JP2021087249A - Dc−dcコンバータ - Google Patents

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Abstract

【課題】回生期間の終了タイミングを簡易な構成によって検出することができるDC−DCコンバータを提供する。【解決手段】入力直流電源ViとカップリングコンデンサCcの第1端子との間に接続された入力側インダクタLaと、カップリングコンデンサCcの第2端子と接地との間に接続された出力側インダクタLbと、を備えた同期整流型SEPIC回路で構成されたDC−DCコンバータ10であって、入力側インダクタLaと出力側インダクタLbのインダクタンスが同じ値に設定され、入力側インダクタLa及び出力側インダクタLbに流れる回生電流の終了を検出してゼロ電流検出信号を出力するゼロ電流検出部15と、ゼロ電流検出信号に応じて、回生電流の終了を検出した時点から次のスイッチング周期Tsが開始されるまで、同期整流素子Q2をオフ制御するPWM出力制御部16と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、同期整流型SEPIC回路で構成されたDC−DCコンバータに関する。
自動車のバッテリー等の不安定な入力電源から安定した出力電圧を生成する手段として、昇降圧型のDC−DCコンバータが使用されている。このようなDC−DCコンバータにおいて、バッテリーの無駄な消耗を抑えるには、高効率化が必要である。そこで、整流手段にPチャネルMOSFETを用いることで損失低減を実現した同期整流型SEPIC回路で構成されたDC−DCコンバータが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に示されているDC−DCコンバータ100は、図10を参照すると、入力直流電源Viと接地(グラウンド)との間に接続された入力側インダクタL1、カップリングコンデンサCc及び出力側インダクタL2と、カップリングコンデンサCcと出力側インダクタL2との接続部と出力端子Voとの間に接続された同期整流素子Q2と、入力側インダクタL1とカップリングコンデンサCcとの接続部と接地との間に接続されたスイッチング素子Q1とを備えた同期整流型SEPIC回路で構成されている。
制御回路101は、昇降圧動作を行う際、出力コンデンサCoに電流を流すときに同期整流素子Q2をオンさせ、順方向抵抗による損失を低減させる。そして、制御回路101は、インダクタL1を流れる電流IL1とインダクタL2を流れる電流IL2との合計電流の変化から回生期間の終了タイミングを検出することで、同期整流素子Q2をオフさせ、電流が逆流して損失が発生するのを防止している。
特開2014−17930号公報
しかしながら、従来技術では、インダクタL1を流れる電流IL1とインダクタL2を流れる電流IL2との合計電流の変化から回生期間の終了タイミングを検出しているため、インダクタL1とインダクタL2の各々に対して電流検出抵抗を直列に接続する必要があり、損失が大幅に増加する問題点があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、回生期間の終了タイミングを簡易な構成によって検出することができるDC−DCコンバータを提供することを目的とする。
本発明のDC−DCコンバータは、入力直流電源とカップリングコンデンサの第1端子との間に接続された入力側インダクタと、前記カップリングコンデンサの第2端子と接地との間に接続された出力側インダクタと、前記カップリングコンデンサの前記第1端子と前記接地との間に接続されたスイッチング素子と、前記カップリングコンデンサの前記第2端子と出力端子との間に接続された同期整流素子と、を備えた同期整流型SEPIC回路で構成されたDC−DCコンバータであって、前記入力側インダクタと前記出力側インダクタとのインダクタンスが同じ値に設定され、前記入力側インダクタ及び前記出力側インダクタに流れる回生電流の終了を検出してゼロ電流検出信号を出力するゼロ電流検出部と、前記ゼロ電流検出信号に応じて、前記回生電流の終了を検出した時点から次のスイッチング周期が開始されるまで、前記同期整流素子をオフ制御する出力制御部と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、入力側インダクタLaと出力側インダクタLbのインダクタンスが同じ値に設定されているため、回生期間の終了タイミングを簡易な構成によって検出することができるという効果を奏する。
本発明に係るDC−DCコンバータの第1の実施の形態の構成を示す図である。 図1に示すPWM信号生成部の動作波形図である。 図1に示すDC−DCコンバータの動作波形図である。 本発明に係るDC−DCコンバータの第2の実施の形態の構成を示す図である。 図4に示すゼロ電流間接検出部の構成を示す図である。 図4に示すDC−DCコンバータの動作波形図である。 本発明に係るDC−DCコンバータの第3の実施の形態の構成を示す図である。 図7に示す出力負荷電流とゼロ電流検出期間との関係を説明すね動作波形図である。 図7に示すDC−DCコンバータの動作波形図である。 従来のDC−DCコンバータの構成を示す図である。
以下に、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態のDC−DCコンバータ10は、図1を参照すると、入力側インダクタLaと、インダクタンスが入力側インダクタLaと同じ値に設定された出力側インダクタLbと、カップリングコンデンサCcと、NチャンネルMOSFETで構成されたスイッチング素子Q1と、PチャネルMOSFETで構成された同期整流素子Q2と、スイッチング素子Q1のドライバD1と、同期整流素子Q2のドライバD2と、出力コンデンサCoと、出力負荷Roと、電流センサA1と、ADコンバータ11と、減算器12と、フィルタ演算部13と、PWM信号生成部14と、ゼロ電流検出部15と、PWM出力制御部16とを備えている。
なお、一般的にインダクタのインダクタンスは、±20%程度の誤差が許容されている。従って、入力側インダクタLaのインダクタンスと出力側インダクタLbとインダクタンスとは、完全に同じ値であることが好ましいが、実際には所定の誤差を含む。インダクタンスの誤差を小さくするためには、入力側インダクタLaと出力側インダクタLbとが一つのコア材で構成された素子を用いると良い。また、同じ製造ロットの入力側インダクタLa及び出力側インダクタLbを採用しても誤差を小さくすることができる。
入力側インダクタLaと、カップリングコンデンサCcと、出力側インダクタLbとは、入力直流電源Viと接地(グラウンド)との間に直列に接続されている。すなわち、入力側インダクタLaは、入力直流電源ViとカップリングコンデンサCcの第1端子間に、
出力側インダクタLbは、カップリングコンデンサCcの第2端子と接地間にそれぞれ接続されている。
そして、スイッチング素子Q1は、入力側インダクタLaとカップリングコンデンサCcとの接続部と接地との間に、同期整流素子Q2は、カップリングコンデンサCcと出力側インダクタLbとの接続部と出力端子Voとの間にそれぞれ接続され、DC−DCコンバータ10は、同期整流型SEPIC回路で構成されている。
スイッチング素子Q1がオンの期間に入力側インダクタLaと出力側インダクタLbとにエネルギーを励磁して、スイッチング素子Q1がオフ、且つ、同期整流素子Q2がオンの期間に、励磁されたエネルギーを出力コンデンサCoと出力負荷Roに対して供給することで出力電圧Voを発生する。
ADコンバータ11は、出力電圧Voを検出し、所定のビット数のデジタル値に変換し、デジタル変換値を減算器12に出力する。減算器12は、出力目標値とデジタル変換値の差分値を発生し、フィルタ演算部13に出力する。フィルタ演算部13は、差分値を基に、PIやPID演算を行い、演算値をPWM信号生成部14へ出力する。
PWM信号生成部14は、デジタル回路で構成され、図2を参照すると、PWMカウント値と演算値を比較することによって、演算値に応じたDUTYを持つ第1PWM信号と、第1PWM信号を反転した相補波形である第2PWM信号とを生成する。
PWMカウント値はPWMカウント最大値で制限されており、PWM信号生成部14は、カウント値が最大値に達するとPWMカウンタをクリアする。これを繰り返すことによって、所定の周波数を持つ第1PWM信号と第2PWM信号とを生成し出力する。
第1PWM信号はスイッチング素子Q1をオンオフ制御するための信号であり、PWMカウント値が演算値に到達すると、HIGHからLOWに切り替わり、カウント値が最大値に到達すると、デッドタイムTdを挟んでLOWからHIGHに切り替わる。第2PWM信号は同期整流素子Q2をオンオフ制御するための信号であり、カウント値が最大値に到達すると、HIGHからLOWに切り替わり、PWMカウント値が演算値に到達すると、デッドタイムTdを挟んでLOWからHIGHに切り替わる。
電流センサA1は、電流検出抵抗やホール素子で構成され、接地と出力側インダクタLbとの間に流れる電流をインダクタ電流ILbとして直接検出してゼロ電流検出部15に出力する。
図3を参照すると、時刻t1で第1PWM信号がLOWからHIGHに切り替わると、ドライバD1を介して、スイッチング素子Q1はオフからオンに切り変わる。この際に、スイッチング素子Q1のドレインとソース間には、インダクタ電流ILaと、カップリングコンデンサCcを介してインダクタ電流ILbの合成電流が流れ、入力側インダクタLaと出力側インダクタLbとを励磁する。なお、図3では、簡略化のためデッドタイムTdは省略されている。
時刻t2のタイミングで、第1PWM信号がHIGHからLOWに切り替わると、ドライバD1を介して、スイッチング素子Q1がオンからオフに切り替わる。一方で、第2PWM信号がLOWからHIGHに切り替わると、PWM出力制御部16とドライバD2を介して、同期整流素子Q2がオフからオンに切り替わる。これによって、入力側インダクタLaと出力側インダクタLbに励磁されたエネルギーを出力コンデンサCoと出力負荷Roに供給する。
ここで、第1の実施の形態では、入力側インダクタLaと出力側インダクタLbとは、インダクタンスが同じ値に設定されている。これにより、インダクタ電流ILbがゼロになる時刻t3のタイミングで、インダクタ電流ILaもゼロになり、入力側インダクタLaと出力側インダクタLbの回生がほぼ同時に完了する。すなわち、インダクタ電流ILbがゼロになるタイミングは、入力側インダクタLa及び出力側インダクタLbの回生期間の終了タイミングと一致する。
ゼロ電流検出部15は、電流センサA1によって検出されるインダクタ電流ILbがゼロになるタイミングを通知するゼロ電流検出信号をPWM出力制御部16に出力する。第1の実施の形態において、ゼロ電流検出部15は、インダクタ電流ILbがゼロになるタイミングでHIGHからLOWに切り替わるゼロ電流検出信号をPWM出力制御部16に出力する。
PWM出力制御部16は、ゼロ電流検出信号に基づいて、インダクタ電流ILbがゼロになるタイミングで、ドライバD2を介して同期整流素子Q2をオフ制御する第2PWM制御信号を出力する。第1の実施の形態において、PWM出力制御部16は、第2PWM信号とゼロ電圧検出信号のANDを取った第2PWM制御信号を出力する。これにより、ゼロ電流検出信号がHIGHからLOWに切り替わると、第2PWM制御信号はHIGHからLOWに切り替わり、同期整流素子Q2が強制的にオフされる。
時刻t4以降、時刻t1〜t3の動作を繰り返すことで、1か所の電流変化によって、入力側インダクタLa及び出力側インダクタLbの回生期間の終了タイミングを検出できるために、簡易な構成で高効率な電源を構成することができる。
なお、第1の実施の形態では、インダクタ電流ILbの変化を正確に検出するため、電流センサA1を接地と出力側インダクタLbとの間に設け、グランド基準でインダクタ電流ILbを直接検出するように構成した。これに対して、グランド基準での検出に拘泥しない場合、電流センサA1の替わりに図1に一点鎖線で示す電流センサB1〜B5のいずれか1個を設け、電流センサB1〜B5によって検出された電流がゼロになるタイミングを回生期間の終了タイミングとして検出しても良い。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態のDC−DCコンバータ20は、図4を参照すると、DC−DCコンバータ10の電流センサA1、PWM信号生成部14及びゼロ電流検出部15に代えて、PWM信号生成部14a及びゼロ電流間接検出部21が設けられている。なお、図4において、出力側インダクタLbに直列に接続された抵抗Rdcrは、出力側インダクタLbの直流抵抗成分であり、出力側インダクタLbは、等価的には抵抗Rdcrが追加されたLR回路とみなすことができる。
ゼロ電流間接検出部21は、図5を参照すると、抵抗R1と、センスコンデンサC1と、コンパレータComp1と、SRフリップフロップFF1とで構成されている。抵抗R1とセンスコンデンサC1とは、直列に接続されてRC回路を構成し、出力側インダクタLbと並列に接続されている。出力側インダクタLbと同期整流素子Q2との接続点に抵抗R1の一方端が接続され、抵抗R1の他方端とセンスコンデンサC1の一方端とが接続され、センスコンデンサC1の他方端が接地と接続されている。
ここで、抵抗R1の抵抗値Rと、センスコンデンサC1の容量Cとは、出力側インダクタLbのインダクタンスをL、出力側インダクタLbの直流抵抗成分の抵抗値をRdcrとすると、
C×R=L÷Rdcr
の関係を満たすように設定されている。
これにより、出力側インダクタLbの直流抵抗成分である抵抗Rdcrの両端に発生する信号に相似した信号が、センスコンデンサC1の両端電圧VCに発生する。出力側インダクタLbの直流抵抗成分である抵抗Rdcrの両端に発生する電圧を検出することができれば、出力側インダクタLbの回生終了タイミングを容易に検出することができるが、実際には直接検出することはできない。そこで、抵抗Rdcrの両端に発生する電圧と相似するセンスコンデンサC1の両端電圧VCをコンパレータComp1で検出することによって、出力側インダクタLbの回生完了タイミングを間接的に検出する。
コンパレータComp1は、非反転入力端子が抵抗R1とセンスコンデンサC1との接続点に、反転入力端子が接地に、出力端子がSRフリップフロップFF1のセット端子にそれぞれ接続されている。
SRフリップフロップFF1のリセット端子には、PWM信号生成部14aが入力され、SRフリップフロップFF1の反転出力端子からの出力がPWM出力制御部16に供給されるゼロ電流検出信号となる。
図6を参照すると、時刻t1で第1PWM信号がLOWからHIGHに切り替わると、ドライバD1を介して、スイッチング素子Q1はオフからオンに切り変わる。この際に、スイッチング素子Q1のドレインとソース間には、インダクタ電流ILaと、カップリングコンデンサCcを介してインダクタ電流ILbの合成電流が流れ、入力側インダクタLaと出力側インダクタLbとを励磁する。この際に、出力側インダクタLbの電圧VLには、−Viが発生し、これによってゼロ電流間接検出部21内のセンスコンデンサC1の両端電圧VCを負電圧側に充電する。なお、図3では、簡略化のためデッドタイムTdは省略されている。
時刻t2のタイミングで、第1PWM信号がHIGHからLOWに切り替わると、ドライバD1を介して、スイッチング素子Q1がオンからオフに切り替わる。一方で、第2PWM信号がLOWからHIGHに切り替わると、PWM出力制御部16とドライバD2を介して、同期整流素子Q2がオフからオンに切り替わる。これによって、入力側インダクタLaと出力側インダクタLbに励磁されたエネルギーを出力コンデンサCoと出力負荷Roに供給する。この際に、出力側インダクタLbの電圧VLには、Voが発生し、これによってゼロ電流間接検出部21内のセンスコンデンサC1の両端電圧VCは放電される。
ここで、第2の実施の形態でも、入力側インダクタLaと出力側インダクタLbとは、インダクタンスが同じ値に設定されている。これにより、インダクタ電流ILbがゼロになる時刻t3のタイミングで、インダクタ電流ILaもゼロになり、入力側インダクタLaと出力側インダクタLbの回生がほぼ同時に完了して、センスコンデンサC1の両端電圧VCがゼロボルトに達する。すなわち、インダクタ電流ILbがゼロになるタイミングは、入力側インダクタLa及び出力側インダクタLbの回生期間の終了タイミングと一致する。
センスコンデンサC1の両端電圧VCがゼロボルトに達すると、コンパレータComp1の出力がLOWからHIGHに切り替わり、SRフリップフロップFF1はセット状態となる。このために、ゼロ電流検出信号はHIGHからLOWに切り替わる。
PWM出力制御部16は、ゼロ電流検出信号に基づいて、インダクタ電流ILbがゼロになるタイミングで、ドライバD2を介して同期整流素子Q2をオフ制御する第2PWM制御信号を出力する。第2の実施の形態において、PWM出力制御部16は、第2PWM信号とゼロ電圧検出信号のANDを取った第2PWM制御信号を出力する。これにより、ゼロ電流検出信号がHIGHからLOWに切り替わると、第2PWM制御信号はHIGHからLOWに切り替わり、同期整流素子Q2が強制的にオフされる。
PWM信号生成部14aは、第1の実施の形態の機能に加え、カウント値が最大値に達すると、リセット信号をゼロ電流間接検出部21に出力する。時刻t4の第2PWM信号がHIGHからLOWに切り替わるタイミングで、リセット信号をゼロ電流間接検出部21に出力されると、SRフリップフロップFF1はリセットされ、ゼロ電流検出信号はLOWからHIGHに切り替わる。
時刻t1〜t4の動作を繰り返すことで、電流検出抵抗を使うことなく検出した1か所の電流変化によって、入力側インダクタLa及び出力側インダクタLbの回生期間の終了タイミングを検出できるために、より簡易な構成で高効率な電源を構成することができる。
なお、第2の実施の形態では、ゼロ電流間接検出部21によって出力側インダクタLbのインダクタ電流ILbがゼロになるタイミングを検出したが、ゼロ電流間接検出部21を入力側インダクタLaと並列に接続し、入力側インダクタLaのインダクタ電流ILaがゼロになるタイミングを検出しても一定の効果を得ることができる。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態のDC−DCコンバータ30は、図7を参照すると、DC−DCコンバータ20の構成に加えて、ゼロ電流期間計測部31が設けられている。
ゼロ電流期間計測部31は、出力側インダクタLbの回生が完了してから、次の周期が始まるまでの期間、すなわちゼロ電流検出信号によって同期整流素子Q2がオフされる期間をゼロ電流期間Tzとして計測し、ゼロ電流期間Tzに応じてPWM信号生成部14のカウンタ最大値の制御を行う。ゼロ電流期間計測部31は、ゼロ電流期間Tzが短くなるほど、カウンタ最大値を小さい値に設定し、ゼロ電流期間Tzが長くなるほど、カウンタ最大値を大きな値に設定する。
図8を参照すると、第1PWM信号及び第2PWM信号のスイッチング周期TsがTs0で一定である場合、出力負荷Roの出力負荷電流Ioの値が小さくなると、スイッチング素子Q1のオンDUTYが小さくなる。従って、ゼロ電流期間Tzは、出力負荷Roの出力負荷電流Ioの値が小さくなるほど、図8に示すTz0からTz1のように長くなる。
そこで、ゼロ電流期間計測部31は、図9に示すように、ゼロ電流期間Tzが長くなるほど、カウンタ最大値を大きな値に設定することで、スイッチング周期Tsを延ばす。なお、PWM信号生成部14のカウンタ最大値が変化すると、出力電圧Voを一定に保つように、ADコンバータ11、減算器12、フィルタ演算部13を介してスイッチング素子Q1のオンDUTYが広がる方向にフィードバック制御されるため、ゼロ電流期間Tz2及びスイッチング周期Ts1は一定値に収束する。
これによって、軽負荷になるほど、スイッチング周波数を低下することでスイッチング損失を低減し、第2実施の形態よりも軽負荷効率を改善することができる。
また、PWM信号生成部14のカウンタ最大値に上限を設けることで、スイッチング周波数が可聴周波数(20kHz以下)に低下するのを防止すると好適である。これにより、出力コンデンサCoの音鳴りを防止することができる。
以上説明したように、本実施の形態は、入力直流電源ViとカップリングコンデンサCcの第1端子との間に接続された入力側インダクタLaと、カップリングコンデンサCcの第2端子と接地との間に接続された出力側インダクタLbと、カップリングコンデンサCcの第1端子と接地との間に接続されたスイッチング素子Q1と、カップリングコンデンサCcの第2端子と出力端子Voとの間に接続された同期整流素子Q2と、を備えた同期整流型SEPIC回路で構成されたDC−DCコンバータ10であって、入力側インダクタLaと出力側インダクタLbのインダクタンスが同じ値に設定され、入力側インダクタLa及び出力側インダクタLbに流れる回生電流の終了を検出してゼロ電流検出信号を出力するゼロ電流検出部15と、ゼロ電流検出信号に応じて、回生電流の終了を検出した時点から次のスイッチング周期Tsが開始されるまで、同期整流素子Q2をオフ制御するPWM出力制御部16とを備える。
この構成により、入力側インダクタLaと出力側インダクタLbのインダクタンスが同じ値に設定されているため、回生期間の終了タイミングを簡易な構成によって検出することができる。すなわち、1か所の電流変化によって回生期間の終了タイミングを検出できるため、電流検出に必要な素子を削減でき、損失を大幅に改善させることができる。
さらに、本実施の形態は、入力側インダクタLaとカップリングコンデンサCcの第1端子との間、出力側インダクタLbと接地との間、カップリングコンデンサCcの第2端子と同期整流素子Q2との間、もしくは同期整流素子Q2と出力端子Voとの間のいずれか一カ所で直接電流を検出する電流検出回路として電流センサA1、B1〜B5のいずれかを具備し、ゼロ電流検出部15は、電流センサA1、B1〜B5のいずれかの検出結果のみを用いて入力側インダクタLa及び出力側インダクタLbに流れる回生電流の終了を検出する。
さらに、本実施の形態は、DC−DCコンバータ20であって、検出用インダクタである出力側インダクタLb(もしくは入力側インダクタLa)と並列に設けられ、出力側インダクタLbの直流抵抗成分の両端に発生する電圧を間接的に検出することで、出力側インダクタLbに流れる回生電流の終了を検出するゼロ電流間接検出部21を備える。
この構成により、出力側インダクタLbに発生する交流電圧の振幅とDUTY比から、出力側インダクタLbの回生終了タイミングを間接的に検出するために損失が発生せず、よりも高効率を実現できる。
さらに、本実施の形態において、ゼロ電流間接検出部21は、出力側インダクタLbと並列に接続された抵抗R1とセンスコンデンサC1とからなるRC回路を備え、抵抗R1の抵抗値RとセンスコンデンサC1の容量Cとを乗算した値が、出力側インダクタLbのインダクタンスLを出力側インダクタLbの直流抵抗成分の抵抗値Rdcrで除算した値と等しくなるように設定され、センスコンデンサC1の両端電圧によって、出力側インダクタLbに流れる回生電流の終了を検出する。
この構成により、出力側インダクタLbの直流抵抗成分である抵抗Rdcrの両端に発生する信号に相似した信号を、センスコンデンサC1の両端電圧VCに発生させることができる。
さらに、本実施の形態は、DC−DCコンバータ30であって、PWM出力制御部16が同期整流素子Q2をオフ制御するゼロ電流期間Tzを計測し、ゼロ電流期間Tzが長くなるほど、スイッチング素子Q1及び同期整流素子Q2のスイッチング周波数を低下させるゼロ電流期間計測部31を備える。
この構成により、出力側インダクタLbに発生する交流電圧の振幅とDUTY比から、出力側インダクタLbの回生終了タイミングを間接的に検出し、回生終了から次の周期の開始までの期間を計測する。この期間に応じてスイッチング周波数を制御し、軽負荷になるほどスイッチング周波数を低く制御することで、軽負荷の効率を改善できる。
なお、上記のように本発明の各実施形態及び各実施例について詳細に説明したが、本発明の新規事項及び効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは、当業者には、容易に理解できるであろう。従って、このような変形例は、全て本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義又は同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また、給電装置及び送電コイルの構成、動作も本発明の各実施形態及び各実施例で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
10、20、30 DC−DCコンバータ
11 ADコンバータ
12 減算器
13 フィルタ演算部
14、14a PWM信号生成部
15 ゼロ電流検出部
16 PWM出力制御部
21 ゼロ電流間接検出部
31 ゼロ電流期間計測部
A1、B1〜B5 電流センサ
C1 センスコンデンサ
Cc カップリングコンデンサ
Co 出力コンデンサ
Comp1 コンパレータ
D1、D2 ドライバ
FF1 SRフリップフロップ
La 入力側インダクタ
Lb 出力側インダクタ
Q1 スイッチング素子
Q2 同期整流素子
R1 抵抗
Ro 出力負荷
Vi 入力直流電源

Claims (5)

  1. 入力直流電源とカップリングコンデンサの第1端子との間に接続された入力側インダクタと、前記カップリングコンデンサの第2端子と接地との間に接続された出力側インダクタと、前記カップリングコンデンサの前記第1端子と前記接地との間に接続されたスイッチング素子と、前記カップリングコンデンサの前記第2端子と出力端子との間に接続された同期整流素子と、を備えた同期整流型SEPIC回路で構成されたDC−DCコンバータであって、
    前記入力側インダクタと前記出力側インダクタとのインダクタンスが同じ値に設定され、
    前記入力側インダクタ及び前記出力側インダクタに流れる回生電流の終了を検出してゼロ電流検出信号を出力するゼロ電流検出部と、
    前記ゼロ電流検出信号に応じて、前記回生電流の終了を検出した時点から次のスイッチング周期が開始されるまで、前記同期整流素子をオフ制御する出力制御部と、を具備することを特徴とするDC−DCコンバータ。
  2. 前記入力側インダクタと前記カップリングコンデンサの前記第1端子との間、前記出力側インダクタと前記接地との間、前記カップリングコンデンサの前記第2端子と前記同期整流素子との間、もしくは前記同期整流素子と前記出力端子との間のいずれか一カ所で電流を検出する電流検出回路を具備し、
    前記ゼロ電流検出部は、前記電流検出回路の検出結果のみを用いて前記入力側インダクタ及び前記出力側インダクタに流れる回生電流の終了を検出することを特徴とする請求項1に記載のDC−DCコンバータ。
  3. 前記入力側インダクタもしくは前記出力側インダクタを検出用インダクタとし、前記ゼロ電流検出部は、前記検出用インダクタと並列に設けられ、前記検出用インダクタの直流抵抗成分の両端に発生する電圧を間接的に検出することで、前記検出用インダクタに流れる回生電流の終了を検出するゼロ電流間接検出部であることを特徴とする請求項1に記載のDC−DCコンバータ。
  4. 前記ゼロ電流接検出部は、前記検出用インダクタと並列に接続された抵抗とセンスコンデンサとからなるRC回路を備え、前記抵抗の抵抗値と前記センスコンデンサの容量とを乗算した値が、前記検出用インダクタのインダクタンスを前記検出用インダクタの直流抵抗成分の抵抗値で除算した値と等しくなるように設定され、前記センスコンデンサの両端電圧によって、前記検出用側インダクタに流れる回生電流の終了を検出することを特徴とする請求項3に記載のDC−DCコンバータ。
  5. 前記出力制御部が前記同期整流素子をオフ制御するゼロ電流期間を計測し、前記ゼロ電流期間が長くなるほど、前記スイッチング素子及び前記同期整流素子のスイッチング周波数を低下させるゼロ電流期間計測部を具備することを特徴とする請求項3又は4に記載のDC−DCコンバータ。
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