JP2021055673A - 真空ポンプ - Google Patents

真空ポンプ Download PDF

Info

Publication number
JP2021055673A
JP2021055673A JP2020153767A JP2020153767A JP2021055673A JP 2021055673 A JP2021055673 A JP 2021055673A JP 2020153767 A JP2020153767 A JP 2020153767A JP 2020153767 A JP2020153767 A JP 2020153767A JP 2021055673 A JP2021055673 A JP 2021055673A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
vacuum pump
shaft portion
shielding portion
stator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020153767A
Other languages
English (en)
Inventor
三輪田 透
Toru Miwata
透 三輪田
慶行 高井
Yoshiyuki Takai
慶行 高井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Edwards Japan Ltd
Original Assignee
Edwards Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Edwards Japan Ltd filed Critical Edwards Japan Ltd
Priority to KR1020227004199A priority Critical patent/KR20220066250A/ko
Priority to EP20872037.5A priority patent/EP4043734A4/en
Priority to CN202080064814.5A priority patent/CN114364880A/zh
Priority to PCT/JP2020/035600 priority patent/WO2021065584A1/ja
Priority to US17/762,992 priority patent/US11994137B2/en
Publication of JP2021055673A publication Critical patent/JP2021055673A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D19/00Axial-flow pumps
    • F04D19/02Multi-stage pumps
    • F04D19/04Multi-stage pumps specially adapted to the production of a high vacuum, e.g. molecular pumps
    • F04D19/042Turbomolecular vacuum pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D19/00Axial-flow pumps
    • F04D19/02Multi-stage pumps
    • F04D19/04Multi-stage pumps specially adapted to the production of a high vacuum, e.g. molecular pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D19/00Axial-flow pumps
    • F04D19/02Multi-stage pumps
    • F04D19/04Multi-stage pumps specially adapted to the production of a high vacuum, e.g. molecular pumps
    • F04D19/044Holweck-type pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/05Shafts or bearings, or assemblies thereof, specially adapted for elastic fluid pumps
    • F04D29/053Shafts
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/08Sealings
    • F04D29/083Sealings especially adapted for elastic fluid pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/08Sealings
    • F04D29/10Shaft sealings
    • F04D29/102Shaft sealings especially adapted for elastic fluid pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/58Cooling; Heating; Diminishing heat transfer
    • F04D29/582Cooling; Heating; Diminishing heat transfer specially adapted for elastic fluid pumps
    • F04D29/584Cooling; Heating; Diminishing heat transfer specially adapted for elastic fluid pumps cooling or heating the machine
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2210/00Working fluids
    • F05D2210/10Kind or type
    • F05D2210/12Kind or type gaseous, i.e. compressible
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2260/00Function
    • F05D2260/60Fluid transfer
    • F05D2260/607Preventing clogging or obstruction of flow paths by dirt, dust, or foreign particles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Non-Positive Displacement Air Blowers (AREA)

Abstract

【課題】 排気ガスに起因する堆積物の発生を抑制する真空ポンプを得る。【解決手段】 当該真空ポンプは、軸部13と、軸部13の外周側に配置されたロータ11と、ロータ11の外周側に配置されたステータ21とを備えたポンプ部10bと、そのポンプ部10bから排気口9までの排気ガスの流路と、その流路において軸部13への排気ガスの接触を抑制する遮蔽部24とを備える。そして、遮蔽部24の端部がロータ11と相対する面を有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、真空ポンプに関するものである。
あるターボ分子ポンプでは、ポンプ部から気体を排出する排気管に保護部材が交換可能に設けられており、これにより、堆積物の付着しやすい接ガス面(壁面)での反応生成物の堆積が抑制されている(例えば特許文献1参照)。この保護部材は、断熱材を介してベースに固定されており、ロータ円筒部やステータからの輻射によって、ベースに直接固定した場合に比べ高温となる。
特開2017−2856号公報
上述のターボ分子ポンプにおける保護部材は、ベース壁面の形状に沿うような形状を有しているが、その上端が、対向するロータから離間しているため、保護部材とロータとの間の空隙から、ロータと軸部ステータとの間や保護部材と軸部ステータとの間に排気ガスが進入し、排気ガスが、比較的温度の低い部位(ヘッドから延びる軸部ステータの壁面など)に触れてしまう可能性があり、これに起因して、排気ガスの成分が析出して当該部位に堆積物が生じる可能性がある。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、排気ガスに起因する堆積物の発生を抑制する真空ポンプを得ることを目的とする。
本発明に係る真空ポンプは、軸部と軸部の外周側に配置されたロータとロータの外周側に配置されたステータとを備えたポンプ部と、ポンプ部から排気口までの排気ガスの流路と、流路において軸部への排気ガスの接触を抑制する遮蔽部とを備える。そして、遮蔽部の端部がロータと相対する面を有する。
本発明によれば、排気ガスに起因する堆積物の発生を抑制する真空ポンプが得られる。
本発明の上記又は他の目的、特徴および優位性は、添付の図面とともに以下の詳細な説明から更に明らかになる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る真空ポンプの内部構成を示す図である。 図2は、図1における遮蔽部の形状の詳細を説明する図である。 図3は、本発明の実施の形態2に係る真空ポンプにおける遮蔽部の詳細を説明する図である。 図4は、実施の形態3に係る真空ポンプにおける遮蔽部の面に設けられる溝構造の一例を示す上面図である。
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る真空ポンプの内部構成を示す図である。図1に示す真空ポンプは、ターボ分子ポンプ部10aを備え、その後段にネジ溝ポンプ部10bを備えており、ケーシング1、ステータ翼2、ロータ翼3a,ロータ内筒部3b、ロータ軸4、軸受部5、モータ部6、吸気口7、ネジ溝8、および排気口9を備える。ロータ翼3aおよびロータ内筒部3bによってロータ11が構成されており、ロータ11は、ネジ止めなどでロータ軸4に接続され固定されている。
ケーシング1は、略円筒形状を有し、その内部空間に、ロータ11、軸受部5、モータ部6などを収容し、その内周面に複数段のステータ翼2を固定されている。ステータ翼2は、所定の仰角で配置されている。ケーシング1およびステータ翼2で、ターボ分子ポンプ部10aのステータが構成されている。
ケーシング1内では、複数段のロータ翼3aと複数段のステータ翼2とが、ロータ軸の高さ方向(ロータ軸方向)において交互に配置されている。各ロータ翼3aは、ロータ内筒部3bから延び、所定の仰角を有する。
軸受部5は、ロータ軸4の軸受であって、例えば、磁気浮上式の軸受であり、軸方向および半径方向のロータ軸4の偏位を検出するセンサ、軸方向および半径方向のロータ軸4の偏位を抑制する電磁石などを備える。なお、軸受部5の軸受方式は、磁気浮上式に限定されるものでない。モータ部6は、電磁力でロータ軸4を回転させる。
軸受部5およびモータ部6は、軸部13(ステータコラム)内の中空部に配置されている。この実施の形態では、軸部13は、ベース部13aと一体となっており、ベース部13aには冷却管14が設けられ、冷却管14には水などの冷媒が導通される。例えば、軸部13(およびベース部13a)は良熱伝導性のアルミ材とされる。これにより、ベース部13a、ひいては軸部13が冷却され、モータ部6などの電装品が健全に動作する。
吸気口7は、ケーシング1の上端開口部であって、フランジ形状を有し、図示せぬチャンバなどに接続される。吸気口7には、熱運動などで、そのチャンバなどから気体分子が飛来してくる。排気口9は、フランジ形状を有し、ロータ翼3aおよびステータ翼2から送られてきた気体分子などを排出する。
なお、図1に示す真空ポンプは、上述のステータ翼2およびロータ翼3aによるターボ分子ポンプ部10aの後段にネジ溝8によるネジ溝ポンプ部10bを備える複合翼式である。なお、当該真空ポンプは全翼式でもよい。
図1に示すように、このネジ溝ポンプ部10bは、軸部13と、軸部13の外周側に配置されたロータ11と、ロータ11の外周に配置されたステータ21とを備えている。
図1に示す真空ポンプにおいて、排気すべき気体(排気ガス)の流路は、吸気口7から排気口9までであって、吸気口7、ターボ分子ポンプ部10aのロータ11とステータ(ステータ翼2およびケーシング1)との間の空間、ネジ溝ポンプ部10bのステータ21(具体的にはネジ溝8)とロータ11(具体的にはロータ内筒部3b)との間の空間、および排気口9を含む。
ネジ溝ポンプ部10bのステータ21にはヒーター22が設けられ、ヒーター22によってステータ21が加熱される。なお、ステータ21とベース部3bとの間には断熱部材23が、両者との間で接触シールされた状態で設けられている。これにより、最終段のネジ溝ポンプ部10bの出口から排気口9までの流路の外周側の温度が高められ、排気ガスに起因する堆積物の発生が抑制される。
さらに、この実施の形態では、遮蔽部24がステータ21に接続されている。遮蔽部24は、略円環状の部材であって、例えば図1に示すような断面形状を有する。遮蔽部24は、最終段のネジ溝ポンプ部10bから排気口9までの排気ガスの流路31において軸部13への排気ガスの接触を抑制するために設けられている。
図2は、図1における遮蔽部24の形状の詳細を説明する図である。
例えば図2に示すように、遮蔽部24は、その端部24aがロータ11と相対する面24a1を有し、その面24a1とロータ11とでガス流入抑制構造を有するように構成されている。この実施の形態では、遮蔽部24の端部24a(上述のロータ11と相対する面24a1)とロータ11(端部24aと相対する底面11a)との間の空隙を微小幅とすることで、当該ガス流入抑制構造が形成されている。当該空隙の幅(つまり、面24a1とロータ11との間の距離)は、例えば1〜1.5mm程度とされる。なお、当該空隙の幅は、軸部13の壁面13bから遮蔽部24の内周面までの距離と略同一か、それ未満としてもよい。また、当該ガス流入抑制構造は、例えば非接触シール構造とされてもよい。
また、この実施の形態では、遮蔽部24は、軸部13の壁面13bに沿って(ここでは垂直方向に上方へ)端部24aまで延びる中間部24bを備え、中間部24bの肉厚TBが端部24aの肉厚TAより小さくなるように形成されている。これにより、遮蔽部24を介する、ステータ21からロータ11への熱の伝導が抑制されるとともに、流路31の流路面積が大きくなる。
さらに、軸部13の壁面13bから遮蔽部24の端部24aの外周面までの距離LSは、軸部13の壁面13bからロータ11(ネジ溝ポンプ部10bにおける部分)の外周面までの距離LRと略同じか短くなるように、遮蔽部24は構成され配置される。これにより、ネジ溝ポンプ部10bの出口付近の流路が遮蔽部24の端部24aで阻害されずに済む。
ここで、軸部13と遮蔽部24との間隔および軸部13とロータ11との間隔は略同一としてもよい。また、軸部13と遮蔽部24との間隔と、遮蔽部24の端部24aとロータ11との間隔とは互いに略同一としてもよい。これにより、上述のガス流入抑制構造が強化される。
ここでは、ステータ21は、ヒーター22を備えた加熱部材であって、例えばアルミ材とされ、流路31に面している。そして、実施の形態1では、遮蔽部24は、1つの部材とされ、この加熱部材としてのステータ21に(断熱材を介さずに)直接接合するように例えばネジ止めなどで固定される。なお、遮蔽部24は、この加熱部材としてのステータ21の一部分を成形して実現されていてもよい(つまり、その場合、遮蔽部24は、加熱部材の一部となる)。このようにすることで、ステータ21から遮蔽部24へ熱が伝わるため、遮蔽部24の温度が、軸部13より高く管理される。
なお、ステータ21などの温度管理は、ステータ21に設けられた温度センサ25を使用して行われる。
例えば、遮蔽部24の端部24aとロータ11との空隙の幅は1.5mm程度、TA=4mm程度、およびLR=8mm程度に設定される。
次に、実施の形態1に係る真空ポンプの動作について説明する。
当該真空ポンプの吸気口7にチャンバなどが接続され、図示せぬ制御装置からの指令に従ってモータ部6が動作することで、ロータ軸4が回転し、ロータ11も回転する。これにより、ターボ分子ポンプ部10aにおいて、ロータ翼3aおよびステータ翼2によって、吸気口7を介して飛来した気体分子が、流路に進行させられ、後段のネジ溝ポンプ部10bにおいて、ロータ11およびステータ21によって、その気体分子が、排気ガスとして流路31に排出され、流路31を通過して排気口9から排出される。
さらに、遮蔽部24は、加熱部材としてのステータ21から熱を供給されることで軸部13より高温となり、これにより、遮蔽部24における堆積物の発生が抑制される。例えば、ステータ21は、摂氏100度程度より高く温度管理され、ベース部13aは摂氏60度程度より低く温度管理される。
以上のように、上記実施の形態1によれば、ネジ溝ポンプ部10bは、軸部13と、軸部13の外周側に配置されたロータ11と、ロータ11の外周側に配置されたステータ21とを備える。遮蔽部24は、そのポンプ部10bから排気口9までの排気ガスの流路において、軸部13への排気ガスの接触を抑制する。そして、遮蔽部24の端部24aがロータ11と相対する面24a1を有する。
これにより、遮蔽部24によって排気ガスの進行が制限され、排気ガスが比較的低温な軸部13の壁面やベース部13bの上面に接触しにくくなっているため、排気ガスに起因する堆積物の発生が抑制される。
実施の形態2.
図3は、本発明の実施の形態2に係る真空ポンプにおける遮蔽部の詳細を説明する図である。
図3に示す真空ポンプでは、実施の形態1と同様に、軸部51の外周側にロータ52が設けられ、ロータ52の外周側にネジ溝ポンプ部のステータ53が設けられている。さらに、ステータ53に接合するスペーサ54が設けられ、スペーサ54にヒーター55が設けられる。軸部51は、ヘッド部56に接合し、実施の形態1と同様に、ヘッド部56が冷却されることで、軸部51も冷却される。加熱部材としてのスペーサ54とヘッド部56との間には断熱部材57が設けられている。ここでは、ステータ53とは別部材としてスペーサ54が設けられているので、高温時の強度を確保するためにスペーサ54は例えばステンレス材としてもよい。
そして、実施の形態2では、遮蔽部58が、例えば図3に示すようにスペーサ54に固定されている。遮蔽部58も略円環状の形状を有する。
実施の形態2において、遮蔽部58は、その端部がロータ52との間でガス流入抑制構造を有するように構成されている。この実施の形態では、遮蔽部58の端部とロータ52との間の空隙を微小幅とすることで、ガス流入抑制構造が形成されている。
また、遮蔽部58は、軸部51の壁面に沿って遮蔽部58の端部まで延びる中間部を備え、中間部の肉厚が端部の肉厚より小さくなるように形成されている。
さらに、軸部51の壁面から遮蔽部58の端部の外周面までの距離は、軸部51の壁面からロータ52(ネジ溝ポンプ部における部分)の外周面までの距離と略同じか短くなるように、遮蔽部58は構成され配置される。
なお、実施の形態2に係る真空ポンプのその他の構成および動作については実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
実施の形態3.
図4は、実施の形態3に係る真空ポンプにおける遮蔽部24の面24a1に設けられる溝構造24a2の一例を示す上面図である。
図4に示す溝構造24a2は、遮蔽部24(面24a1)とロータ11,52(底面11a)との間の空隙を介する軸部13,51側への排気ガスの流入を抑制する形状を有する。溝構造24a2は、例えば図4に示すように、径方向に対して傾斜した複数の溝を備え、その複数の溝の壁面(平面または曲面)は、遮蔽部24とロータ11,52との相対的な回転によって、その溝内に入り込んだ排気ガス(ガス分子等)をロータ11,52外側へ排出するように、ロータ11,52の回転方向に応じた角度および向きで傾斜している。
なお、溝構造24a2における各溝の断面形状は、例えば略矩形、略三角形などであって、特に限定されない。
また、溝構造24a2における各溝の形状は、直線状でも、渦巻き状でもよい。
なお、実施の形態3に係る真空ポンプのその他の構成および動作については実施の形態1または実施の形態2と同様であるので、その説明を省略する。
なお、上述の実施の形態に対する様々な変更および修正については、当業者には明らかである。そのような変更および修正は、その主題の趣旨および範囲から離れることなく、かつ、意図された利点を弱めることなく行われてもよい。つまり、そのような変更および修正が請求の範囲に含まれることを意図している。
例えば、上記実施の形態3では、溝構造24a2が遮蔽部24の面24a1に設けられているが、同様の溝構造が、ロータ11の底面11aに設けられていてもよいし、面24a1および底面11aの両方に設けられていてもよい。また、溝構造24a2は、遮蔽部24の面24a1の全域ではなく、例えば外周側の一部のみに設けられていてもよい。
また、例えば、上記実施の形態3において、パージガスポート26からパージガスを導入してロータ11と軸部13との空隙に導通させ、そのパージガスを、遮蔽部24(面24a1)とロータ11,52(底面11a)との間の空隙を介して排出させるようにしてもよい。その場合、パージガスが、溝構造24a2などによるドラッグ効果によって効率的に当該空隙を介して排気ガス流路に排出されるため、排気ガスが、軸部13の壁面やベース部13bの上面により接触しにくくなる。
例えば、上記実施の形態1,2において、上述のガス流入抑制構造は、例えばラビリンスシール構造とされてもよい。
本発明は、例えば、真空ポンプに適用可能である。
9 排気口
10b ネジ溝ポンプ部(ポンプ部の一例)
11,52 ロータ
13,51 軸部
21,53 ステータ(ステータおよび加熱部材の一例)
24,58 遮蔽部
24a 端部
24a1 面
24a2 溝構造
24b 中間部
31 流路
54 スペーサ(加熱部材の一例)

Claims (5)

  1. 軸部と前記軸部の外周側に配置されたロータと前記ロータの外周側に配置されたステータとを備えたポンプ部と、
    前記ポンプ部から排気口までの排気ガスの流路と、
    前記流路において前記軸部への前記排気ガスの接触を抑制する遮蔽部とを備え、
    前記遮蔽部の端部が前記ロータと相対する面を有すること、
    を特徴とする真空ポンプ。
  2. 前記遮蔽部は、前記軸部の壁面に沿って前記端部まで延びる中間部を備え、
    前記中間部の肉厚は、前記端部の肉厚より小さいこと、
    を特徴とする請求項1記載の真空ポンプ。
  3. 前記軸部の壁面から前記遮蔽部の端部の外周面までの距離は、前記軸部の壁面から前記ロータの外周面までの距離以下であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の真空ポンプ。
  4. 前記遮蔽部の前記面および前記面に相対する前記ロータの面の少なくとも一方に、前記遮蔽部と前記ロータとの間の空隙を介する前記軸部側への前記排気ガスの流入を抑制する溝構造をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の真空ポンプ。
  5. ヒーターを備えた加熱部材をさらに備え、
    前記軸部は、冷却されており、
    前記遮蔽部は、前記加熱部材に固定された1つの部材、または前記加熱部材の一部分であること、
    を特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の真空ポンプ。
JP2020153767A 2019-09-30 2020-09-14 真空ポンプ Pending JP2021055673A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020227004199A KR20220066250A (ko) 2019-09-30 2020-09-18 진공 펌프
EP20872037.5A EP4043734A4 (en) 2019-09-30 2020-09-18 VACUUM PUMP
CN202080064814.5A CN114364880A (zh) 2019-09-30 2020-09-18 真空泵
PCT/JP2020/035600 WO2021065584A1 (ja) 2019-09-30 2020-09-18 真空ポンプ
US17/762,992 US11994137B2 (en) 2019-09-30 2020-09-18 Vacuum pump

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019179931 2019-09-30
JP2019179931 2019-09-30

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021055673A true JP2021055673A (ja) 2021-04-08

Family

ID=75270252

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020153767A Pending JP2021055673A (ja) 2019-09-30 2020-09-14 真空ポンプ

Country Status (6)

Country Link
US (1) US11994137B2 (ja)
EP (1) EP4043734A4 (ja)
JP (1) JP2021055673A (ja)
KR (1) KR20220066250A (ja)
CN (1) CN114364880A (ja)
WO (1) WO2021065584A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7356869B2 (ja) * 2019-11-05 2023-10-05 エドワーズ株式会社 真空ポンプ
WO2023199880A1 (ja) * 2022-04-15 2023-10-19 エドワーズ株式会社 真空ポンプ

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5968196A (ja) 1982-10-12 1984-04-18 株式会社東芝 ア−ク炉電極昇降制御装置
JPS609439Y2 (ja) * 1982-10-29 1985-04-03 株式会社大阪真空機器製作所 タ−ボ分子ポンプ
JP3795979B2 (ja) * 1996-03-21 2006-07-12 株式会社大阪真空機器製作所 分子ポンプ
JPH10306789A (ja) * 1997-05-08 1998-11-17 Daikin Ind Ltd 分子ポンプ
JP3201348B2 (ja) * 1998-05-25 2001-08-20 株式会社島津製作所 ターボ分子ポンプ
JP3856576B2 (ja) 1998-10-27 2006-12-13 独立行政法人 日本原子力研究開発機構 核融合炉の排気装置
JP2014062480A (ja) 2012-09-20 2014-04-10 Shimadzu Corp 真空ポンプおよびその製造方法
WO2014050648A1 (ja) 2012-09-26 2014-04-03 エドワーズ株式会社 ロータ、及び、このロータを備えた真空ポンプ
JP6386914B2 (ja) 2013-01-31 2018-09-05 エドワーズ株式会社 真空ポンプ
JP6331491B2 (ja) 2013-12-27 2018-05-30 株式会社島津製作所 真空ポンプ
JP6641734B2 (ja) * 2015-06-12 2020-02-05 株式会社島津製作所 ターボ分子ポンプ
JP6666696B2 (ja) * 2015-11-16 2020-03-18 エドワーズ株式会社 真空ポンプ
JP7025844B2 (ja) 2017-03-10 2022-02-25 エドワーズ株式会社 真空ポンプの排気システム、真空ポンプの排気システムに備わる真空ポンプ、パージガス供給装置、温度センサユニット、および真空ポンプの排気方法
JP7048391B2 (ja) * 2018-03-30 2022-04-05 エドワーズ株式会社 真空ポンプ

Also Published As

Publication number Publication date
CN114364880A (zh) 2022-04-15
US20220412369A1 (en) 2022-12-29
WO2021065584A1 (ja) 2021-04-08
EP4043734A4 (en) 2023-10-18
US11994137B2 (en) 2024-05-28
KR20220066250A (ko) 2022-05-24
EP4043734A1 (en) 2022-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2021065584A1 (ja) 真空ポンプ
JP6735058B2 (ja) 真空ポンプ
JP6484919B2 (ja) ターボ分子ポンプ
KR102214002B1 (ko) 진공 펌프
JP6287475B2 (ja) 真空ポンプ
WO2019188732A1 (ja) 真空ポンプ
KR102106657B1 (ko) 고정측 부재 및 진공 펌프
JP2011080407A (ja) 真空ポンプ
KR20220092858A (ko) 진공 펌프
JP2003269367A (ja) 真空ポンプ
KR20160119758A (ko) 진공 펌프, 및 이 진공 펌프에 이용되는 단열 스페이서
JP5463037B2 (ja) 真空ポンプ
JP6390478B2 (ja) 真空ポンプ
JP2016017454A (ja) ターボ分子ポンプ
JP2021116735A (ja) 真空ポンプおよびステータコラム
JP4899598B2 (ja) ターボ分子ポンプ
JP6390098B2 (ja) 真空ポンプ
TWM616858U (zh) 高效率的渦輪分子泵裝置
WO2020090632A1 (ja) 真空ポンプ、及び、真空ポンプ構成部品
TWI757158B (zh) 高效率的渦輪分子泵裝置
JP7463150B2 (ja) 真空ポンプ及び真空ポンプ用部品
JP5772994B2 (ja) ターボ分子ポンプ
JPH0932794A (ja) ターボ分子ポンプ
JP2014029129A (ja) 真空ポンプ
JP2009209734A (ja) ターボ分子ポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231012

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240229

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240404