JP2021032380A - ディスクブレーキ - Google Patents

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Abstract

【課題】ライニングの偏摩耗を抑制することが可能となるディスクブレーキを提供する。【解決手段】ブレーキパッド25のライニング52は、ディスク回転方向中間部に設けられてディスクロータに接触する接触面部66と、ディスク回転方向両端部に設けられてディスクロータから逃げるチャンファ面部67と、を有し、両側のチャンファ面部67のそれぞれと接触面部66との境界線75のディスク半径方向内側の端点76の近傍であって、端点76よりもディスク回転方向内側の位置と、ピストン90の裏板51側の端面100のディスク軸方向の接触面部66への投影面よりも投影面の径方向の内側の位置と、を通る円弧形状の円弧溝81が形成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、ディスクブレーキに関する。
ブレーキパッドのライニングに円弧状の溝を形成したものがある(例えば、特許文献1,2参照)。
特表2018−537635号公報 実開昭61−124731号公報
ディスクブレーキにおいては、ブレーキパッドの偏摩耗を抑制することが望まれている。
本発明の目的は、ブレーキパッドの偏摩耗を抑制することが可能なディスクブレーキを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、ブレーキパッドのライニングが、ディスク回転方向中間部に設けられてディスクロータに接触する接触面部と、ディスク回転方向両端部に設けられて前記ディスクロータから逃げるチャンファ面部と、を有し、両側の前記チャンファ面部のそれぞれと前記接触面部との境界線のディスク半径方向内側の端点の近傍であって、該端点よりもディスク回転方向内側の位置と、前記ピストンの前記裏板側の端面のディスク軸方向の前記接触面部への投影面よりも該投影面の径方向の内側の位置と、を通る円弧形状の円弧溝が形成されている、構成とした。
本発明によれば、ブレーキパッドの偏摩耗を抑制することが可能となる。
第1実施形態のディスクブレーキを示す斜視図。 第1実施形態のディスクブレーキのキャリアを示す斜視図。 第1実施形態のディスクブレーキのインナ側のブレーキパッドを示す正面図。 第1実施形態のディスクブレーキのインナ側のブレーキパッドを示すディスク半径方向内側から見た図。 第2実施形態のディスクブレーキのインナ側のブレーキパッドを示す正面図。
[第1実施形態]
第1実施形態を図1〜図4を参照して以下に説明する。図1に示す第1実施形態のディスクブレーキ10は、自動車等の車両用であって車両に制動力を付与するものであり、具体的には四輪自動車の前輪制動用のものである。ディスクブレーキ10は、図示略の車輪と共に回転する円板状のディスクロータ11の回転を止めることで車両を制動する。
図1に示すように、ディスクブレーキ10は、キャリア21と、キャリパ22と、一対のブレーキパッド25,26とを備えている。キャリア21は、ディスクロータ11を跨ぐ状態で車両の非回転部に取り付けられる。一対のブレーキパッド25,26は、ディスクロータ11の軸線方向における両側に配置されてキャリア21にディスクロータ11の軸線方向に移動可能となるように支持されている。キャリパ22は、キャリア21にディスクロータ11の軸線方向に移動可能となるように支持されて一対のブレーキパッド25,26をそれぞれのディスクロータ11とは反対側からディスクロータ11の方向に押圧する。
以下、ディスクロータ11の中心軸線の延びる方向をディスク軸線方向、ディスクロータ11の半径方向をディスク半径方向、ディスクロータ11の周方向つまり回転方向をディスク回転方向と称す。また、ディスク半径方向におけるディスクロータ11の中心側をディスク半径方向内側、ディスク半径方向におけるディスクロータ11の中心とは反対側をディスク半径方向外側と称す。さらに、ディスク回転方向における中央側をディスク回転方向内側、ディスク回転方向における中央とは反対側をディスク回転方向外側と称す。また、ディスク軸線とキャリパ22のディスク回転方向の中央とを通ってディスク半径方向に沿う線を半径方向基準線と称す。この半径方向基準線はディスク軸線に直交する。また、車両の車幅方向外側をアウタ側と称し、車幅方向内側をインナ側と称す。
キャリア21は、図2に示すように、メインビーム31と、一対のインナ側壁部32と、一対の案内部33と、一対のアウタ側壁部36と、アウタビーム37とを有している。キャリア21は、ディスク回転方向の中央を基準とする鏡面対称の形状となっており、鋳造により一体成形されている。
メインビーム31は、ディスク回転方向に延びるように配置されることになり、ディスク回転方向両側に、それぞれ取付穴41を有する一対の取付ボス部42が設けられている。メインビーム31は、ディスクロータ11に対しインナ側に配置されることになり、一対の取付ボス部42において車両の非回転部分に取り付けられる。
一対のインナ側壁部32は、一方のインナ側壁部32が、メインビーム31のディスク回転方向一側の端部からディスク半径方向外側に延出している。また、一対のインナ側壁部32は、他方のインナ側壁部32が、メインビーム31のディスク回転方向他側の端部からディスク半径方向外側に延出している。一対のインナ側壁部32は、メインビーム31と同様、ディスクロータ11に対しインナ側に配置される。
一対の案内部33は、一方の案内部33が、ディスク回転方向一側のインナ側壁部32のディスク半径方向外側の端部から、ディスク軸線方向にディスクロータ11の外周側を跨いでアウタ側に延出している。また、一対の案内部33は、他方の案内部33が、ディスク回転方向他側のインナ側壁部32のディスク半径方向外側の端部から、ディスク軸線方向にディスクロータ11の外周側を跨いでアウタ側に延出している。よって、一対の案内部33は、キャリア21のディスク回転方向における両端位置にディスクロータ11のディスク半径方向外側をディスク軸線方向に越えるように配置されている。
以上を言い換えれば、一対のインナ側壁部32は、一方のインナ側壁部32が、ディスク回転方向一側の案内部33のディスク軸線方向のインナ側の端部からディスク半径方向内側に延出している。一対のインナ側壁部32は、他方のインナ側壁部32が、ディスク回転方向他側の案内部33のディスク軸線方向のインナ側の端部からディスク半径方向内側に延出している。メインビーム31は、ディスクロータ11に対しインナ側に配置される一対のインナ側壁部32の延出先端部同士(ディスク半径方向内側の端部同士)を連結させてディスク回転方向に延在している。
一方の案内部33と、他方の案内部33とには、それぞれ、ディスク軸線方向に沿って延びるピン挿入穴43が形成されている。これら一対のピン挿入穴43は、それぞれ、案内部33のディスク軸線方向のインナ側の端面から、案内部33内の途中位置まで形成されている。
キャリア21には、一対のピン挿入穴43に、図1に示すキャリパ22のディスク回転方向両側の一対(図1において一方のみ図示)のスライドピン45が摺動可能に嵌合する。これにより、キャリア21は、その一対の案内部33において、キャリパ22をディスク軸線方向に摺動可能に支持する。言い換えれば、キャリパ22は、ディスク回転方向両側に設けられた一対のスライドピン45が、それぞれ、キャリア21の対応するピン挿入穴43に摺動可能に嵌合されることになる。これにより、キャリパ22は、キャリア21に、ディスク軸線方向に変位可能に設けられている。
一対のアウタ側壁部36は、図2に示すように、一方のアウタ側壁部36が、ディスク回転方向一側の案内部33のディスク軸線方向のインナ側壁部32とは反対側すなわちアウタ側の端部からディスク半径方向内側に延出している。一対のアウタ側壁部36は、他方のアウタ側壁部36が、ディスク回転方向他側の案内部33のディスク軸線方向のアウタ側の端部からディスク半径方向内側に延出している。一対のアウタ側壁部36は、ディスクロータ11に対しアウタ側に配置される。
アウタビーム37は、ディスク回転方向に延びて一対のアウタ側壁部36のディスク半径方向内側の端部同士を連結している。アウタビーム37は、一対のアウタ側壁部36と同様、ディスクロータ11に対しアウタ側に配置される。
一対のインナ側壁部32および一対のアウタ側壁部36には、同様の凹形状のパッド支持部48がそれぞれ形成されている。
すなわち、一方のインナ側壁部32には、そのディスク回転方向内側の面からディスク回転方向外側に向かって凹む形状のパッド支持部48が形成されており、他方のインナ側壁部32にも、そのディスク回転方向内側の面からディスク回転方向外側に向かって凹む形状のパッド支持部48が形成されている。よって、一対のインナ側壁部32には、相互対向側に、ディスク回転方向に沿って互いに離れる方向に凹む凹状のパッド支持部48が形成されている。一対のインナ側壁部32に設けられた一対のパッド支持部48に、インナ側のブレーキパッド25がディスク回転方向の両端部を入り込ませて支持される。言い換えれば、一対のインナ側壁部32の一対のパッド支持部48は、インナ側のブレーキパッド25をディスク軸線方向に移動可能となるように入れ子状に支持する。
また、一方のアウタ側壁部36には、そのディスク回転方向内側の面からディスク回転方向外側に向かって凹む形状のパッド支持部48が形成されており、他方のディスク回転方向他側のアウタ側壁部36にも、そのディスク回転方向内側の面からディスク回転方向外側に向かって凹む形状の図示略のパッド支持部が形成されている。よって、一対のアウタ側壁部36には、相互対向側に、ディスク回転方向に沿って互いに離れる方向に凹む凹状のパッド支持部48および図示略のパッド支持部が形成されている。一対のアウタ側壁部36に設けられた一対のパッド支持部48および図示略のパッド支持部に、アウタ側のブレーキパッド26がディスク回転方向の両端部を入り込ませて支持される。言い換えれば、一対のアウタ側壁部36の一対のパッド支持部48および図示略のパッド支持部も、アウタ側のブレーキパッド26をディスク軸線方向に移動可能となるように入れ子状に支持する。
図3および図4に示すように、インナ側のブレーキパッド25は、金属製の裏板51と、裏板51の厚さ方向の一方の面に形成された摩擦材からなるライニング52とを有している。裏板51は、ライニング52が貼着される主板部55と、主板部55の長手方向の両端部から主板部55の長手方向に沿って外側に突出する一対の凸状部56とを有している。主板部55は、ライニング52が貼着される厚さ方向一側の貼着面部61と、図4に示すように貼着面部61とは反対側の背面部62とを有しており、貼着面部61と背面部62とは互いに平行に広がる平面状をなしている。
インナ側のブレーキパッド25は、裏板51のアウタ側にライニング52が配置される向きで、裏板51の一方の凸状部56が、図2に示す一方のインナ側壁部32のパッド支持部48内に配置され、裏板51の他方の凸状部56が、他方のインナ側壁部32のパッド支持部48内に配置される。これにより、インナ側のブレーキパッド25は、キャリア21に、ディスク半径方向およびディスク回転方向の移動が規制された状態で、ディスク軸方向に移動可能に支持される。インナ側のブレーキパッド25は、このようにキャリア21に支持された状態で、裏板51の一対の凸状部56がディスク回転方向の両外側に配置され、裏板51の主板部55およびライニング52が、一対の凸状部56よりもディスク回転方向の内側に配置される。また、裏板51の主板部55およびライニング52はディスク回転方向に延びる形状となる。
以下、インナ側のブレーキパッド25を、このようにキャリア21に支持され、主板部55の貼着面部61と背面部62とがディスク軸線に対して直交して広がる非制動時の基本状態をもって説明する。この基本状態にあるインナ側のブレーキパッド25は、その厚さ方向がディスク軸線方向に一致する。
インナ側のブレーキパッド25は、ディスク回転方向の中央を基準とする鏡面対称の形状となっている。よって、ライニング52も、ディスク回転方向の中央を基準とする鏡面対称の形状となっている。
ライニング52は、ブレーキパッド25の厚さ方向において裏板51とは反対側に向く表面が、ディスクロータ11に対向するロータ対向面65となる。ロータ対向面65は、ディスク回転方向中間部に設けられる接触面部66と、接触面部66よりもディスク回転方向両側であってロータ対向面65におけるディスク回転方向両端部に設けられるチャンファ面部67と、ディスク回転方向中央部に設けられる凹面部68とを有している。
接触面部66は、平面状であり、主板部55の貼着面部61と平行に広がっている。言い換えれば、接触面部66はディスク軸線に直交して広がっている。
凹面部68は接触面部66よりもブレーキパッド25の厚さ方向における裏板51側に凹んでおり、半径方向基準線に沿って延びてライニング52をディスク半径方向に横断している。凹面部68は、湾曲面であり、半径方向基準線に沿って延びる円筒面の半分の形状をなしている。凹面部68は、ディスク半径方向の位置によらずディスク回転方向の幅が一定である。凹面部68は、全体が貼着面部61よりも接触面部66側に形成されている。凹面部68は、ディスク回転方向両側の接触面部66との境界線71が、それぞれ、ディスク半径方向に沿っており、半径方向基準線と平行になっている。
一対のチャンファ面部67は、いずれも平面状であり、接触面部66のディスク回転方向外側の両端縁部からディスク回転方向外側に、ディスク回転方向外側ほどディスク軸線方向において裏板51に近づくように同等の角度で傾斜している。一対のチャンファ面部67は、全体が貼着面部61よりも接触面部66側に形成されている。両側の一対のチャンファ面部67のそれぞれと接触面部66との境界線75は、ディスク半径方向に沿っており、半径方向基準線と平行になっている。
ロータ対向面65は、両側のチャンファ面部67のそれぞれと接触面部66との境界線75のディスク半径方向内側の端点76同士を結ぶ円弧形状の一本の円弧溝81を有している。円弧溝81はディスク半径方向外方に向けて凸状をなすように湾曲している。円弧溝81は、接触面部66から接触面部66に垂直に裏板51側に凹んでおり、その径方向における幅が周方向の位置によらず一定となっている。また、円弧溝81は、全体が貼着面部61よりも接触面部66側に形成されており、接触面部66からの深さが凹面部68よりも深くなっている。よって、円弧溝81は、接触面部66および凹面部68をディスク回転方向に横断するように形成されている。円弧溝81は、全長にわたって一定の曲率の円弧状をなしており、全長にわたって接触面部66からの深さが一定となっている。このため、円弧溝81は、切削加工による形成が容易となっている。
ロータ対向面65に凹面部68と円弧溝81とが形成されることにより、接触面部66は、ディスク半径方向外側の一対の領域部85と、ディスク半径方向内側の一対の領域部86との4つの領域に分割されている。
インナ側のブレーキパッド25は、裏板51およびライニング52のうちの裏板51がディスク軸線方向におけるディスクロータ11とは反対側に配置され、ライニング52がディスク軸線方向におけるディスクロータ11側に配置されて、裏板51の一対の凸状部56において、一対のインナ側壁部32に設けられた一対の凹状のパッド支持部48に支持される。
図1に示すアウタ側のブレーキパッド26も、インナ側のブレーキパッド25と略同様の構造であって、インナ側のブレーキパッド25と同形状の裏板51と図示略のライニングとを有している。アウタ側のブレーキパッド26も、裏板51および図示略のライニングのうちの裏板51がディスク軸線方向におけるディスクロータ11とは反対側に配置され、図示略のライニングがディスク軸線方向におけるディスクロータ11側に配置されて、裏板51のディスク回転方向両端の一対の凸状部において、図2に示す一対のアウタ側壁部36に設けられた一対の凹状のパッド支持部48および図示略のパッド支持部に支持される。
以上により、キャリア21は、ディスク回転方向における両端位置にディスクロータ11を越えるように配置されてキャリパ22の移動を案内する一対の案内部33と、一対の案内部33のディスク軸線方向の各端部からディスク半径方向内方に延出すると共にそれぞれのディスク回転方向内側の位置にブレーキパッド25,26を支持するパッド支持部48が形成される一対のインナ側壁部32および一対のアウタ側壁部36と、ディスクロータ11に対しインナ側に配置されるインナ側壁部32の延出先端部同士を連結させてディスク回転方向に延在するメインビーム31と、ディスクロータ11に対しアウタ側に配置されるアウタ側壁部36の延出先端部同士を連結させてディスク回転方向に延在するアウタビーム37とを有している。
図1に示すように、キャリパ22は、ディスク回転方向の中央を基準とする略鏡面対称の形状となっている。キャリパ22は、キャリパボディ91と、図3に破線で示す一対のピストン90とを備えている。
キャリパボディ91は、鋳造により一体成形されており、ディスクロータ11に対しディスク軸線方向のインナ側に配置されるシリンダ92と、シリンダ92のディスク半径方向外側の端部からディスクロータ11の外周を跨ぐようにディスク軸線方向に沿ってアウタ側に延出するブリッジ部93と、ブリッジ部93のシリンダ92とは反対側からディスク半径方向内側に延出してディスクロータ11に対しディスク軸線方向のアウタ側に配置される押圧爪94と、シリンダ92からディスク回転方向の両外側に延出する一対のピン取付部95とを有している。
キャリパボディ91は、一対のピン取付部95にそれぞれスライドピン45(図1において一方のみ図示)が取り付けられている。キャリア21の図2に示す一対のピン挿入穴43に、図1に示すキャリパ22のディスク回転方向両側の一対のスライドピン45が摺動可能に嵌合する。
シリンダ92は、ディスクロータ11にインナ側から対向して配置されており、シリンダ92には、ディスク軸線方向に摺動可能となるようにピストン90が設けられている。ピストン90もディスクロータ11にインナ側から対向して配置される。押圧爪94は、ディスクロータ11にアウタ側から対向して配置されている。シリンダ92には、ピストン90が複数、具体的には2つ設けられている。これらのピストン90は、同形状であり、ディスク軸線方向およびディスク半径方向の位置を合わせ、ディスク回転方向の位置をずらしている。言い換えれば、シリンダ92には、2つのピストン90がディスク回転方向に並んで設けられている。
インナ側のブレーキパッド25は、シリンダ92および一対のピストン90と、ディスクロータ11との間に配置されており、アウタ側のブレーキパッド26は、押圧爪94とディスクロータ11との間に配置されている。
ディスクブレーキ10には、図示略のブレーキ配管を介して、キャリパ22のシリンダ92内にブレーキ液が導入される。すると、シリンダ92に設けられた2つのピストン90にブレーキ液圧が作用する。その結果、両方のピストン90が、ディスクロータ11側に前進し、これらピストン90とディスクロータ11との間に配置されたインナ側のブレーキパッド25の裏板51をディスクロータ11に向かって押圧する。これにより、インナ側のブレーキパッド25が移動してライニング52をディスクロータ11に接触させる。
また、この押圧の反力で、キャリパボディ91がキャリア21に対しスライドピン45をスライドさせてディスク軸線方向に移動し、押圧爪94が、押圧爪94とディスクロータ11との間に配置されたアウタ側のブレーキパッド26の裏板51をディスクロータ11に向かって押圧する。これにより、アウタ側のブレーキパッド26がライニングをディスクロータ11に接触させる。
このようにして、キャリパ22は、複数のピストン90の作動により、これらピストン90と押圧爪94とで一対のブレーキパッド25,26をディスク軸線方向のディスクロータ11とは反対側から挟持して一対のブレーキパッド25,26をディスクロータ11の両面に押圧する。その結果、キャリパ22は、ディスクロータ11に摩擦抵抗を付与して、制動力を発生させる。キャリパ22は、フィスト型キャリパである。
ここで、インナ側のブレーキパッド25は、ディスク回転方向中間部に設けられた接触面部66においてディスクロータ11に接触することになり、ディスク回転方向両端部に設けられた一対のチャンファ面部67はディスクロータ11からディスク軸線方向に逃げるように傾斜することになる。
ピストン90は、有底円筒状であり、開口側をディスク軸線方向のディスクロータ11側に向けてシリンダ92に支持される。図3に示す破線は、ピストン90のディスク軸線方向におけるディスクロータ11側の端面100、言い換えればピストン90のディスク軸線方向におけるブレーキパッド25の裏板51側の端面100をディスク軸線方向に投影して示している。端面100の外周縁部101と端面100の内周縁部102とは、中心を一致させる同心状に配置されている。
インナ側のブレーキパッド25の円弧溝81は、一対のピストン90およびブレーキパッド25のチャンファ面部67のジオメトリによって決定される円弧形状をなしている。円弧溝81は、両側のチャンファ面部67のそれぞれと接触面部66との境界線75のディスク半径方向内側の端点76と、両側の端点76の近傍であって、これらの端点76のそれぞれよりもディスク回転方向内側の位置と、一対のピストン90の端面100のディスク軸方向の接触面部66への投影面よりもこの投影面の径方向の内側の位置とを通る円弧形状をなしている。
円弧溝81は、ピストン90の端面100のディスク軸方向の接触面部66への投影面の中心を通っている。また、円弧溝81は、ライニング52のディスク回転方向中央の位置105が、ピストン90の端面100のディスク軸方向の接触面部66への投影面の径方向の中心よりも半径方向基準線の延在方向におけるディスクロータ11の中心とは反対側を通っている。さらに、円弧溝81は、ピストン90の端面100のディスク軸方向の接触面部66への投影面とのディスク回転方向外側の交差位置106が、この投影面の径方向の中心よりも半径方向基準線の延在方向におけるディスクロータ11の中心側にある。また、円弧溝81は、この投影面とのディスク回転方向内側の交差位置107が、この投影面の径方向の中心よりも半径方向基準線の延在方向におけるディスクロータ11の中心とは反対側にある。
ピストン90の端面100のディスク軸方向の接触面部66への投影面は、凹面部68および一対のチャンファ面部67のいずれにもかかっておらず、全体が接触面部66および円弧溝81の範囲に配置されている。円弧溝81は、この投影面をディスク半径方向外側と内側とに分割している。
特許文献1には、ライニングのディスク半径方向の中央付近にディスク回転方向に延びる円弧形状の溝を有するブレーキパッドが開示されている。また、特許文献2には、ライニングの裏板側にディスク回転方向に延びる円弧形状の溝を有するブレーキパッドが開示されている。ディスク回転方向に延びる円弧形状の溝によって、特許文献1のブレーキパッドでは、ブレーキパッドの効率的な冷却による摩耗量の低減を図っており、特許文献2のブレーキパッドでは、摩耗センサの機能を持たせるようにしている。しかしながら、これらの溝形状を有するブレーキパッドでは、ブレーキパッドのディスク回転方向入口側やディスク回転方向中央部の局所的な面圧分布の低下による偏摩耗が懸念される。
偏摩耗を軽減するアプローチとしては、ブレーキパッドにディスク半径方向に沿う溝を多数本設けることも考えられる。しかし、この方法を選択した場合には、ディスクロータに接触する表面積が減少することから、制動力の低下や摩擦パッドの局所剛性の低下等が懸念される。
第1実施形態のディスクブレーキ10は、インナ側のブレーキパッド25の円弧溝81が、両側のチャンファ面部67のそれぞれと接触面部66との境界線75のディスク半径方向内側の端点76の近傍であって、これらの端点76のそれぞれよりもディスク回転方向内側の位置と、一対のピストン90の端面100のディスク軸方向の接触面部66への投影面よりもこの投影面の径方向の内側の位置とを通る円弧形状をなしている。これにより、円弧溝81の近傍のライニング52の剛性が低下する。これにより、ブレーキパッド25が摩擦力によりディスク回転方向に引き摺られる変形と、ピストン90の押圧による変形とが発生し易くなる。よって、ブレーキパッド25に生じる局所面圧を増加または減少させることができるため、ブレーキパッド25の全体としても面圧分布を改善することが可能となる。したがって、ライニング52の偏摩耗を抑制することが可能となる。
制動中のインナ側のブレーキパッド25の主な変形モードには、ピストン90の押圧による変形モードと、ブレーキパッド25およびディスクロータ11間に生じる摩擦力によりブレーキパッド25がディスク回転方向に引き摺られる変形モードとがある。
一般的に、引き摺り方向にパッド部材が存在することで、一対の境界線71および一対の境界線75のうちのディスク回転方向入口側の境界線71,75の近傍では、他のエッジに比べてパッド剛性が高くなり、摩擦力による引き摺りによる面圧値が特に高くなることが知られている。また、ブレーキパッドのピストンによる押圧部の周辺はディスク軸方向の押し付け荷重を受けることから面圧値が高くなることが知られている。
第1実施形態では、ブレーキパッド25のライニング52の接触面部66に、加工が容易な1本の円弧溝81を形成し、この円弧溝81でブレーキパッド25の局所面圧分布の改善に向けて面圧値が高くなる部位の面圧値を低下させ、面圧値の低い部位の面圧値を増加させている。
シミュレーションによる検討においてディスク回転方向入口側の境界線75の近傍の中でも、ディスク半径方向内側の端点76の近傍の面圧分布が特に高くなる傾向が得られている。このことから、面圧分布の改善のために端点76の近傍を円弧溝81により切り欠く。円弧溝81により切り欠かかれた部分の周囲のライニング52は、せん断力に対する局所剛性が低下するため、ディスク回転方向への変形量が大きくなり、発生する面圧値が低下する効果が得られる。
また、ピストン90の押圧面である端面100と円弧溝81とが一致すると、端面100近傍のライニング52のディスク軸線方向の局所剛性が低下することから面圧値が高くなる効果がある。面圧値が低い、一対の境界線71および一対の境界線75のうちのディスク回転方向出口側の境界線71,75の近傍の面圧値を高めるために、端面100と円弧溝81とをディスク軸線方向に見て重ね合わせている。溝の切り方は、加工を容易とし、また直線的に設けるよりもピストン90の押圧に起因する面圧を広範囲に拡大することが可能となるように、円弧形状とし、かつ、端面100のディスク軸線方向の接触面部66における投影面の位置よりもこの投影面の径方向内側の位置を通り、境界線75の端点76を通る位置に設けた。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態を主に図5に基づいて第1実施形態との相違部分を中心に説明する。なお、第1実施形態と共通する部位については、同一称呼、同一の符号で表す。
第2実施形態では、第1実施形態のブレーキパッド25とは一部異なるインナ側のブレーキパッド25Aを有している。ブレーキパッド25Aは、第1実施形態と同様の裏板51と、第1実施形態のライニング52とは一部異なるライニング52Aとを有している。以下、ブレーキパッド25Aを、第1実施形態と同様、キャリア21に支持され、主板部55の貼着面部61がディスク軸線に対して直交して広がる非制動時の基本状態をもって説明する。
ライニング52Aは、第1実施形態のロータ対向面65とは一部異なるロータ対向面65Aを有している。ロータ対向面65Aは、第1実施形態の接触面部66とは一部異なる接触面部66Aと、第1実施形態と同様の一対のチャンファ面部67と、第1実施形態と同様の凹面部68とを有している。
接触面部66Aは、平面状であり、主板部55の貼着面部61と平行に広がっている。言い換えれば、接触面部66Aはディスク軸線に直交して広がっている。
ロータ対向面65Aは、第1実施形態の円弧溝81に加えて、ディスク半径方向に沿う2本の直線状の直線溝111を有している。これらの直線溝111は、同形状であり、互いに平行であって、半径方向基準線に平行に延びている。
一対の直線溝111は、いずれも、接触面部66Aから接触面部66Aに垂直に裏板51側に凹んでおり、ディスク回転方向の幅がディスク半径方向の位置によらず一定となっている。また、一対の直線溝111は、いずれも、全体が貼着面部61よりも接触面部66A側に形成されており、接触面部66Aからの深さが円弧溝81よりも浅くなっている。一対の直線溝111は、いずれも、接触面部66Aをディスク半径方向に横断するように形成されている。一対の直線溝111は、いずれも、全長にわたって接触面部66Aからの深さが一定となっている。このため、一対の直線溝111は、切削加工による形成が容易となっている。
ロータ対向面65Aに凹面部68と円弧溝81と一対の直線溝111とが形成されることにより、接触面部66Aは、ディスク半径方向外側かつディスク回転方向外側の一対の領域部115と、ディスク半径方向外側かつディスク回転方向内側の一対の領域部116と、ディスク半径方向内側かつディスク回転方向外側の一対の領域部117と、ディスク半径方向内側かつディスク回転方向内側の一対の領域部118との8つの領域に分割されている。
図5に示す破線も、ピストン90のディスク軸線方向におけるディスクロータ11側の端面100、言い換えればピストン90のディスク軸線方向における裏板51側の端面100をディスク軸線方向に投影して示している。
インナ側のブレーキパッド25Aの一対の直線溝111は、それぞれが、対応するピストン90の端面100のディスク軸方向の接触面部66Aへの投影面よりもこの投影面の径方向の内側の位置を通る直線形状をなしている。一対の直線溝111は、それぞれが、対応するピストン90の端面100のディスク軸方向の接触面部66Aへの投影面の中心を通っている。よって、一対の直線溝111は、それぞれが、対応するピストン90の端面100のディスク軸方向の接触面部66Aへの投影面の中心位置において円弧溝81と交差している。言い換えれば、円弧溝81と直線溝111との交差位置121が、対応するピストン90の端面100のディスク軸方向の接触面部66Aへの投影面の中心位置に配置されている。
一対の直線溝111は、それぞれが、対応するピストン90の端面100のディスク軸方向の接触面部66Aへの投影面をディスク回転方向の外側と内側とに分割している。
第2実施形態によっても、第1実施形態と同様のメカニズムにより面圧分布改善の効果が得られるため、ライニング52Aの偏摩耗を抑制することが可能となる。
以上に述べた実施形態の第1の態様は、ディスクロータに対向して配置されるシリンダと、前記シリンダと前記ディスクロータとの間に配置されるブレーキパッドと、前記シリンダに摺動可能に設けられて前記ブレーキパッドを前記ディスクロータに押圧するピストンと、を有するディスクブレーキであって、前記ブレーキパッドは、前記ピストンに押圧される裏板と、前記裏板の一方の面に形成されて前記ディスクロータに接触する摩擦材からなるライニングと、を備え、前記ライニングは、ディスク回転方向中間部に設けられて前記ディスクロータに接触する接触面部と、ディスク回転方向両端部に設けられて前記ディスクロータから逃げるチャンファ面部と、を有し、両側の前記チャンファ面部のそれぞれと前記接触面部との境界線のディスク半径方向内側の端点の近傍であって、該端点よりもディスク回転方向内側の位置と、前記ピストンの前記裏板側の端面のディスク軸方向の前記接触面部への投影面よりも該投影面の径方向の内側の位置と、を通る円弧形状の円弧溝が形成されている。これにより、ライニングの偏摩耗を抑制することが可能となる。
また、第2の態様は、第1の態様において、前記ライニングは、ディスク半径方向に沿う2本の直線状の溝が形成されている。
10 ディスクブレーキ
11 ディスクロータ
25,25A ブレーキパッド
51 裏板
52,52A ライニング
66,66A 接触面部
67 チャンファ面部
75 境界線
81 円弧溝
90 ピストン
92 シリンダ
100 端面
111 直線溝

Claims (2)

  1. ディスクロータに対向して配置されるシリンダと、
    前記シリンダと前記ディスクロータとの間に配置されるブレーキパッドと、
    前記シリンダに摺動可能に設けられて前記ブレーキパッドを前記ディスクロータに押圧するピストンと、
    を有するディスクブレーキであって、
    前記ブレーキパッドは、
    前記ピストンに押圧される裏板と、
    前記裏板の一方の面に形成されて前記ディスクロータに接触する摩擦材からなるライニングと、
    を備え、
    前記ライニングは、
    ディスク回転方向中間部に設けられて前記ディスクロータに接触する接触面部と、
    ディスク回転方向両端部に設けられて前記ディスクロータから逃げるチャンファ面部と、
    を有し、
    両側の前記チャンファ面部のそれぞれと前記接触面部との境界線のディスク半径方向内側の端点の近傍であって、該端点よりもディスク回転方向内側の位置と、
    前記ピストンの前記裏板側の端面のディスク軸方向の前記接触面部への投影面よりも該投影面の径方向の内側の位置と、
    を通る円弧形状の円弧溝が形成されている、ディスクブレーキ。
  2. 前記ライニングは、ディスク半径方向に沿う2本の直線状の溝が形成されている、請求項1記載のディスクブレーキ。
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