JP2021084728A - 物品収納体移載システム - Google Patents

物品収納体移載システム Download PDF

Info

Publication number
JP2021084728A
JP2021084728A JP2019212726A JP2019212726A JP2021084728A JP 2021084728 A JP2021084728 A JP 2021084728A JP 2019212726 A JP2019212726 A JP 2019212726A JP 2019212726 A JP2019212726 A JP 2019212726A JP 2021084728 A JP2021084728 A JP 2021084728A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
article storage
storage body
fork
article
transfer system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019212726A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7467789B2 (ja
Inventor
智昭 清野
Tomoaki Seino
智昭 清野
渡辺 謙二
Kenji Watanabe
謙二 渡辺
健一 岸本
Kenichi Kishimoto
健一 岸本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Kanetsu KK
Original Assignee
Toyo Kanetsu KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Kanetsu KK filed Critical Toyo Kanetsu KK
Priority to JP2019212726A priority Critical patent/JP7467789B2/ja
Publication of JP2021084728A publication Critical patent/JP2021084728A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7467789B2 publication Critical patent/JP7467789B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】自動倉庫に格納された物品収納体を、所望の順序に順立出庫し、物品収納体運搬手段に、安全、確実、かつ迅速に移載し、積付可能な物品収納体移載システムを提供する。【解決手段】A)自動倉庫200から物品収納体Gを運搬する出庫コンベヤ90と、B)物品収納体を上面載置、略水平方向に延伸する複数のフォーク歯からなるフォーク20と、フォークを保持するロボットハンド11と、複数のフォーク歯間の間隔調整できるフォーク歯間隔調整部と、前記ロボットハンドを移動回転可能に保持するマニピュレータ10を有する物品収納体移載装置1と、C)出庫コンベヤから略水平状態で物品収納体をフォーク上面に押し出す第1のプッシャ30と、D)自動倉庫と第1のプッシャと物品収納体移載装置を制御する物品収納体移載システム制御部80を有し物品収納体を物品収納体運搬手段に移載することを特徴とする物品収納体移載システム1000。【選択図】図1

Description

本発明は、商品などの物品が収納された段ボール及びケースなど(物品収納体と総称する)を格納し、出庫時に順序組立(順立)が可能な自動倉庫と、自動倉庫から出庫される物品収納体を、フォーク上に載置して移載する物品収納体移載装置と、物品収納体移載装置からの物品収納体の移載を受けるかご車(台車)などの物品収納体運搬手段とを有する物品収納体移載システムに関する。
近年、物流施設においては、指定の配送先への出荷指示に対して、出荷すべき物品を収納した物品収納体を倉庫から出庫し、それをかご車(台車)などの物品収納体運搬手段に積み込む作業が広く行われてきている。
そのためには、指定の配送先への物品収納体を、所望の順序に組み立てて出庫できる自動倉庫が有効であり、例えば、特許文献1及び特許文献2には「順序搬送システム」の技術が開示されている。「順序搬送システム」とは物品を搬送先に到達させる順序が予め決められている場合、例えば、単位出庫部から出庫した物品を、店舗に配送するべく各店舗向けのカートに積み込む際に、その積込順序 が当該店舗にて物品を陳列する順序となるようにする場合に、予め指定された到達予定順序で搬送先に物品を搬送するシステムである。
特に、特許文献1においては、自動倉庫Rにおいて、搬送車2へと、積付順に取り出された物品Wが、出庫コンベヤ4、リフト7を経由してラック接続コンベヤ8へと受け渡され、更にメインコンベヤ9を経由して積付箇所Nへと搬送され、その後、積付箇所NからカートCへと積み付けられる。
ここで、積み付けは積付ロボットPによってなされる。積付ロボットPは、旋回作動自在な台座部と、台座部に支持されて屈伸作動自在なアーム部と、アーム部の先端に取り付けられた吸着パッドとを備えている。吸着パッドは真空吸着式のノズルを複数備えて構成され、物品Wの表面に対して吸着作用する吸着状態と、物品Wの表面に対して吸着作用しない非吸着状態とを切換えることができるようになっており、更に、積付ロボットPは、台座部の旋回作動とアーム部の屈伸作動とによって、積付箇所NとカートCの間を吸着パッドを移動させ、物品Wを運搬することができるようになっている。
このように、自動倉庫から搬送先に向けて、積込順序が当該搬送先の店舗にて物品を陳列する順序となるように順序立てて出庫し、吸着パッドを用いた積付ロボットによって移載して、カートへと積み付ける技術は従来より知られている。
しかしながら、上記の従来技術によると、積付順序として搬送先の店舗にて物品を陳列する順序となるように積み付けられることのみであって、積み付け時に無駄な空間を減らし、なるべく多くの物品を安定して積み付ける(積載後の容積率を高める)ことは想定しておらず、運搬コストなどの経済効率上の問題があった。
また、吸着パッドによる方式であると、さまざまな工夫を施したとしても、物品または物品収納体の形状、重量、表面状態などによって、移載が困難となる場合もあり、確実な移載ができる方法が望まれていた。
そこで、吸着によらない方法として、略水平に延伸する複数のフォーク歯(上面に物品を載置できる棒状の部材)からなるフォークの上に載置する方法が考案されており、フォークの上に物品を載置して移送することにより、先に述べた、物品または物品収納体の形状、重量、表面状態などによる移載の不具合の解消が期待できる。
但し、その場合においても、物品の寸法に応じて確実に物品または物品収納体を載置できるフォークの構造、コンベヤからフォークへの物品または物品収納体の移載手段、フォークからかご車などへの移載方法など、検討すべき問題点が多い。
また、特に、フォークに載置された物品または物品収納体を移送する際に、物品または物品収納体が滑る、あるいは最悪の場合、物品または物品収納体が落下するなどのトラブルの発生の恐れがあることも、検討すべき問題点である。
特開2015−048195号公報 特開2015−151270号公報
本発明はこうした従来技術上の問題点を解決することを企図したものであり、自動倉庫に格納された商品などの物品が収容された段ボール及びケースなど(物品収納体と総称する)を、所望の順序に順立出庫し、かご車などの物品収納体運搬手段に、安全、確実、かつ迅速に移載し、積み付けることができる物品収納体移載システムを提供することを課題とする。
かかる課題を解決するため、本発明の第1の態様に係る物品収納体移載システムは、
A)自動倉庫から出庫された物品収納体を運搬する出庫コンベヤと、
B)前記出庫コンベヤから移送された物品収納体を上面に載置しうる、略水平方向に延伸する、複数のフォーク歯とからなるフォークと、
前記フォークを保持するロボットハンドと、
前記複数のフォーク歯間の間隔を調整できるフォーク歯間隔調整部と、
前記ロボットハンドを移動回転可能に保持するマニピュレータと
を有する物品収納体移載装置と、
C) 前記出庫コンベヤから略水平状態のまま前記物品収納体を前記フォークの上面に押し出す第1のプッシャと、
D)前記自動倉庫と前記第1のプッシャと前記物品収納体移載装置とを制御する物品収納体移載システム制御部と
を有する物品収納体移載システムであって、前記物品収納移載装置は物品収納体を物品収納体運搬手段に移載することを特徴とする物品収納体移載システム。
なお、出庫コンベヤについては、独立した機構でなく、自動倉庫の一部とされることもあり得る。また、物品収納体移載システム制御部は、自動倉庫と物品収納体移載装置に分散して配設されてもよく、あるいは、更に倉庫全体を制御するWMS(倉庫管理システム)の一部として設けられてもよい。
このようにすると、物品収納体移載装置は、出庫されてきた物品収納体を、その出庫順を変更するような機構や制御を必要とせずに、そのまま、かご車などの物品収納体運搬手段へと移載すればよく、極めて効率的で、作業時間の短縮などの効果が得られる。
また、物品収納体移載装置においては、物品収納体を載置するフォークのうち、中央部の固定フォーク歯が、物品収納体の略中央部の底面をしっかり保持することができる。なお、ここでは、フォーク状の機構を構成する各々の部材(歯部)をフォーク歯と呼び、複数のフォーク歯からなる機構をフォークと呼ぶ。
すなわち、物品収納体がダンボール詰めの場合など、両端のみの保持であると、物品収納体の中央の底部が内容物の重量により下がってしまい、最悪の場合は、底部が破損して内容物が落下するなどの恐れがある場合があるが、中央部にフォーク歯を設けることによってそれらを防止することができ、安定した移載作業が可能となる。中央部の固定フォーク歯は、いわば物品収納体底部破損防止機構と言ってもよい。
さらに両端のフォーク歯は、物品収納体の両端の位置にせず、やや内側の位置、すなわち固定フォーク歯と合わせて物品収納体の底面に掛かる力が分散される位置にすることで、物品収納体の底部の変形や破損を防止している。
また、物品収納体の寸法に応じて、両側の、少なくとも2本の可動フォーク歯の相互の間隔を調整可能としたから、コンベヤからプッシャによって押し出された物品収納体は、押し出される物品収納体の直下に略面一に予め位置していて、大きな物品収納体の場合は間隔を広げた可動フォーク歯の上に、また、小さな物品収納体の場合は間隔を狭められた可動フォーク歯の上に載置されることにより、物品収納体の確実な移載が可能となる。
更に、このような構造であると、フォークをコンベヤ側に差し込む必要がなく、第1のプッシャによって押し出すだけであるので、コンベヤ側も単純な構造のままで追加の機構を必要とせず、経済的にシステムを構成することができる。
なお、それらの制御は、物品収納体を搬送してくるコンベヤへの搭載時の情報や、物品収納体のフォークへの移載の直前に、物品収納体のサイズ、位置、向き、重量などを検知する検知手段からの情報に基づき、物品収納体移載システム制御部によって、予め定めたプログラムを用いて、実行される。
また、本発明の第2の態様に係る物品収納体移載システムは、第1の態様の物品収納体移載システムであって、前記自動倉庫と前記コンベヤとの間、前記コンベヤと前記物品収納体移載装置との間、又は、前記物品収納体移載装置と前記物品収納体運搬手段との間のいずれかに、物品収納体姿勢変更部を有することを特徴とする。
ここで、物品収納体姿勢変更部は、後述の積載ロジックなどによる積み付けの計算結果が、元の方向のまま積むよりも向きを変えて積み付けた方が効率がよくなる場合は、向きを変えることを1つの目的とする。
また、物品収納体姿勢変更部は、物品収納体を上面に載置し、モータなどの駆動機構により略水平方向に回転し、物品収納体の向き(姿勢)を変更するようにした回転台(ターンテーブル)が好適であるが、このような機構に限定せず、コンベヤの流れの中で物品収納体を反転できる反転コンベヤ、姿勢変更用に設けたロボットハンドなど、物品収納体を載置または把持して姿勢(向き)を変更できるものであれば、どのようなものであってもよい。
なお、物品収納体姿勢変更部は、物品収納体に貼付あるいは記入された情報を、同一側に揃えることも目的としてもよい。
本発明の第3の態様に係る物品収納体移載システムは、第1の態様の物品収納体移載システムであって、前記自動倉庫からの出庫順は、前記物品収納体移載システム制御部に内蔵された、積載後の容積率を高めるように予め積載するための順番及び/または配置を計算で求める積載ロジックによって定められることを特徴とする。
ここで積載ロジックとは、例えば、本出願と同一の出願人による国際公開公報 WO2017/061632号に記載されたような物品収納体個別識別情報とかご台車などの載置体(本発明の物品収納体運搬手段)の「空きスペースマップ」とを利用するロジックの応用が好適であるが、このロジックに限定されず、公知の効率よく物品収納体を積みつける方法であればよい。
更には、これまでに収集された物品収納体の寸法、重量などのデータに基づき、AI(人工知能)技術を活用して最適な積載ロジックを求めてもよく、引き続きデータ収集を行うことによって、その制度の向上も期待できる。
なお、AIに用いる技術としては、ベイズ統計学ではナイブベイズ法、ベイズ推定法、ベイジアンネットワーク法、カルマンフィルター法、階層ベイズ法などがあり、機械学習としては、テキストマイニング法、アソシエーション分析法、協調フィルタリング法、評価関数法、K平均法、サポートベクターマシン法、決定木法、異常検知法などを用いて学習させるものであり、深層学習(ディープラーニング)としては、文字認識、画像認識などを用いて学習させるものとする。
このようにすると、順立可能な自動倉庫から、積載ロジックによって定められた効率的な積み付けができる順番に出庫がなされるため、物品収納体移載装置においては、特段の追加工程を必要とせず、短時間で、効率的に物品収納体運搬手段への移載を行うことができる。
また、ロボットハンドに結合された間隔調整可能な可動フォーク歯と、保管段とを有する物品収納体移載装置と、積載ロジックとにより、物品収納体の落下・損傷の恐れが少なく、かつ、極めて効率的なかご車への積み付けが行われる。
なお、上記態様の中で、物品収納体運搬手段としたのは、かご車や台車に限らず、それ以外の物品収納体の運搬を行うことができる手段、例えば、別に設けたコンベヤ、コンテナ、自走台車(AVG、AMRなど)などの場合にも同様の技術思想が応用可能であることを示したものである。
本発明によれば、自動倉庫に格納された物品収納体収納体を、所望の順序に順立出庫し、かご車などの物品収納体運搬手段に、安全、確実、かつ迅速に移載し、積み付けることができる物品収納体移載装置を提供することができた。
本発明の一実施形態の物品収納体移載システムの斜視図である。 本発明の一実施形態のシステムの自動倉庫とその周辺を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の物品収納体移載装置の一部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の物品収納体移載装置の一部を示す断面図である。 本発明の一実施形態の物品収納体移載装置の一部の斜視図である。 本発明の一実施形態の物品収納体移載システムの一部の斜視図である。 本発明の一実施形態の物品収納体移載システムの一部の斜視図である。 本発明の一実施形態の物品収納体移載システムの一部の斜視図である。 本発明の一実施形態の物品収納体移載装置の動作の説明図である。 本発明の一実施形態の物品収納体移載装置の動作の説明図である。 本発明の一実施形態の物品収納体移載装置の一部の動作の説明図である。 本発明の一実施形態のシステムの積載ロジックの説明図である。 本発明の一実施形態のシステムの移載方法の説明図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。なお、以下では本発明の目的を達成するための説明に必要な範囲を模式的に示し、本発明の該当部分の説明に必要な範囲を主に説明することとし、説明を省略する箇所については公知技術によるものとする。
図1は本発明の一実施形態の物品収納体移載システム1000の斜視図であり、物品収納体を保管し、順立出庫することができる自動倉庫200、自動倉庫200から出庫される物品収納体を運搬する出庫コンベヤ90、出庫コンベヤ90によって搬送されてくる物品収納体を、マニュピレータ10のアームの先端のロボットハンド11に取り付けられた3本のフォーク歯からなるフォーク20に載置して移送する物品収納体移載装置1、物品収納体移載装置によって移送される物品収納体を積載し、運搬する、かご車などの物品収納体運搬手段110、自動倉庫200と物品収納体移載装置1とを制御する物品収納体移載システム制御部80を示している。
また、物品収納体移載装置1と物品収納体運搬手段110との間には、必要に応じて、物品収納体姿勢変更部70を設けてもよい。
図2は本発明の一実施形態の物品収納体移送システムの自動倉庫200及びその周辺を示す斜視図である。自動倉庫200は、自動倉庫200に物品収納体Gを入庫するための入庫コンベヤ152の下流部に設けられ、物品収納体Gを運搬するキャリッジ201、キャリッジ201を水平方向及び上下方向に移送させる移送部202、移送された物品収納体Gをキャリッジ201から受け取り一時保管する、複数の間口203を有するラック204からなる。
図の例では、移送部202の両側に、5列×5段の間口203を持つラック204が2基設けられており、50カ所の収容個所があることになる。なお、この収容個所数は、この数に限定されず、これより少なくても多くても構わない。業務の必要に応じて適切に選定すればよい。
更に具体的には、移送部202の最下部にキャリッジ201が位置し、かつ移送部202が、運搬部15を横切って位置しているときに、キャリッジ201が物品収納体Gを受け取り、その後、キャリッジ201は移送部202によって、水平方向に所定位置まで移動させられ、そこで、キャリッジ201が移送部202の垂直壁に沿って、ローラなどの働きにより、上方に所定位置まで移動させられる。その位置において、キャリッジ201は間口203に正対し、図示しない移載機構により、物品収納体Gが、キャリッジ201から間口203へと水平方向に移動される。
なお、自動倉庫200は、上記の構造に限定されず、物品収納体Gを自動的に入庫し、順立して出庫することができる、いわゆる順立出庫可能な自動倉庫であれば、どのような構造であってもよく、システム全体の適切な運用ができるものを選択すればよい。
図1に戻ると、物品収納体Gは、出庫コンベヤ90の上を、図中の矢印の方から搬送されてくる。出庫コンベヤ90の搬送途中には、出庫コンベヤ90の下方に物品収納体Gの重量を測定する重量計91が設けられている。これは、出庫コンベヤ90の一部分を独立させ、そのコンベヤの下方にロードセルを設けて重量を測定するなど、公知の技術を用いればよい。
また、同様に、出庫コンベヤ90での搬送中に、物品収納体Gの寸法を測定する才数計92が設けられている。これは、上方からレーザー光を照射して物品収納体の縦・横・高さの寸法を測定するものが好適であるが、それに限定せず公知の技術を用いればよい。
更に、出庫コンベヤ90の進行方向には、ローラが斜めに取り付けられているスキュードローラコンベヤ93が設けられており、物品収納体Gを搬送方向のどちらかに幅寄せすることができる。本実施例では、出庫コンベヤ90の進行方向に対して、後述する第1のプッシャ30側に寄せるようになっている。
なお、幅寄せは、全体システムの構成によっては、出庫コンベヤ90の進行方向に対して、後述する第1のプッシャ30側と反対の方向でもよく、幅寄せ機構もスキュードローラコンベヤ93に限定せず、バネ性のあるレバーによって行う方法などであってもよい。
出庫コンベヤ90の終端部分には、ステーションコンベヤ94が設けられており、この部分において、物品収納体Gが移載のために適切な位置に停止される。なお、ステーションコンベヤ94は、物品収納体の移載が容易なように、コンベヤ進行方向の両側のガイド壁は設けていない。
ステーションコンベヤ94の進行方向に対して一方の側に第1のプッシャ30が設けられる。
また、他方の側には、第1のプッシャ30によって押し出された物品収納体Gを受け取るようにマニピュレータ10によって配置されることができる3本のフォーク歯からなるフォーク20を位置させることができるようになっている。なお、フォーク20はステーションコンベヤ94内に延伸させる必要はなく、ステーションコンベヤ94の外側直近に位置させればよい。
第1のプッシャ30は、待機時にはステーションコンベヤ94外に位置しており、ステーションコンベヤ94の進行方向に平行に延伸する押し板31と、押し板31をステーションコンベヤ94を横断して直進させることができる、エアシリンダなどからなる押圧部32とを有している。なお、押圧部32はエアシリンダに限定せず、直進運動が可能なものであれば電動シリンダなど公知の技術を用いればよい。
また、ロボットハンド11には、第1のプッシャ30と対向する位置に、第2のプッシャ50が設けられている。第2のプッシャ50については後に詳述する。
更に、必要に応じて、マニピュレータ10とロボットハンド11との間に、衝撃緩衝器500を設けてもよい。衝撃緩衝器500としては、特公昭38−23664に出前品運搬機として技術思想が示されるものを本発明に応用することが望ましい。
図3は本発明の一実施形態の物品収納体移載装置のフォーク20及び第2のプッシャ50を示す斜視図である。この部分は、ロボットハンド11の前面に設けられており、略同一水平面上を略同一方向(図中Y方向)に延伸する固定フォーク歯21、可動フォーク歯22(両側はほぼ同一構造であるので、以下、同一符号で説明する)と、可動フォーク歯22の上面に設けられた溝部23と、第2のプッシャ50とを有している。
更に、第2のプッシャ50を保持するリニアガイド51の可動部と、リニアガイド51の可動部に固定されY方向に延伸するラック511と、ラック511と噛み合うピニオン512と、2個のピニオン512を図中X方向にスライド可能に保持する水平軸513と、水平軸513を両端でロボットハンド11本体に支持するピロー514とを有している。
更にまた、リニアガイド51の固定部を支持する支持台515と、支持台515に固定されX方向に延伸する2本のラック516と、両方のラック516と噛み合うピニオン517と、ピニオン517を回転可能に保持する垂直軸518とを有している。
ここで、第2のプッシャ50には、そのY方向先端部に、上下2個の吸着パッド51U、51Dとその間にプッシャヘッド52が設けられており、吸着パッド51U、51Dは先端部がゴム製のカップ状になっており、物品収納体に押し当てられることによって気密が維持され、かつ、図示しない配管が接続され、空気の吸引吐出が可能なようになっている。
更に、第2のプッシャ50には、そのX方向側面下部に車輪53が設けられている。図4は本発明の一実施形態の物品収納体移載装置の車輪53と可動フォーク歯22とを示すフォーク歯延伸方向(Y方向)に垂直な断面図であり、車輪53は、その両側を可動フォーク歯22の上面に設けられたX方向の2本の溝部23にはまるようにガイドされて、X方向に回転移動可能なようになっており、これにより、第2のプッシャ50は、可動フォーク歯22の上をY方向に前進後退が可能となっている。なお、溝部23は2本としたが、1本の溝で車輪53も両側に分離していなくてもよい。
なお、可動フォーク歯22の材質は、上部溝を有する上部221を鉄材で、それ以外の本体部分222をアルミ材で形成することが、機能的に及びコスト的に好適であるが、それに限定するものではない。
固定フォーク歯21はロボットハンド11の本体に固定されており、その位置は変わらない。一方、2本の可動フォーク歯22は、図示しない駆動源によりピニオン517を回転させることによってラック516をX方向に平行移動させることで、その間隔を狭めたり、拡げたりすることができる。この部分を総称してフォーク歯間隔調整部25と呼ぶ。
更に、第2のプッシャ50も、可動フォーク歯22と一体となって、同様の平行移動が可能となる。
これらの平行移動のため、ラック511が水平軸513をスライドしながら移動できるよう、水平軸513はボールスプライン構造となっている。
なお、これらのX方向、Y方向の直線移動機構は、これまでの説明に限定されず、周知の直線移動機構を用いることができる。
また、フォーク20の鉛直断面の形状は、先端のみがやや尖っているが、それ以外は上面と下面が略平行、すなわち等間隔であり、このことが、後述するかご車110などへの移載の際には好ましい。
なお、このフォーク20の鉛直断面形状は、重量物を扱うシステムの場合には、上下面は平行ではなく、保持される根元の側が太く、先端に行くほど細くなるくさび型である方が強度的に好ましい場合もある。
フォーク20の長さは、後述するかご車などの奥行に対して十分奥まで物品収納体を移載できる寸法であることが望ましい。
フォーク20及び第2のプッシャ50を保持しているロボットハンド11は、マニピュレータ10のアーム部に取り付けられ、多関節のマニピュレータ10によって3次元で6軸に移動回転自在に保持される。
なお、図示は略すが、それぞれの可動フォーク歯22の上面に高摩擦部を設けるとともに、可動フォーク歯22の上面から掘り込んだ穴部の中に設けられた上昇下降が可能な滑動部材を設ける構造としてもよい。
すなわち、先に述べた車輪を用いる方法に代えて、高摩擦部と滑動部材とで、摩擦力調整機構を構成してもよい。ここで、摩擦力とは、物品収納体とフォーク上面との間の相対移動を阻止する摩擦係数による力である。
同様に図示を略すが、摩擦力調整機構が、可動フォーク歯22物品収納体載置面に設けた気流吸排口であってもよい。
ここで、気流吸排口とは、図示しないポンプなどの動力源と図示しない配管などによって、空気などの気体流を吸入したり排出したりすることができる部分である。
このようにすると、物品収納体をフォークに新たに載置する場合、あるいは載置された物品収納体を放出する場合には、気流吸排口から気流を排出し、可動フォーク歯22の物品収納体移載面にかかる物品収納体の荷重を減じることにより摩擦力を低下させて、低い摩擦力で物品収納体を容易に移動でき、物品収納体を載置した状態で移送する場合には、必要に応じて気流吸排口から吸気を行うことで、保持力あるいは摩擦力を増加させ、高い摩擦力で物品収納体を保持することにより、移送中のずれ、滑りなどを防止することができる。
なお、気流吸排口の周囲には、吸着あるいは高摩擦力に寄与するゴム製のパッドのような部材を設けて、更に吸着力あるいは摩擦力を増大するようにしてもよい。
物品収納体移載システム制御部80は、マニピュレータ10及びマニピュレータ10に連結されているフォーク20、第2のプッシャ50などの動作を制御する。更に、マニピュレータ11とは連結されない第1のプッシャ30の動作についても制御する。
更に、物品収納体移載システム制御部80は、搬送されてくる物品収納体の重量を測定する重量計、物品収納体の寸法を測定する才数計などからの情報を取り込むこともでき、また、物品収納体が自動倉庫から物品収納体が供給される場合にはそれらの情報も、WMS(倉庫管理システム)などの物流全体の管理要素からの情報も取り込むことができる。
物品収納体移載システム制御部80は、CPU、記憶部、入出力部、表示部などのハードウエア構成からなる、パソコン、サーバなどが好適であるが、これらの構成要素を他の制御装置と共用したり、あるいは、クラウドコンピューティングのように遠隔に分散して配置してもよい。
図5は本発明の一実施形態の物品収納体移載装置の物品収納体姿勢変更部70の斜視図である。物品収納体姿勢変更部70は、出庫コンベヤ90から次工程(かご車110など)に移送する際に、フォーク20に移載された物品収納体を載置し、姿勢(向き)を変更した後、再度、物品収納体姿勢変更部70からフォーク20に載置して、かご車110へと移送するように構成することが好適である。
物品収納体姿勢変更部70は、平板状の略水平に置かれる固定台71と、固定台71の上方で、図示しない保持機構によって固定台71に水平方法(B方向)に回転自在に取り付けられる回転台(ターンテーブル)72と、回転台72の下部に取り付けられ回転を円滑に行わせるためのキャスター73と、回転台72の下方に設けられ回転台72を回転するための図示しないモータとを有する。
回転台72には、その周辺の4隅から屹立する4本の支柱74と、その中央部付近から屹立する縦4本、横4本、計16本の格子状小柱75とを有する。
支柱74と格子状小柱75の高さは等しく、フォーク20の高さよりも大であるように構成される。それらの上端部を連ねて仮想的に構成される平面は、物品収納体が載置される面となるので、物品収納体載置面76と呼ぶこととする。
なお、格子状小柱75は、それらが整列する側(角度90度ごと)から、3本のフォーク歯21、22を挿入できるように間隙を設けたものであり、格子状小柱75の数についてはこれに限定されるものではなく、フォーク20を挿入できるように構成されればよい。
この物品収納体姿勢変更部70は、次工程のかご車110に積載する際に、隙間を少なくして積載できるように、物品収納体の姿勢を水平で90度回転させることができればよい。但し、物品収納体の表面に貼付されたラベルなどを見やすい位置になるようにするなどの目的がある場合は、90度に限定せず、その倍数である180度、270度などの角度に回転してもよい。
また、回転台72の駆動機構はモータに限定されず、エアシリンダなどによって回転を可能とする機構であってもよい。
なお、物品収納体姿勢変更部70については、回転機構を有さずに、フォーク20を正面からだけでなく、側面から挿入できるように、マニピュレータ10を作動させてもよい。このようにすれば、回転機構なしでも90度の方向変換が可能となる。
また、回転台72を用いない回転機構であってもよい。例えば、別に設けたロボットハンドにより、出庫コンベヤ90に載置された状態、あるいは、フォーク20に載置された状態の物品収納体の方向を変換できるようにしてもよい。
更に、物品収納体の姿勢としては、水平方向だけでなく、垂直方向の姿勢の変更であってもよい。これも別に設けたロボットハンドによって、出庫コンベヤ90の上の、あるいはフォーク20の上の物品収納体の垂直方向の向きを変更してもよい。このようにすれば、極端に横長の物品収納体を縦長状態として、かご車110に効率よく積載することも可能となる。
図6は本発明の一実施形態の物品収納体移載システム100に用いられるかご車110の斜視図である。かご車110は、かご台車、ロールボックスパレット、カーゴテナーなどとも呼ばれる運搬用の台車であり、底面111と、底面111の周囲を3方向に立ち上がる3面の格子状の枠部(パネル)112と、底面の下側に設けられるキャスター(車輪)113などとを有しており、1面のみが物品収納体の積み込み、積み下ろしのために開放されている。
本発明の物品収納体移載システム100においては、出庫コンベヤ90からの物品収納体を積み込むためのかご車110の所定の位置があり、その位置は、床面に設けられた一対のレール120によって規定されている。
レール120は、それぞれ、キャスター113の位置を規制する凹状の溝を有して長手方向に延伸しており、その一端は凹状溝が拡がって、キャスター113を誘導しやすくなっている。
また、レール120の他の端部には、停止位置を規制するストッパ(図示せず)が設けられ、更に、ストッパ近傍には、かご車110の転倒を防止するロック機構(図示せず)が設けられている。これらの機構は、周知のものを用いればよい。
図7は本発明の一実施形態の物品収納体移載システム100に用いられるかご車110の外側に設けられる載置スペース確認部130の斜視図である。
かご車110の物品収納体を移載する所定位置において、載置スペース確認部130が設けられており、載置スペース確認部130は、かご車110の外側に設けられた略直方体の枠部131と、枠部131の上部に設けられた水平面内で直交する2軸(X−Y)方向に移動可能なX方向移動部132、Y方向移動部133と、Y方向移動部133にに取り付けられた鉛直下方(Z方向)への移動が可能なZ方向移動部134が設けられている。
更に、Z方向移動部134には、測距儀135が取付けられている。
ここで、測距儀135をX方向移動部132及びY方向移動部133によってX−Y方向に走査し、また、必要に応じて、Z方向移動部134にて上下方向へ移動させることにより、かご車110の内部スペースの確認をするもので、測距儀135は、測距計、あるいは距離計ともいい、レーザー光を利用して距離を測定し、これから物品収納体を載置しようとしている空間を走査するものである。
ここで、かご車110への物品収納体の移載の途中で、移載中または移載中の物品収納体が荷崩れする恐れがないとは言えない。そのような事態に対応する方策があればより好ましい。
図7には、そのような方策の一つとして、荷崩れ防止部140が示されている。荷崩れ防止部140は、かご車110の開放されている面(通常は物品収納体の移載を行うために開放されている面)の両側に略鉛直に屹立する2本の柱部141a、141bと、柱部141に両端を保持されて、図示しない駆動部によって水平状態で上下動が可能な複数の棒状の荷崩れ防止材142を有している。
ここで、下部にまとめてある複数の荷崩れ防止材142が、物品収納体積み付けの進捗に合わせて、下部から1本ずつ上昇することによって、開放面に物品収納体が倒れ込むような荷崩れを防止することができる。
なお、荷崩れ防止材142は、丸棒であることが好適であるが、それに限定されず、板状であっても、網状であっても、荷崩れを防止できる部材であれば、どのようなものであってもよい。
次に、別の荷崩れ防止部につき説明する。図8は本発明の一実施形態の物品収納体移載システム100に用いられるかご車の荷崩れ防止用の扉の斜視図であり、先に述べた荷崩れ防止部140として、既に積み込みがなされた部分を遮蔽するスライド可能な荷崩れ防止扉143を設けてもよい。
図に示すように、かご車110の前面(開放面)の一部分、例えば、下方約2分の1の高さ部分に、図示しない駆動機構のよってスライド式に両開きできる荷崩れ防止扉143を設ける。なお、必要に応じて、荷崩れ防止扉143に図示しないセンサーを設けて、荷崩れの発生を係員に知らせるようにしてもよい。
なお、荷崩れ防止扉143は、1段のみでなく、積載する高さに応じて2段、3段と荷崩れ防止扉を閉じるようにしてもよい。更に精緻な制御が可能となる。
それに限定されず、既に積み込まれた物品収納体の荷崩れを防止あるいは押し戻しできる手段であればどのようなものであってもよい。
また、荷崩れ防止の機能を実現できるものであれば、棒状や扉状のものではなく、シャッター状のものを上昇させるなどの手段でもよく、これらを総称して荷崩れ防止部とする。
次に、これまでに説明した本発明の一実施形態の物品収納体移載システムの作用について説明する。
まず、自動倉庫200への物品収納体Gの入庫動作を説明する。物品収納体Gが入庫コンベヤ152を進み、自動倉庫200へと到達する。自動倉庫200の入り口部に待機しているキャリッジ201に最初の物品収納体Gが移載され、そのキャリッジ201は、移送部202によって水平直進方向及び上下方向に移送させられ、物品収納体移載システム制御部80によって指示された間口203のいずれかに収納される。キャリッジ201は、その後、自動倉庫200の入り口部に戻って待機する。
この動作を繰り返して、一群の物品収納体Gが自動倉庫200の指定の間口203に収納される。ここでは、物品収納体移載システム制御部80の収納される間口203を物品収納体移載システム制御部80において記憶しておけば、その間口203の情報と間口に収容された物品収納体Gとを関連づけることが可能である。
次に、自動倉庫200に保管された物品収納体Gを、仕分け先ごとに仕分け、かつ、順序立てて出庫する手順について説明する。
物品収納体移載システム制御部80(あるいは上位のWMS)から、仕分け先ごとに配送すべき物品収納体Gの群が指示されると、物品収納体移載システム制御部80に内蔵された積付ロジックが動作し、積み付け順位1番のものが収容されている間口203の物品収納体Gを取り出すことになる。取り出し動作は、前に述べた保管の手順と逆に、キャリッジ201が、移送部202によって指定の間口203に移送され、そこで収容容器16を間口203からキャリッジ201に移載し、キャリッジ201が移送部202により自動倉庫20の出口(入口と兼用)部分に戻ってきて、そこから、仕分け搬送路301へと受け渡される。
同一仕分け先への物品収納体の収容された物品収納体Gは、引き続き、積み付け順位2番、3番、・・という順序に、連続して取り出され、出庫コンベヤ90で、列をなすこととなる。
次に、出庫コンベヤ90から物品収納体移載装置1への移載の動作を説明する。
図9及び図10は本発明の一実施形態の物品収納体移載装置1の動作の説明図であり、図9は大きめの物品収納体G、図10は小さめの物品収納体gの移載について説明する。自動倉庫200からの物品収納体Gが、出庫コンベヤ90の上を運搬されてくる。
物品収納体の形状、寸法、重量などの情報が、自動倉庫200への入庫前に把握できており、物品収納体Gの移送に伴って伝達される場合を除き、それらの情報が、出庫コンベヤ90の周辺に設けられた、重量計91、才数計92などによって測定される。これらより、物品収納体移載システム制御部80は、移載されるべき物品収納体についてのこれらの情報を記憶しておくことができる。
その後、物品収納体G(g)は、進行方向に対して傾きを有するスキューコンベヤ93の部分を通過し、これによって、物品収納体G(g)が第1のプッシャ30の側へと整位される。
その後、ステーションコンベヤ94に移送された物品収納体G(g)は、図に示すように、物品収納体の寸法によらずに定位置(物品収納体の進行方向先端がステーションコンベヤ94の終端近傍に来た位置)まで搬送され、停止する。
一方、ステーションコンベヤ94の進行方向に対して第1のプッシャ30と対向する側には、フォーク20(固定フォーク歯21、2本の可動フォーク歯22)の先端がステーションコンベヤ94の側部に近接するように、かつ、固定フォーク歯21の位置が物品収納体G(g)中央になるように物品収納体移載システム制御部80によって位置決めされる。
なお、上記の物品収納体G(g)の停止位置は、物品収納体の搬送方向寸法などの情報から第1のプッシャ30と物品収納体とが均等に割り付けられる位置にステーションコンベヤ94を停止するように、物品収納体移載システム制御部80が制御してもよい。第1のプッシャ30の動作が安定する場合もあり得る。なお、この停止位置は、状況によってはこれらの例によらず、前後させる方がより効果がある場合もあり得る。
なお、フォーク20は、ステーションコンベヤ94の領域に乗り入れる必要はないため、その機構及び制御は、簡略にすることができる。
ここで、2本の可動フォーク歯22の間隔については、移載すべき物品収納体G(g)の幅寸法に応じて適切となるように、物品収納体移載システム制御部80によってフォーク歯間隔調整部25を作動させて、移載される物品収納体の幅方向(ステーションコンベヤの進行方向長さ)よりやや小さめで、両側の可動フォーク歯22が物品収納体の幅より外に出ないように設定される。更に、固定フォーク歯21が、破損の可能性がある物品収納体の底部中央部をしっかり保持する。このようにすることで、物品収納体を安全に保持することが可能となる。
なお、可動フォーク歯22の間隔は、物品収納体の状況によっては、それよりも大、あるいは小の間隔が適切な場合もあり得る。
次に、フォーク20の側の第2のプッシャ50に設けられた吸着パッド51が、物品収納体移載システム制御部80によって、フォーク20の先端から物品収納体G(g)の略奥行寸法(図8ではD、図9ではd)を減じた位置まで進められる。これは移載後に物品収納体がフォーク20の先端基準で揃えられるために有効であり、これにより、以降の工程が効率的に進められる。
次に、ステーションコンベヤ94の進行方向に関して、フォーク20と反対側に設けられた第1のプッシャ30が、ステーションコンベヤ94の上の物品収納体G(g)をフォーク20の側へ押し出す。
物品収納体の押し出し進行方向先端側が吸着パッド51に到達すると、物品収納体移載システム制御部80によって、第1のプッシャ30の押圧が解除され、かつ、第1のプッシャ30が当初位置に戻される。また、吸着パッド51は、内部の空気が排気され、真空状態となり、フォーク20の上の物品収納体の保持を支援する。
これで物品収納体G(g)がフォーク20の上に移載されたことになり、また、ステーションコンベヤ94は次の物品収納体を受け入れることが可能となる。
なお、次工程の状況によってはこれとは異なる基準で物品収納体を揃えることも有効な場合もあり得る。また、吸着パッド51は、可動フォーク歯22の上で待機するようにしたが、それとは違って、更に前方に進出して、第1のプッシャ30との間に物品収納体を挟み込むようにして、物品収納体をフォーク20へと移載するようにしてもよい。これによれば、より確実な移載が実現できる可能性もあり得る。
フォーク20は、物品収納体を載置した状態で、マニピュレータ10の動作により、ロボットハンド11の先端で略水平状態に維持されたまま、かご車110の方向へ移動され、フォーク20の延伸方向がかご車110の前面と垂直となる状態で停止する。
図11は本発明の一実施形態の物品収納体移載装置のロボットハンドの動作の説明図である。この図は動作を模式的に表したものであって、(a)は物品収納体を載置したフォーク20が水平状態で、A方向に回転あるいは直線運動をしている状態を示し、(b)は、回転の初めの部分(S部分)ではフォーク20の進行方向後端部が水平より高くなっており、回転の中間部分(M部分)では水平状態に戻り、回転の終わりの部分(E部分)ではフォーク20の進行方向先端部が水平より高くなっているようにしたものである。(c)は、回転の全域にわたりフォーク20の回転外周側が高くなっているようにしたものである。
図中(a)に示す水平状態を保ったままでは、ロボットハンド11に回転軸を有しなくてもよいことから、機構及び制御が簡便になる利点があるが、高速で物品収納体を移送しようとすると、物品収納体の位置ずれや、最悪の場合、落下などの恐れもある。
ここで、図中(b)のように、加速時及び減速時に加速度(慣性力)を生じる側を高くして、その影響を抑えるようにすれば、急加速、急減速を可能とした高速の物品収納体移送が実現できる。
また、同様に、図中(c)のようにすると、円運動の遠心力による外周方向への物品収納体の移動が抑えられ、安定した高速移送が可能となる。
具体的には、図中(b)及び(c)の傾斜を単独で、あるいは組み合わせて適用することでより効果的に移送を行うことができる。
なお、このような技術は既に開示されているものであり、例えば、特開2004−21693には、物品収納体が載置されるテーブルを自走式の台車に対して前後及び/又は左右に傾動可能に配備した搬送ロボットのテーブル角度制御方法において、テーブルに作用する加速度と重力との合力ベクトルがテーブルに対して垂直に作用するようにテーブルを傾動させることにより、テーブルに載置された物品収納体の落下等を効果的に防止できるテーブル角度制御方法を提供することを課題とし、台車の移動に伴いテーブル又は台車に作用する加速度と重力の合力ベクトルがテーブルに対して垂直に作用するように、テーブルを傾動させる技術思想が開示されている。
また、台車を移動させるために台車の駆動手段へ入力される速度指令値から、テーブルに作用する加速度を推定するステップと、推定された加速度と重力との合力ベクトルを算出するステップと、得られた合力ベクトルがテーブルに対して垂直に作用するように、テーブルを傾動させるステップと、を有する技術思想も開示されている。
次に、フォーク20に載置されてかご車110の近傍に到着した物品収納体Gはかご車110に移載される。
図12は本発明の一実施形態の物品収納体移載システムの積載ロジックの説明図であり、(a)がかご車110の積載面側から見た立面図、(b)がかご車110の上方から見た平面図である。ここで、物品収納体Aから物品収納体Fが、積載ロジックに従って、隙間を小さくするように積載される。
図13は本発明の一実施形態の物品収納体移載システムの移載方法の説明図であり、かご車110を側面から見た断面図である。ここでは、物品収納体Gを載置したフォーク20を所定の場所(前後・左右・手前側奥側など)に近づける。図においては、最初に移載される物品収納体であり、かご車110の底面111に移載されるが、既に物品収納体が置かれており、その上あるいはその手前に載置する場合にも同様な制御が可能である。
まず、移載すべき物品収納体Gを、吸着パッド51に吸着された状態のまま、かご車110の奥行方向に関しては奥の枠部112(あるいは既にある物品収納体の側面)との隙間を極小とする位置、高さ方向では底面111(あるいは既にある物品収納体の上面)とフォーク20の下面の間隙が極小となる位置に移送する。(図中(1))
その後、フォーク20のみを抜去する。(図中(2))吸着パッド51は物品収納体Gを保持したまま、前方に物品収納体を押し出すか、あるいは、その場所にとどまる。
フォーク20の抜去が完了したら、吸着パッド51の真空状態を解除する。すると、物品収納体の保持状態が解除され、物品収納体の自重により、下方に移動し、かご車110の底面111(あるいは既にある物品収納体の上面)に移載される。
ここで、フォーク20の高さ方向は、上下面が平行であるため、先端部が細く後端部が太い場合に比べて、物品収納体底面とかご車110の底面111(あるいは既にある物品収納体の上面)との間隔を小さくすることができるため、物品収納体の下方への移動の衝撃も小さく、物品収納体を安全に移載することができる。
なお、更に衝撃を少なくするために、吸着パッド51の下方への移動を可能とする構成としてもよい。そのようにすると、物品収納体を吸着したまま、下方への移動が完了するため、衝撃をより少なくすることができる。
そして、順次、平面方向から垂直方向へと、なるべく隙間を少なく、物品収納体が積載される。
次に、物品収納体の姿勢変更動作について説明する。かご車110での積載効率を上げるため、あるいは、物品収納体に付与されたラベルや識別符号を正面に向けるためなどの目的で、姿勢の変更を必要とすると物品収納体移載システム制御部80によって判断された物品収納体は、図5に示す物品収納体姿勢変更部70に移送され、図中のA方向からフォーク20が格子状小柱75の隙間へ挿入され、その後、フォーク20が抜去されることで、仮置棚70と同様に、物品収納体載置面76に載置される。
引き続き、物品収納体移載システム制御部80によって、必要な回転角度(例えば右に90度)が指示されて、回転台72が所定角度回転して停止する。
次に、フォーク20が同じくA方向から格子状小柱75の隙間に挿入され、かご車110へと移送される。
なお、回転角度は90度に限定せず、例えば、裏側にある物品収納体の表示ラベルを表側に向ける場合などのように、180度、270度(マイナス90度)など、任意の角度で設定してもよい。
ここで、かご車110は、移載を受ける位置に設けられたレール120にキャスター113をガイドされるように人手あるいは自動運転にて運搬されてきており、移載位置では、人手あるいは自動でのロック機構を働かせて位置を固定することが好ましい。
なお、かご車110の物品収納体を移載する所定位置に、載置スペース確認部130が設けられており、測距儀135をX方向移動部132及びY方向移動部133によってX−Y方向に走査し、また、必要に応じて、Z方向移動部134にて上下方向へ移動させることにより、かご車110の内部スペースを確認をする。
具体的には、レーザー光を利用して距離を測定し、これから物品収納体を載置しようとしている空間が確保されている、すなわち、他の物品収納体の倒れ、位置ずれなどがないことを確認して、物品収納体の載置を継続することになる。
物品収納体のかご車110への移載が完了したら、ロックを解除して、レール120上を逆方向に移動させ、その後、人手によりあるいは自動で、所望の次工程へと運搬すればよい。
次に、かご車110における積載中の荷崩れ防止の動作につき説明する。
図7には、そのような方策の一つとして、荷崩れ防止部140が示されている。荷崩れ防止部140は、かご車110の開放されている面の両側に略鉛直に屹立する2本の柱部141a、141bと、柱部141に両端を保持されて、図示しない駆動部によって水平状態で上下動が可能な複数の棒状の荷崩れ防止材142を有している。
ここで、下部にまとめてある複数の荷崩れ防止材142が、物品収納体積み付けの進捗に合わせて、下部から1本ずつ上昇することによって、開放面に物品収納体が倒れ込むような荷崩れを防止することができる。
また、別の荷崩れ防止の動作としては、図13に示すように、かご車110の前面(開放面)の一部分、例えば、下方約2分の1の高さ部分に設けた荷崩れ防止扉143を、その部分より上まで物品収納体が積載されたら、図示しない駆動機構によってスライド式に荷崩れ防止扉143を閉じる方法もある。
これにより、その下方部の物品収納体の積載状態が崩れたとしても物品収納体の落下、散乱、損傷などが防止できる。なお、必要に応じて、荷崩れ防止扉143に設けた物品収納体検知センサーによって、荷崩れの発生を速やかに係員に知らせるようにしてもよい。
次に、必要に応じて設けることができる衝撃緩衝器500について説明する。図1に示すように、マニピュレータ10とロボットハンド11との間に、衝撃緩衝器500を設けてもよい。
衝撃緩衝器500としては、特公昭38−23664に出前品運搬機として技術思想が示されるものを本発明に応用する。具体的には、上下動緩衝部、横振動緩衝部によって構成されるものである。
このように、フォークを保持するロボットハンドと、ロボットハンドを3次元で移動可能とするマニピュレータとの間に振動緩衝器を設ければ、高速でロボットハンドを移動させる際に、ロボットハンドに保持されるフォーク上に載置された物品収納体は、振動が緩衝されるため、フォーク上でのずれなどの恐れが少なくなる。
なお、これまでのいくつかの実施形態の説明で、物品収納体の移載を受ける物品収納体運搬手段を、かご車110として説明したが、底面と底面から2方向のみに立ち上がる枠部を有する、いわゆるカートラックあるいは6輪台車と呼ばれるような台車、あるいは、枠を持たない底板と押し手のみの台車であってもよい。その場合でも、本発明の物品収納体移載システム1000により、使用目的に応じた効果が期待できる。
また、これまでの全般の説明で、コンベヤを、ローラコンベヤを例に説明したが、ローラコンベヤ以外のベルトコンベヤやその他のコンベヤを適宜使用してもよい。
なお、マニピュレータ10を自動走行用の台車(AVG、AMRなど)に載置するようにしてもよい。このようにすると、マニピュレータ10を広範囲に移動させることができ、離れた位置にあるかご車に物品収納体を移送することができる。
このような応用は、広大な倉庫の場合や、空港における、特に乗り継ぎ客用の荷物の一時保管などに有効に利用できる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することが可能である。これらはすべて、本技術思想の一部である。
このように、本発明の物品収納体移載システムにおいては、人手を介さずに、自動倉庫からかご車への効率的な積み付けが実現できるから、産業上の高い利用可能性がある。
1 物品収納体移載装置
10 マニピュレータ
11 ロボットハンド
20 フォーク
21 固定フォーク歯
22 可動フォーク歯
23 溝部
25 フォーク歯間隔調整部
30 第1のプッシャ
50 第2のプッシャ
51 吸着パッド
53 車輪
70 物品収納体姿勢変更部
80 物品収納体移載システム制御部
90 出庫コンベヤ
94 ステーションコンベヤ
110 かご車
130 載置スペース確認部
140 荷崩れ防止部
152 入庫コンベヤ
200 自動倉庫
500 衝撃緩衝器
1000 物品収納体移載システム
G、g 物品収納体

Claims (3)

  1. A)自動倉庫から出庫された物品収納体を運搬する出庫コンベヤと、
    B)前記出庫コンベヤから移送された物品収納体を上面に載置しうる、略水平方向に延伸する、複数のフォーク歯とからなるフォークと、
    前記フォークを保持するロボットハンドと、
    前記複数のフォーク歯間の間隔を調整できるフォーク歯間隔調整部と、
    前記ロボットハンドを移動回転可能に保持するマニピュレータと
    を有する物品収納体移載装置と、
    C) 前記出庫コンベヤから略水平状態のまま前記物品収納体を前記フォークの上面に押し出す第1のプッシャと、
    D)前記自動倉庫と前記第1のプッシャと前記物品収納体移載装置とを制御する物品収納体移載システム制御部と
    を有する物品収納体移載システムであって、
    前記物品収納移載装置は物品収納体を物品収納体運搬手段に移載することを特徴とする物品収納体移載システム。
  2. 前記自動倉庫と前記コンベヤとの間、前記コンベヤと前記物品収納体移載装置との間、又は、前記物品収納体移載装置と前記物品収納体運搬手段との間のいずれかに、物品収納体姿勢変更部を有することを特徴とする請求項1に記載の物品収納体移載システム。
  3. 前記自動倉庫からの出庫順は、前記物品収納体移載システム制御部に内蔵された、積載後の容積率を高めるように予め積載するための順番及び/または配置を計算で求める積載ロジックによって定められることを特徴とする請求項1に記載の物品収納体移載システム。
JP2019212726A 2019-11-25 2019-11-25 物品収納体移載システム Active JP7467789B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019212726A JP7467789B2 (ja) 2019-11-25 2019-11-25 物品収納体移載システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019212726A JP7467789B2 (ja) 2019-11-25 2019-11-25 物品収納体移載システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021084728A true JP2021084728A (ja) 2021-06-03
JP7467789B2 JP7467789B2 (ja) 2024-04-16

Family

ID=76086724

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019212726A Active JP7467789B2 (ja) 2019-11-25 2019-11-25 物品収納体移載システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7467789B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113415563A (zh) * 2021-06-30 2021-09-21 苏州得尔达国际物流有限公司 能对圆盘故障机器人进行调度搬运的机器人
CN113581866A (zh) * 2021-08-13 2021-11-02 山东宜居新材料科技有限公司 一种气缸式木塑板材码放机械臂
CN113977594A (zh) * 2021-09-28 2022-01-28 杭州娃哈哈精密机械有限公司 一种用于物品装车的机器人装置
CN114919992A (zh) * 2022-05-30 2022-08-19 青岛东山集团有限公司 一种母线盖板生产线

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003104563A (ja) 2001-09-28 2003-04-09 Maki Mfg Co Ltd 入荷設備
JP6040893B2 (ja) 2013-08-30 2016-12-07 株式会社ダイフク 順序搬送システム
JP6176142B2 (ja) 2014-02-19 2017-08-09 株式会社ダイフク 順序搬送システム
JP7167391B2 (ja) 2015-10-08 2022-11-09 トーヨーカネツ株式会社 積載ロジックを有する物品積載装置
JP6981765B2 (ja) 2017-04-06 2021-12-17 トーヨーカネツ株式会社 物品移載装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113415563A (zh) * 2021-06-30 2021-09-21 苏州得尔达国际物流有限公司 能对圆盘故障机器人进行调度搬运的机器人
CN113415563B (zh) * 2021-06-30 2023-02-17 苏州得尔达国际物流有限公司 一种对圆盘故障机器人进行调度搬运的方法
CN113581866A (zh) * 2021-08-13 2021-11-02 山东宜居新材料科技有限公司 一种气缸式木塑板材码放机械臂
CN113977594A (zh) * 2021-09-28 2022-01-28 杭州娃哈哈精密机械有限公司 一种用于物品装车的机器人装置
CN114919992A (zh) * 2022-05-30 2022-08-19 青岛东山集团有限公司 一种母线盖板生产线
CN114919992B (zh) * 2022-05-30 2023-01-03 青岛东山集团有限公司 一种母线盖板生产线

Also Published As

Publication number Publication date
JP7467789B2 (ja) 2024-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2021084728A (ja) 物品収納体移載システム
US10843882B2 (en) Automated loading system
CN109071113B (zh) 具有头顶车辆和调试站的储存系统
JP2020100507A (ja) 保管・出庫システム
JP2016047771A (ja) 受注処理ステーション及び倉庫システム
JP7408891B2 (ja) 物品移載装置及び物品移載システム
JP5516745B2 (ja) 仕分システムと仕分方法
JP2022536144A (ja) 保管システム
WO2022151678A1 (zh) 能将货物卸载在货柜内的立体卸载系统及其控制方法
JP2019006517A (ja) 荷物受け渡しシステム
JP2017149529A (ja) 自動倉庫
EP4091969A1 (en) Mechanical handling apparatus
JP4029688B2 (ja) 自動倉庫設備
JP6848676B2 (ja) ピッキングシステム
JP7171992B2 (ja) ケース移載システム及びケース移載方法
JPH0327446B2 (ja)
JP2001206517A (ja) 商品出荷システムにおける移動式ローダー
JPS6153962B2 (ja)
JPH0327443B2 (ja)
JP2024518124A (ja) 機械的取扱装置
NO20211238A1 (en) A delivery port for delivery of goods contained in goods holders
CN117642345A (zh) 机械处理装置
JPH0626961B2 (ja) 物品の取扱い方法及びその装置
JPH0626963B2 (ja) 物品の取扱い方法及びその装置
JP2005280875A (ja) 長尺物用自動倉庫

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221026

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230726

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230801

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240305

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240306

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7467789

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150