JP2021042914A - 膨張機およびランキンサイクル装置 - Google Patents
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Abstract
Description
発明者らが本開示に想到するに至った当時、太陽光などの自然エネルギー又は各種排熱を利用するエネルギーシステムの一つとして、ランキンサイクルを有する発電システムの技術があった。このようなランキンサイクル装置は、一般に、高温かつ高圧の作動流体で膨張機を動作させ、膨張機によって作動流体から取り出した動力で発電を行う。
移動が大きくなり、効率が低下するという課題を発明者らは発見し、その課題を解決するために、本開示の主題を構成するに至った。
本開示の第1態様に係る膨張機は、
略円筒形状をなし、第1の端面から外径面に至る第1の通路と、前記第1の端面の背面側の第2の端面から前記外径面に至る第2の通路とを有するバルブと、
前記バルブに対して前記外径面の外側に配置され、作動流体を膨張させる作動室と、
を有し、
前記作動流体は、
前記第1の端面が面する第1の空間から前記第1の通路を経由して前記作動室へ吸入され、且つ、
前記作動室から前記第2の通路を経由して前記第2の端面が面する第2の空間へ吐出される。
回転軸に垂直な第1の端面、前記第1の端面の背面側の第2の端面、前記回転軸から一定距離の周方向に形成された外径面、前記第1の端面から前記外径面に至る第1の通路、及び、前記第2の端面から前記外径面に至る第2の通路、を有するバルブと、
前記バルブに対して前記外径面の外側に配置され、作動流体を膨張させる作動室と、
を有し、
前記作動流体は、
前記第1の端面が面する第1の空間から前記第1の通路を経由して前記作動室へ吸入され、且つ、前記作動室から前記第2の通路を経由して前記第2の端面が面する第2の空間へ吐出される、膨張機である。
前記バルブが、
外径に比べて軸方向の長さが短くてもよい。
前記バルブが回転自在に収納されるハウジングと、前記ハウジングの周囲に複数配置される前記作動室と、軸受とを備えたシリンダブロックと、
前記バルブと回転軸を共有し、かつ前記バルブと一体となって、前記軸受により回転自在に支持されるシャフトと、
をさらに備えてもよい。
前記シリンダブロックが、
前記第1の端面および前記第2の端面のそれぞれとの間に隙間を有してもよい。
前記バルブの熱伝導率が、
前記シリンダブロックの熱伝導率よりも低くてもよい。
以下、図1〜図8を用いて、実施の形態1を説明する。
図1において、膨張機100は、密閉容器102と、密閉容器102内に収納される、発電機部110と機構部120とを備える。機構部120内には、吸入室146と吐出室176が形成されている。また、密閉容器102の内部には、下部空間178a、178b、178cが形成されている。密閉容器102内の空間には、作動流体としてHFO系またはHFC系、イソペンタンなどの炭化水素系など、通常ランキンサイクルで用いられ
る冷媒が封入されている。
、ピストン132a、ヘッド154とで囲まれた空間である作動室140aを形成している。
以上のように構成された膨張機100について、その動作を以下説明する。
で、ピストン132e、ピストン132fには下向きの力が作用する。
減される。
以上のように、本実施の形態において、膨張機100は、バルブ160と、作動室140aと、を有する。バルブ160は、略円筒形状をなし、第1の端面162から外径面170に至る第1の通路164と、第2の端面166から外径面170に至る第2の通路168とを有する。作動室140aは、バルブ160の外径側に配置される。作動流体は前記第1の端面が面する空間から前記第1の通路を経由して前記作動室へ吸入され、前記作動室から前記第2の通路を経由して前記第2の端面が面する空間へ吐出される。
60の外径面170の面積が小さくなるので、バルブ160からハウジング142への熱の移動が低減されるため、高温部から低温部への熱の移動が低減される。そのため、熱の移動をさらに低減することで膨張機100の効率を向上することができる。
以下、図9を用いて、実施の形態2を説明する。
図9において、ランキンサイクル装置200は、膨張機100と、蒸発器202と、凝縮器206と、ポンプ208と、内部熱交換器210を備える。そして、蒸発器202、膨張機100、内部熱交換器210、凝縮器206、ポンプ208、内部熱交換器210、蒸発器202の順で配管接続され、作動流体が流れる閉じたサイクルを形成している。
動流体とポンプ208から吐出された作動流体とを熱交換させる。具体的に、内部熱交換器210は、低温側流路212と高温側流路214とを有する。低温側流路212には、ポンプ208から吐出された作動流体が流れる。高温側流路214には、膨張機100から吐出された作動流体が流れる。内部熱交換器210として、例えば、プレート式熱交換器を使用できる。
ランキンサイクル装置200は、例えば、以下の手順で運転される。
以上のように、本実施の形態において、ランキンサイクル装置200に、実施の形態1に記載の膨張機100を用いた。
実施の形態1では、流体機械の一つである膨張機の一例として、バルブ160に、シリンダブロック122より熱伝導率の低い材料であるステンレス鋼を用いたものを示した。しかし、これには限定されない。例えば、バルブを樹脂またはそれ以外の熱伝導率の低い材料で形成してもよい。また、バルブの表面のみに熱伝導の小さい層を設けてもよい。また、バルブの内部を中空の構造にすることで、実質的に熱伝導率を低くしてもよい。これらいずれの方法によっても、バルブを介した熱移動を抑制することができる。
102 密閉容器
104 オイル
106 吸入管
108 吐出管
110 発電機部
112 固定子
114 回転子
120 機構部
122 シリンダブロック
124a、124b、124c、124d、124e、124f シリンダ
125 軸受
126 上軸受
128 シャフト
130 保持部
132a、132b、132c、132d、132e、132f ピストン
134 斜板
135 ホルダ
136a、136d、137a、137d シュー
138 スラスト軸受
140a、140b、140c、140d、140e、140f 作動室
142 ハウジング
144a、144b、144c、144d、144e、144f 吸入吐出孔
146 吸入室
148a、148b 吐出通路
150 下ブロック
152 連通穴
154 ヘッド
156 ハウジングカバー
158 下軸受
160 バルブ
162 第1の端面
164 第1の通路
166 第2の端面
168 第2の通路
170 外径面
172 孔部
174 給油機構
176 吐出室
178a、178b、178c 下部空間
200 ランキンサイクル装置
202 蒸発器
204 熱源
206 凝縮器
208 ポンプ
210 内部熱交換器
212 低温側流路
214 高温側流路
Claims (6)
- 略円筒形状をなし、第1の端面から外径面に至る第1の通路と、前記第1の端面の背面側の第2の端面から前記外径面に至る第2の通路とを有するバルブと、
前記バルブに対して前記外径面の外側に配置され、作動流体を膨張させる作動室と、
を有し、
前記作動流体は、
前記第1の端面が面する第1の空間から前記第1の通路を経由して前記作動室へ吸入され、且つ、
前記作動室から前記第2の通路を経由して前記第2の端面が面する第2の空間へ吐出される、
膨張機。 - 前記バルブは、
外径に比べて軸方向の長さが短い、
請求項1に記載の膨張機。 - 前記バルブが回転自在に収納されるハウジングと、前記ハウジングの周囲に複数配置される前記作動室と、軸受とを備えたシリンダブロックと、
前記バルブと回転軸を共有し、かつ前記バルブと一体となって、前記軸受により回転自在に支持されるシャフトと、
をさらに備える、
請求項1または2に記載の膨張機。 - 前記シリンダブロックは、
前記第1の端面および前記第2の端面のそれぞれとの間に隙間を有する、
請求項3に記載の膨張機。 - 前記バルブの熱伝導率は、
前記シリンダブロックの熱伝導率よりも低い、
請求項3または4に記載の膨張機。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載の膨張機を用いたランキンサイクル装置。
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JP2019166216A JP7327023B2 (ja) | 2019-09-12 | 2019-09-12 | 膨張機およびランキンサイクル装置 |
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Family Applications (1)
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-
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