JP2021088634A - 基板の接着方法 - Google Patents

基板の接着方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2021088634A
JP2021088634A JP2019218546A JP2019218546A JP2021088634A JP 2021088634 A JP2021088634 A JP 2021088634A JP 2019218546 A JP2019218546 A JP 2019218546A JP 2019218546 A JP2019218546 A JP 2019218546A JP 2021088634 A JP2021088634 A JP 2021088634A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
platinum complex
group
silicone rubber
liquid silicone
ultraviolet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019218546A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7220138B2 (ja
Inventor
以気代 堀江
Ikiyo Horie
以気代 堀江
山川 直樹
Naoki Yamakawa
直樹 山川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP2019218546A priority Critical patent/JP7220138B2/ja
Publication of JP2021088634A publication Critical patent/JP2021088634A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7220138B2 publication Critical patent/JP7220138B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

【課題】紫外線付加硬化型液状シリコーンゴム接着剤を用いて、ガラスパネルと画像表示装置部材とを接着する際に、画像表示装置部材からの硬化阻害を受けない基板の接着方法を提供する。【解決手段】紫外線付加硬化型液状シリコーンゴム接着剤を用いる対向する一対のガラスパネルと画像表示装置部材との接着方法であって、前記紫外線付加硬化型液状シリコーンゴム接着剤は、光活性型ヒドロシリル化反応触媒を含み、前記紫外線付加硬化型液状シリコーンゴム接着剤を前記ガラスパネルに塗布し接着層を形成する工程と、前記接着層に紫外線を照射して前記光活性型ヒドロシリル化反応触媒を活性化させる工程と、紫外線照射後の前記接着層を介して前記画像表示装置部材を積層させる貼り合わせ工程とを含むことを特徴とする接着方法。【選択図】図1

Description

本発明は、基板の接着方法に関し、特に、紫外線付加硬化型液状シリコーンゴム接着剤を用いた複層基板の接着方法に関する。
画像表示装置の液晶モジュール(LCM)やフレキシブルプリント配線板(FPC)などの基板に対して、タッチパネルやカバーガラス、カバーフィルムなどのもう一枚の基板を貼り合わせる際に使用する接着剤としてアクリル系樹脂や、ウレタン系樹脂、さらにはシリコーン系の接着剤が使用されている。このような硬化型の接着剤で貼り合わせることにより、隙間がなくなり、表示認識性や耐久性が向上し、太陽光などの映り込みが抑制される。現在、これら貼り合わせ材料にはアクリル系等の樹脂が使用されているが、近年、特に、光学的に高透明で、かつ耐光性、耐熱性に優れ、さらには低弾性率であるシリコーンゴム接着剤が注目されている。
タッチパネルデバイスには支持体由来の遮光部が存在しており、遮光部下に塗布された接着剤の硬化不良が問題となるケースがある。この課題を解決する方法として、付加硬化形態の画像表示装置用接着剤、特に付加反応のトリガーを加熱でなく、紫外線照射とする付加硬化型材料の開発が活発化している(特許文献1、2)。
しかし、紫外線付加硬化型材料は、貼り合わせる画像表示装置部材、特に、偏光板、タッチパネル、ディスプレイパネル等について、紫外線照射により付加硬化反応の硬化阻害が発生する場合があり、硬化の遅れ、若しくは材料が硬化しなくなるといった現象がみられている。
特開2014−169412号公報 特開2015−110752号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、ガラスパネルと画像表示装置部材とを紫外線付加硬化型液状シリコーンゴム接着剤を用いて接着する際に、画像表示装置部材により引き起こされる硬化阻害を抑制し、接着性が良好な複層基板を与える、基板の接着方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明では、紫外線付加硬化型液状シリコーンゴム接着剤を用いる対向する一対のガラスパネルと画像表示装置部材との接着方法であって、
前記紫外線付加硬化型液状シリコーンゴム接着剤は、光活性型ヒドロシリル化反応触媒を含み、
前記紫外線付加硬化型液状シリコーンゴム接着剤を前記ガラスパネルに塗布し接着層を形成する工程と、前記接着層に紫外線を照射して前記光活性型ヒドロシリル化反応触媒を活性化させる工程と、紫外線照射後の前記接着層を介して前記画像表示装置部材を積層させる貼り合わせ工程とを含むことを特徴とする接着方法を提供する。
上記接着方法によれば、ガラスパネルへ紫外線付加硬化型液状シリコーンゴム接着剤を塗布し、予め紫外線照射を行って付加反応が開始した後に、紫外線照射により付加硬化反応の硬化阻害が生じ得る画像表示装置部材と貼り合わせることで、画像表示装置部材からの硬化阻害を抑制し、基板との接着性を改善することができる。
この場合、前記紫外線付加硬化型液状シリコーンゴム接着剤として、
(A)25℃における粘度が50〜1,000,000mPa・sであり、1分子中に少なくとも2つのアルケニル基を含有するオルガノポリシロキサン、
(B)ケイ素原子に直結した水素原子(Si−H基)を分子鎖の両側の末端のみに有する直鎖状オルガノハイドロジェンポリシロキサン、又は、1分子中に少なくとも2つのSi−H基を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンとSi−H基を分子鎖の片側の末端のみ及び/又は両側の末端のみに有する直鎖状オルガノハイドロジェンポリシロキサンの混合物であるオルガノハイドロジェンポリシロキサン:組成物中の[Si−H基の個数]/[アルケニル基の個数]=0.5〜2.5を満たす量、
及び、
(C)下記の群から選ばれる1種以上の光活性型ヒドロシリル化反応触媒
(1,5−シクロオクタジエニル)ジフェニル白金錯体、(1,5−シクロオクタジエニル)ジプロピル白金錯体、(2,5−ノルボラジエン)ジメチル白金錯体、(2,5−ノルボラジエン)ジフェニル白金錯体、(シクロペンタジエニル)ジメチル白金錯体、(メチルシクロペンタジエニル)ジエチル白金錯体、(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)ジフェニル白金錯体、(メチルシクロオクタ−1,5−ジエニル)ジエチル白金錯体、(シクロペンタジエニル)トリメチル白金錯体、(シクロペンタジエニル)エチルジメチル白金錯体、(シクロペンタジエニル)アセチルジメチル白金錯体、(メチルシクロペンタジエニル)トリメチル白金錯体、(メチルシクロペンタジエニル)トリヘキシル白金錯体、(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)トリメチル白金錯体、(ジメチルフェニルシリルシクロペンタジエニル)トリフェニル白金錯体、(シクロペンタジエニル)ジメチルトリメチルシリルメチル白金錯体、及びビス(β−ジケトナト)白金錯体:(A)及び(B)の合計質量に対して、白金の質量として0.1〜1,000ppmとなる量、
を含み、
25℃における粘度が10〜200,000mPa・sであるものを用いることが好ましい。
上記紫外線付加硬化型液状シリコーンゴム接着剤を用いると、100℃以下の温和な温度条件において数分から数十分で硬化が可能であり、機械特性、光学特性が良好な硬化物を得ることできる。特に室温においても数分〜数時間の短時間で硬化を行うことができ、耐熱試験後も硬度変化が少なく低硬度を保ち、画像表示装置への応力を抑えることができる。
さらに、(B)が、エポキシ基、アクリロキシ基、メタクリロキシ基、アルコキシシリル基またはビスフェノール骨格を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンを含むことが好ましい。
かかる(B)成分を用いると接着性に優れるため好ましい。
本発明の接着方法は、上記画像表示装置部材における上記ガラスパネルとの貼り合わせ面を、偏光板、タッチパネル、又は、ディスプレイパネルとする場合に特に好適である。
以上のように、本発明の接着方法であれば、画像表示装置部材により引き起こされる硬化阻害を抑制し、接着性が良好な複層基板を提供することができる。
本発明の実施例における平面引張り接着強度試験の概略図である。
上述のように、画像表示装置部材により引き起こされる硬化阻害を抑制し、接着性が良好な複層基板を与える接着方法の開発が求められていた。
本発明者らは、上記課題について鋭意検討を重ねた結果、ガラスパネルへ紫外線付加硬化型液状シリコーンゴム接着剤を塗布し、予め紫外線照射を行って付加反応が開始した後に、紫外線照射により付加硬化反応の硬化阻害が生じ得る画像表示装置部材と貼り合わせることで、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は、紫外線付加硬化型液状シリコーンゴム接着剤を用いる対向する一対のガラスパネルと画像表示装置部材との接着方法であって、前記紫外線付加硬化型液状シリコーンゴム接着剤は、光活性型ヒドロシリル化反応触媒を含み、前記紫外線付加硬化型液状シリコーンゴム接着剤を前記ガラスパネルに塗布し接着層を形成する工程と、前記接着層に紫外線を照射して前記光活性型ヒドロシリル化反応触媒を活性化させる工程と、紫外線照射後の前記接着層を介して前記画像表示装置部材を積層させる貼り合わせ工程とを含むことを特徴とする接着方法である。
以下、本発明について詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
本発明は、(i)光活性型ヒドロシリル化反応触媒を含む紫外線付加硬化型液状シリコーンゴム接着剤をガラスパネルに塗布し接着層を形成する工程と、(ii)前記接着層に紫外線を照射して前記光活性型ヒドロシリル化反応触媒を活性化させる工程と、(iii)紫外線照射後の前記接着層を介して前記画像表示装置部材を積層させる貼り合わせ工程とを含む接着方法である。また、必要に応じて、上記(i)〜(iii)工程に加えて、前処理工程、硬化工程等を更に含むことができる。
偏光板、液晶モジュール等の画像表示装置部材に紫外線が照射された際、画像表示装置部材の保護コーティング等に由来するベンジルアクリレート、ベンジルアルデヒド等の物質が発生する場合がある。これらの物質によって白金触媒を使用した付加反応における硬化阻害が発生すると考えられる。本発明の接着方法によれば、ガラスパネルへ紫外線付加硬化型液状シリコーンゴム接着剤を塗布し、予め紫外線照射を行って付加反応が開始した後に、画像表示装置部材と貼り合わせることで、上記のような硬化阻害物質の発生を回避し、良好な接着性を得ることができる。
[紫外線付加硬化型液状シリコーンゴム接着剤]
本発明で用いる紫外線付加硬化型液状シリコーンゴム接着剤として、
(A)25℃における粘度が50〜1,000,000mPa・sであり、1分子中に少なくとも2つのアルケニル基を含有するオルガノポリシロキサン、(B)Si−H基を分子鎖の両側の末端のみに有する直鎖状オルガノハイドロジェンポリシロキサン、又は、1分子中に少なくとも2つのSi−H基を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンとSi−H基を分子鎖の片側の末端のみ及び/又は両側の末端のみに有する直鎖状オルガノハイドロジェンポリシロキサンの混合物、及び、(C)環状ジエン化合物等を配位子に持つ白金錯体から選ばれる光活性型触媒を含み、25℃における粘度が10〜200,000mPa・sである紫外線付加硬化型ポリシロキサン組成物を用いることが好ましい。なお、以下の説明において、粘度は25℃における回転粘度計による測定値である。
[(A)成分]
(A)成分のオルガノポリシロキサンは、1分子中に少なくとも2個、好ましくは2〜6個のケイ素原子に結合したアルケニル基(以下、「ケイ素原子結合アルケニル基」という)を含有するものである。
前記ケイ素原子結合アルケニル基は、炭素原子数が、好ましくは、2〜8、より好ましくは2〜4のものである。その具体例としては、ビニル基、アリル基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基、ヘプテニル基等が挙げられ、特に好ましくはビニル基である。
上述したアルケニル基以外のケイ素原子に結合している有機基としては、非置換又は置換の炭素原子数1〜10の脂肪族不飽和結合を有しない1価炭化水素基が挙げられ、具体的には、直鎖状アルキル基、分岐鎖状アルキル基、環状アルキル基、アリール基、アラルキル基、ハロゲン化アルキル基等が例示される。直鎖状アルキル基の好ましい例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基等の炭素原子数1〜10のものが挙げられ、より好ましくは炭素原子数1〜6のものである。分岐鎖状アルキル基の好ましい例としては、イソプロピル基、イソブチル基、tert−ブチル基、2−エチルヘキシル基等の炭素原子数1〜10のものが挙げられ、より好ましくは1〜6のものである。環状アルキル基の好ましい例としては、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等の炭素原子数3〜10のものが挙げられる。アリール基の好ましい例としては、フェニル基、トリル基等の炭素原子数6〜10のものが挙げられる。アラルキル基の好ましい例としては、2−フェニルエチル基、2−メチル−2−フェニルエチル基等の炭素原子数7〜10のものが挙げられる。ハロゲン化アルキル基の好ましい例としては、3,3,3−トリフルオロプロピル基、2−(ノナフルオロブチル)エチル基、2−(ヘプタデカフルオロオクチル)エチル基等の炭素原子数1〜10のものが挙げられ、より好ましくは1〜6のものである。
これらの中でも、好ましくは直鎖状アルキル基、アリール基であり、より好ましくは炭素原子数1〜6の直鎖状アルキル基、アリール基であり、特に好ましくはメチル基、フェニル基である。
(A)成分の25℃における粘度は、50〜1,000,000mPa・sの範囲内であることが好ましく、より好ましくは1,000〜100,000mPa・sの範囲内である。前記粘度がこの範囲内であると、本組成物の取扱作業性を確保し易く、本組成物の硬化物が良好な物性を確保し易い。
(A)成分の分子構造は特に限定されず、例えば、直鎖状、分岐鎖状、一部分岐を有する直鎖状、樹枝状(デンドリマー状)が挙げられ、好ましくは直鎖状、一部分岐を有する直鎖状である。(A)成分は、これらの分子構造を有する単一の重合体、これらの分子構造を有する共重合体、又はこれらの重合体の2種以上の混合物であってもよい。
(A)成分としては、例えば、分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン、分子鎖両末端メチルフェニルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン、分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体、分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重合体、分子鎖両末端シラノール基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重合体、分子鎖両末端シラノール基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重合体、分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖メチル(3,3,3−トリフルオロプロピル)ポリシロキサン、式:(CHSiO1/2で表されるシロキサン単位と式:(CH(CH=CH)SiO1/2で表されるシロキサン単位と式:CHSiO3/2で表されるシロキサン単位と式:(CHSiO2/2で表されるシロキサン単位とからなるオルガノシロキサン共重合体等が挙げられる。
なお、このオルガノポリシロキサン(A)は、基本的にシロキサン骨格からなり、アルコキシ基は含まないものである。
(A)成分のオルガノポリシロキサンは、一種単独で用いても二種以上を併用してもよい。
[(B)成分]
(B)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、(A)成分と付加硬化反応する成分である。このオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、ケイ素原子に直結した水素原子(Si−H基)を分子鎖の両側の末端のみに有する直鎖状オルガノハイドロジェンポリシロキサン、又は、1分子中に少なくとも2つのSi−H基を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンとSi−H基を分子鎖の片側の末端のみ及び/又は両側の末端のみに有する直鎖状オルガノハイドロジェンポリシロキサンの混合物であるオルガノハイドロジェンポリシロキサンである。前記オルガノハイドロジェンポリシロキサンは、1分子中に少なくとも2つのケイ素原子に直結した水素原子(Si−H基)を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンを含み、かつ、Si−H基を分子鎖の片側の末端のみ又は両側の末端のみに有する直鎖状オルガノハイドロジェンポリシロキサンを含んでよい。
(B)成分中の水素原子以外のケイ素原子に結合している基としては、非置換または置換の炭素原子数1〜10の脂肪族不飽和結合を有しない1価炭化水素基、炭素原子または酸素原子を介してケイ素原子に結合したエポキシ基(例えば、γ−グリシドキシプロピル基、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチル基等)や、アクリロキシ基(例えば、γ−アクリロキシプロピル基等)もしくはメタクリロキシ基(例えば、γ−メタクリロキシプロピル基等);アルコキシシリル基(例えば、エステル構造、ウレタン構造、エーテル構造を1〜2個含有してもよいアルキレン基を介してケイ素原子に結合したトリメトキシシリル基、トリエトキシシリル基、メチルジメトキシシリル基等のアルコキシシリル基等)、ビスフェノール骨格を有する連結基等が挙げられる。
非置換または置換の炭素原子数1〜10の脂肪族不飽和結合を除く1価炭化水素基としては、直鎖状アルキル基、分岐鎖状アルキル基、環状アルキル基、アリール基、アラルキル基、ハロゲン化アルキル基が例示される。好ましく炭素原子数1〜6の直鎖状アルキル基、アリール基であり、特に好ましくはメチル基、フェニル基である。
1分子中に少なくとも2つのSi−H基を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンとしては、直鎖状、分岐鎖状、環状、樹枝状(デンドリマー状)等の構造を有するものが挙げられ、エポキシ基、アクリロキシ基、メタクリロキシ基、アルコキシシリル基またはビスフェノール骨格を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンが接着性に優れるため好ましい。このようなオルガノハイドロジェンポリシロキサンの具体例としては、下記式で示されるものが挙げられる。
Figure 2021088634
(式中、各シロキサン単位の配列は任意であってよい。)
Figure 2021088634
Si−H基を分子鎖の片側の末端のみ又は両側の末端のみに有する直鎖状オルガノハイドロジェンポリシロキサンの具体例としては、分子鎖両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン、分子鎖両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体、分子鎖両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖メチルフェニルポリシロキサン、分子鎖片末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン、分子鎖片末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体、分子鎖片末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖メチルフェニルポリシロキサン等が挙げられる。
(B)成分は二種以上を併用してもよく、一種単独で用いてもよい。Si−H基を分子鎖の両側の末端のみに有する直鎖状オルガノハイドロジェンポリシロキサンは、1分子中に少なくとも2つのSi−H基を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンでもあり、単独で用いることができる。
(B)成分の25℃における粘度は特に限定されないが、好ましくは1〜200mPa・sの範囲内である。前記粘度がこの範囲内であると、本組成物の取扱作業性が確保しやすく、本組成物の硬化物の良好な物性を確保しやすい。なお、この粘度は、回転粘度計による測定値である。
(A)成分に対する(B)成分の配合比は、[Si−H基の個数]/[アルケニル基の個数]=0.5〜2.5を満たす比率が好ましい。該比率がこのような範囲であると、組成物の硬化性に優れ、得られる硬化物の硬度が適正なものとなり部材にストレスを与え難い。
[(C)成分]
(C)成分は、光活性型ヒドロシリル化反応触媒であり、紫外線を照射して活性化すると、(A)成分中のケイ素原子結合アルケニル基と(B)成分中のケイ素原子結合水素原子とのヒドロシリル化反応を促進する触媒作用を有する。
本発明において、(C)成分は、上記触媒として活性を有するものであれば特に限定されないが、環状ジエン化合物を配位子に持つ白金錯体が好ましく、(1,5−シクロオクタジエニル)ジフェニル白金錯体、(1,5−シクロオクタジエニル)ジプロピル白金錯体、(2,5−ノルボラジエン)ジメチル白金錯体、(2,5−ノルボラジエン)ジフェニル白金錯体、(シクロペンタジエニル)ジメチル白金錯体、(メチルシクロペンタジエニル)ジエチル白金錯体、(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)ジフェニル白金錯体、(メチルシクロオクタ−1,5−ジエニル)ジエチル白金錯体、(シクロペンタジエニル)トリメチル白金錯体、(シクロペンタジエニル)エチルジメチル白金錯体、(シクロペンタジエニル)アセチルジメチル白金錯体、(メチルシクロペンタジエニル)トリメチル白金錯体、(メチルシクロペンタジエニル)トリヘキシル白金錯体、(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)トリメチル白金錯体、(ジメチルフェニルシリルシクロペンタジエニル)トリフェニル白金錯体、(シクロペンタジエニル)ジメチルトリメチルシリルメチル白金錯体及びビス(β−ジケトナト)白金錯体から選ばれる1種以上の光活性型ヒドロシリル化反応触媒であることが好ましい。
(C)成分の含有量は、組成物の硬化性および保存性の点から、(A)成分及び(B)成分の合計質量に対して、白金金属質量として好ましくは0.1〜1,000ppmとなる量、より好ましくは5〜500ppmとなる量で用いられる。
[その他の成分]
本発明の組成物には、上記(A)〜(C)成分以外にも、本発明の目的に応じて他の成分を配合してもよい。他の成分としては、例えば、反応制御剤、接着助剤、無機充填剤等が挙げられ、これらは一種単独で用いても二種以上を併用しても良い。
反応制御剤は、上記(C)成分の光活性型白金錯体硬化触媒に対して硬化反応の反応速度を調節し、組成物の保存性を更に向上させる作用を有する化合物であれば特に限定されない。従来公知のものを用いることもでき、アセチレン化合物、各種窒素化合物、有機リン化合物等が利用できる。具体的には、1−エチニル−1−シクロヘキサノール、3−ブチン−1−オール、ジメチルビス(1,1−ジメチル−2−プロピニルオキシ)シラン等のアセチレン化合物、トリアリルイソシアヌレート及びトリアリルイソシアヌレート誘導体等の各種窒素化合物、トリフェニルホスフィン等の有機リン化合物等が例示できる。
反応制御剤の配合量は、反応制御剤の有する硬化反応の反応速度を調節する作用の度合が化学構造により異なる為、使用する反応制御剤ごとの最適な量に調整することが好ましい。最適な量の反応制御剤を配合することにより、作業性や生産性を向上させることができる。
接着助剤として、オルガノシロキサン骨格を含まない有機化合物を添加することも可能である。一例として、アリルグリシジルエーテル、安息香酸アリル、ビスフェノールAジアリルエーテル、KAYARAD R−604(日本化薬(株))等が挙げられる。
無機充填剤としては、例えば、結晶性シリカ、中空フィラー、シルセスキオキサン、ヒュームド二酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、炭酸亜鉛、ガラス繊維等の無機充填剤;これらをオルガノアルコキシシラン化合物、オルガノクロロシラン化合物、オルガノシラザン化合物、低分子量シロキサン化合物等の有機ケイ素化合物により表面疎水化処理した無機充填剤;シリコーンゴムパウダー;シリコーンレジンパウダー等が挙げられる。
無機充填剤の配合は、得られるシリコーン硬化物の力学特性の向上に寄与する一方、紫外線の透過を妨げ硬化性を低下させる可能性があるため、目的に応じ最適な量に調整することが好ましい。
本発明の紫外線付加硬化型液状シリコーンゴム接着剤の25℃における粘度が10〜200,000mPa・sであり、好ましくは10〜120,000mPa・sであり、より好ましくは1,000〜50,000mPa・sである。粘度が上記範囲内であれば、組成物が流れ広がりすぎて基材上に一定の膜厚でとどまるのが困難になることがなく、また装置での塗布も容易になる。
更に、本発明の紫外線付加硬化型液状シリコーンゴム接着剤は有機溶剤を配合することなく好適に用いることができるものであるが、該組成物を各種基材にコーティングする際、コーティング装置等の条件により、トルエン、キシレン等の有機溶剤で該組成物を任意の濃度に希釈してもよい。
本発明の紫外線付加硬化型液状シリコーンゴム接着剤は、原理的に、プライマー処理、プラズマ処理、エキシマ光処理などの周知の過程で追加される前処理工程によって活性化された基材の貼り合わせ等にも用いることができる。
本発明の紫外線付加硬化型液状シリコーンゴム接着剤の硬化方法の例としては、上記液状シリコーン組成物に紫外線を照射後、40℃以下で硬化させる、あるいは、上記液状シリコーン組成物に紫外線を照射後、100℃以下、30分以内で硬化させる方法が挙げられる。
本発明の紫外線付加硬化型液状シリコーンゴム接着剤を硬化させるのに有用な紫外線源としては、種々の紫外線波長帯域において紫外線エネルギーを発出するように設計された通常の水銀蒸気ランプや、メタルハライドランプ、発光ダイオード(LED)素子が挙げられる。例えば、有用な紫外線波長範囲は、220〜400nmであり、より好ましくは320〜375nmである。また、硬化に有用な紫外線照射量は、硬化に充分な照射量であれば特に制限されないが、好ましくは1,000〜10,000mJ/cmであり、より好ましくは1,500〜7,500mJ/cmである。
紫外線照射後、貼り合わせを行うまでの時間は特に制限されないが、紫外線付加硬化型液状シリコーンゴム接着剤が増粘・ゲル化するまでに行うことが好ましい。
本発明の接着方法は、画像表示装置において好適に使用することができ、特に、偏光板、タッチパネル、又は、ディスプレイパネルとガラスパネル(カバーガラス等)との接着方法として好ましい。
以下、実施例及び比較例を用いて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
[合成例1]
25℃における粘度が5,000mPa・sである分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン100gと、粘度が20mPa・sの分子鎖両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサンと下記式で表される化合物0.84gと(メチルシクロペンタジエニル)トリメチル白金錯体の0.5質量%[分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン(粘度600mPa・s)]溶液0.33gと、ジメチルビス(1,1−ジメチル−2−プロピニルオキシ)シラン0.11gを混合し、紫外線付加硬化型液状シリコーンゴム接着剤1を調製した。
Figure 2021088634
(式中、各シロキサン単位の配列は不定である。)
[実施例1、比較例1]
図1に示すように、合成例1で得られた紫外線付加硬化型液状シリコーンゴム接着剤を第一基板1に塗布し、波長365nmのLEDランプを用い、材料表面における紫外線照度100mW/cmおよび積算光量3,000mJ/cmの条件で紫外線を照射し接着層3を形成した。紫外線照射後、接着面積が25mm×20mm、接着層3の厚みが230μmとなるように第二基板2を貼り合わせ、23℃で24時間静置した。クロス状に貼り合わせた第一基板1および第二基板2を、接着面と垂直になるよう荷重をかけ、剥離させた時の平面引張り接着強度と凝集破壊率(接着面積全体に占める凝集破壊面積の割合)をJIS K 6249に準拠して測定した。結果を表1に示す。なお、第一基板および第二基板は下記に示すものを用いた。
ガラス:25mm×80mm、厚さ5mmのガラス板
偏光板:日東電工(株)製NPF−CWQ1463VCUを支持体(上記ガラス板)に貼り付けたもの
Figure 2021088634
表1の結果より、実施例1では紫外線付加硬化型液状シリコーンゴム接着剤の硬化が進行し、平面引張り接着強度が良好であった。一方、第一基板として偏光板を用いた比較例1では、紫外線付加硬化型液状シリコーンゴム接着剤の硬化阻害が発生し、基板同士を貼り合わせることができなかった。
以上より、本発明の接着方法であれば、紫外線付加硬化における画像表示装置部材由来の硬化阻害を抑制できることが確認された。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
1…第一基板、 2…第二基板、 3…接着層。

Claims (4)

  1. 紫外線付加硬化型液状シリコーンゴム接着剤を用いる対向する一対のガラスパネルと画像表示装置部材との接着方法であって、
    前記紫外線付加硬化型液状シリコーンゴム接着剤は、光活性型ヒドロシリル化反応触媒を含み、
    前記紫外線付加硬化型液状シリコーンゴム接着剤を前記ガラスパネルに塗布し接着層を形成する工程と、前記接着層に紫外線を照射して前記光活性型ヒドロシリル化反応触媒を活性化させる工程と、紫外線照射後の前記接着層を介して前記画像表示装置部材を積層させる貼り合わせ工程とを含むことを特徴とする接着方法。
  2. 前記紫外線付加硬化型液状シリコーンゴム接着剤として、
    (A)25℃における粘度が50〜1,000,000mPa・sであり、1分子中に少なくとも2つのアルケニル基を含有するオルガノポリシロキサン、
    (B)ケイ素原子に直結した水素原子(Si−H基)を分子鎖の両側の末端のみに有する直鎖状オルガノハイドロジェンポリシロキサン、又は、1分子中に少なくとも2つのSi−H基を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンとSi−H基を分子鎖の片側の末端のみ及び/又は両側の末端のみに有する直鎖状オルガノハイドロジェンポリシロキサンの混合物であるオルガノハイドロジェンポリシロキサン:組成物中の[Si−H基の個数]/[アルケニル基の個数]=0.5〜2.5を満たす量、
    及び、
    (C)下記の群から選ばれる1種以上の光活性型ヒドロシリル化反応触媒
    (1,5−シクロオクタジエニル)ジフェニル白金錯体、(1,5−シクロオクタジエニル)ジプロピル白金錯体、(2,5−ノルボラジエン)ジメチル白金錯体、(2,5−ノルボラジエン)ジフェニル白金錯体、(シクロペンタジエニル)ジメチル白金錯体、(メチルシクロペンタジエニル)ジエチル白金錯体、(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)ジフェニル白金錯体、(メチルシクロオクタ−1,5−ジエニル)ジエチル白金錯体、(シクロペンタジエニル)トリメチル白金錯体、(シクロペンタジエニル)エチルジメチル白金錯体、(シクロペンタジエニル)アセチルジメチル白金錯体、(メチルシクロペンタジエニル)トリメチル白金錯体、(メチルシクロペンタジエニル)トリヘキシル白金錯体、(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)トリメチル白金錯体、(ジメチルフェニルシリルシクロペンタジエニル)トリフェニル白金錯体、(シクロペンタジエニル)ジメチルトリメチルシリルメチル白金錯体、及びビス(β−ジケトナト)白金錯体:(A)及び(B)の合計質量に対して、白金の質量として0.1〜1,000ppmとなる量、
    を含み、
    25℃における粘度が10〜200,000mPa・sであるものを用いることを特徴とする請求項1に記載の接着方法。
  3. (B)が、エポキシ基、アクリロキシ基、メタクリロキシ基、アルコキシシリル基またはビスフェノール骨格を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンを含むことを特徴とする請求項2に記載の接着方法。
  4. 前記画像表示装置部材における前記ガラスパネルとの貼り合わせ面を、偏光板、タッチパネル、又は、ディスプレイパネルとすることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の接着方法。
JP2019218546A 2019-12-03 2019-12-03 基板の接着方法 Active JP7220138B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019218546A JP7220138B2 (ja) 2019-12-03 2019-12-03 基板の接着方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019218546A JP7220138B2 (ja) 2019-12-03 2019-12-03 基板の接着方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021088634A true JP2021088634A (ja) 2021-06-10
JP7220138B2 JP7220138B2 (ja) 2023-02-09

Family

ID=76219630

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019218546A Active JP7220138B2 (ja) 2019-12-03 2019-12-03 基板の接着方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7220138B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021195395A (ja) * 2020-06-10 2021-12-27 旭化成ワッカーシリコーン株式会社 付加型硬化性シリコーンの付加反応阻害防止方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018538423A (ja) * 2015-11-06 2018-12-27 ワッカー ケミー アクチエンゲゼルシャフトWacker Chemie AG 基材の積層方法及びそれによって製造された製品
CN109709693A (zh) * 2018-12-29 2019-05-03 东莞市贝特利新材料有限公司 显示屏全贴合方法及显示器
WO2019088066A1 (ja) * 2017-10-31 2019-05-09 ダウ・東レ株式会社 オルガノポリシロキサン組成物、並びにこれから作製される半硬化物および硬化物
JP2019210351A (ja) * 2018-06-01 2019-12-12 信越化学工業株式会社 画像表示装置用紫外線硬化型液状オルガノポリシロキサン組成物、その硬化方法、画像表示装置部材の貼合方法、及び画像表示装置
JP7111041B2 (ja) * 2019-03-25 2022-08-02 信越化学工業株式会社 積層体の製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018538423A (ja) * 2015-11-06 2018-12-27 ワッカー ケミー アクチエンゲゼルシャフトWacker Chemie AG 基材の積層方法及びそれによって製造された製品
WO2019088066A1 (ja) * 2017-10-31 2019-05-09 ダウ・東レ株式会社 オルガノポリシロキサン組成物、並びにこれから作製される半硬化物および硬化物
JP2019210351A (ja) * 2018-06-01 2019-12-12 信越化学工業株式会社 画像表示装置用紫外線硬化型液状オルガノポリシロキサン組成物、その硬化方法、画像表示装置部材の貼合方法、及び画像表示装置
CN109709693A (zh) * 2018-12-29 2019-05-03 东莞市贝特利新材料有限公司 显示屏全贴合方法及显示器
JP7111041B2 (ja) * 2019-03-25 2022-08-02 信越化学工業株式会社 積層体の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021195395A (ja) * 2020-06-10 2021-12-27 旭化成ワッカーシリコーン株式会社 付加型硬化性シリコーンの付加反応阻害防止方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP7220138B2 (ja) 2023-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5811117B2 (ja) 硬化性シリコーン組成物の硬化方法
WO2019230168A1 (ja) 画像表示装置用紫外線硬化型液状オルガノポリシロキサン組成物、その硬化方法、画像表示装置部材の貼合方法、及び画像表示装置
TWI458780B (zh) 提供高透明矽酮硬化物之硬化性矽酮組合物
JP5130995B2 (ja) 無溶剤型シリコーン粘着剤組成物
US7049375B2 (en) Addition curing silicone rubber composition and pressure-sensitive adhesive rubber sheet
KR101802736B1 (ko) 가교결합성 실리콘 조성물 및 그의 가교결합 생성물
KR20070104373A (ko) 실리콘 수지와 에폭시 수지의 결합된 복합물 및 이의제조방법
US12110426B2 (en) Ultraviolet ray-curable silicone adhesive agent composition, and method for producing laminate
CN110938309B (zh) 硅酮组合物
JPWO2019003995A1 (ja) ダイボンディング用硬化性シリコーン組成物
JPWO2019088067A1 (ja) オルガノポリシロキサン硬化物を製造する方法、オルガノポリシロキサン硬化物、積層体、および光学部品
KR20190051829A (ko) 기판의 접착 방법
JP7220138B2 (ja) 基板の接着方法
JP6828660B2 (ja) シリコーン接着剤組成物および接着方法
JP2019014800A (ja) 硬化性ポリオルガノシロキサン組成物
TWI816893B (zh) 紫外線硬化型聚矽氧黏著劑組成物及層合體之製造方法
TW202100367A (zh) 層合體的製造方法
JP2003238809A (ja) 放射線硬化性シリコーンゴム組成物および接着性シリコーンエラストマーフィルム
JP2024033609A (ja) 画像表示装置用紫外線硬化型液状シリコーン組成物、画像表示装置部材の貼合方法、及び画像表示装置
JP7003479B2 (ja) 基材付き粘着テープ
JP7536416B2 (ja) 光学用途紫外線活性型液状シリコーン組成物
WO2024123606A1 (en) Uv curable silicone composition
WO2023195390A1 (ja) シリコーン粘着剤組成物、粘着テープおよび粘着フィルム
JPH08151525A (ja) 硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP2012086997A (ja) 耐レーザー性に優れた複合材料

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221101

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7220138

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150