JP2021042990A - 壁形状計測装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】壁形状が、実際の壁の位置よりも自車寄りに算出されるのを抑制する。【解決手段】レーダ装置11は、車両が走行する道路に沿って設置された壁状物体を検出しているか否かを繰り返し判断し、壁状物体を検出していると判断した場合に、壁状物体までの距離を示す壁距離値を取得する。レーダ装置11は、車両の走行軌跡と、繰り返し取得された過去の複数の壁距離瞬時値とを用いて、複数の壁形状値を算出する。レーダ装置11は、壁距離瞬時値が急激に変化したか否かを予め設定された急変判断条件に基づいて判断する。レーダ装置11は、壁距離瞬時値が急激に変化したと判断した場合に、壁距離瞬時値が急激に変化したと判断した以降における壁形状値を外挿する。【選択図】図1

Description

本開示は、道路に沿って設置された壁の形状を計測する壁形状計測装置に関する。
特許文献1には、車両に搭載されたレーダ装置から、車両の側方に存在する壁までの距離を検出した結果を示す壁距離情報を取得し、この壁距離情報と、車両の走行軌跡とに基づいて、壁形状を算出することが記載されている。
特開2016−85567号公報
しかし、特許文献1に記載の技術では、レーダ装置を搭載した車両(以下、自車)と壁との間に他の車両が存在する状況になると、他の車両の側面を壁と誤認識した場合に、壁形状が、実際の壁の位置よりも自車寄りに算出されて、壁形状の誤算出が発生してしまうという問題があった。
本開示は、壁形状が、実際の壁の位置よりも自車寄りに算出されるのを抑制することを目的とする。
本開示の一態様は、車両に搭載される壁形状計測装置(11,12)であって、壁距離取得部(S40)と、壁形状算出部(S10,S20,S50,S70)と、急変判断部(S280,S290)と、外挿部(S320)とを備える。
壁距離取得部は、車両の周囲における予め設定された検出範囲に送信されて反射したレーダ波を受信することにより得られる受信信号を用いて、車両が走行する道路に沿って設置された壁状物体を検出しているか否かを繰り返し判断し、壁状物体を検出していると判断した場合に、受信信号を用いて、壁状物体までの距離を示す壁距離値を取得するように構成される。
壁形状算出部は、車両の走行軌跡と、壁距離取得部により繰り返し取得された過去の複数の壁距離値とを用いて、壁状物体の表面における複数の箇所の位置を示す複数の壁形状値を算出するように構成される。
急変判断部は、壁距離取得部により取得された壁距離値が急激に変化したか否かを予め設定された急変判断条件に基づいて判断するように構成される。
外挿部は、壁距離値が急激に変化したと急変判断部が判断した場合に、壁距離値が急激に変化したと急変判断部が判断した以降における壁形状値を外挿するように構成される。
このように構成された本開示の壁形状計測装置は、壁距離値が急激に変化した場合に、壁距離値が急激に変化した以降における壁形状値を外挿する。このため、本開示の壁形状計測装置は、例えば、自車と壁との間に他の車両が存在していない状況から、自車と壁との間に他の車両が存在する状況に変化すると、他の車両の側面を壁と誤認識した場合に、壁距離値が急激に変化し、壁距離値が急激に変化する前の壁形状値に基づいて、壁距離値が急激に変化した以降における壁形状値を算出する。これにより、本開示の壁形状計測装置は、壁形状が、実際の壁の位置よりも自車寄りに算出されるのを抑制することができる。
車載システムの構成を示すブロック図である。 レーダ装置の構成を示すブロック図である。 壁算出処理を示すフローチャートである。 フィルタ値算出処理を示すフローチャートである。 外挿処理を示すフローチャートである。 第1実施形態の補間処理を示すフローチャートである。 補間方法を示す図である。 壁形状を算出する方法を示す図である。 外挿処理の有無による壁形状の違いを示す図である。 補間処理の有無による壁形状の違いを示す図である。 第2実施形態の補間処理を示すフローチャートである。 第3実施形態の補間処理を示すフローチャートである。
[第1実施形態]
以下に本開示の第1実施形態を図面とともに説明する。
本実施形態の車載システム1は、図1に示すように、運転支援ECU2と、レーダシステム3と、警報装置4とを備える。ECUは、Electronic Control Unitの略である。本実施形態では、車載システム1は、4輪自動車である車両に搭載されている。以下、車載システム1が搭載された車両を、自車ともいう。
レーダシステム3は、複数のレーダ装置11,12,13,14・・・を備える。本実施形態では、レーダ装置11は車両の後部右側面に設置され、レーダ装置12は車両の後部左側面に設置され、レーダ装置13は車両の前部右側面に設置され、レーダ装置14は車両の前部左側面に設置される。
レーダ装置11,12は、その検出範囲内に、自車の直進方向に沿った後方向と、直進方向に直交する横方向とが含まれるように配置される。レーダ装置11は、車両の右側および右後ろ側に存在する物体に関する情報を取得する。レーダ装置12は、車両の左側および左後ろ側に存在している物体に関する情報を取得する。
レーダ装置13,14は、その検出範囲内に、自車の直進方向に沿った前方向と、直進方向に直交する横方向とが含まれるように配置される。レーダ装置13は、車両の右側および右前側に存在する物体に関する情報を取得する。レーダ装置14は、車両の左側および左前側に存在している物体に関する情報を取得する。
なお、レーダ装置において採用される物標の検出方式は、例えばFMCW方式および二周波CW方式などの種々の検出方式が知られている。本実施形態のレーダ装置11,12,13,14・・・は、FMCW方式のいわゆる「ミリ波レーダ」として構成されている。
レーダシステム3を構成する複数のレーダ装置11,12,13,14・・・は、何れも、基本的には同じ構成および機能を有している。
図2に示すように、レーダ装置11,12,13,14・・・は、処理サイクルが経過する毎に繰り返しレーダ波を発射して反射波を受信し、その受信信号Srに基づいて、レーダ波を反射した物標までの距離D、物標の相対速度Vr、および物標の方位θを検出する処理を実行する。
レーダ装置11,12,13,14・・・は、検出した観測値(D,Vr,θ)に基づいて、運転者による車両の運転を支援するための運転支援情報を生成して、この運転支援情報を運転支援ECU2へ出力する。
運転支援ECU2は、レーダ装置11,12,13,14・・・から入力される運転支援情報に基づいて、運転者による車両の運転を支援するための各種処理を実行する。運転支援に関する処理には、例えば、接近物があることを運転者に警報を発する処理、および、ブレーキシステムおよびステアリングシステム等を制御することにより接近物との衝突を回避したり自動で車線変更するための車両制御を実行したりする処理等が含まれてもよい。
レーダ装置11,12,13,14・・・は、送信回路20と、分配器30と、送信アンテナ40と、受信アンテナ50と、受信回路60と、処理ユニット70と、出力ユニット80と、ネットワークインタフェース(以下、ネットワークI/F)90とを備える。
送信回路20は、送信アンテナ40に送信信号Ssを供給するための回路である。送信回路20は、ミリ波帯の高周波信号を、送信アンテナ40の上流に位置する分配器30へ出力する。送信回路20は、具体的には、上り変調区間と下り変調区間とを変調周期Tmで交互に繰り返し、各変調区間で生成された高周波信号を分配器30へ出力する。なお、送信回路20は、上り変調区間では、周波数が増加するように周波数変調された高周波信号を生成し、下り変調区間では、周波数が減少するように周波数変調された高周波信号を生成する。
分配器30は、送信回路20から入力される高周波信号を、送信信号Ssとローカル信号Lとに電力分配する。
送信アンテナ40は、分配器30から供給される送信信号Ssに基づいて、送信信号Ssに対応する周波数のレーダ波を発射する。
受信アンテナ50は、物標にて反射されたレーダ波である反射波を受信するためのアンテナである。この受信アンテナ50は、複数のアンテナ素子51が一列に配置されたリニアアレーアンテナとして構成される。各アンテナ素子51による反射波の受信信号Srは、受信回路60に入力される。
受信回路60は、受信アンテナ50を構成する各アンテナ素子51から入力される受信信号Srを処理して、アンテナ素子51毎のビート信号BTを生成し出力する。具体的に、受信回路60は、アンテナ素子51毎に、当該アンテナ素子51から入力される受信信号Srと分配器30から入力されるローカル信号Lとをミキサ61を用いて混合することにより、アンテナ素子51毎のビート信号BTを生成して出力する。
以下、上り変調区間のレーダ波が送信されている期間において受信信号Srと送信信号とを混合することにより生成されるビート信号BTを上りビート信号という。また、下り変調区間のレーダ波が送信されている期間において受信信号Srと送信信号とを混合することにより生成されるビート信号BTを下りビート信号という。
但し、ビート信号BTを出力するまでの過程には、受信信号Srを増幅する過程と、ビート信号BTから不要な信号成分を除去する過程と、ビート信号BTをデジタルデータに変換する過程とが含まれる。このように、受信回路60は、生成したアンテナ素子51毎のビート信号BTをデジタルデータに変換して出力する。出力されたアンテナ素子51毎のビート信号BTは、処理ユニット70に入力される。
処理ユニット70は、CPU71、ROM72およびRAM73等を備えたマイクロコンピュータを中心に構成された電子制御装置である。マイクロコンピュータの各種機能は、CPU71が非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。この例では、ROM72が、プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に該当する。また、このプログラムの実行により、プログラムに対応する方法が実行される。なお、CPU71が実行する機能の一部または全部を、一つあるいは複数のIC等によりハードウェア的に構成してもよい。また、処理ユニット70を構成するマイクロコンピュータの数は1つでも複数でもよい。
また処理ユニット70は、高速フーリエ変換(以下、FFT)処理等を実行するコプロセッサを備えてもよい。FFTは、Fast Fourier Transformの略である。
ネットワークI/F90は、処理ユニット70がネットワーク6を介して他の制御システム5とデータ通信を行うための通信インタフェースである。ネットワーク6は、本実施形態では、車載ネットワークとして周知のCANである。CANは、Controller Area Networkの略である。CANは登録商標である。
他の制御システム5は、運転支援ECU2以外の他の複数の車載装置(例えば、ECUおよびセンサ等)を包含している。
ネットワーク6には、他の制御システム5から定期的に各種のオドメトリ情報が送出されている。処理ユニット70は、ネットワーク6を介してオドメトリ情報を取得する。取得するオドメトリ情報には、車両の速度(以下、車速)Vs、車両のヨーレートω、車両の舵角α、車両の旋回半径Rsなどが含まれる。
他の制御システム5は、不図示の車速センサ、ヨーレートセンサおよび舵角センサからの検出信号に基づいて、車速Vs、ヨーレートωおよび舵角αを算出し、更に舵角αに基づく所定の演算方法にて旋回半径Rsを算出する。なお、処理ユニット70は、旋回半径Rsをネットワーク6経由で取得する代わりに、ネットワーク6経由で取得した舵角αに基づいてレーダ装置11,12,13,14・・・の内部で旋回半径Rsを算出するようにしてもよい。
このように構成された車載システム1において、レーダ装置11,12のCPU71は、壁算出処理を実行する。
まず、レーダ装置11のCPU71が実行する壁算出処理の手順を説明する。壁算出処理は、処理ユニット70の動作中において上記の処理サイクルが経過する毎に繰り返し実行される処理である。
壁算出処理が実行されると、CPU71は、図3に示すように、まずS10にて、他の制御システム5からネットワーク6経由でオドメトリ情報を取得する。S10で取得されるオドメトリ情報には、少なくとも車速Vs、ヨーレートω、舵角αおよび旋回半径Rsが含まれる。CPU71は、S10で取得したオドメトリ情報のうち、上記の処理サイクルのNサイクル前から現在までにおけるオドメトリ情報をRAM73に記憶する。Nは2以上の整数である。なお、Nは、自車において検出する距離(例えば、100m後方)等と自車速等を考慮して決定される。
さらにCPU71は、S20にて、上記の処理サイクルのNサイクル前から現在までにおける自車の走行軌跡を算出する。具体的には、CPU71は、現在位置を基準とした1サイクル前からNサイクル前までの各処理サイクルにおける自車位置の推定値(以下、自車推定位置)を、S10で取得したオドメトリ情報(すなわち、Nサイクル前までの各処理サイクルでの取得値)を用いて算出する。そしてCPU71は、現在位置と、算出した各サイクルの自車推定位置とを結んだ線を、自車走行軌跡とする。なお、オドメトリ情報から自車走行軌跡を算出する技術は周知であるため、その詳細についての説明は省略する。
なお、S10で取得されるオドメトリ情報には、車速センサおよびヨーレートセンサによる検出誤差およびノイズ等の種々の要因で、誤差が含まれている。そのため、CPU71は、S20にて、Nサイクル前までの過去の処理サイクルでの各自車推定位置について、オドメトリ情報の誤差を考慮した、自車推定位置の推定存在範囲も算出する。推定存在範囲は、自車推定位置を基準とした誤差分散として表すことができる。さらに、その誤差分散を車線幅方向(すなわち、進行方向に垂直な方向)に射影することで、自車推定位置の車線幅方向の存在確率を、自車推定位置を中心とした所定の確率分布として表すことができる。
本実施形態では、オドメトリ情報の誤差要因に起因する自車推定位置の誤差分散を、正規分布としてモデル化している。つまり、オドメトリ情報を用いて算出した自車推定位置における存在確率が、正規分布における確率の最も高いピーク値となり、自車推定位置から車線幅方向に離れるほど、正規分布に従って、存在確率が減少していく。
そしてCPU71は、S30にて、隣接車線確率マップを算出する。具体的には、CPU71は、Nサイクル前までの各自車推定位置毎に、隣接車線の位置(具体的には、車線幅方向の両端位置)を規定する。そして、その規定した隣接車線の位置に、自車推定位置における誤差分散を射影して、隣接車線の確率分布を算出する。
CPU71は、具体的に、隣接車線を区分する2つの車線区分線(すなわち、隣接車線の両側の各車線区分線)の位置、すなわち、自車両に近い側の車線区分線(以下、内側区分線)の位置(以下、内側区分位置)の推定値である内側推定区分位置と、自車両から遠い側の車線区分線(以下、外側区分線)の位置(以下、外側区分位置)の推定値である外側推定区分位置とを規定する。そしてCPU71は、各推定区分位置に対し、自車推定位置の誤差分散をそのまま射影することで、各区分位置の、車線幅方向の確率分布を設定する。
つまり、内側区分位置については、内側推定区分位置が正規分布のピーク値となり、その内側推定区分位置から離れていくと、正規分布に従って、内側区分位置の存在確率は減少していく。外側区分位置についても、外側推定区分位置が正規分布のピーク値となり、その外側推定区分位置から離れていくと、正規分布に従って、外側区分位置の存在確率は減少していく。
そしてCPU71は、Nサイクル前までの各処理サイクルにおける、内側区分位置の存在確率が等しい点(例えば、所定確率P1,P2,P3の点)を結ぶとともに、外側区分位置の存在確率が等しい点(例えば、内側と同じく所定確率P1,P2,P3の点)を結ぶことで、隣接車線確率マップを算出する。この隣接車線確率マップは、隣接車線が存在する確率がP1,P2,P3である領域を示すマップであり、換言すれば、その隣接車線確率マップで表される領域内にターゲットが存在している場合はそのターゲットが隣接車線に存在している確率がP1,P2,P3であることを示すマップであるとも言える。
なお、本実施形態では、確率P1,P2,P3は、100,70,30%である。そして、確率P1である領域を示すマップは、1σ(すなわち、68.3%)の点を結んだラインにより形成される。確率P2である領域を示すマップは、2σ(すなわち、95.5%)の点を結んだラインにより形成される。確率P3である領域を示すマップは、3σ(すなわち、99.7%)の点を結んだラインにより形成される。
次にCPU71は、S40にて、壁距離瞬時値を取得する。具体的には、CPU71は、まず、上りビート信号および下りビート信号のパワースペクトラムのそれぞれに対して、ピーク抽出周波数範囲内で複数のピーク(本実施形態では、電力が高い順に3個のピーク)を抽出し、方位展開処理(例えば、MUSIC、DBF、CAPON等)を実施する。
パワースペクトラムは、上りビート信号および下りビート信号のそれぞれについて周波数解析処理(例えば、FFT処理)を実行することにより算出される。パワースペクトラムでは、ビート信号の電力が周波数ビン毎に表される。周波数ビンは、パワースペクトラムの単位目盛りとなる周波数範囲である。パワースペクトラムは、複数のアンテナ素子51のそれぞれについて得られる。S40においてピークを抽出する対象となるパワースペクトラムは、各アンテナ素子51から得られたパワースペクトラムを平均した平均パワースペクトラムである。
さらにCPU71は、方位展開スペクトラムから更に方位ピークを抽出し、上り及び下りの複数の方位ピークで、壁の特徴を考慮したペアマッチを実施する。そしてCPU71は、ペアマッチが成立した場合に、壁を検出したと判断し、ペアマッチが成立しなかった場合に、壁を検出することができなかったと判断する。
なお、CPU71は、以下の第1ペアマッチ判断条件、第2ペアマッチ判断条件および第3ペアマッチ判断条件の全てが成立した場合に、ペアマッチが成立したと判断する。
第1ペアマッチ判断条件は、上りと下りの周波数がほぼ一致していることである。第1ペアマッチ判断条件は、真横の壁は自車に対して相対速度を持たないことに基づいて設定された条件である。
第2ペアマッチ判断条件は、上りと下りの方位がほぼ一致していることである。第2ペアマッチ判断条件は、上り及び下りが共に真横方向の壁を検出していることに基づいて設定された条件である。
第3ペアマッチ判断条件は、上りと下りの電力がほぼ一致していることである。第3ペアマッチ判断条件は、同一の物標から反射した受信信号Srの電力は基本的には一致することに基づいて設定された条件である。
ここで、壁を検出したと判断した場合には、CPU71は、ペアマッチが成立したピークペアから算出された距離Dを、壁距離瞬時値として取得する。
そしてCPU71は、S50にて、フィルタ値算出処理を実行する。
次に、フィルタ値算出処理の手順を説明する。
フィルタ値算出処理が実行されると、CPU71は、図4に示すように、まずS210にて、過去に右側の壁を検出したか否かを判断する。なお、S210における過去とは、処理ユニット70が直近で起動してから現時点までの間である。
ここで、過去に右側の壁を検出していない場合には、CPU71は、S220にて、今回のサイクルで右側の壁を検出したか否かを判断する。ここで、今回の処理サイクルで右側の壁を検出した場合には、CPU71は、S230にて、RAM73に設けられた壁フィルタ値FV(N),FV(N−1),FV(N−2),・・・,FV(1),FV(0)を更新する。具体的には、CPU71は、まず、壁フィルタ値FV(N),FV(N−1),・・・,FV(1)の値をそれぞれ、壁フィルタ値FV(N−1),FV(N−2),・・・,FV(0)に格納する。次にCPU71は、壁フィルタ値FV(N)に、S40で取得した壁距離瞬時値(以下、今回値)を格納する。
そしてCPU71は、S240にて、RAM73に設けられた外挿カウンタCT1を初期化(すなわち、0に設定)し、フィルタ値算出処理を終了する。
またS220にて、今回の処理サイクルで右側の壁を検出していない場合には、CPU71は、S250にて、壁フィルタ値FV(N),FV(N−1),FV(N−2),・・・,FV(1),FV(0)を更新する。具体的には、CPU71は、まず、壁フィルタ値FV(N),FV(N−1),・・・,FV(1)の値をそれぞれ、壁フィルタ値FV(N−1),FV(N−2),・・・,FV(0)に格納する。次にCPU71は、壁フィルタ値FV(N)に、予め設定された初期値を格納する。本実施形態では、初期値は、15mに相当する値に設定されている。
そしてCPU71は、S260にて、外挿カウンタCT1を初期化し、フィルタ値算出処理を終了する。
またS210にて、過去に右側の壁を検出した場合には、CPU71は、S270にて、今回の処理サイクルで右側の壁を検出したか否かを判断する。ここで、今回の処理サイクルで右側の壁を検出していない場合には、CPU71は、S320に移行する。一方、今回の処理サイクルで右側の壁を検出した場合には、CPU71は、S280にて、差分DT1を算出する。具体的には、CPU71は、後述する外挿処理が前回の処理サイクルで実行されなかった場合には、壁フィルタ値FV(N)に格納されている値(すなわち、前回のサイクルでの壁フィルタ値)と今回値との差分を示す値を、RAM73に設けられた差分DT1に格納する。一方、CPU71は、外挿処理が前回のサイクルで実行された場合には、外挿処理が開始される直前における壁フィルタ値と、今回値との差分を示す値を、差分DT1に格納する。
そしてCPU71は、S290にて、差分DT1に格納されている値が、予め設定された第1閾値Vth1未満であるか否かを判断する。
ここで、差分DT1に格納されている値が第1閾値Vth1未満である場合には、CPU71は、S300にて、壁フィルタ値FV(N),FV(N−1),FV(N−2),・・・,FV(1),FV(0)を更新する。具体的には、CPU71は、まず、壁フィルタ値FV(N),FV(N−1),・・・,FV(1)の値をそれぞれ、壁フィルタ値FV(N−1),FV(N−2),・・・,FV(0)に格納する。次にCPU71は、式(1)の右辺により算出した値を、壁フィルタ値FV(N)に格納する。なお、式(1)におけるTV1は今回値である。
FV(N)=TV1×0.3+FV(N−1)×0.7 ・・・(1)
そしてCPU71は、S310にて、外挿カウンタCT1を初期化し、フィルタ値算出処理を終了する。
またS290にて、差分DT1に格納されている値が第1閾値Vth1以上である場合には、CPU71は、S320に移行する。
そしてS320に移行すると、CPU71は、外挿処理を実行し、フィルタ値算出処理を終了する。
次に、外挿処理の手順を説明する。
外挿処理が実行されると、CPU71は、図5に示すように、まずS410にて、外挿カウンタCT1の値が予め設定された第2閾値Vth2未満であるか否かを判断する。なお、本実施形態では、第2閾値Vth2は10に設定されている。
ここで、外挿カウンタCT1の値が第2閾値Vth2未満である場合には、CPU71は、S420にて、壁フィルタ値FV(N),FV(N−1),FV(N−2),・・・,FV(1),FV(0)を更新する。具体的には、CPU71は、まず、壁フィルタ値FV(N),FV(N−1),・・・,FV(1)の値をそれぞれ、壁フィルタ値FV(N−1),FV(N−2),・・・,FV(0)に格納する。次にCPU71は、壁フィルタ値FV(N−1)の値を、壁フィルタ値FV(N)に格納する。
そしてCPU71は、S430にて、外挿カウンタCT1をインクリメント(すなわち、1加算)し、外挿処理を終了する。
またS410にて、外挿カウンタCT1の値が第2閾値Vth2以上である場合には、CPU71は、S440にて、外挿カウンタCT1の値が予め設定された第3閾値Vth3未満であるか否かを判断する。なお、本実施形態では、第3閾値Vth3は30に設定されている。
ここで、外挿カウンタCT1の値が第3閾値Vth3未満である場合には、CPU71は、S450にて、壁フィルタ値FV(N),FV(N−1),FV(N−2),・・・,FV(1),FV(0)を更新する。具体的には、CPU71は、まず、壁フィルタ値FV(N),FV(N−1),・・・,FV(1)の値をそれぞれ、壁フィルタ値FV(N−1),FV(N−2),・・・,FV(0)に格納する。次にCPU71は、式(2)の右辺により算出した値を、壁フィルタ値FV(N)に格納する。なお、式(2)におけるMDは、予め設定された最大距離である。本実施形態では、最大距離MDは、15mに相当する値に設定されている。すなわち、CPU71は、式(1)において最大距離MDを今回値TV1として壁フィルタ値FV(N)を算出する。
FV(N)=MD×0.3+FV(N−1)×0.7 ・・・(2)
そしてCPU71は、S460にて、外挿カウンタCT1をインクリメントし、外挿処理を終了する。
またS440にて、外挿カウンタCT1の値が第3閾値Vth3以上である場合には、CPU71は、S470にて、壁フィルタ値FV(N),FV(N−1),FV(N−2),・・・,FV(1),FV(0)を更新する。具体的には、CPU71は、まず、壁フィルタ値FV(N),FV(N−1),・・・,FV(1)の値をそれぞれ、壁フィルタ値FV(N−1),FV(N−2),・・・,FV(0)に格納する。次にCPU71は、予め設定された無効値を壁フィルタ値FV(N)に格納する。本実施形態では、無効値は、100mに相当する値に設定されている。
そしてCPU71は、S480にて、外挿カウンタCT1をインクリメントし、外挿処理を終了する。
そして、フィルタ値算出処理が終了すると、図3に示すように、CPU71は、S60にて、補間処理を実行する。
次に、補間処理の手順を説明する。
補間処理が実行されると、CPU71は、図6に示すように、まずS610にて、過去に右側の壁を検出したか否かを判断する。
ここで、過去に右側の壁を検出していない場合には、CPU71は、補間処理を終了する。一方、過去に右側の壁を検出した場合には、CPU71は、S620にて、今回の処理サイクルで右側の壁を検出したか否かを判断する。
ここで、今回の処理サイクルで右側の壁を検出していない場合には、CPU71は、補間処理を終了する。一方、今回の処理サイクルで右側の壁を検出した場合には、CPU71は、S630にて、前回の処理サイクルで外挿処理が実行されたか否かを判断する。
ここで、前回の処理サイクルで外挿処理が実行されていない場合には、CPU71は、補間処理を終了する。一方、前回の処理サイクルで外挿処理が実行された場合には、CPU71は、S640にて、外挿カウンタCT1の値が予め設定された第4閾値Vth4未満であるか否かを判断する。なお、本実施形態では、第4閾値Vth4は40に設定されている。
ここで、外挿カウンタCT1の値が第4閾値Vth4以上である場合には、CPU71は、補間処理を終了する。一方、外挿カウンタCT1の値が第4閾値Vth4未満である場合には、CPU71は、S650にて、差分DT3を算出する。具体的には、CPU71は、直近で外挿処理が開始される直前における壁フィルタ値と、今回値との差分を示す値を、RAM73に設けられた差分DT3に格納する。
そしてCPU71は、S660にて、差分DT3に格納されている値が、予め設定された第5閾値Vth5未満であるか否かを判断する。本実施形態では、第5閾値Vth5は、1mに相当する値に設定されている。
ここで、差分DT3に格納されている値が第5閾値Vth5以上である場合には、CPU71は、補間処理を終了する。一方、差分DT3に格納されている値が第5閾値Vth5未満である場合には、CPU71は、S670にて、外挿期間中における壁フィルタ値を補間し、補間処理を終了する。具体的には、CPU71は、例えば、直近で外挿処理が開始される直前における壁フィルタ値と、壁フィルタ値FV(N)とを用いて線形補間することにより、外挿期間中における壁フィルタ値を算出する。
例えば、図7に示すように、期間PT1は、壁が検出されている期間であり、壁フィルタ値は5mから6mの間で変動している。期間PT2は、外挿処理が行われている期間であり、最初の10サイクルでは、壁フィルタ値は前回値を保持する。そして、10サイクルを超えると、壁フィルタ値は最大距離(すなわち、15m)に徐々に近付いていく。さらに、30サイクルを超えると、壁フィルタ値は無効値になる。期間PT3は、壁が検出されている期間であり、壁フィルタ値は6m付近で変動している。
補間処理は、補間直線CLで示すように、外挿処理が行われる直前の壁フィルタ値PF1と、外挿処理が終了した直後の壁フィルタ値PF2とを直線で接続することにより、外挿期間中における壁フィルタ値を算出する。
そして、補間処理が終了すると、図3に示すように、CPU71は、S70にて、壁形状値を算出する。具体的には、CPU71は、図8に示すように、現在からNサイクル前までにおける自車の走行軌跡TRを構成する自車推定位置CP(N),CP(N−1),CP(N−2)・・・,CP(1),CP(0)のそれぞれを起点として、直進方向に直交する横方向に沿って右側に壁フィルタ値FV(N),FV(N−1),FV(N−2),・・・,FV(1),FV(0)離れた位置を壁位置WP(N),WP(N−1),WP1(N−2),・・・,WP(1),WP(0)とする。壁位置WP(N)〜WP1(0)は、壁形状値である。
そして、S70の処理が終了すると、図3に示すように、CPU71は、S80にて、隣接車線におけるターゲットの存在確率を算出する。具体的には、CPU71は、S30で算出した隣接車線確率マップに、S70で算出した壁形状値を加味して、ターゲットの存在確率分布を算出する。すなわち、CPU71は、基本的には、隣接車線確率マップに従ってターゲットの存在確率を算出する。しかし、壁が存在している場合には、CPU71は、隣接車線確率マップにおける壁の外側の領域について一律に、隣接車線の存在確率を0とし、その領域についてはターゲットの存在確率は0とする。あるいは、CPU71は、壁よりも外側に検出した物標を削除してもよい。
さらにCPU71は、S90にて、隣接車線におけるターゲットの存在の有無を判断する。具体的には、CPU71は、S80で算出したターゲット存在確率と、検出されたターゲットの位置情報に基づいて、ターゲットが隣接車線に存在しているか否かを判断する。ターゲットの隣接車線存在確率は、今サイクルの値のみで算出されるのではなく、過去の隣接車線存在確率に忘却係数をかけたフィルタ値により最終的な隣接車線存在確率が算出される。
例えば、ターゲット存在確率のフィルタ値が70%以上である場合には、CPU71は、そのターゲットは隣接車線に存在していると判断する。逆に、ターゲット存在確率のフィルタ値70%未満である場合には、CPU71は、そのターゲットは隣接車線には存在していないと判断する。
次にCPU71は、S100にて、警報対象物を抽出する。具体的には、CPU71は、隣接車線にターゲットが存在しているとS90で判断した場合に、そのターゲットと自車との位置関係を確認する。そして、両者の位置関係が所定の条件を満たしている場合に、CPU71は、そのターゲットを警報対象物として抽出する。所定の条件は、例えば、以下の第1抽出条件および第2抽出条件の少なくとも一方が成立することである。第1抽出条件は、自車とターゲットとの距離(以下、相対距離)が所定距離以下であることである。第2抽出条件は、レーダ装置で検出される相対速度から推定した、自車までの到達時間が所定時間以下であることである。
そしてCPU71は、S110にて、警報出力処理を実行し、壁算出処理を終了する。具体的には、CPU71は、S100で警報対象物を抽出した場合に、その警報対象物の存在を示す警報の出力を指示する警報指示を運転支援ECU2へ出力する。運転支援ECU2は、警報指示を取得すると、警報指示が示す内容の警報を警報装置4に出力させる。
レーダ装置12のCPU71が実行する壁算出処理は、左側の壁を対象としている点以外は、レーダ装置11のCPU71が実行する壁算出処理と同一である。このため、レーダ装置12のCPU71が実行する壁算出処理の手順の説明を省略する。
図9に示すグラフGR1の線WF1は、壁の誤検出が発生した場合において外挿処理が行われなかったときの壁形状を示す。楕円EL1で囲まれている部分では、壁形状が自車寄りに算出されている。
一方、図9に示すグラフGR2の線WF2は、グラフGR1と同様の壁誤検出が発生した場合において外挿処理が行われたときの壁形状を示す。楕円EL1と同じ位置に配置されている楕円EL2で囲まれている部分において、壁形状が改善されている。
図9に示すグラフGR3の線WF3は、グラフGR1と異なる壁誤検出が発生した場合において外挿処理が行われなかったときの壁形状を示す。楕円EL3で囲まれている部分では、壁形状が自車寄りに算出されている。
一方、図9に示すグラフGR4の線WF4は、グラフGR3と同様の壁誤検出が発生した場合において外挿処理が行われたときの壁形状を示す。楕円EL3と同じ位置に配置されている楕円EL4で囲まれている部分において、壁形状が自車寄りに算出されておらず、壁形状が改善されている。しかし、壁形状は、実際の壁に対して外側に算出されている。
図10に示すグラフGR5は、図9に示すグラフGR4と同一である。すなわち、図10に示すグラフGR5の線WF5は、グラフGR3と同様の壁誤検出が発生した場合において、外挿処理が行われ、補間処理が行われなかったときの壁形状を示す。楕円EL5で囲まれている部分では、壁形状は、実際の壁に対して外側に算出されている。
一方、図10に示すグラフGR6の線WF6は、グラフGR5と同様の壁誤検出が発生した場合において補間処理が行われたときの壁形状を示す。グラフGR6の破線WF7は、グラフGR5の線WF5と同一である。楕円EL5と同じ位置に配置されている楕円EL6で囲まれている部分において、壁形状は、自車寄りに算出されておらず、且つ、実際の壁に対して外側に算出されていない。すなわち、壁形状は、実際の壁の位置付近となるように算出され、壁形状が改善されている。
このように構成されたレーダ装置11,12は、自車の周囲における予め設定された検出範囲に送信されて反射したレーダ波を受信することにより得られる受信信号Srを用いて、自車が走行する道路に沿って設置された壁を検出しているか否かを繰り返し判断する。そしてレーダ装置11,12は、壁を検出していると判断した場合に、受信信号Srを用いて、壁までの距離を示す壁距離瞬時値を取得する。
レーダ装置11,12は、車両の走行軌跡と、繰り返し取得された過去の複数の壁距離瞬時値とを用いて、壁の表面における複数の箇所の位置を示す複数の壁形状値を算出する。
レーダ装置11,12は、取得された壁距離瞬時値が急激に変化したか否かを予め設定された急変判断条件に基づいて判断する。急変判断条件は、差分DT1が第1閾値Vth1未満であること、および、差分DT2が第1閾値Vth1未満であることである。
レーダ装置11,12は、壁距離瞬時値が急激に変化したと判断した場合に、壁距離瞬時値が急激に変化したと判断した以降における壁形状値を外挿する。
このようにレーダ装置11,12は、壁距離瞬時値が急激に変化した場合に、壁距離瞬時値が急激に変化した以降における壁形状値を外挿する。このため、レーダ装置11,12は、例えば、自車と壁との間に他の車両が存在していない状況から、自車と壁との間に他の車両が存在する状況に変化すると、壁距離瞬時値が急激に変化し、壁距離瞬時値が急激に変化する前の壁形状値に基づいて、壁距離値が急激に変化した以降における壁形状値を算出する。これにより、レーダ装置11,12は、壁形状が、実際の壁の位置よりも自車寄りに算出されるのを抑制することができる。
レーダ装置11,12は、壁距離瞬時値にフィルタ処理を施した壁フィルタ値を算出し、更に、走行軌跡と、複数の壁フィルタ値とを用いて、複数の壁形状値を算出する。そして運転支援ECU2は、外挿回数(すなわち、外挿カウンタCT1の値)が予め設定された第2閾値Vth2未満である場合には、今回の壁フィルタ値を前回の壁フィルタ値に保持することにより壁形状値を外挿する。これにより、レーダ装置11,12は、壁形状が、実際の壁の位置よりも自車寄りに算出されるのを抑制することができる。
レーダ装置11,12は、外挿回数が、第2閾値Vth2より大きくなるように設定された第3閾値Vth3未満である場合には、壁フィルタ値が予め設定された最大距離MDに近付くようにすることにより壁形状値を外挿する。これにより、レーダ装置11,12は、壁形状が、実際の壁の位置よりも自車寄りに算出されるのを抑制することができる。
レーダ装置11,12は、外挿回数が第3閾値Vth3以上である場合には、壁フィルタ値を、最大距離MDより大きくなるように設定された無効値に設定することにより壁形状値を外挿する。これにより、レーダ装置11,12は、壁形状の算出結果が無効であることを、壁形状値により示すことができる。
外挿を行っていないときにおける急変判断条件は、今回の壁距離瞬時値と前回の壁フィルタ値との差分が第1閾値Vth1以上であることである。また、外挿を行っているときにおける急変判断条件は、今回の壁距離瞬時値と、外挿が実行される直前における壁フィルタ値との差分が第1閾値Vth1以上であることである。
レーダ装置11,12は、壁を検出したか否かを判断する。なお、レーダ装置11,12は、今回の壁距離瞬時値と、外挿が実行される直前における壁フィルタ値との差分が、予め設定された第5閾値Vth5未満である場合に、壁を検出したと判断する。そして運転支援ECU2は、壁を検出したと判断し、且つ、外挿が実行されている外挿期間(すなわち、外挿カウンタCT1の値)が予め設定された第4閾値Vth4未満である場合に、外挿期間における複数の壁形状値を補間する。これにより、レーダ装置11,12は、壁形状が実際の壁の位置と大きく異なってしまうのを抑制することができる。
以上説明した実施形態において、レーダ装置11,12は壁形状計測装置に相当し、S40は壁距離取得部としての処理に相当し、S10,S20,S50,S70は壁形状算出部としての処理に相当する。
また、S280,S290は急変判断部としての処理に相当し、S320は外挿部としての処理に相当する。
また、右側の壁および左側の壁は壁状物体に相当し、壁距離瞬時値は壁距離値に相当し、壁フィルタ値FVは壁距離フィルタ値に相当する。
また、外挿カウンタCT1の値は外挿回数に相当し、第2閾値Vth2は保持判断値に相当し、第3閾値Vth3は最大判断値に相当し、最大距離MDは最大値に相当し、第1閾値Vth1は急変判断値に相当する。
また、S650,S660は壁検出判断部としての処理に相当し、S640,S670は期間補間部としての処理に相当し、外挿カウンタCT1の値は外挿期間に相当し、第4閾値Vth4は補間判断時間に相当し、第5閾値Vth5は壁検出判断値に相当する。
[第2実施形態]
以下に本開示の第2実施形態を図面とともに説明する。なお第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分を説明する。共通する構成については同一の符号を付す。
第2実施形態の車載システム1は、補間処理が変更された点が第1実施形態と異なる。
第2実施形態の補間処理は、図11に示すように、S640が省略されてS632,S634が追加された点が第1実施形態と異なる。
すなわち、S630にて、前回の処理サイクルで外挿処理が実行された場合には、CPU71は、S632にて、外挿期間中における走行距離MLを算出する。具体的には、CPU71は、外挿カウンタCT1の値に基づいて、外挿処理が開始された外挿開始タイミングを確認する。またCPU71は、外挿開始タイミングにおける自車推定位置から現時点の自車推定位置CP(N)まで走行軌跡TRを辿り、辿った距離を算出する。そしてCPU71は、算出した距離を示す値を、RAM73に設けられた走行距離MLに格納する。
次にCPU71は、S634にて、走行距離MLに格納されている値が予め設定された第6閾値Vth6未満であるか否かを判断する。ここで、走行距離MLに格納されている値が第6閾値Vth6以上である場合には、CPU71は、外挿処理を終了する。一方、走行距離MLに格納されている値が第6閾値Vth6未満である場合には、CPU71は、S650に移行する。
このように構成されたレーダ装置11,12は、壁を検出したか否かを判断する。そしてレーダ装置11,12は、壁を検出したと判断し、且つ、外挿期間内に自車が走行した走行距離MLが予め設定された第6閾値Vth6未満である場合に、外挿期間における複数の壁形状値を補間する。これにより、レーダ装置11,12は、壁形状が実際の壁の位置と大きく異なってしまうのを抑制することができる。
以上説明した実施形態において、S632,S634,S670は距離補間部としての処理に相当し、第6閾値Vth6は補間判断距離に相当する。
[第3実施形態]
以下に本開示の第3実施形態を図面とともに説明する。なお第3実施形態では、第2実施形態と異なる部分を説明する。共通する構成については同一の符号を付す。
第3実施形態の車載システム1は、補間処理が変更された点が第2実施形態と異なる。
第3実施形態の補間処理は、図12に示すように、S640が追加された点が第2実施形態と異なる。
すなわち、S634にて、走行距離MLに格納されている値が第6閾値Vth6未満である場合には、CPU71は、S640に移行する。
S640に移行すると、CPU71は、外挿カウンタCT1の値が第4閾値Vth4未満であるか否かを判断する。ここで、外挿カウンタCT1の値が第4閾値Vth4以上である場合には、CPU71は、補間処理を終了する。一方、外挿カウンタCT1の値が第4閾値Vth4未満である場合には、CPU71は、S650に移行する。
このように構成されたレーダ装置11,12は、壁を検出したか否かを判断する。そしてレーダ装置11,12は、壁を検出したと判断し、且つ、外挿期間が予め設定された第4閾値Vth4未満であり、且つ、外挿期間内に自車が走行した走行距離MLが予め設定された第6閾値Vth6未満である場合に、外挿期間における複数の壁形状値を補間する。これにより、レーダ装置11,12は、壁形状が実際の壁の位置と大きく異なってしまうのを抑制することができる。
以上説明した実施形態において、S632,S634,S640,S670は期間距離補間部としての処理に相当する。
以上、本開示の一実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、種々変形して実施することができる。
[変形例1]
例えば上記実施形態では、FMCW方式を採用して物標を検出する形態を示したが、検出方式はこれに限定されるものではなく、例えば2周波CW方式やFCM方式を採用して物標を検出するようにしてもよい。
本開示に記載の処理ユニット70およびその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサおよびメモリを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。あるいは、本開示に記載の処理ユニット70およびその手法は、一つ以上の専用ハードウェア論理回路によってプロセッサを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。もしくは、本開示に記載の処理ユニット70およびその手法は、一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサおよびメモリと一つ以上のハードウェア論理回路によって構成されたプロセッサとの組み合わせにより構成された一つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されてもよい。処理ユニット70に含まれる各部の機能を実現する手法には、必ずしもソフトウェアが含まれている必要はなく、その全部の機能が、一つあるいは複数のハードウェアを用いて実現されてもよい。
上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加または置換してもよい。
上述したレーダ装置11,12の他、当該レーダ装置11,12を構成要素とするシステム、当該レーダ装置11,12としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した半導体メモリ等の非遷移的実態的記録媒体、壁形状計測方法など、種々の形態で本開示を実現することもできる。
11,12…レーダ装置、70…処理ユニット

Claims (10)

  1. 車両に搭載される壁形状計測装置(11,12)であって、
    前記車両の周囲における予め設定された検出範囲に送信されて反射したレーダ波を受信することにより得られる受信信号を用いて、前記車両が走行する道路に沿って設置された壁状物体を検出しているか否かを繰り返し判断し、前記壁状物体を検出していると判断した場合に、前記受信信号を用いて、前記壁状物体までの距離を示す壁距離値を取得するように構成された壁距離取得部(S40)と、
    前記車両の走行軌跡と、前記壁距離取得部により繰り返し取得された過去の複数の前記壁距離値とを用いて、前記壁状物体の表面における複数の箇所の位置を示す複数の壁形状値を算出するように構成された壁形状算出部(S10,S20,S50,S70)と、
    前記壁距離取得部により取得された前記壁距離値が急激に変化したか否かを予め設定された急変判断条件に基づいて判断するように構成された急変判断部(S280,S290)と、
    前記壁距離値が急激に変化したと前記急変判断部が判断した場合に、前記壁距離値が急激に変化したと前記急変判断部が判断した以降における前記壁形状値を外挿するように構成された外挿部(S320)と
    を備える壁形状計測装置。
  2. 請求項1に記載の壁形状計測装置であって、
    前記壁形状算出部は、前記壁距離取得部により取得された前記壁距離値にフィルタ処理を施した壁距離フィルタ値を算出し、更に、前記走行軌跡と、複数の前記壁距離フィルタ値とを用いて、複数の前記壁形状値を算出し、
    前記外挿部は、前記外挿部が前記壁形状値を連続して外挿した外挿回数が予め設定された保持判断値未満である場合には、今回の前記壁距離フィルタ値を前回の前記壁距離フィルタ値に保持することにより前記壁形状値を外挿する壁形状計測装置。
  3. 請求項2に記載の壁形状計測装置であって、
    前記外挿部は、前記外挿回数が、前記保持判断値より大きくなるように設定された最大判断値未満である場合には、前記壁距離フィルタ値が予め設定された最大値に近付くようにすることにより前記壁形状値を外挿する壁形状計測装置。
  4. 請求項3に記載の壁形状計測装置であって、
    前記外挿部は、前記外挿回数が前記最大判断値以上である場合には、前記壁距離フィルタ値を、前記最大値より大きくなるように設定された無効値に設定することにより前記壁形状値を外挿する壁形状計測装置。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の壁形状計測装置であって、
    前記壁形状算出部は、前記壁距離取得部により取得された前記壁距離値にフィルタ処理を施した壁距離フィルタ値を算出し、更に、前記走行軌跡と、複数の前記壁距離フィルタ値とを用いて、複数の前記壁形状値を算出し、
    前記外挿部が外挿を行っていないときにおける前記急変判断条件は、今回の前記壁距離値と前回の前記壁距離フィルタ値との差分が、予め設定された急変判断値以上であることである壁形状計測装置。
  6. 請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の壁形状計測装置であって、
    前記壁形状算出部は、前記壁距離取得部により取得された前記壁距離値にフィルタ処理を施した壁距離フィルタ値を算出し、更に、前記走行軌跡と、複数の前記壁距離フィルタ値とを用いて、複数の前記壁形状値を算出し、
    前記外挿部が外挿を行っているときにおける前記急変判断条件は、今回の前記壁距離値と、前記外挿部による外挿が実行される直前における前記壁距離フィルタ値との差分が、予め設定された急変判断値以上であることである壁形状計測装置。
  7. 請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の壁形状計測装置であって、
    前記壁状物体を検出したか否かを判断するように構成された壁検出判断部(S650,S660)と、
    前記壁状物体を検出したと前記壁検出判断部が判断し、且つ、前記外挿部による外挿が実行されている外挿期間が予め設定された補間判断時間未満である場合に、前記外挿期間における複数の前記壁形状値を補間するように構成された期間補間部(S640,S670)と
    を備える壁形状計測装置。
  8. 請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の壁形状計測装置であって、
    前記壁状物体を検出したか否かを判断するように構成された壁検出判断部と、
    前記壁状物体を検出したと前記壁検出判断部が判断し、且つ、前記外挿部による外挿が実行されている外挿期間内に前記車両が走行した走行距離が予め設定された補間判断距離未満である場合に、前記外挿期間における複数の前記壁形状値を補間するように構成された距離補間部(S632,S634,S670)と
    を備える壁形状計測装置。
  9. 請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の壁形状計測装置であって、
    前記壁状物体を検出したか否かを判断するように構成された壁検出判断部と、
    前記壁状物体を検出したと前記壁検出判断部が判断し、且つ、前記外挿部による外挿が実行されている外挿期間が予め設定された補間判断時間未満であり、且つ、前記外挿期間内に前記車両が走行した走行距離が予め設定された補間判断距離未満である場合に、前記外挿期間における複数の前記壁形状値を補間するように構成された期間距離補間部(S632,S634,S640,S670)と
    を備える壁形状計測装置。
  10. 請求項7〜請求項9の何れか1項に記載の壁形状計測装置であって、
    前記壁形状算出部は、前記壁距離取得部により取得された前記壁距離値にフィルタ処理を施した壁距離フィルタ値を算出し、更に、前記走行軌跡と、複数の前記壁距離フィルタ値とを用いて、複数の前記壁形状値を算出し、
    前記壁検出判断部は、今回の前記壁距離値と、前記外挿部による外挿が実行される直前における前記壁距離フィルタ値との差分が、予め設定された壁検出判断値未満である場合に、前記壁状物体を検出したと判断する壁形状計測装置。
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