JP4363876B2 - 縦形ポケットを備えた厨房家具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、厨房家具の中段に設けた深い引き出しの前板背面に脱着自在な縦形ポケットを設けるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の厨房家具では、一部について上から下まで引き出しとするものの、天板下方の収納スペースは前面扉を設けることにより広く使えるようにしていた。
しかし、厨房家具の奥行は65cm程度あるので、収納スペースの奥は視認し難くしかも、低い姿勢でないと手が入り難いので、収納物の出し入れが面倒で、しかも奥の収納物が隠れがちとなるので使い勝手が悪かった。
そこで、最近では収納物の出し入れなどの取り扱いの便宜に配慮して、厨房家具の天板の下方の収納空間を、複数のキャビネットを並列させ或いは仕切板で分割して、夫々に複数段の引き出しとしている。
厨房家具の収納部には大型の調理器具や背の高い器具などを納めることになるので、下段或いは中段には深い引き出しを配置するようにしている。
【0003】
一般的には、深い引き出しの奥には使用頻度の低い調理器具を、中央には頻度のやや低い缶詰、瓶詰などの長期保管の可能な食品を収納し、前板の裏側の手前は少し引くだけですむので、使用頻度の高いものを置くようにするのが使い勝手が良好になるといえる。
【0004】
最近では、台輪などを床に置くことで、デッドスペースとなっていた蹴込の後ろまで収納部とすべく最も下段の引き出しの前板を下部を凹ませた変形のZ形とし収納スペースを広げた厨房家具が提供されている。(図4参照)
このような構成の引き出しであれば、引き出しの前板の背面に段部が構成され、ここを収納部とすることができるが、背の高い収納物を整然と置くことはできなかった。
【0005】
すなわち、従来は縦長の包丁、しゃもじ、菜箸、オタマなどは、開き扉の裏面にプラスチックの成形品からなる収納手段を取り付け収納したり、或いは、有底筒体を、開き扉内の収納スペースにおいて長尺変形のしゃもじ、菜箸、オタマなどを立てて置くようにしていた。
しかし、殆ど全ての収納スペースを引き出しとすると、可動スペースとなるので、安定して上記の収納物を保管するには適さないことになっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来の課題を解決するためになされたもので、厨房家具の天板の下部の収納部を引き出しを多用したことにより、実質的な収納スペースは広くなったものの、背の高い収納物を整然と使い勝手が良く収納するのに適切ではないことに対応して改善したのである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、請求項1の発明の要旨とするのは、引き出し付ベースキャビネットを備えた厨房家具において、深い引き出しの前板の背面に脱着自在な縦形ポケットを設けるようにしたものであって、引き出しの側面には側板及びガードパイプを備えるようにし、ガードパイプに仕切パイプを渡架し、縦形ポケットは、アルミニウム板を溝型に屈曲して前板、底板、後板からなるアルミケースの側端にプラスチック製の側板を嵌め込むようにしてなり、側板には一体に仕切パイプへの掛止片を設けるようにしたことを特徴とするものである。
【0008】
請求項2の発明の要旨とするのは、縦形ポケットに仕切板を配置するようにしたことを特徴とするものである。
請求項3の発明の要旨とするのは、縦形ポケットを引き出し収納部の幅員一杯に形成したことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を示した図1乃至図4に基づき、本発明の構成についてさらに詳細に説明する。
図1はこの発明に係る厨房家具の縦形ポケットの使用状態の要部斜視図であり、図2は縦形ポケットの斜視図、図3は分解斜視図、図4は縦形ポケットの側板の正面図a、背面図b、要部断面図cである。
本発明に係る縦形ポケットを備えた厨房家具は、図5に示すような厨房家具の収納部の殆ど全てが引き出しとした構造の場合に好適であるが、この厨房家具に限定されず、比較的深い引き出しを備えた厨房家具であれば足りる。
また、図5のように蹴込の奥まで収納スペースとした最下段の引き出しとしたものに限定されず、従来一般的な台輪を備えた厨房家具であってもよい。
さらに、縦形ポケットを配置するのは、台輪内を引き出しとするものでは、その上部の深い引き出しに設けるようにする。
いずれにしても引き出し付ベースキャビネットを備えた厨房家具とは、単体ととして流し台、コンロ台及び流し台を天板に設けた複合調理家具、システムキッチンの構成部材として大型の長尺、或いはL形の天板を備えた複合調理家具の一構成要素としても良い。
【0010】
縦形ポケット1を備えた引き出し50は、前板51が平面状で高く、深いもので、側面には一対の側板52、52及び側板52、52上で前板51と図示しない向板に渡し固定する一乃至複数のガードパイプ53を備えるようにしたものである。また、両側のガードパイプ53、53には内部を前後に分けるための仕切パイプ54を渡架してある。引き出し50は手前側の底板よりの収納スペースは少なくとも30cmを越えることが望ましい。
【0011】
この仕切パイプ54を引き出し50の前板51の背面に近接して取り付けるようにし、縦形ポケット1を仕切パイプ54に脱着自在に掛け止めるようにしている。
図示しないが仕切パイプ54をもう一本中央部分に渡すようにして、引き出し50内を三分するようにすることが好ましい。
【0012】
縦形ポケット1は、上方を開口した箱形をなし、両側上端より仕切パイプ54に被さる掛止片2を設けるようにしてなるものである。
この縦形ポケット1は図2乃至図4図に詳細に提示するように、アルミニウム板を溝型に屈曲して前板11、底板12、後板13からなるアルミケース14を形成し、このアルミケース14の両側端にプラスチック製の側板15、15を嵌め込むようにして構成するものである。
側板15、15には片面の三方縁に対峙平行する突条15a、15aで凹溝15bを形成し、かつ上端には掛止片2を一体に設けるようにしてある。
突条15aには凹溝15bをせばめる突起15c、15cを設けて、アルミケース14を嵌めたときに挟み込むようにしてある。(図4a乃至図4c)
3は、この縦形ポケット1を左右方向に内部を区画するプラスチック製の仕切板であり、アルミケース14の内面に内接し、上端にはアルミケース14の前板11、後板13の上端部への挟持片31を備えるようにしてある。
【0013】
アルミケース14と側板15、15により縦形ポケット1を構成したのは、取り外し自在とするに引き出し5の幅員が機種により様々で、アルミケース14を複数用意すれば側板15、15を共通にして製作可能だからである。
【0014】
図2の縦形ポケット1では、二対のガードパイプ53、53の下段のガードパイプ53に掛止片2を掛ける構成としているが、縦形ポケット1を深くして上段のガードパイプ53に掛けるようにしてもよい。
また、縦形ポケット1の左右方向の幅を短くして、ガードパイプ53、仕切パイプ54及び前板51で画成される収納スペースが生まれるものとしてあるが、仕切パイプ54と前板51の間を全て満たす大きさとしてもよい。このように縦形ポケット1を引き出し50内の収納部の幅員一杯とすれば、引き出し50内の手前側が有効に使えることになる。
縦形ポケット1の両側が引き出し50の側板52に近接して沿うように構成されるのであれば、図示しないが側板52に掛ける掛止片を縦形ポケット1の側板15に設けるようにしてもよい。
【0015】
【発明の効果】
この発明は以上のような構成からなるものであり、請求項1に記載の発明では、厨房家具の深い引き出しの前板の背面に脱着自在な縦形ポケットを設けるようにしたので、使用頻度が高かったり、長尺でしかも自立しない、しゃもじ、オタマ、菜箸などを収納して置くのに好適といえる。勿論これらに限らず、キッチンペーパーや包装用ラップを箱ごと立てて収納したりすることもできる。脱着自在としたので、縦形ポケットを取り外して清掃することも容易となる。
【0016】
また、引き出しの側面に、側板及びガードパイプを備えるようにし、両側のガードパイプに渡架する仕切パイプに縦形ポケットを掛け止めるようにしたもので、引き出しに被掛止部を形成するなど格別の細工を施すことなく縦形ポケットを付設することができる。
加えて、アルミケースと側板により縦形ポケットを構成したので、側板を共通にして大きさの異なる縦形ポケットが製作可能となる。
【0017】
請求項2の発明では、縦形ポケットに仕切板を配置するようにしたので、収納物が倒れることなく整然としまうことができることになる。
請求項3の発明では、縦形ポケットを引き出し収納部の幅員一杯に形成したもので、仕切パイプと引き出しの前板の間を有効に使えることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る厨房家具の縦形収納ポケットの使用状態の斜視図である。
【図2】 縦形収納ポケットの斜視図である。
【図3】 縦形収納ポケットの分解斜視図である。
【図4】 縦形収納ポケットの側面図である。
【図5】 従来の厨房家具の斜視図である。
【符号の説明】
1 縦形ポケット
11 前板
12 底板
13 後板
14 アルミケース
15 側板
15a 突条
15b 凹溝
15c 突起
2 掛止片
50 引き出し
51 前板
52 側板
53 ガードパイプ
54 仕切パイプ
Claims (3)
- 引き出し付ベースキャビネットを備えた厨房家具において、深い引き出しの前板の背面に脱着自在な縦形ポケットを設けるようにしたものであって、引き出しの側面には側板及びガードパイプを備えるようにし、ガードパイプに仕切パイプを渡架し、縦形ポケットは、アルミニウム板を溝型に屈曲して前板、底板、後板からなるアルミケースの側端にプラスチック製の側板を嵌め込むようにしてなり、側板には一体に仕切パイプへの掛止片を設けるようにしたことを特徴とする縦形ポケットを備えた厨房家具。
- 請求項1記載の厨房家具において、縦形ポケットに仕切板を配置するようにしたことを特徴とする縦形ポケットを備えた厨房家具。
- 縦形ポケットを引き出し収納部の幅員一杯に形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の縦形ポケットを備えた厨房家具。
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