JP7027719B2 - ガラス組成物およびガラス粉末 - Google Patents

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Description

本発明は、導電性を持つことを特徴とし、耐候性、特には耐水性に優れ、低温で焼結できるガラス組成物に関し、特にチップ抵抗器等の各種抵抗部品、厚膜回路、多層回路基板、各種積層複合部品等に使われる抵抗体を形成させるために使用ができ、また、太陽電池等の電極形成用として用いられる導電ペースト、および該導電ペーストに使用されるガラス組成物に関するものである。
従来から、上記のような回路や部品に使用される抵抗体は導電性成分とガラス組成物を主成分とした抵抗組成物から形成される。抵抗組成物は、主としてペーストや塗料の形で、電極を形成したアルミナ基板上やセラミック複合部品などに所定の形状に印刷され、焼成される。一般に、導電性成分としてルテニウム系の酸化物粉末を用いた抵抗組成物が広く使用されている。この抵抗組成物は、空気中での焼成が可能であり、導電性成分とガラス組成物の比率を変えることにより、広い範囲の抵抗値を有する抵抗体が容易に得られる。
そこで、ルテニウム酸化物を導電性成分として用い、ガラス組成物と組み合わせた抵抗組成物が提案されている(特許文献1参照)。しかし、このようなガラス組成物を使用した抵抗組成物には、ガラス組成物は結合剤としてのみ機能し、ガラス組成物自体が導電性に乏しいために高価である酸化ルテニウムを多量に含有させる必要があり生産コストが高くなってしまったり、ガラス転移温度が高いために焼結時に十分にガラス組成物を流動させることができず、抵抗組成物の導電性が不安定になったりするような問題点があった。
一方、シリコン(Si)等の半導体基板の上に電極となる導電層を形成した電子デバイスなどの配線として導電層を持った基板が、種々の用途に使用されている。この電極や配線となる導電層は、アルミニウム(Al)や銀(Ag)、銅(Cu)等の導電性金属粉末とガラス粉末を有機ビヒクル中に分散させた導電性ペーストを、半導体基板上に塗布し、ガラス粉末の軟化点以上の温度で焼成することにより形成されている。
半導体基板上に電極を形成する上記技術は、太陽電池におけるpn接合型の半導体基板上への電極形成にも適用されている。特許文献2には、太陽電池の受光面に形成される電極に用いるガラス組成物において、不純物拡散層との間の接触抵抗が低く、電極形成時に太陽電池の変換効率を低下させにくい特性を有するモリブデン系ガラス組成物が記載されている。しかし、特許文献2に記載されたガラス組成物ではMoOを極めて多く含むことによって、高い導電性を有するガラス組成物となる。そのため、該ガラス組成物は太陽電池の電極に導電性ペースト用として使用されているが、Bを多く含み、Alのようなガラス構造としての結合性を高める成分を含んでおらず、良好な耐候性、例えば、耐水性が得られないという問題点があった。
国際公開2016/039107号 国際公開2015/012353号
本発明は、導電性を持ち、耐候性、特には耐水性に優れ、低温で焼結できるガラス組成物および該ガラス組成物からなるガラス粉末の提供を目的とする。
本発明は以下の構成のガラス組成物、およびガラス粉末を提供する。
[1]酸化物換算の質量%表示で、Biを40~61%、MoOを20~30%、およびBを0.1~6.0%含むことを特徴とするガラス組成物。
[2]酸化物換算の質量%表示で、Biを50~60%、MoOを25~30%、およびBを0.5~5.8%含む[1]のガラス組成物。
[3]さらに、Alを0.1~5.0%含む[1]または[2]に記載のガラス組成物。
[4]さらに、Alを0.2~4.0%含む[1]または[2]に記載のガラス組成物。
[5]ガラス転移温度が300~400℃である[1]~[4]のいずれかに記載のガラス組成物。
[6]累積粒度分布における体積基準の50%粒径をD50としたときに、D50が0.3~1.8μmである[1]~[5]のいずれかに記載のガラス組成物からなるガラス粉末。
[7]累積粒度分布における体積基準の90%粒径をD90としたときに、D90が2.0~5.0μmである[1]~[5]のいずれかに記載のガラス組成物からなるガラス粉末。
[8]累積粒度分布における体積基準の50%粒径をD50としたときに、D50が0.3~1.8μmである[7]に記載のガラス粉末。
本発明のガラス組成物は、導電性を有し、耐候性、特には耐水性に優れるとともに、低温で焼結可能である。したがって、該ガラス組成物を導電性成分とともに抵抗組成物や導電性ペーストに用いれば、結合剤としての機能だけでなく、抵抗組成物や導電性ペースト中において導電性を高めることができ、得られる抵抗体や導電層等の電子デバイスにおいて電気特性を上げることができる。
また、ガラス組成物自体が導電性を具備しているので、抵抗組成物や導電性ペースト中の導電性成分を減らすことができる。代表的な導電性成分としては、酸化ルテニウムや銀等の非常に高価な材料が使われており、導電性成分の含有量が減らせられればコスト削減にも効果が期待できる。さらに、本発明のガラス組成物は、耐候性、特に耐水性に優れることから、これを用いた抵抗組成物や導電性ペーストにより製造される電子デバイスとして、耐水性が上がり、寿命を延ばすことができる。特に太陽電池等の屋外での使用が想定される機器に用いる電子デバイスにおいては水分の侵入は避けられないので、耐水性向上に伴う効果は大きい。
さらに、本発明のガラス組成物は、低温で焼結可能なようにガラス転移温度が低い。これにより、低温であっても焼結時に十分にガラスを流動させることができ、特性の安定化が可能であり、また、短時間で焼結させる必要がある場合にも、十分に対応することができる。
本発明においてガラス組成物は、ガラス粉末として微粉化させることが可能であり、該ガラス粉末を含有することで、ガラス粉末を十分に抵抗組成物や導電性ペースト中に分散させることが可能となり、導電性の安定性や電気特性が向上できた電子デバイス等の提供が可能である。
実施例および比較例で得られた薄板状ガラスの交流回路によるインピーダンスの測定結果を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について説明する。
<ガラス組成物>
本発明のガラス組成物は、酸化物換算の質量%表示で、Biを40~61%、MoOを20~30%、およびBを0.1~6.0%含むことを特徴とする。以下の説明において、特に断りのない限り、ガラス組成物の各成分の含有量における「%」の表示は、酸化物換算の質量%表示である。
本発明のガラス組成物における各成分の含有量は、得られたガラス組成物の誘導結合プラズマ(ICP-AES:Inductively Coupled Plasma-Atomic Emission Spectroscopy)分析若しくは電子線マイクロアナライザ(EPMA:Electron Probe Micro Analyzer)分析の結果から求められる。
本発明のガラス組成物は、酸化物換算の質量%表示で、MoOを上記特定量含有することで、導電性を有する。したがって、本発明のガラス組成物を、抵抗組成物や導電性ペーストに用いれば、得られる抵抗組成物や導電性ペーストの導電性を高めることができる。
本発明のガラス組成物は、BiおよびBをそれぞれ上記特定量含有することで、ガラス組成物における低温焼結化を実現化できる。また、ガラスの安定性を向上させるとともに、耐候性、特には耐水性の向上が可能である。
本発明のガラス組成物においてBiは必須の成分である。Biはガラス組成物の軟化流動性を向上させる機能を有する。これにより、例えば導電性成分と共に導電性ペーストとして用いてアルミナ基板やセラミック複合部品、半導体基板等に電極を形成した場合、電極と基板等との接合強度を向上できる。
本発明のガラス組成物は、Biを40%以上61%以下の割合で含有する。Biの含有量が40%未満であると、ガラス軟化点が高くなるために流動性が低下する。この場合、例えば、上記のように電極を形成した場合のアルミナ基板やセラミック複合部品、半導体基板等と電極との接合強度が十分なものとならない。Biの含有量は好ましくは50%以上である。一方、Biの含有量が61%を超えると、結晶化によりガラス組成物が得られない。Biの含有量は好ましくは60%以下である。
本発明のガラス組成物においてMoOは必須の成分である。MoOは酸化物として他の酸化物と比べて仕事関数が非常に大きく、電気電導性を高くさせる機能を有する。また、ガラス転移温度を下げる効果もあり、MoOの含有により低温で焼結できるガラス組成物を提供することが可能となる。
本発明のガラス組成物は、MoOを20%以上30%以下の割合で含有する。MoOの含有量が20%未満であると、ガラスの電気伝導性が低下し、導電率が十分なものとならない。MoOの含有量は好ましくは25%以上である。一方、MoOの含有量が30%を超えると、結晶化によりガラス組成物が得られない。
本発明のガラス組成物においてBは必須の成分である。Bは、ガラス組成物の安定性を向上させる成分である。本発明のガラス組成物は、Bを0.1%以上6.0%以下の割合で含有する。Bの含有量が0.1%未満であると、ガラス化が困難となる。Bの含有量は、好ましくは、0.5%以上である。Bの含有量が6.0%を超えると耐水性等の耐候性を低下させる。Bの含有量は、好ましくは5.8%以下である。
本発明のガラス組成物は、さらにAlを含むことが好ましい。Alは、ガラス組成物の安定性を向上させる効果があり、かつ、耐水性等の耐候性を上げることができる。Alの含有量は、0.1%以上5.0%以下が好ましい。Alの含有量が0.1%未満であると、十分な耐候性、特に耐水性が得られない場合がある。Alの含有量は、好ましくは、0.2%以上である。Alの含有量が5.0%を超えるとガラス転移点が上がってしまい、焼結時に十分な流動性が得られない場合がある。Alの含有量は、好ましくは4.0%以下である。
本発明のガラス組成物は、Bi、MoO、BおよびAl以外にその他成分を任意で含有できる。その他成分として、例えば、TiO、ZnO、WO、SnO、F、Pが挙げられる。その他成分は目的に応じて、1種が単独で、または2種以上が組み合せて用いられる。
TiOは、耐水性等の耐候性を上げる機能があり、0.1%以上1.0%以下の割合で含有するのが好ましい。
ZnOは、ガラス安定化の調整、接合強度向上およびガラス転移温度を調整することができる機能があり、0.1%以上1.0%以下の割合で含有するのが好ましい。
WO、SnO、Fは、いずれもガラス安定、耐候性特には耐水性、導電性を向上させる効果がある。WOは、1%以上10%以下の割合で含有するのが好ましい。SnOは、0%以上5%以下の割合で含有するのが好ましい。Fは、0%以上3%以下の割合で含有するのが好ましい。
さらに、その他の任意成分として、具体的には、PbO、As、Sb、TeO、Ga、In、SiO、MgO、CaO、SrO、BaO、LiO、NaO、KO、ZrO、FeO、Fe、CuO、Sb、SnO、V、MnO、MnO、CeO等の通常ガラス組成物に用いられる各種酸化物成分が挙げられる。
これら、その他の任意成分は、目的に応じて、1種が単独で、または2種以上が組み合せて用いられる。その他の任意成分の含有量は、各成分について39%以下が好ましく、30%以下がより好ましい。さらに、その他の任意成分の合計含有量は39%以下が好ましく、30%以下がより好ましい。
本発明のガラス組成物は、ガラス転移温度が300℃以上400℃以下であることが好ましい。ガラス転移温度が300℃未満になると、焼結時にガラス組成物の流動性が必要以上に高くなる。ガラス組成物の流動性が高すぎると、例えば、導電性ペーストに用いた場合に、導電性成分とガラス組成物が分離してしまい、十分な電気伝導性を提供できない場合がある。ガラス転移温度が400℃を超えると焼結時にガラス組成物が十分に流動できなくなり、特性が不安定になる場合がある。
本発明においてガラス転移温度は、リガク社製示差熱分析装置TG8110にて測定して得られたDTAチャートの第1屈曲点を求めることにより得られる。
本発明のガラス組成物は、以下の方法で測定される電導度σ[S/cm]が1.0×10-9以上が好ましく、5.0×10-9以上がより好ましい。
1.5×1.5cm程度の大きさで厚さLの板状ガラスを準備し、一方の主面に6mmφ(断面積S=0.283cm)、厚み300nmの金膜を、他方の主面は全面に厚み300nmの金膜を、それぞれスパッタリングにより形成させ試料片を作製する。その試料片の上下から電極端子を取り、室温でソーラトロン社製インピーダンスアナライザ1260Aを使って、交流インピーダンス法により測定し(周波数範囲:10MHz~1Hz、振幅:50mV)、Cole-Coleプロットを得る。
得られたCole-Coleプロットを、ZPlot(スクリブナーアソシエイツ社製、ソフトウェア)によりフィッティングして、板状ガラスのバルク抵抗Rを導き出し、バルク抵抗Rと板状ガラスの厚さL、面積Sから以下の式により、ガラス組成物の電導度σ[S/cm]を計算する。
=ρ(L/S)
σ=1/ρ
本発明のガラス組成物は、成形して1g程度になるような大きさの成形体にして、50mLのイオン交換水に浸漬し、85℃で96時間経過する耐水試験の前後における質量変化率が0.1質量%以下であるのが好ましく、0.05質量%以下がより好ましい。質量変化率は、具体的には、耐水試験前のガラス成形体の質量をWb、耐水試験後のガラス成形体の質量をWaとしたときに以下の式で示される。
質量変化率(質量%)=(Wb-Wa)/Wb×100
本発明のガラス組成物の製造方法は、特に限定されない。例えば、以下に示す方法で製造できる。
まず、原料混合物を準備する。原料は、通常の酸化物系のガラスの製造に用いる原料であれば特に限定されず、酸化物や炭酸塩等を用いることができる。得られるガラスにおいて、上記組成範囲となるように原料の種類および割合を適宜調整して原料組成物とする。
次に、原料混合物を公知の方法で加熱して溶融物を得る。加熱溶融する温度(溶融温度)は、800~1400℃が好ましく、900~1300℃がより好ましい。加熱溶融する時間は、30~300分が好ましい。
その後、溶融物を冷却し固化することにより、本発明のガラス組成物を得ることができる。冷却方法は特に限定されない。ロールアウトマシン、プレスマシン、冷却液体への滴下等により急冷する方法をとることもできる。得られるガラス組成物は完全に非晶質である、すなわち結晶化度が0%であることが好ましい。ただし、本発明の効果を損なわない範囲であれば、結晶化した部分を含んでいてもよい。
こうして得られる本発明のガラス組成物は、いかなる形態であってもよい。例えば、ブロック状、板状、薄い板状(フレーク状)、粉末状等であってもよい。
本発明のガラス組成物は、結合剤としての機能を有するとともに、導電性を有しており抵抗組成物や導電性ペーストに用いることが好ましい。本発明のガラス組成物を含有する抵抗組成物や導電性ペーストは導電性が向上され、例えば、抵抗体や太陽電池の電極形成に好適に用いられる。本発明のガラス組成物を抵抗組成物や導電ペーストに含有させる場合、ガラス組成物は粉末であることが好ましい。
<ガラス粉末>
本発明のガラス粉末は、本発明のガラス組成物からなり、D50は0.5μm以上5.0μm以下が好ましい。このD50の範囲(以下、「第1のD50の範囲」ともいう)は、抵抗組成物に用いるのに特に好ましい範囲である。D50が0.5μm以上であることで、抵抗組成物とした際の導電性成分に対する分散性がより向上する。D50が5.0μm以下であれば、抵抗組成物に含有させた際に導電性成分の周りにガラス粉末が存在しない個所が発生しにくいため、抵抗体における抵抗値の調整がし易い。この場合、D50は、より好ましくは、0.6μm以上である。D50は、より好ましくは、2.0μm以下である。
本発明のガラス粉末は、本発明のガラス組成物からなり、D50が0.3μm以上1.8μm以下である場合も好ましい。このD50の範囲(以下、「第2のD50の範囲」ともいう)は、導電ペーストに用いるのに特に好ましい範囲である。D50が0.3μm以上であることで、導電ペーストとした際の分散性がより向上する。また、D50が1.8μm以下であることで、導電性金属粉末の周りにガラス粉末が存在しない個所が発生しにくいため、電極と半導体基板等との接着性がより向上する。この場合、D50は、より好ましくは、0.5μm以上である。D50は、より好ましくは、1.0μm以下である。
本発明のガラス粉末は、本発明のガラス組成物からなり、D90が2.0μm以上5.0μmであることが好ましい。D90が2.0μm以上であると、ガラス粉末の最密充填化が可能となる。一方、D90が5.0μm以下であれば導電性ペーストにおける細線印刷等が可能である。
本発明のガラス粉末は、D90が上記範囲であって、かつD50が第1のD50の範囲であることが好ましい。該ガラス粉末は、例えば、抵抗組成物に用いるのに特に好ましいガラス粉末である。
本発明のガラス粉末は、D90が上記範囲であって、かつD50が第2のD50の範囲であることも好ましい。該ガラス粉末は、例えば、導電ペーストに用いるのに特に好ましいガラス粉末である。
なお、本明細書において、「D50」および「D90」は、累積粒度分布における体積基準のそれぞれ、50%粒径、および90%粒径を示し、具体的には、レーザー回折/散乱式粒度分布測定装置を用いて測定した粒径分布の累積粒度曲線において、その積算量が体積基準でそれぞれ、50%、および90%を占めるときの粒径を表す。
本発明のガラス粉末は、上記のようにして製造されたガラス組成物を、例えば、乾式粉砕法や湿式粉砕法によって上記特定の粒度分布を有するように粉砕することにより得ることができる。
本発明のガラス粉末を得るためのガラスの粉砕方法は、例えば、適当な形状のガラス組成物を乾式粉砕した後、湿式粉砕する方法が好ましい。乾式粉砕および湿式粉砕は、例えばロールミル、ボールミル、ジェットミル等の粉砕機を用いて行うことができる。粒度分布の調整は、例えば、各粉砕における粉砕時間や、ボールミルのボールの大きさ等粉砕機の調整によって行うことができる。湿式粉砕法の場合、溶媒として水を用いることが好ましい。湿式粉砕の後、乾燥等により水分を除去して、ガラス粉末が得られる。ガラス粉末の粒径を調整するために、ガラスの粉砕に加えて、必要に応じて分級を行ってもよい。
<抵抗組成物>
本発明のガラス組成物は例えばガラス粉末として抵抗組成物に適用できる。抵抗組成物は、例えば、ルテニウム系導電性粒子、ガラス粉末及び必要に応じて配合される機能性フィラーや添加剤とともに、有機ビヒクルと混合・混練され、均一に分散させることによってペースト状に製造される。なお、抵抗組成物はペースト状に限られるものではなく、塗料状またはインク状でもよい。
ルテニウム系導電性粒子としては、抵抗組成物に通常用いられるルテニウム系の酸化物粉末が特に制限なく用いられる。ルテニウム系の酸化物としては、二酸化ルテニウムや、パイロクロア構造のルテニウム酸ビスマス、ルテニウム酸鉛等、ペロブスカイト構造のルテニウム酸バリウム、ルテニウム酸カルシウム等のルテニウム複合酸化物類が挙げられる。ルテニウム系導電性粒子の粒子径はD50が、0.01μm以上0.2μm以下が好ましい。
本発明のガラス組成物を例えばガラス粉末として用いた抵抗組成物は、アルミナ基板、ガラスセラミック基板等の絶縁性基板や積層電子部品などの被印刷物上に、印刷法等により所定の形状に印刷/塗布され、乾燥後、例えば600~900℃程度の高温で焼成され、抵抗体、例えば厚膜抵抗体となる。このようにして形成された厚膜抵抗体には、通常オーバーコートガラスを焼き付けることにより保護被膜が形成され、必要に応じてレーザートリミング等により抵抗値の調整が行われる。
<導電ペースト>
本発明のガラス組成物は例えばガラス粉末として導電ペーストに適用できる。本発明のガラス組成物による導電ペーストは、上記本発明のガラス粉末、導電性金属粉末および有機ビヒクルを含有する。
本発明の導電ペーストが含有する導電性金属粉末は、半導体基板や絶縁性基板等の回路基板(積層電子部品を含む)上に形成される電極に通常用いられる金属の粉末が特に制限なく用いられる。導電性金属粉末として、具体的には、Al、Ag、Cu、Au、Pd、Pt等の粉末が挙げられ、これらのうちでも、生産性の点からAg粉末が好ましい。凝集が抑制され、かつ、均一な分散性が得られる観点から導電性金属粉末の粒子径はD50が、0.3μm以上10μm以下が好ましい。
導電ペーストにおけるガラス粉末の含有量は、例えば、導電性金属粉末100質量部に対して0.1質量部以上10質量部以下とすることが好ましい。ガラス粉末の含有量が0.1質量部未満であると、導電性金属粉末の周りをガラス析出物で覆うことができなくなるおそれがある。また、電極と半導体基板や絶縁性基板等の回路基板との接着性が悪くなるおそれがある。一方、ガラス粉末の含有量が10質量部を超えると、導電性金属粉末がより焼結し、ガラス浮き等が発生しやすくなる。導電性金属粉末100質量部に対するガラス粉末の含有量は、より好ましくは0.5質量部以上5質量部以下である。
導電ペーストが含有する、有機ビヒクルとしては、有機樹脂バインダーを溶媒に溶解して得られる有機樹脂バインダー溶液を用いることができる。
有機ビヒクルに用いる有機樹脂バインダーとしては、例えばメチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、オキシエチルセルロース、ベンジルセルロース、プロピルセルロース、ニトロセルロース等のセルロース系樹脂、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、2-ヒドロキシエチルメタクリレート、ブチルアクリレート、2-ヒドロキシエチルアクリレート等のアクリル系モノマーの1種以上を重合して得られるアクリル系樹脂等の有機樹脂が用いられる。
有機ビヒクルに用いる溶媒としては、セルロース系樹脂の場合はターピネオール、ブチルジグリコールアセテート、エチルジグリコールアセテート、プロピレングリコールジアセテート等の溶媒が、アクリル系樹脂の場合はメチルエチルケトン、ターピネオール、ブチルジグリコールアセテート、エチルジグリコールアセテート、プロピレングリコールジアセテート等の溶媒が好ましく用いられる。
有機ビヒクルにおける有機樹脂バインダーと溶媒の割合は、特に制限されないが、得られる有機樹脂バインダー溶液が導電ペーストの粘度を調整できる粘度となるように選択される。具体的には、有機樹脂バインダー:溶媒で示す質量比として、3:97~15:85程度が好ましい。
導電ペーストにおける有機ビヒクルの含有量は、導電ペースト全量に対して2質量%以上30質量%以下であることが好ましい。有機ビヒクルの含有量が5質量%未満になると、導電ペーストの粘度が上昇するために導電ペーストの印刷等の塗布性が低下し、良好な導電層(電極)を形成することが難しくなる。また、有機ビヒクルの含有量が30質量%を超えると、導電ペーストの固形分の含有割合が低くなり、十分な塗布膜厚が得られにくくなる。
本発明の導電ペーストには、上記したガラス粉末、導電性金属粉末、および有機ビヒクルに加え、必要に応じて、かつ、本発明の目的に反しない限度において公知の添加剤を配合することができる。
このような添加剤としては、例えば、各種無機酸化物が挙げられる。無機酸化物として具体的には、B、SiO、Al3、TiO、MgO、ZrO、Sb、およびこれらの複合酸化物等が挙げられる。これらの無機酸化物は、導電ペーストの焼成に際し、導電性金属粉末の焼結を和らげる効果があり、それにより、焼成後の接合強度を調整する作用を有する。これらの無機酸化物からなる添加剤の大きさは特に限定されるものではないが、例えば、D50が10μm以下のものを好適に用いることができる。
導電ペーストにおける、無機酸化物の含有量は目的に応じて適宜に設定されるものであるが、ガラス粉末に対して、好ましくは10質量%以下、より好ましくは7質量%以下である。ガラス粉末に対する無機酸化物の含有量が10質量%を超えると、電極形成時における無機酸化物の流動性が低下して電極と半導体基板や絶縁性基板等の回路基板との接着強度が低下するおそれがある。また、実用的な配合効果(焼成後の接合強度の調整)を得るためには、上記含有量の下限値は好ましくは0.5質量%以上、より好ましくは1.0質量%以上である。
導電ペーストには、消泡剤や分散剤のように導電ペーストで公知の添加物を加えてもよい。なお、上記有機ビヒクルおよびこれらの添加物は、通常、電極形成の過程で消失する成分である。導電ペーストの調製には、撹拌翼を備えた回転式の混合機や擂潰機、ロールミル、ボールミル等を用いた公知の方法を適用することができる。
半導体基板や絶縁性基板等の回路基板上への導電ペーストの塗布、および焼成は、従来の電極形成における塗布、焼成と同様の方法により行うことができる。塗布方法としては、スクリーン印刷、ディスペンス法等が挙げられる。焼成温度は、含有する導電性金属粉末の種類、表面状態等によるが、概ね500~1000℃の温度が例示できる。焼成時間は、形成しようとする電極の形状、厚さ等に応じて適宜調整される。また、導電ペーストの塗布と焼成の間に、80~200℃程度での乾燥処理を設けてもよい。
以下、本発明について実施例を参照してさらに詳細に説明するが、本発明は実施例に限定されない。例1~11は実施例であり、例12~15は比較例である。
(例1~15)
以下の方法でガラス組成物を薄板状ガラスとして製造し、薄板状ガラスからガラス粉末を製造した。ガラス粉末の粒度分布を測定するとともに、ガラス粉末を用いてガラス組成物のガラス転移温度を測定した。薄板状ガラスを用いてガラス組成物の導電率と耐水性について評価した。
<ガラス組成物(薄板状ガラス)の製造>
表1に示す組成となるように原料粉末を配合、混合し、900~1200℃の電気炉中でルツボを用いて30分から1時間溶融し、ガラス組成物かららなる薄板状ガラスを成形した。得られた薄板状ガラスを用いて導電率と耐水性を評価した。
<ガラス粉末の製造>
各例において、得られた薄板状ガラスを乾式粉砕と湿式粉砕を組み合せて以下のとおり粉砕して粒度分布を調整した。得られたガラス粉末の粒度分布を測定するとともに、ガラス粉末を用いてガラス組成物のガラス転移温度を測定した。
ボールミルで6時間乾式粉砕し、150メッシュの篩にて粗粒を除去した。次いで、上記で得られた乾式粉砕後、粗粒を除去したガラス粉末を、D50、D90が所定の範囲となるように、ボールミルで水を用いて湿式粉砕することで、所望の粒度分布のガラス粉末を製造した。この湿式粉砕の際に、所定のD50、D90を得るためにボールは直径5mmのアルミナ製を用いた。その後、湿式粉砕で得られたスラリーを濾過して、水分を除去するために乾燥機により130℃で乾燥して、ガラス粉末を製造した。
<評価>
各例のガラス組成物について以下の方法で物性およびガラス粉末のD50、D90を評価した。結果を組成とともに表1に示す。なお、ガラス組成の各成分の欄において空欄は、含有量「0%」を示す。
(ガラス転移温度)
得られたガラス粉末をアルミニウム製のパンにつめ、リガク社製示差熱分析装置TG8110にて昇温速度を10℃/minにて測定した。測定で得られたDTAチャートの第1屈曲点をガラス転移温度とした。
(D50、D90
水60ccに対してガラス粉末0.02gを混ぜ、超音波分散により1分間分散させた。マイクロトラック測定機に試料投入し、D50、D90の値を得た。
(導電率σの評価)
薄板状ガラスを1.5×1.5cm程度の大きさにして、ミツトヨ社製マイクロメータ156-101にて厚さLを得た。
薄板状ガラスの一方の主面(表面)に、6mmφ(断面積S=0.283cm)の大きさになるようにシャドーマスクを使って、金をターゲットに用いてスパッタリングにより、厚み300nmの金膜を形成させた。薄板状ガラスの他方の主面(裏面)の全面に金をターゲットに用いてスパッタリングにより、厚み300nmの金膜を形成させ、試料片を作製した。
得られた試料片の上下から電極端子を取り、室温でソーラトロン社製インピーダンスアナライザ1260Aを使って、交流インピーダンス法により測定し(周波数範囲:10MHz~1Hz、振幅:50mV)、Cole-Coleプロットを得た。
図1は、表1におけるガラス組成の例10と例14のインピーダンス測定結果を示している。図1から例10の薄板状ガラスは円弧状のCole-Coleプロットが得られていることがわかる。一方、例14の薄板状ガラスはバルク抵抗Rが高すぎるために円弧状のプロットを得ることができなかった。
得られたCole-Coleプロットを、ZPlot(スクリブナーアソシエイツ社製、ソフトウェア)によりフィッティングして、薄板状ガラスのバルク抵抗Rを導き出した。バルク抵抗R、板状ガラスの厚さL、面積Sから以下の式によりガラス組成物の電導度σ[S/cm]を計算した。
=ρ(L/S)
σ=1/ρ
フィッティングに十分なCole-Coleプロットを得ることができなかった場合は、表1において、“測定不可”と記した。
(耐水性)
上記各例の薄板状ガラスを1g程度になるような大きさにして、50mLのイオン交換水中に入れた。全体を85℃に加熱し、その温度で96時間経過させる試験(耐水試験)を行った。耐水試験前後における薄板状ガラスの質量変化率を確認した。
質量変化率は、耐水試験前の薄板状ガラスの質量をWb、耐水試験後の薄板状ガラスの質量をWaとして以下の式で求めた。
質量変化率(質量%)=(Wb-Wa)/Wb×100
表1において、その質量変化率が0.1%よりも大きくなると秤の精度よりも大きくなることからガラスの状態が変わっていると判断し、質量変化率が0.1%以内だった場合は耐水性を“○”と記した。質量変化率が0.1%よりも大きかった場合は“×”と記した。
Figure 0007027719000001
表1から、実施例である例1~11のガラス組成物およびガラス粉末は、導電性を有し、耐候性、特には耐水性に優れ、低温で焼結できるガラス組成物およびガラス粉末であることがわかる。

Claims (7)

  1. 酸化物換算の質量%表示で、
    Biを40~61%、
    MoOを20~30%、
    を0.1~6.0%
    を0.1~5.0%
    TiO を0.1~1.0%、
    ZnOを0.1~1.0%、および
    WO を1~10%含むことを特徴とするガラス組成物。
  2. 酸化物換算の質量%表示で、
    Biを50~60%、
    MoOを25~30%、
    を0.5~5.8%
    を0.1~5.0%
    TiO を0.1~1.0%、
    ZnOを0.1~1.0%、および
    WO を1~10%含む請求項1に記載のガラス組成物。
  3. Alを0.2~4.0%含む請求項1または2に記載のガラス組成物。
  4. ガラス転移温度が300~400℃である請求項1~3のいずれか1項に記載のガラス組成物。
  5. 累積粒度分布における体積基準の50%粒径をD50としたときに、D50が0.3~1.8μmである請求項1~4のいずれか1項に記載のガラス組成物からなるガラス粉末。
  6. 累積粒度分布における体積基準の90%粒径をD90としたときに、D90が2.0~5.0μmである請求項1~4のいずれか1項に記載のガラス組成物からなるガラス粉末。
  7. 累積粒度分布における体積基準の50%粒径をD50としたときに、D50が0.3~1.8μmである請求項6に記載のガラス粉末。
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