JP2021036941A - コンパクト容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者が簡単に中皿の配置換えを行うことができるコンパクト容器を提供する。【解決手段】コンパクト容器1は、内容物を収容した中皿10と、上方に向けて開口し、中皿10を複数収容可能な収容凹部21を有する容器本体20と、容器本体20に回転可能に連結された蓋体と同一の回転軸回りに回転可能に設けられ、収容凹部21に収容された中皿10の上端開口縁11の少なくとも一部を覆う中枠40と、を備え、中枠40は、容器本体20に係合する第2係合部44を有し、容器本体20には、容器本体20に対する押し込みによって蓋体を上方に突き上げ、容器本体20に対するさらなる押し込みによって中枠40を上方に突き上げる操作片50が設けられている。【選択図】図7

Description

本発明は、コンパクト容器に関する。
この種のコンパクト容器としては、内容物を収容した中皿と、上方に向けて開口し、中皿を複数収容可能な収容凹部を有する容器本体と、容器本体に回転可能に連結され、収容凹部を開閉する蓋体と、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−269218号公報
ところで、前記従来のコンパクト容器では、収容凹部内での中皿の収容位置が決められており、使用者が、使いやすいように自由に中皿の配置換えをすることが困難であった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、使用者が簡単に中皿の配置換えを行うことができるコンパクト容器を提供することである。
(1)本発明に係るコンパクト容器は、内容物を収容した中皿と、上方に向けて開口し、前記中皿を複数収容可能な収容凹部を有する容器本体と、前記容器本体に回転可能に連結され、前記収容凹部を開閉する蓋体と、前記蓋体と同一の回転軸回りに回転可能に設けられ、前記収容凹部に収容された前記中皿の上端開口縁の少なくとも一部を覆う中枠と、を備え、前記蓋体は、前記容器本体に係合する第1係合部を有し、前記中枠は、前記容器本体に係合する第2係合部を有し、前記容器本体には、前記容器本体に対する押し込みによって、前記第1係合部を上方に突き上げる第1突上部、及び、前記容器本体に対するさらなる押し込みによって、前記第2係合部を上方に突き上げる第2突上部を有する操作片が設けられている、ことを特徴とする。
本発明に係るコンパクト容器によれば、操作片を容器本体に対して押し込むと、操作片の第1突上部が、容器本体に係合する蓋体の第1係合部を突き上げ、蓋体を開いてコンパクト容器の普段使いが可能となる。また、操作片を容器本体に対してさらに押し込むと、操作片の第2突上部が、容器本体に係合する中枠の第2係合部を突き上げ、中枠を開いてコンパクト容器の中皿の配置換えが可能となる。中枠は、蓋体と同一の回転軸回りに回転可能に設けられ、収容凹部に収容された中皿の上端開口縁の少なくとも一部を覆っているため、操作片による第2係合部の突き上げによって、容器本体から簡単に脱離させることができ、中皿の配置換えを簡単に行える。
(2)前記操作片は、前記容器本体に対するさらなる押し込みによって、前記収容凹部に収容された前記中皿の底部を上方に押し上げる押上部を有しても良い。
この場合には、操作片を容器本体に対してさらに押し込むと、中枠を突き上げるだけでなく、収容凹部に収容された中皿も押し上げられるため、収容凹部から中皿を簡単に脱離させることができる。
(3)前記蓋体は、前記収容凹部を覆った状態において、前記第1係合部を上方に突き上げる前記操作片の第1押し込み操作を許容し、且つ、前記第2係合部を上方に突き上げる前記操作片の第2押し込み操作を規制する規制部を有しても良い。
この場合には、蓋体が収容凹部を覆った状態において、中枠を開ける操作片の第2押し込み操作が規制されるので、操作片の第1押し込み操作によって蓋体を開いてコンパクト容器を普段使いする際に、中枠が開いてしまうことを防止できる。
本発明に係るコンパクト容器によれば、使用者が簡単に中皿の配置換えを行うことができる。
本発明の一実施形態に係るコンパクト容器の平面図である。 本発明の一実施形態に係る容器本体の左右方向の断面図である。 本発明の一実施形態に係るコンパクト容器の中枠を開いた平面図である。 本発明の一実施形態に係るコンパクト容器の蓋体及び中枠を閉じる前の前後方向の断面図である。 本発明の一実施形態に係るコンパクト容器の蓋体を開けるときの、図3のA−A矢視における要部の拡大断面図である。 本発明の一実施形態に係るコンパクト容器の蓋体を開けるときの、図3のB−B矢視における要部の拡大断面図である。 本発明の一実施形態に係るコンパクト容器の中枠を開けるときの、図3のB−B矢視における要部の拡大断面図である。 本発明の一実施形態に係るコンパクト容器の中皿を押し上げるときの、図3のB−B矢視における要部の拡大断面図である。 本発明の一実施形態に係るコンパクト容器の中皿の配置換えの一例を示す平面図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係るコンパクト容器を説明する。
図1に示すコンパクト容器1は、内容物を収容した中皿10と、上方に向けて開口し、中皿10を複数収容可能な収容凹部21を有する容器本体20と、容器本体20に回転可能に連結され、収容凹部21を開閉する蓋体30と、蓋体30と同一の回転軸31回りに回転可能に設けられ、収容凹部21に収容された中皿10の上端開口縁11の少なくとも一部を覆う中枠40と、を備えている。
蓋体30が閉じられた状態のコンパクト容器1は、平面視矩形状の扁平容器となる。このコンパクト容器1は、回転軸31(ヒンジ)の反対側の縁部に、蓋体30の容器本体20に対する閉状態を解除し、開状態とする操作片50が設けられている。なお、以下の説明では、蓋体30が閉じられたコンパクト容器1の厚さ方向において、蓋体30側を上側とし、容器本体20側を下側とする。また、上下方向に直交する方向において、回転軸31側を後側とし、操作片50側を前側とする。また、上下方向、及び前後方向に直交する水平方向を左右方向とする。
中皿10は、金属等により形成されるとともに、上方に向けて開口する矩形の皿状を呈している。本実施形態では、中皿10として、平面視正方形状の小型皿10Aが2枚、左右方向に延びる2辺が小型皿10Aの2倍の寸法となる平面視長方形の中型皿10Bが1枚、左右方向に延びる2辺及び上下方向に延びる2辺がそれぞれ小型皿10Aの2倍の寸法となる平面視正方形状の大型皿10Cが1枚、計4枚の中皿10が、容器本体20の収容凹部21に収容されている。これら中皿10には、各種の化粧料や当該化粧料を塗布する塗布具などが収容されている。なお、収容凹部21には、中皿10を配置せずに塗布具などを収容しても構わない。例えば、小型皿10A及び中型皿10Bが配置されている空間、ないし大型皿10Cが配置されている空間に、それらに代わって塗布具を配置しても構わない。
容器本体20は、樹脂等により形成されると共に、上方に向けて開口する矩形の箱状を呈している。容器本体20は、図2に示す左右方向の断面図のように、収容凹部21を形成する底壁22及び内周壁23と、内周壁23を取り囲む外周壁24と、を備えている。底壁22は、左右方向を長手方向とする平面視略矩形状とされている。また、内周壁23及び外周壁24は、図3に示す中枠40を開いた平面図のように、それぞれ平面視略矩形枠状とされている。
図2に示すように、外周壁24は、底壁22の外周縁から上方に向けて立設されている。また、内周壁23は、外周壁24の内側に、外周壁24と隙間をあけて底壁22から上方に向けて立設されている。内周壁23の上端開口縁23aは、中皿10の上端開口縁11よりも低い。一方で、外周壁24の上端開口縁24aは、中皿10の上端開口縁11と同じ高さに位置している。
図1に示すように、外周壁24の前側には、下方に向けて窪む凹状の切欠部25が形成されている。切欠部25は、外周壁24の前側の左右方向の中間部に形成され、その内側には上述した操作片50が配設されている。
蓋体30は、回転軸31を介して容器本体20の外周壁24の後側に連結された蓋本体32と、図4に示す蓋体30及び中枠40を閉じる前の状態の前後方向の断面図のように、蓋本体32の上面を覆い、蓋体30の意匠性を向上させる被覆体33と、を備えている。蓋本体32は、樹脂等により形成されると共に、図1に示すように矩形の有頂筒状を呈している。蓋本体32は、天壁34と、天壁34を囲繞する周壁35と、を備えている。
天壁34は、容器本体20の底壁22と同様に左右方向を長手方向とする平面視矩形状とされ、閉状態において上下方向で収容凹部21と対向する。天壁34の下面のうち、収容凹部21と上下方向で対向する部分には、鏡体34aが接合されている。
蓋体30の周壁35は、平面視で矩形枠状に形成され、天壁34の外周縁から上下方向に延設されている。周壁35の後側(回転軸31側)には、容器本体20に対して回転軸31を介して連結されるヒンジ連結部36が形成されている。
ヒンジ連結部36は、容器本体20の外周壁24の後側に形成されたヒンジ凹部24bに収容されている。回転軸31は、左右方向に延びるとともに、ヒンジ凹部24bに対して左右方向の両側に位置する部分と、ヒンジ連結部36における左右方向の外側端部とを、それぞれ連結している。これにより、容器本体20に対して蓋体30が回転自在に支持されている。
蓋体30の天壁34の前側(ヒンジ連結部36と反対側)には、容器本体20に係合する第1係合部37が設けられている。第1係合部37は、周壁35よりも内側に配置され、下方に向けて延設されている。第1係合部37は、蓋体30の閉状態において、容器本体20の切欠部25内に挿通される位置に配置されている。第1係合部37の下端部には、容器本体20の切欠部25内に形成された第1被係合部26(図3参照)に係合可能な第1爪部37aが後方に向けて突設されている。
中枠40は、樹脂等により形成されると共に、図1に示すように、矩形の枠状を呈している。中枠40は、左右方向を長手方向とする平面視矩形状の枠本体41と、枠本体41の枠内を仕切る仕切壁42と、を備えている。枠本体41は、図1及び図2に示すように、外周壁24の上端開口縁24a(容器本体20の上端開口縁)に載置され、中皿10の上端開口縁11を覆っている。つまり、枠本体41は、外周壁24の上端開口縁24aと、中皿10の上端開口縁11とに跨って載置され、容器本体20及び中皿10と上下方向で対向している。
仕切壁42は、前後方向に延び、枠本体41の枠内を左右方向で2つの空間に仕切っている。仕切壁42は、図2に示すように、枠本体41から下方に垂設され、収容凹部21に挿入されている。仕切壁42は、収容凹部21内において、上述した小型皿10A及び中型皿10B(図2では不図示)を収容する空間を画成すると共に、大型皿10Cを収容する空間を画成する。また、仕切壁42が、中皿10の隙間に挿入されることで、中皿10が左右方向において内周壁23の内壁面に押し付けられる(締め付けられる)。
図1に示すように、枠本体41の後側には、一対の脚部43が設けられている。一対の脚部43は、上述したヒンジ連結部36の左右方向両側と、ヒンジ凹部24bとの隙間に挿入されている。一対の脚部43には、回転軸31が挿通される挿通孔43a(図4参照)が形成されている。これにより、容器本体20に対して中枠40が回転自在に支持されている。
中枠40の枠本体41の前側には、容器本体20に係合する第2係合部44が設けられている。第2係合部44は、枠本体41の前側から下方に向けて延設されている。第2係合部44は、中枠40の閉状態において、容器本体20の切欠部25内に挿通される位置に配置されている。第2係合部44の下端部には、容器本体20の切欠部25内に形成された第2被係合部27に係合可能な第2爪部44aが後方に向けて突設されている。これにより、中枠40は、蓋体30の内側において、容器本体20に対し回転軸31回りに係脱可能とされている。
容器本体20の切欠部25内には、ガイド壁部28が設けられている。ガイド壁部28は、その前面が、容器本体20の外周壁24の前面よりも後方に配置されるとともに、上方に向かうに従い後方に向けて傾斜している。ガイド壁部28の上端部には、上述した第1被係合部26が前方に向けて突設されている。また、ガイド壁部28の上端部には、上述した第2被係合部27が前方に向けて突設されている。第1被係合部26の先端は、第2被係合部27の先端よりも前側に位置する。
図3に示すように、第1被係合部26は、切欠部25内において左右方向中央部に設けられ、第2被係合部27は、切欠部25内において第1被係合部26の左右方向両側に一対で設けられている。つまり、第1被係合部26に係合する蓋体30の第1係合部37は1つ設けられ、第2被係合部27に係合する中枠40の第2係合部44は2つ設けられている。図4に示すように、ガイド壁部28の下端部には、前後方向に沿って延在するガイド穴部29が形成されている。
操作片50は、切欠部25の内側において容器本体20に支持されている。そして、操作片50は、前後方向に押し込み可能な押込壁部51と、押込壁部51から後方に向けて突設された突上部52と、突上部52よりも下方において押込壁部51から後方に向けて突設された押上部53と、を備えている。押込壁部51の前後方向の位置は、容器本体20の外周壁24の前側と同等の位置に配置されている。なお、押込壁部51とガイド壁部28との間に付勢部材を介在させ、押込壁部51が自動で押し込み前の位置(外周壁24の前側と同等の位置)に戻るようにするとよい。
突上部52の先端部は、前後方向においてガイド壁部28に突き当てられている。この突上部52の根本部は、先端部よりも薄肉になっている。これにより、突上部52は、根本部を中心に、先端部がガイド壁部28に沿って上下に揺動(傾動)可能とされている。図5に示す拡大断面図のように、突上部52には、上向き凸状を呈する第1突上部54と、後向き凸状を呈する第2突上部55と、が設けられている。
第1突上部54は、第2突上部55よりも前側に配置されており、操作片50の容器本体20に対する後側への押し込みによって、図5に示すように、第1被係合部26に係合する第1係合部37を上方に突き上げる。また、第2突上部55は、操作片50の容器本体20に対する後側へのさらなる押し込みによって、図7に示すように、第2被係合部27に係合する第2係合部44を上方に突き上げる。
押上部53は、図5に示すように、押込壁部51の下端部に形成されており、ガイド穴部29内に挿入されている。ガイド穴部29は、ガイド壁部28を前後方向で貫通し、収容凹部21内まで延在している。押上部53の先端には、後方に向かうに従い下方に向けて傾斜する傾斜部53aが形成されている。収容凹部21内におけるガイド穴部29の延在部29aは、容器本体20の底壁22の上面より低くなっており、押上部53の先端(傾斜部53a)を中皿10の底部12の下側に挿入させ易くしている。
また、押上部53の下面には、突起部53bが形成されている。突起部53bは、ガイド穴部29の底面に形成されたガイド溝29bに挿入されている。ガイド溝29bは、ガイド穴部29に沿って前後方向に延在すると共に、前側の端面が鉛直面となっており、突起部53bと当接することで、操作片50の前側への抜け止めとなっている。
蓋体30は、図5及び図6に示す拡大断面図のように、収容凹部21を覆った状態において、第1係合部37を上方に突き上げる操作片50の第1押し込み操作を許容し、且つ、第2係合部44を上方に突き上げる操作片50の第2押し込み操作を規制する規制部38を有している。ここで、蓋体30が収容凹部21を覆った状態とは、蓋体30が完全な閉状態のみならず、図6に示すように、容器本体20に対して蓋体30が僅かに開いた(浮いた)状態をも含む。なお、図6の状態は、図5に示す、第1係合部37を突き上げたとき(第1係合部37と第1被係合部26との係合を解除したとき)の状態である。
規制部38は、図6に示すように、蓋体30が収容凹部21を覆った状態で、押込壁部51の移動経路上に挿入されている。この規制部38は、前後方向に延びる矩形のリブ状を呈し、天壁34の前側から下方に向けて垂設されている。規制部38は、図1に示すように、第1係合部37の左右方向両側に一対で設けられている。また、規制部38は、図3に示すように、一対の第2係合部44に対しては、それぞれの前側に配置されている。
以上の構成において、コンパクト容器1の蓋体30を開くときには、まず、図5に示すように、操作片50を容器本体20に対して後側に押し込む。具体的に、押込壁部51を後側に押し込むと、操作片50全体がガイド穴部29にガイドされながら後側に移動し、押込壁部51に連結された突上部52が、ガイド壁部28の傾斜に沿って上方に傾動する。突上部52が上方に傾動すると、第1突上部54が、第1被係合部26に係合している蓋体30の第1係合部37の下端に当接し、第1係合部37を上方に突き上げる。これにより、第1係合部37の第1爪部37aが、第1被係合部26の下面から脱離し、蓋体30を開けることができる。
このとき、押込壁部51の移動経路上には、図6に示すように、規制部38が挿入されている。押込壁部51が規制部38に当接することで、それ以上の操作片50の容器本体20に対する押し込みが規制される。したがって、このとき、上述した第1係合部37を上方に突き上げる第1押し込み操作は許容されるが、後述の図7に示す第2係合部44を上方に突き上げる第2押し込み操作は規制される。このため、蓋体30を開いてコンパクト容器1を普段使いする際に、中枠40が開いてしまうことを防止できる。
一方で、コンパクト容器1の中枠40を開くときには、まず、蓋体30を開く。蓋体30を開くことで、押込壁部51の移動経路上から規制部38を脱離させ、操作片50を容器本体20に対してさらに後側に押し込むことが可能になる。蓋体30を開いた後、図7に示すように、押込壁部51をさらに後側に押し込むと、押込壁部51に連結された突上部52が、ガイド壁部28の傾斜に沿ってさらに上方に傾動する。突上部52がさらに上方に傾動すると、第2突上部55が上向きになり、第2被係合部27に係合している中枠40の第2係合部44の下端に当接し、第2係合部44を上方に突き上げる。これにより、第2係合部44の第2爪部44aが、第2被係合部27の下面から脱離し、中枠40を開けることができる。
このとき、操作片50の押上部53の先端は、ガイド穴部29を通り、収容凹部21内に至る。押上部53の先端には、傾斜部53aが設けられており、上述した操作片50の容器本体20に対するさらなる押し込みによって、図8に示すように、収容凹部21に収容された中皿10の底部12を上方に押し上げることができる。これにより、操作片50に隣接する中皿10が浮き上がり、中皿10を収容凹部21から取り出し易くなる。中皿10は、中枠40によって収容凹部21に押さえ付けられているだけで、例えば、接着剤や両面テープ等を介して収容凹部21に固定されておらず、中枠40を開けるだけで、簡単に中皿10を取り出し配置換えを行うことができる。例えば、図9に示すように、小型皿10Aを前後方向に並べるような配置換えを簡単に行える。また、中皿10の配置換えした後は、中枠40を閉じることで、中皿10を容易に固定できる。
以上説明したように、本実施形態に係るコンパクト容器1では、操作片50を容器本体20に対して押し込むと、操作片50の第1突上部54が、容器本体20に係合する蓋体30の第1係合部37を突き上げ、蓋体30を開いてコンパクト容器1の普段使いが可能となる。また、操作片50を容器本体20に対してさらに押し込むと、操作片50の第2突上部55が、容器本体20に係合する中枠40の第2係合部44を突き上げ、中枠40を開いてコンパクト容器1の中皿10の配置換えが可能となる。中枠40は、蓋体30と同一の回転軸31回りに回転可能に設けられ、収容凹部21に収容された中皿10の上端開口縁11の少なくとも一部を覆っているため、操作片50による第2係合部44の突き上げによって、容器本体20から簡単に脱離させることができ、中皿10の配置換えを簡単に行える。
したがって、上述した本実施形態によれば、内容物を収容した中皿10と、上方に向けて開口し、中皿10を複数収容可能な収容凹部21を有する容器本体20と、容器本体20に回転可能に連結され、収容凹部21を開閉する蓋体30と、蓋体30と同一の回転軸31回りに回転可能に設けられ、収容凹部21に収容された中皿10の上端開口縁11の少なくとも一部を覆う中枠40と、を備え、蓋体30は、容器本体20に係合する第1係合部37を有し、中枠40は、容器本体20に係合する第2係合部44を有し、容器本体20には、容器本体20に対する押し込みによって、第1係合部37を上方に突き上げる第1突上部54、及び、容器本体20に対するさらなる押し込みによって、第2係合部44を上方に突き上げる第2突上部55を有する操作片50が設けられている、という構成を採用することによって、使用者が簡単に中皿10の配置換えを行うことができるコンパクト容器1が得られる。
また、本実施形態では、図8に示すように、操作片50は、上述した容器本体20に対するさらなる押し込みによって、収容凹部21に収容された中皿10の底部を上方に押し上げる押上部53を有しているので、第2突上部55によって中枠40を突き上げるだけでなく、押上部53によって収容凹部21に収容された中皿10も押し上げられるため、収容凹部21から中皿10を簡単に脱離させることができる。
また、本実施形態では、図5及び図6に示すように、蓋体30が収容凹部21を覆った状態において、第1係合部37を上方に突き上げる操作片50の第1押し込み操作を許容し、且つ、第2係合部44を上方に突き上げる操作片50の第2押し込み操作を規制する規制する規制部38を有しているので、操作片50の第1押し込み操作によって蓋体30を開いてコンパクト容器1を普段使いする際に、中枠40が開いてしまうことを防止できる。
なお、本発明の技術的範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上述した実施形態では、中皿10や容器本体20を平面視で矩形状に形成した場合について説明したが、これに限らず、他の形状であってもよい。中皿10の数やサイズもこれに限らない。
さらに、上述した実施形態では、中枠40として、仕切壁42を有する場合について説明したが、これに限らず、少なくとも枠本体41のみを有していればよい。
さらに、中皿10内に収容される内容物は、化粧料や塗布具に限られない。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1 コンパクト容器
10 中皿
11 上端開口縁
12 底部
20 容器本体
21 収容凹部
30 蓋体
31 回転軸
37 第1係合部
38 規制部
40 中枠
44 第2係合部
50 操作片
53 押上部
54 第1突上部
55 第2突上部

Claims (3)

  1. 内容物を収容した中皿と、
    上方に向けて開口し、前記中皿を複数収容可能な収容凹部を有する容器本体と、
    前記容器本体に回転可能に連結され、前記収容凹部を開閉する蓋体と、
    前記蓋体と同一の回転軸回りに回転可能に設けられ、前記収容凹部に収容された前記中皿の上端開口縁の少なくとも一部を覆う中枠と、を備え、
    前記蓋体は、前記容器本体に係合する第1係合部を有し、
    前記中枠は、前記容器本体に係合する第2係合部を有し、
    前記容器本体には、前記容器本体に対する押し込みによって、前記第1係合部を上方に突き上げる第1突上部、及び、前記容器本体に対するさらなる押し込みによって、前記第2係合部を上方に突き上げる第2突上部を有する操作片が設けられている、ことを特徴するコンパクト容器。
  2. 前記操作片は、前記容器本体に対するさらなる押し込みによって、前記収容凹部に収容された前記中皿の底部を上方に押し上げる押上部を有する、ことを特徴する請求項1に記載のコンパクト容器。
  3. 前記蓋体は、前記収容凹部を覆った状態において、前記第1係合部を上方に突き上げる前記操作片の第1押し込み操作を許容し、且つ、前記第2係合部を上方に突き上げる前記操作片の第2押し込み操作を規制する規制部を有する、ことを特徴する請求項1または2に記載のコンパクト容器。
JP2019158523A 2019-08-30 2019-08-30 コンパクト容器 Active JP7236963B2 (ja)

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