JP2900150B2 - 板紙加工における自動スクラップ取り方法に用いる木型 - Google Patents

板紙加工における自動スクラップ取り方法に用いる木型

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、段ボールや厚紙な
ど板紙加工における自動スクラップ取り方法に用いる木
型に関する。
【0002】
【従来の技術】段ボールや厚紙など板紙で包装箱などを
製造するに際し、板紙を所望形状に打ち抜くとき、製品
となる部分とスクラップ(カス)となる部分とを完全に
打ち抜いてしまうことなく、先ず製品となる部分とスク
ラップの部分とが数カ所で一部つながる状態になるよう
に打ち抜き、次工程のスクラップ取り工程でその一部つ
ながり部を破断して製品とスクラップとを分離させてし
まうという加工法が採られる。これは、一度に製品とな
る部分とスクラップとなる部分とを完全に打ち抜いてし
まうと、打ち抜きと同時に製品がばらばらになったり、
打ち抜きにより多数のスクラップが生じて連続的な打ち
抜き加工に支障が生じるため、これを避けるためであ
る。
【0003】上記スクラップ取り方法のひとつに、昇降
動自在な上ピンを備えた雄型と下ピンを備えた雌型とを
併用してスクラップ取りを行う方法がある。これは前記
多数の上ピンと下ピンとでスクラップの部分を挟んで製
品となる部分から分離させる方式である。しかし、この
方式では上ピン及び下ピンの両先端面がそれぞれ平坦な
円筒状に形成されているため、一部つながり部が完全に
破断されず、スクラップの一部が製品に付いたまま残る
状態が生じることがある。このため、スクラップ取り工
程の後、煩わしい人手作業で製品に付いたままのスクラ
ップを除去しなれればならないという本来不要な作業を
必要とし、生産性の低下、製品コストの高騰を招く。
【0004】そこで、かかるスクラップ取り方法の改善
策として、例えば、特開平8−99295号公報に開示
されているようなものが提案された。これは、先端が尖
鋭な突部を有するピン形状のスクラップ取り構成部材を
用意し、この構成部材の尖鋭な突部を段ボールのスクラ
ップの部分に突き刺すことにより段ボール製品からスク
ラップの部分を分離するという方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ス
クラップ取り構成部材の突部が尖鋭に形成されていて
も、この尖鋭な突部は段ボールの固い表面を滑り易くて
突き刺さらないで逃げてしまうことがある。かと言っ
て、その場合、スクラップ取り構成部材の突部が段ボー
ルに確実に突き刺さるまで、そのストローク長を増やす
ことが考えられるが、これではストローク長の増大分だ
けスクラップ取り時間が長くかかり、生産効率の低下を
来すことになり、この点で更に改善の余地がある。
【0006】本発明は、このような問題を解消するため
になされたもので、スクラップ取りの確実性を図り、生
産性の向上を図ることのできる板紙加工における自動ス
クラップ取り方法に用いる木型を提供しようとするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、板紙から所望
形状の製品をスクラップの部分と数箇所において一部
ながり状態に打ち抜く工程において、前記スクラップの
一部つながり部の近傍位置に、ピン挿入穴を完全に打ち
抜いてしまうか、あるいはピン挿入穴の一部をつながり
状態に打ち抜くのに用いる木型であって、前記スクラッ
プの一部つながり部形成用の切欠部を有する製品打ち抜
き用の刃を固定した刃保持板上に、ピン挿入穴あけ用の
刃を前記切欠部の近傍に位置するよう設けたものであ
る。
【0008】
【作用】上記構成の木型を用いることにより、製品の打
ち抜きと同時にピン挿入穴をあけることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は包装箱を得る目的で板紙を
所望形状に打ち抜くのに用いられる二個取り用の木型の
一例を示し、図2はその木型の一部の斜視図を示す。1
は刃保持板、2は刃保持板1上に所定の配置状態に固定
された製品打ち抜き用の刃で、この刃先の数カ所には図
2に示すごとく一部つながり部形成用の切欠部(ニッ
ク)3を設けている。4はピン挿入穴あけ用の刃で、図
2に示すごとくその円周一部に切欠部5をもつ円筒状に
形成されており、前記刃2の各切欠部3の近傍に位置す
るよう配置固定されている。
【0010】図3は上記木型を用いて打ち抜かれた板紙
の平面図を示す。6は製品打ち抜き用の刃1で打ち抜か
れた製品となる部分で、二個並べており、7はスクラッ
プとなる部分であり、製品6の周辺部や製品6の中間部
に存在している。これら製品6とスクラップ7とは数箇
所にわたって製品打ち抜き用の刃2の切欠部3によって
一部つながり状態に打ち抜かれている。8はその一部つ
ながり部を示す。スクラップ7の一部つながり部8の近
傍位置には丸いピン挿入穴9がその円周一部9aがつな
がり状態に刃4によって打ち抜かれている。10は製品
6に刃2によって型付けられた罫線を示す。このように
打ち抜かれた板紙Bは、次工程のスクラップ取り工程で
図4の雌型11と図5の雄型12とを用いて製品6とス
クラップ7とが分離される。
【0011】図4に示す雌型11は、全体が上記製品6
の平面形状に対応する形状で、かつ平坦な上面をもつ凸
部13を二個並べて設けている。図5に示す雄型12は
雌型11の上方に油圧機構やリンク機構を用いた駆動源
(図示せず)で昇降動するように設置され、この雄型1
2の下面には上記ピン挿入穴9の位置に対応する段付き
ピン14を植設している。図6に示すように、その段付
きピン14はピン挿入穴9の穴径よりも大きい径大軸部
14aの先端面14bに、その穴径より小さい径小軸部
14cを設けている。
【0012】この雌型11と雄型12とを用いて製品6
とスクラップ7とを分離するには、図6に示すように雌
型11の凸部13の上に図3の板紙Bを載せて雄型12
を下降させる。すると、段付きピン14の径小軸部14
cが板紙Bのピン挿入穴9に挿入してスクラップ7を確
実に捕捉する。この捕捉状態下で更に雄型12を下降さ
せると、径大軸部14aの先端面14bがスクラップ7
のピン挿入穴9の周辺に押圧接当して該スクラップ7を
押し下げ、この押し下げ作用で一部つながり部8が破断
してスクラップ7と製品6が完全に分離する。
【0013】このように予め打ち抜き工程であけたピン
挿入穴9には段付きピン14の径小軸部14cを挿入す
ることでスクラップ7を確実につかまえることができる
ので、スクラップ7を取り残すことなく、完全に取り外
すことができる。
【0014】ピン挿入穴9は打ち抜き工程で完全に打ち
抜いておいても良いが、上記実施例のように一部つなが
り状態にあけておけば、打ち抜き工程でスクラップを全
く出すことなく、スクラップ取り工程で他のスクラップ
7と一緒に一か所で回収できるため、連続打ち抜き加
工、スクラップ回収作業の面で有利である。
【0015】
【発明の効果】本発明の木型は、製品打ち抜き用の刃を
固定した刃保持板に、ピン挿入穴あけ用の刃を設けた
のであるので、製品の打ち抜きと同時にスクラップ取り
を行うための穴をあけることができ、生産性の向上を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】板紙を所望形状に打ち抜くのに用いられる二面
取り木型の一例を示す平面図である。
【図2】図1に示す木型の一部の斜視図である。
【図3】図1に示す木型を用いて打ち抜かれた板紙の平
面図である。
【図4】スクラップ取り用の雌型及び雄型の斜視図であ
る。
【図5】スクラップ取り用雄型の平面図である。
【図6】スクラップ取り態様を示す断面図である。
【符号の説明】
1 刃保持板 2 製品打ち抜き用の刃3 切欠部 4 ピン挿入穴あけ用の刃 6 製品 7 スクラップ8 一部つながり部 9 ピン挿入穴

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板紙から所望形状の製品をスクラップの
    部分と数箇所において一部つながり状態に打ち抜く工程
    において、前記スクラップの一部つながり部の近傍位置
    に、ピン挿入穴を完全に打ち抜いてしまうか、あるいは
    ピン挿入穴の一部をつながり状態に打ち抜くのに用いる
    木型であって、前記スクラップの一部つながり部形成用
    の切欠部を有する製品打ち抜き用の刃を固定した刃保持
    板上に、ピン挿入穴あけ用の刃を前記切欠部の近傍に位
    置するよう設けていることを特徴とする板紙加工におけ
    る自動スクラップ取り方法に用いる木型。
JP5767897A 1997-03-12 1997-03-12 板紙加工における自動スクラップ取り方法に用いる木型 Expired - Fee Related JP2900150B2 (ja)

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