JP2021028559A - 消毒保管庫の運転方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のうち何れかの保管室に対応する温度センサが故障した場合であっても、全ての保管室に収納した食器の消毒と乾燥を行うことができる消毒保管庫の運転方法を提供する。【解決手段】筐体10の内部に、相互に連通した2つの保管室12,13が設けられる。各保管室12,13は、ヒータ25,29およびファンモータ26,30により生起された加熱空気を循環供給することで収納した食器21を加熱して消毒乾燥する。各保管室12,13では、対応する温度センサ31,32,33,34による検出温度に基づいて対応するヒータ25,29をON−OFF制御する消毒乾燥運転を行う。一方の保管室12に対応する温度センサ31,32が故障した場合は、該一方の保管室12での消毒乾燥運転を、他方の保管室13に対応する温度センサ33,34の検出温度に基づいて行う。【選択図】図2

Description

この発明は、洗浄後の食器を収納して加熱空気により消毒および乾燥を行う消毒保管庫の運転方法に関するものである。
洗浄した後で濡れた状態の食器を食器カゴに入れて通気棚に載置し、庫内に加熱空気(熱風)を循環させて該食器の消毒と乾燥とを行う消毒保管庫が、病院や学校の給食設備その他大規模のレストランで使用されている。消毒保管庫は、濡れた食器に加熱空気を循環的に接触させて、水分蒸発後も残留する恐れのある雑菌を消毒すると共に、高温乾燥させて清潔な食器を提供する設備である。
前記消毒保管庫は、ヒータおよび送風機を備え、該送風機を運転してヒータと熱交換した加熱空気を、食器を収納する保管室に循環させるようになっている。そして、消毒保管庫では、保管室に配設した温度センサの検出温度に基づいて前記ヒータをON−OFF制御して、食器を消毒可能な予め設定した消毒温度に保管室を保持した状態を、予め設定された消毒乾燥時間だけ継続することで該食器の消毒と乾燥とを行っている。
前記消毒保管庫には、保管室を複数設けたタイプがあり(例えば、特許文献1参照)、このような複数室タイプの消毒保管庫では、各保管室に対応してヒータ、送風機および温度センサを配設し、各保管室での食器の消毒乾燥運転を個別に制御している。
実用新案登録第3174994号公報
特許文献1に開示の消毒保管庫では、各保管室での食器の消毒乾燥運転を個別に制御しているため、複数のうち何れかの保管室に対応して設けられた消毒乾燥運転を行うための温度センサが故障等によって正常に機能しなくなった場合は、当該保管室での消毒乾燥運転を停止し、他の保管室のみで消毒乾燥運転を行うようになっていた。このため、温度センサが故障した保管室に収納されていた食器の消毒と乾燥が行われない問題がある。
すなわち本発明は、前述した従来技術に内在する前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、複数のうち何れかの保管室に対応する温度センサが故障した場合であっても、全ての保管室に収納した食器の消毒と乾燥を行うことができる消毒保管庫の運転方法を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、請求項1の発明に係る消毒保管庫の運転方法は、
食器が収納される複数の保管室と、各保管室に対応して設けたヒータ、送風機および温度センサを備え、前記ヒータおよび送風機で生起された加熱空気を各保管室に循環させて前記食器を加熱して消毒乾燥し、前記温度センサによる検出温度に基づいて対応のヒータをON−OFF制御して消毒乾燥運転を行う消毒保管庫の運転方法であって、
前記複数の保管室を空間的に連通させ、何れかの保管室に対応する温度センサが故障した場合は、該温度センサが故障した保管室での消毒乾燥運転を、他の保管室に対応する温度センサの検出温度に基づいて行うようにしたことを要旨とする。
請求項1の発明では、温度センサが故障した保管室での消毒乾燥運転を、他の保管室の正常な温度センサの検出温度に基づいて行い得るようにしたので、温度センサの故障により食器の消毒と乾燥が行われなくなる事態を回避することができる。
請求項2に係る発明は、
前記保管室の夫々に対応して、食器を加熱した空気のヒータへの吸込側および該ヒータからの加熱空気の吹出側の夫々に温度センサを設け、
前記複数の保管室のうち何れかの保管室に対応して設けた片方の温度センサが故障した場合は、該温度センサが故障した保管室での消毒乾燥運転を、温度センサが故障していない保管室における温度センサによる検出温度に基づいて行い、
前記複数の保管室のうち何れかの保管室に対応して設けた両方の温度センサが故障した場合は、全ての保管室での消毒乾燥運転を停止するようにしたことを要旨とする。
請求項2の発明では、ヒータの吸込側と吹出側の夫々に設けた温度センサの片方が故障しても、他の保管室の正常な温度センサの検出温度に基づいて、温度センサが故障した保管室での消毒乾燥運転を行うことができる。
請求項3に係る発明は、
一の保管室に対応する前記ヒータおよび送風機の何れかが故障した場合は、当該ヒータおよび送風機の何れかが故障した保管室での消毒乾燥運転を停止し、
前記ヒータおよび送風機が故障していない他の保管室については、対応する温度センサの検出温度に基づいてヒータをON−OFF制御する消毒乾燥運転を継続するようにしたことを要旨とする。
請求項3の発明では、ヒータおよび送風機の何れかが故障した保管室での消毒乾燥運転を停止しても、空間的に連通する他の保管室での消毒乾燥運転は継続するようにしたので、正常な保管室で生起される加熱空気を異常が発生した保管室に循環することができ、ヒータや送風機の故障により食器の消毒と乾燥が行われなくなる事態を回避することができる。
請求項4に係る発明は、
前記ヒータおよび送風機の何れかが故障した保管室に対応する温度センサの検出温度と、ヒータおよび送風機が故障していない保管室に対応する温度センサの検出温度との温度差に応じて、前記消毒乾燥運転を行う消毒乾燥時間を可変するようにしたことを要旨とする。
請求項4の発明では、消毒乾燥運転が行われない保管室の温度と、消毒乾燥運転が行われている保管室の温度との温度差に応じて消毒乾燥時間を可変するようにしたので、各保管室に収納されている食器の好適な消毒と乾燥を行うことができる。すなわち、消毒乾燥運転が行われない保管室が発生すると、他の保管室で生起される加熱空気によって消毒と乾燥する食器の量が増えて負荷が大きくなり、正常時の消毒乾燥時間では全ての食器を十分に消毒、乾燥できなくなる恐れがあるが、温度差に応じて消毒乾燥時間を延長すれば、全ての食器を好適に消毒、乾燥することができる。
請求項5に係る発明は、
前記複数の保管室の夫々で食器の消毒乾燥運転を行う第1の運転モードと、複数のうちの一部の保管室でのみ食器の消毒乾燥運転を行う第2の運転モードとに切り替え可能に設定され、
前記第2の運転モードに切り替えた場合は、該第2の運転モードで消毒乾燥運転する保管室と、消毒乾燥運転しない他の保管室との連通状態を遮断して消毒乾燥運転を行うようにしたことを要旨とする。
請求項5の発明では、一部の保管室でのみ食器の消毒乾燥運転を行う第2の運転モードに切り替えた場合は、消毒乾燥運転しない他の保管室との連通状態を遮断するので、消毒、乾燥する食器の量が少ない場合に、消毒、乾燥の必要のない保管室に加熱空気が循環してしまうことで電力が無駄となるのを防いで、食器の量に合った消毒乾燥運転を行うことができる。
本発明に係る消毒保管庫の運転方法によれば、複数のうち何れかの保管室に対応する温度センサが故障した場合であっても、全ての保管室に収納した食器の消毒と乾燥を好適に行うことができる。
実施例に係る運転方法が実施される消毒保管庫を示す概略図であって、第1保管室と第2保管室とを隔壁で区画している状態を示す。 実施例に係る運転方法が実施される消毒保管庫を示す概略図であって、第1保管室と第2保管室とを空間的に連通している状態を示す。 実施例に係る消毒保管庫の制御ブロック図である。 実施例に係る運転方法を行う場合の温度センサの状態と運転の可否等の関係を示す説明図である。
次に、本発明に係る消毒保管庫の運転方法につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
図1、図2は、実施例の運転方法が実行される消毒保管庫を示す概略図である。消毒保管庫は、断熱材で形成された筐体10の内部に、隔壁11によって区画可能な2つの保管室12,13を備える2室タイプであり、図1において隔壁11の右側を第1保管室12、左側を第2保管室13と指称する。第1保管室12内は、筐体10の内壁および隔壁11から離間して配置された天板14aおよび両側板14b,14cからなる第1画壁体14により、該第1画壁体14の内側に第1収納室15が画成されると共に、該第1画壁体14の外側に第1熱風循環路16が画成される。また、第2保管室13内は、筐体10の内壁および隔壁11から離間して配置された天板17aおよび両側板17b,17cからなる第2画壁体17により、該第2画壁体17の内側に第2収納室18が画成されると共に、該第2画壁体17の外側に第2熱風循環路19が画成される。各収納室15,18には、通気棚20が所要間隔で水平に多段配置され、該通気棚20に食器21を収納する通気カゴ22が載せられる。前記隔壁11は、筐体10に対して着脱自在に配設されて、筐体10から取り外すことで(図2参照)、第1保管室12(第1収納室15)と第2保管室13(第2収納室18)とを連通状態にすると共に、筐体10に取り付けることで(図1参照)、第1保管室12(第1収納室15)と第2保管室13(第2収納室18)との連通状態を遮断するよう構成される。具体的に、筐体10から隔壁11を取り外すことで、第1熱風循環路16と第2熱風循環路19とが空間的に連通する。
図1、図2に示す如く、前記第1保管室12における第1収納室15の下方は全面的に開放されて、前記第1熱風循環路16からの加熱空気(熱風)を第1収納室15へ導入する第1熱風流入口23になっている。また、前記第1画壁体14の天板14aに第1熱風流出口24が開設されて、第1収納室15へ導入された加熱空気を、該第1熱風流出口24を介して第1熱風循環路16へ流出させ得るよう構成される。前記筐体10における天壁10aの内側と、前記第1画壁体14の天板14aの外側との間には、第1ヒータ(ヒータ)25と第1ファンモータ26により回転駆動されるファン26aとが配設され、ファン26aから吹き出された空気が第1ヒータ25によって加熱される。実施例では、第1ファンモータ26およびファン26aから送風機が構成される。そして、第1ヒータ25および第1ファンモータ26により生起された加熱空気は、前記第1熱風循環路16から第1熱風流入口23を介して第1収納室15へ流入した後に、前記第1熱風流出口24から第1熱風循環路16に流出するように循環し、第1収納室15内の食器21が循環する加熱空気によって消毒されると共に乾燥される。
図1、図2に示す如く、前記第2保管室13に関する構成は、前記第1保管室12に関する構成と同じであって、前記第2収納室18の下方は全面的に開放されて、前記第2熱風循環路19からの加熱空気(熱風)を第2収納室18へ導入する第2熱風流入口27になっている。また、前記第2画壁体17の天板17aに第2熱風流出口28が開設されて、第2収納室18へ導入された加熱空気を、該第2熱風流出口28を介して第2熱風循環路19へ流出させ得るよう構成される。前記筐体10における天壁10aの内側と、前記第2画壁体17の天板17aの外側との間には、第2ヒータ(ヒータ)29と第2ファンモータ30により回転駆動されるファン30aとが配設され、ファン30aから吹き出された空気が第2ヒータ29によって加熱される。実施例では、第2ファンモータ30およびファン30aから送風機が構成される。そして、第2ヒータ29および第2ファンモータ30により生起された加熱空気は、前記第2熱風循環路19から第2熱風流入口27を介して第2収納室18へ流入した後に、前記第2熱風流出口28から第2熱風循環路19に流出するように循環し、第2収納室18内の食器21が循環する加熱空気によって消毒されると共に乾燥される。
なお、前記第1画壁体14および第2画壁体17の各側板14b,14c,17b,17cに、複数の通気孔を設け、第1熱風循環路16や第2熱風循環路19を流通する加熱空気が、通気孔を介して収納室15,18に流入するようにしてもよい。
図1、図2に示す如く、前記第1収納室15に収納した食器21を加熱した空気の第1ヒータ25への吸込側である前記第1熱風流出口24の近傍に吸込側第1温度センサ31が配設されると共に、第1ヒータ25からの加熱空気の吹出側の第1熱風循環路16に吹出側第1温度センサ32が配設される。また、前記第2収納室18に収納した食器21を加熱した空気の第2ヒータ29への吸込側である前記第2熱風流出口28の近傍に吸込側第2温度センサ33が配設されると共に、第2ヒータ29からの加熱空気の吹出側である第2熱風循環路19に吹出側第2温度センサ34が配設される。なお、吹出側第1温度センサ32と吹出側第2温度センサ34は、第1保管室12および第2保管室13の相互に離間する側の熱風循環路16,19に配置される。
図3に示す如く、消毒保管庫を制御する制御装置35は、前記第1保管室12での消毒乾燥運転を制御する第1制御部36と、第2保管室13での消毒乾燥運転を制御する第2制御部37とを備える。第1制御部36に、前記第1ヒータ25、第1ファンモータ26、吸込側第1温度センサ31および吹出側第1温度センサ32が接続され、両第1温度センサ31,32により検出される検出温度(吸込側温度、吹出側温度)に基づいて、第1制御部36が第1ヒータ25への通電をON−OFFする制御(通電制御)を行うよう構成される。また、第2制御部37に、前記第2ヒータ29、第2ファンモータ30、吸込側第2温度センサ33および吹出側第2温度センサ34が接続され、両第2温度センサ33,34により検出される検出温度(吸込側温度、吹出側温度)に基づいて、第2制御部37が第2ヒータ29への通電をON−OFFする制御(通電制御)を行うよう構成される。実施例では、吸込側第1温度センサ31で検出される吸込側温度が、予め設定された設定温度Tを越えた条件と、吹出側第1温度センサ32で検出される吹出側温度が、設定温度Tより所定温度α(例えば10℃)だけ高い上限設定温度T1(=T+α)を越えた条件との何れか一方が満たされたときに、前記第1ヒータ25をOFF制御(通電停止)し、吸込側第1温度センサ31で検出される吸込側温度が設定温度Tより低くなった条件と、吹出側第1温度センサ32で検出される吹出側温度が上限設定温度T1より低くなった条件の何れもが満たされたときに、前記第1ヒータ25をON制御(通電)するよう設定される。そして、このように第1ヒータ25をON−OFF制御することで、第1収納室内の中央温度を設定温度Tに保持するようになっている。なお、前記上限設定温度T1は、消毒保管庫における初期運転において、収納室内中央温度が設定温度Tより高くならない範囲で設定される。
なお、前記吸込側第2温度センサ33および吹出側第2温度センサ34の検出温度に基づく第2ヒータ29のON−OFF制御も、吸込側第1温度センサ31および吹出側第1温度センサ32の検出温度に基づく第1ヒータ25のON−OFF制御と同じである。また、第1制御部36および第2制御部37は、入力された対応する温度センサ31,32,33,34の検出温度を通信によって相互に認識し得るよう構成されると共に、制御装置自体も各温度センサ31,32,33,34の検出温度情報を共有可能に構成される。
前記制御装置35は、食器21を設定温度Tで加熱処理することで消毒および乾燥するための消毒乾燥運転が行われる消毒乾燥時間(運転時間、例えば60分)が設定される運転タイマ38を備え、前記吸込側第1温度センサ31または吸込側第2温度センサ33で検出される吸込側温度が、前記設定温度Tを最初に越えた条件が満たされたときに、該運転タイマ38のカウントが開始されるよう設定される。そして、制御装置35は、運転タイマ38のカウント終了と同時に、前記各温度センサ31,32,33,34の検出温度に基づく制御に優先してヒータ25,29をOFF制御し、消毒乾燥運転を終了させるよう構成される。また、制御装置35には、全ての保管室12,13の夫々で消毒乾燥運転を行う第1の運転モードと、第1保管室12および第2保管室13の何れか一方でのみ消毒乾燥運転を行う第2の運転モードとに切り替え可能な切替えスイッチ39が接続される。なお、第2の運転モードでは、消毒乾燥運転を行う保管室12,13を、第1保管室12および第2保管室13のうちから選択し得るようになっている。すなわち、切替えスイッチ39の切り替え操作によって第1の運転モードが設定された場合、制御装置35は、両制御部36,37によって各保管室12,13で消毒乾燥運転を行うように対応する機器(25,26,29,30)を制御し、切替えスイッチ39の切り替え操作によって第2の運転モードが設定された場合、制御装置35は、選択された第1保管室12または第2保管室13に対応する制御部36,37のみによって消毒乾燥運転を行うように対応する機器(25,26,29,30)を制御する。実施例の消毒保管庫では、全ての機構(25,26,31,32,29,30,33,34)が正常で、第1の運転モードに設定された場合は、全ての保管室12,13の消毒乾燥運転が同時に開始されると共に、消毒乾燥時間の経過によって全ての保管室12,13の消毒乾燥運転が終了する。
前記第1制御部36に、ランプ、ブザーあるいは表示部等の第1異常報知手段40が接続される。第1制御部36は、第1保管室12に対応する第1ヒータ25、第1ファンモータ26および第1温度センサ31,32の何れかが故障したと判断した場合に、第1異常報知手段40によって異常発生を報知するよう構成される。また、第2制御部37にも、第1制御部36と同様に第2異常報知手段41が接続され、第2制御部37は、第2保管室13に対応する第2ヒータ29、第2ファンモータ30および第2温度センサ33,34の何れかが故障したと判断した場合に、第2異常報知手段41によって異常発生を報知するよう構成される。なお、ファンモータの故障は、モータの回転を検出する回転センサ等の公知の各種モータ故障検出手段によって検出可能であり、またヒータの故障は、ヒータ温度を検出する温度センサ等の公知の各種ヒータ故障検出手段によって検出可能であり、これら故障検出手段の検出結果に基づいて制御部36,37が、ヒータ25,29やファンモータ26,30の故障を判断するようになっている。また、温度センサ31,32,33,34の故障は、対応する制御部36,37に検出温度が入力されない場合に、当該制御部36,37が故障を判定するよう構成される。なお、機器25,26,31,32,29,30,33,34の故障情報は、制御装置35でも共有するようになっている。
実施例の消毒保管庫では、前記第1保管室12に対応する2つの第1温度センサ31,32の片方、または前記第2保管室13に対応する2つの第2温度センサ33,34の片方が故障等により作動停止した場合(検出温度が制御部36,37に入力されない場合)は、直ちに2つの保管室12,13の消毒乾燥運転を停止することなく、温度センサが故障していない保管室12,13に対応する2つの温度センサ31,32,33,34の検出温度に基づいて、前記両ヒータ25,29をON−OFF制御して運転を継続するよう設定される。そして、温度センサが故障した場合は、前記異常報知手段40,41によって異常報知を行う。また、第1保管室12に対応する2つの第1温度センサ31,32の両方、または第2保管室13に対応する2つの第2温度センサ33,34の両方が故障等により作動停止した場合は、直ちに2つの保管室12,13の消毒乾燥運転を停止するよう設定される。
前記温度センサ31,32,33,34の故障の有無の代表的なパターンに応じた運転や異常報知の有無等の関係を、図4に示す。パターン1は、全ての温度センサ31,32,33,34が正常な場合を示す。パターン2は、第1保管室12の吹出側第1温度センサ32のみが故障したパターンを示すものであって、この場合は、第2保管室13に対応する正常な2つの第2温度センサ33,34の検出温度に基づいて、第1ヒータ25および第2ヒータ29をON−OFF制御して、故障が発生したときの今回の運転を継続すると共に、両保管室12,13の次の消毒乾燥運転も可能とする。また、パターン3は、第2保管室13の吸込側第2温度センサ33のみが故障したパターンを示すものであって、この場合は、第1保管室12に対応する正常な2つの第1温度センサ31,32の検出温度に基づいて、第1ヒータ25および第2ヒータ29をON−OFF制御して、故障が発生したときの今回の運転を継続すると共に、両保管室12,13の次の消毒乾燥運転も可能とする。これに対し、パターン4は、第1保管室12の2つの第1温度センサ31,32の何れも故障したパターンを示すものであって、この場合は、故障が発生したときの両保管室12,13での今回の消毒乾燥運転を直ちに停止すると共に、両保管室12,13の次の消毒乾燥運転を不可とする。なお、図4に示すパターンは一例であって、実施例の消毒保管庫では、4つの温度センサ31,32,33,34のうちの何れか一つが故障した場合は、故障が発生したときの今回の2つの保管室12,13での消毒乾燥運転を継続すると共に、両保管室12,13の次の消毒乾燥運転も可能とするものである。
実施例の消毒保管庫では、前記第1保管室12に対応する第1ヒータ25または第1ファンモータ26、あるいは前記第2保管室13に対応する第2ヒータ29または第2ファンモータ30が故障等により作動停止した場合は、直ちに2つの保管室12,13の消毒乾燥運転を停止することなく、ヒータ25,29またはファンモータ26,30が故障した保管室12,13の消毒乾燥運転のみを直ちに停止し、ヒータ25,29またはファンモータ26,30が故障していない保管室12,13については消毒乾燥運転を継続するよう制御部36,37が各種機器を制御するよう構成される。
ここで、前記ヒータ25,29またはファンモータ26,30の故障に伴い、ヒータ25,29またはファンモータ26,30が故障していない保管室12,13のみで消毒乾燥運転を継続する場合に、前記制御装置35は、消毒乾燥運転を停止した一方の保管室12,13の温度センサ31,32,33,34による検出温度と、消毒乾燥運転を継続している他方の保管室12,13の温度センサ31,32,33,34による検出温度との温度差に応じて、継続している消毒乾燥運転の消毒乾燥時間を可変するよう設定される。具体的に、実施例では、吸込側第1温度センサ31の検出温度と、吸込側第2温度センサ33の検出温度との温度差が、(1)予め設定された許容値以内の場合、(2)許容値より大きく、予め設定された第1閾値以下の場合、(3)第1閾値より大きい場合に分け、制御装置35は、(1)の場合には消毒乾燥時間を延長しない制御を行い、(2)の場合には消毒乾燥時間を、予め設定された第1延長時間だけ延長する制御を行い、(3)の場合には消毒乾燥時間を、第1延長時間より長い予め設定された第2延長時間だけ延長する制御を行うよう構成される。なお、第1延長時間および第2延長時間は、1つのヒータ25,29およびファンモータ26,30で生起された加熱空気によって、全ての収納室15,18に収納されている食器21の消毒および乾燥を行い得る、実験等によって求められた値が用いられる。
なお、実施例の消毒保管庫は、各ヒータ25,29の温度を検出する過昇防止温度センサ(図示せず)を夫々備え、各過昇防止温度センサの検出温度が制御装置35に入力される。そして、制御装置35は、何れか一方の過昇防止温度センサの検出温度が、予め設定された過昇温度となった場合は、全ての保管室12,13での消毒乾燥運転を直ちに停止するよう各機器25,26,29,30を制御するよう構成される。
〔実施例の作用〕
次に、実施例に係る消毒保管庫の運転方法の作用について説明する。
(第1の運転モードの場合について)
前記切替えスイッチ39の切り替え操作により第1の運転モードが設定され、消毒保管庫で第1の運転モードの運転を行う場合、図2に示す如く、前記筐体10から前記隔壁11を取り外して前記第1保管室12と第2保管室13とを空間的に連通させる。そして、消毒保管庫の運転を開始すると、前記制御装置35は、各制御部36,37によって対応する保管室12,13での消毒乾燥運転を同時に開始させる。すなわち、前記ヒータ25,29およびファンモータ26,30への通電がONされて、加熱空気を熱風循環路16,19と収納室15,18とで循環させ、該収納室15,18の内部を昇温させる。前記吸込側第1温度センサ31または吸込側第2温度センサ33が、予め設定された設定温度Tを検出すると、前記運転タイマ38のカウントを開始する。以後は、吸込側第1温度センサ31および吹出側第1温度センサ32による検出温度に基づいて、第1制御部36が第1ヒータ25をON−OFF制御して、第1保管室12内(第1収納室15)の温度を設定温度Tに保持する。また、吸込側第2温度センサ33および吹出側第2温度センサ34による検出温度に基づいて、第2制御部37が第2ヒータ29をON−OFF制御して、第2保管室13内(第2収納室18)の温度を設定温度Tに保持する。そして、制御装置35は、運転タイマ38のカウント終了と同時に、前記各温度センサ31,32,33,34の検出温度に基づく制御に優先してヒータ25,29をOFF制御し、消毒乾燥運転を終了させる。
ここで、実施例の消毒保管庫は、前記各保管室12,13での消毒乾燥運転は、ヒータ25,29の吸込側温度を検出する温度センサ31,33と、吹出側温度を検出する温度センサ32,33との2つの温度センサの検出温度に基づいて行っている。具体的に、吸込側の第1および第2温度センサ31,33で検出される吸込側温度が設定温度Tを越えた条件と、吹出側の第1および第2温度センサ32,34で検出される吹出側温度が上限設定温度T1を越えた条件との何れか一方が満たされたときに、前記ヒータ25,29をOFF制御している。すなわち、吹出側の第1および第2温度センサ32,34が設定温度Tより所定温度αだけ高い上限設定温度T1を検出するまではヒータ25,29をON状態とし得るので、初期運転において収納室内中央温度が設定温度Tに達するまでに要する時間を短縮することができる。また上限設定温度T1は、収納室内中央温度が設定温度Tより上昇しない値に設定されているから、食器21が高温に晒されることで劣化するのは防止される。更に、収納室内中央温度が設定温度Tに達した以後においては、吸込側温度を検出する吸込側の第1および第2温度センサ31,33が設定温度Tを検出することでヒータ25,29がOFF制御されるから、収納室内中央温度が上限設定温度T1まで上昇することはない。すなわち、吸込側温度と吹出側温度とに基づいてヒータ25,29をON−OFF制御することで、収納室内の温度上昇を早くし得ると共に、食器21が高温に晒されて劣化するのを防ぐことができる。
(温度センサが故障した場合について)
次に、第1の運転モードが設定されている状態で、温度センサ31,32,33,34が故障した場合につき、図4のパターン2およびパターン4の場合で説明する。
前記各制御部36,37によって対応する保管室12,13で消毒乾燥運転が正常に行われている状況において、前記吹出側第1温度センサ32からの検出温度の入力がなく、第1制御部36が、吹出側第1温度センサ32が故障したと判断した場合、該第1制御部36は、前記第2制御部37との通信によって吸込側第2温度センサ33および吹出側第2温度センサ34の検出温度に基づいて、第1ヒータ25をON−OFF制御して、第1保管室12での消毒乾燥運転を継続する。また、第2制御部37は、吸込側第2温度センサ33および吹出側第2温度センサ34の検出温度に基づいて、第2ヒータ29をON−OFF制御して、第2保管室13での消毒乾燥運転を継続する。また、第1制御部36は、吹出側第1温度センサ32が故障したことを、前記第1異常報知手段40で報知する。
前記制御装置35は、前記吹出側第1温度センサ32が故障したときに行われている今回の消毒乾燥運転を、前記運転タイマ38のカウント終了と同時に終了する。そして、各収納室15,18に新たな食器21を収納して、消毒保管庫の運転を新たに開始すると、各制御部36,37は、正常な前記吸込側第2温度センサ33および吹出側第2温度センサ34の検出温度に基づいて、対応するヒータ25,29の夫々をON−OFF制御して、両保管室12,13での消毒乾燥運転を行う。
前記各制御部36,37によって対応する保管室12,13で消毒乾燥運転が正常に行われている状況において、前記吸込側第1温度センサ31および吹出側第1温度センサ32からの検出温度の入力がなく、第1制御部36が、吸込側第1温度センサ31および吹出側第1温度センサ32が故障したと判断した場合、前記制御装置35は、全ての保管室12,13において運転中の消毒乾燥運転を直ちに停止すると共に、新たな(次の)消毒乾燥運転を開始させないようにする。また、第1制御部36は、吸込側第1温度センサ31および吹出側第1温度センサ32が故障したことを、前記第1異常報知手段40で報知する。
すなわち、前記第1保管室12の吹出側第1温度センサ32が故障しても、当該第1保管室12での消毒乾燥運転を、正常な吸込側第2温度センサ33および吹出側第2温度センサ34の検出温度に基づいて継続するので、第1保管室12の第1収納室15に収納されている食器21が、消毒、乾燥されない状態で消毒乾燥運転が終了してしまうのを回避することができる。また、新たな食器21を消毒、乾燥する場合にも、正常な吸込側第2温度センサ33および吹出側第2温度センサ34の検出温度に基づいて、両保管室12,13の夫々で消毒乾燥運転を行い得るので、消毒乾燥処理する食器21の処理量が減ることもない。更に、第1異常報知手段40による異常報知によって吹出側第1温度センサ32が故障したことを認識したユーザーが、メーカーに連絡して故障を直すまでに時間が掛かったとしても、両保管室12,13の夫々で消毒乾燥運転を行い得るので、ユーザーが受ける不利益を最少限に抑えることができる。言い替えると、メーカーが、ユーザーから故障の連絡を受けてから故障を直す作業者を派遣するまでに求められる時間に余裕ができる。また、図2に示す如く、第1保管室12と第2保管室13とは空間的に連通しているので、両保管室12,13の温度は平均化し、吹出側第1温度センサ32が故障している第1保管室12の第1ヒータ25を、第2保管室13の正常な吸込側第2温度センサ33および吹出側第2温度センサ34の検出温度に基づいてON−OFF制御しても、両保管室12,13の温度を設定温度Tに保持することができる。そして、両保管室12,13の何れにおいても、吸込側温度と吹出側温度とに基づいてヒータ25,29をON−OFF制御することで、収納室内の温度上昇を早くし得ると共に、食器21が高温に晒されて劣化するのを防ぐことができる、という作用効果を享受できる。
次に、第1の運転モードが設定されている状態で、ヒータ25,29またはファンモータ26,30の何れかが故障した場合につき、第1保管室12に対応する第1ファンモータ26が故障した場合で説明する。
前記各制御部36,37によって対応する保管室12,13で消毒乾燥運転が正常に行われている状況において、第1制御部36が、前記第1ファンモータ26が故障したと判断した場合、該第1制御部36は、第1保管室12での消毒乾燥運転を直ちに停止する。また、第1制御部36は、第1ファンモータ26が故障したことを、前記第1異常報知手段40で報知する。但し、第2ヒータ29および第2ファンモータ30が正常な第2保管室13での消毒乾燥運転は継続し、前記運転タイマ38のカウント終了によって第2保管室13での消毒乾燥運転を終了する。また、前記制御装置35は、第1ファンモータ26が故障した場合は、当該第1ファンモータ26が故障した今回の第2保管室13での消毒乾燥運転のみを消毒乾燥時間まで継続し、全ての保管室12,13において新たな(次の)消毒乾燥運転は開始させないようにする。
図2に示す如く、前記第1保管室12と第2保管室13とは空間的に連通しているので、第1保管室12で消毒乾燥運転が停止しても、第2保管室13の第2ヒータ29および第2ファンモータ30によって生起された加熱空気が、前記第2熱風循環路19から第1熱風循環路16に流入し、該加熱空気によって第1収納室15に収納されている食器21を消毒、乾燥することができる。すなわち、正常な第2保管室13で生起される加熱空気を異常が発生した第1保管室12に循環することができ、第1ファンモータ26の故障により食器21の消毒と乾燥が行われなくなる事態を回避することができる。
また、前記制御装置35は、第1ファンモータ26の故障により第1保管室12での消毒乾燥運転を停止した場合、当該第1保管室12の吸込側第1温度センサ31による検出温度と、第2保管室13の吸込側第2温度センサ33による検出温度との温度差が、前記許容値以内の場合、第2保管室13での消毒乾燥運転を、正常時の消毒乾燥時間だけ継続して終了するよう各機構を制御する。これに対し、制御装置35は、前記温度差が、前記許容値より大きく第1閾値以下の場合は、正常時の消毒乾燥時間より前記第1延長時間だけ消毒乾燥運転を延長して終了し、前記温度差が、前記第1閾値より大きい場合は、正常時の消毒乾燥時間より前記第2延長時間だけ消毒乾燥運転を延長して終了するよう各機構を制御する。第1延長時間および第2延長時間は、1つのヒータ25,29およびファンモータ26,30で生起された加熱空気によって、全ての収納室15,18に収納されている食器21の消毒および乾燥を行い得る時間に設定されているので、一方の保管室12での消毒乾燥運転が停止したとしても、全ての保管室12,13に収納されている食器21を好適に消毒、乾燥することができる。
(第2の運転モードの場合について)
前記切替えスイッチ39の切り替え操作により第2の運転モードが設定され、消毒保管庫で第2の運転モードの運転を行う場合、図1に示す如く、前記筐体10に前記隔壁11を取り付けて、前記第1保管室12と第2保管室13との連通状態を遮断する。なお、第2の運転モードでは、第1保管室12でのみ消毒乾燥運転を行うことが選択されているものとして説明する。
すなわち、消毒保管庫の運転を開始すると、前記制御装置35は、第1制御部36のみによって、第1保管室12での消毒乾燥運転を開始させる。すなわち、前記第1ヒータ25および第1ファンモータ26への通電がONされて、加熱空気を第1熱風循環路16と第1保管室12とで循環させ、前記第1収納室15の内部を昇温させる。前記吸込側第1温度センサ31が、予め設定された設定温度Tを検出すると、前記運転タイマ38のカウントを開始する。以後は、吸込側第1温度センサ31および吹出側第1温度センサ32による検出温度に基づいて、第1制御部36が第1ヒータ25をON−OFF制御して、第1保管室12内(第1収納室15)の温度を設定温度Tに保持する。そして、制御装置35は、運転タイマ38のカウント終了と同時に、吸込側第1温度センサ31および吹出側第1温度センサ32の検出温度に基づく制御に優先して第1ヒータ25をOFF制御し、第1保管室12での消毒乾燥運転を終了させる。
実施例の消毒保管庫では、一部の保管室12(または13)でのみ食器21の消毒乾燥運転を行う第2の運転モードに切り替えた場合は、消毒乾燥運転しない他の保管室13(または12)との連通状態を遮断した状態で、選択された保管室12(または13)でのみ消毒乾燥運転を行うようにしたので、消毒、乾燥する食器21の量が少ない場合に、消毒、乾燥の必要のない保管室13(または12)に加熱空気が循環してしまうことで電力が無駄となるのを防いで、食器21の量に合った消毒乾燥運転を行うことができる。
〔変更例〕
本願は、前述した各実施例の構成に限定されるものでなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
(1) 実施例では、2つの保管室を備える場合で説明したが、保管室の数は3つ以上であってもよく、その複数の保管室が相互に連通可能になっていればよい。
(2) 実施例では、各保管室に対して2つの温度センサを設けた場合で説明したが、各保管室に対して1つの温度センサを設けたものであってもよく、温度センサが故障した保管室での消毒乾燥運転を、正常な温度センサの検出温度に基づいて行うようにすればよい。
(3) 実施例では、ヒータやファンモータ(送風機)が故障した場合に、次の新たな消毒乾燥運転を行わないようにしたが、行い得るようにしてもよい。
(4) 実施例では、各保管室に対応して消毒乾燥運転を制御する制御部を夫々設けたが、全ての保管室での消毒乾燥運転を、1つの制御部または制御装置によって制御するようにしてもよい。
12 第1保管室(保管室),13 第2保管室(保管室),21 食器
25 第1ヒータ(ヒータ),26 第1ファンモータ(送風機)
26a ファン(送風機),29 第2ヒータ(ヒータ)
30 第2ファンモータ(送風機),30a ファン(送風機)
31 吸込側第1温度センサ(温度センサ),32 吹出側第1温度センサ(温度センサ)
33 吸込側第2温度センサ(温度センサ),34 吹出側第2温度センサ(温度センサ)

Claims (5)

  1. 食器(21)が収納される複数の保管室(12,13)と、各保管室(12,13)に対応して設けたヒータ(25,29)、送風機(26,26a,30,30a)および温度センサ(31,32,33,34)を備え、前記ヒータ(25,29)および送風機(26,26a,30,30a)で生起された加熱空気を各保管室(12,13)に循環させて前記食器(21)を加熱して消毒乾燥し、前記温度センサ(31,32,33,34)による検出温度に基づいて対応のヒータ(25,29)をON−OFF制御して消毒乾燥運転を行う消毒保管庫の運転方法であって、
    前記複数の保管室(12,13)を空間的に連通させ、何れかの保管室(12,13)に対応する温度センサ(31,32,33,34)が故障した場合は、該温度センサ(31,32,33,34)が故障した保管室(12,13)での消毒乾燥運転を、他の保管室(12,13)に対応する温度センサ(31,32,33,34)の検出温度に基づいて行うようにした
    ことを特徴とする消毒保管庫の運転方法。
  2. 前記保管室(12,13)の夫々に対応して、食器(21)を加熱した空気のヒータ(25,29)への吸込側および該ヒータ(25,29)からの加熱空気の吹出側の夫々に温度センサ(31,32,33,34)を設け、
    前記複数の保管室(12,13)のうち何れかの保管室(12,13)に対応して設けた片方の温度センサ(31,32,33,34)が故障した場合は、該温度センサ(31,32,33,34)が故障した保管室(12,13)での消毒乾燥運転を、温度センサ(31,32,33,34)が故障していない保管室(12,13)における温度センサ(31,32,33,34)による検出温度に基づいて行い、
    前記複数の保管室(12,13)のうち何れかの保管室(12,13)に対応して設けた両方の温度センサ(31,32,33,34)が故障した場合は、全ての保管室(12,13)での消毒乾燥運転を停止するようにした請求項1記載の消毒保管庫の運転方法。
  3. 一の保管室(12,13)に対応する前記ヒータ(25,29)および送風機(26,26a,30,30a)の何れかが故障した場合は、当該ヒータ(25,29)および送風機(26,26a,30,30a)の何れかが故障した保管室(12,13)での消毒乾燥運転を停止し、
    前記ヒータ(25,29)および送風機(26,26a,30,30a)が故障していない他の保管室(12,13)については、対応する温度センサ(31,32,33,34)の検出温度に基づいてヒータ(25,29)をON−OFF制御する消毒乾燥運転を継続するようにした請求項1または2記載の消毒保管庫の運転方法。
  4. 前記ヒータ(25,29)および送風機(26,26a,30,30a)の何れかが故障した保管室(12,13)に対応する温度センサ(31,33)の検出温度と、ヒータ(25,29)および送風機(26,26a,30,30a)が故障していない保管室(12,13)に対応する温度センサ(31,33)の検出温度との温度差に応じて、前記消毒乾燥運転を行う消毒乾燥時間を可変するようにした請求項3記載の消毒保管庫の運転方法。
  5. 前記複数の保管室(12,13)の夫々で食器(21)の消毒乾燥運転を行う第1の運転モードと、複数のうちの一部の保管室(12,13)でのみ食器(21)の消毒乾燥運転を行う第2の運転モードとに切り替え可能に設定され、
    前記第2の運転モードに切り替えた場合は、該第2の運転モードで消毒乾燥運転する保管室(12,13)と、消毒乾燥運転しない他の保管室(12,13)との連通状態を遮断して消毒乾燥運転を行うようにした請求項1〜4の何れか一項に記載の消毒保管庫の運転方法。
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