JP2021068799A - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】歩留まりを向上する。【解決手段】実施形態によれば、半導体記憶装置は、メモリセルアレイ10を含む第1領域MR、メモリセルアレイを制御する回路13を含む第2領域PR、第1領域と第2領域とを分ける第3領域BR、及び第3領域を囲む第4領域ERを含む基板100と、第2領域に設けられた第1トランジスタTRと、第3領域において、第1領域と第1トランジスタとの間に設けられた第2トランジスタDT1aと、第3領域において、第1トランジスタと第2トランジスタとの間に設けられた第3トランジスタDT1bと、第1乃至第3トランジスタの上方に設けられた第1部分と、第2トランジスタと第3トランジスタとの間において、基板に接する第2部分PW1とを含む第1絶縁層55とを含む。【選択図】図2
Description
本発明の実施形態は、半導体記憶装置に関する。
半導体記憶装置として、NAND型フラッシュメモリが知られている。
歩留まりを向上できる半導体記憶装置を提供する。
実施形態に係る半導体記憶装置は、メモリセルアレイを含む第1領域、メモリセルアレイを制御する回路を含む第2領域、第1領域と第2領域とを分ける第3領域、及び第3領域を囲む第4領域を含む基板と、第2領域に設けられた第1トランジスタと、第3領域において、第1領域と第1トランジスタとの間に設けられ、ゲートが電気的に非接続状態にある第2トランジスタと、第3領域において、第1トランジスタと第2トランジスタとの間に設けられ、ゲートが電気的に非接続状態にある第3トランジスタと、第1乃至第3トランジスタの上方に設けられた第1部分と、第2トランジスタと第3トランジスタとの間において、基板に接する第2部分とを含む第1絶縁層とを含む。
以下に、実施形態について図面を参照して説明する。実施形態は、発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示している。図面は模式的または概念的なものであり、各図面の寸法及び比率等は必ずしも現実のものと同一とは限らない。本発明の技術的思想は、構成要素の形状、構造、配置等によって特定されるものではない。
なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付す。参照符号を構成する文字の後の数字は、同じ文字を含んだ参照符号によって参照され、且つ同様の構成を有する要素同士を区別するために使用される。同じ文字を含んだ参照符号で示される要素を相互に区別する必要がない場合、これらの要素はそれぞれ文字のみを含んだ参照符号により参照される。
1.第1実施形態
第1実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。以下では、半導体記憶装置として、メモリセルトランジスタが半導体基板上に三次元に積層された三次元積層型NAND型フラッシュメモリを例に挙げて説明する。
第1実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。以下では、半導体記憶装置として、メモリセルトランジスタが半導体基板上に三次元に積層された三次元積層型NAND型フラッシュメモリを例に挙げて説明する。
1.1 構成
1.1.1 半導体記憶装置の全体構成
まず、半導体記憶装置の全体構成の一例について、図1を用いて説明する。図1は、半導体記憶装置1の構成例を示している。半導体記憶装置1は、データを不揮発に記憶することが可能なNAND型フラッシュメモリであり、外部のメモリコントローラ2によって制御可能である。
1.1.1 半導体記憶装置の全体構成
まず、半導体記憶装置の全体構成の一例について、図1を用いて説明する。図1は、半導体記憶装置1の構成例を示している。半導体記憶装置1は、データを不揮発に記憶することが可能なNAND型フラッシュメモリであり、外部のメモリコントローラ2によって制御可能である。
図1に示すように、半導体記憶装置1は、例えばメモリセルアレイ10、コマンドレジスタ11、アドレスレジスタ12、シーケンサ13、センスアンプモジュール14、ドライバモジュール15、及びロウデコーダモジュール16を含む。
メモリセルアレイ10は、複数のブロックBLK0〜BLKn(nは1以上の整数)を含んでいる。ブロックBLKは、データを不揮発に記憶することが可能な複数のメモリセルトランジスタの集合であり、例えばデータの消去単位として使用される。また、メモリセルアレイ10には、複数のビット線及び複数のワード線が設けられる。各メモリセルトランジスタは、例えば1本のビット線と1本のワード線とに関連付けられている。メモリセルアレイ10の詳細な構成については後述する。
コマンドレジスタ11は、半導体記憶装置1がメモリコントローラ2から受信したコマンドCMDを保持する。コマンドCMDは、例えばシーケンサ13に読み出し動作、書き込み動作、及び消去動作等を実行させる命令を含んでいる。
アドレスレジスタ12は、半導体記憶装置1がメモリコントローラ2から受信したアドレス情報ADDを保持する。アドレス情報ADDは、例えばブロックアドレスBAd、ページアドレスPAd、及びカラムアドレスCAdを含んでいる。例えば、ブロックアドレスBAd、ページアドレスPAd、及びカラムアドレスCAdは、それぞれブロックBLK、ワード線、及びビット線の選択に使用される。
シーケンサ13は、半導体記憶装置1全体の動作を制御する。例えば、シーケンサ13は、コマンドレジスタ11に保持されたコマンドCMDに基づいてセンスアンプモジュール14、ドライバモジュール15、及びロウデコーダモジュール16等を制御して、読み出し動作、書き込み動作、及び消去動作等を実行する。
センスアンプモジュール14は、書き込み動作において、メモリコントローラ2から受信した書き込みデータDATに応じて、各ビット線に必要な電圧を印加する。また、センスアンプモジュール14は、読み出し動作において、ビット線の電圧に基づいてメモリセルトランジスタに記憶されたデータを判定し、判定結果を読み出しデータDATとしてメモリコントローラ2に転送する。
ドライバモジュール15は、読み出し動作、書き込み動作、及び消去動作等で使用される電圧を生成する。そして、ドライバモジュール15は、例えばアドレスレジスタ12に保持されたページアドレスPAdに基づいて、選択されたワード線に対応する信号線に生成した電圧を印加する。
ロウデコーダモジュール16は、アドレスレジスタ12に保持されたブロックアドレスBAdに基づいて、対応するメモリセルアレイ10内の1つのブロックBLKを選択する。そして、ロウデコーダモジュール16は、例えば選択されたワード線に対応する信号線に印加された電圧を、選択されたブロックBLK内の選択されたワード線に転送する。
以上で説明した半導体記憶装置1及びメモリコントローラ2は、それらの組み合わせにより1つの半導体装置を構成してもよい。このような半導体装置としては、例えばSDTMカードのようなメモリカードや、SSD(solid state drive)等が挙げられる。
1.1.2 半導体記憶装置の平面レイアウト
次に、半導体記憶装置1の平面レイアウトについて、図2〜図4を用いて説明する。図2は、半導体記憶装置1の平面レイアウトの一例を示している。図3は、図2の領域A1を示している。図4は、図2の領域A2を示している。
次に、半導体記憶装置1の平面レイアウトについて、図2〜図4を用いて説明する。図2は、半導体記憶装置1の平面レイアウトの一例を示している。図3は、図2の領域A1を示している。図4は、図2の領域A2を示している。
なお、以下で参照される図面において、X方向はワード線WLの延伸方向に対応し、Y方向はビット線BLの延伸方向に対応し、Z方向は半導体記憶装置1の形成に使用される半導体基板100の表面に対する鉛直方向に対応している。平面図には、図を見易くするためにハッチングが適宜付加されている。平面図に付加されたハッチングは、ハッチングが付加された構成要素の素材や特性とは必ずしも関連していない。また、説明を簡略化するために、配線層及び絶縁層の一部が省略されている。
図2に示すように、半導体記憶装置1の平面レイアウトは、例えばメモリ領域MR、周辺回路領域PR、端部領域ER、及び境界領域BRに分割される。
メモリ領域MRは、例えば半導体基板100上の内側の領域に設けられた矩形の領域であり、メモリセルアレイ10を含んでいる。メモリ領域MRは、任意の形状及び任意の領域に配置され得る。半導体記憶装置1が複数のメモリセルアレイ10を有する場合、半導体基板100上には複数のメモリ領域MRが設けられてもよく、1つのメモリ領域MR内に複数のメモリセルアレイ10が設けられてもよい。
周辺回路領域PRは、例えば半導体基板100上の内側の領域に設けられた矩形の領域であり、シーケンサ13等を含んでいる。周辺回路領域PRは、任意の形状及び任意の領域に配置され得、例えばY方向においてメモリ領域MRと隣り合って配置される。半導体基板100上には、複数の周辺回路領域PRが設けられてもよい。
端部領域ERは、チップの端部を含み、メモリ領域MR及び周辺回路領域PRの外周を囲むように設けられた、例えば四角環状の領域である。端部領域ERは、例えば後述するメモリセルアレイ10の積層構造と同様の構造を含み、1つまたは複数のアライメントマークAM等を含み得る。なお、端部領域ER内の構造体は、半導体記憶装置1の製造時のダイシング工程によって除去されてもよい。また、アライメントマークAMは、境界領域BR内に設けられていてもよい。
境界領域BRは、端部領域ERによって囲まれ且つメモリ領域MR及び周辺回路領域PRと重ならない領域である。言い換えると、境界領域BRは、メモリ領域MRの周囲を囲った部分と、周辺回路領域PRの周囲を囲った部分とを有している。境界領域BRは、半導体記憶装置1の製造過程において、メモリ領域MR及び端部領域ERから周辺回路領域PR内の素子に対して生じ得る悪影響を抑制する構造を含んでいる。
境界領域BRには、例えば2つの遮断部PW(PW1及びPW2)、4つのダミートランジスタにそれぞれ含まれるダミーゲートDGC(DGC1a、DGC1b、DGC2a、及びDGC2b)、複数のコンタクトプラグCS1、並びにコンタクトプラグCS2a及びCS2bが設けられている。
遮断部PW1は、メモリ領域MRの周囲を囲っている。遮断部PW2は、メモリ領域MR及び周辺回路領域PRの周囲を囲っている。すなわち、遮断部PW1は、遮断部PW2によって囲まれている。遮断部PW1及びPW2は、半導体記憶装置1の製造工程において、周辺回路領域PR内のトランジスタTRを保護するための構造である。なお、遮断部PW1及びPW2の平面形状は、四角環状に限定されず、任意の形状に設計され得る。
コンタクトプラグCS1は、境界領域BRにおいて、例えばメモリ領域MRと遮断部PW1との間に設けられ、底面は、半導体基板に接する。例えば、コンタクトプラグCS1は、半導体基板の表面近傍に形成されたウェル領域と半導体基板の上方に設けられている配線層とを電気的に接続する。
図3に示すように、ダミーゲートDGC1aは、コンタクトプラグCS1と遮断部PW1との間に設けられ、コンタクトプラグCS1の周囲を囲っている。ダミーゲートDGC1bは、遮断部PW1と端部領域ERとの間に設けられ、遮断部PW1の周囲を囲っている。換言すれば、遮断部PW1の内周と外周とに沿って、ダミーゲートDGC1a及びDGC1bがそれぞれ設けられている。ダミーゲートDGC1a及びDGC1bは、トランジスタのゲート構造を有している。ダミーゲートDGC1a及びDGC1bは、遮断部PW1の製造工程において、層間絶縁膜をウエットエッチングする際、XY平面にエッチング領域が広がるのを抑制するためのストッパーとして機能する。なお、ダミーゲートDGC1a及びDGC1bの平面形状は、四角環状に限定されず、任意の形状に設計され得る。
図2に示すように、コンタクトプラグCS2a及びCS2bは、それぞれ、遮断部PW2の内周と外周に沿って設けられており、底面は、半導体基板に接する。コンタクトプラグCS2a及びCS2bは、ガードリングとしての機能を有する。より具体的には、コンタクトプラグCS2a及びCS2bは、例えばダイシング工程において、半導体記憶装置1の端部領域ERにクラックや層間絶縁膜等の剥離が発生した際、メモリ領域MR及び周辺回路領域PRにクラックあるいは剥離が到達するのを抑制する。また、コンタクトプラグCS2a及びCS2bは、半導体記憶装置1の端部領域ERからメモリ領域MR及び周辺回路領域PRに水等が浸透するのを抑制する。なお、コンタクトプラグCS2a及びCS2bの平面形状は、四角環状に限定されず、任意の形状に設計され得る。
図4に示すように、ダミーゲートDGC2aは、コンタクトプラグCS2aと遮断部PW2との間に設けられ、コンタクトプラグCS2aの周囲を囲っている。ダミーゲートDGC2bは、遮断部PW2とコンタクトプラグCS2bとの間に設けられ、遮断部PW2の周囲を囲っている。換言すれば、遮断部PW2の内周と外周とに沿って、ダミーゲートDGC2a及びDGC2bがそれぞれ設けられている。ダミーゲートDGC2a及びDGC2bは、ダミーゲートDGC1a及びDGC1bと同様に、トランジスタのゲート構造を有している。ダミーゲートDGC2a及びDGC2bは、遮断部PW2の製造工程において、層間絶縁膜をウエットエッチングする際、XY平面にエッチング領域が広がるのを抑制するためのストッパーとして機能する。なお、ダミーゲートDGC2a及びDGC2bの平面形状は、四角環状に限定されず、任意の形状に設計され得る。
1.1.3 半導体記憶装置の断面構成
次に、半導体記憶装置の断面構成について、図5及び図6を用いて説明する。図5は、図2のI−I’線に沿った断面図であり、メモリ領域MRと周辺回路領域PRとの間の境界領域BR及び周辺回路領域PRの一部を示している。図6は、図2のII−II’線に沿った断面図であり、周辺回路領域PRと端部領域ERとの間の境界領域BR及び端部領域ERを示している。
次に、半導体記憶装置の断面構成について、図5及び図6を用いて説明する。図5は、図2のI−I’線に沿った断面図であり、メモリ領域MRと周辺回路領域PRとの間の境界領域BR及び周辺回路領域PRの一部を示している。図6は、図2のII−II’線に沿った断面図であり、周辺回路領域PRと端部領域ERとの間の境界領域BR及び端部領域ERを示している。
まず、メモリ領域MRと周辺回路領域PRとの間の境界領域BR及び周辺回路領域PRについて説明する。
図5に示すように、メモリ領域MRと周辺回路領域PRとの間の境界領域BR及び周辺回路領域PRには、p型ウェル領域20及び50、n+型拡散層領域51、素子分離領域STI、絶縁層52〜56、トランジスタTR、ダミートランジスタDT0、DT1a、及びDT1b、コンタクトプラグCG及びCS3、並びに導電体層29が設けられている。
境界領域BRのp型ウェル領域20及び周辺回路領域PRのp型ウェル領域50は、半導体基板100の表面近傍に設けられる。例えば、p型ウェル領域20とp型ウェル領域50との間は、素子分離領域STIによって離隔されている。素子分離領域STI内は、例えば酸化シリコン(SiO2)により埋め込まれている。n+型拡散層領域51は、p型ウェル領域50の表面近傍に設けられたn型不純物の拡散領域であり、周辺回路領域PR内に設けられたnチャネルMOSトランジスタTRのソースまたはドレインに対応している。p型ウェル領域には、例えばボロン(B)がドープされている。n+型拡散層領域51には、例えばリン(P)がドープされている。なお、p型ウェル領域20及び50は、半導体基板100の表面近傍に設けられた図示せぬn型ウェル領域内に設けられてもよい。
周辺回路領域PRに設けられているトランジスタTRは、ゲート絶縁膜60、導電体層61及び62、絶縁層63及び64を含む。より具体的には、p型ウェル領域50上には、ゲート絶縁膜60が設けられる。ゲート絶縁膜60上には、導電体層61及び62並びに絶縁層63が順に設けられる。導電体層61及び62並びに絶縁層63の側面(側壁)は、絶縁層64によって覆われている。導電体層61及び62は、トランジスタTRのゲート電極として使用される。
トランジスタTRのゲート電極(導電体層61)上には、コンタクトプラグCGが設けられている。コンタクトプラグCGは、Z方向に延伸した柱状の構造を有し、絶縁層52、53、55、及び63を貫通して設けられる。n+型拡散層領域51上には、コンタクトプラグCS3が設けられている。コンタクトプラグCS3は、Z方向に延伸した柱状の構造を有し、絶縁層52〜55を貫通して設けられる。
コンタクトプラグCG及びCS3上のそれぞれには、1つの導電体層29が設けられる。導電体層29は、トランジスタTRの制御に使用される配線である。各導電体層29には、その他のコンタクトや配線が接続されてもよい。コンタクトプラグCG及びCS3には、例えばタングステン(W)が含まれる。導電体層29には、例えば銅(Cu)が含まれる。
境界領域BRに設けられているダミートランジスタDT(DT0、DT1a、及びDT1b)は、トランジスタTRと同じゲート構造を有しているが、ゲート電極は電気的に接続されていない。また、ダミートランジスタDTには、ソース及びドレインに対応するn+型拡散層領域51が設けられていない。ダミートランジスタDT0は、境界領域BRとメモリ領域MRの境界に設けられており、メモリ領域MR側のゲート絶縁膜60、導電体層61及び62、絶縁層63及び64が削除された構造を有する。ダミートランジスタDT1aのゲートがダミーゲートDGC1aであり、ダミートランジスタDT1bのゲートがダミーゲートDGC1bである。従って、コンタクトプラグCS1と遮断部PW1との間にダミートランジスタDT1aが設けられており、周辺回路領域PRのトランジスタTRと遮断部PW1との間にダミートランジスタDT1bが設けられている。
半導体基板表面、素子分離領域STI、並びにトランジスタTR及びダミートランジスタDTの表面及び側面を被覆するように、絶縁層52及び53が順に設けられている。より具体的には、絶縁層52は、トランジスタTR及びダミートランジスタDTに対応する構造体の上面及び側面と、素子分離領域STIの上部とを覆っている。絶縁層52及び53は、トランジスタTR及びダミートランジスタDTに沿って設けられた部分を有している。絶縁層52は、例えばSiO2であり、絶縁層53は、例えば窒化シリコン(SiN)である。
絶縁層53上には、絶縁層54が設けられている。絶縁層54は、例えばNSG(Non-doped Silicate Glass)である。絶縁層54は、トランジスタTR及びダミートランジスタDTの間を埋め込むように設けられており、トランジスタTR及びダミートランジスタDTのゲートの上方には設けられていない。絶縁層54は、例えばCMP(chemical mechanical polishing)等により、トランジスタTR及びダミートランジスタDTの上面に設けられている絶縁層53が露出する高さまで除去され、平坦化されている。
境界領域BRにおいて、ダミーゲートDGC1aとDGC1bとの間に遮断部PW1が設けられている。遮断部PW1では、絶縁層52〜54が分断(除去)されている。より具体的には、ダミーゲートDGC1aとDGC1bとの間において、絶縁層52及び53が分離され、絶縁層55が半導体基板100に接している領域が遮断部PW1に相当する。絶縁層54が分離されているY方向の幅は、遮断部PW1のY方向の幅よりも広い。なお、図5の例では、ダミーゲートDGC1aとDGC1bとの間に絶縁層54が残存しているが、ダミーゲートDGC1aとDGC1bとの間の絶縁層54は全て除去されていてもよい。
絶縁層54、トランジスタTR及びダミートランジスタDT、並びに遮断部PW1を被覆するように、絶縁層55が設けられている。遮断部PW1では、絶縁層55は、半導体基板100(p型ウェル領域20)に接している。換言すれば、絶縁層55は、トランジスタTR及びダミートランジスタDTを被覆する第1部分と、遮断部PW1に対応し、半導体基板100に接する第2部分とを含む。絶縁層55は、例えばSiNである。絶縁層55には、例えば酸化シリコンよりも水素や水分を透過しにくい絶縁材料が好ましい。絶縁層55上には、絶縁層56が設けられている。絶縁層56は、例えば酸化シリコン(SiO2)である。
ダミートランジスタDT1aとダミートランジスタDT0との間には、底面がp型ウェル領域20に接するコンタクトプラグCS1が設けられている。コンタクトプラグCS1は、Z方向に延伸した柱状の構造を有し、絶縁層52〜55を貫通して設けられる。コンタクトプラグCS1には、例えばWが含まれる。コンタクトプラグCS1上には、導電体層29が設けられている。
次に、周辺回路領域PRと端部領域ERとの間の境界領域BR及び端部領域ERについて説明する。
図6に示すように、周辺回路領域PRと端部領域ERとの間の境界領域BR及び端部領域ERには、素子分離領域STI、絶縁層52〜56、ダミートランジスタDT2a、DT2b、DT3a、及びDT3b、コンタクトプラグCS2a及びCS2b、並びに導電体層29が設けられている。
端部領域ERにおいて、アライメントマークAM内には、リソグラフィの際にアライメントパターンとして用いられる素子分離領域STIが設けられている。更に、素子分離領域STI上には、ダミートランジスタDT1a及びDT1bと同じ構造を有するダミートランジスタDT3が設けられている。アライメントパターンとして用いられる素子分離領域STI及びダミートランジスタDT3は、XY平面において、任意の形状に設計され得る。
境界領域BRに設けられているダミートランジスタDT2a及びDT2bは、ダミートランジスタDT1a及びDT1bと同じ構造を有する。ダミートランジスタDT2aのゲートがダミーゲートDGC2aであり、ダミートランジスタDT2bのゲートがダミーゲートDGC2bである。従って、コンタクトプラグCS2aと遮断部PW2との間にダミートランジスタDT2aが設けられており、コンタクトプラグCS2bと遮断部PW2との間にダミートランジスタDT2bが設けられている。
半導体基板表面、並びにダミートランジスタDT(DT2a、DT2b、及びDT3)の表面及び側面を被覆するように、絶縁層52及び53が順に設けられている。より具体的には、絶縁層52は、ダミートランジスタDTに対応する構造体の上面及び側面と、素子分離領域STIの上部とを覆っている。絶縁層52及び53は、ダミートランジスタDTに沿って設けられた部分を有している。
絶縁層53上には、絶縁層54が設けられている。絶縁層54は、ダミートランジスタDTの間を埋め込むように設けられており、ダミートランジスタDTのゲートの上方には設けられていない。
境界領域BRにおいて、ダミーゲートDGC2aとDGC2bとの間に遮断部PW2が設けられている。遮断部PW2では、絶縁層52〜54が分断されている。より具体的には、ダミーゲートDGC2aとDGC2bとの間において、絶縁層52及び53が分離され、絶縁層55が半導体基板100に接している領域が遮断部PW2に相当する。絶縁層55は、遮断部PW2に対応し、半導体基板100に接する第3部分を更に含む。絶縁層54が分離されているY方向の幅は、遮断部PW2のY方向の幅よりも広い。図6の例では、Y方向において、ダミートランジスタDT2aと遮断部PW2との距離は、ダミートランジスタDT2bと遮断部PW2との距離よりも短い。このため、ダミーゲートDGC2aと遮断部PW2との間には、絶縁層54が残存していないが、ダミーゲートDGC2bと、遮断部PW2とに間には、絶縁層54が残存している。なお、図5と同様に、ダミーゲートDGC2aと遮断部PW2との間、及びダミーゲートDGC2bと遮断部PW2との間に絶縁層54が残存していてもよく、ダミーゲートDGC2aとダミーゲートDGC2bとの間の絶縁層54が全て除去されていてもよい。
端部領域ER内のアライメントマークAM内において、絶縁層52及び53が分断されている。また、アライメントマークAM内には、絶縁層54が設けられていない。
絶縁層54、ダミートランジスタDT、遮断部PW2、及びアライメントマークAMを被覆するように、絶縁層55が設けられている。遮断部PW2及びアライメントマークAMの一部では、絶縁層55は、半導体基板100に接している。絶縁層55は、アライメントマークAMに対応し、半導体基板100に接する第4部分を更に含む。絶縁層55上には、絶縁層56が設けられている。
ダミートランジスタDT2aと図示せぬ周辺回路領域PRとの間には、底面が半導体基板100に接するコンタクトプラグCS2aが設けられている。また、ダミートランジスタDT2bと端部領域ERとの間には、底面が半導体基板100に接するコンタクトプラグCS2bが設けられている。コンタクトプラグCS2a及びCS2bは、Z方向に延伸した柱状の構造を有し、絶縁層52〜55を貫通して設けられる。コンタクトプラグCS2a及びCS2bには、例えばWが含まれる。コンタクトプラグCS2a及びCS2b上には、導電体層29が設けられている。
1.2 メモリセルアレイの構成
次に、メモリセルアレイ10の構成について説明する。
次に、メモリセルアレイ10の構成について説明する。
1.2.1 メモリセルアレイの回路構成
まず、メモリセルアレイ10の回路構成の一例について、図7を用いて説明する。図7は、半導体記憶装置1の備えるメモリセルアレイ10の回路構成の一例を、メモリセルアレイ10に含まれた複数のブロックBLKのうち1つのブロックBLKを抽出して示している。
まず、メモリセルアレイ10の回路構成の一例について、図7を用いて説明する。図7は、半導体記憶装置1の備えるメモリセルアレイ10の回路構成の一例を、メモリセルアレイ10に含まれた複数のブロックBLKのうち1つのブロックBLKを抽出して示している。
図7に示すように、ブロックBLKは、例えば4つのストリングユニットSU0〜SU3を含んでいる。
各ストリングユニットSUは、ビット線BL0〜BLm(mは1以上の整数)にそれぞれ関連付けられた複数のNANDストリングNSを含んでいる。各NANDストリングNSは、例えばメモリセルトランジスタMT0〜MT11、並びに選択トランジスタST1及びST2を含んでいる。メモリセルトランジスタMTは、制御ゲート及び電荷蓄積層を含み、データを不揮発に保持する。選択トランジスタST1及びST2のそれぞれは、各種動作時におけるストリングユニットSUの選択に使用される。
各NANDストリングNSにおいて、メモリセルトランジスタMT0〜MT11は、直列接続される。選択トランジスタST1のドレインは、関連付けられたビット線BLに接続され、選択トランジスタST1のソースは、直列接続されたメモリセルトランジスタMT0〜MT11の一端に接続される。選択トランジスタST2のドレインは、直列接続されたメモリセルトランジスタMT0〜MT11の他端に接続される。選択トランジスタST2のソースは、ソース線SLに接続される。
同一のブロックBLKにおいて、メモリセルトランジスタMT0〜MT11の制御ゲートは、それぞれワード線WL0〜WL11に共通接続される。ストリングユニットSU0〜SU3内の選択トランジスタST1のゲートは、それぞれ選択ゲート線SGD0〜SGD3に共通接続される。選択トランジスタST2のゲートは、選択ゲート線SGSに共通接続される。
以上で説明したメモリセルアレイ10の回路構成において、ワード線WL0〜WL5は、後述するホールLMHに対応し、ワード線WL6〜WL11は、後述するホールUMHに対応している。ビット線BLは、各ストリングユニットSUで同一のカラムアドレスが割り当てられたNANDストリングNSによって共有される。ソース線SLは、例えば複数のブロックBLK間で共有される。
1つのストリングユニットSU内で共通のワード線WLに接続された複数のメモリセルトランジスタMTの集合は、例えばセルユニットCUと称される。例えば、それぞれが1ビットデータを記憶するメモリセルトランジスタMTを含むセルユニットCUの記憶容量が、「1ページデータ」として定義される。セルユニットCUは、メモリセルトランジスタMTが記憶するデータのビット数に応じて、2ページデータ以上の記憶容量を有し得る。
なお、第1実施形態に係る半導体記憶装置1が備えるメモリセルアレイ10の回路構成は、以上で説明した構成に限定されない。例えば、各NANDストリングNSが含むメモリセルトランジスタMT並びに選択トランジスタST1及びST2の個数は、それぞれ任意の個数に設計され得る。各ブロックBLKが含むストリングユニットSUの個数は、任意の個数に設計され得る。
また、ワード線WL5及びWL6間には、1本以上のダミーワード線が設けられてもよい。ダミーワード線が設けられる場合、各NANDストリングNSのメモリセルトランジスタMT5及びMT6間には、ダミーワード線の本数に対応してダミートランジスタが設けられる。ダミートランジスタは、メモリセルトランジスタMTと同様の構造を有し、データの記憶に使用されないトランジスタである。
1.2.2 メモリ領域の平面構成
次に、メモリ領域MRの平面構成について、図8を用いて説明する。図8は、メモリ領域MRにおける平面レイアウトの一例であり、1つのブロックBLK(すなわち、ストリングユニットSU0〜SU3)に対応する領域の一部を抽出して示している。
次に、メモリ領域MRの平面構成について、図8を用いて説明する。図8は、メモリ領域MRにおける平面レイアウトの一例であり、1つのブロックBLK(すなわち、ストリングユニットSU0〜SU3)に対応する領域の一部を抽出して示している。
図8に示すように、メモリ領域MRは、例えばセル領域CA、及び引出領域HAを含んでいる。また、メモリ領域MRにおいて半導体記憶装置1は、複数のスリットSLT、複数のメモリピラーMP、及び複数のコンタクトプラグCV及びCCを備えている。
セル領域CA及び引出領域HAは、それぞれがY方向に延伸して設けられ、X方向に並んでいる。セル領域CAは、メモリ領域MRの大部分を占めている。引出領域HAは、例えばX方向におけるセル領域CAの一端部分に設けられる。引出領域HAにおいて、選択ゲート線SGS、ワード線WL0〜WL11、並びに選択ゲート線SGDのそれぞれは、上層の配線層(導電体層)と重ならない部分(以下、「テラス部分」と表記する)を有している。この上層の配線層と重ならない部分の形状は、階段(step)等と類似している。引出領域HAは、X方向におけるセル領域CAの両端部分にそれぞれ設けられてもよい。
複数のスリットSLTは、それぞれがX方向に沿って延伸して設けられ、X方向においてセル領域CA及び引出領域HAを横切っている。また、複数のスリットSLTは、Y方向に配列している。スリットSLTは、同じ配線層に設けられ且つ当該スリットSLTを介して隣り合う導電体層間を分断している。具体的には、スリットSLTは、ワード線WL0〜WL11、並びに選択ゲート線SGD及びSGSにそれぞれ対応する複数の配線層を分断している。
各メモリピラーMPは、例えば1つのNANDストリングNSとして機能する。例えば、複数のメモリピラーMPは、セル領域CA内、且つ隣り合う2つのスリットSLT間の領域において、4列の千鳥状に配置される。これに限定されず、隣り合う2つのスリットSLT間におけるメモリピラーMPの個数及び配置は、適宜変更され得る。
複数のビット線BLは、それぞれの少なくとも一部がY方向に延伸し、X方向に配列している。各ビット線BLは、ストリングユニットSU毎に少なくとも1つのメモリピラーMPと重なるように配置される。本例において各メモリピラーMPの上方には、2本のビット線BLが配置されている。メモリピラーMPの上方に配置されている複数のビット線BLのうち1本のビット線BLと、当該メモリピラーMPとの間には、コンタクトプラグCVが設けられる。そして、各メモリピラーMPは、コンタクトプラグCVを介して対応するビット線BLと電気的に接続される。
各コンタクトプラグCCは、ワード線WL0〜WL11並びに選択ゲート線SGS及びSGDとロウデコーダモジュール16との間の接続に使用される。図8の例では、引出領域HR内のワード線WL0〜WL11並びに選択ゲート線SGS及びSGDのそれぞれのテラス部分に、1本のコンタクトプラグCCが配置されている。
以上で説明した実施形態におけるメモリセルアレイ10の平面レイアウトでは、スリットSLTによって区切られた領域のそれぞれが、1つのストリングユニットSUに対応している。つまり、本例では、各々がX方向に延伸したストリングユニットSU0〜SU3が、Y方向に配列している。そして、メモリ領域MR内では、例えば、各ブロックBLKに対応して、図8に示されたレイアウトがY方向に繰り返し配置される。
なお、図8に示された一例では、同一のブロックBLKに対応するストリングユニットSUが、スリットSLTによって区切られている。この場合、同一のブロックBLKに対応し且つ同一の配線層に設けられたワード線WLや選択ゲート線SGSのそれぞれは、異なる配線層を介して電気的に接続される。これに限定されず、ブロックBLKの境界に対応するスリットSLTに挟まれたスリットSLTは、少なくとも選択ゲート線SGDを分断していればよい。この場合、同一のブロックBLKで同一の配線層に設けられたワード線WLは、引出領域HRにおいて連続的に設けられ、電気的に接続される。
1.2.2 セル領域の断面構成
次に、セル領域CAの断面構成について、図9を用いて説明する。図9は、図8のII−II’線に沿った断面構造の一例であり、メモリピラーMPを含むY方向に沿った断面を示している。
次に、セル領域CAの断面構成について、図9を用いて説明する。図9は、図8のII−II’線に沿った断面構造の一例であり、メモリピラーMPを含むY方向に沿った断面を示している。
図9に示すように、セル領域CAにおいて半導体記憶装置1は、p型ウェル領域20、n+型拡散層領域21、絶縁層22、及び導電体層23〜27を含んでいる。
p型ウェル領域20は、半導体基板100の表面近傍に設けられる。n+型拡散層領域21は、p型ウェル領域20の表面近傍に設けられたn型不純物の拡散領域である。n+型拡散層領域21には、例えばリンがドープされている。
p型ウェル領域20上には、絶縁層22が設けられる。絶縁層22上には、導電体層23と絶縁層30とが交互に積層される。導電体層23は、例えばXY平面に沿って広がった板状に形成される。積層された複数の導電体層23は、選択ゲート線SGSとして使用される。
最上層の導電体層23上には、絶縁層31が設けられる。絶縁層31上には、導電体層24と絶縁層32とが交互に積層される。導電体層24は、例えばXY平面に沿って広がった板状に形成される。積層された複数の導電体層24は、p型ウェル領域20側から順に、それぞれワード線WL0〜WL5として使用される。
最上層の導電体層24上には、絶縁層33が設けられる。絶縁層33上には、導電体層25と絶縁層34とが交互に積層される。導電体層25は、例えばXY平面に沿って広がった板状に形成される。積層された複数の導電体層25は、p型ウェル領域20側から順に、それぞれワード線WL6〜WL11として使用される。
最上層の導電体層25上には、絶縁層35が設けられる。絶縁層35上には、導電体層26と絶縁層36とが交互に積層される。導電体層26は、例えばXY平面に沿って広がった板状に形成される。積層された複数の導電体層26は、選択ゲート線SGDとして使用される。
最上層の導電体層26上には、絶縁層37が設けられる。絶縁層37上には、導電体層27が設けられる。導電体層27は、例えばY方向に延伸したライン状に形成され、ビット線BLとして使用される。つまり、図示せぬ領域において複数の導電体層27は、X方向に沿って配列している。
導電体層23〜26は、例えばタングステンを含んでいる。導電体層27は、例えば銅を含んでいる。絶縁層22、30〜37には、例えば酸化シリコン(SiO2)が用いられる。
メモリピラーMPは、Z方向に沿って延伸して設けられ、導電体層23〜26を貫通している。また、メモリピラーMPの各々は、下層のホールLMH内に形成される第1部分と、上層のホールUMH内に形成される第2部分とを有している。
具体的には、ホールLMHに対応するメモリピラーMPの第1部分は、導電体層23及び24を貫通し、底部がp型ウェル領域20に接触している。ホールUMHに対応するメモリピラーMPの第2部分は、メモリピラーMPの第1部分の上に設けられ、導電体層25及び26を貫通している。メモリピラーMPの第1部分と第2部分との境界部分は、接合部JTとも呼ばれる。メモリピラーMPは、接合部JTにおいて外径が太くなった構造を有していてもよい。以下では、メモリピラーMPの第1部分が貫通している積層構造のことを下層部と呼び、メモリピラーMPの第2部分が貫通している積層構造のことを上層部と呼ぶ。
また、メモリピラーMPの各々は、例えば半導体層40、トンネル絶縁膜41、絶縁層42、及びブロック絶縁膜43を含んでいる。半導体層40、トンネル絶縁膜41、絶縁層42、及びブロック絶縁膜43のそれぞれは、メモリピラーMPの第1部分と第2部分との間で連続的に設けられている。
具体的には、半導体層40は、Z方向に沿って延伸して設けられる。例えば、半導体層40の上端は、最上層の導電体層26よりも上層に含まれ、半導体層40の下端は、p型ウェル領域20に接触している。トンネル絶縁膜41は、半導体層40の側面を覆っている。絶縁層42は、トンネル絶縁膜41の側面を覆っている。ブロック絶縁膜43は、絶縁層42の側面を覆っている。
以上で説明したメモリピラーMPの構造では、メモリピラーMPと導電体層23とが交差した部分が、選択トランジスタST2として機能する。メモリピラーMPと導電体層24とが交差した部分と、メモリピラーMPと導電体層25とが交差した部分とのそれぞれが、メモリセルトランジスタMTとして機能する。メモリピラーMPと導電体層26とが交差した部分が、選択トランジスタST1として機能する。つまり、半導体層40は、メモリセルトランジスタMT0〜MT11並びに選択トランジスタST1及びST2のそれぞれのチャネルとして機能する。絶縁層42は、メモリセルトランジスタMTの電荷蓄積層として機能する。
メモリピラーMP内の半導体層40上には、柱状のコンタクトプラグCVが設けられる。コンタクトプラグCVの上面には、1つの導電体層27、すなわち1本のビット線BLが接触している。上述したように、1つの導電体層27(1本のビット線BL)には、スリットSLTによって区切られた空間のそれぞれにおいて、1本のコンタクトプラグCVが接続される。コンタクトプラグCVには、例えばタングステンが含まれる。
スリットSLTは、少なくとも一部がXZ平面に沿って広がった板状に形成され、絶縁層22、導電体層23〜26、絶縁層30〜36を分断している。スリットSLTの上端は、最上層の導電体層26と導電体層27との間の層に含まれている。スリットSLTの下端は、p型ウェル領域20内のn+型拡散層領域21に接触している。また、スリットSLTは、例えばコンタクトLI及びスペーサSPを含んでいる。
コンタクトLIは、少なくとも一部がXZ平面に沿って広がった板状に形成される。コンタクトLIの底部は、n+型拡散層領域21と電気的に接続されている。コンタクトLIは、ソース線SLとして使用される。コンタクトLIは、半導体であってもよいし、金属であってもよい。スペーサSPは、コンタクトLIの側面を覆っている。コンタクトLIと、導電体層23〜26並びに絶縁層30〜36のそれぞれとの間は、スペーサSPによって離隔されている。つまり、コンタクトLIとスリットSLTに隣接した複数の配線層との間は、スペーサSPによって絶縁される。スペーサSPとしては、酸化シリコン(SiO2)や窒化シリコン(SiN)等の絶縁体が使用される。
1.2.3 メモリピラーMPの平面構成
次に、メモリピラーMPの平面構成について、図10を用いて説明する。図10は、メモリピラーMPの平面構造の一例を示している。より具体的には、図10は、半導体基板100の表面に平行且つ導電体層24を含む層におけるメモリピラーMPの断面構造を示している。
次に、メモリピラーMPの平面構成について、図10を用いて説明する。図10は、メモリピラーMPの平面構造の一例を示している。より具体的には、図10は、半導体基板100の表面に平行且つ導電体層24を含む層におけるメモリピラーMPの断面構造を示している。
図10に示すように、導電体層24を含む層では、半導体層40は、例えばメモリピラーMPの中央部に設けられる。トンネル絶縁膜41は、半導体層40の周囲を囲っている。絶縁層42は、トンネル絶縁膜41の周囲を囲っている。ブロック絶縁膜43は、絶縁層42の周囲を囲っている。導電体層24は、ブロック絶縁膜43の周囲を囲っている。トンネル絶縁膜41及びブロック絶縁膜43のそれぞれは、例えば酸化シリコン(SiO2)を含んでいる。絶縁層42は、例えば窒化シリコン(SiN)を含んでいる。なお、各メモリピラーMPは、半導体層40の内側に絶縁層をさらに含み、メモリピラーMPの中央部に当該絶縁層が位置していてもよい。
1.2.4 引出領域の断面構成
次に、引出領域HAの断面構成について、図11を用いて説明する。図11は、図8のIII−III’線に沿った断面構造の一例であり、引出領域HAのX方向に沿った断面を示している。図11には、セル領域CAの一部も併せて示されている。
次に、引出領域HAの断面構成について、図11を用いて説明する。図11は、図8のIII−III’線に沿った断面構造の一例であり、引出領域HAのX方向に沿った断面を示している。図11には、セル領域CAの一部も併せて示されている。
図11に示すように、引出領域HAでは、例えば選択ゲート線SGS、ワード線WL0〜WL11、並びに選択ゲート線SGDのそれぞれの端部は、X方向に段差を有する階段状に設けられている。また、複数のコンタクトプラグCCが、選択ゲート線SGSに対応する導電体層23と、ワード線WL0〜WL5にそれぞれ対応する複数の導電体層24と、ワード線WL6〜WL11にそれぞれ対応する複数の導電体層25と、選択ゲート線SGDに対応する複数の導電体層26とのそれぞれのテラス部分に、それぞれ設けられる。
各コンタクトプラグCC上には、1つの導電体層28が設けられる。各導電体層28は、図示せぬ領域を介してロウデコーダモジュール16に電気的に接続される。つまり、導電体層23〜26の各々は、コンタクトプラグCC及び導電体層28を介して、ロウデコーダモジュール16に電気的に接続される。導電体層28は、少なくとも最上層の導電体層26よりも上層に含まれていればよく、導電体層27と同じ配線層に設けられてもよい。
なお、引出領域HAにおいて、積層配線は、Y方向に段差を有していてもよい。例えば、積層されたワード線WLの端部においてY方向に形成される段差の数は、任意の数に設計され得る。つまり、半導体記憶装置1において、引出領域HAにおけるワード線WLの端部は、任意の列数の階段状に設計され得る。
1.3 遮断部の製造方法
次に、遮断部PW1及びPW2の製造方法について、図12〜図14を用いて説明する。本実施形態では、遮断部PW1及びPW2における絶縁層54の加工と、アライメントマークAM内の絶縁層54の加工とを一括して行う場合について説明する。図12〜図14の例は、図6に対応する遮断部PW2とアライメントマークAMの断面構造を示しているが、遮断部PW1も同様である。
次に、遮断部PW1及びPW2の製造方法について、図12〜図14を用いて説明する。本実施形態では、遮断部PW1及びPW2における絶縁層54の加工と、アライメントマークAM内の絶縁層54の加工とを一括して行う場合について説明する。図12〜図14の例は、図6に対応する遮断部PW2とアライメントマークAMの断面構造を示しているが、遮断部PW1も同様である。
図12に示すように、まず、半導体基板100に設けられたダミートランジスタDT(及び図示せぬトランジスタTR)を被覆するように絶縁層52〜54が形成される。次に、例えばCMPにより、絶縁層54が平坦化される。このとき、ダミートランジスタDTのゲート上の絶縁層54は除去される。次に、遮断部PW1及びPW2並びにアライメントマークAMを加工するため、レジスト70のマスクパターンが形成される。本実施形態では、遮断部PW1及びPW2並びにアライメントマークAMの加工を一括して行う。アライメントマークAMが絶縁層54により平坦化されると、リソグラフィ工程において位置合わせ不良が発生しやすくなるため、アライメントマークAM内の絶縁層54は除去される。
図13に示すように、RIE(reactive ion etching)により絶縁層52〜54を加工し、マスクパターンの開口部下方の半導体基板100を露出させる。次に、ウエットエッチングにより、マスクパターンの開口部から絶縁層54を等方的にエッチングする。このとき、アライメントマークAMにおいて、2つのダミートランジスタDT3に囲まれた領域内の絶縁層54が除去されるように、ウエットエッチング量を調整する。遮断部PW2では、ダミーゲートDGC2a及びDGC2bに囲まれた領域内の絶縁層54が加工される。すなわち、ダミーゲートDGC2a及びDGC2bがウエットエッチングに対するストッパーとなり、コンタクトプラグCS2a及びCS2bに対応する領域の絶縁層54は加工されない。
図14に示すように、レジスト70を除去した後、絶縁層55を形成する。
1.4 本実施形態に係る効果
本実施形態に係る構成であれば、半導体記憶装置の歩留まりを向上できる。本効果につき、詳述する。
本実施形態に係る構成であれば、半導体記憶装置の歩留まりを向上できる。本効果につき、詳述する。
メモリセルトランジスタが三次元に積層された半導体記憶装置では、例えば周辺回路領域PRにおいてトランジスタTR等を形成した後に、メモリ領域MRにおいてメモリセルアレイ10の積層配線が形成される。積層配線は、その形成過程においてトランジスタTRへの水素の供給源となり得る。トランジスタTRに水素が供給されるとトランジスタ特性が変動し、半導体記憶装置の歩留まり低下の要因になり得る。
これに対し、本実施形態に係る構成であれば、メモリ領域MRと周辺回路領域PRとの間及び周辺回路領域PRと端部領域ERとの間に遮断部PWを設け、遮断部PWにおいて半導体基板100に接するように絶縁層55を形成することにより、トランジスタTRへの水素の供給パスを削減し、トランジスタTRに対する水素の影響を低減することができる。よって、半導体記憶装置の歩留まりを向上できる。
更に本実施形態に係る構成であれば、2つのダミーゲートDGCの間に遮断部PWを設けることができる。ダミーゲートDGCを設けることにより、ウエットエッチングにより遮断部PW及びアライメントマークAMを一括して加工した際に、コンタクトプラグCS(CS1、CS2a、CS2b)の形成領域において、絶縁層54が加工されるのを防止できる。
2.第2実施形態
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態では、第1実施形態とは異なる遮断部PWの構造について説明する。以下、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態では、第1実施形態とは異なる遮断部PWの構造について説明する。以下、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
2.1. 半導体記憶装置の平面レイアウト
半導体記憶装置1の平面レイアウトについて、図15及び図16を用いて説明する。図15は、半導体記憶装置1の平面レイアウトの一例を示している。図16は、図15の領域A1を示している。
半導体記憶装置1の平面レイアウトについて、図15及び図16を用いて説明する。図15は、半導体記憶装置1の平面レイアウトの一例を示している。図16は、図15の領域A1を示している。
図15に示すように、本実施形態では、ダミーゲートDGC1aにメモリ領域MRに向かって突出する複数の突出部が設けられている。
図16に示すように、より具体的には、突出部TSは、ダミーゲートDGC1aの遮断部PW1と向かい合う面S1に対向する面S2に、遮断部PW1から遠ざかる方向、すなわちメモリ領域MRに向かって突出する突出部TSが設けられている。突出部TSは、例えばY方向に延伸するダミーゲートDGC1aと隣り合い、Y方向に離間して配置された2つのコンタクトプラグCS1の間において、X方向に延伸するように配置されている。ダミーゲートDGC1aとコンタクトプラグCS1との距離をL1とし、突出部TSのX方向(メモリ領域MRに向かう方向)の長さをL2とすると、L1<L2の関係にある。なお、突出部TSは、第1実施形態の図5で説明したダミートランジスタDT0のゲートと接続されていてもよい。突出部TSの個数、配置、長さ等は、任意に設計され得る。
突出部TSは、絶縁層54のエッチング工程においてウエットエッチング溶液がコンタクトプラグCS1の形成領域に染み出した場合に、絶縁層54のエッチング領域が広がるのを防止するストッパーとして機能する。
例えば、第1実施形態の図12で説明した絶縁層54の平坦化において、製造ばらつきにより、ダミーゲートDGC1a上に絶縁層54が残存する可能性がある。この場合、図13で説明したウエットエッチングを行った際に、ダミーゲートDGC1aの上方の絶縁層54も除去される。このため、ウエットエッチング溶液がコンタクトプラグCS1の形成領域まで染み出し、当該領域の絶縁層54が加工される。突出部TSを設けることにより、ウエットエッチング溶液がコンタクトプラグCS1の領域まで染み出した場合においても、ダミーゲートDGC1aに沿った方向に、絶縁層54のエッチング領域が広がるのを抑制できる。なお、突出部TSは、ダミーゲートDGC1b、DGC2a、及びDGC2bに設けられてもよい。この場合、ダミーゲートDGCに隣り合う遮断部PWから遠ざかる方向に、突出部TSが設けられる。
2.2 本実施形態に係る効果
本実施形態に係る構成であれば、第1実施形態と同様の効果が得られる。
本実施形態に係る構成であれば、第1実施形態と同様の効果が得られる。
更に、本実施形態に係る構成であれば、ダミーゲートDGC1aに突出部TSを設けることができる。これにより、ウエットエッチングにより絶縁層54を加工する際に、コンタクトプラグCS1が形成される領域にウエットエッチング溶液が染み出しても、当該領域において絶縁層54のエッチング領域が広がるのを抑制できる。
3.第3実施形態
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態では、第1実施形態と異なるコンタクトプラグCS2a及びCS2bの形状について3つの例を説明する。以下、第1及び第2実施形態と異なる点を中心に説明する。
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態では、第1実施形態と異なるコンタクトプラグCS2a及びCS2bの形状について3つの例を説明する。以下、第1及び第2実施形態と異なる点を中心に説明する。
3.1. 第1例
まず、第1例の半導体記憶装置1の平面レイアウトについて、図17及び図18を用いて説明する。図17は、半導体記憶装置1の平面レイアウトの一例を示している。図18は、図17の領域A2を示している。なお、図17の例では、説明を簡略化するため、遮断部PW1、コンタクトプラグCS1、ダミーゲートDGC1a及びDGC1b、並びにアライメントマークAMが省略されている。
まず、第1例の半導体記憶装置1の平面レイアウトについて、図17及び図18を用いて説明する。図17は、半導体記憶装置1の平面レイアウトの一例を示している。図18は、図17の領域A2を示している。なお、図17の例では、説明を簡略化するため、遮断部PW1、コンタクトプラグCS1、ダミーゲートDGC1a及びDGC1b、並びにアライメントマークAMが省略されている。
図17に示すように、本例では、ダミーゲートDGC2a及びDGC2bにおいて、遮断部PW2と向かい合う面に対向する面に、遮断部PW2から遠ざかる方向に延伸する突出部TSがそれぞれ設けられている。コンタクトプラグCS2aは、環状部分の内側に突出した突出部TSを有するダミーゲートDGC2aの内周に沿って設けられている。コンタクトプラグCS2bは、環状部分の外側(端部領域ER側)に突出した突出部TSを有するダミーゲートDGC2bの外周に沿って設けられている。
図18に示すように、ダミーゲートDGC2aは、例えばY方向に延伸する遮断部PW2と向かい合う面S3に対向する面S4に、遮断部PW2から遠ざかる方向(図18の例ではX方向)に突出する突出部TSが設けられている。コンタクトプラグCS2aは、突出部TSに沿って、例えば矩形状に折れ曲がった曲がり部分が設けられている。より具体的には、コンタクトプラグCS2aは、例えば5つの直線部分CS2a−1〜CS2a−5を含む。直線部分CS2a−1は、例えばダミーゲートDGC2aのY方向に延伸する面S4と隣り合うように配置され、Y方向に延伸している。直線部分CS2a−2は、例えば突出部TSのY方向を向いた一方の面S5と隣り合うように配置され、X方向に延伸している。直線部分CS2a−3は、例えば突出部TSのX方向を向いた面S6と隣り合うように配置され、Y方向に延伸している。直線部分CS2a−4は、例えば突出部TSのY方向を向いた他方の面S7と隣り合うように配置され、X方向に延伸している。直線部分CS2a−5は、例えばダミーゲートDGC2aのY方向に延伸する面S4と隣り合うように配置され、Y方向に延伸している。直線部分CS2a−1の一端に直線部分CS2a−2の一端が接続され、直線部分CS2a−2の他端に、直線部分CS2a−3の一端が接続されている。直線部分CS2a−3の他端に直線部分CS2a−4の一端が接続され、直線部分CS2a−4の他端に、直線部分CS2a−5の一端が接続されている。
ダミーゲートDGC2bは、例えばY方向に延伸する遮断部PW2と向かい合う面に対向する面に、遮断部PW2から遠ざかる方向(図18の例ではX方向)に突出する突出部TSが設けられている。コンタクトプラグCS2bは、コンタクトプラグCS2aと同様に、突出部TSに沿って、例えば矩形状に折れ曲がった曲がり部分が設けられている。
なお、ダミーゲートDGC2a及びDGC2bにおける突出部TSの個数及び配置は、任意に設計され得る。また、突出部TSに対応するコンタクトプラグCS2a及びCS2bの曲がり部分は、円弧形状であってもよく、任意の形状に設計され得る。
3.2. 第2例
次に、第2例の半導体記憶装置1の平面レイアウトについて、図19及び図20を用いて説明する。図19は、半導体記憶装置1の平面レイアウトの一例を示している。図20は、図19の領域A2を示している。なお、図19の例では、説明を簡略化するため、遮断部PW1、コンタクトプラグCS1、ダミーゲートDGC1a及びDGC1b、並びにアライメントマークAMが省略されている。
次に、第2例の半導体記憶装置1の平面レイアウトについて、図19及び図20を用いて説明する。図19は、半導体記憶装置1の平面レイアウトの一例を示している。図20は、図19の領域A2を示している。なお、図19の例では、説明を簡略化するため、遮断部PW1、コンタクトプラグCS1、ダミーゲートDGC1a及びDGC1b、並びにアライメントマークAMが省略されている。
図19に示すように、本例では、第1例と同様に、ダミーゲートDGC2a及びDGC2bにおいて遮断部PW2と対向する側面に突出部TSがそれぞれ設けられている。コンタクトプラグCS2aは、環状部分の内側に突出した突出部TSを有するダミーゲートDGC2aの内周に沿って設けられており、一部が分断して配置されている。同様に、コンタクトプラグCS2bは、環状部分の外側に突出した突出部TSを有するダミーゲートDGC2bの外周に沿って設けられており、一部が分断して配置されている。
コンタクトプラグCS2a及びCS2bが分断されていることにより、絶縁層56は、コンタクトプラグCS2a及びCS2bにより分断されない。
図20に示すように、ダミーゲートDGC2aは、例えばY方向に延伸する環状部分の遮断部PW2と向かい合う面S3に対向する面S4に、遮断部PW2から遠ざかる方向に突出する突出部TSが設けられている。コンタクトプラグCS2aは、突出部TSにより分断されており、突出部TSに沿って、離隔したコンタクトプラグが設けられている。より具体的には、コンタクトプラグCS2aは、3つの直線部分CS2a−6〜CS2a−8を含む。直線部分CS2a−6及びCS2a−8は、例えばダミーゲートDGC2aのY方向に延伸する面S4と隣り合うように配置され、Y方向に延伸している。そして、直線部分CS2a−6と直線部分CS2a−8との間に、突出部TSが配置されている。直線部分CS2a―7は、Y方向に延伸し、突出部TSのX方向を向いた面S6と隣り合うように配置されている。
直線部分CS2a−6と直線部分CS2a−8との距離をL3とし、直線部分CS2a−7のY方向の長さをL4とすると、L3<L4の関係にある。長さL4を距離L3よりも長くすることにより、端部領域ERで発生したクラックや層間絶縁膜等の剥離に対するストッパーとしての機能を有することができる。また、ダミーゲートDGC2aの突出部TSが設けられている面S4と直線部分CS2a−6及びCS2a−8との距離をL5とし、面S4と直線部分CS2a−6との距離をL6とするとL5<L6の関係にある。
ダミーゲートDGC2bは、例えばY方向に延伸する遮断部PW2と向かい合う面に対向する面に、遮断部PW2から遠ざかる方向に突出する突出部TSが設けられている。コンタクトプラグCS2bは、コンタクトプラグCS2aと同様に、突出部TSに沿って、離隔したコンタクトプラグが設けられている。
なお、ダミーゲートDGC2a及びDGC2bにおける突出部TSの個数及び配置は、任意に設計され得る。また、直線部分CS2a−7は、円弧形状であってもよく、任意の形状に設計され得る。
3.3. 第3例
次に、第3例の半導体記憶装置1の平面レイアウトについて、図21及び図22を用いて説明する。図21は、半導体記憶装置1の平面レイアウトの一例を示している。図22は、図21の領域A2を示している。なお、図21の例では、説明を簡略化するため、遮断部PW1、コンタクトプラグCS1、ダミーゲートDGC1a及びDGC1b、並びにアライメントマークAMが省略されている。
次に、第3例の半導体記憶装置1の平面レイアウトについて、図21及び図22を用いて説明する。図21は、半導体記憶装置1の平面レイアウトの一例を示している。図22は、図21の領域A2を示している。なお、図21の例では、説明を簡略化するため、遮断部PW1、コンタクトプラグCS1、ダミーゲートDGC1a及びDGC1b、並びにアライメントマークAMが省略されている。
図21に示すように、第2例と異なり、コンタクトプラグCS2aの直線部分CS2a−7が複数に分割されている。他の構成は、第2例と同じである。
図22に示すように、本例では、第2例の図20で説明した直線部分CS2a―7が、複数(本例では8つ)に分割され、Y方向に沿って配置されている。
なお、直線部分CS2a―7の分割の個数及び配置は、任意に設計され得る。
3.4 本実施形態に係る効果
本実施形態に係る構成であれば、第1及び第2実施形態と同様の効果が得られる。
本実施形態に係る構成であれば、第1及び第2実施形態と同様の効果が得られる。
更に、本実施形態の第2例及び第3例に係る構成であれば、コンタクトプラグCS2a及びCS2bは分断された構造を有する。これにより、絶縁層56は、コンタクトプラグCS2a及びCS2bにより分断されない。このため、例えば、絶縁層56を加工してコンタクトプラグCS2a及びCS2b等を形成する際に、絶縁層56がチャージアップされ、分断された絶縁層56間で電位差が生じアーキングが発生するのを抑制できる。従って、半導体記憶装置の歩留まりを向上できる。
なお、第3実施形態は加工な限り組み合わせることができる。例えば、コンタクトプラグCS2aに第1例の構造を適用し、コンタクトプラグCS2bに第2例の構造を適用してもよい。また、1つのコンタクトプラグCS2aまたはCS2bに対して、第1例〜第3例の構造を組み合わせて適用してもよい。
4.第4実施形態
次に、第4実施形態について説明する。第4実施形態では、ダミーゲートDGC2a及びDGC2bが廃された場合について説明する。以下、第1乃至第3実施形態と異なる点を中心に説明する。
次に、第4実施形態について説明する。第4実施形態では、ダミーゲートDGC2a及びDGC2bが廃された場合について説明する。以下、第1乃至第3実施形態と異なる点を中心に説明する。
4.1. 半導体記憶装置の平面レイアウト
半導体記憶装置1の平面レイアウトについて、図23を用いて説明する。図23は、半導体記憶装置1の平面レイアウトの一例を示している。なお、図23の例では、説明を簡略化するため、遮断部PW1、コンタクトプラグCS1、ダミーゲートDGC1a及びDGC1b、並びにアライメントマークAMが省略されている。
半導体記憶装置1の平面レイアウトについて、図23を用いて説明する。図23は、半導体記憶装置1の平面レイアウトの一例を示している。なお、図23の例では、説明を簡略化するため、遮断部PW1、コンタクトプラグCS1、ダミーゲートDGC1a及びDGC1b、並びにアライメントマークAMが省略されている。
図23に示すように、本実施形態は、第3実施形態の第2例の図19から、ダミーゲートDGC2a及びDGC2bが廃されている。他の構成は、図19と同様である。
4.2 本実施形態に係る効果
本実施形態に係る構成であれば、第3実施形態の第2例及び第3例と同様の効果が得られる。
本実施形態に係る構成であれば、第3実施形態の第2例及び第3例と同様の効果が得られる。
なお、第3実施形態の第3例において、ダミーゲートDGC2a及びDGC2bが廃されてもよい。
5.変形例等
上記実施形態に係る半導体記憶装置は、メモリセルアレイ(10)を含む第1領域(MR)、メモリセルアレイを制御する回路(13)を含む第2領域(PR)、第1領域と第2領域とを分ける第3領域(BR)、及び第3領域を囲む第4領域(ER)を含む基板(100)と、第2領域に設けられた第1トランジスタ(TR)と、第3領域において、第1領域と第1トランジスタとの間に設けられ、ゲートが電気的に非接続状態にある第2トランジスタ(DT1a)と、第3領域において、第1トランジスタと第2トランジスタとの間に設けられ、ゲートが電気的に非接続状態にある第3トランジスタ(DT1b)と、第1乃至第3トランジスタの上方に設けられた第1部分と、第2トランジスタと第3トランジスタとの間において、基板に接する第2部分(PW1)とを含む第1絶縁層(55)とを含む。
上記実施形態に係る半導体記憶装置は、メモリセルアレイ(10)を含む第1領域(MR)、メモリセルアレイを制御する回路(13)を含む第2領域(PR)、第1領域と第2領域とを分ける第3領域(BR)、及び第3領域を囲む第4領域(ER)を含む基板(100)と、第2領域に設けられた第1トランジスタ(TR)と、第3領域において、第1領域と第1トランジスタとの間に設けられ、ゲートが電気的に非接続状態にある第2トランジスタ(DT1a)と、第3領域において、第1トランジスタと第2トランジスタとの間に設けられ、ゲートが電気的に非接続状態にある第3トランジスタ(DT1b)と、第1乃至第3トランジスタの上方に設けられた第1部分と、第2トランジスタと第3トランジスタとの間において、基板に接する第2部分(PW1)とを含む第1絶縁層(55)とを含む。
上記実施形態を適用することにより、歩留まりを向上できる半導体記憶装置を提供できる。
なお、実施形態は上記説明した形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、トランジスタTR及びダミートランジスタDTがそれぞれp型ウェル領域50及び20上に設けられた場合について例示したが、これに限定されない。例えば、トランジスタTR及びダミートランジスタDTのそれぞれは、n型ウェル領域上に設けられてもよい。この場合、n+型拡散層領域の代わりにp+拡散層領域が設けられ、トランジスタTRとして、pチャネルMOSトランジスタが設けられる。
例えば、上記実施形態は、可能な限り組み合わせることができる。
また、上記実施形態における「接続」とは、間に例えばトランジスタあるいは抵抗等、他の何かを介在させて間接的に接続されている状態も含む。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…半導体記憶装置、2…メモリコントローラ、10…メモリセルアレイ、11…コマンドレジスタ、12…アドレスレジスタ、13…シーケンサ、14…センスアンプモジュール、15…ドライバモジュール、16…ロウデコーダモジュール、20、50…p型ウェル領域、21、51…n+型拡散層領域、22、30〜37、42、52〜56、63、64…絶縁層、23〜29、61、62…導電体層、40…半導体層、41…トンネル絶縁膜、43…ブロック絶縁膜、60…ゲート絶縁膜、70…レジスト、100…半導体基板、AM…アライメントマーク、BL…ビット線、BLK…ブロック、CS1、CS2a、CS2b、CS3…コンタクトプラグ、CS2a−1〜CS2a−5…直線部分、CS2b−1〜CS2b−5…直線部分、DGC1a、DGC1b、DGC2a、DGC2b…ダミーゲート、DT0、DT1a、DT1b、DT2a、DT2b、DT3…ダミートランジスタ、MT…メモリセルトランジスタ、PW…遮断部、SGD…選択ゲート線、ST1、ST2…選択トランジスタ、SU…ストリングユニット、TR…トランジスタ、WL…ワード線。
Claims (10)
- メモリセルアレイを含む第1領域、前記メモリセルアレイを制御する回路を含む第2領域、前記第1領域と前記第2領域とを分ける第3領域、及び前記第3領域を囲む第4領域を含む基板と、
前記第2領域に設けられた第1トランジスタと、
前記第3領域において、前記第1領域と前記第1トランジスタとの間に設けられ、ゲートが電気的に非接続状態にある第2トランジスタと、
前記第3領域において、前記第1トランジスタと前記第2トランジスタとの間に設けられ、ゲートが電気的に非接続状態にある第3トランジスタと、
前記第1乃至第3トランジスタの上方に設けられた第1部分と、前記第2トランジスタと前記第3トランジスタとの間において、前記基板に接する第2部分とを含む第1絶縁層と
を備える、
半導体記憶装置。 - 前記第2トランジスタは、前記第1領域を囲む環状のゲートを有し、
前記第2部分は、前記第2トランジスタを囲むように設けられ、
前記第3トランジスタは、前記第2部分を囲む環状のゲートを有する、
請求項1に記載の半導体記憶装置。 - 前記第3領域において、前記第1領域と前記第2トランジスタとの間に設けられた複数の第1コンタクトプラグを更に備え、
前記第2トランジスタの前記ゲートは、前記第2部分と向かい合う第1面に対向する第2面に、前記複数の第1コンタクトプラグの間に配置され、前記第1領域に向かって延伸する第1突出部分を有する、
請求項2に記載の半導体記憶装置。 - 前記第3領域において、前記第2領域と前記第4領域との間に設けられ、ゲートが電気的に非接続状態にある第4トランジスタと、
前記第3領域において、前記第4トランジスタと前記第4領域との間に設けられ、ゲートが電気的に非接続状態にある第5トランジスタと、
前記第3領域において、前記第2領域と前記第4トランジスタとの間に設けられた第2コンタクトプラグと、
前記第3領域において、前記第5トランジスタと前記第4領域との間に設けられた第3コンタクトプラグと、
を更に備え、
前記第1絶縁層は、前記第4トランジスタと前記第5トランジスタとの間において、前記基板に接する第3部分を更に含む、
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の半導体記憶装置。 - 前記第4トランジスタの前記ゲートは、前記第1及び第2領域を囲む環状形状を有し、
前記第3部分は、前記第4トランジスタを囲むように設けられ、
前記第5トランジスタの前記ゲートは、前記第3部分を囲む環状形状を有する、
請求項4に記載の半導体記憶装置。 - 前記第4トランジスタの前記ゲートは、前記第3部分と向かい合う第3面に対向する第4面に、前記第3部分から遠ざかる方向に延伸する第2突出部分を有し、
前記第5トランジスタの前記ゲートは、前記第3部分と向かい合う第5面に対向する第6面に、前記第3部分から遠ざかる方向に延伸する第3突出部分を有する、
請求項5に記載の半導体記憶装置。 - 前記第2コンタクトプラグは、前記第1及び第2領域を囲む環状構造を有し、
前記第4面と隣り合い、第1方向に延伸する第4部分と、
一端が前記第1部分に接続され、前記第2突出部分と隣り合い、前記第4面から遠ざかる第2方向に延伸する第5部分と、
一端が前記第5部分の他端に接続され、前記第2突出部分と隣り合い、前記第1方向に延伸する第6部分と、
一端が前記第6部分の他端に接続され、前記第2突出部分と隣り合い、前記第2方向に延伸する第7部分と、
一端が前記第7部分の他端に接続され、前記第4面と隣り合い、前記第1方向に延伸する第8部分と、
を含む、
請求項6に記載の半導体記憶装置。 - 前記第2コンタクトプラグは、
前記第4面と隣り合い、各々が第3方向に離間して配置され、前記第3方向に延伸する第8及び第9部分と、
前記第8及び第9部分とは前記第4面から遠ざかる第4方向に離間して配置され、前記第2突出部分と隣り合い、前記第3方向に延伸する第10部分と、
を含み、
前記第10部分の前記第3方向の長さは、前記第8部分と前記第9部分とが離間されている距離よりも長い、
請求項6に記載の半導体記憶装置。 - 前記第10部分は、前記第3方向に離間して配置される複数の第11部分を含む、
請求項8に記載の半導体記憶装置。 - メモリセルアレイを含む第1領域、前記メモリセルアレイを制御する回路を含む第2領域、前記第1領域と前記第2領域とを分ける第3領域、及び前記第3領域を囲みチップ外周を含む第4領域、を含む基板と、
前記第3領域において、前記基板の上方に設けられた第1部分と、前記基板に接し前記第1及び第2領域を囲む環状形状を有する第2部分とを含む第1絶縁層と、
前記第3領域において、前記第1及び第2領域と前記第2部分との間に設けられた第1コンタクトプラグと、
前記第3領域において、前記第2部分と前記第4領域との間に設けられた第2コンタクトプラグと、
を備え、
前記第1コンタクトプラグは、
前記第2部分と隣り合い、各々が第1方向に離間して配置され、前記第1方向に延伸する第3及び第4部分と、
前記第3及び第4部分とは前記第2部分から遠ざかる第2方向に離間して配置され、前記第1方向に延伸する第5部分と、
を含み、
前記第5部分の前記第1方向の長さは、前記第3部分と前記第4部分とが離間されている距離よりも長い、
半導体記憶装置。
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