JP7463724B2 - 液体吐出装置、巻き取り制御方法及び巻き取り制御プログラム - Google Patents

液体吐出装置、巻き取り制御方法及び巻き取り制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、液体吐出装置、巻き取り制御方法及び巻き取り制御プログラムに関する。
巻芯に、例えば紙媒体、塩化ビニール媒体等の印刷媒体が巻装されたロールタイプメディア(以下、単にメディアという場合もある)に対してシリアルヘッド方式で印刷を行うインクジェットプリンタ装置等の画像形成装置が知られている。印刷後のロールタイプメディアは、折れ又は汚損等を回避するために、巻取り機構において所定の巻き取り方式に基づく巻き取り処理が行われる。
一般的な巻き取り方式としては、直巻き方式が知られている。この直巻き方式は、特許文献1(特開昭61-172768号公報)に開示されているように、巻き取り軸にトルクを制御することが可能な機構(例えば、トルクリミッタ)を介して、巻き取りモータが一定の巻き取りトルクで、ロールタイプメディアの巻き取りを行う方式である。この直巻き方式の巻取り機構は、構成が簡単で安価であり、また、印刷後のロールタイプメディアに所定のテンションを与えながら巻き取りを行うため、シワが発生し難い。
しかし、ロールタイプメディアに所定のテンションを与えながら搬送を行うと、ロールタイプメディアの左右の端部に力が掛かりやすくなる。このため、左右均等の力を掛けてロールタイプメディアを搬送できればよいが、ロールタイプメディアの左右に掛かる力に差が生ずると、偏り(スキュー)が発生する。なお、ロールタイプメディアにテンションを掛けずに搬送する場合は、左右に掛かる力の差による影響は少ない。
このような偏りが発生すると、「ロールタイプメディアが側板に当接して損傷し、搬送困難な状態となる」、「プラテン上の画像形成に影響し、画像品質が低下する」、「左右均等な巻き取りが困難なため、巻き取り軸に対して継続して巻き続けることが困難となる」等の不都合を生ずる。
ここで、テンションが掛からないように、弛んだ分だけ巻き取りを行うようにすれば、テンションの左右差を発生することなく、搬送及び巻き取りが可能となる。しかし、この場合、巻き取り軸への締め付けが緩くなり、巻取り側で均等な巻き取りが困難となる問題を生ずる。
特許文献2(特開2016-016946号公報)には、巻き取り動作をオンオフ制御し、敢えて弛みを形成する動作と、一度はテンションを与え、巻き付ける動作とを、搬送タイミングに合わせて切り替え制御する印字装置が開示されている。これにより、テンションの左右差を小さくすることができ、また、巻き取りに必要なテンションを得ることができる。
しかし、特許文献2の印字装置の場合、搬送タイミングに合わせた上述の動作の切り替え制御だけでは、巻き取ったメディアが徐々に偏芯し、巻き取り軸に対するバランスが変化する。これにより、巻き取ったメディアに弛みが発生して地面まで垂れ下がり、印字物が汚損する不都合を生ずる。また、テンションを掛けた方向に回転が偏り、スキューが増加する問題も生ずる。さらに、特許文献2の印字装置は、弛み量を均一にすることが困難なため、印字面へ与えるテンションにバラツキが発生し、印字品質が低下する問題がある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、ロール状に巻装された印字媒体の変形及びスキューの発生を抑制し、印字品質の向上を図ることができるような液体吐出装置、巻き取り制御方法及び巻き取り制御プログラムの提供を目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、印字媒体を所定の送り量だけ搬送する搬送する期間と、前記搬送する期間に続き前記印字媒体の搬送を停止する期間と、からなる間欠搬送する搬送部と、搬送部で搬送された印字媒体の巻取りを行う巻取り部と、搬送された印字媒体に印字を行う印字部と、搬送部が前記間欠搬送を開始した後の所定のタイミングで、巻取り部を巻取り方向に回転制御し、その後、巻取り方向とは逆方向に巻取り部を回転制御する回転制御部とを有し、前記搬送部は、前記印字部が印字を行わない期間に前記間欠搬送を開始し、前記回転制御部は、前記間欠搬送毎に、前記巻取り部の前記巻取り方向に回転及び前記逆方向の回転制御を行うことを特徴とする。

本発明によれば、印字媒体の変形及びスキューの発生を抑制し、印字品質の向上を図ることができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態の画像形成装置の外観を示す図であり、要部を透視した状態の図である。 図2は、実施の形態の画像形成装置のキャリッジ走査機構の上面図である。 図3は、ロールタイプメディアの搬送機構を説明するための図である。 図4は、巻取り紙管及び巻取り紙管の周辺機構を説明するための図である。 図5は、実施の形態の画像形成装置のブロック図である。 図6は、実施の形態の画像形成装置の制御部の機能ブロック図である。 図7は、実施の形態の画像形成装置における、主走査モータ、搬送モータ、給紙モータ及び巻取りモータのフィードバック制御形態を示す図である。 図8は、ロールタイプメディアの弛み量について説明するための図である。 図9は、実施の形態の画像形成装置における、弛み制御動作を説明するための図である。 図10は、実施の形態の画像形成装置における、弛み制御を説明するための各部の信号のタイミングを示すタイムチャートである。 図11は、実施の形態の画像形成装置の印字動作の流れを示すフローチャートである。 図12は、実施の形態の画像形成装置の印字開始前弛み制御動作の流れを示すフローチャートである。 図13は、実施の形態の画像形成装置の弛み制御動作の流れを示すフローチャートである。 図14は、印字中に巻取り紙管で巻取られるロールタイプメディアの外径値の更新動作を説明するためのフローチャートである。 図15は、巻取り紙管で巻き取られたロールタイプメディアの外径値の変化とエンコーダパルスの変化を説明するための図である。 図16は、ロールタイプメディアの巻取り中及び巻取り完了後における、モータ制御部から巻取りモータに供給される電圧値の変化を示す図である。 図17は、ロールタイプメディアの巻取り中及び巻取り完了後における、巻取りエンコーダセンサで検出されるエンコードパルスのパルス数の変化を示す図である。 図18は、巻取り紙管で巻き取られたロールタイプメディアに弛みの発生する原理を説明するための図である。
以下、添付図面を参照して、液体吐出装置、巻き取り制御方法及び巻き取り制御プログラムの一例となる、実施の形態の画像形成装置の説明をする。
(外観構成)
図1は、実施の形態の画像形成装置100の外観を示す斜視図である。一例ではあるが、実施の形態の画像形成装置100は、いわゆるインクジェット方式の画像形成装置となっている。本体1の内部には、両側板にガイドロッド3及び副ガイドレール4が掛け渡されている。これらのガイドロッド3及び副ガイドレール4には、キャリッジ5が矢印A方向(主走査方向)に移動可能に保持されている。
キャリッジ5は、駆動プーリ9と加圧プーリ10に掛け渡されたタイミングベルト11が接続されている。このタイミングベルト11が、主走査モータ8により、駆動プーリ9を介して駆動されることで、キャリッジ5が、主走査方向Aに沿って往復移動する。タイミングベルト11には、加圧プーリ10によって張力が付加されている。このため、弛みを発生することなくキャリッジ5が駆動される。
(キャリッジ走査機構)
図2は、キャリッジ走査機構の平面図である。この図2において、記録媒体Mは、キャリッジ5が往復移動する下部を、矢印B方向(副走査方向)に沿って間欠的に搬送される。記録ヘッド6k、6c、6m、6yは、複数のノズルから記録媒体Mに対してインクを吐出する。これにより、記録媒体M上に、所定の画像又は文字等が印刷される。なお、「k」は、ブラック又はキープレート、「c」はシアン、「m」はマゼンタ、「y」はイエローを意味する。また、インクは、液体の一例である。一例であるが、インクとしては、例えば水性インク、UV(紫外線)硬化型インク、電子線硬化型インク又はソルベントインク等を用いることができる。
また、画像形成装置100の本体1には、記録ヘッド6にインクを供給するカートリッジ7とキャリッジ5に設けられた記録ヘッド6の維持メンテナンスを実行する維持機構15が設けられている。キャリッジ5内にはエンコーダセンサ13が設けられている。エンコーダセンサ13は、両側板に掛け渡されたエンコーダシート14を連続的に読み取ることで、キャリッジ5の主走査方向位置を検知する。キャリッジ5は、エンコーダセンサ13で検知された主走査方向位置に基づいて、2つの側板間を移動制御される。また、キャリッジ5には、キャリッジ5と共に移動する撮像ユニット101が設けられている。この撮像ユニット101で基準チャートの色パッチを読み取り、紙種類毎の測色処理を実行する。
(搬送構成)
図3は、ロールタイプメディアM(印字媒体の一例)の搬送機構を説明するための図である。印字媒体の一例であるロールタイプメディアMとしては、例えば紙媒体又は塩化ビニール媒体等を用いることができる。図3において、キャリッジ5には記録ヘッド6が設けられており、プラテン25(印字部の一例)上で印字が行われる。ロールタイプメディアMは、給紙紙管52に巻装された状態で給紙ユニットにセットされ、矢印の向きで引き回される。これにより、ロールタイプメディアMは、搬送ユニットの搬送ローラ35(搬送部の一例)を介してプラテン25上の印字領域を通過し、巻取りユニットにセットされた巻取り紙管44(巻取り部の一例)に巻き取られる。
巻取りユニットは、巻取り紙管44の回転量を検知する巻取りエンコーダシート45、巻取りエンコーダセンサ39、巻取り紙管44に駆動連結されると共に、ロールタイプメディアMに掛かるトルクの上限を管理するトルクリミッタ40を有する。また、巻取りユニットは、巻き取り及び弛み動作を行う際の駆動源となる巻取りモータ41、モータの回転速度及び回転量を検知するためのモータ軸上に取り付けられた巻取りモータエンコーダシート42、及び、巻取りモータエンコーダセンサ43を有する。
給紙ユニットは、給紙紙管52の回転量を検知するための、給紙残量エンコーダシート51、給紙残量エンコーダセンサ46及びロールタイプメディアMに掛けるテンションを決定するトルクリミッタ47を有する。また、給紙ユニットは、給紙側のテンションを発生させるための駆動源となる給紙モータ49、給紙モータ49の回転速度及び回転量を検知するためのモータ軸上に取り付けられた給紙モータエンコーダシート48、及び、給紙モータエンコーダセンサ50を有する。
印字中は、給紙モータ49を回転させ、図3に矢印で示す搬送方向とは逆の方向に力を掛けると、搬送ローラ35及び加圧ローラ34で保持されたロールタイプメディアMにテンションが掛かり、トルクリミッタ47が滑りだす。これにより、トルクリミッタ47で形成された給紙テンションを、ロールタイプメディアMに掛けることができる。
搬送ユニットは、搬送ローラ35を回転させるための駆動源となる搬送モータ37、搬送モータ37の回転速度及び回転量を検知するための搬送ローラ35の軸上に取り付けられた搬送モータエンコーダシート38及び搬送モータエンコーダセンサ36を有する。
また、巻取り紙管44は、図4に示すように、左右からフランジ54で挟みこまれて保持されている。そして、巻取りモータ41によってトルクリミッタ40を介してフランジ54が回転することで、巻取り紙管44が回転する。また、フランジ54の軸上には、エンコーダシート45が設けられている。巻取りエンコーダセンサ39は、エンコーダシート45の回転速度に応じたエンコードパルスを出力する。巻取り紙管44の回転量、回転位置、回転速度等は、このエンコードパルスのパルス数に基づいて算出される。
なお、図4を用いて、巻取り紙管44の構成を説明したが、給紙紙管52も同様の構成である。詳しくは、この図4の説明を参照されたい。
(主副駆動制御部)
図5は、画像形成装置100の主副駆動制御部105のブロック図である。この図5に示すように、画像形成装置100は、主副駆動制御部105として、制御部61(回転制御部の一例)、主走査部62、搬送部63、給紙部64及び巻き取り部65を有している。
主走査部62は、主走査モータ8と、主走査モータ8により駆動されるキャリッジ5と、キャリッジ5に設けられた記録ヘッド6及び主走査エンコーダセンサ71とを有している。
搬送部63は、搬送モータ37により駆動される搬送ローラ35と、搬送ローラ35が回転することで変化するエンコードパルスを出力する搬送エンコーダセンサ73とを有している。
給紙部64は、給紙モータ49により駆動される給紙紙管フランジ78と、給紙モータ49が回転することで変化するエンコードパルスを出力する給紙モータエンコーダセンサ50と、給紙紙管52が回転することで変化するエンコードパルスを出力する給紙残量エンコーダセンサ46とを有している。
巻き取り部65は、巻取りモータ41により駆動される巻取り紙管フランジ82と、巻取りモータ41が回転することで変化するエンコードパルスを出力する巻取りモータエンコーダセンサ43とを有する。また、巻き取り部65は、巻取り紙管44が回転することで変化するエンコードパルスを出力する巻取り量エンコーダセンサ81を有する。
すなわち、巻き取り部65は、モータ軸の回転を検出する巻取りモータエンコーダセンサ43と、紙管(フランジ)の回転を検出する巻取り量エンコーダセンサ81との、計2つのエンコーダを有する。このため、巻き取り部65からは、2つのエンコーダ値を得ることができる。従って、弛み制御の際に、巻取り量エンコーダセンサ81のエンコード値を入力値としてフィードバックし、巻取りモータ41の回転制御を行うことで、より高精度な弛み量の制御を行うことができる。
また、巻取りモータエンコーダセンサ43のエンコーダ値を用いて巻取りモータ41のフィードバック制御を行い、巻取りモータエンコーダセンサ43の目標値と巻取り量エンコーダセンサ81の目標値との差分に応じて、例えば100msecに一度又は200msecに一度等のように、定期的に巻取りモータエンコーダセンサ43の目標値を変化させてもよい。
なお、以降の説明において、モータの回転制御は、モータエンコーダセンサからフィードバックされる、モータ軸の回転に応じたエンコード値に基づいて行うこととする。
(制御部の機能)
図6は、制御部61の機能ブロック図である。制御部61は、図5に示すメモリに記憶されている給紙制御プログラム(巻取り制御プログラムの一例)を実行することで、この図6に示すように、印字制御部85、モータ制御部86、センサ処理部87、巻取り量検出部88及び弛み支持値算出部89の各機能を実現する。
なお、この例では、印字制御部85~弛み指示値算出部89をソフトウェアで実現することとしたが、これらのうち、一部又は全部を、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアで実現してもよい。また、印字制御部85~弛み指示値算出部89が実現する機能は、給紙制御プログラム単体で実現しても良いし、他のプログラムに処理の一部を実行させる、又は他のプログラムを用いて間接的に処理を実行させても良い。
また、給紙制御プログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)などのコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。また、給紙制御プログラムは、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク(登録商標)、半導体メモリ等のコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。また、給紙制御プログラムは、インターネット等のネットワーク経由でインストールするかたちで提供してもよいし、機器内のROM等に予め組み込んで提供してもよい。
印字制御部85は、主走査モータ8、搬送モータ37、給紙モータ49及び巻取りモータ41の各モータへの駆動指示を行う。各モータ8、37、49,41としては、例えばDCモータ(直流モータ)を用いることができる。モータ制御部86は、センサ処理部87によって検出されたエンコーダ値を参照し、以下に説明するフィードバック制御で、各モータ8、37、49,41の速度制御、及び、位置決め制御(位置制御)を行う。
また、巻取り紙管44を回転させる際、その巻取り外径によって弛む量が異なるため、外径に応じて回転させる量を変化させる。これにより、外径に影響されることなく、一定の弛み量を発生させることができる。巻取り量検出部88は、センサ処理部87で検出された巻取りモータエンコーダセンサ43からのエンコードパルスのカウント値に基づいて、巻き取り紙管44に巻き取られたロールタイプメディアMの外径を検出する。詳しくは、後述する。
弛み指示値算出部89は、巻取り量検出部88において算出された巻取り外径値から、所望の弛み量となるように、巻取りモータ41の弛み方向に対する回転パルス数である弛み指示値を算出する。
(フィードバック制御形態)
図7は、実施の形態の画像形成装置100における、主走査モータ8、搬送モータ37、給紙モータ49及び巻取りモータ41のフィードバック制御形態を示す図である。一例ではあるが、この図7において、モータ制御部86及びセンサ処理部87は、上述のように給紙制御プログラムに基づいてソフトウェアで実現される。また、モータドライバ90、各モータ8、37、49,41、及び、エンコーダセンサ43、46、50、71、73、81は、ハードウェアで実現される。
この図7において、モータ制御部86は、目標発生部91により、モータ8、37、49,41の目標位置及び目標速度を発生する。PID(Proportional Integral Differential)制御コントローラ93は、この目標位置及び目標速度に対応する電圧指令値を形成しモータドライバ90に供給する。なお、一例ではあるが、電圧指令値は、パルス幅変調信号(PWM信号)の信号形態でモータドライバ90に供給される。
モータドライバ90は、電圧指令値に対応する駆動電圧をモータ8、37、49,41に印加して回転駆動する。エンコーダセンサ43、46、50、71、73、81は、モータ8、37、49,41の回転速度に対応するエンコードパルスを形成し、これをセンサ処理部87に供給する。センサ処理部87は、エンコードパルスに基づいて、モータ8、37、49,41の現在の回転速度及び回転位置を検出し、モータ制御部86にフィードバックする。モータ制御部86は、比較部92により、目標発生部91で形成された目標位置及び目標速度と、フィードバックされた現在の回転速度及び回転位置との差分を検出し、この差分信号をPID制御コントローラ93に供給する。
PID制御コントローラ93は、差分信号で示される、目標発生部91で形成された目標位置及び目標速度と、フィードバックされた現在の回転速度及び回転位置との差分をゼロ(0)とする電圧指令値を形成してモータドライバ90に供給する。これにより、各モータ8、37、49,41は、目標発生部91で形成される目標位置及び目標速度で回転する。
(弛み制御)
次に、図8を用いて、ロールタイプメディアMの弛み量について説明する。弛み量は、ロールタイプメディアMの長さで表され、巻取り軸で説明すると巻取り済みメディアの外周の長さとなる。例えば、弛み量が10mmの状態とは、巻取り紙管44に巻かれたロールタイプメディアMを、弛みが無い状態から10mm搬送した状態である。これは、巻取り無しの状態から、搬送ローラ35で10mm搬送した状態と等しい。
(弛み制御動作)
次に、図9を用いて弛み制御動作を説明する。まず、図9(a)は、搬送ローラ35で搬送される直前における、搬送停止中の状態を示している。この状態では、所望の弛み位置が維持された状態で、巻取り紙管44は、巻取りモータ41によって位置決め停止制御中となる。なお、位置決め制御は、図7を用いて説明したフィードバック制御で行われる。すなわち、所望の位置からの位置ずれの発生を巻き取りモータエンコーダセンサ43で検知すると、巻取りモータ41の回転位置を所望の位置へ戻す制御が繰り返し行われる。これにより、搬送ローラ35は、所望の位置に停止し続けることとなる。
次に、図9(b)は、ロールタイプメディアMの搬送が開始されることで、弛み量が増加する様子を示している。搬送開始の時点では、巻取りは停止制御を続けた状態である。
次に、図9(c)は、搬送開始から例えば200ms後等の所定時間後における搬送中のロールタイプメディアMの状態を示している。搬送動作開始から例えば100ms~500ms等の所定の時間経過後から、この図9(c)に示す巻取り動作を開始することで、搬送初期時にテンションが増加する不都合を防止できる。巻取りモータ41が駆動され、ロールタイプメディアMの巻取りが開始されると、それ以上の弛みは発生しないため、ロールタイプメディアMの搬送が停止するまで、弛み量が保持される。
次に、図9(d)は、ロールタイプメディアMの搬送が停止し、巻取りモータ41が巻取り続けた状態を示している。この状態では、弛み量がゼロ(0)となり、搬送ローラ35と巻取り紙管44でロールタイプメディアMを引っ張り合う形になる。その際、巻取りモータ41は停止せず、トルクリミッタ40が滑る形となり、トルクリミッタ40のテンションで巻取りが行われる。これにより、密な巻取りが可能となり巻取り品質が向上すると共に、巻取り紙管44に巻かれたロールタイプメディアMの外径を正しく検知できる。
次に、図9(e)は、搬送停止中に、敢えて弛みを作成するために、巻取りモータ41を逆回転(ロールタイプメディアMの巻き取り方向の回転とは逆方向の回転)させた状態を示している。搬送終了から所定時間後に、この逆回転動作への切り替えを開始する。「所定時間」は、巻取り紙管44に対するロールタイプメディアMの巻き付け動作が完了するまでの時間である。巻き取られたロールタイプメディアMの外径に応じて、巻取りモータ41の回転速度を調整することで、逆回転動作への切り替えを開始するまでの「所定時間」を、例えば100msec又は200msec等の一定時間に設定可能とすることができる(設定時間、外径及び巻取り速度で巻き付け動作を管理できる)。
または、トルクリミッタ40を滑らせた際の巻取りモータ41の出力電圧指令値(図7参照)を閾値とし、巻取りモータ41の出力電圧指令値が、この閾値に到達した際に、巻取り紙管44に対するロールタイプメディアMの巻き付けの終了を検知する制御でもよい。詳しくは、後述する。
また、図9(e)は、搬送停止後に、ロールタイプメディアMを巻取り紙管44に巻取った後に、弛みを形成する動作を示している。このような弛みを形成する制御により、搬送時の搬送ローラ35と巻取り紙管44でのロールタイプメディアMの引っ張り合いによる搬送開始時のショックと、ロールタイプメディアMの左右のテンション差によるスキューを防止することができる。
制御部61は、まず、搬送ローラ35によりロールタイプメディアMの間欠搬送を開始する(図9(b))。そして、制御部61は、間欠搬送の開始後の所定のタイミングで、印字媒体の弛みが所定以下となるまで巻取りを行うように、巻取り紙管44を巻取り方向に回転制御する(図9(d))。制御部61は、その後、ロールタイプメディアMに所定の弛みを付与するように、巻取り方向とは逆方向に巻取り紙管44を回転制御する(図9(e))。これにより、ロールタイプメディアMの変形及びスキューの発生を抑制できる。
また、弛みを形成する際、弛み量が一定となるように、巻取り紙管44に巻取られたロールタイプメディアMの外径に基づいて算出したモータ回転量(=巻取り紙管44の回転量)に従い、その位置で位置決め制御を継続して行う。これにより、プラテン25上の印字領域に与えるロールタイプメディアMのテンションを一定のテンションとすることができ、画質の向上を図ることができる。
また、巻き取りを継続して行うと、巻き取ったロールタイプメディアMが巻取り紙管44に偏芯して巻き付く不都合を生ずる場合がある。このような偏芯は、例えばユーザ毎のロールタイプメディアMのセット状態、巻取り紙管44の状態等により多々生ずる。しかし、実施の形態の画像形成装置100の場合、偏心が発生することで、巻取り紙管44でロールタイプメディアMの巻取りが困難となる不都合を防止できる。
(弛み制御のタイミング)
次に、このような弛み制御のタイミングについて説明する。図10は、弛み制御を説明するための各部の信号のタイミングを示すタイムチャートである。図10(a)は、主走査方向に走査して画像を形成するタイミングを、図10(b)は、ロールタイプメディアMの搬送動作のタイミングを示している。また、図10(c)は、ロールタイプメディアMの巻取り駆動のタイミング、図10(d)は、ロールタイプメディアMの弛み量、図10(e)は、プラテン25上でのメディアテンションを示している。また、図10(f)は、ロールタイプメディアMの搬送状態を示している。
図10(b)~図10(f)に示すようにロールタイプメディアMの搬送を開始し、図10(a)に示す画像形成前(印字前)に、図10(d)及び図10(e)に示すように、ロールタイプメディアMを弛みが無い状態に巻き上げた後、再度、所定の弛みを付与し、この所定の弛みを付与したロールタイプメディアMに対して、プラテン25で印字が行われる。これにより、プラテン25上での平面度を上げて印字を行うことができ、良好な印字を可能とすることができる。
なお、ロールタイプメディアMにテンションを与えるタイミングは、画像形成前以外であっても、プラテン25上のロールタイプメディアMに影響を与えないレベルのテンションを掛けるのであれば、例えば図10(a)に示す画像形成のタイミング(画像形成中)でもよい。これにより、印刷製品の生産性の向上を図ることができる。
また、ロールタイプメディアMに所定の弛みを付与するタイミングも、例えば図10(a)に示す画像形成のタイミング(画像形成中)でもよい。これにより、印刷製品の生産性の向上を図ることができる。
なお、図10に示すように、制御部61は、搬送ローラ35によるロールタイプメディアMの間欠搬送(搬送動作)が終了した後に、巻取り紙管44に駆動連結されたトルクリミッタ40が滑ってロールタイプメディアMにテンションを与えるように、巻取り紙管44の回転を制御する。
(印字動作)
次に、図11は、実施の形態の画像形成装置の印字動作の流れを示すフローチャートである。この図11のフローチャートにおいて、まず、初期動作として、図6に示すモータ制御部86~弛み指示値算出部89が、印字開始前弛み制御を行うことで、ロールタイプメディアMに所定の弛みを発生させ(ステップS1)、この後にロールタイプメディアMの搬送を開始する(ステップS2)。
ロールタイプメディアMの搬送が開始されると、モータ制御部86~弛み指示値算出部89は、例えば200msec等の所定時間の経過を待って(ステップS3)、ロールタイプメディアMの巻き取りを開始する(ステップS4)。ロールタイプメディアMの巻き取りが完了すると搬送を停止する(ステップS5)。
すなわち、制御部61は、搬送ローラ35によりロールタイプメディアMの間欠搬送を開始した後でかつ間欠搬送を終了する前の所定のタイミングで、巻取り紙管44の巻取り方向への回転を開始する。
そして、モータ制御部86は、例えば200msec等の所定時間経過後に(ステップS6)、巻取りモータ41を逆回転制御して、ロールタイプメディアMに敢えて弛みを形成する弛み制御を行う(ステップS7)。
弛みを形成すると、弛み量が一定となるように、巻取り紙管44に巻取られたロールタイプメディアMの外径に基づいて算出したモータ回転量(=巻取り紙管44の回転量)に従い、その位置での位置決め制御が継続して行われる。これにより、プラテン25上の印字領域に与えるロールタイプメディアMのテンションを一定のテンションとすることができる。この状態で、印字制御部85は、印字終了(ステップS9)までの間、インクの吐出制御を行う(ステップS8)。
(印字開始前の弛み制御動作)
次に、図12のフローチャートを用いて、図11のステップS1に相当する印字開始前弛み制御動作を説明する。この図12のフローチャートは、印字前の巻取り済みのロールタイプメディアMの外径に基づいて、弛み制御を行う動作の流れを示している。
まず、図3に示したように、ロールタイプメディアMが給紙紙管52及び巻取り紙管44に装着され、印字開始及び巻取り動作が行える状態にセットされる。印字を開始する場合、現在の巻取り済みのロールタイプメディアMの巻取り状態が、ユーザによる巻取り紙管44の交換等で変化することがある。このため、巻取り紙管44に巻き取られたロールタイプメディアMの外径値を算出し直した後、以下に説明する弛み制御を行い、印字動作を行う。なお、巻取り紙管44に巻き取られたロールタイプメディアMの外径値は、ロールタイプメディアMの巻取り動作を5sec行い、ロールタイプメディアMは、50mm搬送することとして説明を行う。
図12のフローチャートにおいて、巻取りを開始すると(ステップS11)、モータ制御部86、センサ処理部87及び巻き取り量検出部88は、例えば5秒間、ロールタイプメディアMを巻取り紙管44で巻き取り続けるように巻取りモータ41を制御する(ステップS12)。これにより、ロールタイプメディアMが巻取り紙管44に、密に巻き取られた状態となる。このときの弛み量は、0mmである。
この状態において、巻き取り量検出部88は、巻取りモータエンコーダセンサ43のエンコード値を保持する(ステップS13)。一例として、保持された値は、100パルスの位置を示す値とする。このように、エンコード値を取得すると、モータ制御部86、センサ処理部87及び巻き取り量検出部88は、巻取りモータ41を停止制御する(ステップS14)。
次に、モータ制御部86、センサ処理部87及び巻き取り量検出部88は、搬送ローラ35を制御して、例えば50mm分、ロールタイプメディアMを搬送制御する(ステップS15)。50mmの搬送が完了すると(ステップS16)、モータ制御部86、センサ処理部87及び巻き取り量検出部88は、再度、5秒間、ロールタイプメディアMを巻取るように、巻取りモータ41を制御する(ステップS17)。5秒間、ロールタイプメディアMの巻取りを継続して行うと(ステップS18)、弛み量が0mmとなる。巻き取り量検出部88は、この弛み量が0mmの状態とされた際の、巻取りモータエンコーダセンサ43のエンコード値を保持する(ステップS19)。
なお、保持された値は、一例として、200パルスの位置を示す値とする。このように、エンコード値を取得すると、モータ制御部86、センサ処理部87及び巻き取り量検出部88は、巻取りモータ41を停止制御する(ステップS20)。
次に、弛み指示値算出部89が、巻取り紙管44に巻き取られたロールタイプメディアMの外形を算出する(ステップS21)。
一例ではあるが、弛み指示値算出部89は、以下の演算式(1)を用いて、ロールタイプメディアMの外径を算出する。
ロールタイプメディアMの外径(mm)=ロールタイプメディアMの円周÷π・・・(1)
この演算式(1)において、ロールタイプメディアMの円周は、「搬送距離×(巻取りエンコーダセンサ39で検出された巻取り紙管44の回転に応じたパルス数÷差分パルス)」となるため、巻取り量エンコーダセンサ39で検出される、巻取り紙管44の1回転分のパルス数を1000パルスとした場合、ロールタイプメディアMの円周は、「50mm×(1000÷100)=500mm」となる。そして、ロールタイプメディアMの外径は、「500÷π[mm]」となる。このように算出されたロールタイプメディアMの外径に基づいて、以下に説明する弛み制御が行われる。
(弛み制御動作)
次に、図11のフローチャートのステップS7及び図12のフローチャートのステップS22に示す弛み制御を、図13のフローチャートを用いて説明する。この図13のフローチャートで示す弛み制御動作は、上述のように算出された巻取り済みのロールタイプメディアMの外径値に基づいて弛み指示値を算出し、この弛み指示値を目標として、巻取りモータ41を駆動制御する動作である。この弛み制御動作により、敢えて適当な「弛み」を発生させる。
すなわち、上述のようにロールタイプメディアMの外径が算出されると、弛み指示値算出部89は、算出されたロールタイプメディアMの外径値を取得し(ステップS31)、以下の演算式(2)に基づいて、巻取りモータ41を回転制御するための弛み指示値を算出する(ステップS32)。
弛み指示値[pls]=(巻取り紙管44のギヤと巻取りモータ41のギヤとのギヤ比)×(巻取り紙管44の回転量[pls])・・・(2)
この弛み指示値の演算式(2)において、巻取り紙管44の回転量[pls]は、以下の演算式(3)で算出される。
巻取り紙管44の回転量[pls]=(エンコーダシート45の1回転パルス数)×(弛み量÷巻取り済みのロールタイプメディアMの円周)・・・(3)
また、この巻取り紙管44の回転量の演算式(3)における、巻取り済みのロールタイプメディアMの円周は、以下の演算式(4)で算出される。
巻取り済みのロールタイプメディアMの円周=(巻取り済みのロールタイプメディアMの外径)×(π)・・・(4)
モータ制御部86は、このように算出された弛み指示値に基づいて、巻取りモータ41の回転制御を開始し(ステップS33)、巻取りモータ41が、目標位置(指示停止位置)に到達した後は、その位置で位置決め制御を続ける(ステップS34)。
このような弛み制御は、ロールタイプメディアMの間欠搬送が行われる毎に繰り返し行われる。
なお、弛み指示値の演算式(2)で算出した弛み指示値で巻取りモータ41を制御することとして説明したが、巻取り紙管44の回転量の演算式(3)で算出した巻取り紙管44の回転量を目標位置として算出して、巻取りモータ41を制御してもよい。
(ロールタイプメディアMの外径値の更新動作)
次に、図14のフローチャートを用いて、印字中に巻取り紙管44で巻取られるロールタイプメディアMの外径値の更新動作を説明する。印字中にロールタイプメディアMの巻取り量が増えることで、巻取り紙管44で巻取られたロールタイプメディアMの外径が増加するため、同じ弛み量を維持するには、巻取りモータ41への指示値を適宜変更する必要がある。このため、上述の弛み制御動作と並行して、印字中におけるロールタイプメディアMを、例えば50mm送り出す毎に、巻取り紙管44で巻取られたロールタイプメディアMの外径を検出して更新する。
すなわち、巻取り量検出部88は、まず、巻取りモータエンコーダセンサ43の、現在のエンコード値を保持する(ステップS41)。次に、モータ制御部86は、ロールタイプメディアMを搬送するように、主走査モータ8、搬送モータ37、給紙モータ49及び巻取りモータ41を回転駆動する(ステップS42)。また、印字制御部85は、記録ヘッド6のインクを吐出制御して、ロールタイプメディアMの主走査方向に沿った印字制御を行う(ステップS43)。
次に、巻取り量検出部88は、巻取りモータエンコーダセンサ43の、前回のエンコード値の更新時から、ロールタイプメディアMが50mm以上搬送されたか否かを判別する。なお、一例ではあるが、ロールタイプメディアMの搬送距離は、50mm~100mm程度が好ましい。搬送距離が、50mm未満の場合は(ステップS44:No)、印字制御部46が印字終了か否かを判別する(ステップS46)。印字終了と判別された場合(ステップS46:Yes)、そのまま図14のフローチャートの処理を終了する。印字中であると判別された場合(ステップS46:No)、ステップS41に処理が戻り、ロールタイプメディアMの搬送制御及び印字制御が行われる。
これに対して、ロールタイプメディアMが50mm以上搬送されたものと判別された場合(ステップS44:Yes)、巻取り量検出部88は、ロールタイプメディアMの現在の外径値を算出し、巻取りモータエンコーダセンサ43の、現在のエンコード値を更新する(ステップS45)。そして、ステップS46で印字終了と判別された場合は(ステップS46:Yes)、そのまま図14のフローチャートの処理を終了する。また、ステップS46で、印字中と判別された場合は、ステップS41に処理が戻り、ロールタイプメディアMが、再度、50mm程度搬送された際に、巻取りモータエンコーダセンサ43のエンコード値が検出されて更新される。
このように、印字中は、ある程度の搬送距離毎に(間欠搬送が行われる毎に)、ロールタイプメディアMの外径値の検出が繰り返し行われる。複数回の印字搬送動作が繰り返され、前回の更新から累計50mm(50mm~100mm程度であればよい)以上の搬送の完了後に、次の搬送動作前に、巻取り外径値の算出及び更新を行う。
(外径値の変化とエンコーダパルスの変化)
図15は、巻取り紙管44で巻き取られたロールタイプメディアMの外径値の変化とエンコーダパルスの変化を説明するための図である。図15(a)は、巻取り紙管44で巻取り済みのロールタイプメディアMが少ない状態を示している。図15(a)に示す状態の場合、巻取りエンコーダセンサ39で検出されるエンコードパルスの変化量は大きくなる。これに対して、図15(b)は、巻取り紙管44で巻取り済みのロールタイプメディアMが多くなった状態を示している。この図15(b)に示すように、巻取り紙管44の外径が大きくなるに連れて、エンコードパルスの変化量(回転角)が小さくなり、変化パルス数も少なくなる。
すなわち、巻取り紙管44の巻取り済みのロールタイプメディアMの外径によって、巻取り紙管44の回転角が変わるため、エンコードパルスのパルス数が変化する。このため、弛み指示値算出部89は、巻取り紙管44に巻き取られるロールタイプメディアMの外径に応じて変更した指示値を算出する。これにより、巻取り紙管44に巻き取られるロールタイプメディアMの外径が変化しても、ロールタイプメディアMの弛み量を、同じ弛み量に維持することができる。また、ロールタイプメディアMの外径は、巻取りエンコーダセンサ39で検出されるエンコードパルスのパルス数の変化に基づいて、算出することができる。
(巻付け完了検出動作)
次に、巻取り紙管44における、給紙紙管52から給紙された全てのロールタイプメディアMの巻取り完了の検出動作を説明する。一例ではあるが、実施の形態の画像形成装置100の場合、速度制御している巻取りモータ41に供給する電圧指令値に基づいて、この巻取り完了を検出している。
具体的には、巻取り紙管44でロールタイプメディアMが全て巻き取られると(巻取りが完了すると)、ロールタイプメディアMの巻き取りが行えなくなり、トルクリミッタ40が滑り出す。モータ制御部86は、トルクリミッタ40が滑って負荷が増えた状態でも回転速度を維持しようとして、巻取りモータ41に供給する電圧値を上げる動作を行う。この上げた電圧値、及び、上げた電圧値を検出するための閾値を予め設定して記憶する。そして、巻取り量検出部88が、所定時間、連続してこの閾値を超える電圧値が検出された場合に、巻取り完了を検出する。
すなわち、図16は、モータ制御部86から巻取りモータ41に供給される電圧値を示している。一例ではあるが、この例の場合、12.5Vを閾値として設定している。この図16に示すように、ロールタイプメディアMの巻取り中においては、巻取りモータ41は、閾値以下の一定電圧で駆動される。しかし、ロールタイプメディアMの巻取りが完了すると、回転が停止した巻取りモータ41の回転数を維持しようとして、モータ制御部86から巻取りモータ41に供給される電圧値が上昇して閾値を超える。
巻取り量検出部88は、電圧値が閾値を連続して超えた時間が、例えば50msec等の一定時間以上であった場合、ロールタイプメディアMの巻取りが完了したと判別する。
(巻付け完了検出動作の変形例)
図16に示した例は、巻取りモータ41に供給される電圧値に基づいて、巻取り完了を検出する例であった。しかし、以下に説明するように、巻取りエンコーダセンサ39で検出されるエンコードパルスのパルス数に基づいて、巻取り完了を検出してもよい。
図17に示すように、巻取り中は、巻取りエンコーダセンサ39で検出されるエンコードパルスのパルス数は徐々に向上する。しかし、巻取りが完了すると、巻取り紙管44の回転が停止することで、巻取りエンコーダセンサ39で検出しているエンコードパルスのパルス数が一定数で停止したままとなる。
このため、巻取り量検出部88は、例えば50msec等の一定時間、一定のパルス数を連続して検出した際に、ロールタイプメディアMの巻取りが完了したと判別する。
(実施の形態の効果)
以下、実施の形態の効果を説明するが、この実施の形態の効果を理解し易くするために、本願発明を適用しない場合に、巻取り紙管に徐々に弛みが増加して、スキュー等の問題が発生する不都合を説明する。
図18は、本願発明を適用しない場合に、巻取り紙管の弛みが増加していく様子を示す図である。ロールタイプメディアMの巻取りを継続して行うと、重心に偏りが発生することがある。これは、ユーザの用紙セットの仕方、又は、巻取り用の紙管の状態等の影響で、印字前の新品時のような、偏芯の無い理想的な状態で、ロールタイプメディアMの巻き取りを行うことが困難となるためのである。
具体的に説明すると、図18(a)は、巻取りモータ41により巻取り紙管44に対するロールタイプメディアMの巻き付けが終わった状態を示している。この状態において、巻取りモータは駆動中である。また、重心は、例えば巻取り紙管44の右斜め下に位置していたとする。
この状態で、ロールタイプメディアMの巻取りを停止(巻取りモータ41を停止)すると、地球の重力により、重心が安定する位置まで移動するため、図18(b)に示すように、重心が巻取り紙管44の下位置まで移動する。この重心が移動することで、巻取り紙管44に巻き取られていたロールタイプメディアMに弛みが発生する。このように弛みが発生した状態でロールタイプメディアMの搬送を行うと、図18(c)に示すように、ロールタイプメディアMに対して、さらに弛みが発生する。
このため、発生した弛みを解消するために、再度、ロールタイプメディアMの巻取りを行うと、搬送による、さらなる弛みが発生している状態でロールタイプメディアMの巻取りを行うこととなるため、図18(d)に示すように重心位置が、例えば巻取り紙管44の右位置に移動した状態となる。
しかし、地球の重力により、重心は、安定する位置まで移動するため、図18(e)に示すように、再度、重心が巻取り紙管44の下位置まで移動し、図18(f)に示すように、さらに弛みが増加した状態となる。
重心が巻取り紙管44の右位置にある場合は、図18(d)~図18(f)の状態が繰り返されるため、ロールタイプメディアMの弛みが徐々に増加する。換言すると、搬送によりロールタイプメディアMは送り出されるが、巻き取る→弛む→巻き取る→弛む・・・の状態が繰り返されることで、徐々に弛みが増加する。
なお、この反対に、重心が巻取り紙管44の左位置にある場合、ロールタイプメディアMに対して徐々にテンションを掛ける状態となり、スキューが増加する不都合を生ずる。
このように、ロールタイプメディアMの弛みが増加すると、印字後のロールタイプメディアMが地面まで垂れ下がり汚損する問題が生ずる。また、ロールタイプメディアMが画像形成装置内又は地面に引っ掛かることで、プラテン25の印字面が持ち上がり、キャリッジ5と接触する等の問題を生ずる。
しかし、実施の形態の画像形成装置の場合、搬送によって弛みが発生したロールタイプメディアMを、弛みがなくなるまで巻き続けた後、敢えて所定量の弛みを発生させるように巻取りモータ41を逆回転制御して、ロールタイプメディアMの弛み量を適当な弛み量とする。そして、この所定の弛み量を維持する。これにより、所定の弛み量を維持できるため、ロールタイプメディアMの弛みが増加する不都合、及び、ロールタイプメディアMに対して徐々にテンションが掛けられてスキューが増加する不都合を防止できる。
また、搬送によって弛みが発生したロールタイプメディアMを、弛みを無くすまで巻き続ける場合において、巻取りモータ41に閾値以上の電圧が、所定時間以上供給された際に、ロールタイプメディアMに弛みが無くなったものと判別する(図16参照)。これにより、巻取り紙管44に対するロールタイプメディアMの巻き付け時間を最短にでき、ロールタイプメディアMが受けるダメージを最小限に抑えることができる。
また、搬送によって弛みが発生したロールタイプメディアMを、弛みを無くすまで巻き続ける場合において、一定数のエンコードパルスが所定時間以上検出された際に、ロールタイプメディアMに弛みが無くなったものと判別する(図17参照)。これにより、巻取り紙管44に対するロールタイプメディアMの巻き付け時間を最短にでき、ロールタイプメディアMが受けるダメージを最小限に抑えることができる。
また、巻取りモータ41のフィードバック制御用の巻取りモータエンコーダセンサ43と、巻取り紙管44(正確には巻取り紙管44を保持するフランジ54)の回転量を検知する巻取りモータエンコーダセンサ43を備える。ロールタイプメディアMの搬送量と巻取り紙管44の回転量から巻取り済のロールタイプメディアMの外径を算出する。また、巻取り済のロールタイプメディアMの外径から、所定の弛み量になるように巻取り紙管44の回転量を決定する。そして、決定した回転量に基づいて、巻取りモータ41の逆回転量を決定する。これにより、巻取り紙管44の回転角を、巻取りモータ41側の巻取りモータエンコーダセンサ43により、間接的に制御でき、巻取りモータ41の制御を簡素化できる。
または、巻取りモータ41のフィードバック制御用の巻取りモータエンコーダセンサ43と、巻取り紙管44(正確には巻取り紙管44を保持するフランジ54)の回転量を検知する巻取りモータエンコーダセンサ43を備える。ロールタイプメディアMの搬送量と巻取り紙管44の回転量から巻取り済のロールタイプメディアMの外径を算出する。また、巻取り済のロールタイプメディアMの外径から、所定の弛み量になるように巻取り紙管44の回転量を決定する。そして、巻巻取りモータエンコーダセンサ43のエンコーダ値が、所定の弛み量の値になるように巻取りモータ41で位置制御を行う。これにより、巻取り紙管44の回転角を直接監視して制御できるため、高い精度で弛み量の制御を行うことができる。
また、巻取り紙管44に巻き取られたロールタイプメディアMの外径に応じて、一定の弛み量を維持するように、巻取りモータ41の回転速度を制御する。これにより、巻取り紙管44に巻き取られたロールタイプメディアMの外径に影響されることなく、一定の弛み量を維持しながらロールタイプメディアMの巻取りを行うことができる。従って、巻取りモータ41の回転速度を制御して、巻付け処理を所望の時間内に終了可能とすることができる。
また、ロールタイプメディアMの搬送完了後に、印字を行う。ロールタイプメディアMが布製である場合、搬送ローラ35で搬送すると共に、巻取り側で引っ張りながら巻取りを行うことで搬送を行う必要がある。このため、確実に巻取りを行った後に、印字を行うように、ロールタイプメディアMの搬送完了後に、印字を行う。これにより、布製のロールタイプメディアMに対しても正確な印字を可能とすることができる。
また、巻取り紙管44に巻き取られたロールタイプメディアMの外径の検出及び弛み制御は、印字開始前の初期動作として行う。これにより、ジョブ間に巻取り紙管44の状態が、例えばユーザによって変えられた場合でも、所望の弛み量を形成できる。
最後に、上述の実施の形態は、一例として提示したものであり、本発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことも可能である。また、実施の形態及び実施の形態の変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10 搬送ユニット
37 中間転写体
100 画像形成装置
61Y ヘッド
61M ヘッド
61C ヘッド
61BK ヘッド
61a ノズル板
61b ノズル
85 インラインスキャナ
102 ASIC
110 印字ヘッド
122 ヘッドデータ変換部
123 メモリ制御部
124 レジスタ部
125 ヘッドデータ転送部
131 検知チャート印刷部
132 検知チャート読み取り部
133 吐出異常ノズル検知部
134 吐出異常ノズル登録部
135 マスクノズル判定部
136 マスク画素挿入部
137 ヘッドデータ格納部
200 DFE装置
300 ホスト装置
特開昭61-172768号公報 特開2016-016946号公報

Claims (13)

  1. 印字媒体を所定の送り量だけ搬送する搬送する期間と、前記搬送する期間に続き前記印字媒体の搬送を停止する期間と、からなる間欠搬送により前記印字媒体を搬送する搬送部と、
    前記搬送部で搬送された前記印字媒体の巻取りを行う巻取り部と、
    搬送された前記印字媒体に印字を行う印字部と、
    前記搬送部が前記間欠搬送を開始した後の所定のタイミングで、前記巻取り部を巻取り方向に回転制御し、その後、前記巻取り方向とは逆方向に前記巻取り部を回転制御する回転制御部と
    を有し、
    前記搬送部は、前記印字部が印字を行わない期間に前記間欠搬送を開始し、
    前記回転制御部は、前記間欠搬送毎に、前記巻取り部の前記巻取り方向に回転及び前記逆方向の回転制御を行うこと
    を特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記回転制御部は、前記間欠搬送を開始した後でかつ前記間欠搬送の前記搬送する期間が終了する前の所定のタイミングで、前記巻取り部の前記巻取り方向への回転を開始すること
    を特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記巻取り部に駆動連結されたトルクリミッタを備え、
    前記回転制御部は、前記間欠搬送の前記搬送する期間が終了した後に、前記トルクリミッタが滑って前記印字媒体にテンションを与えるように、前記巻取り部の回転を制御すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記回転制御部は、前記間欠搬送を開始した後の所定のタイミングで、前記印字媒体の弛みが所定以下となるまで巻取りを行うように前記巻取り部を巻取り方向に回転制御し、その後、前記印字媒体に所定の弛みを付与するように、前記巻取り方向とは逆方向に前記巻取り部を回転制御すること
    を特徴とする請求項1から請求項3のうち、いずれか一項に記載の液体吐出装置。
  5. 前記回転制御部は、前記巻取り部を回転制御する制御電圧が、所定時間以上、通常よりも高い制御電圧となったことを検出した際に、前記印字媒体の弛みが所定以下となったものと判別すること
    を特徴とする請求項4に記載の液体吐出装置。
  6. 前記回転制御部は、前記巻取り部を回転制御することで得られる回転パルス数が、所定時間以上、一定の回転パルス数となったことを検出した際に、前記印字媒体の弛みが所定以下となったものと判別すること
    を特徴とする請求項4に記載の液体吐出装置。
  7. 前記回転制御部は、前記搬送部による前記印字媒体の搬送量及び前記巻取り部の回転量に基づいて算出した、前記巻取り部に巻取り済の前記印字媒体の外径から、前記印字媒体に所定の弛み量を与える前記巻取り部の回転量を決定し、決定した前記回転量で前記巻取り部を前記逆方向に回転制御すること
    を特徴とする請求項4から請求項6のうち、いずれか一項に記載の液体吐出装置。
  8. 前記回転制御部は、前記搬送部による前記印字媒体の搬送量及び前記巻取り部の回転量に基づいて算出した、前記巻取り部に巻取り済の前記印字媒体の外径から、前記印字媒体に所定の弛み量を与える前記巻取り部の回転量を決定し、前記巻取り部を逆回転制御することで得られる回転パルス数が、決定した前記回転量に対応する回転パルス数となるように、前記巻取り部を回転制御すること
    を特徴とする請求項4から請求項6のうち、いずれか一項に記載の液体吐出装置。
  9. 前記回転制御部は、前記巻取り部に巻取り済の前記印字媒体の外径の検出、及び、前記弛みが所定以下となるまで印字媒体の巻取りを行った後に、前記逆方向に前記巻取り部を回転制御して前記印字媒体に所定の弛みを付与する弛み制御を、印字開始前の初期動作として行うこと
    を特徴とする請求項7又は請求項8に記載の液体吐出装置。
  10. 回転制御部は、前記巻取り部に巻取り済の前記印字媒体の外径に応じて、前記印字媒体の一定の弛み量を維持するように、前記巻取り部の回転速度を制御すること
    を特徴とする請求項5から請求項9のうち、いずれか一項に記載の液体吐出装置。
  11. 前記印字部は、前記巻取り部により、前記弛みが所定以下となるまで巻取られた後、前記逆方向に回転制御されることで所定の弛みが付与された前記印字媒体に対して印字を行うこと
    を特徴とする請求項4から請求項10のうち、いずれか一項に記載の液体吐出装置。
  12. 印字媒体を所定の送り量だけ搬送する搬送する期間と前記搬送する期間に続き前記印字媒体の搬送を停止する期間とからなる間欠搬送により前記印字媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部で搬送された前記印字媒体の巻取りを行う巻取り部と、搬送された前記印字媒体に印字を行う印字部と、を備えた液体吐出装置における前記印字媒体の巻き取り制御方法であって、
    前記搬送部に、前記印字部が前記印字媒体に印字を行わない期間に前記間欠搬送を開始させる搬送制御ステップと、
    前記間欠搬送毎に、前記間欠搬送を開始した後の所定のタイミングで、回転制御部が、前記巻取り部を巻取り方向に回転制御する第1の回転制御ステップと、
    前記間欠搬送毎に、前記巻取り部を巻取り方向に回転制御した後に、前記回転制御部が、前記巻取り方向とは逆方向に前記巻取り部を回転制御する第2の回転制御ステップと
    を有することを特徴とする巻き取り制御方法。
  13. 印字媒体を所定の送り量だけ搬送する搬送する期間と前記搬送する期間に続き前記印字媒体の搬送を停止する期間とからなる間欠搬送により前記印字媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部で搬送された前記印字媒体の巻取りを行う巻取り部と、搬送された前記印字媒体に印字を行う印字部と、を備えた液体吐出装置において、コンピュータに、前記印字媒体の巻き取り制御を行わせるための巻き取り制御プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記搬送部に、前記印字部が前記印字媒体に印字を行わない期間に前記間欠搬送を開始させる搬送制御部と、
    前記間欠搬送毎に、前記間欠搬送を開始した後の所定のタイミングで、前記巻取り部を巻取り方向に回転制御する第1の回転制御部と、
    前記間欠搬送毎に、前記巻取り部を巻取り方向に回転制御した後に、前記巻取り方向とは逆方向に前記巻取り部を回転制御する第2の回転制御部として機能させること
    を特徴とする巻き取り制御プログラム。
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