JP2021088199A - 駐車支援装置 - Google Patents

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広治 高橋
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Masato Imai
正人 今井
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Taketo Ogata
健人 緒方
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Abstract

【課題】撮像装置の解像度が低い場合や車両が駐車空間から離れている場合等においては、駐車空間の位置を正確に認識することができず、認識した駐車空間と実際の駐車位置とにずれが生じる。【解決手段】図7に示すように、車両400は概ね暫定目標駐車位置が設定された間口中央点404の前方を通過する。サイドカメラ705の位置と駐車枠線605の間口中央点の距離が最短になった地点の近傍でサイドカメラ705によって駐車空間を撮像する。そして、撮像したデータから駐車空間を再度認識して再度算出した駐車位置を1次目標駐車位置として記憶する。【選択図】 図7

Description

本発明は、駐車支援装置に関する。
交通事故の防止や渋滞時など運転者の運転負荷を軽減するための運転支援システムが開発されている。運転支援システムの一つとして駐車支援装置がある。駐車支援装置は、アクセル、ブレーキ、ステアリング操作の一部あるいは全てを自動で行い、車両を目標の駐車空間に誘導制御して駐車させるものである。
従来から、カメラなどの撮像装置を使用して駐車枠線や駐車車両の間にある駐車空間を認識し、認識した駐車空間の位置を目標として駐車経路を算出して、算出した駐車経路に沿って車両を移動させる技術が記載されている。たとえば、特許文献1には、車両の移動履歴から目標駐車位置を特定し、撮像データから目標駐車位置に限定して駐車枠線を取り込み、自動駐車時の位置精度の向上を図っている。
特開2006−175918号公報
特許文献1の駐車補助装置では、車両の移動履歴を用いて駐車精度の向上を図っている。しかし、車両の移動履歴を用いるため、移動履歴がない駐車空間に対する駐車精度の向上を望むことはできない。また、特許文献1には、次の課題についての言及がない。すなわち、撮像装置の解像度が低い場合や車両が駐車空間から離れている場合等においても、駐車空間の位置を正確に認識することができ、認識した駐車空間と実際の駐車位置とにずれが生じることがないようにする課題である。
本発明による駐車支援装置は、車両の外界を検出して駐車空間位置を認識する認識部と、前記車両の位置から前記認識部で認識した前記駐車空間位置への駐車経路を設定する経路設定部と、前記車両が前記駐車経路に沿って前記駐車空間位置の近傍を通過する際に、前記車両が前記駐車空間位置に接近したことを検出する接近検出部と、を備え、前記認識部は、駐車開始位置で認識した前記駐車空間位置を第1目標駐車位置として認識し、前記接近検出部により前記車両が前記駐車空間位置に接近したときに認識した前記駐車空間位置を第2目標駐車位置として再認識し、前記経路設定部は、前記駐車開始位置から前記第1目標駐車位置までの第1駐車経路を設定した後、前記認識部が前記第2目標駐車位置を認識したときは、前記駐車経路として、そのときの前記車両の位置から前記第2目標駐車位置までの第2駐車経路を再設定する。
本発明によれば、駐車空間の位置を正確に認識することができ、認識した駐車空間と実際の駐車位置とのずれを最小限に抑えることができる。
車両の上面図である。 車両に搭載された駐車支援装置の構成を示すブロック図である。 駐車空間の認識位置と駐車精度の関係を示した図である。 カメラ位置と目標駐車位置との関係を示す図である。 目標駐車位置の横を走行する車両のカメラと間口中央点との距離の変化を示す図である。 車両が駐車開始位置に位置する場合を示す図である。 車両が間口中央点に接近した場合を示す図である。 車両が切返し後に後退している場合を示す図である。 駐車支援装置の処理動作を示すフローチャートである。 1次目標駐車位置の設定を示すフローチャートである。 車両が駐車経路に沿って間口中央点の近傍を走行している状態を示す図である。 2次目標駐車位置の設定を示すフローチャートである。 駐車場を通過する際の駐車空間を撮像する間隔と認識処理の間隔を示した図である。 縦列駐車の例を示す図である。
図1は、車両400の上面図である。車両400の前方、後方、右側面、左側面にはそれぞれカメラ(撮像装置)101、102、103、104が備えられている。これらのカメラ101、102、103、104によって撮像される範囲は車両400の周囲の撮像領域105である。また、車両400の前方、後方にはそれぞれ4個のソナー106、107が備えられている。前方のソナー106で領域108内の障害物等を検知し、後方のソナー107で領域109内の障害物等を検知する。
図2は、車両400に搭載された駐車支援装置220の構成を示すブロック図である。駐車支援装置220は、駐車制御装置200、HMI装置201、外界認識入力装置202、車輪回転検出器203、駆動力制御装置210、制動力制御装置211、操舵制御装置212、シフト制御装置213を備える。
HMI(Human Machine Interface)装置201は、ユーザに対して駐車経路などを表示したり、ユーザからの指示を入力する装置である。外界認識入力装置202は、カメラ101、102、103、104やソナー106、107などであり、駐車空間を撮像したり、障害物等を検知する。車輪回転検出器203は、車両400の車輪の回転数を検出し、車速を示す情報としてこれを出力する。駆動力制御装置210は、駐車制御装置200からの指令に応じて車両400のエンジンやモータなどの駆動力を制御する。制動力制御装置211は、駐車制御装置200からの指令に応じて車両400のブレーキなどに制動力を与える。操舵制御装置212は、駐車制御装置200からの指令に応じて操舵装置を制御する。シフト制御装置213は、駐車制御装置200からの指令に応じて変速制御を行う。
駐車制御装置200は、認識データ処理部204、空間データ作成部205、自車位置推定部206、駐車位置設定部207、駐車経路設定部208、制御量決定部209、接近検出部214を備える。
認識データ処理部204は、外界認識入力装置202であるカメラ101、102、103、104で撮像された撮像データを取り込み、撮像データに基づいて白線や物体などを認識する。空間データ作成部205は、認識データ処理部で認識された白線や物体などを空間データ上に配置する。自車位置推定部206は、車輪回転検出器203からの車輪の回転数に基づいて車速を求め、駐車経路上の自車位置を推定する。駐車位置設定部207は、空間データ上にある白線や物体などから駐車枠線を検出して駐車位置を設定する。駐車経路設定部208は、設定された駐車位置と自車位置推定部206による自車位置とに基づいて、目標の駐車空間位置(目標駐車位置)に到達する駐車経路を算出する。制御量決定部209は、算出された駐車経路に基づいて車両400を移動するために、駆動力制御装置210、制動力制御装置211、操舵制御装置212、シフト制御装置213への指令値となる制御量を算出する。接近検出部214は、車両400が駐車経路に沿って駐車空間位置の近傍を通過する際に、車両400が駐車空間位置に最接近したことを検出する。接近検出部214は、駐車位置設定部207、駐車経路設定部208と協働して、後述の図9、図10、図12のフローチャートで示す処理によって車両400が駐車空間位置に最接近したことを検出する。
図3は、駐車空間の認識位置と駐車精度の関係を示した図である。図3では、車両400を駐車枠線301または駐車枠線306に並列駐車する場合を例に説明する。
駐車開始位置300にてカメラ101、102、103、104により車両400に近い駐車枠線301を検出した場合、認識された駐車枠線301に基づく駐車空間304の位置まで駐車経路302を算出して自動駐車を実行する。車両400の切り返し位置303を経て駐車空間304へ駐車位置がずれることなく駐車される。一方、駐車開始位置300にてカメラ101、102、103、104により車両400に遠い駐車枠線306を検出した場合、認識された駐車枠線306に基づく駐車空間309の位置まで駐車経路307を算出して自動駐車を実行する。車両400の切り返し位置308を経て駐車空間309へ駐車するが、その駐車位置がずれる問題があった。
このように、車両が駐車空間309から離れている場合には、駐車位置(駐車枠線306)を正確に認識することができず、認識した駐車空間309と実際の駐車位置(駐車枠線306)とにずれが生じる。
同様な現象は、カメラ101、102、103、104の解像度が低い場合や、夜間や雨天など周囲の環境が悪化している場合にも生じる。そのため従来の駐車支援装置では、初期の駐車空間の位置の認識精度を向上させるために車両を駐車空間の真横の特定の位置まで移動してから駐車支援を開始する例が多く知られており、駐車支援の利便性が損なわれる場合があった。
次に、図4を参照して駐車の精度を向上させる原理について説明する。図4は、カメラ405(図1のカメラ104に相当)の位置と目標駐車位置406との関係を示す図である。
車両400は駐車枠線401の横に位置し、より具体的には、駐車枠線401の駐車枠端点402、403の間の距離Wdの1/2の位置404(以下、この位置を間口中央点と称する)に対向する位置に車両400のカメラ405が位置する。この間口中央点404の位置において車両400のカメラ405は駐車枠線401の目標駐車位置406と最も接近している。このように、駐車枠線401の間口中央点404とカメラ405の位置の距離が最短で、且つカメラ405と駐車枠端点402、403の距離が等しくなる位置で駐車空間を認識した場合が最も駐車位置精度が良くなる。本発明の実施形態では、このような位置関係を検出して最良な位置で駐車位置を認識する。
図5は、目標駐車位置406の横を走行する車両のカメラ405と間口中央点404との距離の変化を示す図である。図5の横軸は時間を、縦軸はカメラ405と間口中央点404との距離を表す。
車両400が駐車枠線401の間口中央点404の前方を一方向へ走行した場合、カメラ405の位置と間口中央点404の距離は、車両400が間口中央点404に接近すると減少し、車両400が間口中央点404から離れると増加する。例えば、地点500や地点502においてカメラ405で駐車空間を認識するよりも、車両400が間口中央点404に最も接近した地点501で認識したほうが認識精度は向上する。本実施形態ではカメラ405と間口中央点404の距離が最小となる地点501の近傍で撮像したデータを用いて駐車空間を認識する。なお、地点503は、距離の算出にエラーが生じた場合の一例を示すもので、後述するように、このようなエラーは修正される。
図6〜図8は目標駐車位置に並列駐車する場合の一連の動作例を示した図である。
図6は、車両400が駐車開始位置601に位置する場合を示す図であり、図7は、車両400が間口中央点404に接近した場合を示す図であり、図8は、車両400が切返し後に後退している場合を示す図である。
図6に示すように、車両400は駐車開始位置601において外界認識入力装置202を用いて駐車枠線605内の目標駐車位置602を含む駐車空間を認識し、この位置を暫定目標駐車位置(第1目標駐車位置)として設定する。暫定目標駐車位置が設定されると駐車開始位置601から暫定目標駐車位置まで到達する駐車経路(第1駐車経路)603が算出される。駐車経路603には切返し点604が含まれる。駐車経路603が算出されると車両400の駐車制御を開始できる状態となり、ドライバの開始操作によって駐車制御装置200は駐車制御を開始する。駐車制御が開始されると、図2に示すように、駐車制御装置200は駆動力制御装置210、制動力制御装置211、操舵制御装置212、シフト制御装置213に対して制御量を出力し、算出された駐車経路603に沿って車両400を移動する。
次に経路上の移動を開始すると、図7に示すように、車両400は暫定目標駐車位置が設定された間口中央点404の前方を通過する。図5に示すように、カメラ−間口中央点の距離を算出して距離が減少から増加に転じる地点501をカメラ−間口中央点の距離が最短と判断する。この地点501の近傍で撮像したデータから駐車空間を再度認識して再度算出した駐車位置を1次目標駐車位置(第2目標駐車位置)として記憶する。
なお、間口中央点404から例えば2m以上離れて走行している場合に1次目標駐車位置として算出すると逆に精度が悪化する場合があり、この場合は算出された1次目標駐車位置を除外する。また図5を参照して説明したように、距離を算出する際に誤認識データによりにより過大や過小(図5の地点503)となる誤った距離を算出する場合があり、その値を採用して1次目標駐車位置を算出した場合には暫定目標駐車位置より精度が悪化する懸念がある。そのため、車両400の車速から距離の許容変化量を設定し、その変化量から外れた値は採用しないことで精度悪化を防止する。
次に車両400は駐車経路703上を移動し切返し点701に到達する。そして、切返し点701で切返した後、駐車経路703に沿って後退する。
図8に示すように、駐車枠線605に向かう駐車経路703を後退し、目標駐車位置602に向かうため、徐々にリア側のカメラ102にて駐車空間が認識できる状況になる。この際、カメラ102の位置が駐車枠線605の中央付近(車両中心と駐車枠線が平行に近くなる位置)に位置する地点において駐車空間を再認識することで、更に最終的な駐車精度を向上させることが可能となる。そのため、目標駐車位置602に対して車両400のヨー角vcθが所定値以下、且つ目標駐車位置602までの距離801が所定値以下の場合に、駐車空間を再度認識して、再度算出した駐車位置を2次目標駐車位置(第3目標駐車位置)として記憶する。
そして、暫定目標駐車位置または1次目標駐車位置に設定された目標駐車位置と2次目標駐車位置の距離を算出し、距離が所定値より大きい場合には目標駐車位置を2次目標駐車位置に置き換える。距離が所定値より小さい場合には目標駐車位置を書き換えない。目標駐車位置を2次目標駐車位置に置き換えた場合には一旦停車し駐車経路を再度算出した後、駐車制御を継続しても良いし、走行を継続したまま補正量を増減することで駐車制御を継続しても良い。なお、1次目標駐車位置の場合と同様に認識結果の誤りにより距離が誤って算出される場合があるため、許容変化量を設定し過大過小値は無視する。
なお、以上のような駐車精度向上の手段を講じても路面状態や天候・照度などの影響によっては目標駐車位置に到達した車両400の駐車完了位置が駐車枠線605からずれる場合がある。その場合には、ずれ量を判断し所定値以上ずれている場合には、その位置からリトライするために前進して切り返す駐車経路を算出し、再度駐車位置に入れなおすように動作する。リトライするための駐車経路算出は必ずしも駐車完了時に判断しなくても良く、駐車完了前の走行中にずれ量を算出し判断しても良い。
また、暫定目標駐車位置を目標駐車位置に設定し駐車制御を開始した後、カメラの汚れや故障などにより1次目標駐車位置が算出できない場合には暫定目標駐車位置を採用し、同様に1次目標駐車位置算出から2次目標駐車位置算出までに故障などで2次目標駐車位置が正しく算出できない場合には1次目標駐車位置を採用することで、故障時においても中止することなく駐車を完了することができる。
以上の例では1次目標駐車位置の算出は駐車制御を開始した後に行うこととしているが、駐車制御開始前であっても、図4に示すように駐車枠線が配置された駐車場の車路を走行して駐車枠の間口前方を通過する場合に、駐車空間位置を認識して1次目標駐車位置を予め算出しておくことができる。これにより、通過中および通過済みの駐車枠に対しては駐車開始位置にて既に1次目標駐車位置が算出された状態で駐車支援処理を開始することができる。
図9は、駐車支援装置220の処理動作を示すフローチャートである。なお、このフローチャートで示したプログラムを、CPU、メモリなどを備えたコンピュータにより実行することができる。全部の処理、または一部の処理をハードロジック回路により実現してもよい。更に、このプログラムは、予め駐車支援装置220の記憶媒体に格納して提供することができる。あるいは、独立した記憶媒体にプログラムを格納して提供したり、ネットワーク回線によりプログラムを駐車支援装置220の記憶媒体に記録して格納することもできる。データ信号(搬送波)などの種々の形態のコンピュータ読み込み可能なコンピュータプログラム製品として供給してもよい。
まず、車両400は図6に示すように駐車開始位置に位置するとする。図9のステップS901では、カメラ101、102、103、104等の外界認識入力装置202により、駐車場内の駐車枠線605内の目標駐車位置602を含む駐車空間を認識する。なお、駐車枠線605に限らず、駐車枠線605の両側に他の車両が駐車している場合はこれらを認識することにより駐車空間であることを認識してもよい。
ステップS902では、認識した目標駐車位置602を暫定目標駐車位置として設定する。次のステップS903では、駐車支援装置220は、駐車経路設定部208等により、暫定目標駐車位置までの駐車経路、もしくは目標駐車位置が設定されていれば目標駐車位置までの駐車経路(第1駐車経路)を演算する。そして、次のステップS904で、車両400を駐車経路に沿って走行するように、制御量決定部209より制御量を出力する。
次に、ステップS905で、図7に示すように、車両400の側面に設けられたサイドカメラ705(図2のカメラ104に相当)の位置が駐車枠線605の間口前方であって駐車枠線605の延長線上に挟まれた間にあるかを、サイドカメラ705で撮像された撮像データに基づいて判定する。サイドカメラ705の位置が駐車枠線605の延長線上に挟まれた間にあれば、ステップS911へ進む。駐車枠線605の延長線上に挟まれた間になければ、ステップS906へ進む。
ステップS906では、駐車支援装置220は、自動駐車実行中であり、且つ目標位置へ駐車経路を後退中であるかを判定する。駐車開始の当初は後退中ではないと判定され、ステップS907へ進む。後退中であればステップS916に進む。
ステップS907では、ステップS902で設定された暫定目標駐車位置(第1目標駐車位置)を目標駐車位置として設定する。次のステップS908では、目標駐車位置が変更されたかを判定する。目標駐車位置が変更された場合は、ステップS903へ進む。目標駐車位置がステップS907で最初に設定された場合も変更されたものとしてステップS903へ進む。ステップS908で、目標駐車位置が変更されなかったと判定された場合はステップS909へ進む。
ステップS909では、車両400が駐車枠線605内に完全に収まり駐車が完了したかを判定する。駐車が完了した場合は、処理を終了するが、当初は駐車は完了しておらず、ステップS903の処理へ戻る。
車両400が図6に示す駐車開始位置から駐車経路603に沿って徐々に進行し、図7に示すように、サイドカメラ705の位置が駐車枠線605の間口前方であって駐車枠線605の延長線上の間に挟まれた間にくると、ステップS905の処理からステップS911の処理へ移る。
ステップS911の処理の詳細は図10を参照して後述するが、サイドカメラ705の位置と駐車枠線605の間口中央点の距離が最短になった地点の近傍でサイドカメラ705によって駐車空間を撮像する。そして、撮像したデータから駐車空間を再度認識して再度算出した駐車位置を1次目標駐車位置(第2目標駐車位置)として記憶する。次に、ステップS912の処理へ進む。
ステップS912では、暫定目標駐車位置と1次目標駐車位置との目標位置変化量を求める。そして、ステップS913で目標位置変化量が所定値以上であるかを判定する。目標位置変化量が所定値以上であれば、ステップS914の処理へ進み、1次目標駐車位置を目標駐車位置として設定する。
ステップS913で目標位置変化量が所定値以上ではないと判定された場合は、ステップS915の処理へ進む。ステップS915では、暫定目標駐車位置を目標駐車位置として設定する。これは、目標値変化量が微小の場合、認識誤差含めると不要な補正である場合に該当するためである。
図7を参照して説明を続ける。車両400が切り返し位置に向けて前進を続け、サイドカメラ705の位置が駐車枠線605の延長線上の間から外れると、ステップS903が否定されてステップS904に進む。切り返し位に到達して車両400は後退を開始する。ステップS904で、駐車支援装置220は、自動駐車実行中であり、且つ目標位置へ駐車経路を後退中であると判定され、ステップS916へ進む。図8に示すように、駐車枠線605に向かう駐車経路703を後退している場合である。この場合は、徐々にリア側のカメラ102にて駐車空間が認識できる状況になる。
ステップS916では、詳細は図12を参照して後述するが、カメラ102の位置が駐車枠線605の中央付近(車両中心と駐車枠線が平行に近くなる位置)に位置する地点において駐車空間を再認識する。そして再認識した駐車位置を2次目標駐車位置として記憶する。
次に、ステップS917では、暫定目標駐車位置と2次目標駐車位置との目標位置変化量、または1次目標駐車位置と2次目標駐車位置との目標位置変化量を求める。そして、ステップS918で目標位置変化量が所定値以上であるかを判定する。目標位置変化量が所定値以上であれば、ステップS919の処理へ進み、2次目標駐車位置(第3目標駐車位置)を目標駐車位置として設定する。
ステップS918で目標位置変化量が所定値以上ではないと判定された場合は、ステップS920の処理へ進む。ステップS920では、1次目標駐車位置を目標駐車位置として設定する。これは、目標値変化量が微小の場合、認識誤差含めると不要な補正である場合に該当するためである。
ステップS914、S915、S919、S920で目標駐車位置が変更された場合は、テップS908からステップS903へ進み、駐車経路設定部208等により目標駐車位置までの駐車経路が演算される。
図10は、1次目標駐車位置の設定を示すフローチャートであり、図9のステップS911の処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS911の処理は、図7に示すように車両400のサイドカメラ705が間口前方にあり、かつ駐車枠線605の延長線上の間にある場合に実行される。
図10のステップS1001では、サイドカメラ705で撮像した撮像データに基づいて、駐車枠線605の間口中央点404の位置(pspos)を座標点として算出する。ステップS1002で、サイドカメラ705の位置(scpos)と間口中央点404の位置(pspos)の距離(dp1st)を算出してステップS1003へ進む。
ステップS1003では、距離(dp1st)が所定値以下であるかを判別する。所定値以下でなければ、本フローチャートで示す処理を終了する。距離(dp1st)が所定値以下であると判別された場合は、ステップS1004へ進む。
ステップS1004では、駐車枠線605である対象駐車枠に対する初回の1次認識であるかを判別する。初回の1次認識でなければステップS1005へ進む。初回の1次認識であれば、後述のステップS1008へ進む。
ステップS1005では、車両400の現在の車速を基に、サイドカメラ705と間口中央点404の位置までの距離を算出する。この算出について、図11を参照して説明する。図11は、車両400が駐車経路に沿って間口中央点404の近傍を車速Vで走行している状態を示す図である。車両400の現在の時点zで撮像するサイドカメラ705と間口中央点404の位置までは距離dp1stであるとする。次の時点z+1では車両400は符号400’で示す位置まで前進し、この時点で撮像するサイドカメラ705’と間口中央点404の位置までの距離middp1stを車速Vに基づいて求める。そして、車両の加減速を考慮して、サイドカメラ705’と間口中央点404の位置までの最大値maxdp1st及び最小値mindp1stを求める。次に、ステップS1007へ進む。
ステップS1007では、ステップS1002で求めたサイドカメラ705の位置と間口中央点404の位置の距離dp1st(z)が、前の撮像周期で求めたサイドカメラ705の位置と間口中央点404の位置の許容範囲にあるか、即ち前の撮像周期での最大値maxdp1st(z-1)と前の撮像周期での最小値mindp1st(z-1)の範囲内にあるかをチェックする。許容範囲にあればステップS1008へ進む。
ステップS1008では、サイドカメラ705の位置と間口中央点404の位置の距離dp1st(z)について前回値dp1st(z-1)と比較して、前回値dp1st(z-1)より少なければステップS1009へ進む。
ステップS1009では、サイドカメラ705の位置と間口中央点404の位置の距離dp1st(z)における撮像データに基づいて1次目標駐車位置(TP1st)を算出し、この位置を含む駐車空間を認識する。次に、ステップS1010へ進む。また、ステップS1008で、サイドカメラ705の位置と間口中央点404の位置の距離dp1st(z)が前回値dp1st(z-1)より少ない場合もステップS1010へ進む。
ステップS1010では、今回の距離dp1st(z)を前回の距離dp1st(z-1)として更新する。なお、ステップS1007で、サイドカメラ705の位置と間口中央点404の位置の距離dp1st(z)が、前の撮像周期で求めたサイドカメラ705の位置と間口中央点404の位置の許容範囲にない場合は、ステップS1011へ進む。
ステップS1011では、エラーとみなして、前回の距離dp1st(z-1)として最大値maxdp1stと最小値mindp1stの中間値middpst1(z)を設定する。
以上のようにして、サイドカメラ705の位置と駐車枠線605の間口中央点の距離が最短になった地点の近傍でサイドカメラ705によって駐車空間を認識する。
図12は、2次目標駐車位置の設定を示すフローチャートであり、図9のステップS916の処理の詳細を示すフローチャートである。
図12のステップS1201では、図8に示すように、リア側のカメラ102で撮像した撮像データに基づいて、車両400の中心線aと駐車枠線605の中央線bのなす角度vcθを算出する。次のステップS1202で、カメラ102から目標駐車位置602までの距離dTPdistを算出する。そして、ステップS1203へ進む。
ステップS1203では、駐車枠線に対する自車の傾きvcθが所定値以下、かつ目標駐車位置までの距離dTPdistが所定値以下であるかを判別し、これらの条件を満たせばステップS1204へ進み、これらの条件を満たさなければ2次目標駐車位置設定の処理を終了する。
ステップS1204では、リア側のカメラ102で撮像した撮像データに基づいて、駐車枠線605の再認識を実施し、認識した結果に基づいて算出された目標駐車位置を仮の2次目標駐車位置tempTP2ndとして設定する。そして、ステップS1205へ進む。
ステップS1205では、対象とする駐車枠線605に対する初回の演算、即ち初回の2次認識であるかを判別する。初回であれば後述のステップS1208の処理を実行し、2回目以降であればステップS1206の処理を実行する。
ステップS1206では、仮の2次目標駐車位置tempTP2ndと2次目標駐車位置の前回値TP2nd(z-1)との差分値dTP2ndを算出する。次のステップS1207で、この差分値dTP2ndの変化量が所定値の範囲内であるかチェックする。差分値dTP2ndが変化量最小値MINdTP2ndと変化量最大値MAXdTP2ndの範囲内であればステップS1208の処理を実行し、そうでなければ2次目標駐車位置の設定処理を終了する。
ステップS1208では、ステップS1205で算出した仮の2次目標駐車位置tempTP2ndを2次目標位置TP2nd(z)として設定する。ステップS1209で2次目標駐車位置の前回値TP2nd(z-1)を更新する。
以上のようにして、車両が切り返し位置から経路に沿って後退する際、車両中心線aと駐車枠線605の中心線bとのなす角度vcθが所定値以下であり、かつ、カメラ102と目標駐車位置602との距離dTPdistが所定値以下に位置する地点において駐車空間を再認識する。
図13は、駐車場を通過する際の駐車空間を撮像する間隔と認識処理の間隔を示した図である。
車両400は駐車場1200の前方を、図13中の右側から左側へ走行しているとする。車両400はサイドカメラ705で、駐車場1200の各駐車枠の間口中央点1206付近を通過時する際に、撮像間隔Δt1(図中の直線1201上に記した黒四角の時間間隔)で駐車空間を撮像するとする。撮像された撮像画像は駐車制御装置200で認識処理されるが、その認識処理の間隔Δt2(図中の直線1202上に記した黒四角の時間間隔)は、図13に示す通り、撮像間隔Δt1よりも長い。これは認識処理を含む1次目標駐車位置を算出するデータ処理に時間がかかるためである。
1次目標駐車位置の算出は、算出タイミングにおいて直前の撮像データを使用するため、図中の撮像間隔Δt1の直線1201に△印で示すように間口中央点1206から離れたデータを使用することがある。そのため、間口前方における車両400の通過車速が速くなると間口中央点1206付近の撮像データを使えなくなることが多くなり、1次目標位置の精度が悪化する傾向がある。これを改善するために、車両400が通過した駐車枠に対する間口中央点1206から最短の撮像データを含む各撮像データを駐車制御装置200内の図示省略した記憶部に保存しておき、車両400が駐車枠を通過した後の位置1205においても、自車位置推定部206による自車移動量から算出された自車位置と駐車枠との位置関係に基づいて、記憶されている撮像データの中から間口中央点1206に最も近い撮像データ1204(図中○印)を検索し、間口中央点1206に最も近い撮像データ1204を用いて1次目標駐車位置を算出することができる。
以上、並列駐車を例に説明したが、同様の処理手順は縦列駐車においても適用できる。図14は、縦列駐車の例を示す図である。
図14に示すように、駐車枠線1401は横長に配置され、その中央が目標駐車位置1402であるとする。車両400は概ね暫定目標駐車位置が設定された駐車枠線1401の間口中央点1403(駐車枠線1401の駐車枠端点の間の距離の1/2の位置)の前方を通過する。サイドカメラ705(図1のカメラ104に相当)と間口中央点1403の距離を算出して距離が減少から増加に転じる地点をサイドカメラ705と間口中央点1403の距離が最短と判断する。この地点の近傍で撮像したデータから駐車空間を再度認識して再度算出した駐車位置を1次目標駐車位置として記憶する。次に車両400は駐車経路1404上を移動し切返し点1405に到達する。切返し点1405で切返した後、駐車経路1406に沿って後退し、駐車枠線1401内へ駐車する。
以上説明した実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)駐車支援装置220は、車両400の外界を検出して駐車空間位置を認識する認識部(外界認識入力装置202、認識データ処理部204、駐車位置設定部207)と、車両400の位置から認識部(外界認識入力装置202、認識データ処理部204、駐車位置設定部207)で認識した駐車空間位置への駐車経路を設定する駐車経路設定部208と、車両400が駐車経路に沿って駐車空間位置の近傍を通過する際に、車両が駐車空間位置に接近したことを検出する接近検出部214と、を備える。認識部(外界認識入力装置202、認識データ処理部204、駐車位置設定部207)は、駐車開始位置で認識した駐車空間位置を第1目標駐車位置として認識し、接近検出部214により車両400が駐車空間位置に接近したときに認識した駐車空間位置を第2目標駐車位置として再認識する。駐車経路設定部208は、駐車開始位置から第1目標駐車位置までの第1駐車経路を設定した後、認識部(外界認識入力装置202、認識データ処理部204、駐車位置設定部207)が第2目標駐車位置を認識したときは、駐車経路として、そのときの車両400の位置から第2目標駐車位置までの第2駐車経路を再設定する。
これにより、駐車空間の位置を正確に認識することができ、認識した駐車空間と実際の駐車位置とのずれを最小限に抑えることができる。
(2)駐車経路設定部208は、暫定目標駐車位置(第1目標駐車目置)と第2目標駐車位置との間に所定の差が無い場合は、第2目標駐車位置への駐車経路の設定を行わず、暫定目標駐車位置への駐車経路の設定を維持する。
これにより、第1目標駐車位置への駐車経路の設定が不要な場合は、設定を省略できる。
(3)車両側方には、外界認識入力装置202、たとえば撮像装置であるカメラ104が設けられている。接近検出部214は、並列駐車において車両が駐車空間位置の幅の中央位置とカメラ104の位置との距離が最小である位置を最接近位置として検出する。
これにより、接近した際に駐車空間を認識することにより目標駐車位置に対する駐車位置精度を向上することができる。
(4)認識部(外界認識入力装置202、認識データ処理部204、駐車位置設定部207)は、車両400が最接近位置の近傍を通過する際には、最接近位置に最も近い位置で撮像された撮像データに基づいて第2目標駐車位置を認識する。
これにより、最も接近した位置で撮像された撮像データを利用して駐車位置を認識できる。
(5)接近検出部214で検出した第2目標駐車位置と車両との距離を所定時間ごとに記憶する記憶部(駐車制御装置200内)を備え、認識部(外界認識入力装置202、認識データ処理部204、駐車位置設定部207)は、記憶部(駐車制御装置200内)に記憶した複数の距離のうち最小の距離において認識された駐車空間位置を第2目標駐車位置として再認識する。
これにより、最も接近した位置で撮像された撮像データを利用して駐車位置を認識できる。
(6)駐車経路設定部208は、複数の距離のうち、予め定められた過小値および過大値を除去した残りの距離であって、最小の距離において認識された駐車空間位置を第2目標駐車位置として再認識する。
これにより、距離の算出にエラーが生じたことを検出して、このエラーを修正することができる。
(7)認識部(外界認識入力装置202、認識データ処理部204、駐車位置設定部207)は、車両400の側方に設けられた撮像装置であるカメラ104(外界認識入力装置202)により車両の側方を認識する。
これにより、並列駐車等において車両400の側方のカメラ等により駐車空間を認識できる。
(8)駐車支援装置は、駐車経路に沿って車両400を目標駐車位置に駆動制御する駆動制御部(駆動力制御装置210、制動力制御装置211、操舵制御装置212、シフト制御装置213)をさらに有する。駆動制御部は、第1駐車経路の切り返し位置で車両400を停止し、その切り返し位置において切り返し操作を行い、その後に第1駐車経路上の後退経路に沿って車両400を後退させる。認識部(外界認識入力装置202、認識データ処理部204、駐車位置設定部207)は、後退経路に沿って車両400が後退中に認識した駐車空間位置を第3目標駐車位置として再認識する。駐車経路設定部208は、第3目標駐車位置と第1目標駐車位置との間に所定の差がある場合、駐車経路として、そのときの車両400の位置から第3目標駐車位置への第3駐車経路を再設定する。
これにより、後退経路において接近した際に駐車空間を認識することにより目標駐車位置に対する駐車位置精度を向上することができる。
(9)駆動制御部により車両400が切り返し後に第1駐車経路上の後退経路を移動中に車両が駐車空間位置に所定距離まで接近した際に、認識部(外界認識入力装置202、認識データ処理部204、駐車位置設定部207)は認識した駐車空間位置を第3目標駐車位置として再認識する。
これにより、後退経路において接近した際に駐車空間を認識することにより目標駐車位置に対する駐車位置精度を向上することができる。
(10)駐車経路設定部208は、第3目標駐車位置と第1目標駐車位置との間に所定の差が無い場合は、第3駐車空間位置への駐車経路の設定を行わず、第2目標駐車位置への駐車経路の設定を維持する。
これにより、第3目標駐車位置への駐車経路の設定が不要な場合は、設定を省略できる。
(11)認識部を構成する外界認識入力装置202は、車両の後方に設けられた撮像装置、すなわちカメラ104である。認識部は、車両400の後方に設けられたカメラ104により車両の後方を認識する。
これにより、後退経路において接近した際に駐車空間を認識することにより目標駐車位置に対する駐車位置精度を向上することができる。
(12)接近検出部214は、縦列駐車において車両が駐車空間位置の幅の中央位置と認識部の位置の距離が最小である位置を最接近位置として検出する。これにより、縦列駐車において接近した際に駐車空間を認識することにより目標駐車位置に対する駐車位置精度を向上することができる。
(変形例)
本発明は、以上説明した実施形態を次のように変形して実施することができる。
(1)車両の前方、後方にはそれぞれ4個のソナー106、107が備えられているが、これらのソナー106、107により障害物が検知された場合は、他の駐車経路があるかを検索し、他の駐車経路があればこれを選択してもよい。もしくは、ソナー106、107により障害物が検知された場合は、車両を停止し、障害物が除去された後に進行するようにしてもよい。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の特徴を損なわない限り、本発明の技術思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。また、上述の実施形態と複数の変形例を組み合わせた構成としてもよい。
100 車両
101〜104 カメラ
106〜107 ソナー
200 駐車制御装置
201 HMI装置
202 外界認識入力装置
203 車輪回転検出器
204 認識データ処理部
205 空間データ作成部
206 自車位置推定部
207 駐車位置設定部
208 駐車経路設定部
209 制御量決定部
210 駆動力制御装置
211 制動力制御装置
212 操舵制御装置
213 シフト制御装置
214 接近検出部
220 駐車支援装置

Claims (12)

  1. 車両の外界を検出して駐車空間位置を認識する認識部と、
    前記車両の位置から前記認識部で認識した前記駐車空間位置への駐車経路を設定する経路設定部と、
    前記車両が前記駐車経路に沿って前記駐車空間位置の近傍を通過する際に、前記車両が前記駐車空間位置に接近したことを検出する接近検出部と、を備え、
    前記認識部は、駐車開始位置で認識した前記駐車空間位置を第1目標駐車位置として認識し、前記接近検出部により前記車両が前記駐車空間位置に接近したときに認識した前記駐車空間位置を第2目標駐車位置として再認識し、
    前記経路設定部は、前記駐車開始位置から前記第1目標駐車位置までの第1駐車経路を設定した後、前記認識部が前記第2目標駐車位置を認識したときは、前記駐車経路として、そのときの前記車両の位置から前記第2目標駐車位置までの第2駐車経路を再設定する駐車支援装置。
  2. 請求項1に記載の駐車支援装置において、
    前記経路設定部は、前記第1目標駐車位置と前記第2目標駐車位置との間に所定の差が無い場合は、前記第2目標駐車位置への前記第2駐車経路の設定を行わず、前記第1駐車経路の設定を維持する駐車支援装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の駐車支援装置において、
    前記認識部は車両側方に設置された撮像装置を含み、
    前記接近検出部は、並列駐車において前記車両が前記駐車空間位置の幅の中央位置と前記撮像装置の位置との距離が最小である位置を最接近位置として検出する駐車支援装置。
  4. 請求項3に記載の駐車支援装置において、
    前記認識部は、前記車両が前記最接近位置の近傍を通過する際には、前記最接近位置に最も近い位置で撮像された撮像データに基づいて前記第2目標駐車位置を認識する駐車支援装置。
  5. 請求項3に記載の駐車支援装置において、
    前記接近検出部で検出した前記第2目標駐車位置と前記車両との距離を所定時間ごとに記憶する記憶部を備え、
    前記認識部は、前記記憶部に記憶した複数の距離のうち最小の距離において認識された前記駐車空間位置を前記第2目標駐車位置として再認識する駐車支援装置。
  6. 請求項5に記載の駐車支援装置において、
    前記経路設定部は、前記複数の距離のうち、予め定められた過小値および過大値を除去した残りの距離であって、最小の距離において認識された前記駐車空間位置を前記第2目標駐車位置として再認識する駐車支援装置。
  7. 請求項3に記載の駐車支援装置おいて、
    前記認識部は、前記車両側方に設けられた前記撮像装置により前記車両の側方を認識する駐車支援装置。
  8. 請求項1または請求項2に記載の駐車支援装置において、
    前記駐車経路に沿って前記車両を目標駐車位置に駆動制御する駆動制御部をさらに有し、
    前記駆動制御部は、前記第1駐車経路の切り返し位置で前記車両を停止し、その切り返し位置において切り返し操作を行ない、その後に前記第1駐車経路上の後退経路に沿って前記車両を後退させ、
    前記認識部は、前記後退経路に沿って前記車両が後退中に認識した前記駐車空間位置を第3目標駐車位置として再認識し、
    前記経路設定部は、前記第3目標駐車位置と前記第2目標駐車位置との間に所定の差がある場合、前記駐車経路として、そのときの前記車両の位置から前記第3目標駐車位置への第3駐車経路を再設定する駐車支援装置。
  9. 請求項8に記載の駐車支援装置において、
    前記駆動制御部により前記車両が切り返し後に前記第1駐車経路上の前記後退経路を移動中に前記車両が前記駐車空間位置に所定距離まで接近した際に、前記認識部は前記認識した前記駐車空間位置を前記第3目標駐車位置として再認識する駐車支援装置。
  10. 請求項8または請求項9に記載の駐車支援装置において、
    前記経路設定部は、前記第3目標駐車位置と前記第2目標駐車位置との間に所定の差が無い場合は、前記第3目標駐車位置への前記第3駐車経路の設定を行わず、前記第2駐車経路の設定を維持する駐車支援装置。
  11. 請求項8または請求項9に記載の駐車支援装置において、
    前記認識部は、前記車両の後方に設けられた撮像装置を有し、
    前記認識部は、前記車両の後方に設けられた前記撮像装置により前記車両の後方を認識する駐車支援装置。
  12. 請求項1または請求項2に記載の駐車支援装置において、
    前記接近検出部は、縦列駐車において前記車両が前記駐車空間位置の幅の中央位置と前記認識部の位置の距離が最小である位置を最接近位置として検出する駐車支援装置。
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