JP2021070564A - エレベーター運行診断装置、エレベーター運行診断システムおよびエレベーター運行診断方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本願は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、本発明のエレベーター運行診断装置は、エレベーターの運行データを収集して、この運行データに基づいてそのエレベーターの運行効率が低下する現象を検出する運行効率低下現象検出処理部と、運行効率の低下現象の要因を判定する要因判定処理部と、を備える。
さらに、運行効率低下現象検出処理部で検出した運行効率低下現象と要因判定処理部で判定した要因に基づいて一つもしくは複数の改善策を選定する改善策選定処理部と、改善策選定処理部で選定した改善策を出力する改善策情報出力処理部と、を備える。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施の形態例が対象とする課題は、ビルで稼働しているエレベーターの運行効率が低下する現象を改善することである。
また、複数の異なるタイプの改善策に対して、ビルオーナーやビル管理者がより適切な改善策を選ぶことができるように、改善効果、費用、利用者の行動変化の各評価項目に基づいて、提案した複数の改善策を評価し、その評価結果も提示するようにする。
まず、図1〜図13を参照して、本発明の一実施の形態例(以下、「本例」という)であるエレベーター運行診断システム100およびその主要な構成要素であるエレベーター運行診断装置1について詳細に説明する。
図1は、本例のエレベーター運行診断システム100およびエレベーター運行診断装置1のソフトウェア機能を示す機能ブロック図である。
図1の一点鎖線で囲った領域内のブロックが、本例のエレベーター運行診断装置1であり、以下では、一点鎖線で囲ったエレベーター運行診断装置1と、一点鎖線で囲った領域外のブロックを含めて、本例のエレベーター運行診断システム100と呼ぶことにする。
図2Aに示す運行データのデータベース121には、通信ネットワークを介して収集された各ビルのエレベーターの運行データが蓄積されている。これらの運行データは、各ビルのエレベーター群管理装置4、エレベーター制御装置5より通信ネットワークを介して収集される。当然のことながら、複数のエレベーターを群として制御する群管理制御の場合は、各エレベーターの号機毎の運行データが収集される。
この運行データとしては、時刻と結び付けられた各号機のかご位置データ、乗り場呼びデータ、かご呼びデータの他に、不図示の乗車階と人数、降車階と人数などのデータが格納されている。これらの運行データを用いて、そのビルのエレベーターに対する運行状態の指標、運行効率低下現象に関する指標が算出される。
例えば、(1)平均待ち時間または平均乗り場呼び継続時間が長い、(2)平均乗車時間が長い、(3)積み残しが多く発生している、(4)乗り場に待ち行列が発生している、(5)到着したかごに既に多くの人が乗車しており、乗り込めない状況が多く発生している、などが挙げられる。
図2Cに示すように、要因および改善策データベース15には、運行効率低下現象、要因、改善策タイプおよび改善策が関連付けられて記録されている。
すなわち、要因および改善策データベース15には、検出した運行効率低下現象と、この運行効率低下現象に結び付く要因、さらに判定した要因に結び付く改善策タイプとその具体的な改善策が記録されている。
以下、図1を参照しながら、改善策選定処理部16が備える各部の処理について詳細に説明する。
(1)群管理制御または運行制御の制御変更もしくは新規追加のタイプ。
(2)エレベーター利用者に向けたエレベーターの適正な利用方法または操作方法に関する情報提供のタイプ、
(3)ビルに入居しているテナント会社および/またはビルオーナーに向けた利用状態の制限(例えば、利用時間の制限など)のタイプ、
である。
なお、過去に実施した改善策と判定要因との関係性に着目した機械学習などの手法に基づいて、要因判定処理部14から入力される要因に対する改善策の候補を選定することも可能である。
すなわち、複数の改善策候補からビルオーナーやビル管理者が適切な改善策を選ぶためには、まずはそれぞれの改善策によりどれだけの所望の効果が得られるかを示す必要がある。そのために、改善策候補効果算出処理部162は、その改善策候補の効果算出処理において、定量的もしくは概算的にそれぞれの改善策候補の効果を算出して評価する。
そして、そのように設定したエレベーター運行シミュレータ17のプログラムによりエレベーター運行のシミュレーションを実施することにより、改善策候補それぞれの改善効果を算出することができる。
これらの評価値は、5段階などのレベルで評価する場合と連続値により数値評価を行う場合などが考えられるが、ここでは、レベルで評価する場合を例にとって説明する。
利用者の行動変化の大きさ =
影響を受ける利用者数× 改善策による利用者1人当たりの行動変化量
ここで、実施の順序を定めたプロセスを提案する場合には、例えば、費用がゼロで利用者の行動変化もない実施し易い改善策をまず実施し、その結果から、改善が少ないかまたは改善が見られない場合は、より効果の高い改善策を次に実施するような実施計画を立てるようにする。
・エレベーターの制御を含む広く多様な改善策を提案し実行するために、エレベーターと利用者のそれぞれに働きかける3タイプの改善策のグループを設け、その中から複数の改善策を選定する(改善策候補抽出処理)。
・多様な種類の改善策に対して、候補となる各改善策がどのように良いのかを評価するために、費用対効果の観点から、(1)改善効果、(2)実施費用、(3)利用者の行動変化の評価項目で改善策を評価する(評価値算出処理)。
・複数の改善策を、評価に基づいた実施順序を事前に定めてその順に実行する、つまり改善策を順序に従ったプロセスで実行する(実行計画策定処理)。
なお、実施計画策定処理部165のより詳細な処理手順については、図9および図10のフローチャートに基づいて後述される。
すなわち、ダッシュボード情報処理装置2は、ビルオーナーやビル管理者の情報処理端末装置3とネットワークで接続され、改善策情報出力処理部18から出力された改善策に関する情報と運行診断の結果に関する情報コンテンツをビルオーナーあるいはビル管理者に提供する。
改善策実行処理部19は、この実行処理を3タイプに分けた改善策のカテゴリーグループに応じて実行する。このタイプ別の実行処理も本例のエレベーター運行診断装置1の特徴となる技術であり、以下、それぞれのタイプ(A)〜(C)に分けて説明する。
タイプ(A)に分類される改善策の場合、制御の改善策実行処理部20は、具体的な制御の変更または制御パラメータなどの新規追加の詳細仕様を設定する。そして、タイプ(A)の仕様を実行する指示データをエレベーター群管理装置4および/またはエレベーター制御装置5に送信する。その結果を受けて、エレベーター群管理装置4および/またはエレベーター制御装置5は、ビルオーナーまたはビル管理者が決定した改善策を実行する。
タイプ(B)に分類される改善策の場合、情報提供の改善策実行処理部21は、利用者に提供するための情報データを作成して、乗りかご内の情報表示装置6、乗り場の情報表示装置7、ビルのフロア(階)に設置されたデジタルサイネージ装置8、個人の携帯情報端末装置9などの各種の情報表示装置に配信する。この配信結果を受信した各装置6〜9は、エレベーターの利用者に対して、ビルオーナーまたはビル管理者が決定した改善策に関する所望の情報を提供する。
タイプ(C)に分類される改善策の場合、利用状態制限の改善策実行処理部22は、具体的な利用状態の制限内容を定める。そして、利用状態制限の改善策実行処理部22は、その利用状態の制限内容をそのビルのテナントの情報処理端末装置10およびビル管理者の情報処理端末装置3に送信する。
以上のように、(A)〜(C)に示した改善策のタイプに応じて、改善策実行の指示先(出力先)を切り替えることも、本例のエレベーター運行診断システム100の重要な技術である。これにより、ビルオーナーやビル管理者は、改善策のタイプ(A)〜(C)に応じた適切な改善策を実行することが可能となる。
図3は、本例のエレベーター運行診断システム100を含めたシステム全体のハードウェア構成を示す図である。
図3に示すように、本例のエレベーター運行診断システム100のハードウェア構成は、大きく分けて、(1)エレベーター遠隔管理システム系、(2)群管理エレベーター系、(3)ビル管理系の3つの系で構成されている。図1で説明したエレベーター運行診断装置1はエレベーター遠隔管理システム系の中に位置付けられる。
(1)エレベーター遠隔管理システム系
エレベーター遠隔管理システム系は、対象とするビルで運行しているエレベーターを管理する系でエレベーター側とビル管理側とを通信手段によって結ぶ役割も担っている。
この系を構成するエレベーター遠隔監視システム31は、その中の主要な構成要素として、図1で説明したエレベーター運行診断装置1およびダッシュボード情報処理装置2を含む。
図1で説明したように、エレベーター運行診断装置1は、遠隔監視により得られる多数のエレベーターの運行データから各エレベーターの運行状態を診断し、運行効率低下が発生している場合には、その運航効率の改善を図る。ダッシュボード情報処理装置2は、ビルオーナーまたはビル管理者に向けて、エレベーターの保守の状況、エレベーターの運行状態や診断結果の状況の提示、さらに改善策の提示を実施する。
群管理エレベーター系は、対象とするビルのエレベーターを直接管理する系である。以下では、複数のエレベーターが群として統括管理された群管理エレベーターを例にして説明する。対象となるビルのエレベーター群管理装置41、42(図1のエレベーター群管理装置4と同じ)は、管理対象のエレベーター群の制御を実行する。エレベーター制御装置51、52(図1のエレベーター制御装置5と同じ)は各号機毎に設けられ、エレベーターの運行動作を制御する。
M号機乗りかご521についても、かご呼び登録装置522、荷重センサ523、かご内情報表示装置62が備えられており、その作用は1号機乗りかご511と同じなので説明は省略する。
同じビルもしくは別のビルで運行している他のエレベーター群管理装置42についてもその機能および構成はエレベーター群管理装置41と同様なので、その説明は省略する。
ビル管理系は、ビルの設備、ビル内に入居しているテナント会社や利用者など、ビル全体の管理をハード面、ソフト面で実行している系である。このビル管理系は、ビル管理者の情報処理端末装置3、ビルテナントの情報処理端末装置10、ビルのフロアに設置されたデジタルサイネージ装置8、エレベーター利用者の携帯情報端末装置9とこれらを通信でつなぐ通信ネットワーク32で構成されている。ここで、ビル管理者の情報処理端末装置3、ビルテナントの情報処理端末装置10、ビルのフロアに設置されたデジタルサイネージ装置8、エレベーター利用者の携帯情報端末装置9は、図1で説明したものと同じなので、同じ符号を付し、説明は省略する。
ビルオーナーおよび/またはビル管理者は、選択したエレベーター運行に対する改善策の情報を、ダッシュボード情報処理装置2を介してエレベーター運行診断装置1に送信する。この結果、エレベーター運行診断装置1側から群管理エレベーター系に対して改善策の実施の対応を行うように指示がなされる。
図4は、本例のエレベーター運行診断装置1を含むシステム全体の処理の流れを示すフローチャートである。図4のフローチャートは既に図1の機能ブロックで説明した内容を、その操作手順として示したものであり、以下、図1の処理とも対応させながら図4のフローチャートの内容を説明する。
なお、ステップS4で、運行効率低下現象が検出されなかった場合(S4のNO)には、処理を終了する。
すなわち、(1)運行制御の変更または追加、(2)利用者に向けたエレベーターの利用方法/操作方法に対する情報の通知、(3)エレベーターの利用状態の制限(例えば、利用時間の制限など)である。
これら3タイプに属する各改善策は、図1の要因および改善策データベース15の中に要因と関連付けられて蓄積されている。この要因および改善策データベース15には、過去に実施した多数の改善策が格納されているため、実績があり信頼の高い改善策を候補として選定することができる。
既に述べたように、この改善策の評価値は、(1)改善効果の大きさ、(3)改善策の実施費用の大きさ、(3)利用者の行動変化の大きさ、に基づいて算出される。この3項目は費用対効果の効果と費用に対応しており、この3項目の評価値を用いることで、費用対効果の観点から、選定された改善策候補を適格に評価することが可能となる。
改善策実行処理部19は、受信した改善策を実行処理し、その処理結果を、既に述べたように、3タイプの改善策に種類に応じた実行処理を実施する制御の改善策実行処理部20、情報提供の改善策実行処理部21、または利用状態の改善策実行処理部22のいずれかに供給して、選定された改善策を実施する(S11)。
以上が、本例のエレベーター運行診断システム100全体の処理フローである。
図5は、本例のエレベーター運行診断装置1における改善策の評価処理の例を示すフローチャートである。図5のフローチャートは、図1で説明した改善策候補抽出処理部161〜実施計画策定処理部165の処理、すなわち、改善策候補の抽出から、改善効果算出処理、改善策の評価値算出処理、評価スコアと推奨順位付けの処理、実施計画(実施順序)の策定処理の手順をより詳細に説明するためのものである。
(1)改善策毎の費用を記載したデータ表を参照。
(2)改善策に対する費用を計算式により算出(例えば、変更するプログラムの分量を費用に換算する計算式など)。
(3)他のエレベーターで実施した同じ改善策に対する費用の実績データに基づいた費用の算出。
この出勤時間の変更のように、エレベーターの利用に関する行動の変化は、利用者にとっては負担(不利益)となるので、一種の費用として評価値を見積もることにする。この例では、費用の評価値を、費用が大きいほど評価値が小さくなるようにする。これは効果の評価値と費用の評価値を対応させるためである。
(1)行動変化量を評価値に換算する換算表による参照
(2)行動変化量から評価値を求める計算式による算出
(3)他のエレベーターで実施した同じ改善策に対する行動変化量の実績データに基づいた行動変化の大きさとその評価値の算出
但し、改善策の実施によって生じる利用者の行動変化の予測は、決して簡単ではない。
そのような場合は、上記(3)に示すように、過去の同様の改善策による実績データを用いて推定することが有効となる。
ここで、各評価値から評価スコアを算定するルールには、例えば費用がかからないものを優先して良い評価スコアとする、あるいは利用者の行動変化が小さいものを重視して良い評価スコアとするなどのルールが考えられる。
最後に、改善策選定処理部16の実施計画策定処理部165は、各評価値、評価スコア、推奨順位に基づいた改善策の実施順序、つまり実施計画を策定する(S18)。
ここで推奨順位とは、ビルオーナーまたはビル管理者に対して、複数の改善策の評価スコアを高い順に示して、ビルオーナーまたはビル管理者が改善策の選定をしやすくするためのものである。ビルオーナーまたはビル管理者はこの推奨順位に従って、対象とするビルで実施する改善策を選定する。
図6は、本例のエレベーター運行診断システム100における改善策の評価データの例を示す図である。図6では、改善策のタイプ(A1)、改善策(A2)、評価値(A3)、評価スコア(A4)、および推奨順位(A5)の5つの欄が設けられている。
図6に示すデータには、エレベーター運行診断装置1が内部データとして持つデータと、ダッシュボード情報処理装置2が診断結果の一部として表示出力するデータとが含まれる。
改善策の欄(A2)には、運行効率低下現象を改善するものとして選定した改善策の候補が改善策のタイプで分けて示されている。
また、改善策のタイプが、(2)利用方法/操作方法に関する情報提供の場合には、出勤時間帯の混雑状況情報の提供、および出勤時間帯の下降方向のエレベーター利用抑制の情報提供という改善策が選定される。
さらに、改善策のタイプが、(3)利用状態の制限の場合には、時差出勤の実施という改善策が候補として選定される。
利用方法/操作方法に関する情報提供のタイプに属する改善策である、出勤時間帯の混雑状況に関する情報の提供も、費用と利用者の行動変化が比較的小さいため、評価スコア「3」の中程度に良い結果となっている。ここで、利用者への情報提供による改善策は、強制的に利用者の行動を変更させるものではなく、情報提供によって自発的な変更を促すもののため、行動変化の評価値は「3」で、比較的小さい値となっている。
図7は、本例のエレベーター運行診断装置1における改善策の効果算出の例を示すフローチャートである。この効果算出の処理は、図5の改善策の評価処理の中の、運行効率低下現象に対する改善策の大きさに対応する評価値算出の処理を詳細に示したフローチャートである。
図7に示す改善策の効果算出処理では、既に説明した改善策の3つのタイプの種類に応じた改善効果の算出処理を行っている。
ここで示す一点鎖線の四角形で囲われた処理全体が図5のステップS13に相当する処理である。
まず、図5のステップS12で選定された改善策のタイプが、制御の変更または追加のタイプであるか否かを判定する(S131)。
また同じ制御変更もしくは制御追加の改善策を実施した他のエレベーターでの事例を検索し、その改善効果を基にして本ケースでの効果を算出する(S133)。
このようにして、改善策が制御の変更または追加のタイプの改善策である場合の改善効果を算出することができる。
ステップS134で、改善策が利用方法または操作方法に対する情報提供のタイプである(S134のYES)の場合には、情報提供による利用者の利用方法または操作方法の改善を模擬した改善策の実施前と実施後をシミュレーションで行って改善の効果を算出する(S135)。
さらに同じ利用者の利用状態の制限のタイプの改善策を実施した他のエレベーターでの事例を検索し、他の事例の改善効果を基にして本ケースの効果を算出する(S138)。このようにして、利用者の利用状態の制限のタイプの改善策に対しても、実施前後の効果を算出することが可能である。
図8は、本例のエレベーター運行診断装置1における改善策の推奨順位を決定する処理の例を示すフローチャートである。この処理は、図4のフローチャートのステップS8の「算出した評価値に基づいた改善策の評価スコア算出、推奨順位付け、実施計画策定」に関する処理の詳細を示している。すなわち、図1の改善策選定処理部16の評価スコアおよび推奨順位付け処理部164と実施計画策定処理部165の処理である。
この図8で示す処理では、選定された改善策候補について、費用対効果の観点で算出した図4のステップS7に示した3項目の評価値を活用して推奨順位を決定している。
ステップS7で、改善策に対する各評価値が算出される。このステップS7では、既に説明したように、改善効果の大きさ、改善策の実施費用の大きさ、および利用者の行動変化の大きさの各項目に対して改善策の評価値が算出される。
これまで図1、図4の説明では、改善策の推奨順位付けについて、総合点となる評価スコアを基に定める場合と、3項目の評価値から定める場合の両方があることを説明したが、ここで示すステップS8の処理は、3項目の評価値の重要度や優先度に応じた順位付けのルールを定めて推奨順位を定める方法を採用している。なお、3項目の評価値を総合点としての評価スコアに換算する場合でも、換算の仕方を以下に示す考え方に従って定めれば、3項目の評価値の重要度や優先度に応じた推奨順位付けと同じことができる。
まず、(1)実施費用の評価値がゼロの中で、さらに(2)改善効果の評価値が高く、かつ(3)利用者の行動変化が小さい改善策を推奨順位1位に選定する(S81)。これは、実施費用がかからず、利用者のへの影響も小さく、そしてすぐに実施できる改善策を最優先で実施するという方針に基づいている。
最後に、修正した仮の推奨順位を基に最終的な推奨順位に定める(S85)。この最終的な推奨順位は、運行診断による改善策の推奨順として、ビルオーナーまたはビル管理者に提案される。
図9は、図1に示す実施計画策定処理部165で実施さる改善策の実施計画の策定処理のフローチャートである。
既に述べたように、図1の実施計画策定処理部165では、改善策候補から1つの改善策のみを実施するように提案するのではなく、実施の順序を定めたプロセスによる実施計画を策定する。複数の改善策を適正な順序、適正なプロセスに従って順に実施することでより高い改善効果もしくは副作用の少ない改善処理を実施することを狙っている。
次に、この改善策(集合)に対して、改善策が、制御の変更/追加のタイプ、情報提供のタイプ、利用状態の制限のタイプの内の2つ以上のタイプが存在するか否かを判定する(S92)。そして、ステップS92で、2つ以上のタイプが存在すると判定された場合(S92のYES)には、続いて、改善策(集合)の中に利用方法/操作方法に関する情報提供のタイプに属する改善策があるか否かを判定する(S93)。ステップS92で2つ以上のタイプが存在しないと判定された場合(S92のNO)には、処理を終了する。
ステップS93で、改善策(集合)の中に利用方法/操作方法に関する情報提供のタイプに属する改善策がないと判定された場合(S93のNO)には、処理を終了する。
このような場合には、エレベーター制御装置5による制御によって、一般呼びのボタンと車いす呼びのボタンとを共通化するような対応が取られる場合があるが、いきなりこのような対応をすると、実際に車いす呼びを利用している利用者にとって不便となる可能性がある。そこで、まずは利用方法/操作方法に関する情報提供のタイプの改善策から、車いす呼びのボタンに対する適正な利用方法/操作方法を情報提供する改善策を実施することが望ましい。このような対応を取ることで、一般呼びのボタンと車いす呼びのボタンを同時に押すような不要な使用、あるいは好ましくない使用を減らすことができる。
ステップS102で、選定した改善策に対して、制御の変更/追加のタイプが複数個あると判定された場合(S102のYES)は、続いて実施計画策定処理部165は、複数個ある制御の変更/追加のタイプの改善策について、ベース型と特化型の2種類があるか否かを判定する(S103)。
ステップS103で、制御の変更/追加のタイプの改善策について、ベース型と特化型の2種類があると判定された場合(S103のYES)には、実施計画策定処理部165は、ベース型の改善策を先に実施して、特化型の改善策を次に実施する計画に実施計画を策定して(S104)処理を終了する。
例えば、割り当てられたエレベーター号機が呼びのある乗り場への到着予測時間が長いと判定された場合に、より到着予測時間が短いエレベーター号機があればその号機に割当てを変更するような改善策が挙げられる。つまり、到着時間が長いことが予測される場合に割当てを変更する改善策である。
図11に示すグラフは、横軸が期間(例えば、数週間〜数カ月のスケール)、縦軸が運行効率に関わる性能指標を表している。
まず1回目に制御の変更/追加のタイプのベース型の改善策を実施したことにより、運行効率低下事象に対する改善がなされて性能は向上する。しかし、まだ好ましい性能のラインには達していない。そこで2回目の制御の変更/追加のタイプの特化型の改善策を実施する。この結果、さらに性能の効果が積み上がり、好ましい性能のラインに到達する。
以上のように、図11に示した実施計画策定処理のフローチャートに従って、効果に対するリスクを抑えながら、改善策を適正な順番で実施することで、図11のように効果を積み上げながら改善を実施することが可能になる。
図12は、本例のエレベーター運行診断装置1に用いられるダッシュボード上での運行診断結果の表示例である。この表示コンテンツは、図1で説明した、提案された改善策情報出力処理部18、ダッシュボード情報処理装置2を介してビル管理者の情報処理端末装置3に出力される。
ここで、ダッシュボードとは、企業や組織などのKPI(Key Performance Index)を、収集した関連データで分析して可視化するツールであり、このダッシュボード上で、ビルの主要設備の一つであるエレベーターの稼働状態、運行状態に関するKPIが可視化されて表示される。このダッシュボード上に表示される表示画面のコンテンツは、ダッシュボード情報処理装置2で作成され、インターネットなどの通信ネットワークを介して、ビル管理者の情報処理端末装置3で閲覧できるようになっている。
この改善策のリスト(B4)では、既に説明した推奨順位(B5)の順に改善策が提示されている。さらにリスト(B4)には、改善策候補の名称(B6)の欄、各改善策の評価結果(B7)の欄、そしてそれらの情報を基にビルオーナーまたはビル管理者がどの改善策を実施するかを選定する回答箇所(B8)の欄が設けられている。
ここで選択された改善策情報は、図1の改善策実行処理部19に送信されて、改善策実行処理部19において選択された改善策の実行処理がなされる。
図13は、本例のエレベーター運行診断装置1において、改善策の実施手順を提案する表示画面の例を示している。ここで提示される改善策の実施手順は、改善策を単発で実施するのではなく、複数の改善策を特定の実施順序に従ったプロセスで実施する手順を表している。
例えば、費用がかからず、利用者の行動変化も小さい、すぐ実施できる改善策をまず実施する。そして、その結果の状況を確認した上で、費用が多少かかるが、効果がより高い改善策を次に実施する手順になる。なお、この実施手順の策定は、図1の改善策選定処理部16における実施計画策定処理部165で行われる。
また前もって計画立てた改善策の実施順序に基づいて費用対効果を踏まえた改善策を実施するため、ビルオーナーまたはビル管理者は、費用対効果のリスクを抑えることができる。さらに単発の改善策の実施とは異なり、費用対効果の点でより確実な改善を実施することが可能となる。
すなわち、本発明は、明細書または図面に開示した実施形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した内容を逸脱しない限りにおいて、他の応用例及び変形例を含むことは勿論である。
11…運行診断実施判定処理部、
12…運行データ・改善策実施結果データベース、
121…運行データのデータベース
122…改善策実施結果のデータベース
13…運行効率低下現象検出処理部、
14…要因判定処理部、
15…要因および改善策データベース、
16…改善策選定処理部、
161…改善策候補抽出処理部、
162…改善策候補効果算出処理部、
163…評価値算出処理部、
164…評価スコアおよび推奨順位付け処理部、
165…実施計画策定処理部、
17…エレベーター運行シミュレータ、
18…改善策情報出力処理部、
19…改善策実行処理部、
20…制御の改善策実行処理部、
21…情報提供の改善策実行処理部、
22…利用状態制限の改善策実行処理部、
2…ダッシュボード情報処理装置、
3…ビル管理者の情報処理端末装置、
4…エレベーター群管理装置、
5…エレベーター制御装置、
6、61、62…乗りかごの情報表示装置、
7、71、72…乗り場の情報表示装置、
8…ビルフロアのデジタルサイネージ装置、
9…利用者の携帯情報端末装置、
10…ビルテナントの情報処理端末装置、
31…エレベーター遠隔監視システム
32…通信ネットワーク
511、521…乗りかご、
512、522…かご呼び登録装置、
513、523…荷重センサ、
81、82…乗り場
811、822…乗り場呼び登録装置
Claims (12)
- エレベーターの運行データを収集して、前記運行データに基づいてそのエレベーターの運行効率が低下する現象を検出する運行効率低下現象検出処理部と、
前記運行効率の低下現象の要因を判定する要因判定処理部と、
前記運行効率低下現象検出処理部で検出した運行効率低下現象と前記要因判定処理部で判定した要因に基づいて一つもしくは複数の改善策を選定する改善策選定処理部と、
前記改善策選定処理部で選定した改善策を出力する改善策情報出力処理部と、を備え、
前記改善策は、
エレベーターの運行制御の変更、エレベーターの利用者に対するエレベーターの利用方法および/または操作方法に関する情報の通知、エレベーターの利用状態の制限のうち、すくなくとも2つを含む、
エレベーター運行診断装置。 - 前記改善策選定処理部は、前記改善策の改善効果の大きさ、前記改善策の実施にかかる費用、および前記改善策の実施で生じるエレベーター利用者の行動変化の大きさのそれぞれに対する評価値を算出し、これらの各評価値の加算値もしくは重み付け加算値によって、改善策に対する評価スコアを算出する
請求項1に記載のエレベーター運行診断装置。 - 前記改善策選定処理部は、算出した改善策に対する評価スコアに基づいて、前記選定した改善策に対する優先順位を設定し、
前記改善策情報出力処理部は、前記改善策選定処理部で選定した改善策の順位付けに従って前記選定した改善策を出力する
請求項2に記載のエレベーター運行診断装置。 - さらに、エレベーターの運行効率低下現象の要因および他のエレベーターで過去に実施した改善策を記録したデータベースを備え、
前記改善策選定処理部は、前記算出した評価スコアに基づいて、前記選定した改善策の改善効果の大きさを見積るとともに、前記データベースに記録されている他のエレベーターにて同じ改善策を実施した場合には、前記他のエレベーターで実施した改善効果の実績データに基づいて効果の大きさを見積もる、
請求項2または3に記載のエレベーター運行診断装置。 - 前記改善策選定処理部は、選定した改善策の実施にかかる費用が低い改善策ほど、前記改善策の評価スコアが高くなるように評価する
請求項2または3に記載のエレベーター運行診断装置。 - 前記改善策選定処理部は、選定した改善策の実施による利用者の行動変化が大きい改善策ほど、前記改善策の評価スコアが低くなるように評価する
請求項2または3に記載のエレベーター運行診断装置。 - 前記改善策選定処理部は、選定した改善策の実施による前記エレベーターの利用方法および/または操作方法に関する情報の通知に属する改善策の評価スコアが、他の改善策よりも高くなるように評価する
請求項2または3に記載のエレベーター運行診断装置。 - さらに、前記改善策を順番に実施する実施計画を定める実施計画策定処理部を備え、
前記実施計画策定処理部は、エレベーターの利用方法および/または操作方法に関する情報の通知に属する改善策を先に実施し、エレベーターの運行制御の変更またはエレベーターの利用状態の制限、またはエレベーターの利用者の行動スケジュールの変更による改善策を後に実施する順番となる実施計画を策定する
請求項1に記載のエレベーター運行診断装置。 - さらに、前記改善策を順番に実施する実施計画を定める実施計画策定処理部を備え、
前記実施計画策定処理部は、エレベーターの運行制御の変更に属する改善策に対して、ベース型の改善策を先に実施し、特化型の改善策を後に実施する順番となる実施計画を策定する
請求項1に記載のエレベーター運行診断装置。 - さらに、ビルオーナーまたはビル管理者が実施するための改善策を決定する改善策実行処理部を備え、
前記改善策実行処理部は、
前記決定された改善策がエレベーター運行制御の変更に属する場合は、外部のエレベーター制御装置に対して制御の変更を実施するように通知し、
前記決定された改善策がエレベーターの利用方法および/または操作方法に関する情報の通知に属する場合は、前記エレベーターの乗りかごおよび/または乗り場にある情報出力装置に対して前記改善策に関わる情報を通知し、
前記決定された改善策が利用状態の制限である場合は、前記エレベーターが設置されているビルのテナントの情報処理装置に利用状態の制限に関する情報を通知する
請求項1に記載のエレベーター運行診断装置。 - 一台もしくは複数台のエレベーターの運行を制御するエレベーター制御装置と、エレベーターの運行診断に関わる情報を出力するダッシュボード情報処理装置と、エレベーターの運行診断を行って、エレベーターの運行効率が低下している現象を発見した場合にビルオーナーまたはビル管理者に対して改善策を提案するエレベーター運行診断装置とを含むエレベーター運行診断システムであって、
前記エレベーター運行診断装置は、
前記エレベーター制御装置からエレベーター運行データを収集して、前記運行データに基づいてそのエレベーターの運行効率の低下となる現象を検出する運行効率低下現象検出処理部と、
前記運行効率の低下現象の要因を判定する要因判定処理部と、
前記運行効率低下現象検出処理部で検出した運行効率低下現象と前記要因判定処理部で判定した要因に基づいて、一つもしくは複数の改善策を選定する改善策選定処理部と、
前記改善策選定処理部で選定した改善策を出力する選定改善策出力部と、を備え、
前記改善策は、
エレベーターの運行制御の変更、エレベーターの利用者に対するエレベーターの利用方法および/または操作方法に関する情報の通知、エレベーターの利用状態の制限のうち、少なくとも2つを含む、
エレベーター運行診断システム。 - エレベーターの制御を含む広く多様な改善策を提案し実行するために、エレベーターと利用者のそれぞれに働きかける複数のタイプの改善策のグループを設け、その中から複数の改善策を選定する改善策候補抽出処理ステップと、
前記複数のタイプの改善策に対して、候補となる各改善策がどのように良いのかを評価するために、費用対効果の観点から、改善効果、実施費用、利用者の行動変化の評価項目で改善策を評価する評価値算出処理ステップと、
ビルオーナーまたはビル管理者が適正な改善策を選定できるように、前記評価項目に基づいて候補となる各改善策の評価スコアを算出し、推奨順位を定める、評価スコアおよび推奨順位付け処理ステップと、
を含むエレベーター運行診断方法。
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