JP6480158B2 - 収納部材および該収納部材を備えた引出しキャビネット - Google Patents

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本発明は、キッチンなどに用いられる引出しに取り付けられる収納部材およびこれを備えた引出しキャビネットに関するものである。
従来、キッチンの引出し内に装着されて用いられるボックスは、脱着自在な仕切り部材を取り付けて、収納空間をさらに分割して使用勝手を良くすることが知られている(特許文献1、2参照)。
特許文献1、2に記載されている収納部材は、収納部材の内壁に予め仕切り部材を固定するための溝部が複数箇所設けてあり、収納物に応じてその取り付け位置や取り付け数量を変更できる構成である。
より具体的には、特許文献1には、形状の異なる仕切板を収納容器の溝に取り付ける構成が記載されており、特許文献2には、板状の仕切体を抽斗用トレイのトレイ本体の側壁に設けられた一対の係止用突条からなる係止体の凹溝に圧入して取り付ける構成が記載されている。
実開平3−66835号公報 特開2002−238685号公報
上記従来のボックスや収納部材では、仕切り部材を取り付ける溝部の位置は最初から決まっているので、仕切り部材により仕切られる収納空間を簡単に調整するようなことができず、ユーザーの多様なニーズに応じた収納形態には対応できないという問題がある。
本発明は、上記従来の問題を解決することを目的とし、取り付けられた仕切り部材の位置を自由に変更可能な構成の収納部材およびこのような収納部材を備えた引出しキャビネットを実現することを課題とする。
本発明は上記課題を解決するために、引出し内に取り付けられて使用される収納部材であって、物品を収容する空間を形成する収納部本体と、前記空間を複数の小空間に分割するための仕切り部材と、を備え、前記仕切り部材は、空間を実質的に分割する仕切り壁部と、前記仕切り壁部の両側面部に形成され、該仕切り部材を前記収納部本体にスライド可能な状態で取り付けるための引掛け部と、を含み、前記収納部本体の壁部の上端部近傍には、前記引掛け部が係合するための係合部が形成されており、前記仕切り部材の高さ寸法が前記収納部本体よりも高く設定され、かつ前記仕切り壁部の上端部が正面視で凹状に形成されていることを特徴とする収納部材を提供する。
前記収納部本体に複数の前記仕切り部材どうしを組み合せて取り付け可能なように、前記仕切り壁部の上端部近傍には仕切り壁係合部をさらに備えることが好ましい。
前記仕切り壁部には開口部が形成され、かつ前記開口部の下縁部の高さ位置は前記収納部本体の前記壁部の上端部と同一高さとされていることが好ましい。
前記仕切り壁部の前記開口部の下方の仕切り壁部に仕切り壁係合部が形成されていることが好ましい。
本発明では、内部に収納部材が取り付けられた引出しキャビネットであって、前記構成の収納部材が用いられている引出しキャビネットを提供する。
本発明の収納部材は、収納部本体に仕切り部材の引掛け部がスライド可能に係合する係合部が形成されているので、仕切り部材の位置が自由に変更可能となり、収納部本体に仕切り部材を取り付けた状態で、分割された収納空間を容易に調整することができる。
(a)、(b)は、それぞれ本発明に係る収納部材および該収納部材を備えたキャビネットの実施例であり、全体構成の例を示す斜視図である。 上記実施例の収納部本体の縦方向に垂直な断面図である。 上記実施例の大きな仕切り部材を示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のB−B断面図、(c)は(b)の要部拡大図である。 上記実施例の中位な仕切り部材を示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のB−B断面図、(c)は(b)の要部拡大図である。 上記実施例の小さな仕切り部材を示す図であり、(a)は正面図、(b)は大きな仕切り部材の開口部に引掛けた状態を示す図である。 上記実施例の側壁部を説明する図であり、(a)は断面図、(b)は(a)の要部拡大図、(c)は側壁部に小さな仕切り部材を引掛けた状態を示す図である。 上記実施例の収納部本体に大きな仕切り部材を取り付け、さらに仕切り部材に中位の仕切り部材または小さな仕切り部材を取り付けた状態を示す図である。 上記実施例の収納部本体に大きな仕切り部材を取り付け、取り外す状態を示す図であり、(a)、(b)は取り付けた状態を示し、(c)、(d)は取り外しの状態を示す図である。
本発明に係る収納部材および該収納部材を備えた引出しキャビネットを実施するための形態を実施例に基づき図面を参照して、以下説明する。
本発明に係る収納部材1は、樹脂材料等で形成され、キッチン等で利用される引出しキャビネットの引出し2内に取り付けられて使用される。収納部材1は、後記する着脱可能な仕切り部材の取り付け位置を変更することで、収納物を収容する空間(収納空間)3の仕切り状態は変わるが、図1(a)、(b)は、引出し2の前板(扉)18の裏面に取り付けられた状態の収納部材1の全体構成の例を示す。
本明細書では、引出しキャビネットの引出し2を、図1(a)の矢印Fに示すように、その前方から正面視した際に、左右を引出しキャビネットの左右方向とし、手前奥行き方向を引出しキャビネットの前後方向とする。
収納部材1は、図1(a)、(b)に示すように、収納空間3を形成する収納部本体6と、収納空間3を複数の小空間に分割するための後で詳記する仕切り部材7、8、9と、を備えている。
収納部本体6は、図1(a)、(b)および図2に示すように、前壁部12、底壁部13、後壁部14および左右の側壁部15とから一体に形成されている。前壁部12、底壁部13、後壁部14および左右の側壁部15のそれぞれの上端の面の部分を、それぞれの壁部の上端部という。
収納部本体6は、前壁部12をネジ等で引出し2の前板18の裏面19に固定することによって、図1(a)に示すように、引出し2の前板18に取り付けられる。
前壁部12と後壁部14には、その上端部21の近傍には係合部23が形成されている。より詳細には、図2に示すように、前壁部12と後壁部14の上端部21近くの下方外面24には、前方に引込んだ段状の係合部23が左右方向の略全領域に形成されている。この係合部23には、後記する大きな仕切り部材7または中位の仕切り部材8の引掛け部25がスライド可能に係合する。
左右の側壁部15を図6に示すが、側壁部15は、図6(a)、(b)に示すように、その上端部16の近傍には、前後方向の略全域に係合部30が形成されている。係合部30の構成は、前壁部12と後壁部14に形成されている係合部23と同様であり、側壁部15の上端部16近くの下方外面に、前方に段状に引込んだ構成として形成されている。
仕切り部材は、収納空間を複数の小空間に分割するものであり、いくつかの種類が考えられるが、この実施例では、大きな仕切り部材7(図3参照)、中位の仕切り部材8(図4参照)、および小さな仕切り部材9(図5参照)の3つの仕切り部材を備えている。
本実施例では、3つの仕切り部材7、8、9の大きさの関係は、次のとおり形成されている。即ち、3つの仕切り部材7、8、9の高さについては、大きな仕切り部材7は、中位の仕切り部材8および小さな仕切り部材9より高く形成されている。3つの仕切り部材7、8、9の横幅については、大きな仕切り部材7および中位の仕切り部材8は互いに同じ横幅であり、小さな仕切り部材9より大きく形成されている。
3つの仕切り部材7、8、9のそれぞれの特徴的な構成は、後記するが、3つの仕切り部材7、8、9に共通する構成を、図3〜図5等を参照にして以下説明する。
ところで、本明細書では、板状の仕切り部材7、8、9を正面視するとは、その厚み方向(板を貫通する方向)から正面視する意味であり、正面視して表側の平坦面を正面部と言い、裏面側の平坦面を裏面部と言い、左右の側面を側面部と言う。また、仕切り部材7、8、9の上面(上端の面)を上端部と言う。
3つの仕切り部材7、8、9は、それぞれ図3、図4、図5に示すように、収納空間3を実質的に分割する仕切り壁部31、32、33と、仕切り壁部31、32、33の両側面部36、37、38に形成された引掛け部25と、を備えており、正面側、裏面側および側面側のいずれからみても左右対称に形成されている。
引掛け部25は、仕切り壁部31、32、33の両側面部36、37、38から略∩字型で外側に向けて形成されている。引掛け部25の下端部には鈎部26が形成されている。
鈎部26は、図3(a)、図8(b)に示すように、その内側内面に前壁部12と後壁部14の係合部23等と係合可能な係合段部27が形成されている。また鈎部26において、係合段部27の下方には下向きに凸状の曲面部28が形成され、下端には指掛け部29が形成されている。
図3(a)に示すように、大きな仕切り部材7の仕切り壁部31は、下半部43と上半部44とから成る。大きな仕切り部材7では、引掛け部25は、仕切り壁部31の下半部43の上端における両側面部36から外側に向けて形成されている。
仕切り壁部31の上半部44の上端部45は、図3(a)に示すように、正面視で凹状に形成されており、上半部44の下部には、矩形の開口部48が形成されている。図3(c)に示すように、開口部48の下縁部49の角部52(下縁部49と仕切り壁部31の正面部50および裏面部51それぞれとの角部52)には、それぞれR部(曲面部)が形成されている。
図7に示すように、大きな仕切り部材7を収納部本体6に取り付けた際に、開口部48の下縁部49の高さは、収納部本体6の前壁部12、後壁部14および左右両側壁部15の上端部と同一高さに形成されている。また、中位の仕切り部材8を収納部本体6に取り付けた際に、開口部48の下縁部49の高さは中位の仕切り部材8の上端部56の高さと同じとなるようにすることが好ましい。
図3(c)に示すように、開口部48の下縁部49近くの下方であって、正面部50および裏面部51のそれぞれに、断面で凹状に窪んだ仕切り壁係合部57が開口部48の下方の略全域に形成されている。この仕切り壁係合部57の上縁58からの深さdは、本実施例では、0.5mmに形成されている。この仕切り壁係合部57には、中位の仕切り部材8または小さな仕切り部材9の引掛け部25が係合する。仕切り壁係合部57は仕切り壁部31の下半部43より肉厚に形成されている。これは、中位の仕切り部材8や小さい仕切り部材9を左右両側から取り付けることが可能な構成とするためである。
図4(a)に示すように、中位の仕切り部材8では引掛け部25は、仕切り壁部32の左右両側面部37の上端から外側に向けて延びるように形成されおり、その構成は、大きな仕切り部材7の引掛け部25と同じ構成である。図4(c)に示すように、中位の仕切り部材8の上端部56の角部60(上端部56と、正面部61および裏面部62それぞれとの角部60)にはR部(曲面部)が形成されている。
中位の仕切り部材8の仕切り壁部32の上端部56近傍には、仕切り壁係合部57を備えている。より詳しくは、図4(c)に示すように、仕切り壁部32の上端部56近くの下方であって、仕切り壁部32の正面部61および裏面部62のそれぞれに、断面で凹状に窪んだ仕切り壁係合部57が左右方向の略全域に形成されている。
この仕切り壁係合部57の上縁58からの深さdは、大きな仕切り部材7の開口部48の下方に形成された仕切り壁係合部57と同様に、0.5mmに形成されている(図4(c)参照)。この仕切り壁係合部57には、小さな仕切り部材9の引掛け部25が係合し、場合によっては、他の中位の仕切り部材8および大きな仕切り部材7の引掛け部25も係合可能である。
図5(a)に示す小さな仕切り部材9は、中位の仕切り部材8より横幅は小さいが、その仕切り壁部33の左右両側面部38には、大きな仕切り部材7および中位の仕切り部材8と同様の構成である引掛け部25が形成されている。
(作用)
以上の構成から成る本発明に係る収納部材および該収納部材を備えた引出しキャビネットの作用を、収納部本体6への各仕切り部材の取り付け、取り外しの仕方などを通して説明する。収納部材1は、収納部本体6をネジ等によって引出しキャビネットの引出し2の前板18の裏面19に固定することで、引出し2内に取り付ける。
大きな仕切り部材7は、図1(a)、(b)に示すように、両側の引掛け部25を引出し2の前後方向となるように向けて、収納部本体6の前壁部12と後壁部14の間に位置させ、両側の引掛け部25をそれぞれ前壁部12の上端部10と後壁部14の上端部21を挟持するように掛けてから、下方へ押し込んで挿入する。
大きな仕切り部材7を下方へ押し込む際に、両側の引掛け部25の鈎部26は、下向きに凸状の曲面部28が形成されているので、前壁部12の上端部10と後壁部14の上端部21と係合することなく、前壁部12と後壁部14の外面を摺接するので、引掛け部25をその弾力に抗して外側に開くようにして下方に押し込むことが可能となる。
このようにして大きな仕切り部材7を下方に押し込んで挿入していくと、図7、図8(b)に示すように、前壁部12と後壁部14に引掛けた引掛け部25の鈎部26は、その係合段部27によって前壁部12と後壁部14の係合部23に係合する。
このように大きな仕切り部材7を収納部本体6に取り付けると、図1(a)、(b)に示すように、収納部本体6の収納空間3が分割される。大きな仕切り部材7の引掛け部25は、前壁部12と後壁部14の係合部23に係合するので、収納部材1から収納物を取り出す際に、大きな仕切り部材7は、一緒に上方に取り外されるようなことが防止でき、安定した状態で取り付けられる。
大きな仕切り部材7を収納部本体6から取り外す場合には、図8(d)に示すように、引掛け部25の鈎部26の指掛け部29に指を掛けて、引掛け部25の弾力に抗して外側に開くことにより、鈎部26の係合段部27と後壁部14の係合部23と係合状態を解除し、収納部本体6を上方に持ち上げればよい。
中位の仕切り部材8を、図1(a)、(b)に示すように収納部本体6に取り付け、取り外す場合も、大きな仕切り部材7を取り付け、取り外す場合と同様に行うことができる。中位の仕切り部材8についても、大きな仕切り部材7と同様に、その引掛け部25は前壁部12と後壁部14の係合部23に係合するので、収納部材1から収納物を取り出す際に、中位の仕切り部材8が一緒に上方に取り外されるようなことが防止できる。
小さな仕切り部材9は、図1(b)に示すように、収納部本体6の長手方向に向けて配置し、大きな仕切り部材7と中位の仕切り部材8との間に取り付けられる。このように小さな仕切り部材9を取り付ける場合は、小さな仕切り部材9の一方の引掛け部25を大きな仕切り部材7の開口部48の下縁部49に引掛け、他方の引掛け部25を中位の仕切り部材8の上端部56に引掛ける。
そして、小さな仕切り部材9を下方に押し込んでいくと、図5(b)に示すように、一方の引掛け部25の鈎部26は、仕切り部材の開口部48の下方の仕切り壁係合部57に係合し、また他方の引掛け部25の鈎部26は中位の仕切り部材8の上端部56の下方の仕切り壁係合部57に係合する。
これによって、小さな仕切り部材9は、大きな仕切り部材7と中位の仕切り部材8との間の収納空間3を分割することができ、そして、収納物の取り出しとともに取り出されるようなことなく、安定した状態で取り付けられる。
小さな仕切り部材9の一方の引掛け部25を、図6(c)に示すように、側壁部15の上端部16に引掛けて、鈎部26を側壁部15の係合部30に係合させることで、図1(a)に示すように、収納空間3の一部を前後に仕切ることが可能である。
なお、図1(a)では、小さな仕切り部材9の他方の引掛け部25を、大きな仕切り部材7または中位の仕切り部材8に引掛けることなくフリーな状態としているが、大きな仕切り部材7または中位の仕切り部材8に引掛ける構成とすれば、より安定した状態に取り付けることができる。
以上、大きな仕切り部材7、中位の仕切り部材8および小さな仕切り部材9の収納本体への取り付け、取り外しについて説明したが、これらの仕切り部材7、8、9をそれぞれ取り付ける枚数、取り付けの配置等は、収納物の形状、使用者のニーズ等に応じて自由に設定可能であり、必要に応じて仕切り部材を取り外して再び取り付けることで変更可能である。本明細書では係合部23、仕切り壁係合部57が幅方向で略全域に形成されている実施例を示したが、これに限らず幅方向において部分的に形成されるのでもよい。
大きな仕切り部材7および中位の仕切り部材8は、それぞれその引掛け部25が、前壁部12の上端部20および後壁部14の上端部21にスライド可能に取り付けられているので、図1(a)の矢印に示すように仕切り部材を移動して、仕切り位置ないし収納空間3の分割状態を連続的に調整することが可能である。引掛け部25が係合部23、30と係合するので収納物の影響を受けず安定して仕切り部材7、8が保持される。
同様に、中位の仕切り部材8および小さな仕切り部材9は、それぞれその引掛け部25が、大きな仕切り部材7の開口部48の下縁部49、または他の中位の仕切り部材8の上端部56若しくは側壁部15の上端部16に、スライド可能に取り付けられているので、それらの上端部に沿って仕切り部材を移動して、仕切り位置ないし収納空間3の分割状態を連続的に調整することが可能である。引掛け部25が係合部30、57と係合するので収納物の影響を受けず安定して仕切り部材8、9が保持される。
また、中位の仕切り部材8の上端部56の近傍にも仕切り壁係合部57を設けたので、中位の仕切り部材8に対して、大きな仕切り部材7、中位の仕切り部材8又は小さな仕切り部材9を直交するように配置し、その引っ掛け部25を仕切り壁係合部57に引っ掛けて取り付けることができる。これによって、収納空間3を前後に分割することができるので、収納部本体6に複数の仕切り部材7、8、9を適宜組み合せれば、所望のとおりに分割された収納部を得ることができる。
大きな仕切り部材7の上端部45には凹部が形成されているので、フライパンやレードル(おたま)類のような収納物の柄を上端部45にかけた際に、柄が横方向にずれ落ちるようなことが防止できる。
大きな仕切り部材7および中位の仕切り部材8が収納部本体6に取り付けられた状態で、大きな仕切り部材7の開口部48の下縁部49と中位の仕切り部材8の上端部は、同一高さになるようにすれば、小さな仕切り部材9を、その両側の引掛け部25を大きな仕切り部材7の開口部48の下縁部49と中位の仕切り部材8の上端部56に引掛けて取り付けると、小さな仕切り部材9は、その上端部が傾斜するようなことなく水平に取り付けられる。
また、上記のとおり、大きな仕切り部材7の開口部48の下縁部49と中位の仕切り部材8の上端部56を同一高さになるようし、さらに、これらの高さを収納部本体6の前壁部12の上端部20、後壁部14の上端部21および左右両側壁部15の上端部16と同一高さとすれば、それぞれの上端部の高さに凸凹がなく見栄えがよい。しかも仕切り壁係合部75に中位の仕切り部材8や小さい仕切り部材9を取り付けて使用できるため、使い勝手がよい。
引出しキャビネットの内部に、上記構成の収納部材を1を取り付けることにより、引出しキャビネットの引出し2内における収納部の整理がし易くなる。小さな収納物が引出し2の開け閉めに伴って散乱するようなことが抑制できる。
大きな仕切り部材7、中位の仕切り部材8および小さな仕切り部材9は、それぞれ正面側、裏面側および側面側のいずれから見ても左右対称に形成されているので、これらの仕切り部材の正面部と裏面部を区別することなく、また両側面部を互いに区別することなく、収納部本体6に取り付けることが可能である。
例えば、図1(b)に示すように、小さな仕切り部材9を大きな仕切り部材7または中位の仕切り部材8に対して直交して取り付ける際に、大きな仕切り部材7または中位の仕切り部材8の正面側および裏面側のいずれにでも取り付けることが可能となる。
以上、本発明に係る収納部材および該収納部材を備えた引出しキャビネットを実施するための最良の形態を実施例に基づいて説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内でいろいろな実施例があることは言うまでもない。
本発明に係る収納部材および該収納部材を備えた引出しキャビネットは上記のような構成であるから、キッチンの引出しキャビネットだけでなく、各種の引出し内に取り付ける収納部材、或いは引出しと関係なく収納具自体として使用する収納部材としても適用可能である。
1 収納部材
2 引出しキャビネットの引出し
3 収納空間
6 収納部本体
7 大きな仕切り部材
8 中位の仕切り部材
9 小さな仕切り部材
12 前壁部
13 底壁部
14 後壁部
15 左右の側壁部
16 側壁部の上端部
18 引出しの前板(扉)
19 前板(扉)の裏面
20 前壁部の上端部
21 後壁部の上端部
23 後壁部の係合部
24 前壁部と後壁部の外面
25 引掛け部
26 鈎部
27 係合段部
28 鈎部の曲面部
29 指掛け部
30 側壁部の係合部
31 大きな仕切り部材の仕切り壁部
32 中位の仕切り部材の仕切り壁部
33 小さな仕切り部材の仕切り壁部
36 大きな仕切り部材の仕切り壁部の側面部
37 中位の仕切り部材の仕切り壁部の側面部
38 小さな仕切り部材の仕切り壁部の側面部
43 大きな仕切り部材の仕切り壁部の下半部
44 大きな仕切り部材の仕切り壁部の上半部
45 上半部の上端部
48 開口部
49 開口部の下縁部
50 大きな仕切り部材の仕切り壁部の正面部
51 大きな仕切り部材の仕切り壁部の裏面部
52 開口部の下縁部の角部
56 中位の仕切り部材の上端部
57 仕切り壁係合部
58 仕切り壁係合部の上縁
60 中位の仕切り部材の上端部の角部
61 中位の仕切り部材の正面部
62 中位の仕切り部材の裏面部

Claims (5)

  1. 引出し内に取り付けられて使用される収納部材であって、
    物品を収容する空間を形成する収納部本体と、
    前記空間を複数の小空間に分割するための仕切り部材と、を備え、
    前記仕切り部材は、空間を実質的に分割する仕切り壁部と、前記仕切り壁部の両側面部に形成され、該仕切り部材を前記収納部本体にスライド可能な状態で取り付けるための引掛け部と、を含み、
    前記収納部本体の壁部の上端部近傍には、前記引掛け部が係合するための係合部が形成されており、
    前記仕切り部材の高さ寸法が前記収納部本体よりも高く設定され、かつ前記仕切り壁部の上端部が正面視で凹状に形成されていることを特徴とする収納部材。
  2. 前記仕切り壁部には開口部が形成され、かつ前記開口部の下縁部の高さ位置は前記収納部本体の前記壁部の上端部と同一高さとされていることを特徴とする請求項1に記載の収納部材。
  3. 前記仕切り壁部の前記開口部の下方に仕切り壁係合部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の収納部材。
  4. 前記収納部本体に複数の前記仕切り部材どうしを組み合せて取り付け可能なように、前記仕切り壁部の上端部近傍には仕切り壁係合部をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の収納部材。
  5. 内部に収納部材が取り付けられた引出しキャビネットであって、前記収納部材として請求項1から4のいずれかに記載の収納部材が用いられていることを特徴とする引出しキャビネット。
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