JP6702011B2 - ガラス粉末、導電ペーストおよび太陽電池 - Google Patents

ガラス粉末、導電ペーストおよび太陽電池 Download PDF

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Description

本発明は、ガラス粉末、導電ペーストおよび太陽電池に関し、特には太陽電池の電極形成用として好適なガラス粉末、これを用いた導電ペーストおよび該導電ペーストにより形成された電極を有する太陽電池に関するものである。
従来から、シリコン(Si)等の半導体基板の上に電極となる導電層を形成した電子デバイスが、種々の用途に使用されている。この電極となる導電層は、アルミニウム(Al)や銀(Ag)、銅(Cu)等の導電性金属粉末とガラス粉末を有機ビヒクル中に分散させた導電ペーストを、半導体基板上に塗布し、導電性金属粉末の融点以上の温度で焼成することにより形成されている。
半導体基板上に電極を形成する上記技術は、太陽電池におけるpn接合型の半導体基板上への電極形成にも適用されている。例えば、特許文献1には、太陽電池の受光面に反射防止膜を貫通して形成される電極に用いるガラスにおいて、反射防止膜の貫通性が良好であり、かつ電極形成時に太陽電池の変換効率を低下させにくい鉛系ガラスが記載されている。特許文献1には、具体的なガラス組成として、質量%で、PbOを60〜95%、Bを0〜10%、SiO+Alを1〜30%含有する組成が開示されている。
国際公開2013/103087号
太陽電池の電極形成に用いるガラスについては、特許文献1のように電極の形成性を向上させる技術が多く開発されている。しかしながら、電極形成に用いるガラス粉末、特には鉛系ガラスの粉末において、ガラスの組成や粉末の粒度分布を調整することで、電極形成に伴い、半導体基板の性能に寄与できる元素をp型層またはn型層に拡散させて、太陽電池の変換効率を向上させる技術は開発途上である。
本発明は、半導体基板上への電極形成に用いられるガラスの粉末において、電極形成時にガラスが含有する元素を半導体基板中に拡散させることが可能であり、それにより太陽電池の変換効率を向上させることのできるガラス粉末、導電ペーストおよび太陽電池を提供することを目的とする。
本発明は以下の構成のガラス粉末、導電ペーストおよび太陽電池を提供する。
[1] カチオン%表示で、B3+を25〜80%、Pb2+を20〜75%含み、累積粒度分布における体積基準の10%粒径をD10、体積基準の50%粒径をD50、体積基準の90%粒径をD90としたときに、D50/D10が2.0〜4.5、かつ、D90/D50が1.5〜3.4であるガラス粉末。
[2] 太陽電池の電極の形成に用いられる[1]のガラス粉末。
[3] 前記電極がアルミニウム電極である[2]のガラス粉末。
[4] 前記D50が0.5〜5.0μmである[1]〜[3]のいずれかのガラス粉末。
[5] 水分含有量が0.2〜1.0質量%である[1]〜[4]のいずれかのガラス粉末。
[6] [1]〜[5]のいずれかのガラス粉末、導電性金属粉末、および有機ビヒクルを含有する導電ペースト。
[7] [6]の導電ペーストを用いて形成された電極を具備する太陽電池。
本発明のガラス粉末、導電ペースト、太陽電池によれば、電極形成時にガラスが含有する元素、例えば、Bを半導体基板中に拡散させることが可能であり、それにより太陽電池の変換効率を向上させることができる。
本発明のガラス粉末を用いて電極形成された太陽電池の一例の断面を模式的に示す図である。 実施例および比較例の太陽電池の電極形成面における、Si半導体基板中のホウ素(B)平均濃度の測定結果を示すグラフである。
以下、図面を参照して、実施形態を詳細に説明する。
<ガラス粉末>
本発明のガラス粉末は、カチオン%表示で、B3+を25〜80%、Pb2+を20〜75%含む組成のガラスの粉末からなる。そして、当該ガラスの粉末は、累積粒度分布における体積基準の10%粒径をD10、体積基準の50%粒径をD50、体積基準の90%粒径をD90としたときに、D50/D10が2.0〜4.5、かつ、D90/D50が1.5〜3.4である。
本発明のガラス粉末においては、カチオン%表示で、B3+およびPb2+をそれぞれ上記した所定の量で含有するガラスを上記特定の粒度分布を有するガラス粉末とすることで、半導体基板上に該ガラス粉末と導電性金属粉末を含む導電ペーストを塗布、焼成して電極を形成する際に、導電ペースト中のガラス粉末の分散状態および半導体基板との接触状態が、高密度かつ均一になり、さらにガラス自体が有する高い流動性によりガラスと半導体基板が十分に接触し、反応できる。結果として、電極と半導体基板の接合強度を向上させるとともに、ガラスが含有するB3+を半導体基板の、例えば、p型層中にBとして拡散させることが可能であり、それにより良好なp層を形成し、太陽電池の変換効率を向上させることができる。
本発明のガラス粉末は、例えば、半導体基板上に該ガラス粉末と導電性金属粉末を含む導電ペーストを用いて電極を形成する場合に、上記効果を発揮できる。以下の説明において、特に断りのない限り、半導体基板上、特にはpn接合型のSi半導体基板上に該ガラス粉末と導電性金属粉末を含む導電ペーストを塗布、焼成して電極を形成する場合を、単に「電極形成時」という。
ここで、ガラス粉末において、ガラス中のカチオンの価数は状態により、価数変動する場合もありうるが、本発明のカチオンの元素記号のイオン表記での価数の記載は典型的にとりうる価数で表現している。
本明細書において、「カチオン%」とは、以下のとおりの単位である。まず、ガラスの組成における構成成分をカチオン成分とアニオン成分とに分ける。そして、「カチオン%」とは、ガラス中に含まれる全カチオン成分の合計含有量を100モル%としたときに、各カチオン成分の含有量を百分率で表記した単位である。以下、ガラスのカチオン成分の含有量は特に断りのない限り、カチオン%であり単に「%」と記す。
本発明のガラス粉末における各カチオン成分の含有量は、得られたガラス粉末の誘導結合プラズマ(ICP-AES:Inductively Coupled Plasma-Atomic Emission Spectroscopy)分析、または電子線マイクロアナライザ(EPMA:Electron Probe Micro Analyzer)分析の結果から求められる。
なお、本明細書において、「D10」、「D50」および「D90」は、累積粒度分布における体積基準のそれぞれ、10%粒径、50%粒径、および90%粒径を示し、具体的には、レーザー回折/散乱式粒度分布測定装置を用いて測定した粒径分布の累積粒度曲線において、その積算量が体積基準でそれぞれ、10%、50%、および90%を占めるときの粒径を表す。
以下、本発明のガラス粉末における、ガラスのカチオン成分について説明する。なお、本発明のガラス粉末において、ガラスのアニオン成分はO2−のみである。
本発明のガラス粉末において、ガラス中のPb2+は必須の成分である。Pb2+は、ガラスの軟化流動性を向上させ、半導体基板と電極の接合強度を向上させる。また、ガラスがカチオン成分としてAl3+を含有する場合、電極形成時に、ガラス中のPb2+が還元されて生成された金属Pb粒子と、ガラス中のAl3+が還元されて生成された金属Al粒子が共晶反応して、Al粒子の溶融温度が低下する。その結果、Al粒子が半導体基板へ拡散して良好なP層を形成することで、太陽電池の変換効率を向上させることができる。
さらに、Pb2+は、ガラスを流動させることによって半導体基板とガラスが直接反応するのを促進することができる。これにより、ガラス中のB3+が、Bとして半導体基板中に拡散するのを促進することができ、より良好なp層を形成させることができる。
本発明のガラス粉末において、ガラスは、Pb2+を20%以上75%以下の量で含有する。Pb2+の含有量が20%未満であると、ガラス軟化点が高くなるために流動性が低下し、半導体基板と電極との接合強度が十分なものとならない。Pb2+の含有量は、好ましくは25%以上であり、より好ましくは30%以上である。一方、Pb2+の含有量が75%を超えると、結晶化によりガラスが得られない。Pb2+の含有量は、好ましくは73%以下であり、より好ましくは70%以下である。
ガラス中のB3+は、必須の成分である。B3+は、半導体基板中にp層を形成することで、太陽電池の変換効率を向上させる成分である。また、B3+は、ガラス形成成分でもある。ガラス中のB3+が、半導体基板中にBとして拡散することで、上記したAlと同様に、半導体基板をp型として動作させることができる。
本発明において、ガラスは、B3+を、25%以上80%以下の量で含有する。B3+の含有量が25%未満であると、電極形成時に十分にBを半導体基板中に拡散できず、そのために太陽電池の変換効率が向上されない。B3+の含有量は、好ましくは27%以上であり、より好ましくは30%以上である。B3+の含有量が80%を超えると、ガラスの安定性を低下させる。B3+の含有量は、好ましくは75%以下であり、より好ましくは70%以下である。
ガラスのカチオン成分は、Pb2+とB3+のみからなってもよく、Pb2+およびB3+以外のその他の任意のカチオン成分(以下、「その他のカチオン成分」という。)を含有してもよい。その他のカチオン成分の種類は本発明におけるガラスの効果を損なわないカチオン成分であれば特に制限されない。また、その他のカチオン成分の含有量は、各カチオン成分について、本発明におけるガラスの効果を損なわない含有量である。
その他のカチオン成分としては、例えば、Zn2+、P5+、As5+、Sb5+、Te4+、Al3+、Ga3+、In3+、Si4+、Mg2+、Ca2+、Sr2+、Ba2+、Li、Na、K、Zr4+、Fe2+、Fe3+、Cu2+、Sb3+、Sn2+、Sn4+、V5+、Mo6+、W6+、Mn2+、Mn4+、Ce4+、Ti4+等の通常ガラスに用いられる各種カチオン成分が挙げられる。これら、カチオン成分は、目的に応じて、1種が単独で、または2種以上が組み合せて用いられる。
ガラスは、その他のカチオン成分として、Zn2+を含有することが好ましい。Zn2+は、ガラスを安定化させる成分であり、電極の耐水性を高める成分である。ガラスがZn2+を含有する場合、その含有量は、5%以上30%以下であることが好ましい。Zn2+の含有量が5%以上であると、電極、特にはAl電極の耐水性が向上し、長期信頼性を得やすい。Zn2+の含有量は、より好ましくは10%以上であり、さらに好ましくは13%以上である。一方、Zn2+の含有量が30%以下であると、ガラスの安定性が悪化しにくく、失透を抑えられるため、生産性の低下を抑制することができる。Zn2+の含有量は、より好ましくは28%以下であり、さらに好ましくは25%以下である。
本発明におけるガラスの粉末は、累積粒度分布における体積基準の10%粒径D10に対する、体積基準の50%粒径D50の比(D50/D10)が2.0以上4.5以下であり、体積基準の50%粒径D50に対する、体積基準の90%粒径D90の比(D90/D50)が、1.5以上3.4以下である。本発明のガラス粉末は、上記特定の狭い粒度分布を有することで、ガラス粉末を均一に、導電性金属粉末とともに半導体基板に接触させることができるため、電極形成時に、導電ペースト中のガラス粉末の分散状態および半導体基板との接触状態を、高密度かつ均一とすることができる。それにより、上記ガラス組成の特徴を十分に発揮させる、すなわち、電極と半導体基板の接合強度を向上させるとともに、ガラスが含有するB3+を半導体基板の、例えば、p型層中にBとして拡散させることを促進し、結果として、良好なp層を形成することで太陽電池の変換効率を向上させることができる。
50/D10が2.0未満であると、導電ペースト中のガラス粉末の最密充填化が困難になってしまう。D50/D10は、好ましくは2.3以上であり、より好ましくは2.5以上である。一方、D50/D10が4.5を超えると、電極形成時に、ガラス粉末と半導体基板との接触状態が変わり、p層へのBの拡散状態が一定でなくなってしまう。そのため、太陽電池の特性が不安定になる。D50/D10は、好ましくは4.0以下であり、より好ましくは3.5以下である。
また、D90/D50が1.5未満であると、導電ペースト中のガラス粉末の最密充填化が困難になってしまう。D90/D50は、好ましくは1.6以上であり、より好ましくは1.8以上である。一方、D90/D50が3.4を超えると、電極形成時に、ガラス粉末と半導体基板との接触状態が変わり、p層中へのBの拡散状態が一定でなくなってしまう。そのため、太陽電池の特性が不安定になる。D90/D50は、好ましくは3.0以下であり、より好ましくは2.5以下である。
本発明のガラス粉末における、上記組成のガラスの粉末のD50は、0.5μm以上5.0μm以下であることが好ましい。D50が0.5μm以上であることで、導電ペーストとした際の分散性が向上する。また、D50が5.0μm以下であることで、導電性金属粉末の周りにガラスが存在しない個所が発生しにくいため、電極と半導体基板との接着性が向上する。D50は、より好ましくは、2.0μm以下である。
本発明のガラス粉末は、水分を含んでいてもよい。水分は、電極形成時に導電性金属粉末を酸化させる効果がある。例えば、導電性金属がアルミニウムである場合、アルミニウム粉末の表面が酸化されると酸化アルミニウムとなりガラス粉末の成分と同様の酸化物になる。これにより、ガラス粉末中の水分は、電極形成時にガラスの流動性を向上させる効果を奏する。
本発明のガラス粉末が水分を含む場合、ガラス粉末全量に対する水分含有量は、0.2質量%以上1.0質量%以下であることが好ましい。水分含有量は、0.2質量%以上であると、電極形成時にガラスの流動性を向上させる。水分含有量は、より好ましくは0.24質量%以上であり、さらに好ましくは0.25質量%以上である。一方、水分含有量が1.0質量%以下であると、ガラス粉末が凝集しにくく、導電ペーストにした際の分散性が向上する。水分含有量は、より好ましくは0.93質量%以下であり、さらに好ましくは0.90質量%以下である。なお、本明細書で記載する水分含有量は、カールフィッシャー法を用いて300℃まで加熱した時に計測された値を表す。
本発明のガラス粉末の製造方法は、上記組成のガラスが上記特定の粒度分布を有するガラス粉末として得られる限り、特に限定されない。例えば、以下に示す方法で製造することができる。
まず、原料混合物を準備する。原料は、通常の酸化物系のガラスの製造に用いる原料であれば特に限定されず、酸化物や炭酸塩等を用いることができる。得られるガラス粉末において、上記組成範囲となるように原料の種類および量を適宜調整して原料組成物とする。
次に、原料混合物を公知の方法で加熱して溶融物を得る。加熱溶融する温度(溶融温度)は、900〜1300℃が好ましく、1000〜1200℃がより好ましい。加熱溶融する時間は、30〜200分が好ましい。
その後、溶融物を冷却し固化することにより、本発明のガラス粉末に係る上記組成のガラスを得ることができる。冷却方法は特に限定されない。ロールアウトマシン、プレスマシン、冷却液体への滴下等により急冷する方法をとることもできる。得られるガラスは完全に非晶質である、すなわち結晶化度が0%であることが好ましい。ただし、本発明の効果を損なわない範囲であれば、結晶化した部分を含んでいてもよい。
本発明のガラス粉末は、上記のようにして製造されたガラスを、例えば、乾式粉砕法や湿式粉砕法によって上記特定の粒度分布を有するように粉砕することにより得ることができる。ガラス粉末の粒径を調整するために、ガラスの粉砕に加えて、必要に応じて分級を行ってもよい。
本発明のガラス粉末を得るためのガラスの粉砕方法は、例えば、適当な形状のガラスを乾式粉砕した後、湿式粉砕する方法が好ましい。乾式粉砕および湿式粉砕は、例えばロールミル、ボールミル、ジェットミル等の粉砕機を用いて行うことができる。粒度分布の調整は、例えば、各粉砕における粉砕時間や、ボールミルのボールの大きさ等粉砕機の調整によって行うことができる。湿式粉砕法の場合、溶媒として水を用いることが好ましい。湿式粉砕の後、乾燥等により水分を除去して、ガラス粉末が得られる。
また、本発明のガラス粉末の水分含有量は、上記ガラスの湿式粉砕後の、乾燥時の加熱温度や加熱時間で調整することができる。
本発明のガラス粉末は、半導体基板上への電極形成、例えば、太陽電池の電極形成に好適に用いられる。本発明のガラス粉末は、特には、電極形成における電極がアルミニウム電極の場合に、顕著な効果を発揮できる。
<導電ペースト>
本発明の導電ペーストは、上記本発明のガラス粉末、導電性金属粉末および有機ビヒクルを含有する。
本発明の導電ペーストが含有する導電性金属粉末は、半導体基板上に形成される電極に通常用いられる金属の粉末が特に制限なく用いられる。導電性金属粉末として、具体的には、Al、Ag、Cu、Au、Pd、Pt等の粉末が挙げられ、これらのうちでも、生産性の点からAl粉末が好ましい。凝集が抑制され、かつ、均一な分散性が得られる観点から導電性金属粉末の粒子径はD50が、2〜15μmが好ましい。
導電ペーストにおけるガラス粉末の含有量は、例えば、導電性金属粉末100質量部に対して0.1質量部以上10質量部以下とすることが好ましい。ガラス粉末の含有量が0.1質量部未満であると、導電性金属粉末の周りをガラス析出物で覆うことができなくなるおそれがある。また、電極と半導体基板の接着性が悪くなるおそれがある。一方、ガラス粉末の含有量が10質量部を超えると、導電性金属粉末がより焼結し、ブリスター等が発生しやすくなる。導電性金属粉末100質量部に対するガラス粉末の含有量は、より好ましくは0.5質量部以上5質量部以下である。
導電ペーストが含有する、有機ビヒクルとしては、有機樹脂バインダーを溶媒に溶解して得られる有機樹脂バインダー溶液を用いることができる。
有機ビヒクルに用いる有機樹脂バインダーとしては、例えばメチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、オキシエチルセルロース、ベンジルセルロース、プロピルセルロース、ニトロセルロース等のセルロース系樹脂、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、ブチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート等のアクリル系モノマーの1種以上を重合して得られるアクリル系樹脂等の有機樹脂が用いられる。
有機ビヒクルに用いる溶媒としては、セルロース系樹脂の場合はターピネオール、ブチルジグリコールアセテート、エチルジグリコールアセテート、プロピレングリコールジアセテート等の溶媒が、アクリル系樹脂の場合はメチルエチルケトン、ターピネオール、ブチルジグリコールアセテート、エチルジグリコールアセテート、プロピレングリコールジアセテート等の溶媒が好ましく用いられる。
有機ビヒクルにおける有機樹脂バインダーと溶媒の割合は、特に制限されないが、得られる有機樹脂バインダー溶液が導電ペーストの粘度を調整できる粘度となるように選択される。具体的には、有機樹脂バインダー:溶媒で示す質量比として、3:97〜15:85程度が好ましい。
導電ペーストにおける有機ビヒクルの含有量は、導電ペースト全量に対して5質量%以上30質量%以下であることが好ましい。有機ビヒクルの含有量が5質量%未満になると、導電ペーストの粘度が上昇するために導電ペーストの印刷等の塗布性が低下し、良好な導電層(電極)を形成することが難しくなる。また、有機ビヒクルの含有量が30質量%を超えると、導電ペーストの固形分の含有割合が低くなり、十分な塗布膜厚が得られにくくなる。
本発明の導電ペーストには、上記した導電性金属粉末、ガラス粉末、および有機ビヒクルに加え、必要に応じて、かつ、本発明の目的に反しない限度において公知の添加剤を配合することができる。
このような添加剤としては、例えば、各種無機酸化物が挙げられる。無機酸化物として具体的には、SiO、Al3、TiO、MgO、ZrOまたはそれらの複合酸化物等が挙げられる。これらの無機酸化物は、導電ペーストの焼成に際し、導電性金属粉末の焼結を和らげる効果があり、焼成後の電極表面のブリスター発生を抑制することができる。これらの無機酸化物からなる添加剤の大きさは特に限定されるものではないが、例えば、D50が10μm以下のものを好適に用いることができる。
導電ペーストにおける、無機酸化物の含有量は目的に応じて適宜に設定されるものであるが、ガラス粉末に対して、好ましくは10質量%以下、より好ましくは7質量%以下、である。無機酸化物の含有量が10質量%を超えると、電極形成時における無機酸化物の流動性が低下して接着強度が低下するおそれがある。また、実用的な配合効果(電極表面のブリスター発生の抑制)を得るためには、含有量の下限値は好ましくは3質量%以上、より好ましくは5質量%以上である。
導電ペーストには、消泡剤や分散剤のように導電ペーストで公知の添加物を加えてもよい。なお、上記有機ビヒクルおよびこれらの添加物は、通常、電極形成の過程で消失する成分である。導電ペーストの調製には、撹拌翼を備えた回転式の混合機や擂潰機、ロールミル、ボールミル等を用いた公知の方法を適用することができる。
本発明の導電ペーストは、半導体基板上、特にはpn接合型のSi半導体基板上への焼成による電極形成に好適に用いられる。本発明の導電ペーストは、本発明のガラス粉末を含有することで、電極形成に際して、電極と半導体基板の接合強度を向上できるとともに、ガラス粉末が含有するB3+を半導体基板の、例えば、p型層中にBとして拡散させることが可能であり、それにより良好なp層を形成することができる。そのため、太陽電池における半導体基板上への電極形成に本発明の導電ペーストを用いれば、その変換効率を向上させることができる。
半導体基板上への導電ペーストの塗布、および焼成は、従来の電極形成における塗布、焼成と同様の方法により行うことができる。塗布方法としては、スクリーン印刷、ディスペンス法等が挙げられる。焼成温度は、含有する導電性金属粉末の種類、表面状態等によるが、概ね500〜1000℃の温度が例示できる。焼成時間は、電極の形状、厚さ等により適宜調整される。また、導電ペーストの塗布と焼成の間に、80〜200℃程度での乾燥処理を設けてもよい。
<太陽電池>
本発明の太陽電池は、このような本発明の導電ペーストを用いて形成された電極、特には、pn接合型のSi半導体基板上に焼付けられた電極を具備する。本発明の導電ペーストを用いて形成される電極は、太陽電池の半導体基板の、p型層またはp層もしくはn型層またはn層に接触するように設けられる電極に適用できるが、p型層またはp層に接触するように設けられる電極に用いられることが好ましい。
太陽電池において半導体基板が有するp型層またはp層に接触するように設けられる電極としては、例えば、p型Si半導体基板の非受光面(裏面)となるp型層またはp層に形成される裏面電極、n型Si半導体基板の受光面(表面)となるp型層に設けられる表面電極等が挙げられる。なお、上記p型層またはp層に接触するように設けられる電極としては、Al電極が好ましく用いられる。
また、PERC(Passivated Emitter and Rear Contact)型の太陽電池では、非受光面(裏面)に絶縁材料からなるパッシベーション膜が全体に設けられ、該パッシベーション膜上に裏面電極が部分的に半導体基板に接触する形に形成される。このような、PERC型の太陽電池の裏面電極も本発明の導電ペーストを用いて形成できる。この場合、例えば、非受光面がp型層またはp層であり、裏面電極としてAl電極が好ましく用いられる。
以下、pn接合型のp型Si半導体基板を用いた太陽電池において、裏面電極を本発明の導電ペーストで形成した場合を例に説明する。図1は、本発明の導電ペーストを用いて裏面電極が形成されたp型Si半導体基板を用いた太陽電池の一例の断面を模式的に示した図である。
図1に示す太陽電池10は、p型Si半導体基板1と、その受光面S1に設けられた反射防止膜2と、反射防止膜2の一部を貫通してp型Si半導体基板1に接触する表面電極としてのAg電極3と、p型Si半導体基板1の非受光面S2の全面に接するように設けられた裏面電極としてのAl電極4を有する。p型Si半導体基板1の受光面S1は、例えば、ウエットエッチング法を用いて形成される、光反射率を低減させるような凹凸構造(図示せず)を有する。
p型Si半導体基板1は、受光面S1側から順にn型層1a、p型層1b、p層1cで構成され、Ag電極3はn型層1aに部分的に、Al電極4はp層1cの全面にそれぞれ接触している。p型Si半導体基板1のn型層1aは、上記凹凸構造が形成された受光面S1に、P、Sb、As等をドープすることで形成され得る。また、p層1cについては、本発明の導電ペーストを用いてAl電極4を形成した際に、導電ペースト中のガラス粉末が含有するB3+が、p型層中にBとして拡散し形成された層である。
なお、Al電極4は本発明のガラス粉末とAl粉末を含有する本発明の導電ペーストを、Ag電極3は反射防止膜の貫通性が良好なガラス粉末とAg粉末を含有するAg電極形成用導電ペーストを、それぞれ用いて次のようにして形成される。すなわち、p型Si半導体基板1の受光面S1に設けられた反射防止膜2上にAg電極3を形成するためのAg電極形成用導電ペーストを所定のパターンで、およびp型Si半導体基板1の非受光面S2の全面にAl電極4を形成するための上記導電ペーストをそれぞれ塗布し、焼成することで、Ag電極3およびAl電極4が形成される。Ag電極3は焼成に際してAg電極形成用導電ペーストが反射防止膜を貫通することで、p型Si半導体基板1のn型層1aに接触する形に形成される。
上記のとおり、本発明の導電ペーストを用いて、Al電極4を形成すれば、電極形成時に、導電ペースト中のガラス粉末の分散状態およびp型Si半導体基板1のp型層との接触状態が、高密度かつ均一になり、さらにガラス自体が有する高い流動性によりガラスとp型Si半導体基板1のp型層が十分に、接触し反応できる。結果として、Al電極4とp型Si半導体基板1の接合強度を向上させるとともに、ガラスが含有するB3+をp型Si半導体基板1のp型層中にBとして拡散させることが可能であり、それにより良好なp層1cを形成し、太陽電池の変換効率を向上させることができる。
以下、本発明について実施例を参照してさらに詳細に説明するが、本発明は実施例に限定されない。例1〜5は実施例であり、例6〜8は比較例である。
(例1〜8)
以下の方法でガラス粉末を製造し、該ガラス粉末を含有する電極形成用の導電ペーストを製造した。得られた導電ペーストを用いて図1と同様の構成の太陽電池とした際の、Si半導体基板中のp層表面から深さ1〜5μmにおけるB平均濃度を測定するともに、該太陽電池の変換効率について評価した。
電極形成に使用するガラス粉末として、表1に示す組成、粒度分布および水分含有量を有するガラス粉末を製造した。すなわち、表1に示す組成となるように原料粉末を配合、混合し、1000〜1300℃の電気炉中で白金ルツボを用いて30分〜1時間溶融し、薄板状ガラスを成形した。その後、この薄板状ガラスをボールミルで2時間乾式粉砕し、150メッシュの篩にて粗粒を除去した。
次いで、体積基準の10%粒径であるD10、体積基準の50%粒径であるD50、体積基準の90%粒径であるD90が所定の範囲となるように、乾式粉砕したガラス粉末をボールミルで水を用いて湿式粉砕することで、ガラス粉末を製造した。例1〜5のガラス粉末については、この湿式粉砕において、所定のD10、D50、D90を得るために、直径5mmのアルミナ製のボールを用いて、表1に示すそれぞれの粉砕時間で粉砕して、D10、D50、D90を調整した。
その後、湿式粉砕で得られたガラス粉末を含むスラリーを濾過して、ほとんどの水分を除去した後に、水分含有量を調整するために乾燥機により130℃で乾燥させて、ガラス粉末を製造した。
例6、7のガラス粉末は、上記で得られた薄板状ガラスをボールミルで、24時間、乾式粉砕して製造した。例8のガラス粉末は、上記で得られた薄板状ガラスを、ボールミルで24時間、乾式粉砕し、その後、気流分級により分級して製造した。
上記例1〜8のガラス粉末について、以下のように粒径D10、D50、D90および水分含有量を測定した。その結果を表1に示す。
(粒径D10、5090
例1〜8のガラス粉末0.02gをイソプロピルアルコール60ccに混ぜ、超音波分散により1分間分散させて試料を作成した。マイクロトラック測定機に上記で得られた各試料を投入し、D10、D50およびD90の値を得た。
(水分含有量)
上記で得られた例1〜8のガラス粉末の水分含有量を、カールフィッシャー法により測定した。測定条件は300℃である。測定結果を表1に示す。
<導電ペーストの製造>
上記で作成した例1〜8のガラス粉末をそれぞれ含有するAl電極形成用導電ペーストを以下の方法で作製した。Ag電極形成用導電ペーストは、市販品(デュポン社製、商品名:ソーラメットPV18A)を準備した。
まず、エチルセルロース10質量部にブチルジグリコールアセテート90質量部を混合し、85℃で2時間撹拌して有機ビヒクルを調製した。次に、こうして得られた有機ビヒクル21質量部を、Al粉末(ミナルコ社製、噴霧アルミニウム粉:#800F)79質量部に混合した後、擂潰機により10分間混練した。その後、ガラス粉末を、Al粉末100質量部に対して1.3質量部の割合で配合し、さらに擂潰機により60分間混練しAl電極形成用導電ペーストとした。
<太陽電池の製造>
上記で得られたAl電極形成用導電ペーストおよびAg電極形成用導電ペーストを用いて、以下のようにして図1と同様の構成の、p型Si半導体基板1上の非受光面S2に裏面電極としてAl電極4および受光面S1に表面電極としてAg電極3を形成し、太陽電池10を製造した。
160μmの厚みにスライスされたp型の結晶系Si半導体基板を用いて、まず、Si半導体基板のスライス面を洗浄するために、受光面および非受光面をフッ酸でごく微量程度エッチング処理した。その後、光の受光面側の結晶系Si半導体基板表面にウエットエッチング法を用いて、光反射率を低減させるような凹凸構造を形成した。次に、Si半導体基板の受光面にn型層を拡散にて形成する。n型化のドーピング元素としてはP(リン)を用いた。次に、Si半導体基板の受光面(n型層の表面)に反射防止膜を形成した。反射防止膜の材料としては、おもに、窒化珪素を用い、プラズマCVDにて80nmの厚さに形成した。
次に、得られた反射防止膜付きSi半導体基板の受光面側および非受光面側にそれぞれAg電極およびAl電極を、形成した。まず、受光面側の表面、すなわち反射防止膜の表面にAgペーストをスクリーン印刷によりライン状に塗布して、120℃で乾燥させた。
次いで、上記例1〜8のガラス粉末を用いて得られたAl電極形成用導電ペーストを、Si半導体基板の非受光面の表面全体にスクリーン印刷により塗布した。その後、赤外光加熱式ベルト炉を用いてピーク温度が800℃で100秒間焼成を行い、表面Ag電極、裏面Al電極を形成させて、太陽電池を完成させた。なお、焼成によりAg電極は反射防止膜を貫通してSi半導体基板のn型層に接触する形に形成されたものである。また、Si半導体基板の非受光面側には導電ペースト中のガラスが含有するB3+がBとして拡散してp層が形成されていた。
(評価)
(1)Si半導体基板中のp層表面から深さ1〜5μmにおけるB(ホウ素)平均濃度
上記各例のガラス粉末をそれぞれ含有するAl電極形成用導電ペーストを用いて製造した太陽電池を塩酸(塩化水素の35〜38%水溶液):水=1:1で混ぜた水溶液中に24時間浸して、裏面のAl電極を除去して、測定対象試料を作成した。
その後、B濃度定量用標準試料と測定対象試料を同時に二次イオン質量分析装置へ導入し、分析を行い、測定対象試料の裏面(p層表面)から深さ10μm以上の領域におけるSi半導体基板中のBの濃度プロファイルを得た。なお、B濃度定量用の標準試料には、Bイオンを既知濃度で注入したSi半導体基板(B注入量:1.3×1014ions/cm、エネルギー:130keV)を用いた。二次イオン質量分析の分析条件は以下のとおりとした。
測定装置:アルバック・ファイ社製ADEPT1010
一次イオン種:O
一次加速電圧:5.0kV
一次イオンカレント:1μA
一次イオン入射角:試料面垂直方向からの角度45°
ラスターサイズ:200×200μm
検出領域: 40×40μm
スパッタレート:二次イオン質量分析によって形成される分析クレータの深さを触針式表面形状測定器(Veeco社製Dektak150)にて測定し、スパッタレートを求めた。
二次イオン極性:プラス
中和用の電子銃使用:有
例4および例7のガラス粉末をそれぞれ含有するAl電極形成用導電ペーストを用いて製造した太陽電池の、上記二次イオン質量分析によって得られた、p層表面から深さ10μmまでのB濃度[原子数/cm]を図2に示す。図2において縦軸の数値「1E+15」は、「1×1015」を示し、他の数値もこれと同様である。
上記で測定されたp層表層におけるB濃度[原子数/cm]を用いて、p層表面から深さ1〜5μmにおけるB平均濃度を次のとおり算出した。すなわち、該B平均濃度は、p層表面から深さ1μmの位置から深さ5μmの位置までのB濃度[原子数/cm]の測定値を積分させたのち、積分範囲幅4μmで除することで算出した。結果を表1に示す。
(2)太陽電池の変換効率の測定
上記各例のガラス粉末をそれぞれ含有するAl電極形成用導電ペーストを用いて製造した太陽電池の変換効率を、ソーラシミュレータ(山下電装社製、YSS−180S)を用いて測定した。具体的には、ソーラシミュレータに太陽電池を設置し、分光特性AM1.5Gの基準太陽光線によって、JIS C8912に準拠して電流電圧特性を測定して、各太陽電池の変換効率を導き出した。得られた変換効率の結果を表1に示す。
Figure 0006702011
表1より、例1〜5のガラス粉末を用いた太陽電池では、例6〜8のガラス粉末を用いた場合に比べてSi半導体基板の非受光面(裏面)側にBが十分に拡散された良好なp層が形成されていることが分かる。また、表1より、例1〜5のガラス粉末を用いた場合は変換効率が18%以上を得ることができたことが分かる。これに対し、例6〜8のガラス粉末を用いた場合、変換効率が18%未満であったことが分かる。
以上のことから明らかなように、例1〜5のガラス粉末は太陽電池の電極を形成するために好適なものである。
本発明によれば、太陽電池の電極を形成するために好適なガラス粉末を提供することができる。かかるガラス粉末を用いれば、電極形成時にガラスが含有する元素を半導体基板中に拡散させる、特にはホウ素をSi半導体基板のp型層に拡散させ良好なp層を形成し得る導電ペーストおよび、該導電ペーストを用いることで信頼性と生産性が向上した太陽電池の提供が可能である。
10…太陽電池、1…p型Si半導体基板、1a…n型層、1b…p型層、1c…p層、2…反射防止膜、3…Ag電極、4…Al電極、S1…受光面、S2…非受光面。

Claims (6)

  1. カチオン%表示で、
    3+を25〜80%、
    Pb2+を20〜75%含み、
    累積粒度分布における体積基準の10%粒径をD10、体積基準の50%粒径をD50、体積基準の90%粒径をD90としたときに、
    50/D10が2.0〜4.5、かつ、
    90/D50が1.5〜3.4
    であり、
    水分含有量が0.2〜1.0質量%であるガラス粉末。
  2. 太陽電池の電極の形成に用いられる請求項1記載のガラス粉末。
  3. 前記電極がアルミニウム電極である請求項2記載のガラス粉末。
  4. 前記D50が0.5〜5.0μmである請求項1〜3のいずれか1項記載のガラス粉末。
  5. 請求項1〜のいずれか1項記載のガラス粉末、導電性金属粉末、および有機ビヒクルを含有する導電ペースト。
  6. 請求項記載の導電ペーストを用いて形成された電極を具備する太陽電池。
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