JP5420446B2 - 鏡付きコンパクト容器 - Google Patents
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Description
そのため、蓋体は、容器本体にピンなどの軸部材で枢着固定され、当該軸回りに回動して開閉されるものがよく知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、鏡を見ようとして蓋体を開けるとき、フックの係合を解除して蓋体を上に押し開かなければならないため、フックを解除したときの衝撃で容器が上下に振れてパフや筆などの化粧道具が落ちたり、コンパクト容器が傾斜した状態で不用意に蓋体を開けたりすると、化粧料や化粧道具がずれたり、落ちたりするという問題があった。
また、容器本体と蓋体は蝶番を介してスライド可能に連結しているので、蓋体を開けるときは蓋体に水平方向の力を加えることになり、コンパクト容器が水平位置に保たれるとともに、蓋体を上方に開ける従来のコンパクト容器のように開蓋の衝撃で容器本体が上下に振れることがないから、パフや筆等がずれたり落ちたりすることを防ぐことができる。
さらに、蓋体をスライドさせて蓋体の前端部が蝶番側に移動し、化粧料等が取り出せるようになった開蓋状態では、蓋体の前端部が容器本体の空隙部内に回り込むことができるので、鏡に角度をつけて立てることができ、鏡を見ながら化粧をすることができる。
また、容器本体に、蓋体前端部の閉め切り突条が嵌入する閉め切り凹部を設けた実施形態では、蓋体の閉蓋状態を維持するとともに容器内部に異物などが混入することを防ぐことができ、さらに、容器本体の側壁に、蓋体の第2ガイド部材の突条が摺動可能かつ分離不能に係合する第2ガイド溝を設けた実施形態では、蓋体がスライドしているときに容器本体とも連結しているので、スライドさせるときに蓋体が浮き上がったり、大きな力が加わっても容器本体から外れたり蝶番が壊れたりすることはない。
容器本体Aと蓋体Bは蝶番Cを介してスライド可能に連結されており、図1に示すように、外側上面に鏡20を装着した蓋体Bが蝶番C側にスライドすると容器本体Aに対して回動可能となり、角度を付けて立てることができるようになっている。
ヒンジ部2のヒンジ1以外の部分には、蝶番Cが設置される水平な平面をなした座面4が設けられている。
容器本体Aの長手方向の他方には、底部5から前壁6が立ち上がっており、前壁6の上部には、後述する蓋体Bの閉め切り突条29が嵌入する閉め切り凹溝7を設けている。
閉め切り凹溝7の下部溝面11と側壁9、後壁10の上端面は同じ高さに設定され、全体として面一の水平面を形成している。
また、収納部8には、必要に応じて仕切壁12が設けられてよい。
ヒンジ部2と収納部8との間には、底部5だけでつながっている空隙部13が設けられ、後述するように、蓋体Bの前端部28が回り込む空間が確保されている。
蓋体Bは、容器本体Aを覆うように平面視で容器本体Aとほぼ同じ長方形をなしており、その周囲には一定高さの周壁が形成され、該周壁は両側面を長手方向に延びる一対の側周壁23および前周壁24、後周壁25からなっている。
長孔22は、前周壁24の前方内側面26から後周壁25の後方内側面27まで長手方向に延びている。
また、蓋体Bの裏側の底面30は、蝶番Cおよび容器本体Aと摺接する平面を形成するが、図のように必要に応じて鏡取付面21の裏側の中央付近が肉抜きされた肉抜き凹部31が形成されてもよい。
蝶番Cの下方には、容器本体Aのヒンジ1を嵌合する嵌合凹部42を中央付近に配し、その両側部には、容器本体Aのヒンジ1の軸孔3と同軸に連結される軸孔43を具えた枢動部44を設けている。
第1ガイド部材41は、上平面部40から立ち上がった根本部47とその上部の頭部48からなる。
第1ガイド部材41は、蓋体Bの長孔22が蝶番Cの軸心と直交して延びるように蓋体と連結され、根本部47の軸心方向の幅は、蓋体Bの長孔22の幅と同じか、やや小さく、頭部48の軸心方向の幅は、長孔22の幅より大きい。
図2に示すように、蓋体Bが閉じた状態では、蝶番Cの第1ガイド部材41は長孔22の後方端部にあって蓋体Bの後周壁25の後方内側面27に接している。
蓋体Bの前端部28に設けられた閉め切り突条29は、容器本体Aの閉め切り凹溝7に嵌入しており、閉め切り凹溝7の下部溝面11は側壁9、後壁10の上端面と同じ高さで面一の水平面を形成しているので、収納部8は前壁6,側壁9、後壁10の各壁面と蓋体Bによって密閉され、異物が混入することはない。
そして、第1ガイド部材41が長孔22の前方端部側、前方内側面26付近にくるまで蓋体Bが移動して、蓋体Bの前端部28が容器本体Aの空隙部13に対応する回動可能位置まできたら、蓋体Bの後方を持ち上げるようにすれば、図6(b)に示すように、前端部28が空隙部13に回り込み、蝶番Cとともに蓋体Bが回動して、鏡20に角度を付けて立ち上げることができる。
また、蓋体Bを回動して鏡20を立ち上げた状態を維持するために、空隙部13に隣接して弾性を有するリブやフック、クリック機構などを適宜設けてもよい。
なお、本実施例では、第1ガイド溝として長孔22を採用したが、本発明の第1ガイド溝は必ずしも貫通した孔である必要はなく、第1ガイド部材41の形状に対応した底を有する溝形状でもよい。
したがって、蓋体Bは、前記回動可能位置に移動するまでは回動することはないから、蓋体Bをスライドさせるために力を加えたときに、不意に蓋体Bが開いてパフや筆等が落ちたりすることはない。
以下、第1実施例と同一の構成部分には同一の符号に添字aを付し、相違点を中心に説明する
蓋体Baの両側面を形成する側周壁23aの下部には、第2ガイド部材32が垂下され、下端部にガイド突条33が内側に向けて突出している。
容器本体Aaの側壁9と蝶番Caの軸方向両端の側端面49には、前記ガイド突条33に係合するそれぞれ第2ガイド溝部14,50を具え、蓋体Baを閉じた状態では、容器本体Aaの第2ガイド溝部14と蝶番Caの第2ガイド溝部50とは一直線となって、蓋体Baの前記ガイド突条33が摺動可能となっている。
さらに、蓋体Baが後方にスライドしていくと、第2ガイド部材32は蝶番Caの第2ガイド部材50とも係合して摺動するようになり、やがて蓋体Baの前端部28aが空隙部13aに近づいて、第2ガイド部材32が空隙部13aにくると、容器本体Aaの第2ガイド溝部14との係合が解かれ、蝶番Caの第2ガイド溝部50とのみ係合するようになる。
そして、蓋体Baの前端部28aが空隙部13aに対応する回動可能位置までくると、蓋体Baを回動して鏡20aを角度を付けて立てることができることは、第1実施例と同じである。
なお、本実施例では、蝶番Caの側端面49にも第2ガイド溝部50を設けたので、蓋体Baと蝶番Caとがより強固に係合するとともに意匠性にも優れるものであるが、第2ガイド部50は必ずしも設けなくともよい。
特に、鏡が蓋体の外側上面に装着されているので、単に化粧用容器として使用されるだけでなく、手軽に使える手鏡としても利用することができる。
B、Ba 蓋体
C、Ca 蝶番
1、1a ヒンジ
2、2a ヒンジ部
3 軸孔
4、4a 座面
5、5a 底部
6 前壁
7 閉め切り凹溝
8 収納部
9 側壁
10 後壁
11 下部溝面
12 仕切壁
13、13a 空隙部
14 第2ガイド溝部
20、20a 鏡
21、21a 鏡取付面
22、22a 長孔
23、23a 側周壁
24 前周壁
25 後周壁
26 前方内側面
27 後方内側面
28、28a 前端部
29 閉め切り突条
30、30a 底面
31、31a 肉抜き凹部
32 第2ガイド部材
33 ガイド突条
40、40a 上平面部
41、41a 第1ガイド部材
42、42a 嵌合凹部
43 軸孔
44、44a 枢動部
45、45a 下平面部
46 円弧面
47、47a 根本部
48、48a 頭部
49 側端面
50 第2ガイド溝部
Claims (5)
- 化粧料を収納する容器本体と、鏡を装着する蓋体と、容器本体と蓋体とを回動可能に連結する蝶番とからなる鏡付きコンパクト容器において、
容器本体は、化粧料等が収納される収納部と、蝶番の軸心と同軸に連結されるヒンジ部と、収納部とヒンジ部の間に蓋体の前端部が回り込むことを許容する空隙部とを具え、
蓋体は、外側上面に鏡を装着する鏡取付面と、蝶番の第1ガイド部材が摺動可能かつ分離不能に係合する一対の第1ガイド溝とを具え、
蝶番は、軸心回りに容器本体と相対回動可能とされるとともに、第1ガイド溝が軸心と直交するように蓋体と連結されることを特徴とする鏡付きコンパクト容器。 - 第1ガイド溝は、鏡取付面の外側に設けられた長孔であり、第1ガイド部材は、長孔の内周面と摺接する根本部と、長孔より突出して長孔よりも幅が広い頭部からなることを特徴とする請求項1記載の鏡付きコンパクト容器。
- 蝶番は、容器本体のヒンジ部の水平な座面に接する平面部と、該平面部に続く一方の側に軸心を中心とする1/4円弧面を具えていることを特徴とする請求項1または2記載の鏡付きコンパクト容器。
- 容器本体のヒンジ部と反対側で収納部を画成する前壁には、蓋体前端部の閉め切り突条が嵌入する閉め切り凹溝を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の鏡付きコンパクト容器。
- 蓋体の両側面の下部に第1ガイド溝と平行方向に延びる突条を有する第2ガイド部材を設け、容器本体の収納部の両側部を画成する側壁には、第2ガイド部材の突条が摺動可能かつ分離不能に係合する第2ガイド溝を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の鏡付きコンパクト容器。
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