JP6376595B2 - キャビネット - Google Patents

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Description

本発明はキャビネットに関するものである。
特許文献1は従来のキャビネットを開示している。このキャビネットは、キャビネット本体、前板、支持部材、及び収納部を備えている。キャビネット本体は収納空間を有している。前板は外形が左右方向に長い長方形状の平板である。支持部材は、前板の左右両端部の夫々に一端が取り付けられ、他端がキャビネット本体に係止された取り付けケースに取り付けられている。また、前板は下端がヒンジによってキャビネット本体に連結されている。このため、前板は、ヒンジの回動軸を中心に上端が下方前方に移動して傾斜し、収納空間を開放する。収納部は、収納空間に配置され、厚さ方向の中間に包丁の刃を差し込むことができるスリットが形成され、左右方向に長い長方形状の平板である。収納部は、前板が収納空間を開放した際、スリットが斜め上方を向いている。このため、このキャビネットは、包丁を収納部に収納したり、収納部から取り出したりすることを容易に行うができる。
特許第5127370号公報
しかし、特許文献1のキャビネットは収納部がキャビネット本体に取り付けられている。このため、このキャビネットは、前板が収納空間を開放した際、収納部のスリットの開口部が収納空間内に位置したままであるため、スリットに包丁の刃を差し込み難いおそれがある。また、仮に、収納部を包丁以外の収納物を収納することができるようにした場合、収納部が収納空間内に位置するため、収納部への収納物の出し入れがし難いおそれがある。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、収納部への収納物の出し入れを容易に行うことができるキャビネットを提供することを解決すべき課題としている。
本発明のキャビネットは、
収納空間を有するキャビネット本体と、
前記収納空間を閉鎖した閉鎖状態と、上端が下方前方に移動して傾斜し、前記収納空間を開放した開放状態とを往復移動する前板と、
前記キャビネット本体と前記前板との間に連結され、開放状態の前記前板を支持する支持部材と、
この支持部材に支持され、前記前板の閉鎖状態から開放状態への移動に伴い斜め前方上方に移動する収納部と、
前記前板が開放状態において、前記収納部の上部前端と前記前板の背面との間にカバー部材と、
を備えていることを特徴とする。
本発明のキャビネットは、収納部が支持部材に支持されており、前板が閉鎖状態から開放状態への移動に伴い、収納空間から収納部が斜め前方上方に移動する。このため、このキャビネットは、前板を開放状態にした際に、収納部を視認しながら、収納部への収納物の出し入れを行うことができる。
したがって、本発明のキャビネットは収納部への収納物の出し入れを容易に行うことができる。
実施例のキャビネットであって、前板によって収納空間を閉鎖した状態を示す外観図である。 実施例のキャビネットであって、前板によって収納空間を開放した状態を示す外観図である。 実施例のキャビネットであって、前板によって閉鎖された収納空間の近傍を示す要部断面図である。 実施例のキャビネットであって、前板によって開放された収納空間の近傍を示す要部断面図である。 実施例のキャビネットにおいて、収納空間を開放状態にした際の前板、支持部材、収納部、及びカバー部材の状態を示す斜視図である。
本発明における好ましい実施の形態を説明する。
本発明のキャビネットにおいて、支持部材は、伸長して前記前板を開放状態に支持し、屈曲して前記前板を閉鎖状態にし得る。この場合、支持部材に支持された収納部が前板の往復移動に伴って所定の位置に往復移動させることができる。
本発明のキャビネットは、前板が開放状態において、前記収納部の上部前端と前記前板の背面との間にカバー部材を備えている。この場合、このキャビネットは、収納部と前板との間をカバー部材によって覆うことができるため、収納物が収納部と前板との間に落下することを防止することができる。また、このキャビネットは収納空間を開放した開放状態における意匠性を良好にすることができる。
本発明のキャビネットにおいて、前記カバー部材の表面が前記支持部材の表面と面一であり得る。この場合、このキャビネットは、カバー部材と支持部材の境界部の凹凸を無くすことができるため意匠性を良好にすることができる。また、このキャビネットは支持部材の表面及びカバー部材の表面を容易に掃除することができる。
次に、本発明のキャビネットを具体化した実施例について、図面を参照しつつ説明する。
<実施例>
実施例のキャビネットは、図1及び図2に示すように、カウンター13、カウンター13の一部を開口して取り付けられたシンク11、及びカウンター13の下方に設けられたキャビネット本体10を備えている。このキャビネットはシンク11の前側の空間を収納空間12として利用している。また、このキャビネットは、図3〜図5に示すように、前板30、一対の支持部材50、収納部40、及びカバー部材41を備えている。
カウンター13は、図3及び図4に示すように、左右方向(左右方向は図3における奥行き方向である。以下同じ)に長い長方形状の平板であり、前後方向に延びている。カウンター13は上面の前側(前は図3における左である。以下同じ)に上面より僅かに上方に突出した水返し部13Aを有している。カウンター13は、下面の前側に下面の後側(後は図3における右である。以下同じ)より下方に突出した第一段部13Bが設けられている。この第一段部13Bは、下面の前側に第一段部13Bの下面より僅かに下方に突出した第二段部13Cを具備している。カウンター13はシンク11を取り付けるための長方形状の開口部13Dが設けられている。このカウンター13は、開口部13Dの上端の周囲がカウンター13の上面より僅かに低い凹段部13Eが形成されている。また、このカウンター13は、開口部13Dの下端部に内方向に延びたフランジ13Fが設けられている。
シンク11は、左右方向に長い長方形状である。シンク11は、前後方向に延びた底壁11A、底壁11Aの周縁から上方向に連続して延びた第一周囲壁11B、第一周囲壁11Bの上端から外方向に連続して延びた第一フランジ11C、第一フランジ11Cの周縁から上方向に連続して延びた第二周囲壁11D、及び第二周囲壁11Dの上端から外方向に連続して延びた第二フランジ11Eを具備している。
キャビネット本体10は、仕切壁14、下板15、及び左右壁16を有している。仕切壁14は左右方向に長い。仕切壁14は、左右方向に長く前後方向に延びた上壁14A、上壁14Aの後端から下方向に延びた後壁14B、後壁14Bの下端から後方下方に連続して延びた傾斜壁14C、及び傾斜壁14Cの下端から後方向に連続して延びた下壁14Dを具備している。下板15は、左右方向に長い長方形状の平板であり、前後方向に延びている。左右壁16は、上下方向に長い長方形状の平板であり、前後方向に延びている。
キャビネットは、図3及び図4に示すように、カウンター13が第一段部13Bの後端をキャビネット本体10の前面10Aに合わせ、前端部をキャビネット本体10の前面10Aより前方に突出した状態で、キャビネット本体10の上端に配置されている。キャビネットは、シンク11の第二フランジ11Eの下面をカウンター13の凹段部13Eの上面に当接させ、第二周囲壁11Dをカウンター13の開口部13Dに当接させ、第一フランジ11Cの下面をカウンター13のフランジ13Fの上面に当接させて、シンク11を配置している。シンク11は、第一周囲壁11Bをカウンター13のフランジ13Fの後に僅かに間を空けている。キャビネットは、仕切壁14の下壁14Dがシンク11の底壁11Aより僅かに低く配置され、仕切壁14の後壁14Bがシンク11の第一周囲壁11Bの前側に僅かに間を空けて配置されている。また、仕切壁14は上壁14Aをカウンター13の下方に配置している。仕切壁14の上壁14Aとカウンター13の下面との間はカウンター13の前端部の上下方向の寸法とほぼ同じ寸法である。キャビネットは、下板15の上面の後端部が仕切壁14の下壁14Dの下面に当接され配置されている。左右壁16は、仕切壁14の左右両端、及び下板15の左右両端の夫々に左右方向から当接され配置されている。
キャビネットは、カウンター13の第一段部13Bの後端、仕切壁14の上壁14Aの前端、下板15の前端、及びキャビネット本体10の前面10Aが前後方向の略同じ位置にある。キャビネットは、仕切壁14の上壁14A、後壁14B、傾斜壁14Cと、下板15と、左右壁16とで囲まれた収納空間12を形成している。
前板30は、図1〜図5に示すように、前板本体30A、把手31、及び木ネジ33を有している。前板本体30Aは、左右方向に長い長方形状の平板であり、後述する前板30が収納空間12を閉鎖した状態で、上下方向に延びている。把手31は左右方向に長く延びている。この把手31は、前板30が収納空間12を閉鎖した状態で、上下方向に延びた第一後壁31A、第一後壁31Aの上端部の前側から上方向に連続して延びた第二後壁31B、第二後壁31Bの上端から前方向に連続して延びた上壁31C、及び上壁31Cの前端から下方向に連続して延びた前壁31Dを具備している。この把手31は、第一後壁31Aの後面の左右両側の上端部に、後方向に突出した一対の凸部31Eを具備している。また、これら一対の凸部31Eは、それぞれの左右側面の中央部に左右方向に貫通した貫通孔31Fが設けられている。木ネジ33は、把手31と、前板本体30Aとを連結している。詳しくは、把手31の第一後壁31Aの前面を前板本体30Aの上端部の後面に当接し、第二後壁31Bの下面を前板本体30Aの上端面に当接して、把手31の第一後壁31Aの後面から前板本体30Aの後面に向けて木ネジ33を締めている。
キャビネットは、図3及び図4に示すように、前板本体30Aの後面の下端部がヒンジ32を介してキャビネット本体10の下板15の上面の前部に回動自在に連結している。前板30は、収納空間12を閉鎖した閉鎖状態において、後面をキャビネット本体10の前面10Aに僅かに間を空け、下端面を下板15の下面より僅かに高く配置している。また、前板30は、収納空間12を閉鎖した閉鎖状態において、把手31の上壁31Cの上面をカウンター13の第一段部13Bの下面に間を空けて配置している。こうして、前板30は、下端をヒンジ32に支持されており、収納空間12を閉鎖した閉鎖状態と、上端が下方前方に移動して傾斜し、収納空間12を開放した開放状態との間を回動自在に往復移動することができる。
支持部材50は、図3〜図5に示すように、第一腕部材51、第二腕部材52、及びリンク部材53を有している。第一腕部材51は、一方向に長く形成されており、上面部51F、及び上面部51Fの各長辺部から上面部51Fに対して直角で上面部51Fの裏面方向にそれぞれ延びた左右側面部51Gを有し、上面部51Fの裏面側が開口している。第一腕部材51は、上面部51F、及び左右側面部51Gが同じ厚さの板である。第一腕部材51の上面部51Fは長手方向の中間部が凹むように僅かに湾曲している。
第一腕部材51は長手方向の一端部に左右方向に貫通した第一ジョイント孔51Aが設けられている。第一腕部材51は長手方向の他端部に左右方向に貫通した第二ジョイント孔51Bが設けられている。第一腕部材51は、第二ジョイント孔51Bの周囲を囲むように、上面部51F、及び左右側面部51Gと同じ厚さの補強部51Jが設けられている。第一腕部材51は、上面部51Fの表面と一端面との間が、曲面51Lで形成されている。第一腕部材51は、上面部51Fの表面と他端面との間が、第二ジョイント孔51Bに同心の曲面51Kで形成されている。第一腕部材51は一端面から左右側面部51Gの上面部51Fに連続した縁部に反対側の縁部に向けて延びた傾斜面51Mが形成されている。第一腕部材51は、他端面と、左右側面部51Gの上面部51Fに連続した縁部に反対側の縁部とがほぼ直角に隣り合い角部51Eを形成している。第一腕部材51は長手方向の中央より僅かに第二ジョイント孔51Bに近い位置に左右方向に貫通した第三ジョイント孔51Cが設けられている。
第一腕部材51は、図5に示すように、他端部の左右方向の中間部に矩形状の切り欠き溝51Dが設けられている。この切り欠き溝51Dは第一腕部材51の長手方向の他端部に設けられた補強部51Jの左右方向の中間部を切り欠いている。つまり、切り欠き溝51Dは第二ジョイント孔51Bを左側と右側とに分断している。
第二腕部材52は、図3〜図5に示すように、一方向に長く形成されており、上面部52E、及び上面部52Eの各長辺部から上面部52Eに対して直角で上面部52Eの裏面方向にそれぞれ延びた左右側面部52Fを有し、上面部52Eの裏面側が開口している。第二腕部材52は、上面部52E、及び左右側面部52Fが同じ厚さの板である。第二腕部材52の上面部52Eは長手方向の中間部が凹むように僅かに湾曲している。また、第二腕部材52は長手方向の他端部が一端部に比べて僅かに厚い。
第二腕部材52は長手方向の一端部に左右方向に貫通した第四ジョイント孔52Aが設けられている。第二腕部材52は長手方向の他端部に左右方向に貫通した第五ジョイント孔52Bが設けられている。第二腕部材52は、第四ジョイント孔52A、及び第五ジョイント孔52Bの周囲を囲むように、上面部52E、及び左右側面部52Fと同じ厚さの補強部52H,52Jが設けられている。第二腕部材52は、上面部52Eの表面と一端面との間が、第四ジョイント孔52Aに同心の曲面52Kで形成されている。第二腕部材52は、上面部52Eの表面と他端面との間が、曲面52Lで形成されている。第二腕部材52は、隣り合う他端面と、左右側面部52Fの上面部52Eに連続した縁部に反対側の縁部とが鈍角をなしている。第二腕部材52は、一端面と、左右側面部52Fの上面部52Eに連続した縁部に反対側の縁部とがほぼ直角に隣り合い角部52Dが形成されている。
第二腕部材52は、図5に示すように、一端部の左右方向の中間部に矩形状の切り欠き溝52Cが設けられている。この切り欠き溝52Cは、第二腕部材52の長手方向の一端部に設けられた補強部52Hの左右方向の中間部を切り欠いている。つまり、切り欠き溝52Cは、第四ジョイント孔52Aを左側と右側とに分断している。
リンク部材53は、長円形状の平板であり、両端部が半円形状である。リンク部材53は、一端部に外形と同心軸上に左右方向に貫通した第一リンク孔53A、及び他端部に外形と同心軸上に左右方向に貫通した第二リンク孔53Bを具備している。リンク部材53は、左右方向の寸法(板の厚さ)が、第一腕部材51の他端部に設けられた切り欠き溝51D、及び第二腕部材52の一端部に設けられた切り欠き溝52Cの左右方向の寸法(切り欠き溝の幅)より僅かに小さい。
第一腕部材51と第二腕部材52とは、リンク部材53を介して相対的に回動自在に連結されている。詳しくは、リンク部材53は、図3〜図5に示すように、一端部を第一腕部材51の他端部に設けられた切り欠き溝51Dに合わせて嵌めこみ、リンク部材53の第一リンク孔53Aを第一腕部材51の第二ジョイント孔51Bに連通させ、第二軸部材55でリンク部材53の第一リンク孔53Aと、第一腕部材51の第二ジョイント孔51Bとを挿通して連結している。
第二腕部材52は、前板30が収納空間12を閉鎖した閉鎖状態において、上面部52の表面が第一腕部材51の上面部51Fの表面に向かい合うように、一端部に設けられた切り欠き溝52Cをリンク部材53の他端部に合わせて嵌めこむ。そして、第二腕部材52の第四ジョイント孔52Aをリンク部材53の第二リンク孔53Bに連通させ、第四軸部材57で第二腕部材52の第四ジョイント孔52Aとリンク部材53の第二リンク孔53Bとを挿通して連結している。つまり、第一腕部材51の他端部、及び第二腕部材52の一端部は、リンク部材53によって相対的に回動自在に連結されている。
第一腕部材51は、前板30が収納空間12を閉鎖した閉鎖状態において、上面部51Fの裏面を前板30に向くように、前板30の凸部31Eに回動自在に連結されている。詳しくは、第一腕部材51は、第一ジョイント孔51Aを把手31の第一後壁31Aの後面の左右両側の上端部に後方向に突出して設けられた凸部31Eに貫通した貫通孔31Fに連通させる。そして、第一腕部材51は、連通した第一ジョイント孔51Aと貫通孔31Fとに第一軸部材54を挿通して前板30の凸部31Eに連結されている。
また、第二腕部材52は、第五ジョイント孔52Bを収納空間12を形成した左右壁16の内側面の上端部の前側に回動自在に連結されている。この支持部材50は、前板30が収納空間12を閉鎖した閉鎖状態において、第一腕部材51の上面部51Fと第二腕部材52の上面部52Eが向い合うように屈曲する。また、この支持部材50は、前板30が収納空間12を開放した開放状態において、第一腕部材51と第二腕部材52とが前後方向に直列した状態で、前板30を支持する。
収納部40は、図2〜図5に示すように、左右方向に長く延びており、上端が開口した箱状である。収納部40は、図3に示すように、前板30が収納空間12を閉鎖した閉鎖状態において、長方形状の底壁40A、及び底壁40Aの周囲から上方向に連続して延びた周囲壁40Bを具備している。周囲壁40Bは、左右両側のそれぞれの上端部の前側に左右方向に貫通した一対の貫通孔40Cを設けている。収納部40は、周囲壁40Bの左右両側の上端面が、前後方向の中間部が凹むように僅かに湾曲している。
収納部40は、前板30が収納空間12を閉鎖した閉鎖状態において、底壁40Aの下面を下板15の上面に僅かに間を空け、周囲壁40Bの後側の後面を仕切壁14の後壁14Bの前面に僅かに間を空けて配置されている。また、収納部40は、前端部がキャビネット本体10の前面10Aより僅かに前方にはみ出している。収納部40は、周囲壁40Bの上端の高さが仕切壁14の後壁14Bの上下中央より僅かに上方に配置されている。収納部40は第一腕部材51に対して回動自在に連結されている。詳しくは、収納部40は、貫通孔40Cを第一腕部材51の第三ジョイント孔51Cに連通させる。そして、収納部40は連通した貫通孔40Cと第三ジョイント孔51Cとに第三軸部材56を挿通して第一腕部材51に連結されている。
カバー部材41は、左右方向に延びた板である。カバー部材41は、図4に示すように、前板30が収納空間12を開放した開放状態において、前板30の把手31の第一後壁31Aの後面の上端部、一対の支持部材50の第一腕部材51の互いに向かい合う左右側面部51G、及び収納部40の周囲壁40Bの前側の上端で囲まれた領域を覆うように配置されている。カバー部材41は、収納部40の上部前端と前板30の背面との間に広がっている。カバー部材41は左右両端面を一対の支持部材50の第一腕部材51の互いに向かい合う左右側面部51Gに当接させて連結している。カバー部材41は、表面が一対の第一腕部材51の上面部51Fの表面、及び収納部40の周囲壁40Bの前側の上端に面一である。また、カバー部材41は、前板30の後面に隣り合う表面が、第一腕部材51の上面部51Fの表面、及び一端面の間に形成された曲面51Lに面一である。
次に、このキャビネットの前板30が収納空間12を閉鎖した閉鎖状態から収納空間12を開放した開放状態に移る動作を説明する。このキャビネットは、図3〜図5に示すように、前板30の把手31を前に引くと、前板30の上端が下方前方に移動して傾斜する。また、このキャビネットは、前板30が前方に回動するのに伴い、一対の支持部材50の第一腕部材51の他端部、及び第二腕部材52の一端部がリンク部材53と共に斜め前方上方に移動する。また、このキャビネットは、一対の支持部材50の第一腕部材51の他端部、及び第二腕部材52の一端部がリンク部材53と共に斜め前方上方に移動するのに伴い、第一腕部材51の第三ジョイント孔51Cも斜め前方上方に移動する。
このため、このキャビネットは、第一腕部材51の第三ジョイント孔51Cが斜め前方上方に移動するのに伴い、収納部40が上端の開口を前方に傾けつつ斜め前方上方に移動する。このキャビネットは、図4及び図5に示すように、第一腕部材51の角部51Eと、第二腕部材52の角部52Dとが互いに当接し、支持部材50が伸長すると、前板30の回動が停止する。こうして、このキャビネットは、第一腕部材51及び第二腕部材52が前後方向に直列し、前板30が収納空間12を開放した開放状態に支持される。このとき、このキャビネットは、カバー部材41の表面、一対の支持部材50の表面、及び収納部40の上端が面一である。また、収納部40は、上端の開口を前方上方に向けて一対の支持部材50で支持されている。
このキャビネットは、収納部40が支持部材50に支持されており、前板30が閉鎖状態から開放状態への移動に伴い収納部40が斜め前方上方に移動する。このため、このキャビネットは、前板30を開放状態にした際、収納部40を視認しながら、収納部40への収納物の出し入れを行うことができる。
したがって、本発明のキャビネットは収納部40への収納物の出し入れを容易に行うことができる。
次に、このキャビネットの前板30が収納空間12を開放した開放状態から収納空間12を閉鎖した閉鎖状態に移る動作を説明する。このキャビネットは、図4及び図5に示すように、前板30の上部を後に押すと、前板30が上方後方に回動する。このとき、このキャビネットは、第一腕部材51の他端部、及び第二腕部材52の一端部が、リンク部材53と共に斜め後方下方に移動する。また、このキャビネットは、当接していた第一腕部材51の角部51E、及び第二腕部材52の角部52Dが、第一腕部材51の他端部、及び第二腕部材52の一端部がリンク部材53と共に斜め後方下方に移動するのに伴いそれぞれが前側と後側とに離れつつ斜め後方下方に移動する。収納部40は、一対の支持部材50の第一腕部材51の他端部が斜め後方下方に移動するのに伴い、前方に傾いた上端の開口を上方向に向けつつ斜め後方下方に移動する。こうして、このキャビネットは、図3に示すように、前板30がキャビネット本体10の前面10Aに平行な位置で停止し、収納空間12を閉鎖した閉鎖状態に支持される。
このキャビネットにおいて、支持部材50は、伸長して前板30を開放状態に支持し、屈曲して前板30を閉鎖状態にできる。このため、支持部材50に支持された収納部40が前板30の往復移動に伴って所定の位置に移動させることができる。
また、このキャビネットは、前板30が開放状態において、収納部40の上部前端と前板30の背面との間にカバー部材41を備えている。このため、このキャビネットは、収納部40と前板30との間をカバー部材41によって覆うことができるため、収納物が収納部40の上部前端と前板30の上端との間に落下することを防止することができる。また、このキャビネットは収納部40を開放した開放状態における意匠性を良好にすることができる。
また、このキャビネットは、カバー部材41の表面が支持部材50の表面と面一である。このため、このキャビネットは、収納部40の上端の周囲の凹凸を少なくすることができ、意匠性を良好にすることができる。また、このキャビネットは支持部材50の表面及びカバー部材41の表面を容易に掃除することができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施例では、支持部材が硬い部材であるが、紐や糸などの柔らかい材質であってもよい。
(2)実施例では、支持部材が二つ折式であるが、ダンパー式や、パンタグラフ式であってもよい。
(3)実施例では、キッチンに用いられているが、洗面化粧台等に用いてもよい。
(4)実施例では、収納空間がシンクの前側に設けられているが、シンクの前側だけで無く、奥行きの狭い壁面収納等に用いてもよい。
(5)実施例では、ヒンジを用いて前板を回動させているが、ヒンジでなくてもよく、前板を平行に引き出す、引き出し式であってもよい。
(6)実施例では、一対の支持部材を用いているが、一対でなくてもよく、1つ、又は3つ以上でもよい。
(7)実施例では、前板本体の上側に左右方向に長く延びる把手を設けているが、前板本体で収納空間を閉鎖できるように、前板本体の上下方向の寸法を収納空間の上下の寸法より僅かに大きくして、前板本体の前面の上端部にハンドル把手や、左右方向に長く延びる把手を取り付けてもよい。また、左右方向に長く前後方向に延びた平板と、この平板の前端から下方向に連続して延びる垂下片とを有した把手を用いてもよい。この場合、この把手は、平板の前端を前板本体の前方に突出させつつ平板の下面を前板本体の上端面に当接させて連結する。また、前板本体の前面の上端部に左右方向に切り欠き溝を設けて把手としてもよい。
10…キャビネット本体
12…収納空間
30…前板
40…収納部
41…カバー部材
50…支持部材

Claims (3)

  1. 収納空間を有するキャビネット本体と、
    前記収納空間を閉鎖した閉鎖状態と、上端が下方前方に移動して傾斜し、前記収納空間を開放した開放状態とを往復移動する前板と、
    前記キャビネット本体と前記前板との間に連結され、開放状態の前記前板を支持する支持部材と、
    この支持部材に支持され、前記前板の閉鎖状態から開放状態への移動に伴い斜め前方上方に移動する収納部と、
    前記前板が開放状態において、前記収納部の上部前端と前記前板の背面との間にカバー部材と、
    を備えていることを特徴とするキャビネット。
  2. 前記支持部材は、伸長して前記前板を開放状態に支持し、屈曲して前記前板を閉鎖状態にすることを特徴とする請求項1記載のキャビネット。
  3. 前記カバー部材は表面が前記支持部材の表面と面一であることを特徴とする請求項1又は2記載のキャビネット。
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