JP2021070074A - 抜きかすを除去する際に使用する雌型 - Google Patents

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広樹 中鉢
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【課題】抜きかすを除去するためにその抜きかすを押圧したときに、抜き加工した抜き加工部と抜きかすとが連結されたつなぎ部を切断することができる雌型を提供する。【解決手段】抜き加工する対象物を抜き加工し、対象物を抜き加工した抜き加工部と抜き加工する対象物の残余である抜きかすとを連結するつなぎ部を有するときに、そのつなぎ部を切断することでその抜きかすを除去するために使用する雌型10である。雌型10は、抜きかすが通過可能な孔である孔部25を具備する押さえ部と、孔部25に突出する突起部30と、を有し、その抜きかすを押圧すると、押さえ部は、抜き加工部を支えるとともに、突起部30は、抜きかすを支持することで、つなぎ部が切断され、その抜きかすは、孔部25を通過することによりその抜きかすを除去する。【選択図】図1

Description

本発明は、抜きかすを除去する際に使用する雌型に関するものである。
紙片やダンボールまたは合成樹脂のシートなどの抜き加工する対象物に所定形状の孔を空けるために孔あけ加工をする際に、その所定形状の孔の抜き型を使用し、孔を空ける抜き加工をする場合がある。この場合所定形状を呈する抜き型をその対象物に押し当てて、製品となる抜き加工した抜き加工部と、抜き加工した残余の抜きかすとに分離するために、抜き加工部と抜きかすとが切断されて分離した分離部と、その抜き加工部と、その抜きかすと、を連結するつなぎ部とを有するように抜き加工をする。その後、そのつなぎ部を切断し、抜きかすを除去することで、抜き工程が完了するという手段が講じられている。
このように抜き型を紙片等の抜き加工する対象物に押し当てて、分離部とつなぎ部を有するように加工する抜き加工する工程と、抜きかすを除去する除去する工程に、分けるのは、抜き加工部と、抜きかすと、が混入しないように分別するためである。
このように、抜きかすを除去するために、例えば、特開2002−307573号公報において開示されるように、「所望のピッチで縦横に配列された押圧ピンを上下に抜き差し自在に保持できる下押圧ピン保持孔を貫設しプレス機の基台に固定された下基板と、前記下押圧ピン保持孔と上下に対向するように同じピッチで縦横に配列され押圧ピンを上下に抜き差し自在に保持できる上押圧ピン保持孔を貫設し前記下基板に向けて昇降するようにプレス機のプラテンに固定された上基板と、前記下基板および前記上基板の間に介在し打ち抜くブランクの形状に応じて前記下基板に係着される下型ピン、前記上基板の前記上押圧ピン保持孔に係着される上型ピンまたは打ち抜く製品ブランク形状の境界線上またはその近傍にあり前記上基板から抜去される干渉ピンとに種別される押圧ピン」が記載されている。
このように、抜きかすを除去するためには、このようにピンを多数配置しなければならない。このようなピンは比較的高価でありこのピンの使用量を可及的に削減することで、抜き加工のコストを引き下げたいという要望がある。そこで、その抜きかすを押圧するための雄型と、その雄型によって、押し出された抜きかすが、落とし込まれる孔部を有する雌型を使用することで、抜き加工のコストを引き下げることができる。この孔部は、抜きかすよりも、一回り大となるように構成されており、これにより、その抜きかすが通過することで、その抜きかすを除去することができる。
しかしながら、上記の雌型で、抜き加工した抜き加工部を支持するとともに、抜きかすを除去するためにその抜きかすを上記雄型で押圧したときに、抜き加工部と抜きかすが連結されたつなぎ部を確実に切断することができず、一部のつなぎ部が残ってしまう場合があり、抜きかすが抜き加工部と連結された状態になる場合がある。
すなわち、抜き加工する対象物を、抜き加工すると、その抜き加工部と、その抜きかすと、を連結するつなぎ部と、その抜き加工部と、抜きかすと、が分離した分離部と、を具備するようにその対象物が加工される。この場合につなぎ部を複数有する場合がある。この状態で、抜きかすを除去するために、上記雄型でその抜きかすを押圧したときに、抜き加工部と抜きかすが連結された複数のつなぎ部のうちの一部については、切断され、他の一部については折れ曲がることで、その雄型で押した力が逃げてしまい、その複数のつなぎ部のうちの残りの一部については切断することができず、残ってしまう場合がある。この場合、抜き加工部と抜きかすが連結されたままの状態となり、抜きかすが残った状態の抜き加工部が、抜きかすが除去された抜き加工部と混入する恐れがある。
特開2002−307573号公報
本発明は前記の点に着目してなされたもので、その課題は、抜きかすを除去するためにその抜きかすを押圧したときに、抜き加工した抜き加工部と抜きかすとが連結されたつなぎ部を切断することができる雌型を提供することである。
前記の課題を解決するために、第1観点の雌型は、抜き加工する対象物を抜き加工し、対象物を抜き加工した抜き加工部と抜き加工する対象物の残余である抜きかすとを連結するつなぎ部を有するときに、そのつなぎ部を切断することで抜きかすを除去するために、抜きかすが通過可能な孔である孔部を具備する押さえ部と、孔部に突出する突起部と、を有し、抜きかすを押圧すると、押さえ部は、抜き加工部を支えるとともに、突起部は、抜きかすを支持することで、つなぎ部が切断され、その抜きかすは、孔部を通過し、抜きかすを除去するというものである。
また、第2観点の雌型は、第1観点において、つなぎ部を複数有し、かつ、複数のつなぎ部と交互に配置された抜き加工部と抜きかすとが分離する分離部と、をさらに有するときに、突起部は、さらに複数有し、その複数有する突起部は、分離部付近の抜きかすを支持するというものである。
また、第3観点の雌型は、第1観点または第2観点において、突起部は、押さえ部と一体に構成されるというものである。
また、第4観点の雌型は、第1観点または第2観点において突起部は、押さえ部と取り外し可能に構成されたというものである。
また、第5観点の抜きかす除去システムは、抜きかすを除去するために、抜きかすを押圧する雄型と、第1観点から第4観点における雌型と、を有するというものである。
本発明は以上のように構成され、かつ、作用するものであるから、抜きかすを除去するためにその抜きかすを押圧したときに、抜き加工した抜き加工部と抜きかすとが連結されたつなぎ部を切断することができる雌型を提供することができる。
Aは、雌型の斜視図である。Bは、雌型の平面図である。 抜き加工した抜き加工部とその抜き加工した残余の抜きかすとを有する対象物の斜視図である。 Aは、抜き型の側面図である。Bは、抜き型の平面図である。 Aは、雄型の側面図である。Bは、雄型の平面図である。 雌型と、抜き型で抜き加工された対象物と、雄型とを重ね合わせた概念図である。雌型と抜き型と雄型とを重ね合わせた状態を示す平面概念図である。 Aは、雌型に、対象物を配置し、雄型で、抜きかす部を押圧しようとする状態を示した平面図である。Bは、Aの状態の側面図である.Cは、Aの状態の右側面図である。 Aは、雌型に、対象物を配置し、雄型で、抜きかすを押圧した状態を示した平面図である。Bは、AのVIIB−VIIB線断面図である。Cは、AのVIIC−VIIC線断面図である。 Aは、雌型に、対象物を配置し、抜き加工部と抜きかすを分離した状態を示した平面図である。Bは、AのVIIIB−VIIIB線断面図である。Cは、AのVIIIC−VIIIC線断面図である。 他の雌型の平面図である。 Aは、第2の実施例の雌型の平面図である。Bは、抜き加工した第2実施例の対象物の平面図である。Cは、第2実施例の雄型の平面図である.Dは、第2実施例の雌型と抜き加工した第2実施例の対象物と第2実施例の雄型とを重ね合わせた状態を示す平面概念図である。 Aは、第3の実施例の雌型の平面図である。Bは、抜き加工した第3実施例の対象物の平面図である。Cは、第3実施例の雄型の平面図である.Dは、第3実施例の雌型と抜き加工した第3実施例の対象物と第3実施例の雄型とを重ね合わせた状態を示す平面概念図である。 Aは、第4の実施例の雌型の平面図である。Bは、抜き加工した第4実施例の対象物の平面図である。Cは、第4実施例の雄型の平面図である.Dは、第4実施例の雌型と抜き加工した第4実施例の対象物と第4実施例の雄型とを重ね合わせた状態を示す平面概念図である。 Aは、第5の実施例の雌型の平面図である。Bは、抜き加工した第5実施例の対象物の平面図である。Cは、第5実施例の雄型の平面図である.Dは、第5実施例の雌型と抜き加工した第5実施例の対象物と第5実施例の雄型とを重ね合わせた状態を示す平面概念図である。
以下、図示の実施形態を参照して本実施例について説明する。本実施例の雌型10は、抜き加工する対象物100を抜き加工した抜き加工部110とその抜き加工した残余の抜きかす120とに分離するために抜き加工したときに、その抜き加工部110とその抜きかす120とを連結するつなぎ部210と、その抜き加工部110とその抜きかす120とを分離する分離部220と、を具備する場合に、そのつなぎ部210を切断して、その抜きかす120を除去するために使用するものである。また後述するように、この雌型10とともに、抜きかす120を押圧する雄型700を有することで、それらは、抜きかす除去システムを構成する(図1から4参照)。
抜き加工する対象物100は、例えば、紙片、ダンボール紙、合成樹脂製のシート、金属性の板、木製の板、が抜き加工の対象となるがこれらに限られることはない。このような対象物100に、抜き型500によって、抜き加工部110の形状に抜き加工する。すなわち、抜き型500は抜き加工部110の形状に倣う形状の抜き刃600を有することで、対象物100に対し抜き加工をする。なお、抜き型500についてはすでに公知である。
上述の抜き型500で抜き加工された対象物100は、抜き加工部110の孔の形状を画定する抜き部200を有する。本実施例において抜き部200の形状は、たとえば、楕円形状を呈している。対象物100に対し抜き加工された抜き部200は、抜き加工部110とその抜きかす120とに分離するためのものである。また、抜き部200は、その抜き加工部110とその抜きかす120とを連結するつなぎ部210と、その抜き加工部110とその抜きかす120とを分離する分離部220と、をそれぞれ複数有する。また、つなぎ部210と、分離部220はそれぞれ交互に配置されている(図2参照)。
このように抜き加工された状態において、抜き部200が、つなぎ部210と分離部220と、を有することとしたのは、抜き加工された段階では、対象物100からその抜きかす120が分離しないようにするためである。この段階で、抜きかす120が対象物100から分離すると、抜き加工された抜き加工部110と、抜きかす120が混在するからである。それを防ぐために、抜き加工の後に抜きかす120を対象物100から除去する工程を設けているのである。本実施例の雌型10は、この抜き加工の後に抜きかす120を対象物100から除去する工程に用いるものである。いうなれば、抜き加工部110と抜きかす120とを分離するために用いるものである。
本実施例の雌型10は、板状を呈する支持部20を有する。また、支持部20は、孔を穿った孔部25を有する。孔部25は、抜き加工部110の形状に倣う形状の抜き刃600よりも一回り大となるように構成されている。従って、本実施例においてはほぼ楕円形状を呈する抜き刃600よりも、一回り大となるように、支持部20を除きほぼ相似形の楕円形状を呈する。このようにほぼ一回り大となるように孔部25を構成した理由は、後述するように、抜きかす120を、後述する雄型700によって押圧したときに、その抜きかす120がこの孔部25を通過することで、抜き加工部110と抜きかす120とを分離することで、その抜きかす120を除去することができるからである。
ここで本実施例の雄型700について説明する。雄型700は、台となる板状を呈する本体部701と、抜きかす120を押圧する平面視二の字状を呈する直線状の第1刃部710と第2刃部720とを有する。第1刃部710と第2刃部720との先端にはそれぞれ、突起部730を複数有する。対象物100を押圧する際の滑り止めのためである。
また、雌型10は、孔部25に突出する突起部30、30と、を有する。ここで、抜き加工部110とは、抜き型500で抜き加工された対象物100において抜き部200における外側の部分であり、これが抜き加工された製品となる。したがって、抜きかす120を、上述の雄型700によって上方から押圧したときに、その抜きかす120が突起部30、30と接触することで、その抜きかす120が下方から一時的に支えられる。すなわち、その作用により、雄型700がその抜きかす120を押圧したときに、その抜きかす120が突起部30によって一時的に支えられることにより、つなぎ部210が破断する。その後さらに雄型700が、その抜きかす120を押圧することで、その抜きかす120は、若干屈曲することにより、その抜きかす120と突起部30との係合が外れることにより、その抜きかす120がさらに孔部25を通過することによってその抜きかす120を、対象物100から除去することができる。なお、孔部25に突出する突起部30、30の下部は、断面視テーパー状の逃げ部31、31を有する。抜きかす120が孔部25を通過する際に、突起部30、30と接触することを防止するためである。
さらに詳述すれば、その抜きかす120が突起部30と接触する部分は、抜きかす120における分離部220の付近である。従って、抜きかす120におけるつなぎ部210の付近は、突起部30に支持されていないので、雄型700がその抜きかす120を押圧したときに、そのつなぎ部210が破断する。また、分離部220を複数有し、かつ、つなぎ部210を複数有し、それらが交互に配置されているときに、突起部30を複数有する場合において、その複数有する突起部30は、それぞれ抜きかす120における複数の分離部220付近を支持する。これにより、雄型700がその抜きかす120を押圧したときに、その複数の分離部220から離れた複数のつなぎ部210が破断する。さらに雄型700が、抜きかす120を押圧することで、その抜きかす120は、若干屈曲することにより、その抜きかす120と突起部30との接触が外れることにより、その抜きかす120と、抜き加工部110が分離し、その抜きかす120がさらに孔部25を通過することによって、その抜きかす120を、対象物100から除去することができる。
また、図5は、雌型10と、抜き型500で抜き加工された対象物100と、雄型700とを重ね合わせた概念図である。雄型700によって抜きかす120を押圧すると、抜きかす120は、突起部30によって支持される位置に配置されていることが理解される。
ここで上述の雌型10によって抜きかす120を対象物100から除去する工程についてさらに説明する。対象物100についてあらかじめ抜き加工をする。すなわち対象物100を抜き加工部110とその抜きかす120とに分離するために抜き加工をする。この段階では、抜き加工された抜き部200は、抜き加工部110とその抜きかす120とを連結するつなぎ部210と、その抜き加工部110とその抜きかす120とを分離する分離部220と、を具備する。従って、そのつなぎ部210によって、抜き加工部110と抜きかす120は、対象物100に配置されたままの状態である。本実施例において、つなぎ部210と、その抜き加工部110とその抜きかす120とを分離する分離部220とは、それぞれ、4箇所有している(図7A、B、C参照)。
この状態において、抜き加工された対象物100を雌型10に配置する。その状態で雄型700を、対象物100に押し当てると、その雄型700が、抜きかす120を押圧する。雄型700は、二の字状を呈し、直線状の第1刃部710と第2刃部720とを有し、それらは、その雄型700を抜きかす120に押し当てるときに、抜きかす120における複数のつなぎ部210付近を押圧するように配置されている。従って、その雄型700を抜きかす120に押し当てると、第1刃部710と第2刃部720は抜きかす120における複数のつなぎ部210付近をそれぞれ押圧する(図7A、B、C参照)。
このとき、抜きかす120が、孔部25に突出した突起部30に支持される一方で、雄型700における第1刃部710と第2刃部720は、抜きかす120における複数のつなぎ部210付近をそれぞれ押圧する。これにより、その複数のつなぎ部210が破断し、対象物100から抜きかす120が分離する。すなわち、孔部25に突出した突起部30、30が、抜きかす120における分離部220付近を支持する。一方で抜きかす120における複数のつなぎ部210付近を、第1刃部710と第2刃部720は押圧することで、複数のつなぎ部210が破断する。これにより、抜きかす120が対象物100から離脱し、抜き加工部110と、抜きかす120が分離する。その後、雄型700が、さらに抜きかす120を押圧することによって、対象物100から分離した抜きかす120が、孔部25を通過することにより、その対象物100から抜きかす120が除去され(図8A、B、C参照)、製品としての抜き加工部110を作成することができる。なお、第1刃部710と第2刃部720といっても金属の薄板で構成され、それ自体で、対象物100を切断するというものではない。
仮に、図示しないが孔部25に突出した突起部30が存在しない場合において、雄型700が、抜きかす120を押圧する。例えば、複数のつなぎ部210を有する場合に、その内のいくつかのつなぎ部120が破断せず、つなぎ部120が折れ曲がることによりその破断しないつなぎ部210によって、抜き加工部110と抜きかす120が連結したままになり、その抜きかす120を除去できない場合がある。しかしながら上記のとおり、孔部25に突出した突起部30に抜きかす120における分離部220付近が支持されるので、雄型700による押圧が確実に作用し、その複数のつなぎ部120が破断する。これにより、抜き加工部110から分離した抜きかす120を除去することができる。
また、本実施例の他の雌型10′は、他の突起部30′は、他の孔部25′に対して取り外し可能な構成である。従って他の部分は本実施例の他の雌型10と同様であるので、同様の符号を付しその説明は省略する(図9参照)。
また、第2の実施例の雌型10Aについて説明する。雌型10Aは、板状を呈する第2支持部20Aを有する。第2支持部20Aは、ほぼ円形状の孔を穿った第2孔部25Aを有する。第2孔部25Aは、第2抜き加工部110Aの形状に抜き加工するための抜き刃となる図示しない第2抜き型よりも一回り大となるように構成されている。従って、第2実施例における雌型10Aは、ほぼ円形状を呈する図示しない第2抜き型よりも、一回り大となるようにほぼ平面視円形状を呈する。このようにほぼ一回り大となるように第2孔部25Aを構成した理由は、この第2孔部25Aにおいて後述するように、第2抜きかす120Aを、第2雄型700Aによって押圧したときに、第2抜きかす120Aが通過することで、第2抜き加工部110Aと接続されていた第2抜きかす120Aを除去することができるからである。
また、第2の実施例の雌型10Aは、第2孔部25Aに突出する第2突起部30A、30Aと、を有する。ここで、第2抜き加工部110Aとは、図示しない第2抜き型で抜き加工された第2対象物100Aにおいて第2抜き部200Aにおける外側が製品となる。したがって、第2抜きかす120Aを、第2雄型700Aが押圧したときに、その第2抜きかす120Aにおける第2分離部220A付近を、第2突起部30A、30Aが支持することで、その第2抜きかす120Aが一時的に支えられる。
これにより円弧状の円弧第1刃型710Aと円弧状の円弧第2刃型720Aを有する第2雄型700Aがその第2抜きかす120Aを押圧したときに、その第2雄型700Aにおける円弧第1刃型710Aと円弧第2刃型720Aが、第2抜きかす120Aにおける複数の第2つなぎ部210A付近を押圧し、その複数の第2つなぎ部210Aが破断する。その後さらに第2雄型700Aが、その第2抜きかす120Aを押圧することで、その第2抜きかす120Aは、第2孔部25Aを通過する。これによって、その第2抜きかす120Aを、第2対象物100Aから除去することができる。なお、複数の第2つなぎ部210Aが破断する理由については、上述の第1実施例と同様であるので、これ以上の説明は省略する。また、この第2の実施例の雌型10Aとともに、第2抜きかす120Aを押圧する第2雄型700Aを有することで、それらは、第2抜きかす除去システムを構成する。
また、図10Dは、第2雌型10Aと、抜き加工された第2対象物100Aと、第2雄型700Aとを重ね合わせた状態を示す概念図である。第2雄型700Bによって第2抜きかす120Aを押圧すると、この第2抜きかす120Aは、第2突起部30Aによって支持される位置に配置されていることが理解される。
また、第3の実施例の雌型10Bについて説明する。雌型10Bは、板状を呈する第3支持部20Bを有する。第3支持部20Bは、ほぼ三角形状の孔を穿った第3孔部25Bを有する。第3孔部25Bは、第3抜き加工部110Cの形状に抜き加工するための抜き刃となる図示しない第3抜き型よりも一回り大となるように構成されている。従って、第3実施例における雌型10Bは、ほぼ三角形状を呈する図示しない第3抜き型よりも、一回り大となるようにほぼ平面視三角形状を呈する。このようにほぼ一回り大となるように第3孔部25Bを構成した理由は、この第3孔部25Bに後述するように、第3抜きかす120Bを、第3雄型700Bによって押圧したときに、第3抜きかす120Bが通過することで第3抜き加工部110Bと接続されていた第3抜きかす120Bを除去することができるからである。
また、第3の実施例の雌型10Bは、第3孔部25Bに突出する第3突起部30B、30Bと、を有する。ここで、第3抜き加工部110Bとは、図示しない第3抜き型で抜き加工された第3対象物100Bにおいて第3抜き部200Bにおける外側が製品となる。したがって、第3抜きかす120Bを、第3雄型700Bが押圧したときに、その第3抜きかす120Bにおける第3分離部220B付近を、第3突起部30B、30Bが支持することで、その第3抜きかす120Bが一時的に支えられる。
これにより三角形状に配置された第3雄型700Bにおける3個の第3雄型部材710Bがその第3抜きかす120Bを押圧したときに、その第3雄型700Bにおける3個の第3雄型部材710Bが、それぞれ第3抜きかす120Bにおける複数の第3つなぎ部210B付近を押圧することで、その複数の第3つなぎ部210Bが破断する。その後さらに第3雄型700Bが、その第3抜きかす120Bを押圧することで、その第3抜きかす120Bは、第3孔部25Bを通過する。これによって、その第3抜きかす120Bを、第3対象物100Bから除去することができる。なお、複数の第3つなぎ部210Bが破断する理由については、上述の第1実施例と同様であるので、これ以上の説明は省略する。また、この第3の実施例の雌型10Bとともに、第3抜きかす120Bを押圧する第3雄型700Bを有することで、それらは、第3抜きかす除去システムを構成する。
また、図11Dは、第3雌型10Bと、抜き加工された第3対象物100Bと、第3雄型700Bとを重ね合わせた状態を示す概念図である。第3雄型700Bによって第3抜きかす120Bを押圧すると、この第3抜きかす120Bは、第3突起部30Bによって支持される位置に配置されていることが理解される。
また、第4の実施例の雌型10Cについて説明する。第4雌型10Cは、板状を呈する第4支持部20Cを有する。第4支持部20Cは、ほぼ四角形状の孔を穿った第4孔部25Cを有する。第4孔部25Cは、第4抜き加工部110Cの形状に、抜き加工するための抜き刃となる図示しない第4抜き型よりも一回り大となるように構成されている。従って、第4実施例における雌型10Cは、図示しないほぼ四角形状を呈する第4抜き型よりも、一回り大となるようにほぼ平面視四角形状を呈する。このようにほぼ一回り大となるように第4孔部25Cを構成した理由は、この第4孔部25Cに後述するように、第4抜きかす120Cを、第4雄型700Cによって押圧したときに、第4抜きかす120Cが通過することで第4抜き加工部110Cと接続されていた第4抜きかす120Cを除去することができるからである。
また、第4の実施例の雌型10Cは、第4孔部25Cに突出する第4突起部30C、30Cと、を有する。ここで、第4抜き加工部110Cとは、図示しない第4抜き型で抜き加工された第4対象物100Cにおいて第4抜き部200Cにおける外側が製品となる。したがって、第4抜きかす120Cを、第4雄型700Cが押圧したときに、その第4抜きかす120Cにおける第4分離部220C付近を、第4突起部30C、30Cが支持することで、その第4抜きかす120Cが一時的に支えられる。
これにより直線状の第1刃型710Cと、直線状の第2刃型720Cを有する第4雄型700Cがその第4抜きかす120Cを押圧したときに、その第4雄型700Cにおける第1刃型710Cと第2刃型720Cが、第4抜きかす120Cにおける複数の第4つなぎ部210C付近を押圧し、その複数の第4つなぎ部210Cが破断する。その後さらに第4雄型700Cが、その第4抜きかす120Cを押圧することで、その第4抜きかす120Cは、第4孔部25Cを通過する。これによって、その第4抜きかす120Cを、第4対象物100Cから除去することができる。なお、複数の第4つなぎ部210Cが破断する理由については、上述の第1実施例と同様であるので、これ以上の説明は省略する。また、この第4の実施例の雌型10Cとともに、第4抜きかす120Cを押圧する第4雄型700Cを有することで、それらは、第4抜きかす除去システムを構成する。
また、図12Dは、第4雌型10Cと、抜き加工された第4対象物100Cと、第4雄型700Cとを重ね合わせた状態を示す概念図である。第4雄型700Cによって第4抜きかす120Cを押圧すると、この第4抜きかす120Cは、第4突起部30Cによって支持される位置に配置されていることが理解される。
また、第5の実施例の雌型10Dについて説明する。第5雌型10Dは、板状を呈する第5支持部20Dを有する。第5支持部20Dは、王の字に近似した形状を呈する孔を穿った第5孔部25Dを有する。第5孔部25Dは、王の字に近似した第5抜き加工部110Dの形状よりも一回り大となるように構成されている。従って、第5実施例における雌型10Dは、ほぼ王の字に近似した形状を呈する図示しない第5抜き型よりも、一回り大となるようにほぼ平面視王の字に近似した形状を呈する。このようにほぼ一回り大となるように第5孔部25Dを構成した理由は、この第5孔部25Dに後述するように、第5抜きかす120Dを、第5雄型700Dによって押圧したときに、第5抜きかす120Dが通過することで第5抜き加工部110Dと接続されていた第5抜きかす120Dを除去することができるからである。
また、第5の実施例の雌型10Dは、第5孔部25Dに突出する第5突起部30D、30D、30D、30Dと、を有する。ここで、第5抜き加工部110Dとは、図示しない第5抜き型で抜き加工された第5対象物100Dにおいて第5抜き部200Dにおける外側が製品となる。したがって、第5抜きかす120Dを、第5雄型700Dが押圧したときに、その第5抜きかす120Dにおける第5分離部220D付近を、第5突起部30D、30D、30D、30Dが支持することで、その第5抜きかす120Dが一時的に支えられる。
これにより若干反ったほぼ直線状の第1刃型710Dと、若干反ったほぼ直線状の第2刃型720Dを有する第5雄型700Dがその第5抜きかす120Dを押圧したときに、その第5雄型700Dにおける第1刃型710Dと、直線状の第2刃型720Dが、第5抜きかす120Dにおける複数の第5つなぎ部210D付近を押圧し、その複数の第5つなぎ部210Dが破断する。その後さらに第5雄型700Dが、その第5抜きかす120Dを押圧することで、その第5抜きかす120Dは、第5孔部25Dを通過する。これによって、その第5抜きかす120Dを、第5対象物100Dから除去することができる。なお、複数の第5つなぎ部210Dが破断する理由については、上述の第1実施例と同様であるので、これ以上の説明は省略する。また、この第5の実施例の雌型10Dとともに、第5抜きかす120Dを押圧する第5雄型700Dを有することで、それらは、第5抜きかす除去システムを構成する。
た、図13Dは、第5雌型10Dと、抜き加工された第5対象物100Dと、第5雄型700Dとを重ね合わせた状態を示す概念図である。第5雄型700Dによって第5抜きかす120Dを押圧すると、この第5抜きかす120Dは、第5突起部30Dによって支持される位置に配置されていることが理解される。
10 雌型
20 支持部
25 孔部
30 突起部
100 対象物
110 抜き加工部
120 抜きかす
200 抜き部
210 つなぎ部
220 分離部
500 抜き型
600 抜き刃
700 雄型
710 第1刃部
720 第2刃部

Claims (5)

  1. 抜き加工する対象物を抜き加工し、前記対象物を抜き加工した抜き加工部と前記抜き加工する対象物の残余である抜きかすとを連結するつなぎ部を有するときに、そのつなぎ部を切断することで前記抜きかすを除去するために、
    前記抜きかすが通過可能な孔である孔部を具備する押さえ部と、
    前記孔部に突出する突起部と、を有し、
    前記抜きかすを押圧すると、前記押さえ部は、前記抜き加工部を支えるとともに、前記突起部は、前記抜きかすを支持することで、前記つなぎ部が切断され、その抜きかすは、前記孔部を通過し、前記抜きかすを除去する雌型。
  2. 前記つなぎ部を複数有し、かつ、前記複数のつなぎ部と交互に配置された前記抜き加工部と前記抜きかすとが分離する分離部と、をさらに有するときに、前記突起部は、さらに複数有し、その複数有する突起部は、前記分離部付近の抜きかすを支持する請求項1記載の雌型。
  3. 前記突起部は、前記押さえ部と一体に構成された請求項1または2記載の雌型。
  4. 前記突起部は、前記押さえ部と取り外し可能に構成された請求項1または2記載の雌型。
  5. 前記抜きかすを除去するために、前記抜きかすを押圧する雄型と、
    前記請求項1から4いずれかに記載の雌型と、を有する抜きかす除去システム。
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