JP2021058903A - 切断機構付きパイプベンダー - Google Patents

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【課題】パイプを曲げる曲げ手段と、曲げられた状態にあるパイプをその中心軸線に直交する方向での進退動作で切断する切断刃とを備える切断機構付きパイプベンダーにおいて、切断刃による切断時にパイプの座屈が生じないようにして変形修正のための後工程を簡素化可能とする。【解決手段】パイプ10のうち切断作動前の切断刃25に対向する側壁の一部が、切断刃25の進退方向と直交する方向に進退することが可能な補助切刃26で切除される。【選択図】 図1

Description

本発明は、パイプを曲げる曲げ手段と、曲げられた状態にある前記パイプをその中心軸線に直交する方向での進退動作で切断する切断刃とを備える切断機構付きパイプベンダーに関する。
このような切断機構付きパイプベンダーは、たとえば特許文献1および特許文献2で知られている。
特開2005−313214号公報 特開2009−113097号公報
ところが、上記特許文献1で開示されるもでは、曲げ型の近傍に進退可能に配設される切断刃によってパイプが切断されるものの、その切断時に生じる切粉がパイプ内に入り込んでしまうだけでなく、切断刃から作用する押圧力でパイプが半径方向内方側に座屈する虞があり、その変形を修正する後工程が必要となる。一方、上記特許文献2で開示されるものでは、切断時に生じてパイプ内に入り込んだ切粉をエアブローによって除去することが可能であるものの、切断刃による切断時の座屈の課題は解消されない。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、切断刃による切断時にパイプの座屈が生じないようにして変形修正のための後工程を簡素化可能とした切断機構付きパイプベンダーを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、パイプを曲げる曲げ手段と、曲げられた状態にある前記パイプをその中心軸線に直交する方向での進退動作で切断する切断刃とを備える切断機構付きパイプベンダーにおいて、前記パイプのうち切断作動前の前記切断刃に対向する側壁の一部を切除することを可能としつつ前記切断刃の進退方向と直交する方向に進退することを可能とした補助切刃を備えることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記補助切刃が、前記切断刃による切断前の前記パイプよりも下方の待機位置と、前記パイプの側壁の一部を切除する切除位置との間で鉛直方向に進退可能に配設されることを第2の特徴とする。
本発明は、第1または第2の特徴の構成に加えて、曲げられた状態にある前記パイプの半周を受ける受け型と、前記パイプの残余の半周に当接して前記パイプを前記受け型と共同して保持する押し型とを備え、当該押し型に、前記補助切刃の進退を可能とするスリット状のガイド孔が形成されることを第3の特徴とする。
本発明は、第1〜第3の特徴の構成のいずれかに加えて、前記補助切刃の厚さが、前記切断刃の厚さよりも1.1倍以下だけ大きく設定されることを第4の特徴とする。
本発明は、第1〜第4の特徴の構成のいずれかに加えて、前記補助切刃の前記パイプ側に臨む側面が、前記曲げ手段による曲げ中心軸線と平行な平坦面に形成され、その側面の上部先端部に鋭角な刃部が設けられることを第5の特徴とする。
さらに本発明は、第1〜第5の特徴の構成のいずれかに加えて、前記切断刃が、切断対象の前記パイプに向かって尖った形状の山形刃部と、その山形刃部の前記パイプとは反対側の端部に段部を介してそれぞれ連設されるとともに上方および下方に上下一対の受け部とを有する形状に形成されることを第6の特徴とする。
なお実施の形態の第3の受け型19が本発明の受け型に対応し、実施の形態の第3の押し型20が本発明の押し型に対応し、実施の形態の第2のガイド孔30が本発明のガイド孔に対応する。
本発明の第1の特徴によれば、切断刃によるパイプの切断前に、パイプのうち切断刃に対向する側壁の一部が補助切刃で切除されることにより、パイプの側壁のうち一部が切除された部分を除く残余の薄い部分が切断刃で切断されることになり、切断刃による切断でパイプが半径方向内方に座屈してしまうことを防止することができ、変形修正のための後工程を簡素化することができる。
また本発明の第2の特徴によれば、補助切刃が、切断刃による切断前のパイプよりも下方を待機位置として鉛直方向に進退するので、パイプの上方および横方向に補助切刃を進退させる機構を配置する必要がなく、曲げ手段や、パイプを保持する手段等の作動スペースを容易に確保することができ、切断刃の効率的な進退動作が可能となる。
本発明の第3の特徴によれば、押し型に形成されるガイド孔を補助切刃が移動することで、受け型および押し型間で保持された状態にあるパイプの側壁の一部を補助切刃が切除することを可能とし、補助切刃による切除を精度よく行なうことができる。
本発明の第4の特徴によれば、補助切刃が切断刃の厚さよりも1.1倍以下だけ厚いので、補助切刃によるパイプの側壁の切除幅は切断刃の厚さよりも1.1倍以下だけ広くなり、切断刃による切断時に発生する切粉の発生を抑えてパイプ内に切粉が侵入することを抑止しつつ、補助切刃でパイプの一部を切除しておくことによってパイプに座屈が生じないようにすることができる。
本発明の第5の特徴によれば、鋭角な刃部を上端先端部に有する補助切刃のパイプ側に臨む側面が、曲げ手段によるパイプの曲げ中心軸線と平行な平坦面として形成されるので、補助切刃による切除時にはパイプから離間する側に切粉が生じることになり、切断刃による切断時に補助切刃による切粉が残らないようにして、パイプ内への切粉の侵入をより効果的に防止することができる。
さらに本発明の第6の特徴によれば、切断刃が、山形刃部と、その山形刃部から段部を介して上下方向に突出する一対の受け部を有することで、切断刃によるパイプの切断時に、山形刃部の外側縁に沿って動く切粉は受け部に当接して上下方向に導出されることになり、切粉のパイプ内への侵入をより効果的に防止することができる。
パイプベンダーの要部側面図である。 上部ステージでのパイプの曲げ過程を順次示す横断平面図である。 下部ステージでのパイプの切断後の状態を示す横断平面図である。 中間ステージでのパイプの曲げ過程を順次示す横断平面図である。 図1の5−5線断面図である。 切断刃の平面図(a)および側面図(b)である。 補助切刃の平面図(a)および側面図(b)である。 下部ステージでの補助切刃の作動時の状況(a)および作動完了後の状況(b)を対比して示す側面図である。 下部ステージでの切断刃の作動状況を示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面を参照しながら説明すると、先ず図1において、このパイプベンダーは、直線状に延びるパイプ10を曲げるとともに曲げられた状態でパイプ10を切断する機能を有するものであり、直立した固定の支柱11と、その支柱11の長手方向所定位置に回動可能に支持される可動基台12と、前記支柱11の軸線に直交する方向での進退動作を可能として前記可動基台12に支持される押し型支持台13とを備える。
前記可動基台12上には、前記支柱11の軸線方向に並ぶ上部ステージS1、中間ステージS2および下部ステージS3が設定される。前記上部ステージS1には、前記支柱11の上端部に同軸に連結される補助支柱14の軸線まわりに回動可能な第1の受け型15と、その第1の受け型15と協働して前記パイプ10を保持する第1の押し型16とが配置され、前記第1の押し型16は前記押し型支持台13に固定される。また前記中間ステージS2には、前記補助支柱14の軸線まわりに回動することを可能として前記第1の受け型15の下方に配置される第2の受け型17と、その第2の受け型17と協働して前記パイプ10を保持する第2の押し型18とが配置され、前記第2の押し型18は前記第1の押し型16の下方で前記押し型支持台13に固定される。さらに前記下部ステージS3には、前記補助支柱14の軸線まわりに回動することを可能として前記第2の受け型17の下方に配置される第3の受け型19と、その第3の受け型19と協働して前記パイプ10を保持する第3の押し型20とが配置され、前記第3の押し型20は前記第2の押し型18の下方で前記押し型支持台13に固定される。
前記第1、第2および第3の押し型16,18,20は、前記パイプ10を前記第1、第2および第3の受け型15,17,19と協働して保持する状態と、その保持状態を解除した状態とを切り換えるべく、前記補助支柱14の軸線に直交する方向で進退可能であり、それらの第1、第2および第3の押し型16,18,20を前記押し型支持台13とともに駆動する第1の油圧シリンダ21が、前記支柱11および前記補助支柱14の軸線に直交する水平軸線を有して前記可動基台12に取付けられ、前記第1の油圧シリンダ21のロッド21aが前記押し型支持台13に連結される。
前記上部ステージS1、前記中間ステージS2および前記下部ステージS3には、図示しないパイプ供給手段から、パイプ10がその長手方向に間欠的に供給されるものであり、このパイプ供給手段は、前記上部ステージS1、前記中間ステージS2および前記下部ステージS3間でのパイプ10の移動を可能とするとともに、前記下部ステージS3から前記中間ステージS2に前記パイプ10を移動させる際には、当該パイプ10の姿勢を180度変換させることが可能である。
ところで前記上部ステージS1は、前記パイプ供給手段で供給された1本のパイプ10の先端部を最初に曲げるためだけの曲げ加工ステージであり、図2(a)で示すように、1本のパイプ10の先端部が前記第1の受け型15および前記第1の押し型16間に保持された状態で、図2(b)で示すように、前記第1の受け型15および前記第1の押し型16が前記可動基台12の回動に応じて回動するのに応じて、前記パイプ10の先端部がたとえば90°ベンドの形状に曲げられる。すなわち前記第1の受け型15、前記第1の押し型16は、パイプ10を曲げる第1の曲げ手段22の一部を構成する。
前記上部ステージS1で曲げられたパイプ10の先端部は、前記下部ステージS3に送られ、この下部ステージS3では、図3で示すように、曲げられた部分を切除するようにパイプ10が切断される。
前記中間ステージS2は、1本のパイプ10の先端部の曲げ、切断後に前記パイプ10の曲げ加工を行うステージであり、図4(a)で示すように、パイプ10が第2の受け型17および第2の押し型18間に保持された状態で、図4(b)で示すように、前記第2の受け型17および前記第2の押し型18が前記可動基台12の回動に応じて回動するのに応じて曲げられる。曲げられたパイプ10は、そのままの姿勢で前記下部ステージS3に送られる。すなわち前記第2の受け型17、前記第2の押し型18は、パイプ10を曲げる第2の曲げ手段23の一部を構成する。
図5を併せて参照して、前記下部ステージS3は、曲げられた状態にある前記パイプ10を切断するためのステージであり、曲げられた状態にある前記パイプ10をその中心軸線に直交する方向での進退動作で切断する切断刃25と、前記パイプ10のうち切断作動前の前記切断刃25に対向する側壁の一部を切除することを可能としつつ前記切断刃25の進退方向と直交する方向に進退することを可能とした補助切刃26とが、前記下部ステージS3に配置される。
前記第3の押し型20は、曲げられた状態にある前記パイプ10の半周を受ける前記第3の受け型19と協働して前記パイプ10を保持すべく、前記パイプ10の残余の半周に当接することを可能として、前記押し型支持台13の下部に、前記第3の受け型19に対向して固定される。
図6において、前記切断刃25は、切断対象の前記パイプ10に向かって尖った山形刃部25aと、その山形刃部25aの前記パイプ10とは反対側の端部に段部25b,25cを介してそれぞれ連設されるとともに上方および下方に延びる上下一対の受け部25d,25eとを有する形状に形成され、前記押し型支持台13の下部および前記第3の押し型20内を切断対象の前記パイプ10の中心軸線に直交する方向で進退することが可能であり、前記押し型支持台13の下部には、前記切断刃25を移動可能に収容する収容室227が形成され、前記第3の押し型20には、図5で明示するように、前記切断刃25の先端部をガイドするスリット状の第1のガイド孔28が形成される。
前記切断刃25は第2の油圧シリンダ29で進退駆動されるものであり、切断対象の前記パイプ10の中心軸線に直交する水平軸線を有する第2の油圧シリンダ29が前記可動基台12に取付けられ、この第2の油圧シリンダ29のロッド29aが前記収容室27内で前記切断刃25に連結される。
図7において、前記補助切刃26の前記パイプ10側に臨む側面26aは、前記第1および第2の曲げ手段22,23による曲げ中心軸線すなわち前記支柱11および前記補助支柱14の軸線と平行な平坦面に形成され、その側面26aの上部先端部に鋭角な刃部26bが設けられる。
また前記補助切刃26は、前記切断刃25による切断前の前記パイプ10よりも下方の待機位置と、前記パイプ10の側壁の一部を切除する切除位置との間で鉛直方向に進退することを可能として前記可動基台12に配設されるものであり、前記第3の押し型20には、前記補助切刃26の進退を可能とするスリット状の第2のガイド孔30が、前記第1のガイド孔28に直交して形成される。
前記補助切刃26には、鉛直軸線を有して当該補助切刃26の下方で前記可動基台12内に固定配置される第3の油圧シリンダ31のロッド31aが連結され、この第3の油圧シリンダ31で前記補助切刃26が鉛直方向に進退駆動される。
ところで前記補助切刃26の厚さT2は、前記切断刃25の厚さT1の1.1倍以下だけ大きく設定されるものであり、前記切断刃25の厚さT1に対して、前記補助切刃26の厚さT2は、T1<T2≦1.1T1となるように設定される。たとえば前記切断刃25の厚さT1が3mmであるときに、前記補助切刃26の厚さT2は、3mm<T2≦3.3mmであり、この実施の形態ではT2=3.08mmである。
図8において、前記下部ステージS3に搬入された前記パイプ10は、前記第3の受け型19および前記第3の押し型20で保持され、その状態で前記補助切刃26が、図8(a)で示す切除位置まで上昇することで前記パイプ10の側壁の一部が破線で示すように切除され、その後で前記補助切刃26は図8(b)で示す待機位置まで降下する。この補助切刃26の待機位置への降下後に、図9で示すように、前記切断刃25が前進することで前記パイプ10が切断されることになる。切断後のパイプ10は、180度姿勢が変換されて前記中間ステージS2にもたらされ、この中間ステージS2で上述の図4(a)および図4(b)で示した曲げ工程を経た後に前記下部ステージS3にもたらされて切断されることになり、中間ステージS2での曲げ加工と、下部ステージS3での切断加工とが繰り返される。
次にこの実施の形態の作用について説明すると、曲げられた状態にある前記パイプ10をその中心軸線に直交する方向での切断刃25による切断前に、そのパイプ10のうち切断作動前の前記切断刃25に対向する側壁の一部が、前記切断刃25の進退方向と直交する方向に進退することを可能とした補助切刃26で切除されるので、パイプ10の側壁のうち一部が切除された部分を除く残余の薄い部分が切断刃25で切断されることになり、切断刃25による切断でパイプ10が半径方向内方に座屈してしまうことを防止することができ、変形修正のための後工程を簡素化することができる。
また前記補助切刃26が、前記切断刃25による切断前の前記パイプ10よりも下方の待機位置と、前記パイプ10の側壁の一部を切除する切除位置との間で鉛直方向に進退可能に配設されるので、パイプ10の上方および横方向に補助切刃26を進退させる機構を配置する必要がなく、第1および第2の曲げ手段22,23や、パイプ10を保持する手段等の作動スペースを容易に確保することができ、切断刃25の効率的な進退動作が可能となる。
また前記パイプ10を切断するための前記下部ステージS3には、曲げられた状態にある前記パイプ10の半周を受ける第3の受け型19と、前記パイプ10の残余の半周に当接して前記パイプ10を前記第3の受け型19と共同して保持する第3の押し型20とが配設され、前記第3の押し型20に、前記補助切刃26の進退を可能とするスリット状の第2のガイド孔30が形成されるので、第3の押し型20に形成される第2のガイド孔30を補助切刃26が移動することで、第3の受け型19および第3の押し型20間で保持された状態にあるパイプ10の側壁の一部を補助切刃26が切除することを可能とし、補助切刃26による切除を精度よく行なうことができる。
また前記補助切刃26の厚さT2が、前記切断刃25の厚さT1よりも1.1倍以下だけ大きく設定されるので、補助切刃26による前記パイプ10の側壁の切除幅は前記切断刃25の厚さT1よりも1.1倍以下だけ広くなり、前記切断刃25による切断時に発生する切粉の発生を抑えて前記パイプ10内に切粉が侵入することを抑止しつつ、前記補助切刃26で前記パイプ10の一部を切除しておくことによって前記パイプ10に座屈が生じないようにすることができる。
なお補助切刃26による前記パイプ10の側壁の切除幅が前記切断刃25の厚さT1よりも広くなることで、前記切断刃25による切断後に前記パイプ10の側壁の一部に補助切刃26による切除痕の一部が残る可能性があるが、残った切除痕は切断後のベンドの端部の面取り加工で除去される。この際、補助切刃26による前記パイプ10の側壁の切除幅を前記切断刃25の厚さT1よりも1.1倍以下だけ広くすることで、前記切断刃25による切断後に前記パイプ10の側壁の一部に残る切除痕が無駄に大きくならないようにすることができる。
また前記補助切刃26の前記パイプ10側に臨む側面26aが、上部ステージS1での第1の曲げ手段22ならびに中間ステージS2での第2の曲げ手段23による曲げ中心軸線と平行な平坦面に形成され、その側面26aの上部先端部に鋭角な刃部26bが設けられるので、補助切刃26による切除時にはパイプ10から離間する側に切粉が生じることになり、切断刃25による切断時に補助切刃26による切粉が残らないようにして、パイプ10内への切粉の侵入をより効果的に防止することができる。
さらに前記切断刃25が、切断対象の前記パイプ10に向かって尖った形状の山形刃部25aと、その山形刃部25aの前記パイプ10とは反対側の端部に段部25b,25cを介してそれぞれ連設されるとともに上方および下方に延びる上下一対の受け部25d,25eとを有する形状に形成されるので、切断刃25によるパイプ10の切断時に、山形刃部25aの外側縁に沿って動く切粉は前記受け部25d,25eに当接して上下方向に導出されることになり、切粉のパイプ10内への侵入をより効果的に防止することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
10・・・パイプ
19・・・受け型
20・・・押し型
22,23・・・曲げ手段
25・・・切断刃
25a・・・山形刃部
25b,25c・・・段部
25d,25e・・・受け部
26・・・補助切刃
26a・・・側面
26b・・・刃部
30・・・ガイド孔
T1・・・切断刃の厚さ
T2・・・補助切刃の厚さ

Claims (6)

  1. パイプ(10)を曲げる曲げ手段(22,23)と、曲げられた状態にある前記パイプ(10)をその中心軸線に直交する方向での進退動作で切断する切断刃(25)とを備える切断機構付きパイプベンダーにおいて、前記パイプ(10)のうち切断作動前の前記切断刃(25)に対向する側壁の一部を切除することを可能としつつ前記切断刃(25)の進退方向と直交する方向に進退することを可能とした補助切刃(26)を備えることを特徴とする切断機構付きパイプベンダー。
  2. 前記補助切刃(26)が、前記切断刃(25)による切断前の前記パイプ(10)よりも下方の待機位置と、前記パイプ(10)の側壁の一部を切除する切除位置との間で鉛直方向に進退可能に配設されることを特徴とする請求項1に記載の切断機構付きパイプベンダー。
  3. 曲げられた状態にある前記パイプ(10)の半周を受ける受け型(19)と、前記パイプ(10)の残余の半周に当接して前記パイプ(10)を前記受け型(19)と共同して保持する押し型(20)とを備え、当該押し型(20)に、前記補助切刃(26)の進退を可能とするスリット状のガイド孔(30)が形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の切断機構付きパイプベンダー。
  4. 前記補助切刃(26)の厚さ(T2)が、前記切断刃(25)の厚さ(T1)よりも1.1倍以下だけ大きく設定されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の切断機構付きパイプベンダー。
  5. 前記補助切刃(26)の前記パイプ(10)側に臨む側面(26a)が、前記曲げ手段(22,23)による曲げ中心軸線と平行な平坦面に形成され、その側面(26a)の上部先端部に鋭角な刃部(26b)が設けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の切断機構付きパイプベンダー。
  6. 前記切断刃(25)が、切断対象の前記パイプ(10)に向かって尖った形状の山形刃部(25a)と、その山形刃部(25a)の前記パイプ(10)とは反対側の端部に段部(25b,25c)を介してそれぞれ連設されるとともに上方および下方に延びる上下一対の受け部(25d,25e)とを有する形状に形成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の切断機構付きパイプベンダー。
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