JP2021084425A - 画像形成装置、供給制御方法及びプログラム - Google Patents

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卓 横澤
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Abstract

【課題】簡単な構成で、スキューをできるだけ低減させジャムを減らし、搬送誤差ばらつきを小さくすることで画像位置ずれを小さくして、印字品質の向上を図る。【解決手段】画像形成装置は、ロール状に巻装された印字媒体Mの供給を行う供給部と、前記供給部から供給された前記印字媒体を、所定の送り量で間欠搬送する搬送部と、前記搬送部で搬送された前記印字媒体の巻取りを行う巻取り部と、前記搬送部で搬送された前記印字媒体に印字を行う印字部と、前記搬送部により前記印字媒体の間欠搬送を開始した後の所定のタイミングで、前記供給部を巻取り方向に回転制御し、その後、前記巻取り方向とは逆方向に前記供給部を回転制御して前記印字媒体を弛ませる回転制御部と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置、供給制御方法及びプログラムに関する。
巻芯に、例えば紙媒体や塩化ビニール媒体等の、シート状の印字媒体が巻装されたロールタイプメディア(以下、単にメディアという場合もある)に対してシリアルヘッド方式で印字(印刷)を行うインクジェットプリンタ装置等の画像形成装置が知られている。このような画像形成装置は、ロールタイプメディアから所定の方式にて印字媒体を引き出しながら、印字を行う。印字後の媒体は、折れ又は汚損等を回避するために、所定の方式で巻取られる。
画像形成品質のためには、印字部で印字媒体をスキューやジャムを防いで適切に搬送することが必要であり、印字媒体を適切に搬送するには、適切なテンションを与えることが効果的である。テンションを与える機構として代表的なものに、テンションバーがあるが、テンションバーは構成が大掛かりで装置が大型化し、また高価になりがちである。
特許文献1には、給紙モータによりロールタイプメディアに搬送方向と逆方向のトルクを付与して、テンションバーを使用せずにロールタイプメディアから直接給紙する方式の構成が開示されている。
ここで、単にトルクリミッタを介して給紙モータにて巻取り方向のトルクをロールタイプメディアに付与するだけであると、ロールタイプメディアの外径(印字媒体の残量)に応じてテンションが変動してしまい、搬送ローラ上での印字媒体の挙動が不安定になるところ、特許文献1に開示の技術では、印字媒体に、加速、定速、減速などの搬送状態それぞれに適したテンションが与えられるよう、給紙モータを制御部が制御する。
しかしながら、特許文献1に開示の技術では、所望の制御を実現するために、電流検出回路を用いて給紙ロールの駆動モータにかかる電流をフィードバックし、搬送ローラ速度と給紙ロールトルクを協調制御している。このため、電流検出回路や協調制御用の高速演算処理ができるCPUを必要とし、高価で複雑な構成となってしまっている。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で、スキューをできるだけ低減させジャムを減らし、搬送誤差ばらつきを小さくすることで画像位置ずれを小さくして、印字品質の向上を図ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、ロール状に巻装された印字媒体の供給を行う供給部と、前記供給部から供給された前記印字媒体を、所定の送り量で間欠搬送する搬送部と、前記搬送部で搬送された前記印字媒体の巻取りを行う巻取り部と、前記搬送部で搬送された前記印字媒体に印字を行う印字部と、前記搬送部により前記印字媒体の間欠搬送を開始した後の所定のタイミングで、前記供給部を巻取り方向に回転制御し、その後、前記巻取り方向とは逆方向に前記供給部を回転制御して前記印字媒体を弛ませる回転制御部と、を備える。
本発明によれば、簡単な構成で、スキューをできるだけ低減させジャムを減らし、搬送誤差ばらつきを小さくすることで画像位置ずれを小さくして、印字品質の向上を図ることができるという効果を奏する。
図1は、実施の一形態の画像形成装置の外観の一例を示す図であり、要部を透視した状態の図である。 図2は、キャリッジ走査機構の平面図である。 図3は、ロールタイプメディアの搬送機構を説明するための図である。 図4は、給紙紙管及び給紙紙管の周辺機構を説明するための図である。 図5は、画像形成装置が備える主副駆動制御部のブロック図である。 図6は、制御部の機能ブロック図である。 図7は、主走査モータ、搬送モータ、給紙モータ及び巻取りモータのフィードバック制御形態を示す図である。 図8は、ロールタイプメディアの弛み量について説明するための図である。 図9は、弛み制御動作を説明するための図である。 図10は、弛み制御を説明するための各部の信号のタイミングを示すタイムチャートである。 図11は、ロールタイプメディアの残量および搬送ローラ上での印字媒体の滑り量の経時変化を示すグラフである。 図12は、ロールタイプメディアの残量と、当該残量に対して適切であると想定する引っ張り合いの時間との関係を示すグラフである。 図13は、印字動作の流れを示すフローチャートである。 図14は、印字開始前弛み制御の流れを示すフローチャートである。 図15は、弛み制御の流れを示すフローチャートである。 図16は、印字中に巻取り紙管で巻取られるロールタイプメディアの外径値の更新動作を説明するためのフローチャートである。 図17は、巻取り紙管で巻取られたロールタイプメディアの外径値の変化とエンコーダパルスの変化を説明するための図である。 図18は、ロールタイプメディアの巻取り中及び巻取り完了後における、モータ制御部から巻取りモータに供給される電圧値の変化を示す図である。 図19は、ロールタイプメディアの巻取り中及び巻取り完了後における、巻取り量エンコーダセンサで検出されるエンコードパルスのパルス数の変化を示す図である。
以下、添付図面を参照して、実施の一形態となる画像形成装置の説明をする。本実施形態の説明にあたって「印字」を「印刷」と区別してはいなく、例えば「印字」から文字以外のものを印刷することを除外する意図はない。本実施形態においては、媒体へのインクやトナー等による画像形成一般を、印字と称する。
(外観構成)
図1は、実施の一形態の画像形成装置100の外観の一例を示す斜視図である。画像形成装置100は、いわゆるインクジェット方式の画像形成装置である。本体1の内部には、両側板にガイドロッド3及び副ガイドレール4が掛け渡されている。これらのガイドロッド3及び副ガイドレール4は、キャリッジ5を、矢印A方向(主走査方向)に移動可能に、保持している。
キャリッジ5には、駆動プーリ9と加圧プーリ10とに掛け渡されたタイミングベルト11が、接続されている。このタイミングベルト11が、主走査モータ8により、駆動プーリ9を介して駆動されることで、キャリッジ5が、主走査方向Aに沿って往復移動する。タイミングベルト11には、加圧プーリ10によって張力が付加されている。このため、弛みを発生することなくキャリッジ5が駆動される。
(キャリッジ走査機構)
図2は、キャリッジ走査機構の平面図である。この図2において、印字媒体Mは、矢印A方向(主走査方向)に往復移動するキャリッジ5の下部を、矢印B方向(副走査方向)に沿って間欠的に搬送される。記録ヘッド6k、6c、6m、6yは、複数のノズルから印字媒体Mに対してインクを吐出する。これにより、印字媒体M上に、所定の画像又は文字等が印字される。なお、「k」は、ブラック又はキープレート、「c」はシアン、「m」はマゼンタ、「y」はイエローを意味する。
また、画像形成装置100の本体1には、図1に示すように、記録ヘッド6にインクを供給するカートリッジ7と、キャリッジ5に設けられた記録ヘッド6の維持メンテナンスを実行する維持機構15と、が設けられている。さらに、キャリッジ5内には、図2に示すように、エンコーダセンサ13が設けられている。エンコーダセンサ13は、両側板に掛け渡されたエンコーダシート14を連続的に読み取ることで、キャリッジ5の主走査方向位置を検知する。キャリッジ5は、エンコーダセンサ13で検知された主走査方向位置に基づいて、2つの側板間を移動制御される。また、キャリッジ5には、キャリッジ5と共に移動する撮像ユニット101が設けられている。この撮像ユニット101で基準チャートの色パッチを読み取り、紙種類毎の測色処理を実行する。
(搬送構成)
図3は、ロールタイプメディアM0(印字媒体Mがロール状に巻かれたもの)の搬送機構を説明するための図である。この図3において、キャリッジ5には記録ヘッド6が設けられており、プラテン25上で印字が行われる(記録ヘッド6とプラテン25とは、印字部の一例を構成する)。ロールタイプメディアM0は、給紙紙管(供給部の一例を構成)52に巻装された状態で給紙ユニットにセットされ、印字媒体Mが矢印の向き(搬送方向)に引かれることにより回転する。印字媒体Mは、搬送ユニットの搬送ローラ35(搬送部の一例を構成)を介してプラテン25上の印字領域を通過し、巻取りユニットにセットされた巻取り紙管44(巻取り部の一例を構成)に巻取られる。
巻取りユニットは、巻取り紙管44の回転量を検知する巻取りエンコーダシート45、巻取り量エンコーダセンサ39、巻取り紙管44に駆動連結されると共に、印字媒体Mに掛かるトルクを制限(最大値を管理)するトルクリミッタ40を有する。また、巻取りユニットは、巻取り及び弛ませ動作を行う際の駆動源となる巻取りモータ41、モータの回転速度及び回転量を検知するためのモータ軸上に取り付けられた巻取りモータエンコーダシート42、及び、巻取りモータエンコーダセンサ43を有する。
給紙ユニットは、給紙紙管52の回転量を検知するための、給紙残量エンコーダシート51、給紙残量エンコーダセンサ46及びロールタイプメディアM0に掛けるトルクを制限(最大値を管理)するトルクリミッタ47を有する。また、給紙ユニットは、給紙側のテンションを発生させるための駆動源となる給紙モータ49、給紙モータ49の回転速度及び回転量を検知するためのモータ軸上に取り付けられた給紙モータエンコーダシート48、及び、給紙モータエンコーダセンサ50を有する。
印字中は、給紙モータ49を回転させ、図3に矢印で示す搬送方向とは逆の方向の力をロールタイプメディアM0に掛けると、搬送ローラ35及び加圧ローラ34で保持された印字媒体Mにテンションが掛かり、トルクリミッタ47が滑りだす。これにより、ロールタイプメディアM0には一定のトルクが付与され、印字媒体Mにはロール紙外径に応じた給紙テンションが掛けられる。
搬送ユニットは、搬送ローラ35を回転させるための駆動源となる搬送モータ37、搬送モータ37の回転速度及び回転量を検知するための搬送ローラ35の軸上に取り付けられた搬送モータエンコーダシート38及び搬送モータエンコーダセンサ36を有する。
ここで、図4は、給紙紙管52及び給紙紙管52の周辺機構を説明するための図である。給紙紙管52は、図4に示すように、左右から給紙紙管フランジ78で挟みこまれて保持されている。そして、給紙モータ49によってトルクリミッタ47を介して給紙紙管フランジ78が回転駆動されることで、給紙紙管52が回転する。また、給紙紙管フランジ78の軸上には、給紙残量エンコーダシート51が設けられている。給紙残量エンコーダセンサ46は、給紙残量エンコーダシート51の回転速度に応じたエンコードパルスを出力する。給紙紙管52の回転量、回転位置、回転速度等は、このエンコードパルスのパルス数に基づいて算出される。
また、巻取り紙管44も給紙紙管52と同様に、図4に示す給紙紙管フランジ78と同様の巻取り紙管フランジ82によって、左右から挟みこまれて保持されている。そして、巻取りモータ41によってトルクリミッタ40を介して巻取り紙管フランジ82が回転することで、巻取り紙管44が回転する。また、巻取り紙管フランジ82の軸上には、巻取りエンコーダシート45が設けられている。巻取り量エンコーダセンサ39は、巻取りエンコーダシート45の回転速度に応じたエンコードパルスを出力する。巻取り紙管44の回転量、回転位置、回転速度等は、このエンコードパルスのパルス数に基づいて算出される。
(主副駆動制御部)
図5は、画像形成装置100が備える主副駆動制御部105のブロック図である。この図5に示すように、画像形成装置100は、主副駆動制御部105として、制御部(回転制御部の一例)61、主走査部62、搬送部63、給紙部(供給部の一例)64、巻取り部65、及び給紙制御プログラムを記憶したメモリ84を有している。
主走査部62は、主走査モータ8と、主走査モータ8により駆動されるキャリッジ5と、キャリッジ5に設けられた記録ヘッド6及び主走査エンコーダセンサ71とを有している。
搬送部63は、搬送モータ37により駆動される搬送ローラ35と、搬送ローラ35が回転することで変化するエンコードパルスを出力する搬送エンコーダセンサ73とを有している。
給紙部64は、給紙モータ49により駆動される給紙紙管フランジ78と、給紙モータ49が回転することで変化するエンコードパルスを出力する給紙モータエンコーダセンサ50と、給紙紙管52が回転することで変化するエンコードパルスを出力する給紙残量エンコーダセンサ46とを有している。
すなわち、給紙部64は、モータ軸の回転を検出する給紙モータエンコーダセンサ50と、紙管(フランジ)の回転を検出する給紙残量エンコーダセンサ46との、計2つのエンコーダを有する。このため、給紙部64からは、2つのエンコーダ値を得ることができる。従って、弛み制御の際に、給紙残量エンコーダセンサ46のエンコード値を入力値としてフィードバックし、給紙モータ49の回転制御を行うことで、より高精度な弛み量の制御を行うことができる。
また、給紙モータエンコーダセンサ50のエンコーダ値を用いて給紙モータ49のフィードバック制御を行い、給紙モータエンコーダセンサ50の目標値と給紙残量エンコーダセンサ46の目標値との差分に応じて、例えば100msecに一度又は200msecに一度等のように、定期的に給紙モータエンコーダセンサ50の目標値を変化させてもよい。
巻取り部65は、巻取りモータ41により駆動される巻取り紙管フランジ82と、巻取りモータ41が回転することで変化するエンコードパルスを出力する巻取りモータエンコーダセンサ43とを有する。また、巻取り部65は、巻取り紙管44が回転することで変化するエンコードパルスを出力する巻取り量エンコーダセンサ39を有する。
なお、以降の説明において、モータの回転制御は、モータエンコーダセンサからフィードバックされる、モータ軸の回転に応じたエンコード値に基づいて行うこととする。
(制御部の機能)
図6は、制御部61の機能ブロック図である。制御部61は、図5に示すメモリ84に記憶されている給紙制御プログラム(巻取り制御プログラムの一例)を実行することで、この図6に示すように、印字制御部85、モータ制御部86、センサ処理部87、ロール残量検出部(残量検出部の一例)88及び弛み指示値算出部89の各機能を実現する。
なお、この例では、印字制御部85〜弛み指示値算出部89をソフトウェアで実現することとしたが、これらのうち、一部又は全部を、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアで実現してもよい。また、印字制御部85〜弛み指示値算出部89が実現する機能は、給紙制御プログラム単体で実現しても良いし、他のプログラムに処理の一部を実行させる、又は他のプログラムを用いて間接的に処理を実行させても良い。
また、給紙制御プログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)などのコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。また、給紙制御プログラムは、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク(登録商標)、半導体メモリ等のコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。また、給紙制御プログラムは、インターネット等のネットワーク経由でインストールするかたちで提供してもよいし、機器内のROM等に予め組み込んで提供してもよい。
印字制御部85は、主走査モータ8、搬送モータ37、給紙モータ49及び巻取りモータ41の各モータへの駆動指示を行う。各モータ8、37、49,41としては、例えばDCモータ(直流モータ)を用いることができる。モータ制御部86は、センサ処理部87によって検出されたエンコーダ値を参照し、以下に説明するフィードバック制御で、各モータ8、37、49,41の速度制御、及び、位置決め制御(位置制御)を行う。
また、給紙紙管52を回転させる際、ロールタイプメディアM0の外径によって弛む量が異なるため、外径に応じて回転させる量を変化させる。これにより、外径に影響されることなく、一定の弛み量を発生させることができる。ロール残量検出部88は、ロールタイプメディアM0の残量を検出する。より詳しくは、ロール残量検出部88は、センサ処理部87で検出された給紙残量エンコーダセンサ46からのエンコードパルスのカウント値に基づいて、給紙紙管52に残っているロールタイプメディアM0の外径を検出する。詳しくは、後述する。
弛み指示値算出部89は、ロール残量検出部88において算出されたロールタイプメディアM0の外径値から、所望の弛み量となるように、給紙モータ49の弛み方向に対する回転パルス数である弛み指示値を算出する。
(フィードバック制御形態)
図7は、主走査モータ8、搬送モータ37、給紙モータ49及び巻取りモータ41のフィードバック制御形態を示す図である。一例ではあるが、この図7において、モータ制御部86及びセンサ処理部87は、上述のように給紙制御プログラムに基づいてソフトウェアで実現される。また、モータドライバ90、各モータ8、37、49,41、及び、エンコーダセンサ39、43、46、50、71、73は、ハードウェアで実現される。
この図7において、モータ制御部86は、目標発生部91により、モータ8、37、49,41の目標位置及び目標速度を発生する。PID(Proportional Integral Differential)制御コントローラ93は、この目標位置及び目標速度に対応する電圧指令値を形成しモータドライバ90に供給する。なお、一例ではあるが、電圧指令値は、パルス幅変調信号(PWM信号)の信号形態でモータドライバ90に供給される。
モータドライバ90は、電圧指令値に対応する駆動電圧をモータ8、37、49,41に印加して回転駆動する。エンコーダセンサ39、43、46、50、71、73は、モータ8、37、49,41の回転速度に対応するエンコードパルスを形成し、これをセンサ処理部87に供給する。センサ処理部87は、エンコードパルスに基づいて、モータ8、37、49,41の現在の回転速度及び回転位置を検出し、モータ制御部86にフィードバックする。モータ制御部86は、比較部92により、目標発生部91で形成された目標位置及び目標速度と、フィードバックされた現在の回転速度及び回転位置との差分を検出し、この差分信号をPID制御コントローラ93に供給する。
PID制御コントローラ93は、差分信号で示される、目標発生部91で形成された目標位置及び目標速度と、フィードバックされた現在の回転速度及び回転位置との差分をゼロ(0)とする電圧指令値を形成してモータドライバ90に供給する。これにより、各モータ8、37、49,41は、目標発生部91で形成される目標位置及び目標速度で回転する。
(弛み制御)
図8は、ロールタイプメディアM0の弛み量について説明するための図である。弛み量は、印字媒体Mの長さで表される。例えば、弛み量が10mmの状態とは、給紙紙管52に巻かれて弛みが無い状態のロールタイプメディアM0から、印字媒体Mを10mm繰り出した状態であって、言い換えると、ロールタイプメディアM0を外周の長さが10mmに相当する角度だけ回転させた状態である。またこれは、ロールタイプメディアM0に弛みが無い状態から、印字媒体Mを搬送ローラ35で10mm逆搬送した状態と等しい。
(弛み制御の動作およびタイミング)
図9は、弛み制御動作を説明するための図である。また、図10は、弛み制御を説明するための各部の信号のタイミングを示すタイムチャートである。図10(a)は、主走査方向に走査して画像を形成するタイミングを、図10(b)は、ロールタイプメディアM0の搬送動作のタイミングを、示している。また、図10(c)は、ロールタイプメディアM0の巻取り駆動のタイミングを、図10(d)は、ロールタイプメディアM0の弛み量を、図10(e)は、プラテン25上でのメディアテンションを、示している。また、図10(f)は、ロールタイプメディアM0の搬送状態を示している。
図9(a)は、搬送ローラ35で搬送される直前における搬送停止中の状態(図10(f)の状態(1))を示している。この状態では、所望の弛み位置が維持された状態で、給紙紙管52は、給紙モータ49によって位置決め停止制御中となる。なお、位置決め制御は、図7を用いて説明したフィードバック制御で行われる。すなわち、所望の位置からの位置ずれの発生を給紙モータエンコーダセンサ50で検知すると、給紙モータ49の回転位置を所望の位置へ戻す制御が繰り返し行われる。これにより、給紙紙管52は、所望の位置に停止し続ける。
次に、図9(b)は、搬送前半の動作であり、搬送モータ37による印字媒体Mの搬送が開始されることで、弛み量が減少する状態(図10の状態(2))を示している。なお、この搬送開始の時点では、給紙モータ49は狙いの弛み位置を保持するための位置制御を続けた状態である。
次に、図9(c)は、搬送後半の搬送中の状態(図10の状態(3))を表わしている。搬送動作開始から例えば100ms〜500msなどの所定の待機時間の経過後、巻取り動作を開始することで、搬送後半のテンションを掛け始めるタイミングを調整することができる。なお、上述の待機時間は、ロールタイプメディアM0の外径に応じる。
給紙モータ49が駆動され、ロールタイプメディアM0の巻取りが開始されると、弛み量がゼロ(0)となり、搬送が停止するまで、搬送ローラ35と給紙紙管52とで印字媒体Mを引っ張り合う状態になる。その際、給紙モータ49は停止せず、トルクリミッタ47が滑り、トルクリミッタ47が許容する上限トルク(トルクリミット値)と、ロールタイプメディアM0の外径と、に応じたテンションが、印字媒体Mに掛かる。
次に、図9(d)は、搬送停止中に、敢えて弛みを作成するために、給紙モータ49を逆回転(ロールタイプメディアM0の巻取り方向の回転とは逆方向の回転)させる動作を示している(図10の状態(4))。この弛み作成動作への切り替え、つまり給紙モータ49の正転から逆転への切り替えは、搬送終了から所定時間経過後に行う。
なお、上記切り替えに際し、予め給紙モータ49の定常出力電圧指令値(図7参照)を監視しておき、トルクリミッタ47が滑りを開始した時点の電圧指令値を閾値として、給紙モータ49の出力電圧指令値がこの閾値に到達した時点で、給紙紙管52に対するロールタイプメディアM0の巻付き終了とし、その後所定のタイミングで給紙モータ49の回転方向を切り替えるよう制御してもよい(詳しくは後述する)。
次に、図9(e)は、搬送停止後に、狙いの弛みを保持させた状態(図10の状態(5))を示している。このように一定量の弛みを設けることにより、搬送開始時の搬送ローラ35と給紙紙管52とでのロールタイプメディアM0の引っ張り合いによるショックを和らげつつ、搬送時の搬送ローラ35と給紙紙管52とでの引っ張り合いによって印字媒体Mにテンションを与えることでロールタイプメディアM0の左右のテンション差によるスキューの低減を図るとともに、テンションを与えて搬送ローラ35上での印字媒体Mの滑り量のばらつきを小さくして印字品質を向上させることができる。
図11は、ロールタイプメディアM0の残量および搬送ローラ35上での印字媒体Mの滑り量の経時変化を示すグラフである。このグラフに示すように、弛み制御なしの場合、プラテン25上の印字領域に与える印字媒体Mのテンションは、ランダムになってしまう。これを防ぐために、本実施形態では、一定の弛み量を設けることにより残量の変化と滑り量とを比例させる弛み量一定制御や、残量の変化に応じて弛み量を変更することで滑り量を一定に保つ弛み量可変制御を行う。
弛み量一定制御においては、弛みを形成する際、弛み量が一定となるように、給紙紙管52に巻取られたロールタイプメディアM0の外径に基づいて算出したモータ回転量(=給紙紙管52の回転量)に従い、その位置で位置決め制御を継続する。これにより、プラテン25上の印字領域に与える印字媒体Mのテンションを一定にでき、画質(印字品質)の向上を図ることができる。
また、弛み量可変制御においては、ロールタイプメディアM0の残量が減る(つまり外径が小さくなり印字媒体Mに掛かるテンションが強くなる)のに合わせて引っ張り合いの時間を短くするために、弛み量を徐々に大きくするよう、或いは給紙モータ49での巻取り速度を遅くすることでテンションが掛かり始める時間を遅くするよう、制御する。これにより、ロールタイプメディアM0の残量(外径)によらず、搬送開始から搬送終了まで終始、プラテン25上の印字媒体Mの滑り量を一定にすることが出来る。
図12は、ロールタイプメディアM0の残量と、当該残量に対して適切であると想定する引っ張り合いの時間との関係を示すグラフである。このグラフの傾きは、評価によって決め設定する。また、グラフでなく、テーブルでも近似式でも構わない。なお、前後の搬送動作とのバラつきが小さい動きであれば、欲しい画質を満たせる場合は、弛み量一定制御で構わない。
搬送距離が変わる場合には、弛み量は搬送ローラ35による間欠搬送距離に応じて個別に設定することで、搬送距離が変わってもテンションが掛かり始めるタイミングを変えて、テンションが掛かっている時間を同じにすることが出来る(図10の状態(2))。さらに、メディア種別が変わる場合には、搬送ローラ35での滑り量が変わってくるため、メディア種別に応じた弛み量を設定することで、他のメディアと滑り量を合わせるなどの制御をすることが出来る。
図10(b)〜図10(f)に示すようにロールタイプメディアM0の搬送を開始し、図10(a)に示す画像形成前(印字前)に、図10(d)及び図10(e)に示すように、ロールタイプメディアM0を弛みが無い状態に巻上げた後、再度、所定の弛みを付与し、この所定の弛みを付与したロールタイプメディアM0に対して、プラテン25上で印字する。これにより、プラテン25上の印字媒体Mの平面度を上げて印字を行うことができ、良好な印字を可能とすることができる。
なお、ロールタイプメディアM0にテンションを与えるタイミングは、画像形成前以外であっても、プラテン25上の印字媒体Mに影響を与えないレベルのテンションを掛けるのであれば、例えば図10(a)に示す画像形成のタイミング(画像形成中)でもよい。これにより、印字製品の生産性の向上を図ることができる。
また、ロールタイプメディアM0に所定の弛みを付与するタイミングも、例えば図10(a)に示す画像形成のタイミング(画像形成中)でもよい。これにより、印字製品の生産性の向上を図ることができる。
(印字動作)
図13は、印字動作の流れを示すフローチャートである。この図13のフローチャートにおいて、まず、初期動作として、図6に示すモータ制御部86〜弛み指示値算出部89が、印字開始前弛み制御を行うことで、ロールタイプメディアM0に所定の弛みを発生させ(ステップS1)、この後にロールタイプメディアM0の搬送を開始する(ステップS2)。
ロールタイプメディアM0の搬送が開始されると、モータ制御部86〜弛み指示値算出部89は、例えば200msec等の所定時間の経過を待って(ステップS3)、ロールタイプメディアM0の巻取りを開始し(ステップS4)、ロールタイプメディアM0の巻取りが完了すると搬送を停止する(ステップS5)。
すなわち制御部61は、搬送ローラ35によりロールタイプメディアM0の間欠搬送を開始した後でかつ間欠搬送を終了する前の所定のタイミングで、給紙紙管52の巻取り方向への回転を開始する。
次に、印字制御部85が主走査方向の画像形成を開始し(ステップS6)、例えば200msec等の所定時間経過後(ステップS7)、モータ制御部86〜弛み指示値算出部89が、ロールタイプメディアM0の巻取りを停止する(ステップS8)。続いて、モータ制御部86〜弛み指示値算出部89は、給紙モータ49を逆回転制御して、ロールタイプメディアM0に敢えて弛みを形成する弛み制御を行う(ステップS9)。
弛みを形成すると、弛み量が一定となるように、給紙紙管52に巻取られたロールタイプメディアM0の外径に基づいて算出したモータ回転量(=給紙紙管52の回転量)に従い、その位置での位置決め制御が継続して行われる。これにより、プラテン25上の印字領域に与える印字媒体Mのテンションを一定のテンションとすることができる。この状態で、印字制御部85は、主走査方向の画像形成を行い、画像形成が終了すると(ステップS10)、印字終了か判断する(ステップS11)。
ステップS11において印字終了、すなわち副走査方向の最下流側まで画像形成が終了していれば(ステップS11のYes)、本処理を終了する。また、ステップS11において、印字終了していない場合(ステップS11のNo)、制御部61は、処理をステップS2に戻す。
(印字開始前の弛み制御動作)
図14は、印字開始前弛み制御(ステップS1)の流れを示すフローチャートである。この図14のフローチャートは、印字前の巻取り済みのロールタイプメディアM0の外径に基づいて、弛み制御を行う動作の流れを示している。
まず、図3に示したように、ロールタイプメディアM0が給紙紙管52及び巻取り紙管44に装着され、印字開始及び巻取り動作が行える状態にセットされる。印字を開始する場合、現在のロールタイプメディアM0の状態が、ユーザによる給紙紙管52の交換等で変化することがある。このため、給紙紙管52に巻取られたロールタイプメディアM0の外径値を算出し直した後、以下に説明する弛み制御を行い、印字動作を行う。
図14のフローチャートにおいて、巻取りを開始すると(ステップS21)、モータ制御部86、センサ処理部87及びロール残量検出部88は、例えば5秒間、ロールタイプメディアM0を給紙紙管52で巻取り続けるように給紙モータ49を制御する(ステップS22)。これにより、ロールタイプメディアM0が給紙紙管52に、密に巻取られた状態となる。このときの弛み量は、0mmである。
この状態において、ロール残量検出部88は、給紙残量エンコーダセンサ46のエンコード値を保持する(ステップS23)。一例として、保持された値は、100パルスの位置を示す値とする。このように、エンコード値を取得すると、モータ制御部86、センサ処理部87及びロール残量検出部88は、給紙モータ49を停止制御する(ステップS24)。
次に、モータ制御部86、センサ処理部87及びロール残量検出部88は、搬送ローラ35を制御して、例えば50mm分、ロールタイプメディアM0を搬送制御する(ステップS25)。50mmの搬送が完了すると(ステップS26)、モータ制御部86、センサ処理部87及びロール残量検出部88は、再度、5秒間、ロールタイプメディアM0を巻取るように、給紙モータ49を制御する(ステップS27)。5秒間、ロールタイプメディアM0の巻取りを継続して行うと(ステップS28)、弛み量が0mmとなる。ロール残量検出部88は、この弛み量が0mmの状態とされた際の、給紙残量エンコーダセンサ46のエンコード値を保持する(ステップS29)。
なお、保持された値は、一例として、200パルスの位置を示す値とする。このように、エンコード値を取得すると、モータ制御部86、センサ処理部87及びロール残量検出部88は、給紙モータ49を停止制御する(ステップS30)。
次に、弛み指示値算出部89が、給紙紙管52に巻取られたロールタイプメディアM0の外形を算出する(ステップS31)。
一例ではあるが、弛み指示値算出部89は、以下の演算式(1)を用いて、ロールタイプメディアM0の外径を算出する。
ロールタイプメディアM0の外径(mm)
= ロールタイプメディアM0の円周 ÷ π ・・・(1)
この演算式(1)において、ロールタイプメディアM0の円周は、「搬送距離×(巻取り量エンコーダセンサ39で検出された給紙紙管52の回転に応じたパルス数÷差分パルス)」となるため、給紙残量エンコーダセンサ46で検出される、給紙紙管52の1回転分のパルス数を1000パルスとした場合、ロールタイプメディアM0の円周は、「50mm×(1000÷100)=500mm」となる。そして、ロールタイプメディアM0の外径は、「500÷π[mm]」となる。このように算出されたロールタイプメディアM0の外径に基づいて、次に説明する弛み制御が行われる(ステップS32)。
(弛み制御動作)
図15は、弛み制御(ステップS9,S32)の流れを示すフローチャートである。この図15のフローチャートで示す弛み制御動作は、上述のように算出された巻取り済みのロールタイプメディアM0の外径値に基づいて弛み指示値を算出し、この弛み指示値を目標として、給紙モータ49を駆動制御する動作である。この弛み制御動作により、敢えて適当な「弛み」を発生させる。
すなわち、上述のようにロールタイプメディアM0の外径が算出されると、弛み指示値算出部89は、算出されたロールタイプメディアM0の外径値を取得し(ステップS41)、以下の演算式(2)に基づいて、給紙モータ49を回転制御するための弛み指示値を算出する(ステップS42)。
弛み指示値[pls]
= (給紙紙管52のギヤと給紙モータ49のギヤとのギヤ比)
×(給紙紙管52の回転量[pls]) ・・・(2)
この弛み指示値の演算式(2)において、給紙紙管52の回転量[pls]は、以下の演算式(3)で算出される。
給紙紙管52の回転量[pls]
= (エンコーダシート45の1回転パルス数)
×(弛み量÷巻取り済みのロールタイプメディアM0の円周) ・・・(3)
また、この給紙紙管52の回転量の演算式(3)における、巻取り済みのロールタイプメディアM0の円周は、以下の演算式(4)で算出される。
巻取り済みのロールタイプメディアM0の円周
=(巻取り済みのロールタイプメディアM0の外径) × (π) ・・・(4)
モータ制御部86は、このように算出された弛み指示値に基づいて、給紙モータ49の回転制御を開始し(ステップS43)、給紙モータ49が、目標位置(指示停止位置)に到達した後は、その位置で位置決め制御を続ける(ステップS44)。
このような弛み制御は、ロールタイプメディアM0の間欠搬送が行われる毎に繰り返し行われる。
なお、弛み指示値の演算式(2)で算出した弛み指示値で給紙モータ49を制御することとして説明したが、給紙紙管52の回転量の演算式(3)で算出した給紙紙管52の回転量を目標位置として算出して、給紙モータ49を制御してもよい。
(ロールタイプメディアM0の外径値の更新動作)
図16は、印字中のロールタイプメディアM0の外径値の更新動作を説明するためのフローチャートである。印字中にロールタイプメディアM0の残量が減っていくので、メディア外径が小さくなっても同じ弛み量を維持するには、給紙モータ49への指示値を変えていく必要がある。このため、上述の弛み制御動作と並行して、印字中(ロールタイプメディアM0を例えば50mm搬送する毎)にメディア外径検知を行うことで、外径値を更新する。
すなわち、ロール残量検出部88は、まず、給紙残量エンコーダセンサ46の、現在のエンコード値を保持する(ステップS51)。次に、モータ制御部86は、ロールタイプメディアM0を搬送するように、主走査モータ8、搬送モータ37、給紙モータ49及び巻取りモータ41を回転駆動する(ステップS52)。また、印字制御部85は、記録ヘッド6のインクを吐出制御して、ロールタイプメディアM0の主走査方向に沿った印字制御を行う(ステップS53)。
次に、ロール残量検出部88は、給紙残量エンコーダセンサ46の、前回のエンコード値の更新時から、ロールタイプメディアM0が50mm以上搬送されたか否かを判別する(ステップS54)。なお、一例ではあるが、ロールタイプメディアM0の搬送距離は、50mm〜100mm程度が好ましい。
ステップS54にてロールタイプメディアM0が50mm以上搬送されたものと判別された場合(ステップS54のYes)、ロール残量検出部88は、ロールタイプメディアM0の現在の外径値を算出し、巻取りモータエンコーダセンサ43の、現在のエンコード値を更新する(ステップS55)。
そして、ステップS56で印字終了と判別された場合(ステップS56のYes)、制御部61は、本処理を終了する。また、ステップS56で印字中と判別された場合は(ステップS56のNo)、制御部61はステップS51に処理を戻し、ロールタイプメディアM0が再度50mm程度搬送された際に、給紙残量エンコーダセンサ46のエンコード値が検出されて更新される。
また、ステップS54で、搬送距離が50mm未満の場合は(ステップS54のNo)、印字制御部85が印字終了か否かを判別する(ステップS56)。
このように、印字中は、ある程度の搬送距離毎に(間欠搬送が行われる毎に)、ロールタイプメディアM0の外径値の検出が繰り返し行われる。複数回の印字搬送動作が繰り返され、前回の更新から累計50mm(50mm〜100mm程度であればよい)以上の搬送の完了後に、次の搬送動作前に、巻取り外径値の算出及び更新を行う。
(外径値の変化とエンコーダパルスの変化)
図17は、給紙紙管52で巻取られたロールタイプメディアM0の外径値の変化とエンコーダパルスの変化を説明するための図である。図17(a)は、給紙紙管52に巻かれた印字媒体Mが少ない、つまりロールタイプメディアM0の外径が小さい状態を示している。この状態の場合、給紙残量エンコーダセンサ46で検出されるエンコードパルスの変化量(回転角)は大きく、変化パルス数が多い。これに対して、図17(b)は、給紙紙管52に巻かれた印字媒体Mが多い、つまりロールタイプメディアM0の外径が大きい状態を示している。この状態の場合、給紙残量エンコーダセンサ46で検出されるエンコードパルスの変化量(回転角)は小さく、変化パルス数が少ない。
すなわち、給紙紙管52に巻かれたロールタイプメディアM0の外径によって、給紙紙管52の回転角が変わるため、エンコードパルスのパルス数が変化する。このため、弛み指示値算出部89は、給紙紙管52に巻取られるロールタイプメディアM0の外径に応じて変更した指示値を算出する。これにより、給紙紙管52に巻取られるロールタイプメディアM0の外径が変化しても、ロールタイプメディアM0の弛み量を、同じ弛み量に維持することができる。また、ロールタイプメディアM0の外径は、給紙残量エンコーダセンサ46で検出されるエンコードパルスのパルス数の変化に基づいて、算出することができる。
(巻付け完了検出動作)
次に、給紙紙管52におけるロールタイプメディアM0の巻付き完了の検出動作を説明する。一例ではあるが、本実施形態の画像形成装置100の場合、速度制御している給紙モータ49に供給する電圧指令値に基づいて、この巻付き完了を検出している。
具体的には、給紙紙管52でロールタイプメディアM0が巻付き完了状態になると、巻取り動作が行えなくなり、トルクリミッタ40が滑り出す。モータ制御部86は、トルクリミッタ40が滑って負荷が増えた状態でも回転速度を維持しようとして、給紙モータ49に供給する電圧値を上げる動作を行う(電圧指令値を変化させる)。この上げた電圧値、及び、上げた電圧値を検出するための閾値を予め設定して記憶する。そして、ロール残量検出部88が、所定時間、連続してこの閾値を超える電圧値が検出された場合に、巻付き完了を検出する。
図18は、ロールタイプメディアM0の巻取り中及び巻付き完了後における、モータ制御部86から給紙モータ49に供給される電圧値の変化を示す図である。一例ではあるが、この例の場合、12.5Vを閾値として設定している。この図18に示すように、ロールタイプメディアM0の巻取り中においては、給紙モータ49は、閾値以下の一定電圧で駆動される。しかし、ロールタイプメディアM0の巻付きが完了すると、負荷が増えた給紙モータ49の回転数を維持しようとして、モータ制御部86から給紙モータ49に供給される電圧値が上昇して閾値を超える。
ロール残量検出部88は、電圧値が閾値を連続して超えた時間が、例えば50msec等の一定時間以上であった場合、ロールタイプメディアM0の巻付きが完了したと判別する。
(巻付け完了検出動作の変形例)
図18に示した例は、給紙モータ49に供給される電圧値に基づいて、巻付き完了を検出する例であった。しかし、以下に説明するように、給紙残量エンコーダセンサ46で検出されるエンコードパルスのパルス数に基づいて、巻取り完了を検出してもよい。
図19は、ロールタイプメディアM0の巻取り中及び巻付き完了後における、給紙残量エンコーダセンサ46で検出されるエンコードパルスのパルス数の変化を示す図である。図19に示すように、巻取り中は、給紙残量エンコーダセンサ46で検出されるエンコードパルスのパルス数は徐々に向上する。しかし、巻取りが完了すると、給紙紙管52の回転が停止することで、給紙残量エンコーダセンサ46で検出しているエンコードパルスのパルス数が一定数で停止したままとなる。
このため、ロール残量検出部88は、例えば50msec等の一定時間、一定或いはほぼ一定(例えば±3パルス以内で推移)のパルス数を連続して検出した際に、ロールタイプメディアM0の巻付きが完了したと判別する。
以上、本実施形態の画像形成装置によれば、従来に比べて簡単な構成によって、適切なタイミングでロールタイプメディアM0に適切な弛み量を持たせ、また適切なタイミングでロールタイプメディアM0の弛みを巻取ることによって、適切なタイミングで印字媒体Mに適切なテンションを付与することができる。これにより、スキューを低減させジャムを減らし、搬送誤差ばらつきを小さくすることで画像位置ずれを小さくすることができるので、印字品質を向上させることができる。
最後に、上述の実施の形態は、一例として提示したものであり、本発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことも可能である。また、実施の形態及び実施の形態の変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
例えば、吐出される液体は、実施形態におけるインク以外にも、ヘッドから吐出可能な粘度や表面張力を有するものであればよく、特に限定されない(常温、常圧下において、または加熱、冷却により粘度が30mPa・s以下となるものであることが好ましい。より具体的には、水や有機溶媒等の溶媒、染料や顔料等の着色剤、重合性化合物、樹脂、界面活性剤等の機能性付与材料、DNA、アミノ酸やたんぱく質、カルシウム等の生体適合材料、天然色素等の可食材料、などを含む溶液、懸濁液、エマルジョンなどである。これらは例えば、インクジェット用インク、表面処理液、電子素子や発光素子の構成要素や電子回路レジストパターンの形成用液、3次元造形用材料液等の用途で用いることができる)。
また例えば、液体を吐出するエネルギー発生源として、圧電アクチュエータ(積層型圧電素子及び薄膜型圧電素子)、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いるサーマルアクチュエータ、振動板と対向電極からなる静電アクチュエータなどを使用するものが含まれる。
また、例えば、上記「吐出される液体」を付着させる対象(実施形態では印字媒体M)としては、液体が少なくとも一時的に付着可能なものであって、付着して固着するもの、付着して浸透するものなどであればよい。具体例としては、用紙、記録紙、記録用紙、フィルム、布などの被記録媒体、電子基板、圧電素子などの電子部品、粉体層(粉末層)、臓器モデル、検査用セルなどの媒体であり、特に限定しない限り、液体が付着するすべてのものが含まれる。
また、上記液体を付着させる対象の材質は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックスなど、液体が一時的でも付着可能であればよい。
100…画像形成装置
1…本体、3…ガイドロッド、4…副ガイドレール、5…キャリッジ
6(6k、6c、6m、6y) …記録ヘッド(印字部の一例を構成する)
7…カートリッジ
8…主走査モータ、9…駆動プーリ、10…加圧プーリ、11…タイミングベルト
13…エンコーダセンサ、14…エンコーダシート、15…維持機構
25…プラテン(印字部の一例を構成する)
34…加圧ローラ、35…搬送ローラ
37…搬送モータ、
36…搬送モータエンコーダセンサ、38…搬送モータエンコーダシート
44…巻取り紙管(巻取り部の一例を構成)、
39…巻取り量エンコーダセンサ、45…巻取りエンコーダシート
40…トルクリミッタ
41…巻取りモータ、
43…巻取りモータエンコーダセンサ、42…巻取りモータエンコーダシート
52…給紙紙管(供給部の一例を構成)、
46…給紙残量エンコーダセンサ、51…給紙残量エンコーダシート
47…トルクリミッタ、
49…給紙モータ、
50…給紙モータエンコーダセンサ、48…給紙モータエンコーダシート
61…制御部、(回転制御部の一例)
62…主走査部、 71…主走査エンコーダセンサ
63…搬送部、 73…搬送エンコーダセンサ
64…給紙部(供給部の一例)、78…給紙紙管フランジ
65…巻取り部、 82…巻取り紙管フランジ
84…メモリ
85…印字制御部、86…モータ制御部、87…センサ処理部、
88…ロール残量検出部(残量検出部の一例)、89…弛み指示値算出部
90…モータドライバ、
91…目標発生部、92…比較部、93…PID制御コントローラ
101…撮像ユニット、105…主副駆動制御部
M…印字媒体、M0…ロールタイプメディア
特許第5921254号公報

Claims (15)

  1. ロール状に巻装された印字媒体の供給を行う供給部と、
    前記供給部から供給された前記印字媒体を、所定の送り量で間欠搬送する搬送部と、
    前記搬送部で搬送された前記印字媒体の巻取りを行う巻取り部と、
    前記搬送部で搬送された前記印字媒体に印字を行う印字部と、
    前記搬送部により前記印字媒体の間欠搬送を開始した後の所定のタイミングで、前記供給部を巻取り方向に回転制御し、その後、前記巻取り方向とは逆方向に前記供給部を回転制御して前記印字媒体を弛ませる回転制御部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記供給部においてロール状に巻装された前記印字媒体の外径を検出する残量検出部
    をさらに備え、
    前記回転制御部は、前記残量検出部によって検知された外径の値に応じて、前記印字媒体の弛み量を一定に維持するように、前記供給部における前記印字媒体の回転量を制御する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記供給部においてロール状に巻装された前記印字媒体の外径を検出する残量検出部
    をさらに備え、
    前記回転制御部は、前記残量検出部によって検知された外径が減っていくにつれて、弛み量が大きくなるように、前記供給部における前記印字媒体の回転量を制御する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記回転制御部は、前記所定のタイミング以降、前記搬送部が少なくとも搬送停止に向けて減速を開始する以前に、前記供給部の回転制御によって前記印字媒体を弛みがない状態にし、当該状態を前記印字部の印字開始以降まで維持する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記回転制御部は、次の間欠搬送時に前記搬送部が前記印字媒体を搬送する距離に応じて、前記印字媒体を弛ませる量を変更する
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記回転制御部は、前記印字媒体の種別ごとに、前記印字媒体を弛ませる量を変更する
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 駆動力を発生するモータの駆動力を前記供給部においてロール状に巻装された前記印字媒体に伝達して回転させるとともに当該印字媒体に付与するトルクを制限するトルクリミッタ
    をさらに備え、
    前記回転制御部は、前記モータへの電圧指令値の変化によって、前記印字媒体に弛みがない巻付き完了状態を検出する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 駆動力を発生するモータの駆動力を前記供給部においてロール状に巻装された前記印字媒体に伝達して回転させるとともに当該印字媒体に付与するトルクを制限するトルクリミッタと、
    前記供給部においてロール状に巻装された前記印字媒体の残量を検出する残量検出部と、
    をさらに備え、
    前記回転制御部は、前記残量検出部が検出する前記残量の変化量が、所定値以下であることが所定期間続いた場合に、前記印字媒体に弛みがない巻付き完了状態であるとする
    請求項1に記載の画像形成装置。
  9. 前記供給部においてロール状に巻装された前記印字媒体を回転させる駆動力を発生するモータの回転を検出する第1のエンコーダと、
    前記供給部においてロール状に巻装された前記印字媒体の回転を検出する第2のエンコーダと、
    をさらに備え、
    前記回転制御部は、前記第1および第2のエンコーダの出力に基づいて前記印字媒体の外径を算出し、当該外径に基づいて所定の弛み量となる前記印字媒体の回転量を算出し、当該回転量に応じた前記モータの弛み方向への回転量を決定する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 前記供給部においてロール状に巻装された前記印字媒体を回転させる駆動力を発生するモータの回転を検出する第1のエンコーダと、
    前記供給部においてロール状に巻装された前記印字媒体の回転を検出する第2のエンコーダと、
    をさらに備え、
    前記回転制御部は、前記第1および第2のエンコーダの出力に基づいて前記印字媒体の外径を算出し、当該外径に基づいて所定の弛み量となる前記印字媒体の回転量を算出し、当該回転量に対応する回転が前記第2のエンコーダで検出されるように前記モータを制御する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  11. 駆動力を発生するモータの駆動力を前記供給部においてロール状に巻装された前記印字媒体に伝達して回転させるとともに当該印字媒体に付与するトルクを制限するトルクリミッタと、
    前記モータの回転を検出するエンコーダと、
    前記供給部においてロール状に巻装された前記印字媒体の残量を検出する残量検出部と、
    をさらに備え、
    前記回転制御部は、前記残量検出部の出力に応じた所定の値を前記エンコーダが出力するよう、前記モータへの指示速度を変更する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  12. 前記印字部は、前記回転制御部の制御により前記印字媒体が巻取られて当該印字媒体が弛みのない状態とされた後に、主走査スキャンによって前記印字媒体へとインク吐出を行う
    請求項1に記載の画像形成装置。
  13. 前記回転制御部は、前記印字媒体の外径検知および弛み付与を、前記印字部による印字開始前に、初期動作として行う
    請求項1に記載の画像形成装置。
  14. ロール状に巻装された印字媒体の供給を行う供給部と、前記供給部から供給された前記印字媒体を、所定の送り量で間欠搬送する搬送部と、前記搬送部で搬送された前記印字媒体の巻取りを行う巻取り部と、前記搬送部で搬送された前記印字媒体に印字を行う印字部と、を備える画像形成装置における供給制御方法であって、
    前記搬送部により前記印字媒体の間欠搬送を開始した後の所定のタイミングで、前記供給部を巻取り方向に回転制御する第1の回転制御工程と、
    前記供給部を巻取り方向に回転制御した後に、前記巻取り方向とは逆方向に前記供給部を回転制御して前記印字媒体を弛ませる第2の回転制御工程と、
    を有する供給制御方法。
  15. ロール状に巻装された印字媒体の供給を行う供給部と、前記供給部から供給された前記印字媒体を、所定の送り量で間欠搬送する搬送部と、前記搬送部で搬送された前記印字媒体の巻取りを行う巻取り部と、前記搬送部で搬送された前記印字媒体に印字を行う印字部と、を備える画像形成装置のコンピュータを、
    前記搬送部により前記印字媒体の間欠搬送を開始した後の所定のタイミングで、前記供給部を巻取り方向に回転制御する第1の回転制御手段と、
    前記供給部を巻取り方向に回転制御した後に、前記巻取り方向とは逆方向に前記供給部を回転制御して前記印字媒体を弛ませる第2の回転制御手段と、
    として機能させるプログラム。
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