JP3598037B2 - 熱風式保管庫の運転方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は熱風式保管庫の運転方法に関し、更に詳細には、断熱箱体内に所要の空間を介在させて配設した収納部内に熱風を強制循環させて、該収納部内に収納した食器を加熱して消毒・乾燥を行なう熱風式保管庫の運転方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
食器に熱風を当てて加熱することで消毒・乾燥する熱風式保管庫は、断熱箱体の内部に、所要の空間を介して収納部を備え、該収納部内に多段で配設した棚に、食器を収容したカゴが載置されるようになっている。前記空間は、収納部の天板上部に画成される上部空間と、収納部の幅方向に対向する両側板外部に画成される側部空間および両側部空間の下端に形成された吹出口を介して連通する底部空間とで構成される。前記天板には、上部空間と連通する吸込口が形成され、また上部空間には、送風機およびヒータが配設してある。
【0003】
前記熱風式保管庫では、前記送風機を運転することで、吸込口を介して上部空間に吸込んだ収納部内空気をヒータと熱交換して加熱した後、得られた熱風を両側部空間に流下させる。そして、各側部空間の吹出口から底部空間に吹出した熱風を、収納部内に導入して上昇させ、前記吸込口から上部空間に戻すよう強制循環することで、収納部内に収納されている食器を加熱して消毒・乾燥するよう構成される。
【0004】
前述したように熱風を強制循環して食器を消毒・乾燥する熱風式保管庫では、前記ヒータで加熱された空気(熱風)の吹出側、あるいは食器と熱交換して温度低下した空気のヒータへの吸込側の何れかに温度センサを配設し、食器を消毒・乾燥するために予め設定された消毒・乾燥時間の間は、該温度センサにより検出される検出温度に基づいて前記ヒータをON−OFF制御することで、前記収納部内の温度を予め設定された設定温度に保持する状態での保温運転が行なわれる。この保温運転は、前半の消毒モードと後半の乾燥モードとからなり、消毒モードでは、前記収納部に連通する排気ダクトを閉成状態として、収納部内の湿度を高く保持したまま食器を加熱することで該食器を消毒するようになっている。また乾燥モードでは、排気ダクトを開放して湿った収納部内の空気を外部に排出しつつ食器を加熱することで該食器を乾燥するよう設定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記熱風式保管庫では、前記消毒・乾燥時間の経過後に前記ヒータと送風機とを同時に停止することで、食器の消毒・乾燥処理を終了している。しかし、ヒータと送風機とを同時に停止すると、送風機から吹出される空気がヒータに当たらなくなるため、該ヒータを停止しても一瞬温度が上昇し、ヒータ自身が損傷するおそれがある。またそのときには周囲温度も上昇するので、ヒータ周囲に配設されている他の部品も損傷することが危惧される。
【0006】
ここで、前記消毒・乾燥時間のカウントは、前記温度センサが最初に設定温度を検出したタイミングで開始するよう設定されている。しかし、熱風の吹出側あるいは吸込側に配設された温度センサでの検出温度は、収納部内の中央温度が安定しない保管庫の運転初期には該中央温度との間に大きな差があり、温度センサが設定温度を検出したタイミングでカウントを開始すると、前半に行なわれる前記消毒モードでの食器の消毒が不充分となったり、消毒が不必要に長く行なわれる不都合があった。
【0007】
すなわち、運転初期において冷たい食器と熱風とが熱交換している収納部内の中央温度は、熱風の吹出側に配設されてヒータにより加熱された直後の熱風の温度を検出している温度センサの検出温度より低く、該温度センサが最初に設定温度を検出したときでも中央温度は設定温度には達していない。従って、このときに消毒・乾燥時間のカウントを開始すると、中央温度が設定温度に達していない状態で消毒モードが開始されてしまい、食器の充分な消毒が行なわれなくなる。また吸込側に配設された温度センサは、食器と熱交換して冷やされた空気の温度を検出するため、運転初期には収納部内の中央温度は吸込側温度より高く、該温度センサが最初に設定温度を検出したときには中央温度は設定温度を越えている。従って、このときに消毒・乾燥時間のカウントを開始すると、収納部内が既に所定時間に亘って設定温度を越えた状態で運転が行なわれた後に消毒モードが開始されることとなるから、食器の消毒が必要以上に長く行なわれてしまう。
【0008】
【発明の目的】
本発明は、前述した従来の技術に内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、ヒータが損傷するのを防止し、併せて食器の消毒を適正に行ない得る熱風式保管庫の運転方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る熱風式保管庫の運転方法は、
箱体の内部に送風機とヒータとを備え、該送風機の運転によりヒータと熱交換して加熱した空気を強制循環することで、内部に収納した食器を加熱するようにした熱風式保管庫において、
前記箱体内で食器を加熱した空気のヒータへの吸込側に配設された第1温度センサで検出される吸込側温度が、予め設定された設定温度を最初に越えた条件と、前記ヒータからの加熱空気の吹出側に配設された第2温度センサで検出される吹出側温度が、前記設定温度より所定温度だけ高い上限設定温度を最初に越えてから予め設定された遅延時間が経過した条件との何れか一方が満たされたときに、食器を消毒・乾燥する運転時間を設定した運転タイマのカウントを開始し、また同時に排気ダクトを開放するまでの時間を設定してあるタイマがカウントを開始するよう設定されていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る熱風式保管庫の運転方法につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
【0011】
図1は、実施例に係る熱風式保管庫を示す概略図であり、該熱風式保管庫10は、外装と内装との間にグラスウールを充填した断熱構造の断熱箱体(箱体)12の内部に、その内壁と所要の空間14を保持して収納部16が配設されている。この収納部16は、その天板18の中央部に吸込口18aが形成してある。また収納部16の内部には、複数の棚20が上下に所定間隔離間して多段的に配置され、各棚20に、食器(図示せず)を収容したカゴ22が載置されるようになっている。
【0012】
前記空間14は、収納部16の天板上部に画成される上部空間14aと、収納部16の幅方向に対向する両側板24,24の外部に画成されて上部空間14aと連通する側部空間14b,14bおよび断熱箱体12内に画成されて収納部16の下方に臨む底部空間14cとで構成され、該底部空間14cは両側部空間14b,14bの下端に形成された吹出口26,26を介して連通している。また収納部16は、上部空間14aに前記吸込口18aを介して連通すると共に、底部空間14cに連通し、更に側板24,24に形成した複数の通孔(図示せず)を介して側部空間14b,14bと連通する。
【0013】
前記上部空間14aに送風機28が配設されると共に、該上部空間14aには、送風機28に近接してヒータ30が配置してある。前記送風機28は、収納部16の吸込口18aから収納部内空気を上部空間14aに吸込み、該空気をヒータ30に向けて送風するよう設定されている。従って、送風機28を運転することにより、収納部16側から吸込んだ空気は、ヒータ30に接触して加熱されて熱風とされた後、前記両側部空間14b,14bに流れ込むようになっている。そしてこの熱風が、前記側板24の通孔および吹出口26,26から収納部16内に吹込まれ、収納されている食器を加熱するよう構成される。
【0014】
前記食器を加熱した空気のヒータ30への吸込側である前記吸込口18aの近傍に第1温度センサ32が配設されると共に、ヒータ30からの加熱空気の吹出側である一方の吹出口26の近傍(側部空間14b)に第2温度センサ34が配設され、両温度センサ32,34により検出される検出温度(吸込側温度,吹出側温度)に基づいて、図2に示す制御装置40が前記ヒータ30への通電をON−OFFする制御(通電制御)を行なうよう構成される。すなわち、第1温度センサ32で検出される吸込側温度が、予め設定された設定温度Tを越えた条件と、第2温度センサ34で検出される吹出側温度が、設定温度Tより所定温度α(例えば10℃)だけ高い上限設定温度T(=T+α)を越えた条件との何れか一方が満たされたときに、前記ヒータ30をOFF制御(通電停止)し、第1温度センサ32で検出される吸込側温度が設定温度Tより低くなった条件と、第2温度センサ34で検出される吹出側温度が上限設定温度Tより低くなった条件の何れもが満たされたときに、前記ヒータ30をON制御(通電)するよう設定される。そして、このようにヒータ30をON−OFF制御することで、収納部内の中央温度を設定温度Tに保持するようになっている(図3参照)。なお、前記上限設定温度Tは、後述する熱風式保管庫10の初期運転において、収納部内中央温度が設定温度Tより高くならない範囲で設定される。
【0015】
前記熱風式保管庫10には、図1に示す如く、前記上部空間14aを介して収納部16内に連通する排気ダクト36が設けられ、該ダクト36はダンパ38の開閉作動によって閉成または開放されるよう構成される。すなわち、ダンパ38を作動して排気ダクト36を閉成したときには、収納部16内の湿気が外部に排出されることなく食器が加熱されることで該食器の消毒がなされ(消毒モード)、排気ダクト36を開放したときには、収納部16内の湿気が空間14および排気ダクト36を介して外部に排出されつつ食器が加熱されることで該食器の乾燥がなされるようになっている(乾燥モード)。
【0016】
前記制御装置40は、食器を設定温度Tで加熱処理することで消毒および乾燥するための消毒・乾燥時間(運転時間)が設定される運転タイマ42を備え、前記第1温度センサ32で検出される吸込側温度が、予め設定された設定温度Tを最初に越えた条件と、前記第2温度センサ34で検出される吹出側温度が、前記上限設定温度Tを最初に越えて(ヒータ30が最初にOFFした時点)から予め設定された遅延時間(例えば15分)が経過した条件との何れか一方が満たされたときに、該運転タイマ42のカウントが開始されるよう設定されている。なお前記遅延時間は、制御装置40が備える遅延タイマ44に設定され、該タイマ44のカウントが、第2温度センサ34で検出される吹出側温度が上限設定温度Tを最初に越えたときに開始され、遅延時間のカウント終了時に未だ運転タイマ42のカウントが開始されていなければそのカウントを開始するよう制御される(図4参照)。
【0017】
また前記制御装置40は、運転タイマ42のカウント開始と同時にカウントを開始するダンパ用タイマ(図示せず)を備え、該ダンパ用タイマに予め設定されている消毒モード時間(排気ダクト36を開放するまでの時間、例えば15分)の経過後に、前記ダンパ38を作動して排気ダクト36を開放し、消毒モードから乾燥モードに切替える制御を行なうよう設定される。更に制御装置40は、前記乾燥モードの終了前(食器を加熱する運転が所定時間経過した後)に、前記送風機28の運転を継続したまま、前述した温度センサ32,34による制御に優先してヒータ30のみをOFF制御して、ヒータ30を送風機28で空冷するクールダウン運転へ移行させるようになっている。更にまた、前記消毒・乾燥時間のカウントが終了したときに、制御装置40は送風機28の運転を停止(OFF制御)すると共に、前記ダンパ38を作動して排気ダクト36を閉成して食器の消毒・乾燥運転を終了するよう設定されている。なお、クールダウン運転へ移行するときのヒータ30をOFF制御するタイミングは、既に食器の乾燥が充分になされた後で、前記運転タイマ42のカウント値が予め設定されたカウント値(設定時間)となったときに設定される。
【0018】
【実施例の作用】
次に、前述のように構成した実施例に係る熱風式保管庫の作用につき、運転方法との関係で説明する。なお、熱風式保管庫10の運転開始前では、前記ダンパ38により排気ダクト36は閉成された状態となっており、該保管庫10の収納部16内に洗浄されて濡れた状態の食器が収納される。
【0019】
熱風式保管庫10の運転開始より順を追って説明すれば、熱風式保管庫10の図示しない運転スイッチをON作動すると、前記送風機28の運転が開始されると共にヒータ30への通電(ON)が開始され、前記収納部16内の空気は、送風機28により吸込口18aを介して上部空間14aに吸込まれて前記ヒータ30に向けて送風され、ここで熱交換により加熱されて熱風とされた後に、前記両側部空間14b,14bに流れ込む。各側部空間14bに流れ込んだ熱風は、前記側板24の通孔および吹出口26から収納部内に吹出され、収納されている食器を加熱する。そして、食器と熱交換して温度低下した空気は、前記吸込口18aを介して再び上部空間14aに吸込まれるよう循環する(図1参照)。
【0020】
前記熱風式保管庫10の運転開始後に、前記第2温度センサ34の検出温度(吹出側温度)が最初に上限設定温度Tを越え、前記ヒータ30がOFF制御されたときに、前記遅延タイマ44がカウントを開始する(図3参照)。初期運転時には食器は冷えているために、収納部内中央温度(第1温度センサ32で検出される吸込側温度)は、第2温度センサ34が上限設定温度Tを検出した時点でも設定温度Tまでは達しておらず、このときには前記ヒータ30は第2温度センサ34の検出温度によってON−OFF制御される。そして、食器が熱風により温められ、前記収納部内中央温度が設定温度Tに近づき、前記第1温度センサ32の検出温度(吸込側温度)が運転開始後に最初に設定温度Tを越えたときに、前記運転タイマ42のカウントが開始される。
【0021】
前記運転タイマ42のカウントが開始された以後においては、前記ヒータ30は第1温度センサ32の検出温度によってON−OFF制御されて、収納部内中央温度は設定温度Tに保持される。このとき、前記排気ダクト36は閉成されているから、濡れている食器が熱風により加熱されることで収納部16内が高湿度に保持されており、これにより該食器の消毒が行なわれる。また、運転タイマ42のカウント開始と同時に、前記ダンパ用タイマのカウントが開始される。
【0022】
前記運転タイマ42のカウント開始時には、収納部16の中央温度は設定温度Tに確実に達しているから、前記消毒モードによる食器の消毒は充分になされる。しかも、初期運転時にはヒータ30は設定温度Tより所定温度αだけ高い上限設定温度Tで制御されているから、食器が短時間で加熱されることで収納部内中央温度と第1温度センサ32で検出される吸込側温度との差は極僅か(略同じ)となっており、該第1温度センサ32が最初に設定温度Tを検出した時点において、既に収納部内中央温度が長い時間に亘って設定温度Tを越えた状態に保持されてはいない。従って、食器の消毒が必要以上になされることもなく、該消毒が適正になされる。
【0023】
ここで、例えば前記断熱箱体12の扉(図示せず)が半開き状態、あるいは扉のパッキン不良等により収納部16内に外気が進入していたりする等の原因により、収納部16内がなかなか温まらず、前記第1温度センサ32が設定温度Tを最初に検出するまでに長い時間が掛かると、食器の消毒・乾燥運転の開始が大幅に遅れてしまう。しかし、実施例の熱風式保管庫10では、第1温度センサ32が設定温度Tを検出しなくても、図4に示す如く、前記遅延タイマ44が遅延時間のカウントを終了したときには、強制的に前記運転タイマ42のカウントを開始して消毒・乾燥運転を開始する。従って、消毒・乾燥運転がなかなか開始されず、熱風式保管庫10が無駄に運転されることでランニングコストが嵩むのは防止される。
【0024】
前記運転タイマ42のカウント開始から消毒モード時間が経過(ダンパ用タイマのカウント終了)すると、前記ダンパ38が開放作動して排気ダクト36が開放されて消毒モードから乾燥モードに切替えられ、前記収納部16内の湿気は空間14および排気ダクト36を介して外部に排出される。これにより、収納部16に収納されている食器は熱風により加熱乾燥される。
【0025】
前記乾燥モードが終了する所定時間前に、前記送風機28の運転を継続したままヒータ30のみがOFF制御される(クールダウン運転)。これにより、送風機28からヒータ30へ空気が吹付けられることで空冷され、該ヒータ30がOFF制御時に温度上昇するのは防止される。従って、ヒータ30の温度上昇によりヒータ自身および周囲の各部品が損傷するのは未然に防止される。なお、クールダウン運転へ移行するヒータ30のOFF制御は、前記温度センサ32,34による制御に優先して行なわれるものであって、そのときにヒータ30がOFF状態であればそのまま保持し、ON状態であればOFF制御されるものである。
【0026】
そして、前記運転タイマ42の消毒・乾燥時間のカウント終了(クールダウン運転終了)により、前記ダイパ38が閉成作動して排気ダクト36が閉成すると共に、前記送風機28の運転も停止されることで、食器の消毒・乾燥運転が終了する。すなわち、クールダウン運転中は排気ダクト36は開放され、所定時間のクールダウン運転終了と同時に排気ダクト36は閉成される。
【0027】
なお、実施例ではクールダウン運転へ移行するヒータのOFF制御のタイミングを、運転タイマのカウント値によって行なう場合で説明したが、該運転タイマと同時にカウントを開始する独立したタイマを用いてもよい。
【0028】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明に係る熱風式保管庫の運転方法では、収納部内中央温度が設定温度に確実に達してから、食器を消毒・乾燥する運転時間のカウントを開始し得るので、その後の消毒処理は設定温度で必要時間だけ効率的に行なわれる。また、運転時間のカウント開始が遅延時間以上に遅れることはないから、保管庫自体が無駄に運転されることでランニングコストが嵩むのも防止し得る。更に、送風機の運転を継続したままヒータをOFF制御することで、該ヒータがOFF制御時に温度上昇してヒータ自身や周辺の部品が損傷すると云った不具合の発生を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る熱風式保管庫の概略構造を示す縦断正面図である。
【図2】実施例に係る熱風式保管庫の制御ブロック図である。
【図3】実施例に係る熱風式保管庫において、第1温度センサの検出温度が最初に設定温度を越えた条件で消毒・乾燥運転が開始される状態を示すグラフ図である。
【図4】実施例に係る熱風式保管庫において、遅延タイマの遅延時間のカウント終了の条件で消毒・乾燥運転が開始される状態を示すグラフ図である。
【符号の説明】
12 断熱箱体(箱体),28 送風機,30 ヒータ,32 第1温度センサ
34 第2温度センサ,42 運転タイマ,T 設定温度,T 上限設定温度

Claims (2)

  1. 箱体(12)の内部に送風機(28)とヒータ(30)とを備え、該送風機(28)の運転によりヒータ(30)と熱交換して加熱した空気を強制循環することで、内部に収納した食器を加熱するようにした熱風式保管庫において、
    前記箱体(12)内で食器を加熱した空気のヒータ(30)への吸込側に配設された第1温度センサ(32)で検出される吸込側温度が、予め設定された設定温度(T)を最初に越えた条件と、前記ヒータ(30)からの加熱空気の吹出側に配設された第2温度センサ(34)で検出される吹出側温度が、前記設定温度(T)より所定温度だけ高い上限設定温度(T)を最初に越えてから予め設定された遅延時間が経過した条件との何れか一方が満たされたときに、食器を消毒・乾燥する運転時間を設定した運転タイマ(42)のカウントを開始し、また同時に排気ダクト(36)を開放するまでの時間を設定してあるタイマがカウントを開始するよう設定されている
    ことを特徴とする熱風式保管庫の運転方法。
  2. 前記食器を加熱する運転が所定時間経過したときに、前記送風機(28)の運転を継続したまま前記ヒータ(30)をOFF制御することで、該ヒータ(30)に送風機(28)から空気を吹付けて空冷するようにし、このクールダウン運転中は前記排気ダクト(36)を開放し、所定時間のクールダウン運転終了と同時に排気ダクト(36)を閉成する請求項1記載の熱風式保管庫の運転方法。
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