JP3380991B2 - プラスチックシートの打ち抜き工法及び装置 - Google Patents

プラスチックシートの打ち抜き工法及び装置

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JP3380991B2
JP3380991B2 JP20859994A JP20859994A JP3380991B2 JP 3380991 B2 JP3380991 B2 JP 3380991B2 JP 20859994 A JP20859994 A JP 20859994A JP 20859994 A JP20859994 A JP 20859994A JP 3380991 B2 JP3380991 B2 JP 3380991B2
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plastic sheet
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piece
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忠 橋本
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Mitsubishi Plastics Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチックシートを
所要の型に打ち抜き加工する際に、所要形状の貫通孔を
穿孔し、この孔の抜きかすを加工面上に散乱させずに効
率的に取り去ることのできる工法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチックシートを所要の展開型に打
ち抜き成形し、この展開型の各片を適宜折り曲げて得ら
れる簡易な組立箱は、物品の輸送や陳列等のための包装
体として利用されている。
【0003】従来、この組立箱に吊り下げ用のフック孔
等の貫通孔を設ける場合は、加工工程を少なくするた
め、トムソン型(切り刃のみで打ち抜く抜型)に切り刃
と罫線刃とを組み入れ、平板上に載置したプラスチック
シートの上面からこのトムソン型を打ち込み、1ストロ
ークで外形抜き、孔抜き及び罫線加工を同時に行なうよ
うにしていた。
【0004】この場合、貫通孔はその外周を完全に打ち
抜いてしまうと、抜きかすが平板上に残り、次のプラス
チックシートを打ち抜く際に、シート表面にキズをつけ
たり、凹凸をつけたりすることがある。そのため、上記
孔抜きでは、貫通孔の外周の一部に切り残しを設けてお
き、その後の工程で抜きかすを手作業で取り去るように
していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法は、抜
きかすの除去を人手に頼らざるを得ず、生産性に劣るも
のであった。また、一組のポンチとダイスを利用して貫
通孔のみを打ち抜くようにすれば、抜きかすを加工面上
に残すことなく容易に孔開けができるが、これでは外形
抜き及び罫線加工が別工程となり、加工コストが高くな
るという問題があった。
【0006】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、プラスチックシートの打ち抜き加工後、貫通孔
の抜きかすを自動で、確実且つ効率的に取り去ることが
でき、量産性に対応したプラスチックシートの打ち抜き
工法及び装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明のプラスチックシートの抜き打ち工法は、プラス
チックシートを切り刃を用いて所要の型のシートに打ち
抜くと同時に、このシート内に所要形状の切り込み片を
設ける工程と、上記切り込み片を折り曲げ用治具でシー
トの一側に折り曲げる工程と、上記折り曲げられた切り
込み片を狭持用治具で狭持すると共にこの治具を移動さ
せてシートから分離させる工程とを有することを特徴と
してなるものである。
【0008】また、本発明のプラスチックシートの打ち
抜き装置は、切り刃が組み込まれたトムソン型を有する
第1工程装置部と、第1工程装置部で加工されたプラス
チックシートが載置される下板と上記切り刃により切り
込まれた片を折り曲げる折り曲げ用治具とこの片を挟持
する挟持用治具とを有する第2工程装置部とを少なくと
も具備してなるものである。
【0009】
【作用】治具により切り込み片を挟持することにより、
切り込み片をシートから確実に分離させることができ
る。分離した切り込み片は、治具の挟持状態を解除すれ
ば治具下方に落下し、加工面上に残らない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の好適な一実施例を図面を参照
して説明する。本発明は、図1(A)に示すようにプラ
スチック製の組立箱1を形成するために、同図(B)に
示す如くプラスチックシートを展開シート2として裁断
し、とりわけ展開シート2内にフック孔2a等の貫通孔
を穿孔する必要があるときに適用し得るものである。
【0011】図2は、長尺状のプラスチックシートから
展開シート2を形成するまでの本発明の加工工程を示し
ている。この加工工程は、先ず、第1工程で長尺状のプ
ラスチックシートPを平板3上にセットし、切り刃4
a、4a及び罫線刃4bが組み入れられたトムソン型4
を上記プラスチックシートPの上面から打ち込んで、展
開シート2の外形抜き、フック孔2aの孔抜き及び罫線
加工を同時に行なう。
【0012】この第1工程では、フック孔2aは完全に
打ち抜かず、図3に示すように、その外周の一部に切り
残しを設けて展開シート2から分離しないようにしてお
く。そして、切り残しの部分には適宜深さで溝2cを同
時に形成しておき、切り込まれた切り込み片21を引っ
張ったときに、この片が展開シート2から容易に分離で
きるようにしておく。
【0013】切り込み片21の形状、大きさ及び溝2c
の深さは切り刃4aにより適宜に設定することができる
が、実用的には、例えば厚さ1mmの展開シート2に直
径8mmの貫通孔を穿設する場合、貫通孔の全周の内、
長さ約2mm程度を切り残しておき、この部分に深さ約
0.7mm程度の溝を形成しておけばよい。
【0014】また、展開シート2も、完全に打ち抜いて
しまうと次工程へ搬送し難くなるため、プラスチックシ
ートP内に残しておき、後述の第3工程で分離させるよ
うにする。
【0015】次に、第2工程で、展開シート2を、フッ
ク孔2aより若干大きめの孔5aを有する下板5上にセ
ットし、折り曲げ用治具6及び挟持用治具7を用いて上
記切り込み片21を展開シート2から取り去る。
【0016】折り曲げ用治具6は、フック孔2aより小
径の棒体6aとこの棒体6aを往復作動させる図示され
ないエアーシリンダーで構成されており、棒体6aが上
記孔5aの上方から当該孔内に進退可能となるように配
設してある。
【0017】挟持用治具7は、エアーシリンダー7cに
より水平方向に往復動自在に設けられた爪部7aと、エ
アーシリンダー7c及び爪部7aを下方から支持すると
共に端部が爪部7aと噛み合い可能に設けられた爪部7
bと、この爪部7bを鉛直方向に往復作動させるエアー
シリンダー7dとで構成されていて、上記孔5aの下方
に配設してある。
【0018】第2工程の加工手順を図4を用いて説明す
れば、先ず、工程Aで展開シート2を下板5上にセット
する。このとき、フック孔2aと孔5aが重合するよう
にセットし、棒体6aはフック孔2aの上方に、爪部7
a、7bは両部の間隔を開けた状態で孔5aの下方に位
置させておく。
【0019】次に、工程Bで棒体6aを先端が孔5a内
に進入するまで下方移動させ、切り込み片21を下方に
折り曲げる。このとき、爪部7a、7bを上方移動させ
ておく。
【0020】そして、工程Cで爪部7aを図中右方向へ
水平移動して両爪部7a、7bで切り込み片21を挟持
し、さらに工程Dで両爪部7a、7bをそのまま下方移
動させれば、切り込み片21を展開シート2から分離さ
せることができる。この場合、下板5の孔5aはフック
孔2aよりも大きく形成してあるので、シート2が下方
に引っ張られて折り曲げられることがない。
【0021】分離した切り込み片21は、両爪部7a、
7bの間隔を開け、挟持状態を解除すれば挟持用治具7
の下方に落下するので、所定の位置に収納箱等を設けて
おけば、周囲に散乱させずに回収することができる。ま
た、棒体6aは両爪部7a、7bが切り込み片21を挟
持した後、また両爪部7a、7bは切り込み片21を展
開シート2から分離させた後、次のシートの加工に備え
るべく、元の位置まで移動させておく。
【0022】最後に、第3工程で、プラスチックシート
Pから展開シート2を分離させることにより、プラスチ
ックシートの全打ち抜き工程が終了する。
【0023】なお、本例では、切り込み片21を展開シ
ート2の下方、即ち裏面側に折り曲げて取り去る態様に
ついて説明したが、展開シート2の上方、即ち表面側に
折り曲げて取り去るようにしてもよい。また、上記加工
工程で用いる治具等の形状や構造は本例の態様に限定さ
れずに適宜に選定され得、例えばエアーシリンダーの代
わりにソレノイド等の他の駆動機構で作動させてもよ
い。
【0024】
【発明の効果】以上、本発明の工法及び装置によれば、
1回の打ち抜き工程で外形抜き、孔抜き及び罫線加工を
同時に行った後、孔の抜きかすを自動で確実に取り去る
ことができるので、抜きかすが加工面上に残ってシート
表面にキズ等をつける虞はなく、本発明の工法及び装置
を用いることにより、人手によらず、より少ない工程で
量産性に対応した効率的な加工工程を実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明を適用し得る一例のプラスチッ
ク製組立箱の斜視図、(B)はこの箱の展開図である。
【図2】長尺状のプラスチックシートから展開シートを
形成するまでの本発明の加工工程を示す図である。
【図3】(A)は本発明の打ち抜き工法により設けた切
り込み片の平面図、(B)はその断面図である。
【図4】切り込み片を展開シートから分離させる工程を
示した図である。
【符号の説明】
1 組立箱 2 展開シート 2a フック孔 3 平板 4 トムソン型 5 下板 6 折り曲げ用治具 7 挟持用治具 21 切り込み片 P プラスチックシート

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチックシートを切り刃を用いて所要
    の型のシートに打ち抜くと同時に、このシート内に所要
    形状の切り込み片を設ける工程と、上記切り込み片を
    り曲げ用治具でシートの一側に折り曲げる工程と、上記
    折り曲げられた切り込み片を狭持用治具で狭持すると共
    にこの治具を移動させてシートから分離させる工程とを
    有するプラスチックシートの抜き打ち工法。
  2. 【請求項2】 切り刃が組み込まれたトムソン型を有す
    る第1工程装置部と、第1工程装置部で加工されたプラ
    スチックシートが載置される下板と上記切り刃により切
    り込まれた片を折り曲げる折り曲げ用治具とこの片を挟
    持する挟持用治具とを有する第2工程装置部とを少なく
    とも具備するプラスチックシートの打ち抜き装置。
JP20859994A 1994-09-01 1994-09-01 プラスチックシートの打ち抜き工法及び装置 Expired - Lifetime JP3380991B2 (ja)

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JP2016155555A (ja) * 2015-02-23 2016-09-01 株式会社開伸 包装体の製造方法、及び製造装置

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