーリングリングまたは部材、保持クリップ、フィルター、カウンタ、ダクトなどを含むがこれらに限定されない、当技術分野で一般的に使用される補助ツールを含み得る。様々なシーリング及び接続機構が流体導管に適していてもよく、本発明は決してその特定の実施形態に限定されない。

給水源によって提供される洗剤（例えば、水）は、洗浄アームの流体導管に流れ込み、流体または水コレクターに収集され得る。流体コレクターは、１つまたは複数の洗浄ノズルまたはノズルグループに分配される洗剤を一時的に貯蔵することができる。これにより、洗剤が洗浄ノズルの近く（近接）に留まり、給水源と洗浄ノズルの間の流体導管に残っている洗剤の量を減らすことができる。その結果、洗浄ノズルを開閉する間の反応時間が短縮される可能性がある。洗浄アームは、複数の流体コレクター、例えば、本体の側面に設けられた洗浄ノズルの近くに配置された第１流体コレクター、回転ヘッドに設けられた洗浄ノズルの近くに配置された第２流体コレクター、Ｌ字型延長部に設けられた洗浄ノズルの近くに配置された第３流体コレクターなどを含み得る。

洗剤は、外側の「静的」流体導管配管を「可動」洗浄アームに接続する回転弁を介して洗浄アームの本体に流れ込む可能性がある。これにより、給水器などの給水源に接続する配管に損傷を与えることなく、例えば、洗浄アームを回転させることができる。

洗剤の流れは、洗剤を１つまたは複数の洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループに選択的に送るように構成された１つまたは複数の弁を使用して制御することができる。好ましくは、流体伝導は、洗浄アームに含まれる各洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループに洗剤を選択的に送るように構成された少なくとも１つの弁を含む。その結果、各洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループへの洗剤の流れは、洗浄サイクル中に選択的に制御され得る。

制御可能なバルブは、例えば、電気的に空気圧で作動する球弁であり得る。球弁のアクチュエータは、球弁を開閉して、適切に回転させたときに流れを可能にするために片側に穴を開けることができる。制御可能なバルブは、流体の接続に応じて2方向バルブまたは3方向バルブにすることができる。

いくつかの実施形態では、洗浄アームは、以下のリストから洗浄ノズルまたは洗浄ノズルグループに洗剤を選択的に送るように構成された制御可能なバルブを備える：第１洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループ、第２洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループ、第３洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループ、第４洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループ、第５洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループ、及び/または第６洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループ。好ましくは、制御可能な弁は、電気的に空気圧で作動する球弁などの球弁である。

例示的な実施形態では、洗浄アームは、容器洗浄アーム内に少なくとも部分的に、好ましくは完全に配置された流体コレクターを含む。流体コレクターは、給水源から洗剤を受け取るための入口と、洗剤を以下のリストから洗浄ノズルまたはノズルのグループに選択的に送るように構成された制御可能なバルブを備えた少なくとも１つの出口とを有する：第１洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループ、第２洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループ、第３洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループ、第４洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループ、第５洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループ、及び／または第６洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループである。１つまたは複数のバルブを選択的に開くことにより、洗剤は、流体接続された洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループに流れ、流体コレクターに貯蔵された洗剤の分布の制御を改善することができる。

エアナイフ乾燥機とは、表面、この場合は容器の表面から液体や破片を吹き飛ばすために通常使用される装置を指す。エアナイフ乾燥機は、移動する空気が層流パターンで出ることができる一連の穴または連続スロットを含む空気プレナムを備え得る。出口の空気速度を変更して、エアナイフ乾燥機の乾燥強度を変更できる。好ましくは、本願の場合、空気速度は、単一の洗浄アームの動きで容器表面から洗浄液またはすすぎ液を完全に吹き飛ばすのに十分な高さに保たれる。当業者は、当技術分野には様々なエアナイフ乾燥機が存在し、本発明はその特定の実施形態に限定されないことを理解している。

乾燥空気は、空気導管、または容器洗浄アーム内に少なくとも部分的に、好ましくは大部分、より好ましくは完全に配置された相互接続された空気導管の配置を介してエアナイフ乾燥機に送達され得る。空気導管は、空気供給源によって提供される乾燥空気が経路指定され、最終的にエアナイフに送達され得る経路を形成する。乾燥空気供給源は、外部に配置され、洗浄アームの空気導管の入口に接続され得る。あるいは、乾燥空気供給源の少なくとも一部は、１つまたは複数の空気供給入口を介して空気を取り込む洗浄アーム内に配置され得る。

乾燥空気流は、乾燥空気を１つまたは複数のエアナイフ乾燥機に選択的に送るように構成された１つまたは複数のバルブを使用して制御することができる。好ましくは、空気伝導は、洗浄サイクル中に閉鎖され得る各エアナイフ乾燥機に乾燥空気を選択的に送るように構成された少なくとも１つの弁を含む。制御可能な弁は、遮断弁、例えば、ピストン、例えば、空気圧駆動ピストンによって移動可能である、移動可能に配置された剛性ストリップを有する弁であり得る。

例示的な実施形態では、洗浄アームは、好ましくは第３及び／または第４エアナイフ乾燥機への乾燥空気流を選択的に遮断することによって、本体の側壁に設けられた第３及び／または第４エアナイフ乾燥機を選択的に遮断するように構成された遮断弁を備える。ボックスの上部内面が洗浄されている間の洗浄サイクル中、第３及び／または第４エアナイフ乾燥機は冗長である可能性がある。これらの乾燥機を選択的に遮断することにより、回転可能なヘッドに設けられているような残りのエアナイフ乾燥機への空気流を増やすことができ、空気圧の増加による局所的な乾燥結果を改善することができる。遮断弁は、空気圧ピストンによって本体に接続されている、金属またはプラスチックのストリップなどの剛性ストリップを含み得る。ピストンが引き込まれると、空気は第３目または第４エアナイフ乾燥機に流れることができる。ピストンを伸ばすと、空気流は、例えば、エアナイフ乾燥機の乾燥領域の1/3に制限される。このようなピストンを2つ背中合わせに接続することにより、第1及び第２遮断弁を制御するために必要な電空制御弁は1つだけである。

例示的な実施形態では洗浄アームは、好ましくは第６または第７エアナイフ乾燥機への乾燥空気流を選択的に遮断することによって、Ｌ字型延長部のＹ字型延長部に設けられた第６または第７エアナイフ乾燥機を選択的に遮断するように構成された切り替え弁を備える。切り替え弁は、空気圧ピストンによってL字型延長部に接続された金属またはプラスチックストリップなどの剛性ストリップを備えていてもよい。ピストンが後退すると、第６エアナイフ乾燥機への空気流は制限されるが、第７エアナイフ乾燥機への流れは可能になる。ピストンを伸ばすと、第７エアナイフ乾燥機への空気流は制限されるが、第６エアナイフ乾燥機への流れは可能になる。このようにして、バルブは、第６と第７エアナイフ乾燥機の間で空気流を選択的に切り替えることができる。さらに、切り替え弁は、洗剤を第６洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループに選択的に送るように構成された制御可能なバルブ、好ましくは空気圧作動式球弁に動作可能に接続され得る。このようにして、特に第６洗浄ノズルへの洗剤の流れを第６エアナイフ乾燥機への乾燥空気流と接続することによって、同じ空気圧を使用して空気及び洗剤の流れを制御することができる。第７エアナイフへの乾燥空気流が制限されていない場合、第６洗浄ノズルによって噴霧された洗浄が吹き飛ばされ、洗浄サイクル中、特にＬ字型延長部の下向きの動き中に望ましくない噴霧を引き起こす可能性がある。

本発明のさらなる態様は、容器を洗浄するための、特に容器の内面を洗浄するための容器洗浄設備に関する。容器洗浄アームの好ましい実施形態はまた、容器洗浄設備の好ましい実施形態であると理解される。

容器洗浄設備は、
本明細書に記載の実施形態の１つまたは組み合わせによる洗浄アーム、
前記洗浄アームの動きを駆動するための駆動手段、
洗剤を供給するための、好ましくは水ポンプを含む給水源、そして、
乾燥空気を供給するための、好ましくは送風機を含む空気供給源
を備えてもよい。

前記給水源は、洗浄アームの洗浄流体導管の入口に接続または接続可能な給水源出口を有する、外部配管システムなどの給水を含み得る。さらに、給水源は、容器洗浄設備によって収集し、任意選択で使用される洗剤（即ち、水）を収集する水リサイクルシステムを含み得る。水リサイクルシステムについては、以下でさらに説明する。任意選択で、水ポンプなどの水圧を生成するための装置が、給水源出口と流体導管入口との間に設けられ得る。

給水源の出口は、流体流路の第１部分を規定する接続導管によって、洗浄アームの流体洗浄導管入口に結合することができる。結合流体導管は、例えば、可撓性ホースなどのホース、またはステンレス鋼パイプまたはプラスチックパイプなどのパイプであり得る。接続導管は、例えば、回転ユニオンまたはジョイントによって、回転アーム上のパイプに固定することができる。場合により、流体の逆流を防ぐために、逆止弁などの一方向シール装置を接続流体導管に設けることができる。接続導管は、相互接続配管、継手、アダプタ、ダクト、ダイバータバルブ、フィルター、カウンタ、セパレータ、ホース、ダクトなどを含むがこれらに限定されない、当技術分野で一般的に使用される補助ツールをさらに含み得る。このようにして、給水源と洗浄流体導管を流体結合することができ、それにより、空気供給源から排出された水が洗浄流体導管を通って洗浄ノズルに流れることが可能になる。

任意選択で、水ポンプなどの水圧を生成するための装置が、給水源出口と洗浄流体導管入口との間に設けられ得る。任意選択で、洗剤または消毒剤などの市販の洗浄製品を給水源からの水と混合するための装置または区画を、給水源出口と洗浄液導管入口との間に設けることができる。

任意選択で、給水源からの液体の流れは、給水源バルブを使用して制御することができる。バルブには、誤動作の場合に給水を自動的に閉じるための緊急遮断システムが含まれる場合がある。アクセシビリティを改善するために、給水源バルブは、例えば、近くに配置されたバルブラック上で、洗浄アームの外側に配置され得る。これにより、作業者の安全が向上し、洗浄アームのメンテナンスが容易になる。

空気供給源は、洗浄アームに設けられたエアナイフによって排出される乾燥空気として使用するための流体を供給するかまたは生成するための装置を含み得る。空気供給源は、洗浄アームの乾燥空気導管の入口に接続されているか、または接続可能な空気供給源出口を有し得る。空気供給源は、囲い内に収容することができる。

例示的な実施形態では空気供給源は、タービン及びモーターを含み得る遠心送風機などの（高流量）送風機を含み得る。送風機の動作特性は、例えば、約１４．８００Ｐａの圧力及び／または約３８ｍ^３／分の流量を有する空気流を提供し得る。当業者は、空気流量及び／または流量を容易に減少または増加させることができ、列挙された値は単にその好ましい例示的な値を表すことを理解している。

空気供給源は、流路の第１部分を規定する、洗浄アームの乾燥空気導管の入口に結合された出口を含み得る。空気供給源の出口は、接続導管によって洗浄アームの空気導管入口に結合することができる。接続空気導管は、例えば、可撓性ホースなどのホース、またはステンレス鋼パイプまたはプラスチックパイプなどのパイプであり得る。接続導管は、相互接続配管、継手、アダプタ、ダクト、ダイバータバルブ、フィルター、カウンタ、セパレータ、ホース、ダクトなどを含むがこれらに限定されない、当技術分野で一般的に使用される補助ツールを含み得る。このようにして、空気供給源と空気導管を流体的に結合することができる。それにより、空気供給源から排出された空気が空気導管を通ってエアナイフ乾燥機に流れることができる。

空気供給源によって提供される気流速度が速すぎると、エアナイフから出てくる空気が容器の表面に近接しているため、望ましくない水の逆流が発生する可能性がある。空気流は、接続空気導管に沿って配置された双方向バルブを使用して、空気供給源から来る空気の一部をブラインドフランジなどの行き止まりに向け直すことによって減らすことができる。このようにして、（高流量）送風機のような空気供給源は、同じ速度で連続的に回転することができ、モーターの摩耗を大幅に減らすことができる。

容器洗浄設備は、洗浄サイクル中に容器の外面の少なくとも一部が濡れないように覆うように構成された容器カバーをさらに含み得る。容器カバーは、底部、上部、後部などの容器の一部に係合し、好ましくは接続することができる可動シートまたはプレートであり得る。カバーは、洗浄サイクルの間に伸縮することがあり、これにより、容器の輸送が容易になることがある。カバーは、例えば、空気圧で容器の表面に押し付けることができる。

容器カバーは、容器底面を覆うための容器底カバーを含み得る。これにより、液体が容器の内部から容器の下の領域に滴り落ちたり漏れたりするのを防ぐことができる。好ましくは、容器カバーは、例えば、容器の底部内面と係合することによって、容器の底部を覆うであろう。このように、カバーは、洗剤が容器の壁に噴霧または吹き飛ばされることから容器の底を保護し、さらに洗剤が容器の内部から流れ出るように導くことによって、容器の底が濡れるのを防ぐことができる。

容器洗浄設備は、容器輸送手段をさらに含み得、好ましくは、チェーンコンベヤーベルト及び少なくとも１つの機械的ストッパーを含む。これにより、洗浄設備全体で容器を安全かつ効率的に輸送できる。例示的な実施形態では、コンベヤーベルトは、横方向に互いに距離を置いて配置された１つまたは２つのリンクされたチェーンからなり得、一方のチェーンのリンクは、他方のチェーンの対応するリンクに接続される。

容器洗浄設備は、集水及びリサイクルシステムをさらに含み得る。水の収集は、洗浄アームの下に囲いを設けることによって達成することができ、その上に容器を置くことができ、洗浄サイクル中に容器から流れる使用済み洗剤のすべてではないにしてもほとんどを受け取る。該囲いには、水を水リサイクルシステムの入口に自然に導いてもよい。リサイクルシステムは、残りの廃棄物、汚染物質などを除去することによって水質を改善するための当技術分野で知られている１つまたは複数の装置を備えてもよい。該フィルターは、例えば、機械的または化学的フィルターであり得る。さらに、リサイクルシステムは、細菌、ウイルス、原生動物の嚢胞などの病原体及び微生物からリサイクル水を精製するための当技術分野で知られている１つまたは複数の装置を備えてもよい。精製装置は、例えば、ＵＶ発光装置であってもよい。

本発明のさらなる態様は、本明細書に記載の洗浄アームで容器を洗浄するための方法に関する。該方法は、以下のステップを含む。
少なくとも1つの洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループから容器の表面に洗剤を噴霧することによって容器を洗浄するステップ、そして、
少なくとも1つのエアナイフ乾燥機から乾燥空気を吹き付けて容器を乾燥させるステップ。
ここで、容器の洗浄及び乾燥は、並行して行われる。

「並行して」とは、互いに関連して実行される、即ち、少なくとも部分的に同時に実行されるか、または少なくとも互いに近接して実行される洗浄及び乾燥を指す場合がある。

該方法は、湿った容器表面が停滞して汚染物質（例えば、病原体及び微生物）を成長させ、及び／または容器壁上または輸送ラインに沿って氷を形成することを可能にすることなく、改善された及び／またはより迅速に洗浄結果を提供し得る。好ましくは、少なくとも１つのエアナイフ乾燥機は、少なくとも１つの洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループに隣接して配置され得る。その結果、容器表面は、洗浄中及び／または洗浄後に乾燥され得る。

容器内部の例示的な洗浄サイクルは、以下のように進行し得る：洗浄サイクルの間、洗浄アームは直立位置に保たれ（即ち、洗浄アームは垂直に向けられ）、回転可能なヘッドは本体の上に配置され得る。

洗浄サイクルは、洗浄アームを容器に向かって前方に回転させることによって開始することができる。好ましくは、回転は、直立して配置された洗浄アームを容器の後方端に向かって容器の内部表面に傾けるための前方傾斜運動を含む。回転可能なヘッドが容器に入るとすぐに、洗浄アームは、好ましくは第２洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループから、及び第４洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループから洗剤を噴霧することによって、容器内部の上面及び縁を洗浄し始めることができる。同時に、洗浄アームは、好ましくは第２エアナイフ乾燥機から乾燥空気を吹き付けることによって、容器内部の上面及び縁の乾燥を開始することができる。

洗浄サイクルは、洗浄アームを容器の後端に向かってさらに前方に回転させることによって継続することができる。本体が容器に入るとすぐに、洗浄アームは、好ましくは第３洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループから洗剤を噴霧することによって、容器の側面の洗浄を開始することができる。同時に、洗浄アームは、好ましくは最初の第３及び／または第４エアナイフ乾燥機から乾燥空気を吹き付けることによって、容器の内側面の乾燥を開始することができる。

回転可能なヘッドが容器の後端に達すると、洗浄アームは好ましくは容器の内部表面に完全に挿入され、衝突を防ぐために洗浄アームのさらなる回転を停止することができる。好ましくは、この時点で、洗浄アームはほぼ水平な位置に達した（即ち、洗浄アームはほぼ水平に向けられている）。回転可能なヘッドは、好ましくは第２洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループから洗剤を噴霧することによって、上部の角及び縁を洗浄するために回転を開始することができる。同時に、洗浄アームは、好ましくは第２エアナイフ乾燥機から乾燥空気を吹き付けることによって、容器の内部側面の乾燥を開始することができる。洗浄サイクルは、洗浄アームを容器の下端に向かって下げることによって継続することができる。下降中、洗浄アームは、好ましくは第１洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループから洗剤を噴霧することによって、容器内部の背面及び縁を洗浄し始めることができる。同時に、洗浄アームは、好ましくは第１エアナイフ乾燥機から乾燥空気を吹き付けることによって、容器内部の背面及び縁の乾燥を開始することができる。

洗浄アームが容器の下端に到達したら、衝突を防ぐために洗浄アームのそれ以上の下降を停止することができる。任意選択で、洗浄アームは、容器の底に向かってさらに前方に回転して、水平位置に到達することができる（即ち、洗浄アームは水平に向けられている）。洗浄サイクルは、洗浄アームを持ち上げると同時に、洗浄アームを容器から離れるように後方に回転させることによって継続することができる。好ましくは、回転は、水平に配置された洗浄アームを容器の内部表面から容器の後端から離れるように傾けるための後方傾斜運動を含む。持ち上げている間、洗浄アームは、好ましくは第１洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループから洗剤を噴霧することによって、容器内部の底面及び縁を洗浄し始めることができる。同時に、洗浄アームは、好ましくは第１エアナイフ乾燥機から乾燥空気を吹き付けることによって、容器内部の底面及び縁の乾燥を開始することができる。

洗浄アームが容器の上端に達すると、洗浄サイクルは、洗浄アームが直立位置にある（即ち、洗浄アームが垂直に向けられている）状態で終了し、回転可能なヘッドが本体の下に配置され得る。洗浄された容器は輸送され、新しい容器が提供されてもよい。

容器のドアは、Ｌ字型洗浄アームの延長部分で洗浄できるが、容器の内部は、洗浄アームの本体と回転可能なヘッドで洗浄できる。容器内部の上記の洗浄サイクルを参照すると、容器ドアの例示的な洗浄サイクルは、以下のように進行し得る。

洗浄アームの前傾運動中にＬ字型延長部が容器ドア表面に到達するとすぐに、洗浄アームは、好ましくは第５洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループから洗剤を噴霧することによって、容器ドア表面の洗浄を開始し得る。同時に、洗浄アームは、好ましくは第５エアナイフ乾燥機から乾燥空気を吹き付けることによって、容器のドア上面の乾燥を開始することができる。

洗浄アームの前傾動作中にＹ字型延長部が容器ドアの上部に到達するとすぐに、洗浄アームは、好ましくは第６洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループから洗剤を噴霧することによって、容器のドア上面の洗浄を開始することができる。同時に、洗浄アームは、好ましくは第６エアナイフ乾燥機から乾燥空気を吹き付けることによって、容器のドア上面の乾燥を開始することができる。

洗浄アームの前傾運動中にＹ字型延長部の第１側面部材が容器ドアの上部に到達するとすぐに、洗浄アームは、好ましくは第６洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループから洗剤を噴霧することによって、容器のドア上面の洗浄を開始することができる。同時に、洗浄アームは、好ましくは第６エアナイフ乾燥機から乾燥空気を吹き付けることによって、容器のドア上面の乾燥を開始することができる。

洗浄アームの前傾運動中にＹ字型延長部の第１側面部材が容器ドアの後端に到達するとすぐに、洗浄アームは、第６洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループをオフにして、容器の外側の上部と背面が濡れるのを防ぐことができる。任意選択で、切り替えバルブは、第６エアナイフ乾燥機による乾燥をオフにし、好ましくは第７エアナイフ乾燥機から乾燥空気を吹き付けることによって、容器のドアの後端の乾燥を開始することができる。

さらなる態様では、本発明は、（絶縁）容器、好ましくは（絶縁）容器の内面及び／または（絶縁）容器の内扉表面を洗浄するための、本明細書に記載の１つまたは実施形態の組み合わせによる洗浄アームの使用に関する。洗浄アームの好ましい実施形態はまた、前記洗浄アームの使用の好ましい実施形態であると理解される。

さらなる様態では、本発明は、（絶縁）容器、好ましくは（絶縁）容器の内面及び／または（絶縁）容器の内扉表面を洗浄するための、本明細書に記載の１つまたは実施形態の組み合わせによる容器洗浄設備の使用に関する。容器洗浄設備の好ましい実施形態はまた、前記容器洗浄設備の使用の好ましい実施形態であると理解される。

本発明の特性、利点、及び特徴をよりよく説明するために、いくつかの好ましい実施形態が、添付図面を参照して例として開示されている。しかし、本発明の範囲は、決して以下に提示される実施例に限定されない。

洗浄アーム
実施例１は、図１及び２を参照して説明される。図１及び２は、回転可能なヘッド（２００）に結合され、Ｌ字型延長部を有する本体（１００）を含む容器洗浄アーム（１０）の好ましい実施形態を示す。具体的に、図１は上面斜視図で、図２は底面斜視図で洗浄アーム（１０）を示している。

回転可能なヘッド（２００）は、一列に配置された第１洗浄ノズルのグループ（６１２）と、第１洗浄ノズルのグループ（６１２）に隣接して配置された第１エアナイフ乾燥機（５１２）とを備える。回転可能なヘッド（２００）はまた、一列に配置された第２洗浄ノズルのグループ（６２２）と、第２洗浄ノズルのグループ（６２２）に隣接して設けられた第２エアナイフ乾燥機（５２２）とを備える。第１洗浄ノズルのグループ（６１２）は、第２洗浄ノズルのグループ（６２２）に対して約９０°の角度で配置されている。この配置により、第１洗浄ノズルのグループ（６１２）は、容器内部の背面（９１１）を洗浄し、第２洗浄ノズルのグループ（６２２）は、容器内部の上面（９１５）を洗浄することができる。また、第１エアナイフ乾燥機（５１２）は、各エアナイフ乾燥機（５１２、５２２）が容器内面の異なる部分を乾燥するように、第２エアナイフ乾燥機（５２２）に対して約９０°の角度で配置される。図５は、回転可能なヘッド（２００）をより詳細に示しており、具体的に、図５Ａは正面斜視図で、図５Ｂは上面図で、図５Ｃは側面図で回転可能なヘッド（２００）を示している。

本体（１００）は、本体（１００）の長手方向に沿って本体（１００）の反対側に一列に配置された第３洗浄ノズルのグループ（６３１）を備える。また、本体（１００）は、本体（１００）の反対側の側壁に設けられた第３エアナイフ乾燥機（５３１）及び第４エアナイフ乾燥機（５４１）を備える。さらに、本体（１００）は、回転ヘッド（２００）との結合に隣接して、本体（１００）の遠位端近くの本体（１００）の両隅に設けられた第４洗浄ノズルのグループ（６４１）を備える。該配置により、第３洗浄ノズルのグループ（６３１）は、容器の内側の側面（９１３）を洗浄し、第４洗浄ノズルのグループ（６２２）は、容器の内部の角を洗浄することができる。図４Ａは、背面斜視図で本体（１００）をより詳細に示している。

Ｌ字型延長部は、細長い本体（３００）の長手方向に沿って一列に配置された第５洗浄ノズルのグループ（６５３）と、細長い本体（３００）の側壁に設けられた第５エアナイフ乾燥機（５５３）とを含む細長い本体（３００）を備える。L字型延長部は、本質的Ｙ字型延長部を形成する２つの離れて配置された側面部材（３１０、３２０）をさらに備える。第１側面部材（３１０）は、前記第１側面部材（３１０）の末端部分の近くに設けられた第６洗浄ノズル（６６３）と、前記第１側面部材（３１０）の側壁に設けられた第６エアナイフ乾燥機（５６３）とを備える。第２側面部材（３２０）は、前記第２側面部材（３２０）の側壁に設けられた第７エアナイフ乾燥機（５７３）を備える。図６は、Ｌ字型延長部をより詳細に示しており、具体的に、図６Ａは側面斜視図で、図６Ｂは側面図でＬ字型延長部を示している。

洗浄アーム（１０）の好ましい実施形態は、洗剤を洗浄ノズルに運ぶための流体導管と、乾燥空気をエアナイフ乾燥機に送るための空気導管とをさらに備える。流体及び空気導管は、洗浄アーム（１０）の断面図である図３を参照して説明されている。

流体導管は、洗剤（例えば、水）が給水源（４００）から６つの洗浄ノズル及び洗浄ノズルグループに流れるための流路を形成する一連の相互接続されたパイプを備える。洗剤は、外側の「静的」流体導管配管を「可動」洗浄アームに接続する回転弁（４５０）を通って本体（１００）に流れ込むことができる。洗剤は、本体（１００）内に配置された流体コレクター（４６０）に一時的に保管することができる。洗剤の流れは、流体コレクター（４６０）の出口に接続された複数の制御可能なバルブを使用して制御することができる。第１制御可能な弁（４１２）は、第１グループ（６１２）及び／または第２洗浄ノズルのグループ（６２２）への流れを制御する。この例では、第１制御可能な弁（４１２）は、（Ｇ１／２”）サイズの接続によってコレクターに接続され得る。加圧された洗浄液がコレクター（４６０）に供給されるとき、それは、回転可能なヘッド（２００）に設けられた洗浄ノズルを可能にするか、または遮断することができる。特に、弁の位置に応じて、洗浄流体は、第１グループ（６１２）及び／または第２洗浄ノズルのグループ（６２２）に流れることができる。ただし、近くにあるバルブラック（８３０）の給水弁を閉じることにより、洗浄液の流れを完全に止めることができる。第２制御可能弁（４２１）は、第３（６３１）及び／または第５洗浄ノズルのグループ（６５３）への流れを制御し、この例では、第２制御可能弁はＤＮ２０球弁である。さらに、5つの接続を備えた小型のコレクターがバルブに接続され、第３と第５洗浄ノズルのグループのすべての洗浄ノズルに個別に供給される。第３洗浄ノズルのグループの洗浄ノズルに供給する接続は、（Ｇ１／４”）接続であり得る。第５洗浄ノズルのグループの洗浄ノズルに供給する接続は、（Ｇ３／８”）接続であり得る。第３制御可能な弁（４３１）は、洗浄ノズル（６４１）の第４グループへの流れを制御し、この例では、第３制御可能弁は、ＤＮ１０球弁である。第４制御可能な弁（４４１）は、第５（６５３）及び／または第６洗浄ノズルのグループ（６６３）への流れを制御し、この例では、第４制御可能な弁はＤＮ１０球弁である。図７は、本体（１００）内に配置された流体導管をより詳細に示している。具体的に、図７Ａは側面斜視図であり、図７Ｂは別の側面斜視図であり、図７Ｃは上面図である。

空気導管は、乾燥空気が空気供給源から７つのエアナイフ乾燥機に流れるための流路を形成する一連の相互接続された経路を備える。該流路は、本体（１００）の外部で囲まれた中空スペースによって形成される。図４は、本体（１００）内に配置された空気導管をより詳細に示す。図４Ａは、背面斜視図であり、図４Ｂは、断面図である。第３エアナイフ乾燥機（５３１）及び第４エアナイフ乾燥機（５４１）への流れは、背中合わせに配置された２つの空気圧制御遮断弁（１５０）を使用して制御される。図４Ｃは、遮断弁（１５０）をより詳細に示している。

洗浄設備
実施例２は、図８Ａ及び８Ｂを参照して説明される。図８Ａ及び８Ｂは、例えば、上記の実施例１に記載されたものなどの、容器洗浄アーム（１０）を含む容器洗浄設備（８００）の好ましい実施形態を示す。容器洗浄設備（８００）の好ましい実施形態は、前記洗浄アームの動きを駆動するための電動駆動装置をさらに含む。電動ドライブは、洗浄アーム（１０）の最も近い端に結合されている。容器洗浄設備（８００）は、複数の機械的ストッパーを有するチェーンコンベヤーベルト（８１０）をさらに備える。

容器洗浄設備（８００）は、洗浄アーム（１０）の吸気口に接続された送風機（７００）をさらに備える。送風機は図８Ｃによりよく示されている。この例示的な実施形態では、送風機からの乾燥空気は、双方向バルブを使用してブラインドフランジに向け直され、送風機のタービンを摩耗させることなく空気速度を低下させる。容器洗浄設備（８００）は、集水及びリサイクルシステムをさらに備える。水は、洗浄サイクル中に洗剤が洗浄容器から流出する床板を使用して収集される。次に、収集された水は、一連の水濾過及び浄化装置を通過することができる。例えば、第１フィルターは、粗い粒子及びカートンの破片などの大きな輸送破片を濾過するために提供され得る。次に、濾過された水は、キャンドルフィルターなどのより小さな粒子を濾過する第２フィルターを通過することができる。最後に、濾過された水は、ＵＶ発光装置によって精製され得る。濾過され精製された水は、次の洗浄サイクルで再利用できる。洗浄設備（８００）内の水の量が不十分な場合、洗浄設備（８００）に接続された給水から追加の水が流入することがある。最後に、容器洗浄設備（８００）は、洗浄アームを囲む囲いを備える。

洗浄方法
実施例３は、図１０を参照して説明される。図１０は、容器（９００）に対して洗浄サイクルを実行する側面図における容器洗浄設備（８００）の例示的な実施形態を示す。容器は、図９Ａ及び９Ｂによりよく示されている。具体的に、図９Ａは、食品、医療用品または医薬品を輸送するための例示的な容器（９００）の斜視図であり、容器内部裏面（９１１）、側面（９１３）、上面（９１５）、及び底面（９１７）を示し、さらに、容器ドアの内面（９２０）及び上面（９２５）も示している。図９Ｂは、同じ容器の断面図であり、容器の内部背面（９１１）、側面（９１３）、上面（９１５）、及び底面（９１７）を示している。

図１０Ａ：洗浄サイクルを開始する前に、容器が容器洗浄アームの前に提供され、容器ドアが完全に開いた状態で配置される。洗浄アームは直立位置（即ち、洗浄アームが垂直に向けられている）に配置され、回転可能なヘッドは本体の上に配置されている。図１０Ｂ：容器カバーは、容器と係合して容器底部を覆い、洗剤の流れを容器内部から遠ざけるように誘導する。洗浄サイクルは、容器洗浄アームの前傾運動から始まる。第２洗浄ノズルのグループは、容器内部の上面への噴霧を開始する。図１０Ｃ：第４洗浄ノズルのグループが容器の内部側面に噴霧し始める間、洗浄アームは前方に傾斜し続ける。図１０Ｄ：第６洗浄ノズルのグループが容器のドア上面に噴霧し始める間、洗浄アームは前方に傾斜し続ける。図１０Ｅ：第３洗浄ノズルのグループが容器の内側の側面に噴霧し始め、第５洗浄ノズルのグループが容器のドアの表面に噴霧し始める間、洗浄アームは前方に傾斜し続ける。図１０Ｆ：洗浄アームの前傾運動は、回転可能なヘッドが容器の後端に到達するまで続く。図１０Ｇ：洗浄アームがほぼ水平な位置に到達し、前傾動作が停止する。これで、洗浄アームが容器内部に完全に挿入され、第６洗浄ノズルが噴霧を停止する。図１０Ｈ：回転可能なヘッドは、約９０°の角度にわたって回転し、その結果、第２洗浄ノズルのグループは、容器内部の上下の角に完全に噴霧することができる。図１０Ｉ：回転可能なヘッドが後方に回転し、第２洗浄ノズルのグループが噴霧を停止する。図１０Ｊ：第１洗浄ノズルのグループは、容器内部の背面に噴霧を開始する。図１０Ｋ：洗浄サイクルは、容器洗浄アームの下向きの動きで継続する。洗浄アームが下に移動している間、洗浄の第１、第３、第４、及び第５グループは噴霧を続ける。図１０Ｌ：洗浄アームの下向きの動きは、洗浄アームが容器の下端に到達するまで続く。洗浄アームは、洗浄アームが完全に水平な位置に達するまで（つまり、洗浄アームが水平に向けられるまで）さらに前方に傾斜する。図１０Ｍ：回転可能なヘッドは、第１洗浄ノズルのグループが容器内部の底部後部コーナーに完全に噴霧できるように、約９０°の角度にわたって回転する。図１０Ｎ：洗浄サイクルは、容器洗浄アームが上向きに動くことで継続し、一方、洗浄アームは、後方に傾く動きで始まる。洗浄ノズルの第３と第５グループは噴霧を停止し、第１洗浄ノズルのグループは容器内部の底面に噴霧する。図１０Ｏ：洗浄アームの後方傾斜運動は、回転可能なヘッドが容器の前端に到達するまで続く。図１０Ｐ：洗浄アームが容器内部から完全に引き抜かれ、すべての洗浄ノズルが噴霧を停止する。洗浄サイクルは、洗浄アームが直立位置にあり（即ち、洗浄アームが垂直に向けられている）、回転可能なヘッドが本体の下に配置された状態で終了する。

Claims (10)

1. 本体（１００）及び容器内面（９１０）を洗浄するための回転可能なヘッド（２００）を備える容器洗浄アーム（１０）であって、ここで、
   前記本体（１００）が、電動駆動と係合するように構成された近位端と、前記回転可能なヘッド（２００）に回転可能に結合された遠位端とを有し、
   前記回転可能なヘッド（２００）が、好ましくは一列に配置された第１洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループ（６１２）と、前記第１洗浄ノズルのグループ（６１２）に隣接して配置された第１エアナイフ乾燥機（５１２）とを備え、
   前記洗浄アーム（１０）が、
   洗剤を洗浄ノズルに運ぶための流体導管、及び乾燥空気を前記エアナイフ乾燥機に送るための空気導管、（ここで、前記流体及び空気導管が、前記容器洗浄アーム（１００）内に少なくとも部分的に、好ましくは完全に配置される。）、及び
   前記第１洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループ（６１２）に分配される洗剤を貯蔵するための流体コレクター（４６０）（ここで、該流体コレクター（４６０）が、洗剤を受け入れるための入口と、洗剤を前記第１洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループ（６１２）に送るように構成された制御可能な弁（４１２）を備えた少なくとも１つの出口とを有し、また、該流体コレクター（４６０）が、洗浄アーム（１０）内に少なくとも部分的に、好ましくは完全に配置されている。）
   をさらに備える、容器洗浄アーム（１０）。
2. 前記回転可能なヘッド（２００）が、好ましくは一列に配置された第２洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループ（６２２）と、第２洗浄ノズルのグループ（６２２）に隣接して設けられ第２エアナイフ乾燥機（５２２）とを備える（ここで、前記第１洗浄ノズルのグループ（６１２）は、第１洗浄ノズルのグループ（６１２）によって洗浄された第１表面が、第２洗浄ノズルのグループ（６２２）によって洗浄された第２表面と重ならないように、第２洗浄ノズルのグループ（６２２）に対してある角度で配置される。）、請求項１に記載の洗浄アーム。
3. 前記第１洗浄ノズルのグループ（６１２）と第２洗浄ノズルのグループ（６２２）との間の角度が、少なくとも２５°から最大１５５°、好ましくは５５°から１２５°、より好ましくは７０°から１１０°、さらにより好ましくは８０°から１００°であり、及び/または
   前記第１エアナイフ乾燥機（５１２）と第２ナイフ乾燥機（５２２）との間の角度が、少なくとも２５°から最大１５５°、好ましくは５５°から１２５°、より好ましくは７０°から１１０°、さらにより好ましくは８０°から１００°である、請求項２に記載の洗浄アーム。
4. 前記本体（１００）が、好ましくは該本体の反対側（１００）上に設けられ、及び／または該本体（１００）の長手方向に沿って一列に配置された第３洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループ（６３１）、及び好ましくは該本体（１００）の反対側の側壁上に設けられた第３（５３１）及び第４（５４１）エアナイフ乾燥機を備える、請求項２または３に記載の洗浄アーム。
5. 前記本体（１００）が、該本体（１００）の遠位端の少なくとも１つの角の近くに設けられた第４洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループ（６４１）を備える、請求項４に記載の洗浄アーム。
6. 容器ドアの内面（９２０）を洗浄するための本質的Ｌ字型延長部をさらに備える、請求項１から５のいずれか１項に記載の洗浄アームであって、
   前記Ｌ字型延長部が、前記本体（１００）に取り付け可能な近位端と遠位端を有する細長い本体（３００）を備え、そして、
   前記細長い本体が、好ましくは該細長い本体（３００）の長手方向に沿って一列に配置された第５洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループ（６５３）と、好ましくは該細長い本体（３００）の側壁に設けられた第５エアナイフ乾燥機（５５３）とを備える、洗浄アーム。
7. 前記細長い本体の遠位端（３００）が、容器ドア内部の上面及び側面（９２５）を洗浄するための本質的Ｙ字型延長部を形成し、離れて配置された第１側面部材（３１０）及び第２側面部材（３２０）の２つの側面部材に設けられる、請求項６に記載の洗浄アームであって、
   該第１側面部材（３１０）は、好ましくは前記側面部材（３１０）の末端部分の近くに設けられる第６洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループ（６６３）、及び好ましくは該第１側面部材（３１０）の側壁に設けられる第６エアナイフ乾燥機（５６３）を備え、及び
   該第２側面部材（３２０）は、好ましくは前記第２側面部材（３２０）の側壁に設けられた第７エアナイフ乾燥機（５７３）を備える、洗浄アーム。
8. 前記流体コレクター（４６０）の少なくとも１つの出口が、次のリストからの洗浄ノズルまたは洗浄ノズルグループに選択的に洗剤を送るように構成された制御可能なバルブ（４１２、４２１、４３１、４４１）に設けられた少なくとも１つの出口を備える、請求項１から７のいずれか１項に記載の洗浄アーム；
   第１洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループ（６１２）、第２洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループ（６２２）、第３洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループ（６３１）、第４洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループ（６４１）、第５洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループ（６５３）、及び／または第６洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループ（６６３）。
9. 第６エアナイフ乾燥機（５６３）と第７エアナイフ乾燥機（５７３）との間で空気流を選択的に切り替えるように構成された切り替え弁を備える、請求項７または８に記載の洗浄アームであって、前記切り替え弁が、洗剤を第６洗浄ノズルまたは洗浄ノズルのグループ（６６３）に選択的に送るように構成された制御可能な弁に動作可能に接続され、その結果、該第６洗浄ノズル（６６３）への洗剤の流れは、前記第６エアナイフ乾燥機（５６３）への空気流を可能にし、第７エアナイフ乾燥機（５７３）への空気流を遮断する、洗浄アーム。
10. 請求項１から９のいずれか１項に記載の洗浄アーム（１０）、
    前記洗浄アーム（１０）と係合し、該洗浄アーム（１０）の動きを駆動するために構成された電動駆動、
    洗剤を前記洗浄アーム（１０）に供給するための給水源、及び
    好ましくは送風機（７００）を備え、乾燥空気を前記洗浄アーム（１０）に供給するための空気供給源
    を備える、容器を洗浄するための容器洗浄設備（８００）。

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