JP2003014011A - ディスクブレーキ - Google Patents

ディスクブレーキ

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JP2003014011A
JP2003014011A JP2001201249A JP2001201249A JP2003014011A JP 2003014011 A JP2003014011 A JP 2003014011A JP 2001201249 A JP2001201249 A JP 2001201249A JP 2001201249 A JP2001201249 A JP 2001201249A JP 2003014011 A JP2003014011 A JP 2003014011A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工面積を少なくすることができ、その結
果、パッドの摺動性能を確保できるとともに、加工コス
トを低減することができるディスクブレーキの提供。 【解決手段】 一対のパッドのうち少なくとも一のパッ
ド14には、ディスク半径方向に凹む凹部25が形成さ
れてなり、キャリア12には、パッド14の凹部25の
ディスク回転方向入口側の側面25aに当接するディス
ク回転方向支持部38aとパッド14の凹部25の底面
25bに当接するディスク半径方向支持部38bとが形
成されるとともに、ディスク回転方向出口側におけるパ
ッド14とキャリア12との間には、常にクリアランス
Cがある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等に用いて好
適なディスクブレーキに関する。
【0002】
【従来の技術】車両用のディスクブレーキとして、例え
ば、特開昭54−111058号公報に開示されたもの
がある。このディスクブレーキは、ディスクの両側に配
置される一対のインナパッドおよびアウタパッドと、デ
ィスクを跨ぐように配置されて、インナパッドおよびア
ウタパッドをディスク軸線方向に摺動可能となるよう支
持するキャリアと、インナパッドおよびアウタパッドを
両外側からディスク方向に押圧するキャリパとを有する
ものである。
【0003】上記ディスクブレーキのキャリアは、ディ
スクのインナ側においてディスク回転方向に延在すると
ともにインナパッドのディスク回転方向における両側を
支持するインナパッド支持部を連結させるメインビーム
と、メインビームの両端からディスクを半径方向外側に
おいて越えるように配置される一対の連結部と、これら
連結部のメインビームに対し反対側に設けられた、アウ
タパッドのディスク回転方向における両側を支持するア
ウタパッド支持部とを有している。ここで、インナパッ
ド支持部は、メインビームのディスク回転方向における
両側にディスク半径方向外方に突出するように形成され
た一対の凸部と、これら一対の凸部よりもディスク回転
方向における外側に設けられた一対の壁部とを有してお
り、アウタパッド支持部は、上記一対の壁部とディスク
軸線方向に連続して形成される一対の壁部と、これら壁
部の内側に形成された凸部とを有している。
【0004】このディスクブレーキでは、制動時にディ
スクからパッドに導入される制動トルクを、キャリア
が、まず、ディスク回転方向入口側のインナパッド支持
部の凸部およびアウタパッド支持部の凸部で受け、これ
らディスク回転方向入口側のインナパッド支持部の凸部
およびアウタパッド支持部の凸部が変形することで、デ
ィスク回転方向出口側のインナパッド支持部の壁部およ
びアウタパッド支持部の壁部で受けるようになってい
る。なお、前進時と後進時とでは、上記したディスク回
転方向入口側と出口側とが反転する。
【0005】そして、上記のように、ディスク回転方向
入口側で初期の制動トルクを受けるようにすることで、
インナパッドおよびアウタパッドの自励振動を抑えてブ
レーキ鳴きの発生を抑制するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のディ
スクブレーキは、車両前進時および後進時のいずれにお
いても、キャリアが、制動トルクを、ディスク回転方向
入口側で受けた後、ディスク回転方向出口側でも受ける
ようになっているため、ディスク回転方向出口側のイン
ナパッド支持部およびアウタパッド支持部がインナパッ
ドおよびアウタパッドのディスク回転方向出口側の端面
を当接かつ摺動可能としなければならず、よって、イン
ナパッド支持部の両凸部および両壁部とアウタパッド支
持部の両凸部および両壁部とをともに加工しなければな
らず、加工面積が多くなってしまう。このように、加工
面積が多いと、加工により精度が低下する可能性が高
く、パッドの摺動性能等に影響を与える可能性があると
ともに、加工工数が長くなり、コストが高くなってしま
うという問題があった。
【0007】したがって、本発明は、加工面積を少なく
することができ、その結果、パッドの摺動性能を確保で
きるとともに、加工コストを低減することができるディ
スクブレーキの提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載のディスクブレーキは、ディ
スクの両側に配置される一対のパッドと、ディスクを跨
ぐように配置されて、前記一対のパッドをディスク軸線
方向に摺動可能となるよう支持するキャリアと、前記一
対のパッドを両外側からディスク方向に押圧するキャリ
パとを有するものであって、前記一対のパッドのうち少
なくとも一のパッドには、ディスク半径方向に凹む凹部
が形成されてなり、前記キャリアには、前記パッドの凹
部のディスク回転方向入口側の側面に当接するディスク
回転方向支持部と前記パッドの凹部の底面に当接するデ
ィスク半径方向支持部とが形成されるとともに、ディス
ク回転方向出口側における前記パッドと前記キャリアと
の間には、常にクリアランスがあることを特徴としてい
る。
【0009】このような構成により、キャリアは、制動
時にディスク回転方向入口側のみでパッドからの制動ト
ルクを受けるようになるため、パッドのディスク回転方
向出口側の端面を当接かつ摺動可能とする必要がなく、
キャリアのこの部分を加工する必要がなくなり、キャリ
アのディスク回転方向支持部とディスク半径方向支持部
のみを切削加工すればよくなる。
【0010】本発明の請求項2記載のディスクブレーキ
は、ディスクの両側に配置される一対のインナパッドお
よびアウタパッドと、ディスクを跨ぐように配置され
て、前記インナパッドおよびアウタパッドをディスク軸
線方向に摺動可能となるよう支持するキャリアと、前記
インナパッドおよびアウタパッドを両外側からディスク
方向に押圧するキャリパとを有するものであって、前記
インナパッドおよびアウタパッドのディスク回転方向に
おける両側位置には、ディスク半径方向に凹む凹部が形
成されてなり、前記キャリアには、前記インナパッドお
よびアウタパッドに形成された各凹部のディスク回転方
向入口側の側面に当接するディスク回転方向支持部と前
記インナパッドおよびアウタパッドの各凹部の底面に当
接するディスク半径方向支持部とが形成されるととも
に、ディスク回転方向出口側における前記パッドと前記
キャリアとの間には、常にクリアランスが形成され、前
記キャリアのアウタパッドの各支持部がアウタビームに
よって連結されていることを特徴としている。
【0011】このような構成により、キャリアは、制動
時にディスク回転方向入口側のみでパッドからの制動ト
ルクを受けるようになるため、パッドのディスク回転方
向出口側の端面を当接かつ摺動可能とする必要がなく、
キャリアのこの部分を加工する必要がなくなり、キャリ
アのディスク回転方向支持部とディスク半径方向支持部
のみを切削加工すればよくなる。
【0012】また、インナパッドのディスク回転方向に
おける両側を支持するインナパッド支持部は、ディスク
のインナ側においてメインビームで連結されており、そ
の上で、アウタパッドのディスク回転方向における両側
を支持するアウタパッド支持部も、ディスクのアウタ側
においてアウタビームによって連結されているため、制
動時にディスク回転方向入口側のみでインナパッドおよ
びアウタパッドからの制動トルクを受けるようにして
も、インナパッドおよびアウタパッドのディスク回転方
向出口側の端面がキャリアに当接してしまうことを確実
に防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態のディスクブ
レーキを図1〜図4を参照して以下に説明する。なお、
以下においては、車両を制動可能な正規位置に配置され
た状態をもって説明する。
【0014】本実施形態のディスクブレーキ10は、図
1〜図4に示すように、ディスク11に対しその軸線方
向、半径方向および回転方向のいずれにおいても位置固
定となるよう車両の非回転部にディスク11を跨ぐ状態
で取り付けられるキャリア12と、このキャリア12に
ディスク11を両側から挾むよう配設されこのキャリア
12によってディスク軸線方向に摺動可能となるように
支持される一対のインナパッド13およびアウタパッド
14と、キャリア12の二カ所の摺動案内部16,16
にディスク軸線方向に摺動自在となるよう支持されてパ
ッド13,14を両外側からディスク方向に押圧するキ
ャリパ17と、キャリア12の摺動案内部16,16の
内側に配置されてインナパッド13およびアウタパッド
14を案内する一対のパッドガイド18,18とで、主
に構成されている。
【0015】ここで、ディスクブレーキ10は、図2に
おける右側を車体側に配置するとともに、左側を車体に
対し反対側に配置した状態で車両の非回転部に取り付け
られることになり、以下では、上記インナパッド13お
よびアウタパッド14のように、車体側をインナ側、車
体に対し反対側をアウタ側と称す。
【0016】図2に示すように、インナパッド13およ
びアウタパッド14は、共に、ディスク11に接触して
摩擦力を発生させるライニング19と、このライニング
19を固着状態で保持する裏金20とを有しており、ラ
イニング19,19同士を対向させた状態でディスク1
1に対し両側に配置される。
【0017】インナパッド13およびアウタパッド14
は、それぞれの裏金20が、ディスク軸線方向に直交す
るとともにキャリパ17からの押圧力を受ける裏面21
と、該裏面21に対し反対側に平行に配置されライニン
グ19が固着されるライニング固着面22とを有してお
り、ともに、ディスク回転方向(図1および図4におけ
る左右方向)に鏡面対称の形状をなしている。
【0018】インナパッド13およびアウタパッド14
には、インナパッド13を図4に、アウタパッド14を
図1に示すように、それぞれの裏金20のディスク半径
方向(ディスク11の中心からパッド13,14のディ
スク回転方向における中央を通る方向すなわち図1およ
び図4における下から上方向をディスク半径方向と称
す)の内側(図1および図4における下側)のディスク
回転方向における両側位置に、ディスク半径方向外側
(図1および図4における上側)に凹む凹部25,26
が形成されている。
【0019】ここで、インナパッド13およびアウタパ
ッド14において、車両前進時のディスク回転方向(図
1および図4に示す矢印Xの方向)における入口側の凹
部25は、車両前進時のディスク回転方向入口側の側面
部25aと底面部25bとが、キャリア12にパッドガ
イド18を介して摺動自在に案内されるようになってお
り、車両前進時のディスク回転方向における出口側の凹
部26は、車両前進時のディスク回転方向出口側の側面
部26aと底面部26bとが、キャリア12にパッドガ
イド18を介して摺動自在に案内されるようになってい
る。なお、凹部25,26は、ディスク回転方向におい
て鏡面対称形状をなしているため、車両後進時には、デ
ィスク回転方向入口側が凹部26および側面部26aと
なり、ディスク回転方向出口側が凹部25および側面部
25aとなるのみである。
【0020】キャリア12は、ディスク回転方向におけ
る両端位置にディスク11を越えるように配置されると
ともにキャリパ17を支持する一対の摺動案内部16,
16と、これら摺動案内部16,16から、ディスク軸
線方向におけるディスク11のインナ側においてそれぞ
れディスク半径方向内方に一旦延出する壁部29,29
と、ディスク11のインナ側においてディスク回転方向
に延在するとともに壁部29,29の延出先端部同士を
連結させるメインビーム30と、摺動案内部16,16
から、ディスク軸線方向におけるディスク11のアウタ
側においてそれぞれディスク半径方向内方に延出する壁
部31,31と、ディスク11のアウタ側でディスク回
転方向に延在するとともに、これら壁部31,31同士
を連結させるアウタビーム32とを有する鋳物の一体成
型品であり、ディスク回転方向に鏡面対称の形状をなし
ている。
【0021】ここで、摺動案内部16,16には、図3
に示すように、それぞれ、キャリパ17に取り付けられ
たガイドピン33,33を摺動自在に嵌合させるガイド
穴34,34がディスク軸線方向に沿って形成されてお
り、また、メインビーム30には、キャリア12を車両
の非回転部に固定するための一対の取付穴35,35が
ディスク軸線方向に沿って形成されている。
【0022】そして、メインビーム30には、図4に示
すように、ディスク半径方向の外側の端縁部の、ディス
ク回転方向における両側位置に、ディスク半径方向外側
(図4における上側)に突出してインナパッド13のデ
ィスク回転方向における両側を支持する一対の凸部3
8,39からなるインナパッド支持部40が形成されて
いる。このインナパッド支持部40の凸部38,39
は、壁部29,29のディスク回転方向における所定距
離内側位置に形成されている。その結果、メインビーム
30は、インナパッド13のディスク回転方向における
両側を支持するインナパッド支持部40の凸部38,3
9をディスク11のインナ側において連結させる。
【0023】ここで、これらインナパッド支持部40の
凸部38,39は、インナパッド13の各凹部25,2
6に嵌合するもので、キャリア12のインナパッド13
のディスク軸直交方向における外周部に対向する部分に
ついては、これら凸部38,39のみが切削加工されて
おり、他は鋳肌のままとされている。
【0024】具体的には、インナパッド支持部40にお
いて、車両前進時のディスク回転方向入口側の凸部38
は、インナパッド13の凹部25の側面部25aに対向
する、車両前進時のディスク回転方向入口側の側面部3
8aと、インナパッド13の凹部25の底面部25bに
対向する、ディスク半径方向外側の先端面部38bとの
みが切削加工されており、車両前進時のディスク回転方
向出口側の凸部39は、インナパッド13の凹部26の
側面部26aに対向する、車両前進時のディスク回転方
向出口側の側面部39aと、インナパッド13の凹部2
6の底面部26bに対向する、ディスク半径方向外側の
先端面部39bとのみが切削加工されている。なお、イ
ンナパッド支持部40の凸部38,39は、ディスク回
転方向において鏡面対称形状をなしているため、車両後
進時には、ディスク回転方向入口側が凸部39および側
面部39aとなり、ディスク回転方向出口側が凸部38
および側面部38aとなるのみである。
【0025】一方、キャリア12のアウタ側の壁部3
1,31には、図1に示すように、ディスク回転方向に
おける内側に延出する内側延出部41がそれぞれ設けら
れており、これら内側延出部41,41の延出先端側に
は、ディスク半径方向外側(図1における上側)に突出
してアウタパッド14のディスク回転方向における両側
を支持する一対の凸部38,39からなるアウタパッド
支持部42が設けられている。このアウタパッド支持部
42の凸部38,39は、壁部31,31のディスク回
転方向における所定距離内側位置に形成されている。な
お、アウタビーム32は、壁部31から内側延出部41
までこれらと一体に設けられている。その結果、アウタ
ビーム32は、アウタパッド14のディスク回転方向に
おける両側を支持するアウタパッド支持部42の凸部3
8,39をディスク11のアウタ側において連結させ
る。
【0026】ここで、これらアウタパッド支持部42の
凸部38,39は、アウタパッド14の各凹部25,2
6に嵌合するもので、キャリア12のアウタパッド14
のディスク軸直交方向における外周部に対向する部分に
ついては、これら凸部38,39のみが切削加工されて
おり、他は鋳肌のままとされている。
【0027】具体的には、アウタパッド支持部42にお
いて、車両前進時のディスク回転方向入口側の凸部38
は、アウタパッド14の凹部25の側面部25aに対向
する、車両前進時のディスク回転方向入口側の側面部
(ディスク回転方向支持部)38aと、アウタパッド1
4の凹部25の底面部25bに対向する、ディスク半径
方向外側の先端面部(ディスク半径方向支持部)38b
とのみが切削加工されており、車両前進時のディスク回
転方向出口側の凸部39は、アウタパッド13の凹部2
6の側面部26aに対向する、車両前進時のディスク回
転方向出口側の側面部(ディスク回転方向支持部)39
aと、アウタパッド14の凹部26の底面部26bに対
向する、ディスク半径方向外側の先端面部(ディスク半
径方向支持部)39bとのみが切削加工されている。な
お、アウタパッド支持部42の凸部38,39も、ディ
スク回転方向において鏡面対称形状をなしているため、
車両後進時には、ディスク回転方向入口側が凸部39お
よび側面部39aとなり、ディスク回転方向出口側が凸
部38および側面部38aとなるのみである。
【0028】パッドガイド18,18は、一方のもの
が、車両前進時におけるディスク回転方向入口側のイン
ナパッド支持部40の凸部38とアウタパッド支持部4
2の凸部38とにわたって配置されるとともに、他方の
ものが、車両前進時におけるディスク回転方向出口側の
インナパッド支持部40の凸部39とアウタパッド支持
部42側の凸部39とにわたって配置されるもので、凸
部38,39の加工面である側面部38a,39aの対
応するものを覆うガイド板部44と、同加工面である先
端面部38b,39bの対応するものを覆うガイド板部
45とを有しており、側面部38a,39aと先端面部
38b,39bとに沿って行われるインナパッド13お
よびアウタパッド14の摺動を案内するようになってい
る。
【0029】そして、インナパッド支持部40の凸部3
8,39には、一対のパッドガイド18,18を介し
て、インナパッド13が、凹部25,26をそれぞれ嵌
合させており、アウタパッド支持部42の凸部38,3
9には、一対のパッドガイド18,18を介して、アウ
タパッド14が、凹部25,26をそれぞれ嵌合させて
いる。
【0030】なお、パッドガイド18,18は、それぞ
れ、インナパッド13およびアウタパッド14と壁部2
9,31の対応するものとの隙間を通ってインナパッド
13およびアウタパッド14の半径方向外方まで延出す
る延出板部46と、延出板部46の先端から屈曲され、
インナパッド13およびアウタパッド14をディスク半
径方向内方に押圧する押圧板部47とを有している。
【0031】上記のようにインナパッド13およびアウ
タパッド14は、ともに、凹部25の底面部25bがガ
イド板部45を介して凸部38の先端面部38bに対向
することで、この先端面部38bで摺動が案内されるこ
とになり、凹部25の側面部25aがガイド板部44を
介して凸部38の側面部38aに対向することで、この
側面部38aで摺動が案内されることになる。また、イ
ンナパッド13およびアウタパッド14は、ともに、凹
部26の底面部26bがガイド板部45を介して凸部3
9の先端面部39bに対向することで、この先端面部3
9bで摺動が案内されることになり、凹部26の側面部
26aがガイド板部44を介して凸部39の側面部39
aに対向することで、この側面部39aで摺動が案内さ
れることになる。
【0032】なお、インナパッド13は、インナパッド
支持部40の凸部38,39に支持された状態におい
て、ディスク回転方向における両端面部13aが、それ
ぞれ対向する鋳肌の壁部29,31に対し常に隙間を有
するように、壁部29と凸部38との位置関係および壁
部31と凸部39との位置関係が設定されている。ま
た、アウタパッド14も、アウタパッド支持部42の凸
部38,39に支持された状態において、ディスク回転
方向における両端面部14aが、それぞれ対向する鋳肌
の壁部29,31に対し常に隙間を有するように、壁部
29と凸部38との位置関係および壁部31と凸部39
との位置関係が設定されている。
【0033】すなわち、キャリア12は、車両前進中の
制動時において、インナパッド支持部40のディスク回
転方向入口側の凸部38のみがインナパッド13から制
動トルクを受けることになり、アウタパッド支持部42
もディスク回転方向入口側の凸部38のみがアウタパッ
ド14から制動トルクを受けるようになっている。同様
に、車両後進中の制動時において、インナパッド支持部
40はディスク回転方向入口側の凸部39のみがインナ
パッド13から制動トルクを受けることになり、アウタ
パッド支持部42もディスク回転方向入口側の凸部39
のみがアウタパッド14から制動トルクを受けるように
なっている。
【0034】具体的に、車両前進中の制動時において、
インナパッド支持部40はディスク回転方向入口側の凸
部38がそのディスク回転方向入口側の側面部38aに
おいてのみ、インナパッド13のディスク回転方向入口
側の凹部25のディスク回転方向入口側の側面部25a
から制動トルクを受けるようになっており、この状態で
インナパッド13は、凹部25の側面部25aおよび底
面部25bが、ガイド板部44,45を介して、ディス
ク回転方向入口側の凸部38のディスク回転方向入口側
の側面部38aおよび先端面部38bで案内されて、デ
ィスク軸線方向に摺動する。
【0035】アウタパッド支持部42も、車両前進中の
制動時において、ディスク回転方向入口側の凸部38が
そのディスク回転方向入口側の面部38aにおいての
み、アウタパッド14のディスク回転方向入口側の凹部
25のディスク回転方向入口側の面部25aから制動ト
ルクを受けるようになっており、この状態でアウタパッ
ド14は、凹部25の側面部25aおよび底面部25b
が、ガイド板部44,45を介して、ディスク回転方向
入口側の凸部38のディスク回転方向入口側の側面部3
8aおよび先端面部38bで案内されて、ディスク軸線
方向に摺動する。なお、車両後進時には、ディスク回転
方向入口側が凹部26、側面部26a、凸部39および
側面部39aとなり、ディスク回転方向出口側が凹部2
5、側面部25a、凸部38および側面部38aとなる
のみである。
【0036】図1〜図4に示すように、キャリパ17
は、ディスク11の一面側に対向配置されたシリンダ部
54と、このシリンダ部54の一側からディスク11の
外周部を跨いで延出するディスクパス部55と、このデ
ィスクパス部55のシリンダ部54に対し反対側からデ
ィスク11の他面側に対向するよう延出する爪部56と
を有しており、シリンダ部54をメインビーム30側
に、爪部56をアウタビーム32側に配置した状態でキ
ャリア12の摺動案内部16,16に形成されたガイド
穴34,34にガイドピン33,33を嵌合させること
でキャリア12に支持される。
【0037】そして、シリンダ部54には、ディスク1
1側に開口するよう断面円形状をなすボア57が設けら
れており、このボア57には、ピストン58が摺動自在
に嵌合されている。このピストン58は、インナパッド
13の裏金20に対向配置されてこれを押圧可能とさ
れ、爪部56は、アウタパッド14の裏金20に対向配
置され、これを押圧可能とされている。
【0038】以上のような構成のディスクブレーキ10
においては、例えば車両前進時にブレーキ作動がなさ
れ、ピストン58が突出してキャリパ17がピストン5
8および爪部56でパッド13,14をディスク11の
方向に移動させると、パッド13,14は、それぞれの
ライニング19でディスク11に接触して制動力を発生
させる。
【0039】このとき、キャリア12のインナパッド支
持部40は、ディスク回転方向入口側の凸部38のディ
スク回転方向入口側の側面部38aが、パッドガイド1
8のガイド板部44を介してインナパッド13の凹部2
5の面部25aから制動トルクを受け、同様に、アウタ
パッド支持部42も、ディスク回転方向入口側の凸部3
8のディスク回転方向入口側の側面部38aが、パッド
ガイド18のガイド板部44を介してアウタパッド14
の凹部25の面部25aから制動トルクを受けることに
なる。
【0040】このようにして導入される制動トルクによ
り、インナパッド13がインナパッド支持部40のディ
スク回転方向入口側の凸部38をディスク回転方向出口
側に押圧して変形させ、かつアウタパッド14がアウタ
パッド支持部42のディスク回転方向入口側の凸部38
をディスク回転方向出口側に押圧して変形させることに
なるが、インナパッド支持部40の凸部38はメインビ
ーム30によりディスク回転方向出口側の壁部31に連
結されており、アウタパッド支持部42の凸部38もア
ウタビーム32によりディスク回転方向出口側の壁部3
1に連結されているため、両凸部38,38が変形して
も両凸部38,38とディスク回転方向出口側の壁部3
1,31との相対距離が大きく短縮されることにはなら
ず、よって、インナパッド13およびアウタパッド14
が壁部31,31に当接することはなく、ディスク回転
方向入口側の両凸部38,38でのみ制動トルクを受け
ることになる。言い換えれば、インナパッド13および
アウタパッド14のディスク回転方向出口側には常にク
リアランスCが形成され、具体的には、インナパッド1
3およびアウタパッド14のディスク回転方向出口側の
端面13a,14aとディスク回転方向出口側の壁部3
1,31との間に常にクリアランスCが形成されている
のである。なお、常にこのクリアランスCが得られれ
ば、必ずしもアウタビーム32を設ける必要はないが、
アウタビーム32がある方が、容易にクリアランスCが
確保できるため好ましい。
【0041】以上に述べた本実施形態のディスクブレー
キ10によれば、キャリア12は、制動時にディスク回
転方向入口側のみでインナパッド13およびアウタパッ
ド14からの制動トルクを受けるため、壁部29,31
がインナパッド13およびアウタパッド14のディスク
回転方向出口側の端面13a,14aを当接かつ摺動可
能とする必要がなく、これら壁部29,31を加工する
必要がなくなる。また、インナパッド13のディスク回
転方向における両側を支持するインナパッド支持部40
を構成する凸部38,39は、ディスク11のインナ側
においてディスク回転方向に延在するメインビーム30
で連結されており、その上で、アウタパッド14のディ
スク回転方向における両側を支持する一対の凸部38,
39を有するアウタパッド支持部42側も、ディスク1
1のアウタ側においてディスク回転方向に延在するアウ
タビーム32によって連結されているため、制動時にデ
ィスク回転方向入口側のみでインナパッド13およびア
ウタパッド14からの制動トルクを受けるようにして
も、インナパッド13およびアウタパッド14のディス
ク回転方向出口側の端面13a,14aが壁部29,3
1に当接してしまうことを確実に防止できる。
【0042】したがって、キャリア12の加工面積を少
なくすることができ、その結果、インナパッド13およ
びアウタパッド14の摺動性能を確保できるとともに、
加工コストを低減することができる。
【0043】また、キャリア12のインナパッド13お
よびアウタパッド14に対向する部分については、イン
ナパッド支持部40およびアウタパッド支持部42の、
ディスク回転方向における両側位置にそれぞれ形成され
ディスク半径方向外側に突出してインナパッド13およ
びアウタパッド14の各凹部25,26に嵌合する凸部
38,39のみを切削加工することになる。
【0044】したがって、キャリア12の加工面積を確
実に少なくすることができ、その結果、インナパッド1
3およびアウタパッド14の摺動性能を確実に確保でき
るとともに、加工コストを確実に低減することができ
る。
【0045】さらに、インナパッド支持部40およびア
ウタパッド支持部42の凸部38,39は、ディスク回
転方向入口側の例えば凸部38が、ディスク半径方向外
側の先端面部38bとディスク回転方向入口側の側面部
38aとのみが切削加工されるとともに、ディスク回転
方向出口側の例えば凸部39が、ディスク半径方向外側
の先端面部39bとディスク回転方向出口側の側面部3
9aとのみが切削加工されることになる。
【0046】したがって、キャリア12の加工面積をよ
り確実に少なくすることができ、その結果、インナパッ
ド13およびアウタパッド14の摺動性能をより確実に
確保できるとともに、より確実に加工コストを低減する
ことができる。
【0047】なお、以上においては、インナパッドおよ
びアウタパッドのディスク半径方向内側に凹部が設けら
れ、キャリアにディスク半径方向外側に向く凸部が設け
られる場合を例にとり説明したが、インナパッドおよび
アウタパッドのディスク半径方向外側に凹部が設けら
れ、キャリアにインナパッドおよびアウタパッドのディ
スク半径方向外側においてディスク半径方向内側に向く
凸部が設けられる場合にも適用可能である。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載のディスクブレーキによれば、キャリアは、制動時
にディスク回転方向入口側のみでパッドからの制動トル
クを受けるようになるため、パッドのディスク回転方向
出口側の端面を当接かつ摺動可能とする必要がなく、キ
ャリアのこの部分を加工する必要がなくなり、キャリア
のディスク回転方向支持部とディスク半径方向支持部の
みを切削加工すればよくなる。
【0049】したがって、キャリアの加工面積を少なく
することができ、その結果、パッドの摺動性能を確保で
きるとともに、加工コストを低減することができる。
【0050】本発明の請求項2記載のディスクブレーキ
によれば、キャリアは、制動時にディスク回転方向入口
側のみでパッドからの制動トルクを受けるようになるた
め、パッドのディスク回転方向出口側の端面を当接かつ
摺動可能とする必要がなく、キャリアのこの部分を加工
する必要がなくなり、キャリアのディスク回転方向支持
部とディスク半径方向支持部のみを切削加工すればよく
なる。
【0051】したがって、キャリアの加工面積を少なく
することができ、その結果、パッドの摺動性能を確保で
きるとともに、加工コストを低減することができる。
【0052】また、インナパッドのディスク回転方向に
おける両側を支持するインナパッド支持部は、ディスク
のインナ側においてメインビームで連結されており、そ
の上で、アウタパッドのディスク回転方向における両側
を支持するアウタパッド支持部も、ディスクのアウタ側
においてアウタビームによって連結されているため、制
動時にディスク回転方向入口側のみでインナパッドおよ
びアウタパッドからの制動トルクを受けるようにして
も、インナパッドおよびアウタパッドのディスク回転方
向出口側の端面がキャリアに当接してしまうことを確実
に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態のディスクブレーキを示
す正面図である。
【図2】 本発明の一実施形態のディスクブレーキを示
す側断面図である。
【図3】 本発明の一実施形態のディスクブレーキを示
す図であって、(a)は平面図、(b)は、A−A線に
沿う側断面図、(c)はB−B線に沿う側断面図であ
る。
【図4】 本発明の一実施形態のディスクブレーキを示
す背面図である。
【符号の説明】
10 ディスクブレーキ 11 ディスク 12 キャリア 13 インナパッド 14 アウタパッド 17 キャリパ 25,26 凹部 31 メインビーム 32 アウタビーム(パッド支持部) 38,39 凸部 38a,39a 側面部 38b,39b 先端面部 40 インナパッド支持部 42 アウタパッド支持部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクの両側に配置される一対のパッ
    ドと、 ディスクを跨ぐように配置されて、前記一対のパッドを
    ディスク軸線方向に摺動可能となるよう支持するキャリ
    アと、 前記一対のパッドを両外側からディスク方向に押圧する
    キャリパとを有するディスクブレーキにおいて、 前記一対のパッドのうち少なくとも一のパッドには、デ
    ィスク半径方向に凹む凹部が形成されてなり、前記キャ
    リアには、前記パッドの凹部のディスク回転方向入口側
    の側面に当接するディスク回転方向支持部と前記パッド
    の凹部の底面に当接するディスク半径方向支持部とが形
    成されるとともに、ディスク回転方向出口側における前
    記パッドと前記キャリアとの間には、常にクリアランス
    があることを特徴とするディスクブレーキ。
  2. 【請求項2】 ディスクの両側に配置される一対のイン
    ナパッドおよびアウタパッドと、 ディスクを跨ぐように配置されて、前記インナパッドお
    よびアウタパッドをディスク軸線方向に摺動可能となる
    よう支持するキャリアと、 前記インナパッドおよびアウタパッドを両外側からディ
    スク方向に押圧するキャリパとを有するディスクブレー
    キにおいて、 前記インナパッドおよびアウタパッドのディスク回転方
    向における両側位置には、ディスク半径方向に凹む凹部
    が形成されてなり、前記キャリアには、前記インナパッ
    ドおよびアウタパッドに形成された各凹部のディスク回
    転方向入口側の側面に当接するディスク回転方向支持部
    と前記インナパッドおよびアウタパッドの各凹部の底面
    に当接するディスク半径方向支持部とが形成されるとと
    もに、ディスク回転方向出口側における前記パッドと前
    記キャリアとの間には、常にクリアランスが形成され、
    前記キャリアのアウタパッドの各支持部がアウタビーム
    によって連結されていることを特徴とするディスクブレ
    ーキ。
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