JP2001245837A - 熱風式保管庫の運転方法 - Google Patents

熱風式保管庫の運転方法

Info

Publication number
JP2001245837A
JP2001245837A JP2000061132A JP2000061132A JP2001245837A JP 2001245837 A JP2001245837 A JP 2001245837A JP 2000061132 A JP2000061132 A JP 2000061132A JP 2000061132 A JP2000061132 A JP 2000061132A JP 2001245837 A JP2001245837 A JP 2001245837A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
heater
air
tableware
blower
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000061132A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3598037B2 (ja
Inventor
Sonoo Kato
園生 加藤
Tadashi Sakai
忠志 酒井
Hatsuo Yamada
初男 山田
Takehiro Mizoguchi
岳博 溝口
Susumu Ishikawa
享 石川
Takashi Iwamoto
高志 岩本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoshizaki Electric Co Ltd filed Critical Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority to JP2000061132A priority Critical patent/JP3598037B2/ja
Publication of JP2001245837A publication Critical patent/JP2001245837A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3598037B2 publication Critical patent/JP3598037B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒータが損傷するのを防止し、併せて食器の
消毒を適正に行なう。 【解決手段】 熱風式保管庫10の運転スイッチをON
作動すると、送風機28の運転が開始されると共にヒー
タ30への通電が開始され、ヒータ30により加熱され
た熱風により収納部16に収納されている食器は加熱さ
れる。ヒータ30は、庫内に配設した温度センサ32,
34の検出温度に基づいてON−OFF制御され、収納
部内中央温度は設定温度に保持される。熱風式保管庫1
0の運転開始から所定時間後に、前記送風機28の運転
を継続したままヒータ30をOFF制御し、該ヒータ3
0を送風機28により空冷する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は熱風式保管庫の運
転方法に関し、更に詳細には、断熱箱体内に所要の空間
を介在させて配設した収納部内に熱風を強制循環させ
て、該収納部内に収納した食器を加熱して消毒・乾燥を
行なう熱風式保管庫の運転方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】食器に熱風を当てて加熱することで消毒
・乾燥する熱風式保管庫は、断熱箱体の内部に、所要の
空間を介して収納部を備え、該収納部内に多段で配設し
た棚に、食器を収容したカゴが載置されるようになって
いる。前記空間は、収納部の天板上部に画成される上部
空間と、収納部の幅方向に対向する両側板外部に画成さ
れる側部空間および両側部空間の下端に形成された吹出
口を介して連通する底部空間とで構成される。前記天板
には、上部空間と連通する吸込口が形成され、また上部
空間には、送風機およびヒータが配設してある。
【0003】前記熱風式保管庫では、前記送風機を運転
することで、吸込口を介して上部空間に吸込んだ収納部
内空気をヒータと熱交換して加熱した後、得られた熱風
を両側部空間に流下させる。そして、各側部空間の吹出
口から底部空間に吹出した熱風を、収納部内に導入して
上昇させ、前記吸込口から上部空間に戻すよう強制循環
することで、収納部内に収納されている食器を加熱して
消毒・乾燥するよう構成される。
【0004】前述したように熱風を強制循環して食器を
消毒・乾燥する熱風式保管庫では、前記ヒータで加熱さ
れた空気(熱風)の吹出側、あるいは食器と熱交換して温
度低下した空気のヒータへの吸込側の何れかに温度セン
サを配設し、食器を消毒・乾燥するために予め設定され
た消毒・乾燥時間の間は、該温度センサにより検出され
る検出温度に基づいて前記ヒータをON−OFF制御す
ることで、前記収納部内の温度を予め設定された設定温
度に保持する状態での保温運転が行なわれる。この保温
運転は、前半の消毒モードと後半の乾燥モードとからな
り、消毒モードでは、前記収納部に連通する排気ダクト
を閉成状態として、収納部内の湿度を高く保持したまま
食器を加熱することで該食器を消毒するようになってい
る。また乾燥モードでは、排気ダクトを開放して湿った
収納部内の空気を外部に排出しつつ食器を加熱すること
で該食器を乾燥するよう設定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記熱風式保管庫で
は、前記消毒・乾燥時間の経過後に前記ヒータと送風機
とを同時に停止することで、食器の消毒・乾燥処理を終
了している。しかし、ヒータと送風機とを同時に停止す
ると、送風機から吹出される空気がヒータに当たらなく
なるため、該ヒータを停止しても一瞬温度が上昇し、ヒ
ータ自身が損傷するおそれがある。またそのときには周
囲温度も上昇するので、ヒータ周囲に配設されている他
の部品も損傷することが危惧される。
【0006】ここで、前記消毒・乾燥時間のカウント
は、前記温度センサが最初に設定温度を検出したタイミ
ングで開始するよう設定されている。しかし、熱風の吹
出側あるいは吸込側に配設された温度センサでの検出温
度は、収納部内の中央温度が安定しない保管庫の運転初
期には該中央温度との間に大きな差があり、温度センサ
が設定温度を検出したタイミングでカウントを開始する
と、前半に行なわれる前記消毒モードでの食器の消毒が
不充分となったり、消毒が不必要に長く行なわれる不都
合があった。
【0007】すなわち、運転初期において冷たい食器と
熱風とが熱交換している収納部内の中央温度は、熱風の
吹出側に配設されてヒータにより加熱された直後の熱風
の温度を検出している温度センサの検出温度より低く、
該温度センサが最初に設定温度を検出したときでも中央
温度は設定温度には達していない。従って、このときに
消毒・乾燥時間のカウントを開始すると、中央温度が設
定温度に達していない状態で消毒モードが開始されてし
まい、食器の充分な消毒が行なわれなくなる。また吸込
側に配設された温度センサは、食器と熱交換して冷やさ
れた空気の温度を検出するため、運転初期には収納部内
の中央温度は吸込側温度より高く、該温度センサが最初
に設定温度を検出したときには中央温度は設定温度を越
えている。従って、このときに消毒・乾燥時間のカウン
トを開始すると、収納部内が既に所定時間に亘って設定
温度を越えた状態で運転が行なわれた後に消毒モードが
開始されることとなるから、食器の消毒が必要以上に長
く行なわれてしまう。
【0008】
【発明の目的】本発明は、前述した従来の技術に内在し
ている前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案
されたものであって、ヒータが損傷するのを防止し、併
せて食器の消毒を適正に行ない得る熱風式保管庫の運転
方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を好適に達成するため、本発明に係る熱風式保管
庫の運転方法は、箱体の内部に送風機とヒータとを備
え、該送風機の運転によりヒータと熱交換して加熱した
空気を強制循環することで、内部に収納した食器を加熱
するようにした熱風式保管庫において、前記箱体内で食
器を加熱した空気のヒータへの吸込側に配設された第1
温度センサで検出される吸込側温度が、予め設定された
設定温度を最初に越えた条件と、前記ヒータからの加熱
空気の吹出側に配設された第2温度センサで検出される
吹出側温度が、前記設定温度より所定温度だけ高い上限
設定温度を最初に越えてから予め設定された遅延時間が
経過した条件との何れか一方が満たされたときに、食器
を消毒・乾燥する運転時間を設定した運転タイマのカウ
ントを開始し、また同時に排気ダクトを開放するまでの
時間を設定してあるタイマがカウントを開始するよう設
定されていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る熱風式保管庫
の運転方法につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を
参照しながら以下説明する。
【0011】図1は、実施例に係る熱風式保管庫を示す
概略図であり、該熱風式保管庫10は、外装と内装との
間にグラスウールを充填した断熱構造の断熱箱体(箱体)
12の内部に、その内壁と所要の空間14を保持して収
納部16が配設されている。この収納部16は、その天
板18の中央部に吸込口18aが形成してある。また収
納部16の内部には、複数の棚20が上下に所定間隔離
間して多段的に配置され、各棚20に、食器(図示せず)
を収容したカゴ22が載置されるようになっている。
【0012】前記空間14は、収納部16の天板上部に
画成される上部空間14aと、収納部16の幅方向に対
向する両側板24,24の外部に画成されて上部空間1
4aと連通する側部空間14b,14bおよび断熱箱体
12内に画成されて収納部16の下方に臨む底部空間1
4cとで構成され、該底部空間14cは両側部空間14
b,14bの下端に形成された吹出口26,26を介して
連通している。また収納部16は、上部空間14aに前
記吸込口18aを介して連通すると共に、底部空間14
cに連通し、更に側板24,24に形成した複数の通孔
(図示せず)を介して側部空間14b,14bと連通す
る。
【0013】前記上部空間14aに送風機28が配設さ
れると共に、該上部空間14aには、送風機28に近接
してヒータ30が配置してある。前記送風機28は、収
納部16の吸込口18aから収納部内空気を上部空間1
4aに吸込み、該空気をヒータ30に向けて送風するよ
う設定されている。従って、送風機28を運転すること
により、収納部16側から吸込んだ空気は、ヒータ30
に接触して加熱されて熱風とされた後、前記両側部空間
14b,14bに流れ込むようになっている。そしてこ
の熱風が、前記側板24の通孔および吹出口26,26
から収納部16内に吹込まれ、収納されている食器を加
熱するよう構成される。
【0014】前記食器を加熱した空気のヒータ30への
吸込側である前記吸込口18aの近傍に第1温度センサ
32が配設されると共に、ヒータ30からの加熱空気の
吹出側である一方の吹出口26の近傍(側部空間14b)
に第2温度センサ34が配設され、両温度センサ32,
34により検出される検出温度(吸込側温度,吹出側温
度)に基づいて、図2に示す制御装置40が前記ヒータ
30への通電をON−OFFする制御(通電制御)を行な
うよう構成される。すなわち、第1温度センサ32で検
出される吸込側温度が、予め設定された設定温度Tを越
えた条件と、第2温度センサ34で検出される吹出側温
度が、設定温度Tより所定温度α(例えば10℃)だけ高
い上限設定温度T1(=T+α)を越えた条件との何れか
一方が満たされたときに、前記ヒータ30をOFF制御
(通電停止)し、第1温度センサ32で検出される吸込側
温度が設定温度Tより低くなった条件と、第2温度セン
サ34で検出される吹出側温度が上限設定温度T1より
低くなった条件の何れもが満たされたときに、前記ヒー
タ30をON制御(通電)するよう設定される。そして、
このようにヒータ30をON−OFF制御することで、
収納部内の中央温度を設定温度Tに保持するようになっ
ている(図3参照)。なお、前記上限設定温度T 1は、後
述する熱風式保管庫10の初期運転において、収納部内
中央温度が設定温度Tより高くならない範囲で設定され
る。
【0015】前記熱風式保管庫10には、図1に示す如
く、前記上部空間14aを介して収納部16内に連通す
る排気ダクト36が設けられ、該ダクト36はダンパ3
8の開閉作動によって閉成または開放されるよう構成さ
れる。すなわち、ダンパ38を作動して排気ダクト36
を閉成したときには、収納部16内の湿気が外部に排出
されることなく食器が加熱されることで該食器の消毒が
なされ(消毒モード)、排気ダクト36を開放したときに
は、収納部16内の湿気が空間14および排気ダクト3
6を介して外部に排出されつつ食器が加熱されることで
該食器の乾燥がなされるようになっている(乾燥モー
ド)。
【0016】前記制御装置40は、食器を設定温度Tで
加熱処理することで消毒および乾燥するための消毒・乾
燥時間(運転時間)が設定される運転タイマ42を備え、
前記第1温度センサ32で検出される吸込側温度が、予
め設定された設定温度Tを最初に越えた条件と、前記第
2温度センサ34で検出される吹出側温度が、前記上限
設定温度T1を最初に越えて(ヒータ30が最初にOFF
した時点)から予め設定された遅延時間(例えば15分)
が経過した条件との何れか一方が満たされたときに、該
運転タイマ42のカウントが開始されるよう設定されて
いる。なお前記遅延時間は、制御装置40が備える遅延
タイマ44に設定され、該タイマ44のカウントが、第
2温度センサ34で検出される吹出側温度が上限設定温
度T1を最初に越えたときに開始され、遅延時間のカウ
ント終了時に未だ運転タイマ42のカウントが開始され
ていなければそのカウントを開始するよう制御される
(図4参照)。
【0017】また前記制御装置40は、運転タイマ42
のカウント開始と同時にカウントを開始するダンパ用タ
イマ(図示せず)を備え、該ダンパ用タイマに予め設定さ
れている消毒モード時間(排気ダクト36を開放するま
での時間、例えば15分)の経過後に、前記ダンパ38
を作動して排気ダクト36を開放し、消毒モードから乾
燥モードに切替える制御を行なうよう設定される。更に
制御装置40は、前記乾燥モードの終了前(食器を加熱
する運転が所定時間経過した後)に、前記送風機28の
運転を継続したまま、前述した温度センサ32,34に
よる制御に優先してヒータ30のみをOFF制御して、
ヒータ30を送風機28で空冷するクールダウン運転へ
移行させるようになっている。更にまた、前記消毒・乾
燥時間のカウントが終了したときに、制御装置40は送
風機28の運転を停止(OFF制御)すると共に、前記ダ
ンパ38を作動して排気ダクト36を閉成して食器の消
毒・乾燥運転を終了するよう設定されている。なお、ク
ールダウン運転へ移行するときのヒータ30をOFF制
御するタイミングは、既に食器の乾燥が充分になされた
後で、前記運転タイマ42のカウント値が予め設定され
たカウント値(設定時間)となったときに設定される。
【0018】
【実施例の作用】次に、前述のように構成した実施例に
係る熱風式保管庫の作用につき、運転方法との関係で説
明する。なお、熱風式保管庫10の運転開始前では、前
記ダンパ38により排気ダクト36は閉成された状態と
なっており、該保管庫10の収納部16内に洗浄されて
濡れた状態の食器が収納される。
【0019】熱風式保管庫10の運転開始より順を追っ
て説明すれば、熱風式保管庫10の図示しない運転スイ
ッチをON作動すると、前記送風機28の運転が開始さ
れると共にヒータ30への通電(ON)が開始され、前記
収納部16内の空気は、送風機28により吸込口18a
を介して上部空間14aに吸込まれて前記ヒータ30に
向けて送風され、ここで熱交換により加熱されて熱風と
された後に、前記両側部空間14b,14bに流れ込
む。各側部空間14bに流れ込んだ熱風は、前記側板2
4の通孔および吹出口26から収納部内に吹出され、収
納されている食器を加熱する。そして、食器と熱交換し
て温度低下した空気は、前記吸込口18aを介して再び
上部空間14aに吸込まれるよう循環する(図1参照)。
【0020】前記熱風式保管庫10の運転開始後に、前
記第2温度センサ34の検出温度(吹出側温度)が最初に
上限設定温度T1を越え、前記ヒータ30がOFF制御
されたときに、前記遅延タイマ44がカウントを開始す
る(図3参照)。初期運転時には食器は冷えているため
に、収納部内中央温度(第1温度センサ32で検出され
る吸込側温度)は、第2温度センサ34が上限設定温度
1を検出した時点でも設定温度Tまでは達しておら
ず、このときには前記ヒータ30は第2温度センサ34
の検出温度によってON−OFF制御される。そして、
食器が熱風により温められ、前記収納部内中央温度が設
定温度Tに近づき、前記第1温度センサ32の検出温度
(吸込側温度)が運転開始後に最初に設定温度Tを越えた
ときに、前記運転タイマ42のカウントが開始される。
【0021】前記運転タイマ42のカウントが開始され
た以後においては、前記ヒータ30は第1温度センサ3
2の検出温度によってON−OFF制御されて、収納部
内中央温度は設定温度Tに保持される。このとき、前記
排気ダクト36は閉成されているから、濡れている食器
が熱風により加熱されることで収納部16内が高湿度に
保持されており、これにより該食器の消毒が行なわれ
る。また、運転タイマ42のカウント開始と同時に、前
記ダンパ用タイマのカウントが開始される。
【0022】前記運転タイマ42のカウント開始時に
は、収納部16の中央温度は設定温度Tに確実に達して
いるから、前記消毒モードによる食器の消毒は充分にな
される。しかも、初期運転時にはヒータ30は設定温度
Tより所定温度αだけ高い上限設定温度T1で制御され
ているから、食器が短時間で加熱されることで収納部内
中央温度と第1温度センサ32で検出される吸込側温度
との差は極僅か(略同じ)となっており、該第1温度セン
サ32が最初に設定温度Tを検出した時点において、既
に収納部内中央温度が長い時間に亘って設定温度Tを越
えた状態に保持されてはいない。従って、食器の消毒が
必要以上になされることもなく、該消毒が適正になされ
る。
【0023】ここで、例えば前記断熱箱体12の扉(図
示せず)が半開き状態、あるいは扉のパッキン不良等に
より収納部16内に外気が進入していたりする等の原因
により、収納部16内がなかなか温まらず、前記第1温
度センサ32が設定温度Tを最初に検出するまでに長い
時間が掛かると、食器の消毒・乾燥運転の開始が大幅に
遅れてしまう。しかし、実施例の熱風式保管庫10で
は、第1温度センサ32が設定温度Tを検出しなくて
も、図4に示す如く、前記遅延タイマ44が遅延時間の
カウントを終了したときには、強制的に前記運転タイマ
42のカウントを開始して消毒・乾燥運転を開始する。
従って、消毒・乾燥運転がなかなか開始されず、熱風式
保管庫10が無駄に運転されることでランニングコスト
が嵩むのは防止される。
【0024】前記運転タイマ42のカウント開始から消
毒モード時間が経過(ダンパ用タイマのカウント終了)す
ると、前記ダンパ38が開放作動して排気ダクト36が
開放されて消毒モードから乾燥モードに切替えられ、前
記収納部16内の湿気は空間14および排気ダクト36
を介して外部に排出される。これにより、収納部16に
収納されている食器は熱風により加熱乾燥される。
【0025】前記乾燥モードが終了する所定時間前に、
前記送風機28の運転を継続したままヒータ30のみが
OFF制御される(クールダウン運転)。これにより、送
風機28からヒータ30へ空気が吹付けられることで空
冷され、該ヒータ30がOFF制御時に温度上昇するの
は防止される。従って、ヒータ30の温度上昇によりヒ
ータ自身および周囲の各部品が損傷するのは未然に防止
される。なお、クールダウン運転へ移行するヒータ30
のOFF制御は、前記温度センサ32,34による制御
に優先して行なわれるものであって、そのときにヒータ
30がOFF状態であればそのまま保持し、ON状態で
あればOFF制御されるものである。
【0026】そして、前記運転タイマ42の消毒・乾燥
時間のカウント終了(クールダウン運転終了)により、前
記ダイパ38が閉成作動して排気ダクト36が閉成する
と共に、前記送風機28の運転も停止されることで、食
器の消毒・乾燥運転が終了する。すなわち、クールダウ
ン運転中は排気ダクト36は開放され、所定時間のクー
ルダウン運転終了と同時に排気ダクト36は閉成され
る。
【0027】なお、実施例ではクールダウン運転へ移行
するヒータのOFF制御のタイミングを、運転タイマの
カウント値によって行なう場合で説明したが、該運転タ
イマと同時にカウントを開始する独立したタイマを用い
てもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る熱風式
保管庫の運転方法では、収納部内中央温度が設定温度に
確実に達してから、食器を消毒・乾燥する運転時間のカ
ウントを開始し得るので、その後の消毒処理は設定温度
で必要時間だけ効率的に行なわれる。また、運転時間の
カウント開始が遅延時間以上に遅れることはないから、
保管庫自体が無駄に運転されることでランニングコスト
が嵩むのも防止し得る。更に、送風機の運転を継続した
ままヒータをOFF制御することで、該ヒータがOFF
制御時に温度上昇してヒータ自身や周辺の部品が損傷す
ると云った不具合の発生を未然に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適な実施例に係る熱風式保管庫の
概略構造を示す縦断正面図である。
【図2】 実施例に係る熱風式保管庫の制御ブロック図
である。
【図3】 実施例に係る熱風式保管庫において、第1温
度センサの検出温度が最初に設定温度を越えた条件で消
毒・乾燥運転が開始される状態を示すグラフ図である。
【図4】 実施例に係る熱風式保管庫において、遅延タ
イマの遅延時間のカウント終了の条件で消毒・乾燥運転
が開始される状態を示すグラフ図である。
【符号の説明】
12 断熱箱体(箱体),28 送風機,30 ヒータ,3
2 第1温度センサ 34 第2温度センサ,42 運転タイマ,T 設定温
度,T1 上限設定温度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 初男 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内 (72)発明者 溝口 岳博 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内 (72)発明者 石川 享 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内 (72)発明者 岩本 高志 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内 Fターム(参考) 3B082 JA05 JA06 JB02 JC05 3L113 AA01 AB02 AC08 AC46 AC85 BA13 CA08 CB05 CB24 CB28 CB35 DA02 DA20 4C058 AA06 BB04 CC04 CC05 DD02 DD04 DD05 EE26

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱体(12)の内部に送風機(28)とヒータ(3
    0)とを備え、該送風機(28)の運転によりヒータ(30)と熱
    交換して加熱した空気を強制循環することで、内部に収
    納した食器を加熱するようにした熱風式保管庫におい
    て、 前記箱体(12)内で食器を加熱した空気のヒータ(30)への
    吸込側に配設された第1温度センサ(32)で検出される吸
    込側温度が、予め設定された設定温度(T)を最初に越え
    た条件と、前記ヒータ(30)からの加熱空気の吹出側に配
    設された第2温度センサ(34)で検出される吹出側温度
    が、前記設定温度(T)より所定温度だけ高い上限設定温
    度(T1)を最初に越えてから予め設定された遅延時間が経
    過した条件との何れか一方が満たされたときに、食器を
    消毒・乾燥する運転時間を設定した運転タイマ(42)のカ
    ウントを開始し、また同時に排気ダクト(36)を開放する
    までの時間を設定してあるタイマがカウントを開始する
    よう設定されていることを特徴とする熱風式保管庫の運
    転方法。
  2. 【請求項2】 前記食器を加熱する運転が所定時間経過
    したときに、前記送風機(28)の運転を継続したまま前記
    ヒータ(30)をOFF制御することで、該ヒータ(30)に送
    風機(28)から空気を吹付けて空冷するようにし、このク
    ールダウン運転中は前記排気ダクト(36)を開放し、所定
    時間のクールダウン運転終了と同時に排気ダクト(36)を
    閉成する請求項1記載の熱風式保管庫の運転方法。
JP2000061132A 2000-03-06 2000-03-06 熱風式保管庫の運転方法 Expired - Fee Related JP3598037B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000061132A JP3598037B2 (ja) 2000-03-06 2000-03-06 熱風式保管庫の運転方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000061132A JP3598037B2 (ja) 2000-03-06 2000-03-06 熱風式保管庫の運転方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001245837A true JP2001245837A (ja) 2001-09-11
JP3598037B2 JP3598037B2 (ja) 2004-12-08

Family

ID=18581329

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000061132A Expired - Fee Related JP3598037B2 (ja) 2000-03-06 2000-03-06 熱風式保管庫の運転方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3598037B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003135574A (ja) * 2001-10-31 2003-05-13 Hoshizaki Electric Co Ltd 食器消毒保管庫およびその制御方法ならびに制御装置
JP2012525911A (ja) * 2009-05-07 2012-10-25 ゲティンゲ ステラリゼイション アクチボラゲット ベンチレータ式オートクレーブ
CN107050473A (zh) * 2017-04-18 2017-08-18 火星人厨具股份有限公司 一种高温烘干杀菌功能碗柜及其作用方法
CN107597373A (zh) * 2017-09-08 2018-01-19 岭南师范学院 一种粉末细腻的花胶烘干磨粉一体设备
JP2018134154A (ja) * 2017-02-20 2018-08-30 ホシザキ株式会社 消毒保管庫
JP2018134155A (ja) * 2017-02-20 2018-08-30 ホシザキ株式会社 消毒保管庫の運転方法
JP2018134157A (ja) * 2017-02-20 2018-08-30 ホシザキ株式会社 消毒保管庫の運転方法
CN112179068A (zh) * 2020-10-10 2021-01-05 小熊电器股份有限公司 消毒锅、消毒锅的安全烘干方法
CN113069565A (zh) * 2021-05-11 2021-07-06 杨海霞 一种护士用神经科器具消毒装置
CN114366828A (zh) * 2021-11-26 2022-04-19 自然优品科技(横琴)有限公司 一种消毒刀架加热控制方法、装置、计算机及其存储介质

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003135574A (ja) * 2001-10-31 2003-05-13 Hoshizaki Electric Co Ltd 食器消毒保管庫およびその制御方法ならびに制御装置
JP2012525911A (ja) * 2009-05-07 2012-10-25 ゲティンゲ ステラリゼイション アクチボラゲット ベンチレータ式オートクレーブ
JP2018134157A (ja) * 2017-02-20 2018-08-30 ホシザキ株式会社 消毒保管庫の運転方法
JP2018134154A (ja) * 2017-02-20 2018-08-30 ホシザキ株式会社 消毒保管庫
JP2018134155A (ja) * 2017-02-20 2018-08-30 ホシザキ株式会社 消毒保管庫の運転方法
CN107050473A (zh) * 2017-04-18 2017-08-18 火星人厨具股份有限公司 一种高温烘干杀菌功能碗柜及其作用方法
CN107597373A (zh) * 2017-09-08 2018-01-19 岭南师范学院 一种粉末细腻的花胶烘干磨粉一体设备
CN107597373B (zh) * 2017-09-08 2019-04-02 岭南师范学院 一种粉末细腻的花胶烘干磨粉一体设备
CN112179068A (zh) * 2020-10-10 2021-01-05 小熊电器股份有限公司 消毒锅、消毒锅的安全烘干方法
CN112179068B (zh) * 2020-10-10 2021-12-14 小熊电器股份有限公司 消毒锅、消毒锅的安全烘干方法
CN113069565A (zh) * 2021-05-11 2021-07-06 杨海霞 一种护士用神经科器具消毒装置
CN114366828A (zh) * 2021-11-26 2022-04-19 自然优品科技(横琴)有限公司 一种消毒刀架加热控制方法、装置、计算机及其存储介质
CN114366828B (zh) * 2021-11-26 2023-08-01 自然优品科技(横琴)有限公司 一种消毒刀架加热控制方法、装置、计算机及其存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP3598037B2 (ja) 2004-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5519188A (en) Incubator
JP6946014B2 (ja) 消毒保管庫およびその運転方法
JP6980394B2 (ja) 消毒保管庫の運転方法
JP3598037B2 (ja) 熱風式保管庫の運転方法
KR20110023450A (ko) 농산물 건조장치
KR101246341B1 (ko) 건조기
JP3568389B2 (ja) 寝具類乾燥機
CN112370545A (zh) 一种冷热敷毛巾消毒盒
JPH11257828A (ja) 部分的急速温調機構付保存装置
JP7369975B2 (ja) 食器乾燥機
KR101651630B1 (ko) 해동기
JP4334741B2 (ja) 熱風式保管庫
JP2003310527A (ja) 食器類消毒保管方法および設備
JP3074248U (ja) 食器類の消毒保管装置
JP2005118587A (ja) 熱風式保管庫の運転方法
JP2018115814A (ja) 食品温調装置
JPH06159912A (ja) 低温庫
JP7321742B2 (ja) 貯蔵庫
JP2001317871A (ja) 熱風式保管庫
JP7285165B2 (ja) 消毒保管庫の運転方法
JP2000245541A (ja) 温冷蔵庫
JP2002102139A (ja) 熱風式保管庫の運転制御方法
KR200264752Y1 (ko) 다용도 세탁물 건조기
JPH0722233Y2 (ja) 乾燥機
JPH11201641A (ja) 自動乾燥装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040721

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040831

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040910

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080917

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090917

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100917

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110917

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110917

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120917

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120917

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 9

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees