JP3201348B2 - ターボ分子ポンプ - Google Patents

ターボ分子ポンプ

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JP3201348B2 JP14275498A JP14275498A JP3201348B2 JP 3201348 B2 JP3201348 B2 JP 3201348B2 JP 14275498 A JP14275498 A JP 14275498A JP 14275498 A JP14275498 A JP 14275498A JP 3201348 B2 JP3201348 B2 JP 3201348B2
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D19/00Axial-flow pumps
    • F04D19/02Multi-stage pumps
    • F04D19/04Multi-stage pumps specially adapted to the production of a high vacuum, e.g. molecular pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2260/00Function
    • F05D2260/60Fluid transfer
    • F05D2260/607Preventing clogging or obstruction of flow paths by dirt, dust, or foreign particles

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Non-Positive Displacement Air Blowers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高真空や超高真空
を得る真空ポンプに関し、特にターボ分子ポンプに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ターボ分子ポンプは、高速で回転するロ
ータ翼でガス排気を行うことによって高真空を得る真空
ポンプであり、CVD装置等の半導体製造装置等に使用
されている。従来のターボ分子ポンプは、排気ガスが化
学反応してロータ翼に反応生成物が付着する。例えばタ
ーボ分子ポンプをアルミニウム膜用ドライエッチング装
置に用いる場合には、アルミニウム膜と塩素系の気体が
反応して塩化アルミニウム等の反応生成物がロータ翼に
付着する。ロータ翼に付着した反応生成物は、ロータ翼
のバランスの変化させて回転軸を振動させたり、固定翼
と接触してターボ分子ポンプに破損を与えるといった問
題を発生する。
【0003】そのため、従来のターボ分子ポンプでは、
ポンプを加熱してポンプ温度を高温に制御する方法が用
いられている。また、ロータ翼の軸受け部にパージガス
を供給することによって、軸受け部への反応生成物の付
着を防止する方法も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】タングステンCVD装
置ではプロセスガスとしてWF6 (六フッ化タングステ
ン)のガスを用いる。ターボ分子ポンプによってWF6
(六フッ化タングステン)のガス排気を行うと、反応生
成物としてタングステンが生成する。このタングステン
は温度の高い場所に付着し堆積するという性質があるた
め、従来のターボ分子ポンプのようにポンプ温度を高温
に制御すると、逆に反応生成物の付着,堆積を促進する
ことになる。
【0005】また、WF6 のガス分子は分子量が大きい
ため、同じ体積流量の窒素ガスやアルゴンガスを排気す
る場合に比べて、ロータ翼の回転駆動に必要なトルクは
大きくなる。この回転エネルギーの多くはロータ翼とス
テータ翼との間で熱に変換される。さらに、WF6 のガ
スの熱伝導率は小さく、また、ロータ翼は真空断熱に近
い状態にあるため、ステータ翼を冷却してもロータ翼は
高温化する。
【0006】したがって、ロータ翼には反応生成物が付
着しやすくなる。特に、ロータ翼の内側では、遠心力は
反応生成物を押しつける方向に作用するため、反応生成
物が付着しやすくなる。
【0007】ロータ翼の内側に付着した反応生成物は、
ロータが回転を停止したときなどに剥離することがあ
る。通常、剥離はロータ翼上で不均一に発生する。タン
グステンはアルミ合金製のロータ翼に比べて密度が高い
ため、付着が薄い場合であってもその堆積物の重量は大
きくなる。そのため、反応生成物が不均一に剥離する
と、ロータ翼の回転バランスが崩れ、ロータが振動する
ことになる。ターボ分子ポンプは、磁気軸受部に設けた
ギャップセンサによってロータの振動を検出しており、
ロータの振動が大きい場合にはポンプの運転を停止す
る。
【0008】従来のターボ分子ポンプでは、ロータ翼へ
の反応生成物の付着防止を十分に行うことができず、剥
離した場合にはターボ分子ポンプが非常停止するといっ
た問題はあり、また、反応生成物を除去するためのオー
バーホールを高い頻度で行う必要があるという問題点が
ある。
【0009】そこで、本発明は前記した従来ターボ分子
ポンプの問題点を解決し、ターボ分子ポンプにおいて、
ロータ翼への反応生成物の付着を減少させることを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のターボ分子ポン
プは、軸支したロータ翼を高速回転させることによりガ
ス排気を行うターボ分子ポンプにおいて、ロータ翼に向
けてパージガスを供給するパージガス供給口を備えたガ
スシール部を、少なくともロータ翼の下流側端面及び下
流側端内側面に近接させて設けるとともに、ロータ翼に
向けて供給されたパージガスが、ガスシール部とロータ
翼の下流側端面及び下流側端内側面との間の隙間を充満
して、ロータ翼の下流側端内側への排気ガスの侵入を防
止し、これによって、ロータ翼の下流側端内側への反応
生成物の付着、堆積を防止するようパージガス供給口を
構成したことを特徴とする。
【0011】ターボ分子ポンプは、排気ガスを吸気口側
から吸気して排気口側に排気する。ロータ翼は高速回転
することによって、上流側から下流側に向けて排気ガス
を移送させ、下流側端を経て排気口側に排出する。ロー
タ翼の下流側端内側部分は、排気作用を行う部分の裏側
であり、排気作用に寄与しない部分である。下流側端に
達した排気ガスは、排気口側に排気させると共に、一部
は下流側端内側に侵入する。下流側端内側に侵入した排
気ガスは、下流側端内側面に反応生成物を付着,堆積さ
せることになる。
【0012】本発明のターボ分子ポンプは、ロータ翼の
下流側端又は下流側端内側に対してパージガスを供給す
る。供給されたパージガスは、ロータ翼の下流側端内側
に排気ガスが侵入することを阻止し、下流側端内側面に
反応生成物が付着,堆積することを防止する。
【0013】また、ロータ翼に供給されたパージガス
は、ロータ翼の下流側端内側の近傍で対流してロータ翼
の熱をベース側に伝達し、ロータ翼の温度を下げる。プ
ロセスガスとして、反応生成物が高温の場所により多く
付着,堆積する性質がある場合には、このパージガスに
よってロータ翼の温度を下げ、反応生成物の付着,堆積
を減少させることができる。
【0014】本発明の第1の態様は、ロータ翼の下流側
端又は下流側端内側に対してパージガスを供給する構成
において、ロータ翼に向けてパージガスを供給するパー
ジガス供給口を備えたガスシール部を、少なくともロー
タ翼の下流側端面又は下流側端内側面に近接させて、ポ
ンプベース部に固定する構成とする。このガスシール部
はロータ翼の下流側端の形成に対応したリング形状とす
ることができる。
【0015】パージガス供給口から供給されたパージガ
スは、ガスシール部とロータ翼の下流側端面又は下流側
端内側面との間の隙間を充満して、プロセスガス等の排
気ガスの侵入を防止し、これによって、反応生成物の付
着,堆積を防止する。
【0016】本発明の第2の態様は、ロータ翼の下流側
端又は下流側端内側に対してパージガスを供給する構成
において、少なくともロータ翼の下流側端面又は下流側
端内側面に近接させてポンプベース部を設け、該ポンプ
ベース部に、ロータ翼に向けてパージガスを供給するパ
ージガス供給口を備えた構成とする。
【0017】パージガス供給口から供給されたパージガ
スは、ポンプベース部とロータ翼の下流側端面又は下流
側端内側面との間の隙間を充満して、プロセスガス等の
排気ガスの侵入を防止し、これによって、反応生成物の
付着,堆積を防止する。
【0018】本発明の第3の態様は、ガスシール部又は
ポンプベース部の円周状の溝を構成し、該溝内にパージ
ガス供給口を形成する構成とする。パージガス供給口か
ら供給されたパージガスは、一方をロータ翼の下流側端
面又は下流側端内側面とし、他方をガスシール部の壁面
とする溝内を満たし、これによって、下流側端面又は下
流側端内側面への排気ガスの侵入を防止する。
【0019】本発明の第4の態様は、ロータ翼はタービ
ン翼段及びモレキョラードラッグポンプ段を備え、下流
側端面又は下流側端内側面はモレキョラードラッグポン
プ段の端面又は端部内側面とするものである。
【0020】本発明のターボ分子ポンプによれば、ロー
タ翼の下流側端又は下流側端内側に排気ガスが侵入する
ことを防止し、これによってロータ翼への反応生成物の
付着,堆積を減少させることができる。ロータ翼への反
応生成物の付着,堆積を減少ささせることによって、タ
ーボ分子ポンプのメンテナンス間隔を長くし、ランニン
グコストを下げることができる。
【0021】また、ターボ分子ポンプを、プロセスガス
として腐食性ガスを用いるエッチング装置又はCVD装
置に適用した場合、ポンプ内部で腐食性ガスにさらされ
る部分を減らすことができるため、腐食による故障を減
少させることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照しながら詳細に説明する。図1は本発明のターボ分
子ポンプの一構成例を示す断面図である。図1におい
て、ターボ分子ポンプはケース内にスペーサ3を介して
取り付けられたステータ翼2と、ステータ翼2に対向し
て駆動軸4によって回転するロータ翼1を備える。ロー
タ翼1を高速回転させると、吸気口側Aから吸気した気
体分子は排気口側Bに移送され、ガス排気が行われる。
吸気口側Aには保護ネット8を有した吸気口フランジ7
が設けられ、また、排気口側Bには排気口フランジ9が
設けられている。
【0023】ロータ翼1は、吸気口側Aのタービン翼1
aと排気口側Bのねじ溝ロータ1bとを備え、それぞれ
ステータ側との間で形成される隙間を通して排気ガスの
移送が行われる。駆動軸4は、半径方向の支持を行うラ
ジアル磁気軸受10と、軸方向の支持を行うアキシアル
磁気軸受11とによって非接触で支持され、高周波モー
タ6によって駆動される。磁気軸受10,11の磁力制
御は、ギャップセンサ13で検出した駆動軸4の回転状
態信号をフィードバックし、磁気軸受を構成する電磁石
に流す電流を調整することによって行う。また、磁気軸
受が駆動しない場合には、駆動軸4はタッチダウンベア
リング12で支持される。上記したターボ分子ポンプの
構成は、通常用いられる一般的な構成である。なお、ね
じ溝ロータ1bはモレキュラードラッグポンプ段により
構成することができる。
【0024】本発明のターボ分子ポンプは、ロータ翼1
のねじ溝ロータ1bの下流側端に、ロータ翼の下流側端
又は下流側端内側に対してパージガスを供給する構成部
分を備え、図1中のガスシール部20はこの一構成例を
示している。
【0025】ガスシール部20は、ねじ溝ロータ1bの
下流側端面又は下流側端内側面に近接させてポンプベー
ス部5に固定し、ねじ溝ロータ1bの下流側端面又は下
流側端内側面とポンプベース部5との間にパージガスを
供給して、該パージガスで満たす部材である。ねじ溝ロ
ータ1bの下流側端面又は下流側端内側面とポンプベー
ス部5との隙間23に充満したパージガスは、ねじ溝ロ
ータ1bの下流側端から侵入する排気ガスを排斥して侵
入を防止する。
【0026】パージガスの供給は、ポンプベース部5内
に設けた供給路24を通して、ガスシール部20に形成
したパージガス供給口21からパージガスを吹き出すこ
とによって行うことができる。なお、パージガスの種類
は、化学的に不活性で、熱伝導率が高く、吸気口側に逆
流しにくい等の条件を備えた、たとえば窒素ガスを用い
ることができる。窒素ガスは価格が安価であるという利
点も備えている。
【0027】図2はガスシール部20の一構成例を説明
するための斜視図である。図2において、ガスシール部
20は、ポンプベース部5(図2には示していない)側
のフランジ部分に、ポンプベース部5に貫通するパージ
ガス供給口21を備える。また、パージガス供給口21
の開口部分に円周状の溝22を備えたリング形状とする
ことができる。
【0028】パージガス供給口21は、ガスシール部2
0の円周上に複数個設けることができる。溝22によっ
て、溝の全周にわたってパージガスの圧力を均一化する
ことができる。なお、配置間隔は任意とすることができ
るが、等分配とすることにより溝内部の圧力分布をより
均一とすることができる。
【0029】また、パージガスは、ねじ溝ロータ1bと
ガスシール部20との間の隙間23の中で発生する強制
対流によってロータ翼1側の熱を奪い、ガスシール部2
0に熱伝達する。ガスシール部20はポンプベース部5
と接触して固定されており、また、ポンプベース部5は
冷却管14によって水冷あるいはファン空冷されている
ため、ガスシール部20はポンプベース部5によって冷
却される。
【0030】パージガスの供給流量は、ねじ溝ロータ1
bとガスシール部20との間の隙間23に排気ガスが逆
流しない圧力となるように、排気口側Bの圧力よりも溝
22内の圧力が高くなるように設定する。また、補助ポ
ンプの実効排気性能を考慮し、ポンプのパージガスに対
する圧縮性能から定まる許容背圧を超えない範囲とす
る。
【0031】図3はパージガスの供給流量を説明するた
めの概略グラフである。図3は、吸気口側圧力と排気口
側圧力との関係を、パージガスの流量(図中の数値はパ
ージガスの流量の概略を示す目安であり、たとえばsccm
の単位である)をパラメータとして示し、吸気口側から
一定流量のガスを流したときに、パージガス(窒素ガ
ス)の流量を変化させたときの吸気口側圧力と排気口側
圧力との関係を示している。図3において、一般にター
ボ分子ポンプでは、パージガスの供給量が少ない場合に
は排気口側圧力はほぼ一定であるが、許容背圧Pを超え
ると吸気口側圧力は急激に増加する。したがって、パー
ジガスは、図3において、吸気口側圧力を許容背圧P以
下とする供給流量に設定する。
【0032】なお、前記説明では、ガスシール部20
は、ねじ溝ロータ1bの下流側端面又は下流側端内側面
に近接させてポンプベース部5に固定し、ねじ溝ロータ
1bの下流側端面又は下流側端内側面とポンプベース部
5との間にパージガスを供給しする構成としているが、
下流側端面及び下流側端内側面の両面に近接させてポン
プベース部5に固定し、ねじ溝ロータ1bの下流側端面
及び下流側端内側面の両面とポンプベース部5との間に
パージガスを供給する構成とすることもできる。なお、
図1,4は両面に近接させたガスシール部の構成を示し
ている。
【0033】図4は本発明のターボ分子ポンプの他の構
成例を示す断面図である。図4に示す構成例は、前記図
1に示す構成例のガスシール部を、ポンプベース部5側
に一体に形成する構成である。
【0034】なお、図4に示すターボ分子ポンプは図1
に示すターボ分子ポンプとガスシール部の構成の点で相
違するが、その他の構成は共通とすることができるた
め、ここでは、ガスシール部の構成のみについて説明
し、共通する構成の説明は省略する。
【0035】図4において、ガスシール部30はポンプ
ベース部5と一体に形成され、ポンプベース部5の一部
を、ロータ翼1のねじ溝ロータ1bの下流側端面又は下
流側端内側面側に近接させて形成し、図1のガスシール
部20と同様に、パージガス供給口31,溝32,隙間
33を構成する。パージガス供給口31から供給された
パージガスは溝32及び隙間33を満たして、ねじ溝ロ
ータ1bの下流側端内側面に排気ガスが侵入することを
防止し、反応生成物の付着,堆積を防止する。
【0036】パージガスは、図1のガスシール部20と
同様に専用の供給路から供給する構成とすることも、あ
るいは、磁気軸受の保護のためにポンプベース部5が備
えるパージガス供給路を兼用する構成とすることもでき
る。図4は磁気軸受の保護のためのパージガス供給路を
兼用する構成を示している。パージガス供給路34は、
ラジアル軸受10やアキシアル軸受11を排気ガスから
保護するために設けた、パージガス供給用の供給路であ
る。パージガス供給口31は、このパージガス供給路3
4と連通することによって、溝32及び隙間33にパー
ジガスを供給する。
【0037】本発明の実施の形態によれば、パージガス
の供給によって、排気ガスの侵入と、パージガスを介し
て行う冷却とによって、ロータ翼の下流側端内側面への
反応生成物の付着,堆積を防止することができる。特
に、WF6 等の高温で付着,堆積しやすい排気ガスにお
いても、反応生成物の付着,堆積を防止することができ
る。
【0038】本発明の実施の形態によれば、プロセスガ
スとして腐食性ガスを使用する場合は、ポンプ内部で腐
食性ガスにさらされる部分を減らすことができるため、
腐食による故障を減少させることができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のターボ分
子ポンプによれば、ロータ翼の反応生成物の付着を減少
させることができる。特に、排気作用に寄与しないロー
タ翼の下流側端内側に排気ガスが侵入することを防止し
て、ロータ翼の下流側端内側に反応生成物が付着、堆積
することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のターボ分子ポンプの一構成例を示す断
面図である。
【図2】ガスシール部の一構成例を説明するための斜視
図である。
【図3】パージガスの供給流量を説明するための概略グ
ラフである。
【図4】本発明のターボ分子ポンプの他の構成例を示す
断面図である。
【符号の説明】
1…ロータ翼、1a…タービン翼、1b…ねじ溝ロー
タ、2…ステータ翼、3…スペーサ、4…駆動軸、5…
ポンプベース部、6…高周波モータ、7…吸気口フラン
ジ、8…保護ネット、9…排気口フランジ、10…ラジ
アル磁気軸受、11…アキシアル磁気軸受、12…タッ
チダウンベアリング、13…ギャップセンサ、14…冷
却管、20,30…ガスシール部、21,31…パージ
ガス供給口、22,32…溝、23,33…隙間、2
4,34…供給路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸支したロータ翼を高速回転させること
    によりガス排気を行うターボ分子ポンプにおいて、前記
    ロータ翼に向けてパージガスを供給するパージガス供給
    口を備えたガスシール部を、少なくともロータ翼の下流
    側端面及び下流側端内側面に近接させて設けるととも
    に、前記ロータ翼に向けて供給されたパージガスが、前
    記ガスシール部とロータ翼の下流側端面及び下流側端内
    側面との間の隙間を充満して、ロータ翼の下流側端内側
    への排気ガスの侵入を防止し、これによって、ロータ翼
    の下流側端内側への反応生成物の付着、堆積を防止する
    よう前記パージガス供給口を構成したことを特徴とする
    ターボ分子ポンプ。
JP14275498A 1998-05-25 1998-05-25 ターボ分子ポンプ Expired - Lifetime JP3201348B2 (ja)

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