JP7398289B2 - レシプロ膨張機及びランキンサイクル装置 - Google Patents
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Description
シリンダと、
前記シリンダの内部を往復動するピストンと、
前記シリンダと前記ピストンとによって形成された作動室と、
前記作動室の内部の圧力が吸入圧力より低いときに前記作動室に連通してオイルを導く給油経路と、を備える。
本発明者らが本開示を想到するに至った当時、太陽光などの自然エネルギー又は各種排熱を利用するシステムの一つとして、ランキンサイクルを有する発電システムがあった。このようなランキンサイクルでは、例えば、熱源に接する蒸発器で作動流体が温められ、高温かつ高圧の作動流体によって膨張機を作動させ、膨張機によって生成された動力によって発電がなされる。
以下、図1、図2、図3、図4、図5、図6A、図6B、図6C、及び図6Dを用いて、実施の形態1を説明する。
図1、図2、及び図3に示す通り、レシプロ膨張機1aは、シリンダ24と、ピストン25と、作動室26と、給油経路70とを備えている。ピストン25は、シリンダ24の内部を往復動する。作動室26は、シリンダ24とピストン25とによって形成されている。給油経路70は、作動室26の内部の圧力が吸入圧力より低いときに作動室26に連通してオイルを作動室26に導く。本明細書において「吸入圧力」は、典型的には、吸入行程における作動室26の内部の圧力の最大値を意味する。
以上のように構成されたレシプロ膨張機1aについて、その動作を、図6A、図6B、図6C、及び図6Dを参照しつつ説明する。図6Aは、シャフト10が1回転する期間における特定のピストン25の変位を示す。図6Bは、その期間における特定のピストン25に接する作動室26に対するバルブ60の開閉時期を示す。図6Cは、その期間における作動室26に対する連通路71の開閉時期を示す。図6Cにおいて、連通路71がその作動室26に連通している状態が「開」に対応している。図6Dは、その期間におけるその作動室26の圧力を示す。他のピストン25と、他のピストン25に対応した作動室26との組み合わせにおいても、特定のピストン25と比較してクランク角に関する位相差は存在するものの同様の挙動が示される。
以上のように、本実施の形態において、レシプロ膨張機1aは、シリンダ24と、ピストン25と、作動室26と、給油経路70とを備えている。ピストン25は、シリンダ24の内部を往復動する。作動室26は、シリンダ24とピストン25とによって形成されている。給油経路70は、作動室26の内部の圧力が吸入圧力より低いときに作動室26に連通して作動室26にオイルを導く。
以下、図7、図8、図9、及び図10を用いて、実施の形態2を説明する。実施の形態2に係るレシプロ膨張機1bは、特に説明する部分を除き、レシプロ膨張機1aと同様に構成されている。レシプロ膨張機1aの構成要素と同一又は対応するレシプロ膨張機1bの構成要素には同一の符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。レシプロ膨張機1aに関する説明は、技術的に矛盾しない限り、レシプロ膨張機1bにも当てはまる。
レシプロ膨張機1bにおいて、連通路71の一端は、バルブ60の中央に形成された孔に開口しており、連通路71の他端は、バルブ60の軸線方向に延びる外周面において吸入経路61及び吐出経路62以外の部分において開口している。なお、連通路71は、横穴72bに連なっている。
シャフト10の回転に伴いオイルポンプ73が作動する。これにより、オイルポンプ73は、オイル溜まり40に貯留されたオイルを吸込管74から吸入し、シャフト10の縦穴72aへ吐出する。縦穴72を上昇したオイルは、横穴72bを通過して、連通路71に供給される。連通路71に供給されたオイルは、連通路71が吸入吐出孔22cに開口したときに貯留空間40に貯留される。貯留されたオイルは、吸入行程が開始するときに吸入経路61及び吸入吐出孔22cを通って作動室26に流れ込む作動流体とともに、作動室26に供給される。
以上のように、本実施の形態において、レシプロ膨張機1bでは、貯留空間40に貯留されたオイルは、吸入行程が開始するときに吸入経路61及び吸入吐出孔22cを通過する作動流体とともに作動室26に流れ込む。これにより、作動室26にオイルを均一に供給できるので、シリンダ24とピストン25との間の摺動部の摩耗がより抑制され、レシプロ膨張機1bがより高い信頼性を発揮する。
以下、図11を用いて、実施の形態3を説明する。
図11に示す通り、ランキンサイクル装置100は、レシプロ膨張機1aを備えている。
ランキンサイクル装置100は、例えば以下のように運転される。まず、ポンプ103を作動させ、ランキンサイクル装置100の運転が開始する。その後、ランキンサイクル装置100における作動流体の循環量が所定値に達したら、熱源108から蒸発器104に高温流体が供給される。これにより、ランキンサイクル装置100の作動流体は、蒸発器104において高温流体から熱を受け取り、例えば、過熱状態の気相の作動流体に変化する。高温の気相の作動流体はレシプロ膨張機1aへと送られる。レシプロ膨張機1aの機構部20において、作動流体の圧力エネルギーが機械エネルギーに変換され、発電機30が駆動される。これにより、発電機30によって電力が生成される。レシプロ膨張機1aを通過した作動流体は、内部熱交換器105の第二流路107を通って凝縮器102に導かれる。作動流体は、凝縮器102において外気によって冷却され、凝縮する。凝縮した作動流体は、ポンプ103によって加圧され、内部熱交換器105の第一流路106を通って再び蒸発器104に送られる。
以上のように、本実施の形態において、ランキンサイクル装置100は、実施の形態1に記載のレシプロ膨張機1aを備えている。
実施の形態1では、オイルポンプ73として、容積型のギヤポンプを示した。しかし、オイルポンプ73は、これに限られず、ギヤポンプ以外の容積型のポンプ又はターボ型のポンプであってもよい。例えば、容積型のポンプは、ピストンポンプ、ベーンポンプ、又はロータリポンプであってもよい。ターボ型のポンプは、遠心ポンプ、斜流ポンプ、又は軸流ポンプであってもよい。オイルポンプ73は、オイルの粘性を利用したポンプであってもよい。
24 シリンダ
25 ピストン
26 作動室
40 貯留空間
60 バルブ
61 吸入経路
62 吐出経路
70 給油経路
100 ランキンサイクル装置
Claims (6)
- シリンダと、
前記シリンダの内部を往復動するピストンと、
前記シリンダと前記ピストンとによって形成された作動室と、
前記作動室の内部の圧力が吸入圧力より低いときに前記作動室に連通して前記作動室にオイルを導く給油経路と、を備えた、
レシプロ膨張機。 - 前記給油経路は、吐出行程において前記作動室に連通する、請求項1に記載のレシプロ膨張機。
- 前記シリンダの内面の一部に接して配置され、前記給油経路に連通する貯留空間をさらに備えた、請求項1又は2に記載のレシプロ膨張機。
- 作動流体を前記作動室の内部に導く吸入経路をさらに備え、
前記吸入経路は、吸入行程において前記貯留空間に連通する、請求項3に記載のレシプロ膨張機。 - 作動流体を前記作動室の内部に導く吸入経路と、前記吐出行程において前記作動流体を前記作動室の外部に導く吐出経路と、前記給油経路の少なくとも一部とを有するバルブをさらに備えた、請求項1から4のいずれか1項に記載のレシプロ膨張機。
- 請求項1から5のいずれか1項に記載のレシプロ膨張機を備えた、ランキンサイクル装置。
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