JP2021062525A - インクジェット記録装置およびインクジェット記録装置の監視方法 - Google Patents
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Description
<使用状態>
最初に、本発明の実施例1におけるインクジェット記録装置600の使用状態について、図1および図2を用いて説明する。図1は、本実施例1におけるインクジェット記録装置600の使用状態を示す斜視図である。図2は、本実施例におけるインクジェット記録装置600おいて印字ヘッド2と周辺部品を組合せた状態を示す斜視図である。
次に、本実施例におけるインクジェット記録装置600の経路構成について、図3を用いて説明する。
まず、本実施例におけるインクジェット記録装置600のインク供給経路について説明する。図3において、本体1には、循環するインク68Aを保持するインク容器31が備えられている。インク容器31は、インク68Aに浸漬している部分で経路(供給用)801に接続されており、経路801の途中には、経路の開閉を行う電磁弁(供給用)49を設置している。
次に、実施例1におけるインクジェット記録装置600の本体1の構成について、図4を用いて説明する。図4は、本体1の内部構造を示す概念図である。本体1内部の上部エリアには、制御回路60、電源61、等の電気系部品が配置され、本体1の前面上部には操作表示部12が配置されている。また、本体1内部の下部後方エリアには、流路ボード58が配置されており、流路ボードには、ポンプ34〜36、電磁弁49〜52、粘度測定器45が組み付けられている。
次に、実施例1におけるインクジェット記録装置600の印字ヘッド2の構成について、図5を用いて説明する。図5において、(A)は印字ヘッド2の外観斜視図を示し、(B)は保護カバー82を外した状態の印字ヘッド2の外観斜視図を示し、(C)は保護カバー82と(点線で示す)遮光カバー(ヘッド用)83を外した状態の印字ヘッド2の外観斜視図を示す。
次に、本実施例におけるインクジェット記録装置600の印字動作について、図3の経路構成図を用いて説明する。図3において、印字動作が行われている運転動作中においては、電磁弁49が通電されて経路801の流路を開放し、インク容器31に貯留されたインク68Aがポンプ(供給用)34を稼動することによりノズル21に供給される。
次に、本発明の実施例1におけるインク劣化の検知動作を説明する。実施例1では、インクの粘度(μ)を計測する粘度測定器45を設け、制御回路60は、粘度測定器45により計測された粘度を入力し、粘度(μ)が予め設定しておいたインク劣化検知のための劣化判断基準値(M)を超える値である場合にインクの劣化を検知するように構成する。
以上のように本発明の実施例1によれば、インクの粘度を粘度測定器で測定し、粘度上昇値を監視することで、インク劣化を早期に検出して作業者にアナウンスする(知らせる)ことが可能になる。また、光硬化型インクなどを使用した場合に、インク容器を遮光カバーで覆うこと、印字ヘッド内を遮光カバーで覆うことにより、インク劣化の進行を遅らせることができインク寿命を長くすることができる。また更に、印字ヘッドとUVランプと印字センサとカメラを、分離した状態で設置するか、組合せた状態で設置するかのどちらにも対応可能としたことで、生産ラインへの設置性を向上することができる。
次に、本発明の実施例2について説明する。実施例2におけるインクジェット記録装置は、実施例1における図1〜図5と同様の構成である。したがって、図1〜図5の説明については省略する。図8は、インクジェット記録装置において、各温度でのインク粘度測定結果を示す図である。図9は、実施例2における制御回路60および操作表示部12を示す図である。図10は、本発明の実施例2におけるインク劣化検知の動作フロー図である。
最初に、図8により、実施例2のインク劣化検知方法を説明する。図8は、インクジェット記録装置600における各温度でのインク粘度測定結果を示す図である。
次に、実施例2におけるインク劣化の検知動作について、図9及び図10により説明する。
実施例2では、インク粘度(μ)を計測する粘度測定器45と、インク温度(T)を検出する温度検出器90を設け、制御回路60は、この粘度(μ)およびインク温度(T)を入力し、インク粘度(μ)が温度Tにおけるインク劣化検知のための劣化判断基準値(M(T))を超える値である場合にインクの劣化を検知するように構成する。
図9では、温度検出器90を設置していることを除き、すでに実施例1において説明した図6と同様の構成である。図9において、制御回路60は粘度測定器45の測定するインク粘度(μ)と、温度検出器90が検出するインク温度(T)を入力する。ここで、温度検出器90は、インクジェット記録装置600における本体1内の温度を検出してインク温度(T)を推定しても良いし、インク容器31内のインク68Aの温度を直接検出する様に温度検出器90を設けるようにしても良い。その他の構成は、図6と同様なので説明は省略する。
以上説明した本発明の実施例2によれば、インク68Aの粘度を粘度測定器45で測定し、経時的な粘度上昇値を監視することで、光硬化型インクなどを使用した場合に、インク68Aの物性変化を早期に検出して作業者にアナウンスすることが可能になる、インクジェット記録装置600を提供することができる。また更に、印字ヘッド2とUVランプ8と印字センサ6とカメラ10を、分離した状態で設置するか、組み合わせた状態で設置するかのどちらにも対応可能としたことで、生産ラインへの設置性を向上したインクジェット記録装置を提供することができる。
以上、実施例について説明したが、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で様々な変形が可能である。また、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
Claims (10)
- 供給されるインクを連続するインク粒子に変換し吐出するノズル、該吐出されたインク粒子を印字内容に対応して帯電させる帯電電極、該帯電された該インク粒子を印字対象物へ飛翔させ印字させる偏向電極、および該印字に使用されない該インク粒子を回収するガターを含む印字ヘッドと、前記ノズルに前記インクを供給するインク容器、該インクを前記ノズルに供給するインク供給部、および前記ガターで回収された前記インク粒子を回収するインク回収部を含む本体と、前記本体及び前記印字ヘッドを制御する制御回路と、を有するインクジェット記録装置であって、
前記インクの粘度を計測する粘度測定器を設け、
前記制御回路は、前記粘度測定器により測定された前記粘度を入力し、前記粘度が予め設定しておいた劣化検知のための劣化判断基準値を超える値である場合に前記インクの劣化を検知するインクジェット記録装置。 - 請求項1記載のインクジェット記録装置において、
前記インク又は前記本体内の温度を検出する温度検出器を設け、前記制御回路は、温度に対応して正常印字を行うことができなくなる粘度である前記劣化検知のための前記劣化判断基準値を記憶しておき、前記粘度測定器により計測された前記粘度および前記温度検出器により検出された温度を入力し、前記温度に対応する前記劣化判断基準値を読出し、該読出された前記劣化判断基準値と前記計測された前記粘度とを比較し、前記粘度が前記劣化判断基準値を超えている場合に前記インクの劣化を検知するインクジェット記録装置。 - 請求項1記載のインクジェット記録装置であって、
前記インクは、紫外線硬化性インクであることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 請求項1記載のインクジェット記録装置において、
前記制御回路からの情報を画面に表示するとともに、前記制御回路に対して操作指令を出力する操作表示部を設け、前記制御回路は、前記インクの劣化を検知した場合、前記操作表示部にインク劣化を検知したことを表示することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 請求項1記載のインクジェット記録装置において、
前記インク容器は、前面に光を遮へいする遮光カバーを取付けていることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 請求項1記載のインクジェット記録装置において、
前記印字ヘッドに収納されている前記ノズルと前記帯電電極と前記偏向電極と前記ガターを囲うように遮光カバーを取付けていることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 請求項1記載のインクジェット記録装置において、
前記印字ヘッドは、周囲の外気を直接前記ガターから吸引することを低減するために、前記ガター25の近傍に、圧縮エアを供給するためのエア供給口を有することを特徴とするインクジェット記録装置。 - インクをインク粒子に変換し、該インク粒子を帯電し、該インク粒子を偏向して印字対象物に印字する印字ヘッドと、前記印字ヘッドに前記インクを供給するとともに、前記印字ヘッドで前記印字に使用しない前記インクを回収する本体と、を有するインクジェット記録装置の監視方法であって、
前記インクの粘度を計測し、該粘度が予め設定しておいた劣化検知のための劣化判断基準値を超える値である場合に前記インクの劣化を検知するインクジェット記録装置の監視方法。 - 請求項8記載のインクジェット記録装置の監視方法において、
温度に対応して正常印字を行うことができなくなる粘度である前記劣化検知のための前記劣化判断基準値を記憶しておき、前記インク又は前記本体内の温度を検出し、前記検出した前記温度に対応する前記劣化判断基準値を読出し、該読出された前記劣化判断基準値と前記計測された前記粘度とを比較し、前記粘度が前記劣化判断基準値を超えている場合に前記インクの劣化を検知するインクジェット記録装置の監視方法。 - 請求項8記載のインクジェット記録装置の監視方法において、
前記インクの劣化が検知されたことを操作表示部に表示することを特徴とするインクジェット記録装置の監視方法。
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