JP2021080655A - ユニット構造体およびユニット建築物 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンテナ輸送移動体で移動可能であり、限られたスペースの有効利用および十分な構造耐力を得ることができるユニット構造体およびユニット建築物を提供すること。【解決手段】本発明の一態様は、コンテナ輸送移動体に対応したユニット構造体であり、中空型の4つの柱と、上部コア部と、下部コア部と、天井梁と、床梁と、柱の延長上の上端に設けられる上部固定部と、柱の延長上の下端に設けられる下部固定部と、を備える。そして、上部固定部の上部固定端面部および下部固定部の下部固定端面部のそれぞれにおける柱の中空内と対応する位置に、コンテナ輸送移動体のツイストロックに対応した長孔が設けられる。上部フランジ部および下部フランジ部のそれぞれは、上下方向にみたときの4つの柱で構成される外接矩形の内側に延出する内側延出部分を有し、外接矩形の外側に延出する外側延出部分を実質的に有していない。【選択図】図1

Description

本発明は、コンテナ輸送移動体で移動可能なユニット構造体および複数のユニット構造体を連結したユニット建築物に関するものである。
ユニット建築物は、予め工場で組み上げたユニット構造体を建築現場へ搬送し、複数のユニット構造体を連結するユニット工法で構築される建築物である。ユニット建築物は、トレーラ、船舶といった大型貨物を輸送できる移動体によって搬送可能であり、これらの移動体を使うことで国内のみならず海外への輸送も可能となる。
また、ユニット建築物は、ユニットの単位となるユニット構造体を予め工場で組み上げることができ、建築現場での工期を短縮できるメリットがある。一方、不要になったユニット構築物は全て解体する必要はなく、ユニット構造体の単位まで分解すれば他の場所へ搬送でき、必要に応じて再構築することが可能である。
このようなユニット構造体に関し、特許文献1には、単体で本設建築物として使用可能な建物ユニットに用いられる建物ユニット用隅金具であって、建物ユニットに着脱可能なベースプレートと、ベースプレートに固定された隅金具部材とを備える建物ユニット用隅金具が開示される。
特許文献2には、ユニット工法で使用される既存の建物ユニットをそのまま海上輸送し得るようにするため、複数個の建物ユニットを長手方向に並べた状態で、対向する端部間を連結可能な中間連結治具と、最も外側に位置する各端部に対して取付可能な一対の端部取付治具と、を備えるユニット連結体が開示される。
特許文献3には、集合住宅などの中規模以上のユニット建物を構築する際に、施工効率を上げて工期を短縮できるようにするため、建物ユニット本体の両短辺面に、着脱可能な仮設補強部材が設けられ、仮設補強部材には、その下端部に下方に突出する建物ユニット本体を支持するための突出部が設けられた建物ユニットが開示される。
特開2017−193872号公報 特開2014−074326号公報 特許第4282745号公報
ユニット工法は、工期の短縮化、優れた可搬性および建築コストの低減といった様々なメリットがあるとともに、ユニット構造物の組み合わせ方によって目的に応じた仕様、デザインのユニット建築物を造ることができる。一方、輸送の観点からサイズの制限を受けやすいため、ユニット工法のメリットを損なわずにスペースを有効利用でき、構造耐力を損なわないことが重要になる。
本発明は、コンテナ輸送移動体で移動可能であり、限られたスペースの有効利用および十分な構造耐力を得ることができるユニット構造体およびユニット建築物を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、コンテナ輸送移動体に対応し、ユニット建築物を構成するための1単位となるユニット構造体であって、隅部に立設される中空型の4つの柱と、4つの柱のそれぞれの上部に設けられ、上部ダイアフラムを有する上部コア部と、4つの柱のそれぞれの下部に設けられ、下部ダイアフラムを有する下部コア部と、隣り合う上部コア部の間に接続される天井梁と、隣り合う下部コア部の間に接続される床梁と、柱の延長上の上端に設けられ、他のユニット構造体を締結接続するための上部固定部と、柱の延長上の下端に設けられ、他のユニット構造体を締結接続するための下部固定部と、を備える。
このユニット構造体において、上部固定部は、柱の中空端部を跨ぐように設けられる上部固定端面部と、他のユニット構造体と締結接続するための上部締結用孔を有する上部フランジ部と、を有し、下部固定部は、柱の中空端部を跨ぐように設けられる下部固定端面部と、他のユニット構造体と締結接続するための下部締結用孔を有する下部フランジ部と、を有する。
そして、上部固定端面部および下部固定端面部のそれぞれにおける柱の中空内と対応する位置に、コンテナ輸送移動体のツイストロックに対応した長孔が設けられる。
また、上部フランジ部および下部フランジ部のそれぞれは、上下方向にみたときの4つの柱で構成される外接矩形の内側に延出する内側延出部分を有し、外接矩形の外側に延出する外側延出部分を実質的に有していない。
このような構成によれば、コンテナ輸送移動体のツイストロックに対応した長孔が設けられているため、ツイストロックを利用してユニット構造体をコンテナ輸送移動体に固定し、輸送することができる。この長孔が、上部固定端面および下部固定端面のそれぞれにおける柱の中空内と対応する位置に設けられているため、コンテナ輸送移動体の4つのツイストロックの位置に合わせて4つの柱が立設されることになり、コンテナ輸送移動体で積載できる最大サイズでユニット構造体を構成することができる。また、隣り合うユニット構造体を締結接続する際に用いられる上部フランジ部および下部フランジ部が、4つの柱で構成される外接矩形よりも外側に延出していないため、コンテナ輸送移動体に積載する際、ツイストロックで固定しつつコンテナ輸送移動体の積載領域から上部フランジ部および下部フランジ部がはみ出ることなく積載できるようになる。
上記ユニット構造体において、上部コア部および下部コア部のそれぞれの側面には、隣り合うユニット構造体を締結用プレートを介して締結接続するための側面締結用孔が設けられていることが好ましい。これにより、柱よりも強度の高い上部コア部および下部コア部で締結用プレートを介して隣り合うユニット構造体を締結接続することができる。
上記ユニット構造体において、上部コア部および下部コア部の少なくともの一方には開口部が設けられていることが好ましい。これにより、開口部を介して上部コア部および下部コア部の少なくとも一方に設けられた側面締結用孔にアクセスすることができる。
上記ユニット構造体において、上部固定端面部および上部フランジ部は、上部ダイアフラムと一体に形成されていてもよい。また、下部固定端面部および下部フランジ部は、下部ダイアフラムと一体に形成されていてもよい。これにより、ダイアフラムの柱内の部分が固定端面部となってそこに長孔が設けられ、ダイアフラムの柱から外方へ延出する部分をフランジ部として利用することができる。
上記ユニット構造体において、柱は、下部コア部の下方に接続された筒部を含み、下部固定部は筒部の下端に設けられていてもよい。また、上記ユニット構造体において、柱は、上部コア部の上方に接続された筒部を含み、上部固定部は筒部の上端に設けられていてもよい。これにより、筒部によってコア部と同様な構成が追加され、ユニット構造体の高さの調整と強度の向上とを図ることができる。
本発明の一態様は、上記ユニット構造体の複数が上下に連結されたユニット建築物であって、互いに締結接続される上下階のユニット構造体において、階下の上部固定部と、階上の下部固定部とが締結手段によって締結接続され、階下の上部コア部の側面と、階上の下部コア部の側面とが、締結用プレートを介して締結接続されたものである。
このような構成によれば、上下階のユニット構造体が上部固定部および下部固定部で締結接続されるとともに、フランジ部が設けられていない側面では、締結用プレートを介して締結接続することで、ユニット構造体の外方に多くはみ出す部材を用いることなく締結接続の補強を行うことができる。
上記ユニット建築物において、階下の上部固定部と、階上の下部固定部とがスペーサを介して締結接続されていてもよい。スペーサは、上部ダイアフラムに設けられた長孔に嵌合する下側凸部と、下部ダイアフラムに設けられた長孔に嵌合する上側凸部と、を有していることが好ましい。これにより、ツイストロックに対応した長孔を利用してスペーサによる上下ユニット構造体の位置合わせ行うことができる。
本発明の一態様は、上記ユニット構造体の複数が左右に連結されたユニット建築物であって、互いに隣り合う左右のユニット構造体の上部コア部どうしが上部締結用プレートを介して締結接続され、下部コア部どうしが下部締結用プレートを介して締結接続されていることが好ましい。これにより、左右に配置したユニット構造体を、柱よりも強度の高い上部コア部および下部コア部で締結用プレートを介して締結接続することができる。
上記ユニット建築物において、互いに隣り合う左右のユニット構造体の上部固定部どうしが上部スペーサを介して締結接続され、下部固定部どうしが下部スペーサを介して締結接続されていることが好ましい。これにより、左右に配置したユニット構造体の上部固定部および下部固定部により、上部スペーサおよび下部スペーサを介して締結接続することができる。
本発明の一態様は、上記ユニット構造体の複数が上下左右に連結されたユニット建築物であって、互いに締結接続される上下階のユニット構造体において、階下の上部固定部と、階上の下部固定部とが締結手段によって締結接続され、階下の上部コア部と、階上の下部コア部とが、上下締結用プレートを介して締結接続され、上下左右で互いに隣り合う4つのユニット構造体の上下階の下部コア部と上部コア部との間、左右の上部コア部どうし、および左右の下部コア部どうしが上下左右締結用プレートを介して締結接続され、上下左右で互いに隣り合う4つのユニット構造体の上下階の下部固定部と上部固定部との間、左右の上部固定部どうし、および左右の下部固定部どうしが上下左右スペーサを介して締結接続されたものである。
このような構成によれば、上下左右に配置されたユニット構造体どうしを、上部固定部および下部固定部での締結接続とともに、ユニット構造体の外方に多くはみ出す部材を用いることなく強固に締結接続することができる。
本発明によれば、コンテナ輸送移動体で移動可能であり、限られたスペースの有効利用および十分な構造耐力を得ることができるユニット構造体およびユニット建築物を提供することが可能になる。
本実施形態に係るユニット構造体を例示する模式斜視図である。 本実施形態に係るユニット建築物を例示する模式斜視図である。 (a)および(b)は、ユニット構造体のコア部およびフランジ部を例示する模式図である。 コア部およびフランジ部を例示する模式斜視図である。 コア部およびフランジ部を例示する模式斜視図である。 ユニット構造体の上下での連結例を示す模式斜視図である。 (a)および(b)は、上下の連結部分を例示する模式図である。 (a)〜(c)は、連結部分の部材の特徴を例示する模式図である。 ユニット構造体の左右での連結例を示す模式斜視図である。 (a)〜(c)は、左右の連結部分を例示する模式図である。 ユニット構造体の上下左右での連結例を示す模式斜視図である。 (a)および(b)は、上下左右の連結部分を例示する模式図である。 (a)および(b)は、連結部分の部材特徴を例示する模式図である。 筒部を備えたユニット構造体を例示する模式側面図である。 (a)および(b)は、上下の連結部分を例示する模式図である。 (a)および(b)は、上下左右の連結部分を例示する模式図である。 ユニット構造体およびユニット建築物の適用例を示す模式平面図である。 ユニット構造体の輸送例を示す模式斜視図である。 (a)〜(c)は、ユニット構造体のツイストロックでの固定例を示す模式斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、同一の部材には同一の符号を付し、一度説明した部材については適宜その説明を省略する。
(ユニット構造体およびユニット建築物)
図1は、本実施形態に係るユニット構造体を例示する模式斜視図である。
図2は、本実施形態に係るユニット建築物を例示する模式斜視図である。
本実施形態に係るユニット構造体1は、ユニット建築物100を構成するための1単位となる構造体である。本実施形態に係るユニット構造体1は、コンテナ輸送移動体(コンテナを輸送するトレーラ、船舶、貨物列車など)に対応しており、コンテナと同様な手段によってコンテナ輸送移動体に積載できるようになっている。このため、ユニット構造体1の大きさは、コンテナの標準的なサイズ(20フィート、40フィート)とほぼ等しいサイズに設けられる。
説明の便宜上、図1に示す例では骨格のみを示しているが、ユニット構造体1は工場で骨格の組み立て、必要に応じて壁や内装、設備品の取り付けが行われる。そして、工場から建築現場までコンテナ輸送移動体で搬送され、建築現場で複数のユニット構造体1を連結することでユニット建築物100が建築される。
ユニット構造体1の基本的な構成としては、隅部に立設される中空型の4つの柱10と、4つの柱のそれぞれの上部に設けられる上部コア部20と、4つの柱10のそれぞれの下部に設けられる下部コア部30と、隣り合う上部コア部20の間に接続される天井梁40と、隣り合う下部コア部の間に接続される床梁50と、柱10の延長上の上端に設けられる上部固定部60と、柱10の延長上の下端に設けられる下部固定部70と、を備える。
このようなユニット構造体1において、4つの柱10が隅部に所定の間隔で立設され、上部に天井梁40が矩形に接続され、下部に床梁50が矩形に接続されることで、略直方体の外形が構成される。
ここで、本実施形態では、説明の便宜上、略直方体のユニット構造体1を平面視したときの長手方向を長さ方向、短手方向を幅方向、と言うことにする。また、高さ方向は上下方向とも言うことにする。
柱10には、断面角形、断面円形、その他の断面形状の鋼管が用いられる。本実施形態では、柱10として断面角形の鋼管を用いる場合を例とする。柱10の大きさは、例えば150mm角〜200mm角程度、肉厚5mm〜10mm程度である。図1に示す例では、隅部に4つの柱10が立設されているが、必要に応じてこれら以外の柱が設けられていてもよい。例えば、40フィートのコンテナと同サイズのユニット構造体1では、長さ方向の途中に別な柱を設けておくことが望ましい。
各柱10の上部に設けられる上部コア部20および各柱10の下部に設けられる下部コア部30は、天井梁40および床梁50を接続するための仕口(いわゆる、サイコロ、タイコ)になる部分である。上部コア部20および下部コア部30については後述する。
天井梁40および床梁50には例えばH形鋼が用いられる。天井梁40は、幅方向に隣り合う2本の柱10の間を繋ぐように接続されるとともに、長さ方向に隣り合う2本の柱10の間を繋ぐように接続される。これにより、4つの天井梁40によって天井側の矩形の外形が構成される。天井梁40は、上部コア部20に例えば溶接によって接合され、一部は上部フランジ部62に例えば溶接によって接合される。なお、天井梁40は、締結によって上部コア部20と接続されていてもよい。
天井梁40と同様に、床梁50も幅方向に隣り合う2本の柱10の間を繋ぐように接続されるとともに、長さ方向に隣り合う2本の柱10の間を繋ぐように接続される。これにより、4つの床梁50によって床側の矩形の外形が構成される。床梁50は、下部コア部30に例えば溶接によって接合され、一部は下部フランジ部72に例えば溶接によって接合される。なお、床梁50は、締結によって下部コア部30と接続されていてもよい。
上部固定部60は、ユニット構造体1の隅部の上端に設けられる。上部固定部60は、柱10の中空端部を跨ぐように(柱10の太さ方向に渡されるように)設けられる上部固定端面部61と、他のユニット構造体1と締結接続するための上部フランジ部62と、を有する。
図1に示す例では、上部フランジ部62は、上部コア部20から幅方向および長さ方向のそれぞれ(天井梁40の方向)に延出するよう設けられる。上部フランジ部62には、例えば階上のユニット構造体1と締結接続するための上部締結用孔610が設けられる。上部締結用孔610を用いた締結については後述する。
ユニット構造体1の上端部分では、上部固定部60の上部固定端面部61、上部フランジ部62から天井梁40の上面が略同一面上に構成される。
下部固定部70は、ユニット構造体1の隅部の下端に設けられる。下部固定部70は、柱10の中空端部を跨ぐように(柱10の太さ方向に渡されるように)設けられる下部固定端面部71と、他のユニット構造体1と締結接続するための下部フランジ部72と、を有する。
図1に示す例では、下部フランジ部72は、下部コア部30から幅方向および長さ方向のそれぞれ(床梁50の方向)に延出するよう設けられる。下部フランジ部72には、階下のユニット構造体1と締結接続するための下部締結用孔710が設けられる。下部締結用孔710を用いた締結については後述する。
ユニット構造体1の下端部分では、下部固定部70の下部固定端面部71、下部フランジ部72から床梁50の下面が略同一面上に構成される。
本実施形態では、上部フランジ部62および下部フランジ部72は、上下方向にみたときの4つの柱10で構成される外接矩形の内側に延出する部分(内側延出部分P)を有するが、外接矩形の外側に延出する部分(外側延出部分)を実質的に有していない。
すなわち、上部フランジ部62および下部フランジ部72は、上部コア部20および下部コア部30から幅方向および長さ方向に延出するが、上下方向にみてユニット構造体1の外形よりも外側には突出しないように設けられる。なお、外側延出部分を実質的に有していないとは、外側に延出する部分が全く無い場合のほか、製造上、僅かに外側に延出するが締結には寄与していない場合も含む。
一般的に、接続を行うためのフランジ部は、接続する対象物(例えば、柱10)を中心にして周囲の全方向に拡がるように延出するように設けられる。しかし、本実施形態の上部フランジ部62および下部フランジ部72は、4つの柱10で構成される外接矩形の内側に向けて延出する部分(内側延出部分P)だけが実質的に設けられている。これにより、4つの柱10で構成される外接矩形よりも外側に突出する部材が無いことになる。
また、本実施形態では、柱10の延長上の上端および下端に設けられた上部固定端面部61および下部固定端面部71のそれぞれにおける柱10の中空内と対応する位置に、コンテナ輸送移動体のツイストロックに対応した長孔hが設けられる。
長孔hが設けられることで、ツイストロックを利用してユニット構造体1をコンテナ輸送移動体に固定し、輸送することができる。また、長孔hが、柱10の中空内と対応する位置に設けられているため、コンテナ輸送移動体の4つのツイストロックの位置に合わせて4つの柱10が立設されることになり、しかも、柱10よりも外方にフランジなどの部材がはみ出していないため、コンテナ輸送移動体で積載できる最大サイズでユニット構造体1の外形サイズを構成することができる。
(コア部およびフランジ部)
次に、コア部およびフランジ部について説明する。
図3(a)および(b)は、ユニット構造体のコア部およびフランジ部を例示する模式図である。図3(a)にはユニット構造体の平面図が示され、図3(b)には(a)のA部の拡大平面図が示される。
図4および図5は、コア部およびフランジ部を例示する模式斜視図である。
なお、以下では上部コア部20を例として説明するが、下部コア部30は上部コア部20の上下を反転させた構成となっているため、説明を省略する。
上部コア部20は、上下に所定の間隔で配置された一対の上部ダイアフラム21(21a,21b)と、一対の上部ダイアフラム21(21a,21b)の間に設けられる筒体22とを有する。すなわち、上部コア部20は、中空の筒体22の上端および下端のそれぞれに上部ダイアフラム21が接続された構成となっている。上部ダイアフラム21は、筒体22の上端および下端に例えば溶接によって接合される。上部コア部20は、柱10の上側に例えば溶接によって接合される。これにより、上部コア部20は、通しダイアフラム型の仕口となる。
通しダイアフラム型の上部コア部20において、筒体22の外径は柱10の外径と同等であり、柱10の上部コア部20を接続した状態で柱10の延長上に上部コア部20の筒体22が位置することになる。なお、筒体22の肉厚は柱10の肉厚よりも厚いほうが好ましい。これにより、上部コア部20に天井梁40を接続する際の強度をより高めることができる。
上部固定端面部61および上部フランジ部62は、上側の上部ダイアフラム21aと一体に設けられている。すなわち。上部コア部20を構成する上側の上部ダイアフラム21aのうち、柱10の中空端部を跨ぐ部分(上下方向にみて柱10の中空部と重なる部分)が上部固定端面部61となり、筒体22よりも延出した部分が上部フランジ部62となる。
上部固定端面部61および上部フランジ部62が上部ダイアフラム21と一体に設けられることで、上部コア部20の形成とともに上部固定端面部61および上部フランジ部62が設けられ、製造上有利である。
なお、上部フランジ部62は、上部ダイアフラム21とは別体で設けられていてもよい。別体の場合には、一般的な上部コア部20を流用して、その上部コア部20に上部フランジ部62を例えば溶接によって接合すればよい。
上部フランジ部62における内側延出部分Pには、上部締結用孔610が設けられる。上部フランジ部62の内側延出部分Pには、幅方向に延出する部分と、長さ方向に延出する部分とがある。これらの延出部分のそれぞれに上部締結用孔610が設けられる。本実施形態では、各方向に延出する部分のそれぞれに2つの上部締結用孔610が所定の間隔で設けられている。
上側の上部ダイアフラム21aにおける柱10の中空内と対応する位置(上下方向にみて柱10の中空部と重なる位置)には、ツイストロックに対応した長孔hが設けられる。柱10の中空内の位置に長孔hが設けられていることで、コンテナ輸送移動体のツイストロックが配置される位置の上に柱10を立設することができる。これにより、コンテナ輸送移動体で積載可能なサイズを最大限に利用した柱10の配置を実現でき、ユニット構造体1で構成される室内の空間を広くすることが可能となる。
ここで、長孔hの中心は、柱10の中心よりも外方に設けられているとよい。これにより、ツイストロックを利用してユニット構造体1をコンテナ輸送移動体に積載する際、ツイストロックよりも外側にはみ出るユニット構造体1の部分を最小限に抑制しつつ、ユニット構造体1で構成される室内空間を最大限拡げることが可能となる。
また、本実施形態のように、長孔hが筒体22の内側(中空内)の上部ダイアフラム21に設けられることで、長孔hの周りの全周が筒体22と上部ダイアフラム21との接合部分で支持されることになる。このため、長孔hとツイストロックとの嵌合および脱離の際に上部ダイアフラム21に応力がかかっても、上部ダイアフラム21や長孔hの変形を効果的に抑制することができる。
ここで、本実施形態に係るユニット構造体1の上部フランジ部62は、内側延出部分Pを有し、外側延出部分を実質的に有していない。そして、内側延出部分Pのみに上部締結用孔610が設けられる。このため、上部フランジ部62を用いて複数のユニット構造体1を連結する際、柱10に対して2方向に延出する内側延出部分Pでしか締結できない。すなわち、通常のフランジ部では、柱10に対して4方向に延出する部分で締結できるのに対し、本実施形態では2方向に延出する部分での締結となるため、上部フランジ部62での締結力は、通常の4方向に延出するフランジ部での締結力よりも弱くなる可能性がある。
そこで、本実施形態に係るユニット構造体1では、上部コア部20の側面に、隣り合うユニット構造体1を締結用プレートを介して締結接続するための側面締結用孔を設けておくことが好ましい。ユニット構造体1を連結する際の締結力を高める必要がある場合、側面締結用孔を利用して締結用プレートで隣り合うユニット構造体1どうしを連結する。これにより、上部フランジ部62での締結力に、側面締結用孔および締結用プレートによる締結力が加わり、ユニット構造体1どうしの連結強度を高めることができる。
なお、上記では上部コア部20として通しダイアフラム型の例を示している。通しダイアフラム型の場合には、下側の上部ダイアフラム21bが柱10の端部を跨ぐように通して設けられ、上側の上部ダイアフラム21aが筒体22の端部を跨ぐように通して設けられる。上部ダイアフラム21aのうちの中空部と対応する部分が上部固定端面部61となり、延出する部分が上部フランジ部62となる。
また、上部コア部20は、内ダイアフラム型であってもよい。内ダイアフラム型の場合には、柱10の中空内部(内側)に上部ダイアフラム21が接続され、上部ダイアフラム21の位置と対応した柱10の外側面に天井梁40が例えば溶接によって接合される。内ダイアフラム型では、筒体22は柱10と一体として構成される。また、柱10の中空内部に溶接された上側の上部ダイアフラム21aが上部固定端面部61となり、これとは別体で柱10の外側に上部フランジ部62が例えば溶接によって接合される。柱10の中空内部に設けられた上側の上部ダイアフラム21a、すなわち上部固定端面部61に長孔hが設けられる構成となる。
次に、ユニット構造体1の連結について説明する。
(上下での連結)
図6は、ユニット構造体の上下での連結例を示す模式斜視図である。
図7(a)および(b)は、上下の連結部分を例示する模式図である。
図8(a)〜(c)は、連結部分の部材の特徴を例示する模式図である。
図6に示すように、ユニット構造体1を上下で連結する場合、階上のユニット構造体1と階下のユニット構造体1とを積層して、階上のユニット構造体1の4つの隅部の下部フランジ部72と、階下のユニット構造体1の4つの隅部の上部フランジ部62と締結する。
図7(a)には、連結部分(図6のB部)における幅方向にみた断面図が示され、図7(b)には連結部分(図6のB部)における長さ方向にみた正面図が示される。上下で連結する場合、階上のユニット構造体1の下部フランジ部72と、階下のユニット構造体1の上部フランジ部62とを対向させて、上部フランジ部62に設けられた上部締結用孔610と、下部フランジ部72に設けられた下部締結用孔710とにボルトを挿入し、ナットで締め付ける。ボルト・ナットには高力ボルト・ナットが用いられる。
この際、上部固定部60と下部固定部70との間にスペーサ80を入れることが好ましい。図8(a)にはスペーサ80の平面図が示される。スペーサ80を入れることで、上部コア部20の上部ダイアフラム21(上部固定端面部61)および下部コア部30の下部ダイアフラム31(下部固定端面部71)に設けられた長孔hをスペーサ80によって塞ぐことができ、ボルトおよびナットによる締結力が均一になって、安定した締結により強固な剛接合が可能となる。
なお、図8(b)に示すように、スペーサ80の下面に、上部ダイアフラム21の長孔hと嵌合する下側凸部81と、下部ダイアフラム31の長孔hと嵌合する上側凸部82を設けてもよい。これにより、スペーサ80を介して上部固定部60と下部固定部70とを締結する際、スペーサ80に設けられた下側凸部81および上側凸部82がそれぞれ長孔hと嵌合し、スペーサ80による上下ユニット構造体1の位置合わせ行うことができる。
また、連結部分の正面および側面の少なくとも一方には、連結用プレート90を取り付けてもよい。連結用プレート90は、上部コア部20の側面締結用孔221および下部コア部30の側面締結用孔321に挿入したボルトおよびナットによって締結される。ボルト・ナットには高力ボルト・ナットが用いられる。これにより、上部フランジ部62および下部フランジ部72のみで締結する場合に比べ、ユニット構造体1どうしの締結強度を高めることができる。
特に、上部コア部20および下部コア部30は、中空内に上部ダイアフラム21および下部ダイアフラム31が渡されているため、柱10に比べて強度が高い。このような上部コア部20および下部コア部30の側面で連結用プレート90を用いて上下を連結することで、上下のユニット構造体1どうしの締結強度を十分に高めることが可能となる。
側面締結用孔221および321を利用してボルトおよびナットを締結する場合、上部コア部20および下部コア部30の内側(筒内)にアクセスするため、長孔hを利用してもよい。また、上部コア部20および下部コア部30の少なくとも一方に開口222および322を設けておき、この開口222および322を利用して上部コア部20および下部コア部30の内側(筒内)にアクセスするようにしてもよい。
図7(a)には、上部コア部20における筒体22の側面締結用孔221と対向する位置に設けられた開口222、および下部コア部30における筒体32の側面締結用孔321と対向する位置に設けられた開口322が示される。側面締結用孔221と対向する位置に開口222を設け、側面締結用孔321と対向する位置に開口322を設けることで、開口222および322から工具を真っ直ぐ差し込むことで上部コア部20および下部コア部30の外部から側面締結用孔221および321にアクセスすることができる。
また、図8(c)には、下部コア部30における筒体32の一部に設けられた開口322が示される。この開口322は、筒体32における側面締結用孔321に近位な面の一部に設けられている。この開口322では、作業者が手を挿入することで側面締結用孔321にアクセスすることができる。下部コア部30と同様に、上部コア部20の筒体22に開口222を設けてもよい。
(左右での連結)
図9は、ユニット構造体の左右での連結例を示す模式斜視図である。
図10(a)〜(c)は、左右の連結部分を例示する模式図である。
図9に示すように、ユニット構造体1を左右で連結する場合、左のユニット構造体1と右のユニット構造体1とを並置して、両ユニット構造体1の隣り合う2つの上部フランジ部62どうし、および隣り合う2つの下部フランジ部72どうしを締結する。なお、図9に示す例では、幅方向にユニット構造体1を並置しているが、長さ方向にユニット構造体1を並置して連結してもよい。
以下、上部フランジ部62どうしの連結分について説明するが、下部フランジ部72どうしの連結についても同様である。
図10(a)には、連結部分(図9のC部)における長さ方向にみた正面図が示され、図10(b)には、連結部分(図9のC部)における平面図が示される。また、図10(c)には、左右連結する際に用いる連結用プレート95が示される。左右で連結する場合、左のユニット構造体1の上部固定部60と、右のユニット構造体1の上部固定部60とを、連結用プレート95を介して締結する。連結用プレート95は、左右の上部固定部60の間に渡され、上部フランジ部62に設けられた上部締結用孔610にボルトを挿入し、ナットで締め付ける。ボルト・ナットには高力ボルト・ナットが用いられる。
また、左右の上部コア部20の側面に設けられた側面締結用孔221を用いて連結用プレート90を取り付けてもよい。連結用プレート90は、上部コア部20の側面締結用孔221に挿入したボルトおよびナットによって締結される。ボルト・ナットには高力ボルト・ナットが用いられる。これにより、上部フランジ部62のみで締結する場合に比べ、ユニット構造体1どうしの締結強度を高めることができる。
(上下左右での連結)
図11は、ユニット構造体の上下左右での連結例を示す模式斜視図である。
図12(a)および(b)は、上下左右の連結部分を例示する模式図である。
図13(a)および(b)は、連結部分の部材特徴を例示する模式図である。
図11に示すように、ユニット構造体1を上下左右で連結する場合、上下については階上のユニット構造体1の下部フランジ部72と、階下のユニット構造体1の上部フランジ部62とを締結し、左右については隣り合う2つの上部フランジ部62どうし、および隣り合う2つの下部フランジ部72どうしを締結する。なお、図11に示す例では、左右については幅方向にユニット構造体1を並置しているが、長さ方向にユニット構造体1を並置して連結してもよい。
図12(a)には、連結部分(図11のD部)における長さ方向にみた断面図が示され、図12(b)には、連結部分(図11のD部)における長さ方向にみた正面図が示される。また、図13(a)には、連結部分(図11のD部)における上下方向にみた断面図(図12(a)のA−A線断面図)が示され、図13(b)にはスペーサ80の平面図が示される。
ユニット構造体1を上下左右で連結する場合、上下のユニット構造体1については、階上のユニット構造体1の下部フランジ部72と、階下のユニット構造体1の上部フランジ部62とを対向させて、上部フランジ部62に設けられた上部締結用孔610と、下部フランジ部72に設けられた下部締結用孔710とにボルトを挿入し、ナットで締め付ける。ボルト・ナットには高力ボルト・ナットが用いられる。
また、左右のユニット構造体1については、スペーサ兼連結用プレート85を用いて連結する。スペーサ兼連結用プレート85は、上下のユニット構造体1の連結において上部固定部60と下部固定部70との間に介在させて、スペーサとしての機能を発揮させる。一方、スペーサ兼連結用プレート85は、左右の上部固定部60どうしの間、かつ左右の下部固定部70どうしの間に渡され、上部フランジ部62に設けられた上部締結用孔610および下部フランジ部72に設けられた下部締結用孔710にボルトを挿入し、ナットで締め付ける。ボルト・ナットには高力ボルト・ナットが用いられる。
また、上下のユニット構造体1における上部コア部20と下部コア部30との間には、連結用プレート90が取り付けられる。さらに、上下左右4つのユニット構造体1の隅部が隣り合う部分において、全てのユニット構造体1にかかる連結用プレート97が取り付けられる。連結用プレート97は、左上のユニット構造体1の下部コア部30と、右上のユニット構造体1の下部コア部30と、左下のユニット構造体1の上部コア部20と、右下のユニット構造体1の上部コア部20との間に渡され、側面締結用孔221および321を利用してボルトおよびナットで締結される。ボルト・ナットには高力ボルト・ナットが用いられる。
上部コア部20および下部コア部30の少なくとも一方には、側面締結用孔221および321へのアクセスのため、開口222および322を設けておいてもよい。
このように、上下左右のユニット構造体1を連結することで、上部固定部60および下部固定部70での締結接続のみならず、4つの固定部(2つの上部固定部60と2つの下部固定部70)の間に介在するスペーサ兼連結用プレート85、側面での連結用プレート90および4つのユニット構造体1に跨がる連結用プレート97によって強固に連結することが可能となる。
(筒部を備えたユニット構造体)
次に、筒部を備えたユニット構造体について説明する。
図14は、筒部を備えたユニット構造体を例示する模式側面図である。
図15(a)および(b)は、上下の連結部分を例示する模式図である。
図16(a)および(b)は、上下左右の連結部分を例示する模式図である。
図14に示すユニット構造体1Aは、下部コア部30の下方に接続された筒部15を備える。本実施形態では、便宜上、筒部15は柱10に含まれる。筒部15は、上部コア部20の筒体22や下部コア部30の筒体32と同様な構成であり、中空で柱10の外径と同等な外径を有する。
筒部15は、ユニット構造体1Aを上下に連結した際、階上のユニット構造体1Aの床梁50と、階下のユニット構造体1Aの天井梁40との間にスペースを設ける嵩上げの役目を果たす。このため、嵩上げに必要な高さに設定される。筒部15を備えたユニット構造体1Aでは、筒部15の下端に下部固定部70(下部固定端面部71および下部フランジ部72)が設けられる。
このようなユニット構造体1Aを上下に積層すると、階上のユニット構造体1Aにおける筒部15の下端に設けられた下部固定部70と、階下のユニット構造体1Aにおける上部固定部60とが対向するように重ね合わされる。また、左右にユニット構造体1Aを並置した場合には、左右の上部固定部60どうし、および左右の下部固定部70どうしが隣り合うことになる。そして、上記で説明した連結と同様に締結接続することで、複数のユニット構造体1Aが連結される。
図15(a)には、筒部15を備えたユニット構造体1Aの上下での連結部分(図14のE部)における幅方向にみた断面図が示され、図15(b)には、連結部分(図14のE部)における長さ方向にみた正面図が示される。上下で連結する場合、階上のユニット構造体1Aの下部固定部70と、階下のユニット構造体1Aの上部固定部60とを対向させて、上部フランジ部62に設けられた上部締結用孔610と、下部フランジ部72に設けられた下部締結用孔710とにボルトを挿入し、ナットで締め付ける。ボルト・ナットには高力ボルト・ナットが用いられる。上部固定部60と下部固定部70との間にスペーサ80を入れることが好ましい。
また、連結部分の正面および側面の少なくとも一方には、連結用プレート90を取り付けてもよい。連結用プレート90は、上部コア部20の側面締結用孔221および下部コア部30の側面締結用孔321に挿入したボルトおよびナットによって締結される。ボルト・ナットには高力ボルト・ナットが用いられる。連結用プレート90は、筒部15を間にして上部コア部20と下部コア部30との間に接続される。
図16(a)には、筒部15を備えたユニット構造体1Aの上下での連結部分(図14のF部)における長さ方向にみた断面図が示され、図16(b)には、連結部分(図14のF部)における長さ方向にみた正面図が示される。
ユニット構造体1Aを上下左右で連結する場合、上下のユニット構造体1Aについては、階上のユニット構造体1Aの下部固定部70と、階下のユニット構造体1Aの上部固定部60とを対向させて、上部フランジ部62に設けられた上部締結用孔610と、下部フランジ部72に設けられた下部締結用孔710とにボルトを挿入し、ナットで締め付ける。ボルト・ナットには高力ボルト・ナットが用いられる。
また、左右のユニット構造体1Aについては、スペーサ兼連結用プレート85を用いて連結する。スペーサ兼連結用プレート85は、上下のユニット構造体1Aの連結において上部固定部60と下部固定部70との間に介在させて、スペーサとしての機能を発揮させる。一方、スペーサ兼連結用プレート85は、左右の上部固定部60どうしの間、かつ左右の下部固定部70どうしの間に渡され、上部フランジ部62に設けられた上部締結用孔610および下部フランジ部72に設けられた下部締結用孔710にボルトを挿入し、ナットで締め付ける。ボルト・ナットには高力ボルト・ナットが用いられる。
また、上下のユニット構造体1Aにおける上部コア部20と下部コア部30との間には、連結用プレート90が取り付けられる。さらに、上下左右4つのユニット構造体1の隅部が隣り合う部分において、全てのユニット構造体1にかかる連結用プレート97が取り付けられる。連結用プレート97は、左上のユニット構造体1の下部コア部30と、右上のユニット構造体1の下部コア部30と、左下のユニット構造体1の上部コア部20と、右下のユニット構造体1の上部コア部20との間に渡され、側面締結用孔221および321を利用してボルトおよびナットで締結される。ボルト・ナットには高力ボルト・ナットが用いられる。連結用プレート90および連結用プレート97は、筒部15を間にして上部コア部20と下部コア部30との間に接続される。
なお、ユニット構造体1Aでは、上部コア部20および下部コア部30の少なくとも下部コア部30には、側面締結用孔221および321へのアクセスのため、開口222および322を設けておく。下部コア部30の下部ダイアフラム31には長孔hが設けられていないため、ユニット構造体1Aを上下に連結する際、下部コア部30の外側から内部の側面締結用孔321へ開口322を介してアクセスできるようになる。
ユニット構造体1Aでは、筒部15が設けられていることで、上下に連結したユニット構造体1Aの天井梁40と床梁50との間に筒部15の高さ分の嵩上げがなされ、上下階の間にスペースを設けることができる。
なお、上部コア部20および下部コア部30が内ダイアフラム型の場合、1本の柱10の中空内に上部コア部20の上部ダイアフラム21および下部コア部30の下部ダイアフラム31が例えば溶接によって接合される。この場合、筒部15を別体で下部コア部30の下方に例えば溶接によって接合してもよいし、連続した柱10の下部コア部30よりも下の部分を筒部15として、柱10の中空端部(下端)の中空内に内ダイアフラム型と同様な構成で下部固定端面部71を例えば溶接によって接合してもよい。
また、上記では、筒部15を下部コア部30の下方に設ける例を説明したが、筒部15を上部コア部20の上方に設けるようにしてもよいし、下部コア部30の下方および上部コア部20の上方のそれぞれに筒部15を設けるようにしてもよい。
(適用例)
図17は、ユニット構造体およびユニット建築物の適用例を示す模式平面図である。
図17に示すユニット建築物100の例は、ホテル(宿泊施設)である。ユニット建築物100は、複数のユニット構造体1(またはユニット構造体1A)を連結したものであり、図17には幅方向に連結した1階分の部分的な平面図が示される。ユニット建築物100は、図17に示した1階分の構成が上下方向に積層され、複数階を構成している。
一例として、1つのユニット構造体1、1Aの幅は、外寸Wa=2438mm、柱芯間寸法Wb=22208mmであり、長さは、外寸La=12192mm、柱芯間寸法Lb=11962mmである。ユニット構造体1、1Aの外寸は、40フィートのコンテナと同様である。1つのユニット構造体1、1Aには、長さ方向に2部屋が配置され、2部屋の間には廊下が設けられている。このユニット構造体1、1Aを幅方向に複数連結することで1つの廊下が構成され、この廊下を挟んで複数の部屋が並べられる。
ユニット構造体1、1Aの四隅の柱10には上部固定部60および下部固定部70が設けられ、柱10の中空部と対応する位置にツイストロックに対応した長孔hが設けられる。
(輸送例)
図18は、ユニット構造体の輸送例を示す模式斜視図である。
図18には、コンテナを積載可能なトレーラ500が示される。トレーラ500の荷台の四隅にはツイストロックTLが設けられている。トレーラ500の荷台に本実施形態に係るユニット構造体1、1Aを積載する場合、上部固定部60の長孔hを利用してクレーンで吊り上げたり、リフターのアームで上昇および下降させたりすることができる。ユニット構造体1、1Aをトレーラ500の荷台の上まで搬送し、荷台に下ろす。この際、4つの柱10の延長上の下端に設けられた下部固定部70の長孔hが、丁度ツイストロックTLに嵌まるようにする。
図19(a)〜(c)は、ユニット構造体のツイストロックでの固定例を示す模式斜視図である。先ず、図19(a)に示すように、ツイストロックTLの位置と、下部固定部70の下部固定端面部71に設けられた長孔hの位置とを合わせる。次に、図19(b)に示すように、長孔hをツイストロックTLに嵌め込む。その後、図19(c)に示すように、ツイストロックTLの頭部を回転させることで、長孔hに頭部を掛けるようにして固定する。
本実施形態に係るユニット構造体1、1Aでは、ツイストロックTLによって搬送可能なコンテナのサイズに対応して四隅の柱10が立設され、柱10の直下にツイストロックTLに適合する長孔hが設けられていることから、コンテナ輸送移動体で積載できる最大サイズでユニット構造体1、1Aを構成することができる。また、上部フランジ部62および下部フランジ部72が4本の柱10の外接矩形よりも外側にはみ出さないため、コンテナ積載範囲内で最大限の室内空間を構成することができる。
また、上部フランジ部62および下部フランジ部72での締結接続に加え、連結プレートを用いた締結接続によって、ユニット構造体1、1Aを強固に連結することが可能となる。これにより、可搬性に優れるユニット構造体1、1Aでありながら、組み上げたユニット建築物100の構造耐力を高めることができる。
また、複数のユニット構造体1、1Aを締結接続しているため、解体する場合も容易にユニット構造体1、1Aの単位まで分解することができ、ユニット構造体1、1Aの状態で長孔hを用いてツイストロックTLでトレーラ500や船舶などに固定し、長距離であっても容易に搬送することができる。さらには、ユニット構造体1、1Aを再利用して、別のユニット建築物100を建設することも可能である。
以上説明したように、実施形態によれば、コンテナ輸送移動体で移動可能であり、限られたスペースの有効利用および十分な構造耐力を得ることができるユニット構造体1、1Aおよびユニット建築物100を提供することができる。
なお、上記に本実施形態およびその適用例(変形例、具体例)を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。例えば、ユニット構造体1、1Aおよびユニット建築物100において、柱10、天井梁40および床梁50の少なくともいずれかの周囲には耐火処理が施されていてもよい。
また、説明の都合上、上端や下端という表現を行っているが、厳密に上端や下端である必要はなく、実質的な上端や下端であればよい。例えば、上部固定端面部61や下部固定端面部71の場合、上端や下端に多少の突起があっても付き合わせで接続可能であればよく、例えばスペーサを介在させて接続できればよい。同様に、長孔hの上下方向の位置も厳密な上端、下端でなくてもよい。
また、前述の各実施形態またはその適用例(変形例、具体例)に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものや、各実施形態の特徴を適宜組み合わせたものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に包含される。
以上のように、本発明は、一般住宅のほか、アパート、マンション、ビル、ホテル、学校、病院など様々な建築物に好適に利用可能である。
1,1A…ユニット構造体
10…柱
15…筒部
20…上部コア部
21…上部ダイアフラム
22…筒体
30…下部コア部
31…下部ダイアフラム
32…筒体
40…天井梁
50…床梁
60…上部固定部
61…上部固定端面部
62…上部フランジ部
70…下部固定部
71…下部固定端面部
72…下部フランジ部
80…スペーサ
81…下側凸部
82…上側凸部
85…スペーサ兼連結用プレート
90…連結用プレート
95…連結用プレート
97…連結用プレート
100…ユニット建築物
221…側面締結用孔
222…開口
321…側面締結用孔
322…開口
500…トレーラ
610…上部締結用孔
710…下部締結用孔
La…外寸
Lb…柱芯間寸法
P…内側延出部分
TL…ツイストロック
Wa…外寸
Wb…柱芯間寸法
h…長孔

Claims (13)

  1. コンテナ輸送移動体に対応し、ユニット建築物を構成するための1単位となるユニット構造体であって、
    隅部に立設される中空型の4つの柱と、
    前記4つの柱のそれぞれの上部に設けられ、上部ダイアフラムを有する上部コア部と、
    前記4つの柱のそれぞれの下部に設けられ、下部ダイアフラムを有する下部コア部と、
    隣り合う前記上部コア部の間に接続される天井梁と、
    隣り合う前記下部コア部の間に接続される床梁と、
    前記柱の延長上の上端に設けられ、他のユニット構造体を締結接続するための上部固定部と、
    前記柱の延長上の下端に設けられ、他のユニット構造体を締結接続するための下部固定部と、
    を備え、
    前記上部固定部は、
    前記柱の中空端部を跨ぐように設けられる上部固定端面部と、
    前記他のユニット構造体と締結接続するための上部締結用孔を有する上部フランジ部と、を有し、
    前記下部固定部は、
    前記柱の中空端部を跨ぐように設けられる下部固定端面部と、
    前記他のユニット構造体と締結接続するための下部締結用孔を有する下部フランジ部と、を有し、
    前記上部固定端面部および前記下部固定端面部のそれぞれにおける前記柱の中空内と対応する位置に、前記コンテナ輸送移動体のツイストロックに対応した長孔が設けられ、
    前記上部フランジ部および前記下部フランジ部のそれぞれは、上下方向にみたときの前記4つの柱で構成される外接矩形の内側に延出する内側延出部分を有し、前記外接矩形の外側に延出する外側延出部分を実質的に有していない、ユニット構造体。
  2. 前記上部コア部および前記下部コア部のそれぞれの側面には、隣り合うユニット構造体を締結用プレートを介して締結接続するための側面締結用孔が設けられた、請求項1記載のユニット構造体。
  3. 前記上部コア部および前記下部コア部の少なくともの一方には開口部が設けられた、請求項2記載のユニット構造体。
  4. 前記上部固定端面部および前記上部フランジ部は、前記上部ダイアフラムと一体に形成された、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のユニット構造体。
  5. 前記下部固定端面部および前記下部フランジ部は、前記下部ダイアフラムと一体に形成された、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のユニット構造体。
  6. 前記柱は、前記下部コア部の下方に接続された筒部を含み、
    前記下部固定部は、前記筒部の下端に設けられた、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のユニット構造体。
  7. 前記柱は、前記上部コア部の上方に接続された筒部を含み、
    前記上部固定部は、前記筒部の上端に設けられた、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のユニット構造体。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のユニット構造体の複数が上下に連結されたユニット建築物であって、
    互いに締結接続される上下階の前記ユニット構造体において、階下の前記上部固定部と、階上の前記下部固定部とが締結手段によって締結接続され、
    階下の前記上部コア部の側面と、階上の前記下部コア部の側面とが、締結用プレートを介して締結接続された、ユニット建築物。
  9. 階下の前記上部固定部と、階上の前記下部固定部とがスペーサを介して締結接続された、請求項8記載のユニット建築物。
  10. 前記スペーサは、前記上部ダイアフラムに設けられた前記長孔に嵌合する下側凸部と、前記下部ダイアフラムに設けられた前記長孔に嵌合する上側凸部と、を有する、請求項9記載のユニット建築物。
  11. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のユニット構造体の複数が左右に連結されたユニット建築物であって、
    互いに隣り合う左右の前記ユニット構造体の前記上部コア部どうしが上部締結用プレートを介して締結接続され、前記下部コア部どうしが下部締結用プレートを介して締結接続された、ユニット建築物。
  12. 互いに隣り合う左右の前記ユニット構造体の前記上部固定部どうしが上部スペーサを介して締結接続され、前記下部固定部どうしが下部スペーサを介して締結接続された、請求項11記載のユニット建築物。
  13. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のユニット構造体の複数が上下左右に連結されたユニット建築物であって、
    互いに締結接続される上下階の前記ユニット構造体において、階下の前記上部固定部と、階上の前記下部固定部とが締結手段によって締結接続され、
    階下の前記上部コア部と、階上の前記下部コア部とが、上下締結用プレートを介して締結接続され、
    上下左右で互いに隣り合う4つの前記ユニット構造体の上下階の前記下部コア部と前記上部コア部との間、左右の前記上部コア部どうし、および左右の前記下部コア部どうしが上下左右締結用プレートを介して締結接続され、
    上下左右で互いに隣り合う4つの前記ユニット構造体の上下階の前記下部固定部と前記上部固定部との間、左右の前記上部固定部どうし、および左右の前記下部固定部どうしが上下左右スペーサを介して締結接続された、ユニット建築物。
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