JP2021040123A - ガラス組成物、ガラス粉末および導電ペースト - Google Patents

ガラス組成物、ガラス粉末および導電ペースト Download PDF

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Abstract

【課題】導電性金属粉末と有機ビヒクルと混合してペースト化することにより、ファイヤースルー性が高い導電ペーストを得られるガラス組成物を提供することを目的とする。【解決手段】酸化物換算のモル%表示で、SiO2を0.1〜30%、B2O3を0.1〜30%、PbOを45〜70%、Al2O3を0.1〜10%、V2O5を0.1〜8%、Nb2O5を0.1〜8%、およびY2O3を0〜5%含むガラス組成物。【選択図】図1

Description

本発明は、ガラス組成物、ガラス粉末および導電ペーストに関し、特には太陽電池の電極形成用として好適なガラス組成物、ガラス粉末、およびこれらを用いた導電ペーストに関するものである。
従来、シリコン(Si)等の半導体基板の上に電極となる導電層を形成した電子デバイスが、種々の用途に使用されている。この電極となる導電層は、一般的に、銀(Ag)やアルミニウム(Al)、銅(Cu)等の導電性金属粉末とガラス粉末を有機ビヒクル中に分散させた導電ペーストを、半導体基板上に塗布し、600℃〜950℃で短時間焼成することにより形成される。
半導体基板上に電極を形成する際には、半導体基板上に絶縁膜を形成し、当該絶縁膜を部分的に貫通して半導体基板に接触するようにしてパターン状の電極を形成する場合がある。例えば、太陽電池においては、半導体基板の受光面上に反射防止膜(絶縁膜)が設けられ、その上にパターン状の電極が設けられる。反射防止膜は、十分な可視光透過率を保ちつつ表面反射率を低減して受光効率を高めるためのものであって、通常、窒化珪素、酸化チタン、酸化珪素、酸化アルミニウム等の絶縁材料で構成される。また、裏面側でも受光できるような両面受光型太陽電池では、裏面にも反射防止膜と同様の絶縁材料からなるパッシベーション膜が設けられ、該パッシベーション膜上に電極が半導体基板に接触するように形成される。
電極は、半導体基板に接触するように形成する必要がある。したがって、電極形成の際には、形成する電極のパターンに応じて絶縁膜が除去され、絶縁膜が除去された部分に電極が形成される。
絶縁層を除去する方法としてレーザー等で物理的に除去する方法が挙げられるが、当該方法は製造工程の増加や、装置導入コストの増加を伴う。したがって、近年では導電性金属粉末とガラス粉末を含有する導電ペースト、すなわちペースト状の電極材料を絶縁膜上に塗布して熱処理を行うことで、該導電ペーストに絶縁膜を貫通させる、ファイヤースルーなる方法が採用されている。
ファイヤースルーに用いる導電ペーストに含有させるガラス組成物としては様々なものが開発されている。例えば、特許文献1には、太陽電池の受光面に反射防止膜を貫通して電極を形成するために用いる導電ペーストに用いるガラスにおいて具体的なガラス組成として、質量%で、PbOを60〜95%、Bを0〜10%、SiO+Alを1〜30%含有する組成が開示されている。
国際公開第2013/103087号
従来の絶縁膜の構成は、窒化珪素による1層構造が一般的であったが、近年では高効率化を実現させるために窒化珪素と酸化珪素、もしくは窒化珪素と酸化アルミニウム等からなる2層構造が主流となってきている。
しかし、特許文献1に記載されているガラス組成物は、電極形成時に、特にシリコン等の半導体基板上にある2層構造の絶縁膜との反応性が不十分であり、改善が望まれていた。
上記に鑑みて、本発明は、導電性金属粉末と有機ビヒクルとを混合してペースト化することにより、ファイヤースルー性が高い導電ペーストを得られるガラス組成物、および該ガラス組成物からなるガラス粉末を提供することを目的とする。
また、本発明は、ファイヤースルー性が高い導電ペーストを提供することを目的とする。
本発明は以下の構成のガラス組成物、ガラス粉末、導電ペーストおよび太陽電池を提供する。
[1]酸化物換算のモル%表示で、SiOを0.1〜30%、Bを0.1〜30%、PbOを45〜70%、Alを0.1〜10%、Vを0.1〜8%、Nbを0.1〜8%、およびYを0〜5%含むガラス組成物。
[2]酸化物換算のモル%表示で、VとNbの合計の含有量(V+Nb)が0.2%〜10%である、前記[1]に記載のガラス組成物。
[3]酸化物換算のモル%表示で、VとNbの合計の含有量(V+Nb)が0.5%〜8%である、前記[2]に記載のガラス組成物。
[4]酸化物換算のモル%表示で、VとNbの合計の含有量に対するNbの含有量の比率(Nb/(V+Nb))が0.1〜0.8である、前記[1]〜[3]のいずれか1に記載のガラス組成物。
[5]酸化物換算のモル%表示で、VとNbの合計の含有量に対するNbの含有量の比率(Nb/(V+Nb))が0.2〜0.7である、前記[1]〜[4]のいずれか1に記載のガラス組成物。
[6]さらに、酸化物換算のモル%表示でWOを0.1〜10%含む、前記[1]〜[5]のいずれか1に記載のガラス組成物。
[7]ガラス軟化温度(Ts)とガラス転移温度(Tg)との温度差(Ts−Tg)が45℃以上78℃未満である、前記[1]〜[6]のいずれか1に記載のガラス組成物。
[8]前記[1]〜[7]のいずれか1に記載のガラス組成物からなるガラス粉末であって、累積粒度分布における体積基準の50%粒径をD50としたときに、D50が0.3〜3.0μmである、ガラス粉末。
[9]前記[8]に記載のガラス粉末、導電性金属粉末、および有機ビヒクルを含む導電ペースト。
[10]前記[9]に記載の導電ペーストを用いて形成された電極を備える太陽電池。
[11]金属、ガラス組成物からなるガラス粉末、および有機ビヒクルを含む導電ペーストであって、前記金属は、前記導電ペーストの全質量に対して63.0〜97.9質量%含まれ、Al、Ag、Cu、Au、PdおよびPtからなる群から選ばれる少なくとも1種を含み、前記ガラス組成物は、前記金属100質量部に対して0.1〜9.8質量部含まれ、酸化物換算のモル%表示で、SiOを0.1〜30%、Bを0.1〜30%、PbOを45〜70%、Alを0.1〜10%、Vを0.1〜8%、Nbを0.1〜8%、およびYを0〜5%含み、前記有機ビヒクルは、前記導電ペーストの全質量に対して2〜30質量%含まれる、導電ペースト。
[12]前記ガラス組成物は、ガラス軟化温度(Ts)とガラス転移点(Tg)との温度差(Ts−Tg)が45℃以上78℃未満である、前記[11]に記載の導電ペースト。
[13]前記ガラス粉末は、累積粒度分布における体積基準の50%粒径をD50としたときに、D50が0.3〜3.0μmである前記[11]または[12]に記載の導電ペースト。
[14]前記金属がAgを含む、前記[11]〜[13]のいずれか1に記載の導電ペースト。
[15]前記有機ビヒクルは、有機樹脂バインダーを溶媒に溶解した有機樹脂バインダー溶液であり、前記有機樹脂バインダーは、アクリル系樹脂及びセルロース系樹脂の少なくとも一方を含み、前記溶媒は、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ターピネオール、ブチルジグリコールアセテート、エチルジグリコールアセテート、プロピレングリコールジアセテート、およびメチルエチルケトンからなる群から選ばれる少なくとも1種を含む、前記[11]〜[14]のいずれか1に記載の導電ペースト。
本発明のガラス組成物、および該ガラス組成物からなるガラス粉末は、導電性金属粉末と有機ビヒクルと混合してペースト化することにより、ファイヤースルー性が高い導電ペーストを得られる。
また、本発明の導電ペーストはファイヤースルー性が高い。
このようなファイヤースルー性の高い導電ペーストを用いることにより、高い変換効率を有する太陽電池を優れた生産効率で製造することができる。
図1は、本実施形態に係る導電ペーストを用いて電極形成されたn型Si基板両面受光型太陽電池の一例の断面を模式的に示した図である。 図2は、接触抵抗Rc[Ω]を評価する際に使用したSi基板に形成した電極パターンを示した図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
<ガラス組成物>
本実施形態に係るガラス組成物は、酸化物換算のモル%表示で、SiOを0.1〜30%、Bを0.1〜30%、PbOを45〜70%、Alを0.1〜10%、Vを0.1〜8%、Nbを0.1〜8%、およびYを0〜5%含むことを特徴とする。以下の説明において、特に断りのない限り、ガラス組成物の各成分の含有量における「%」の表示は、酸化物換算のモル%表示である。本明細書において、数値範囲を表す「〜」では、上下限を示す。
本実施形態に係るガラス組成物における各成分の含有量は、得られたガラス組成物の誘導結合プラズマ(ICP−AES:Inductively Coupled Plasma-Atomic Emission Spectroscopy)分析、または電子線マイクロアナライザ(EPMA:Electron Probe Micro Analyzer)分析の結果から求められる。
本実施形態に係るガラス組成物は、SiO、B、PbO、Al、V、およびNbをそれぞれ上記特定量含有する。また、Yは0%、すなわち含有しなくてもよい任意成分である。
このようなガラス組成物を金属及び有機ビヒクルと混合してペースト化すると、ファイヤースルー性が高い導電ペーストを得られる。より詳細には、本実施形態に係るガラス組成物を含む導電ペーストを焼成すると、比較的早い段階でガラス組成物が流動して絶縁膜と反応し、絶縁膜を貫通する。このように本実施形態に係るガラス組成物を含む導電ペーストを用いると、2層の絶縁膜から構成される太陽電池でも良好な電極形成させることが可能となり、ひいては太陽電池の電気特性を向上させることができる。
本実施形態に係るガラス組成物においてSiOは必須の成分である。SiOは、ガラス組成物の耐候性及び安定性を向上させる成分であり、絶縁膜やシリコン基板との反応性を調整する成分でもある。本実施形態に係るガラス組成物は、SiOを0.1%以上30%以下の割合で含有する。SiOの含有量が0.1%未満であると、ガラス化できなくなり、電極形成が困難となる。SiOの含有量は、好ましくは5%以上であり、より好ましくは7%以上である。SiOの含有量が30%を超えるとガラス転移点が高くなり流動性が低下すると共に絶縁膜やシリコン基板との反応性が低下する。SiOの含有量は、好ましくは25%以下であり、より好ましくは23%以下である。
本実施形態に係るガラス組成物においてBは必須の成分である。Bは、ガラス組成物の軟化時の流動性を向上させ、半導体基板との接合強度を向上させる成分である。また、Bはガラスの網目構造形成成分であり、ガラス組成物の安定化に寄与する成分でもある。本実施形態に係るガラス組成物は、Bを0.1%以上30%以下の割合で含有する。Bの含有量が0.1%未満であると、ガラス組成物の安定性が低下してガラス化できない恐れがある。また、流動性が不十分となり、上記の半導体基板とガラス組成物の反応の促進効果が十分に得られない恐れもある。Bの含有量は、好ましくは5%以上であり、より好ましくは11%以上である。Bの含有量が30%を超えるとガラス組成物の耐候性が劣化する恐れがある。Bの含有量は、好ましくは28%以下であり、より好ましくは27%以下である。
本実施形態に係るガラス組成物においてPbOは必須の成分である。PbOは絶縁膜やシリコン基板と反応することができ、かつ、ガラス組成物の軟化流動性を向上させる機能を有する。これにより、例えば本実施形態に係るガラス組成物を含有する導電ペーストを用いて半導体基板等に電極を形成した場合、電極と基板等との電気抵抗を下げたり、接合強度を向上させたりすることができる。
本実施形態に係るガラス組成物は、PbOを45%以上70%以下の割合で含有する。PbOの含有量が45%未満であると、絶縁膜やシリコン基板との反応性が低下すると共に、ガラス転移温度が高くなるために流動性が低下する。この場合、例えば、上記のように電極を形成した場合の半導体基板等と電極との電気抵抗が上がったり、接合強度が十分とならなかったりする。PbOの含有量は好ましくは50%以上であり、より好ましくは55%以上である。一方、PbOの含有量が70%を超えると、結晶化によりガラス組成物が得られない。PbOの含有量は好ましくは65%以下であり、より好ましくは61%以下である。
本実施形態に係るガラス組成物においてAlは必須の成分である。Alは、ガラス組成物の耐候性を向上させる成分である。本実施形態に係るガラス組成物は、Alを0.1%以上10%以下の割合で含有する。Alの含有量が0.1%未満であると、ガラスの耐候性が不十分となる。Alの含有量は、好ましくは1.0%以上であり、より好ましくは2.0%以上である。Alの含有量が10%を超えると結晶が析出してガラス化しなくなる恐れがある。Alの含有量は、好ましくは7%以下であり、より好ましくは5%以下である。
本実施形態に係るガラス組成物においてVは必須の成分である。Vは電気伝導性を向上させるとともに流動性と反応性を向上させる機能を有する。本実施形態に係るガラス組成物は、Vを0.1%以上8%以下の割合で含有する。Vの含有量が0.1%未満であると、ガラス転移温度とガラスの軟化温度の間隔が狭くなるために流動性が低下する。Vの含有量は好ましくは1.0%以上であり、より好ましくは2.0%以上である。一方、Vの含有量が8%を超えると、結晶化によりガラス組成物が得られないおそれがある。Vの含有量は好ましくは7%以下であり、より好ましくは5%以下である。
本実施形態に係るガラス組成物においてNbは必須の成分である。Nbは、ガラス組成物の耐候性を向上させるとともに流動性と反応性を向上させる機能を有する。本実施形態に係るガラス組成物は、Nbを0.1%以上8%以下の割合で含有する。Nbの含有量が0.1%未満であると、反応性が低下してしまうために太陽電池の電気特性を上げることができなくなる。Nbの含有量は好ましくは1.0%以上であり、より好ましくは1.5%以上である。Nbの含有量が8%を超えると結晶化によりガラス組成物が得られないおそれがある。Nbの含有量は、好ましくは7%以下であり、より好ましくは5%以下である。
本実施形態に係るガラス組成物は、VとNbの合計の含有量(V+Nb)が0.2%以上が好ましく、また、10%以下が好ましい。VとNbが同時に存在することによる混合効果は、ガラス組成物の耐候性をより向上させる。VとNbの合計の含有量(V+Nb)を0.2%以上とすることで、上記混合効果がより好適に奏されるため好ましい。VとNbの合計の含有量(V+Nb)はより好ましくは0.5%以上であり、さらに好ましくは4%以上である。
一方、VとNbの合計の含有量(V+Nb)を10%以下とすることで、結晶化することを好適に抑制できるため好ましい。VとNbの合計の含有量(V+Nb)は、より好ましくは8%以下であり、さらに好ましくは7%以下である。
本実施形態に係るガラス組成物は、VとNbの合計の含有量に対するNbの含有量の比率(Nb/(V+Nb))が0.1以上が好ましく、また、0.8以下が好ましい。Vはガラス中で容易に価数変化することが知られているが、Nbが同時に存在することによって、かかる価数変化が起こりにくくなる。VとNbの合計の含有量に対するNbの含有量の比率(Nb/(V+Nb))を0.1以上とすることで、NbによるVの価数変化を防ぐ機能をより好適に得られる。VとNbの合計の含有量に対するNbの含有量の比率(Nb/(V+Nb))は、より好ましくは0.2以上であり、さらに好ましくは0.3以上である。
一方、VとNbの合計の含有量に対するNbの含有量の比率(Nb/(V+Nb))が多すぎると、Vによってもたらされる電気伝導性向上の効果が小さくなるおそれがある。したがって、VとNbの合計の含有量に対するNbの含有量の比率(Nb/(V+Nb))は、好ましくは0.8以下であり、より好ましくは0.7以下であり、さらに好ましくは0.6以下である。
本実施形態に係るガラス組成物は、さらにWOを含むことが好ましい。WOは、ガラス組成物の電気伝導性を向上させる機能を有する。WOの含有量は、0.1%以上が好ましく、また、10%以下が好ましい。WOの含有量が0.1%以上であると、十分な電気伝導性が得られやすい。WOの含有量は、より好ましくは0.3%以上であり、さらに好ましくは0.5%以上である。WOの含有量が10%以下であるとガラス化が特に容易となる。WOの含有量は、より好ましくは7%以下であり、さらに好ましくは4%以下である。
本実施形態に係るガラス組成物は、さらにYを含むことが好ましい。Yは、ガラス組成物の耐候性を向上させる機能と反応性を調整する機能を有する。Yの含有量は0%以上5%以下が好ましく、0.1%以上5%以下がより好ましい。Yの含有量が0.1%以上であると、十分な耐候性が得られやすい。Yの含有量は、より好ましくは0.5%以上であり、さらに好ましくは1.0%以上である。Yの含有量が5%以下であると十分な反応性を得られやすい。Yの含有量は、より好ましくは3%以下であり、さらに好ましくは2%以下である。
本実施形態に係るガラス組成物は、さらにその他の任意成分を含んでもよい。その他の任意成分の例としては、AgO、As、Sb、Ga、In、MgO、CaO、SrO、BaO、LiO、NaO、KO、ZrO、FeO、Fe、CuO、Sb、SnO、SnO、MnO、MnO、CeO2、Cr、TiO等の通常ガラス組成物に用いられる各種酸化物成分が挙げられる。
上記その他の任意成分は、目的に応じて、1種が単独で、または2種以上が組み合せて用いられる。その他の任意成分の含有量は、各成分について50%以下が好ましく、40%以下がより好ましい。さらに、その他の任意成分の合計含有量は50%以下が好ましく、40%以下がより好ましい。
本実施形態に係るガラス組成物の製造方法は、特に限定されない。例えば、以下に示す方法で製造できる。
まず、原料混合物を準備する。原料は、通常の酸化物系のガラス組成物の製造に用いる原料であれば特に限定されず、酸化物や炭酸塩等を用いることができる。得られるガラス組成物が上記組成範囲となるように原料の種類および割合を適宜調整して原料混合物とする。
次に、原料混合物を公知の方法で加熱して溶融物を得る。加熱溶融する温度(溶融温度)は、800℃以上が好ましく、900℃以上がより好ましく、また、1400℃以下が好ましく、1300℃以下がより好ましい。加熱溶融する時間は、30〜300分が好ましい。
その後、溶融物を冷却し固化することにより、本実施形態に係るガラス組成物を得ることができる。冷却方法は特に限定されない。例えば、ロールアウトマシンやプレスマシンを使用してもよく、また、冷却液体への滴下等により急冷する方法をとることもできる。得られるガラス組成物は完全に非晶質である、すなわち結晶化度が0%であることが好ましい。ただし、本発明の効果を損なわない範囲であれば、結晶化した部分を含んでいてもよい。
こうして得られる本実施形態に係るガラス組成物は、いかなる形態であってもよい。例えば、ブロック状、板状、薄い板状(フレーク状)、粉末状等であってもよい。
本実施形態に係るガラス組成物は、結合剤としての機能を有するとともに、導電性を有しており導電ペーストに用いることが好ましい。本実施形態に係るガラス組成物を含有する導電ペーストは導電性が高く、例えば、太陽電池の電極形成に好適に用いられる。本実施形態に係るガラス組成物を導電ペーストに含有させる場合、ガラス組成物はガラス粉末として含まれることが好ましい。
<ガラス粉末>
本実施形態に係るガラス粉末は、上記<ガラス組成物>に記載したガラス組成物からなる。本実施形態に係るガラス粉末は、D50が0.3μm以上3.0μm以下であるのが好ましい。このD50の範囲は、導電ペーストに用いるのに特に好ましい範囲である。D50が0.3μm以上であることで、導電ペースト中での分散性がより向上する。また、D50が3.0μm以下であることで、導電ペースト内において導電性金属粉末の周りにガラス粉末が存在しない個所が発生しにくいため、電極と半導体基板等との接着性がより向上する。本実施形態に係るガラス粉末のD50は、より好ましくは、0.5μm以上である。また、本実施形態に係るガラス粉末のD50は、より好ましくは、2.7μm以下である。
なお、本明細書において、「D50」は、累積粒度分布における体積基準の50%粒径を示す。具体的には、レーザー回折・散乱式粒度分布測定装置を用いて測定した粒径分布の累積粒度曲線において、積算量が体積基準で50%となる粒径である。
本実施形態に係るガラス粉末は、上記ガラス組成物を、例えば、乾式粉砕法や湿式粉砕法によって所望の粒度分布となるように粉砕することにより得ることができる。
本実施形態に係るガラス粉末を得るためのガラスの粉砕方法は、例えば、適当な形状のガラス組成物を乾式粉砕した後、湿式粉砕する方法が好ましい。乾式粉砕および湿式粉砕は、例えばロールミル、ボールミル、ジェットミル等の粉砕機を用いて行うことができる。粒度分布の調整は、例えば、各粉砕における粉砕時間や、ボールミルのボールの大きさ等粉砕機の調整によって行うことができる。湿式粉砕法の場合、溶媒として水を用いることが好ましい。湿式粉砕の後、乾燥等により水分を除去して、ガラス粉末が得られる。ガラス粉末の粒径を調整するために、ガラスの粉砕に加えて、必要に応じて分級を行ってもよい。
<ガラス組成物の熱特性評価>
本実施形態に係るガラス組成物は、当該ガラス組成物の軟化点(ガラス軟化温度)をTs、ガラス転移点をTgとしたときに、(Ts−Tg)で表される温度差が45℃以上が好ましく、また、78℃未満が好ましい。(Ts−Tg)が78℃未満であることで、粉砕されたガラス組成物を焼成したときに高い流動性を示すことができる。(Ts−Tg)が45℃以上であることで、結晶化に伴う流動性の低下を抑制できる。
本実施形態に係るガラス組成物の(Ts−Tg)で表される温度差は、より好ましくは、50℃以上であり、また、74℃未満である。
ガラス転移温度Tg及び軟化点Tsは、リガク社製、示差熱分析(DTA)装置TG8110にて昇温速度;10℃/分で測定して得られたDTAチャートの第1屈曲点をTg、第4屈曲点をTsとして、求めることにより得られる。
<導電ペースト>
本実施形態に係る導電ペーストは、金属と、上記<ガラス組成物>に記載のガラス組成物と、有機ビヒクルを含有する。
本実施形態に係る導電ペーストが含有する金属としては、例えば導電性金属粉末が用いられる。導電性金属粉末としては半導体基板や絶縁性基板等の回路基板上に形成される電極に通常用いられる金属の粉末が特に制限なく用いられる。なお、上記回路基板とは、積層電子部品も含む概念である。
金属は、例えば、Al、Ag、Cu、Au、PdおよびPtからなる群から選ばれる少なくとも1種を含むことが好ましく、これらは導電性金属であり、これらの粉末をより好ましく用いることができる。これらのうちでも、生産性の点からAg粉末が好ましい。
凝集が抑制され、かつ、均一な分散性が得られる観点から導電性金属粉末のD50は、0.3μm以上が好ましく、また、10μm以下が好ましい。
本実施形態に係る導電ペーストにおける金属の含有量は、導電ペーストの全質量に対して63.0質量%以上が好ましく、また、97.9質量%以下が好ましい。
金属の含有量が導電ペーストの全質量に対して63.0質量%以上であると、金属の電気伝導性を保持させながら、導電ペーストとして電気抵抗が上がることを防ぐことができる。金属の含有量はより好ましくは導電ペーストの全質量に対して70.0質量%以上である。
また、金属の含有量が導電ペーストの全質量に対して97.9質量%以下であると、導電ペーストにおけるガラス組成物の含有量が十分に確保されるため、半導体基板や絶縁性基板などの回路基板に電極として良好に接着できる。金属の含有量はより好ましくは導電ペーストの全質量に対して95.0質量%以下である。
導電ペーストが含有する本実施形態に係るガラス組成物は、好ましくは上記<ガラス粉末>に記載したガラス粉末である。
導電ペーストにおけるガラス組成物の含有量は、例えば、金属100質量部に対して0.1質量部以上が好ましく、また、9.8質量部以下が好ましい。ガラス組成物の含有量が金属100質量部に対して0.1質量部以上であると、金属の周りをガラス組成物で覆うことが容易となる。また、電極と半導体基板や絶縁性基板等の回路基板との接着性が向上する。一方、ガラス組成物の含有量が金属100質量部に対して9.8質量部以下であると、金属が焼結しすぎることによる、ガラス浮き等が発生しにくくなる。金属100質量部に対するガラス組成物の含有量は、より好ましくは0.5質量部以上であり、また、より好ましくは5質量部以下である。
導電ペーストが含有する有機ビヒクルとしては、有機樹脂バインダーを溶媒に溶解して得られる有機樹脂バインダー溶液を好ましく用いることができる。
有機ビヒクルに用いる有機樹脂バインダーとしては、アクリル系樹脂及びセルロース系樹脂の少なくとも一方を用いることが好ましい。より具体的には、例えばメチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、オキシエチルセルロース、ベンジルセルロース、プロピルセルロース、ニトロセルロース等のセルロース系樹脂、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、メチルアクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート等のアクリル系モノマーの1種以上を重合して得られるアクリル系樹脂等の有機樹脂が好ましく用いられる。有機樹脂バインダーとしては、これらの樹脂を単独で用いてもよく、複数種用いてもよい。
有機ビヒクルに用いる溶媒は、有機樹脂組成物バインダーが溶解し、また電極形成時の焼成等の際に揮発や分解等によって除去できるものであれば特に制限されない。有機樹脂バインダーがセルロース系樹脂の場合はジエチレングリコールモノブチルエーテル、ターピネオール、ブチルジグリコールアセテート、エチルジグリコールアセテート、プロピレングリコールジアセテート等の溶媒が、有機樹脂バインダーがアクリル系樹脂の場合はジエチレングリコールモノブチルエーテル、メチルエチルケトン、ターピネオール、ブチルジグリコールアセテート、エチルジグリコールアセテート、プロピレングリコールジアセテート等の溶媒が好ましく用いられる。溶媒は、これらを単独で用いてもよく、複数種用いてもよい。
有機ビヒクルにおける有機樹脂バインダーと溶媒の割合は、特に制限されないが、得られる有機樹脂バインダー溶液が導電ペーストの粘度を調整できる粘度となるように選択される。具体的には、有機樹脂バインダー:溶媒で示す質量比が、3:97〜15:85程度が好ましい。
導電ペーストにおける有機ビヒクルの含有量は、導電ペースト全量に対して2質量%以上30質量%以下であることが好ましい。有機ビヒクルの含有量が2質量%以上であると、導電ペーストの粘度が適切な範囲になりやすく、導電ペーストの印刷等の塗布性が向上し、良好な導電層(電極)を形成することが容易である。また、有機ビヒクルの含有量が30質量%以下であると、導電ペーストの固形分の含有割合が高くなるので、十分な塗布膜厚が得られやすい。
本実施形態に係る導電ペーストには、上記したガラス組成物、金属、および有機ビヒクルに加え、必要に応じて、かつ、本発明の目的に反しない限度において公知の添加剤を配合することができる。
上記添加剤としては、例えば、各種無機酸化物が挙げられる。無機酸化物として具体的には、B、SiO、Al3、TiO、MgO、ZrO、Sb、およびこれらの複合酸化物等が挙げられる。これらの無機酸化物は、導電ペーストの焼成に際し、金属の焼結を和らげる効果があり、それにより、焼成後の接合強度を調整する作用を有する。これらの無機酸化物からなる添加剤の大きさは特に限定されるものではないが、例えば、D50が10μm以下のものを好適に用いることができる。
導電ペーストにおける、無機酸化物の含有量は目的に応じて適宜設定されるものであるが、ガラス組成物100質量部に対して、好ましくは10質量部以下、より好ましくは7質量部以下である。ガラス組成物100質量部に対する無機酸化物の含有量が10質量部以下であると、電極形成時における導電ペーストの流動性が良好になりやすいため、電極と半導体基板や絶縁性基板等の回路基板との接着強度が高くなりやすい。また、実用的な配合効果を得るため、すなわち焼成後の接合強度を調整するためには、無機酸化物の含有量は好ましくは0.5質量部以上、より好ましくは1.0質量部以上である。
導電ペーストには、消泡剤や分散剤のように導電ペーストで公知の添加物を加えてもよい。なお、上記有機ビヒクルおよびこれらの添加物は、通常、電極形成の過程で消失する成分である。導電ペーストの調製には、撹拌翼を備えた回転式の混合機や擂潰機、ロールミル、ボールミル等を用いた公知の方法を適用することができる。
半導体基板や絶縁性基板等の回路基板上への導電ペーストの塗布、および焼成は、従来の電極形成における塗布、焼成と同様の方法により行うことができる。塗布方法としては、スクリーン印刷、ディスペンス法等が挙げられる。焼成温度は、含有する導電性金属粉末の種類、表面状態等によるが、概ね500〜1000℃の温度が例示できる。焼成時間は、形成しようとする電極の形状、厚さ等に応じて適宜調整される。また、導電ペーストの塗布と焼成の間に、80〜200℃程度での乾燥処理を設けてもよい。
<太陽電池>
本実施形態に係る太陽電池は、上記<導電ペースト>に記載の導電ペーストを用いて形成した電極、具体的には、半導体基板上に焼付けられた電極を備える。本実施形態に係る太陽電池においては、電極の少なくとも1つが、上記導電ペーストを用いて、ファイヤースルーにより、絶縁膜を部分的に貫通して半導体基板に接触する形に設けられた電極であることが好ましい。
太陽電池が有するこのような絶縁膜を貫通する電極としては、例えば、pn接合型の半導体基板を用いた太陽電池の受光面の電極として反射防止膜である絶縁膜を部分的に貫通して半導体基板に接触する形に設けられた電極が挙げられる。反射防止膜である絶縁膜を構成する絶縁材料としては窒化珪素、二酸化チタン、二酸化珪素、酸化アルミニウム等が挙げられ、絶縁材料は2層からなることが好ましい。この場合、受光面は半導体基板の片面であっても両面であってもよく、半導体基板はn型、p型のいずれであってもよいが、より太陽電池の効率を上げるためには、両面であることが好ましく、半導体基板はn型であることが好ましい。このような太陽電池の受光面に設けられる電極は、上記導電ペーストを用いてファイヤースルーにより形成できる。
本実施形態に係る太陽電池の構成例について以下に説明するが、本実施形態に係る太陽電池の構成は当該構成例に限定されない。
当該構成例に係る太陽電池は、太陽光受光面(以下単に「表面」ともいう)を有するシリコン基板と、シリコン基板の受光面に設けられた第1の絶縁膜と、シリコン基板の受光面とは反対側の面(以下単に「裏面」ともいう)に設けられた、少なくとも一つの開口部を有する第2の絶縁膜と、第1の絶縁膜の一部を貫通してシリコン基板に接触する第1の電極と、シリコン基板に前記第2の絶縁膜の前記開口部を介して部分的に接触する第2の電極と、を備える。
より具体的には、例えば図1に示すように、太陽電池10は、n型Si半導体基板1の受光面S1にp型層1bが設けられている。その表面にはさらに反射防止膜(窒化ケイ素/酸化アルミニウム)2bが形成されているが、一部の領域では、反射防止膜(窒化ケイ素/酸化アルミニウム)2bを貫通してp型層1bに接触する形でAg−Al電極3bが形成されている。
n型Si半導体基板1の非受光面S2でも同様に、n型層1aが設けられ、その表面にはさらに反射防止膜(窒化ケイ素/酸化アルミニウム)2aが形成されているが、一部の領域では、反射防止膜(窒化ケイ素/酸化アルミニウム)2aを貫通してn型層1aに接触する形でAg電極3aが形成されている。
このAg−Al電極3b及びAg電極3aは、反射防止膜(窒化ケイ素/酸化アルミニウム)2b,2aの表面上の一部の領域にAg−Al電極3b又はAg電極3aを、上記導電ペーストを介して塗布、焼成して形成できる。
当該構成例において、第1の電極と第2の電極は本実施形態に係る導電ペーストを用いてファイヤースルーにより形成された電極であり、Al、Ag、Cu、Au、PdおよびPtからなる群から選択される少なくとも1種を含む金属と、本実施形態に係るガラス組成物とを含むことが好ましい。
第1の電極は当該金属を90質量%以上99.9質量%以下含み、本実施形態に係るガラス組成物を0.1質量%以上10質量%以下含むことがより好ましい。また、第1の電極は少なくともAgを含むことがより好ましい。
また、当該構成例において、第1の電極と第2の絶縁膜は、シリコン基板の両面に接する酸化金属膜と、酸化金属膜上にさらに窒化珪素膜とを備えることがより好ましい。酸化金属膜は、酸化アルミニウム又は酸化珪素からなることがより好ましい。
以下、本発明について実施例を参照してさらに詳細に説明するが、本発明は実施例に限定されない。例1〜9は実施例であり、例10〜13は比較例である。
(例1〜13)
以下の方法で薄板状のガラス組成物を製造し、当該ガラス組成物からガラス粉末を製造し、ガラス粉末の粒度分布を測定した。
<ガラス組成物(薄板状ガラス)の製造>
表1に示す組成となるように原料粉末を配合、混合し、900〜1200℃の電気炉中でルツボを用いて30分から1時間溶融し、ガラス組成物からなる薄板状ガラスを成形した。例12、13は失透(結晶化)してしまい、ガラス組成物を得ることができなかった。表1中、ガラス組成の各成分の欄における空欄は、含有量0%、すなわち検出限界値未満であったことを示す。
<ガラス粉末の製造>
例1〜11において、得られた薄板状ガラスを乾式粉砕と湿式粉砕を組み合せて以下のとおり粉砕して粒度分布を調整した。
ボールミルで6時間乾式粉砕し、150メッシュの篩にて粗粒を除去した。次いで、上記で得られた乾式粉砕後、粗粒を除去したガラス粉末を、D50が所定の範囲となるように、ボールミルで水を用いて湿式粉砕することで、所望の粒度分布のガラス粉末を製造した。この湿式粉砕の際に、所定のD50を得るために直径5mmのアルミナ製のボールを用いた。その後、湿式粉砕で得られたスラリーを濾過して、水分を除去するために乾燥機により130℃で乾燥して、ガラス粉末を製造した。
<評価>
例1〜11のガラス組成物及びガラス粉末について以下の方法でガラス転移温度Tg、軟化点Ts、及びD50を測定した。結果を表1に示す。
(Tg、Ts、Ts−Tg)
リガク社製、示差熱分析(DTA)装置TG8110にて昇温速度;10℃/分でガラス組成物の熱分析を行った。得られたDTAチャートの第1屈曲点をTgとし、第4屈曲点をTsとし、それらの値からTs−Tgを算出した。
(D50
IPA(Isopropyl Alcohol)60mLに対してガラス粉末0.02gを混ぜ、超音波分散により1分間分散させた。その後これをマイクロトラック測定機(レーザー回折・散乱式粒度分布測定装置)に投入し、D50を測定した。
<導電ペーストの製造>
上記で作製した例1〜11のガラス粉末をそれぞれ含有するAg−Al電極形成用導電ペーストを以下の方法で作製した。
まず、エチルセルロース5質量部にブチルジグリコールアセテート95質量部を混合し、85℃で2時間撹拌して有機ビヒクルを調製した。次に、得られた有機ビヒクル15質量部を、Ag粉末(DOWAエレクトロニクス社製、球状銀粉:AG−4−8F)82質量部とAl粉末(ミナルコ社製アトマイズアルミ粉:#600F)3質量部に混合した後、擂潰機により10分間混練した。その後、例1〜11のガラス粉末を、金属粉末であるAg粉末及びAl粉末の合計100質量部に対して2質量部の割合で配合し、さらに擂潰機により90分間混練することで、Ag−Al電極形成用導電ペーストを得た。
<接触抵抗の測定>
上記で作製したAg−Al電極形成用導電ペーストをそれぞれ用いて、以下のようにして半導体基板上に絶縁膜を介してAg−Al電極を形成し、その際の絶縁膜貫通性、すなわちファイヤースルー性について評価した。なお、絶縁膜は、窒化珪素層と酸化アルミニウム層から成る2層膜である。
図1を参考に説明するが、160μmの厚みにスライスされたn型の結晶系Si半導体基板を用いて、Si半導体基板のスライス面を洗浄するために、表面および裏面をフッ酸でごく微量程度エッチング処理した。その後、n型Si半導体基板1の受光面S1にウエットエッチング法を用いて、光反射率を低減させるような凹凸構造(図1には不図示)を形成した。次に、n型Si半導体基板1の受光面S1にp型層1bを拡散にて形成した。p型化のドーピング元素としてはB(ボロン)を用いた。次に、n型Si半導体基板1の受光面S1側のp型層1bの表面に反射防止膜2bを形成した。反射防止膜2bの材料としては、窒化珪素及び酸化アルミニウムを用いた。窒化珪素は、プラズマCVDにて80nmの厚さに形成した。酸化アルミナは、ALD(Atomic Layer Deposition)にて10nmの厚さに形成した。次いで、n型Si半導体基板1の裏面、すなわち非受光面S2に対しても、n型層1aを拡散させた後に同様な内容で反射防止膜2aを形成させた。
次に、得られた反射防止膜付きSi半導体基板の受光面S1側の表面に上記例1〜11のガラス粉末を用いて得られたAg−Al電極形成用導電ペーストをスクリーン印刷によりライン状に塗布して、120℃で乾燥させた。
次いで、赤外光加熱式炉を用いてピーク温度が750℃で100秒間焼成を行い、表面Ag−Al電極3bを形成させて、接触抵抗測定用片面セルを完成させた。なお、焼成によりAg−Al電極3bは反射防止膜2bを貫通してn型Si半導体基板1のp型層1bに接触する形に形成された。
上記各例のガラス粉末をそれぞれ含有するAg−Al電極形成用導電ペーストを用いて製造した片面セルの接触抵抗を、TLM法(Transfer length Method)により測定した。具体的には、上記で得られた、p型層側に絶縁膜であり、窒化珪素層と酸化アルミニウム層から成る2層膜である反射防止膜を介して形成されたAg−Al電極を有するn型Si半導体基板とAg−Al電極との接触抵抗Rc[Ω]を評価した。
接触抵抗Rc[Ω]は、図2のパターンP1にテスターの陽極側を固定させて、パターンP2、P3、P4、P5のそれぞれの位置にテスターの陰極側を当てて電気抵抗を測定することで求めた。
例1〜9ではRcが低く、絶縁膜貫通性に優れた。一方、例10、11はRcが大きく、絶縁膜貫通性が不十分であった。
表1から分かるように、比較例である例10〜例13のガラス組成物およびガラス粉末に比べて、実施例である例1〜例9のガラス組成物およびガラス粉末は、太陽電池の電極を形成するために好適なものである。
10…太陽電池、1…n型Si半導体基板、1a…n型層、1b…p型層、2a…反射防止膜(窒化ケイ素/酸化アルミニウム)、2b…反射防止膜(窒化ケイ素/酸化アルミニウム)、3a…Ag電極、3b…Ag−Al電極、S1…受光面、S2…非受光面。

Claims (15)

  1. 酸化物換算のモル%表示で、
    SiOを0.1〜30%、
    を0.1〜30%、
    PbOを45〜70%、
    Alを0.1〜10%、
    を0.1〜8%、
    Nbを0.1〜8%、および
    を0〜5%
    含むガラス組成物。
  2. 酸化物換算のモル%表示で、VとNbの合計の含有量(V+Nb)が0.2%〜10%である、請求項1に記載のガラス組成物。
  3. 酸化物換算のモル%表示で、VとNbの合計の含有量(V+Nb)が0.5%〜8%である、請求項2に記載のガラス組成物。
  4. 酸化物換算のモル%表示で、VとNbの合計の含有量に対するNbの含有量の比率(Nb/(V+Nb))が0.1〜0.8である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のガラス組成物。
  5. 酸化物換算のモル%表示で、VとNbの合計の含有量に対するNbの含有量の比率(Nb/(V+Nb))が0.2〜0.7である、請求項1〜4のいずれか1項に記載のガラス組成物。
  6. さらに、酸化物換算のモル%表示でWOを0.1〜10%含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載のガラス組成物。
  7. ガラス軟化温度(Ts)とガラス転移温度(Tg)との温度差(Ts−Tg)が45℃以上78℃未満である、請求項1〜6のいずれか1項に記載のガラス組成物。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のガラス組成物からなるガラス粉末であって、累積粒度分布における体積基準の50%粒径をD50としたときに、D50が0.3〜3.0μmである、ガラス粉末。
  9. 請求項8に記載のガラス粉末、導電性金属粉末、および有機ビヒクルを含む導電ペースト。
  10. 請求項9に記載の導電ペーストを用いて形成された電極を備える太陽電池。
  11. 金属、ガラス組成物からなるガラス粉末、および有機ビヒクルを含む導電ペーストであって、
    前記金属は、前記導電ペーストの全質量に対して63.0〜97.9質量%含まれ、Al、Ag、Cu、Au、PdおよびPtからなる群から選ばれる少なくとも1種を含み、
    前記ガラス組成物は、前記金属100質量部に対して0.1〜9.8質量部含まれ、酸化物換算のモル%表示で、SiOを0.1〜30%、Bを0.1〜30%、PbOを45〜70%、Alを0.1〜10%、Vを0.1〜8%、Nbを0.1〜8%、およびYを0〜5%含み、
    前記有機ビヒクルは、前記導電ペーストの全質量に対して2〜30質量%含まれる、導電ペースト。
  12. 前記ガラス組成物は、ガラス軟化温度(Ts)とガラス転移点(Tg)との温度差(Ts−Tg)が45℃以上78℃未満である、請求項11に記載の導電ペースト。
  13. 前記ガラス粉末は、累積粒度分布における体積基準の50%粒径をD50としたときに、D50が0.3〜3.0μmである、請求項11または12に記載の導電ペースト。
  14. 前記金属がAgを含む、請求項11〜13のいずれか1項に記載の導電ペースト。
  15. 前記有機ビヒクルは、有機樹脂バインダーを溶媒に溶解した有機樹脂バインダー溶液であり、
    前記有機樹脂バインダーは、アクリル系樹脂及びセルロース系樹脂の少なくとも一方を含み、
    前記溶媒は、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ターピネオール、ブチルジグリコールアセテート、エチルジグリコールアセテート、プロピレングリコールジアセテート、およびメチルエチルケトンからなる群から選ばれる少なくとも1種を含む、請求項11〜14のいずれか1項に記載の導電ペースト。
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