JP2001317871A - 熱風式保管庫 - Google Patents

熱風式保管庫

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JP2001317871A JP2000137300A JP2000137300A JP2001317871A JP 2001317871 A JP2001317871 A JP 2001317871A JP 2000137300 A JP2000137300 A JP 2000137300A JP 2000137300 A JP2000137300 A JP 2000137300A JP 2001317871 A JP2001317871 A JP 2001317871A
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Takashi Iwamoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保温運転における設定温度の上限値および保
護運転制御での異常温度を、収納部に収納する食器の種
類に応じて切替えることで、収納部内温度の異常時にお
ける食器の傷みを低減する。 【解決手段】 断熱箱体12の内部に配設した第1およ
び第2の温度センサ32,34により検出される検出温
度に基づいて、ヒータ30への通電がON−OFF制御
される。保温運転における変更可能な設定温度Tの上限
値は、樹脂製食器に適した低温用TLまたは金属製食器
に適した高温用THに、短絡コネクタにより切替えられ
る。断熱箱体12の内部に配設した過昇防止センサ42
が異常温度を検出したときに、保管庫10の運転が停止
制御される。コントロールボックス46には、異常温度
を樹脂製食器に適した低温用GLまたは金属製食器に適
した高温用GHに切替える切替え装置48が配設され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は熱風式保管庫に関
し、更に詳細には、断熱箱体内に所要の空間を介在させ
て配設した収納部内に熱風を強制循環させて、該収納部
内に収納した食器を加熱して消毒・乾燥等を行なう熱風
式保管庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】食器に熱風を当てて加熱することで消毒
・乾燥する熱風式保管庫は、断熱箱体の内部に、所要の
空間を介して収納部を備え、該収納部内に多段で配設し
た棚に、食器を収容したカゴが載置されるようになって
いる。前記空間は、収納部の天板上部に画成される上部
空間と、収納部の幅方向に対向する両側板外部に画成さ
れる側部空間および両側部空間の下端に形成された吹出
口を介して連通する底部空間とで構成される。前記天板
には、上部空間と連通する吸込口が形成され、また上部
空間には、送風機およびヒータが配設してある。
【0003】前記熱風式保管庫では、前記送風機を運転
することで、吸込口を介して上部空間に吸込んだ収納部
内空気をヒータと熱交換して加熱した後、得られた熱風
を両側部空間に流下させる。そして、各側部空間の吹出
口から底部空間に吹出した熱風を、収納部内に導入して
上昇させ、前記吸込口から上部空間に戻すよう強制循環
することで、収納部内に収納されている食器を加熱して
消毒・乾燥するよう構成されている。
【0004】前記熱風式保管庫では、食器と熱交換して
温度低下した空気のヒータへの吸込側に温度センサを配
設し、該温度センサにより検出される検出温度に基づい
て前記ヒータをON−OFF制御することで、前記収納
部内の温度を予め設定された設定温度に保持する保温運
転が行なわれる。またヒータで加熱された空気(熱風)の
吹出側に過昇防止センサが配設され、収納部内の温度が
予め設定された異常温度を越えたことを該過昇防止セン
サが検出したときに、保管庫の運転を停止する保護運転
制御が行なわれるよう構成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記熱風式保管庫で消
毒・乾燥する食器としては、樹脂製のものと金属製のも
のとがあり、前記保温運転において好適に消毒・乾燥処
理するには、一般的に樹脂製食器では80℃〜90℃の
設定温度が必要であり、金属製食器では110℃〜12
0℃の設定温度が必要である。このため熱風式保管庫で
は、樹脂製および金属製の何れの食器にも対応し得るよ
うに、設定温度を例えば50℃〜120℃の範囲で任意
に変更し得るよう構成され、ユーザーが使用目的に応じ
て設定温度を変更するようになっている。このようにユ
ーザーが設定温度を変更可能に構成された熱風式保管庫
では、樹脂製食器を処理するにも拘らず、設定温度を金
属製食器に対応する高温に設定してしまった場合は、樹
脂製食器が高温に長時間に亘って晒されることで傷むお
それがある。
【0006】また前記保護運転制御での異常温度は、正
常時には運転を停止させないようにするため、保温運転
において設定可能な上限値+α(余裕値)に設定されてい
た。例えば、設定温度が50℃〜120℃の範囲で任意
に設定できるようになっていれば、異常温度は30℃
(α)の余裕をもって150℃に設定され、該温度を前記
過昇防止センサが検出したときに、保管庫の運転を停止
させるよう構成している。
【0007】この場合に、前記熱風式保管庫で樹脂製食
器を消毒・乾燥するときにも、前記異常温度は熱風式保
管庫で設定し得る金属製食器を消毒・乾燥する場合の上
限値より更にαだけ高い値(150℃)に設定されている
ため、収納部内温度が高温となる異常が発生したときに
は、前記異常温度を過昇防止センサが検出するまで樹脂
製食器が高温に晒されてしまい、該食器が傷んでしまう
問題があった。なお、保温運転を制御するための温度セ
ンサを用いて異常温度を検出するよう設定すれば、設定
温度の変更に連動して異常温度を変更することは可能で
あるが、この場合には制御系が同一となるため、該制御
系の故障時には保護運転制御が不可能となる事態を生ず
るために、実際には採用し得ないのが実状である。
【0008】
【発明の目的】本発明は、前述した従来の技術に内在し
ている前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案
されたものであって、保温運転における設定温度の上限
値および保護運転制御での異常温度を、収納部に収納す
る食器の種類に応じて切替えることで、収納部内温度の
異常時における食器の傷みを低減し得る熱風式保管庫を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を好適に達成するため、本発明に係る熱風式保管
庫は、箱体の内部に送風機とヒータとを備え、該送風機
の運転によりヒータと熱交換して加熱した空気を強制循
環することで、前記箱体の内部に設けた収納部に収納し
た食器を加熱するようにした熱風式保管庫において、前
記箱体の内部に配設した温度センサの検出温度に基づい
て前記ヒータをON−OFF制御して収納部内温度を設
定温度に保持する保温運転時における該設定温度の変更
可能な上限値を、低温用または高温用に切替える第1切
替え手段を備えることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る熱風式保管庫
につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しなが
ら以下説明する。
【0011】図1は、実施例に係る熱風式保管庫を示す
概略図であり、該熱風式保管庫10は、外装と内装との
間にグラスウールを充填した断熱構造の断熱箱体(箱体)
12の内部に、その内壁と所要の空間14を保持して収
納部16が配設されている。この収納部16は、その天
板18の中央部に吸込口18aが形成してある。また収
納部16の内部には、複数の棚20が上下に所定間隔離
間して多段的に配置され、各棚20に、食器(図示せず)
を収容したカゴ22が載置されるようになっている。
【0012】前記空間14は、収納部16の天板上部に
画成される上部空間14aと、収納部16の幅方向に対
向する両側板24,24の外部に画成されて上部空間1
4aと連通する側部空間14b,14bおよび断熱箱体
12内に画成されて収納部16の下方に臨む底部空間1
4cとで構成され、該底部空間14cは両側部空間14
b,14bの下端に形成された吹出口26,26を介して
連通している。また収納部16は、上部空間14aに前
記吸込口18aを介して連通すると共に、底部空間14
cに連通し、更には側板24,24に形成した複数の通
孔(図示せず)を介して側部空間14b,14bと連通す
る。
【0013】前記上部空間14aに送風機28が配設さ
れると共に、該上部空間14aには、送風機28に近接
してヒータ30が配置してある。前記送風機28は、収
納部16の吸込口18aから収納部内空気を上部空間1
4aに吸込み、該空気をヒータ30に向けて送風するよ
う設定されている。従って、送風機28を運転すること
により、収納部16側から吸込んだ空気は、ヒータ30
に接触して加熱されて熱風とされた後、前記両側部空間
14b,14bに流れ込むようになっている。そしてこ
の熱風が、前記吹出口26,26および側板24の通孔
から収納部16内に吹込まれ、収納されている食器を加
熱するよう構成される。
【0014】前記食器を加熱した空気のヒータ30への
吸込側である前記吸込口18aの近傍にサーミスタ等の
第1の温度センサ32が配設されると共に、ヒータ30
からの加熱空気の吹出側である一方の吹出口26の近傍
(側部空間14b)にサーミスタ等の第2の温度センサ3
4が配設され、両温度センサ32,34により検出され
る検出温度に基づいて、図2に示す電気制御回路36に
より前記ヒータ30への通電がON−OFF制御(通電
制御)されるよう構成してある。そして、ヒータ30の
ON−OFF制御を行なう保温運転においては、収納部
内温度を、予め設定された設定温度Tに保持するように
なっている。また、実施例の熱風式保管庫10では、樹
脂製食器および金属製食器の何れの種類の消毒・乾燥も
可能なように、前記設定温度Tを両種類に対応し得る所
定範囲(例えば50℃〜120℃)で変更可能に構成され
る。この場合に、高温で処理される金属製食器に応じた
設定温度Tで樹脂製食器を誤って処理してしまうと、前
述したように該食器が傷つくおそれがある。そこで、実
施例の熱風式保管庫10では、変更可能な設定温度Tの
範囲における上限値を、樹脂製食器に適した低温用T
L、または金属製食器に適した高温用THに、前記電気
制御回路36に配設した後述する第1切替え手段により
切替えるよう構成してある。
【0015】実施例に係る熱風式保管庫10の電気制御
回路36につき、図2を参照して本願に関連する部分に
ついてのみ説明する。図において三相電源に、前記送風
機28のモータ38が接続されると共に、前記ヒータ3
0が接続されている。また、三相電源にスイッチングレ
ギュレータSRを介して接続するコントロールボードC
1に、保温運転での設定温度Tの変更可能な上限値を
切替えるための第1切替手段としての短絡コネクタ40
が配設してある。すなわち、短絡コネクタ40を電気制
御回路36に取付けた場合には、設定温度Tの変更可能
な上限値が、樹脂製食器に適した低温用の上限値TL
(90℃)に設定され、この場合には設定温度Tを下限値
TS(50℃)から上限値TL(90℃)まで変更すること
ができるようになる。また短絡コネクタ40を電気制御
回路36から取外した場合には、設定温度Tの変更可能
な上限値が、金属製食器に適した高温用の上限値TH
(120℃)に設定され、この場合には設定温度Tを下限
値TS(50℃)から上限値TH(120℃)まで変更する
ことができるようになる。なお、前記第1および第2の
温度センサ32,34が、前記コントロールボードCB1
に接続されている。
【0016】前記一方の側部空間14b内に、サーモス
タット等の過昇防止センサ42が配設され、該センサ4
2が予め設定された異常温度(設定温度Tより余裕値α
だけ高い温度)を検出したときに、前記電気制御回路3
6により保管庫10の運転が停止制御されるよう構成し
てある。また前記断熱箱体12の上部に、前記送風機2
8のモータ38等を囲繞するキャビネット44が配設さ
れ、このキャビネット44の内部に、前記電気制御回路
36を内蔵したコントロールボックス46が配置されて
いる。このコントロールボックス46には、前記過昇防
止センサ42が異常温度を検出したときに保管庫10の
運転を停止する保護運転制御における該異常温度を、樹
脂製食器に適した低温用GLまたは金属製食器に適した
高温用GHに切替える第2切替え手段としての切替え装
置48が配設される(図3参照)。そして、この切替え装
置48により切替えられる低温用の異常温度GLは、前
記低温用の上限値TLに対応して、該上限値TLより余
裕値α(例えば30℃)だけ高い温度に設定され、また切
替え装置48により切替えられる高温用の異常温度GH
は、前記高温用の上限値THに対応して、該上限値TH
より余裕値α(例えば30℃)だけ高い温度に設定される
ようになっている。なお、余裕値αは、通常の保温運転
中に保護運転制御が作動せず、かつ収納部16に収納し
た樹脂製食器または金属製食器が傷つかない値に設定さ
れる。
【0017】前記切替え装置48では、回動可能に配設
された円柱状の切替杆50が、コントロールボックス4
6の外方に延出すると共に、該切替杆50における周方
向の一部には、軸方向に沿って切欠部50aが形成され
ている。またコントロールボックス46には、前記切替
杆50の延出位置に対応して切替用治具52が着脱可能
にネジ止めされている。この切替用治具52は、図4に
示す如く、コントロールボックス46側に開放する平面
コ字状の本体52aと、該本体52aの幅方向左右の端
部において相互に離間する方向に略直角に折曲形成され
た取付片52b,52bとで構成される。本体52aに
は、前記切替杆50の径方向の断面形状に一致して挿通
を許容する2つの位置決め孔54,56が、上下に離間
して形成されており、両位置決め孔54,56は、切替
杆50における切欠部50aと対応する直線部54a,
56aが、周方向に所定角度だけ変位するよう設定して
ある。すなわち、上側に形成された低温用位置決め孔5
4に、前記切替杆50を挿通した場合は、前記異常温度
が低温用GL(120℃)に設定され、また下側に形成さ
れた高温用位置決め孔56に、前記切替杆50を挿通し
た場合は、前記異常温度が高温用GH(150℃)に設定
されるようになっている。
【0018】前記各取付片52bには、上下に離間して
通孔58,60が夫々形成され、また前記コントロール
ボックス46の切替杆50を挟む左右位置に一対のネジ
孔(図示せず)が形成されている。そして、低温用位置決
め孔54に切替杆50を挿通したときには、上側の低温
用通孔58,58とネジ孔とが整列し、各通孔58に挿
通したネジ62をネジ孔に螺挿することで、当該切替用
治具52がコントロールボックス46に取付けられる
(図4参照)。また、高温用位置決め孔56に切替杆50
を挿通したときには、下側の高温用通孔60,60とネ
ジ孔とが整列し、各通孔60に挿通したネジ62をネジ
孔に螺挿することで、当該切替用治具52がコントロー
ルボックス46に取付けられるよう構成してある(図5
参照)。なお、前記2通り以外の状態では、切替用治具
52をコントロールボックス46に取付けることができ
ず、間違えを生じないようになっている。
【0019】なお、前記コントロールボックス46に
は、前記保温運転での設定温度Tの温度変更ボタンや運
転スイッチ等が設けられた操作盤(図示せず)が配設さ
れ、温度変更ボタンの操作により設定温度Tを、前記下
限値TS〜上限値TLまたは下限値TS〜上限値THの
範囲で任意に変更し得るよう構成される。なお、前記短
絡コネクタ40の取付け状態によって、低温用の上限値
TLに設定されている場合は、該上限値TLを越えて設
定温度Tを変更することができず、また高温用の上限値
THに設定されている場合は、該上限値THを越えて設
定温度Tを変更することができないようになっている。
【0020】
【実施例の作用】次に、前述のように構成した実施例に
係る熱風式保管庫の作用につき説明する。前記熱風式保
管庫10を使用するユーザーにおいては、消毒・乾燥す
る食器の種類が変更されることは希であり、樹脂製食器
を使用するユーザーと金属製食器を使用するユーザーと
に分かれているのが一般である。そこで、熱風式保管庫
10を設置するに際し、ユーザーが処理する食器の種類
を作業者が確認し、該作業者が設定温度Tの変更可能な
上限値を、予め低温用TLまたは高温用THに切替える
と共に、異常温度も低温用GLまたは高温用GHに切替
える。
【0021】すなわち、低い設定温度Tで処理する樹脂
製食器を使用する場合は、前記電気制御回路36に短絡
コネクタ40を取付け、設定温度Tの変更可能な上限値
を低温用TLに設定する。これにより設定温度Tは、下
限値TS(50℃)〜低温用の上限値TL(90℃)の範囲
でのみ変更可能な仕様となる。また前記切替え装置48
における切替杆50を、その切欠部50aが切替用治具
52における低温用位置決め孔54の直線部54aと一
致する姿勢となるまで所定方向に回動した後、該切替杆
50を低温用位置決め孔54に挿通した状態で、図4に
示すように該切替用治具52をコントロールボックス4
6にネジ止めする。これにより、保護運転制御における
異常温度は低温用GL(120℃)に設定される。
【0022】従って、前記操作盤に設けた温度変更ボタ
ンによる設定温度Tの変更は、前記低温用の上限値TL
より高くすることはできないから、ユーザーが誤って樹
脂製食器の処理に適さない高温に設定変更することはな
く、誤変更に起因して樹脂製食器が傷むのは防止され
る。また、保温運転中における異常事態の発生により収
納部内温度が上昇し、低温用の異常温度GLを前記過昇
防止センサ42が検出して保管庫10の運転を停止する
ことで、樹脂製食器が高温に晒されることによる傷みを
防止し得る。この場合に、低温用の異常温度GLは、低
温用の上限値TLに基づいて設定されるものであるか
ら、収納部内温度が樹脂製食器を傷める高温となる前に
保管庫10の運転を停止することができる。
【0023】次に、高い設定温度Tで処理する金属製食
器を使用する場合は、前記電気制御回路36から短絡コ
ネクタ40を取外し、設定温度Tの変更可能な上限値を
高温用THに設定する。これにより設定温度Tは、下限
値TS(50℃)〜高温用の上限値TH(120℃)の範囲
で変更可能な仕様となる。また前記切替え装置48にお
ける切替杆50を、その切欠部50aが切替用治具52
における高温用位置決め孔56の直線部56aと一致す
る姿勢となるまで所定方向に回動した後、該切替杆50
を高温用位置決め孔56に挿通した状態で、図5に示す
ように該切替用治具52をコントロールボックス46に
ネジ止めする。これにより、保護運転制御における異常
温度は高温用GH(150℃)に設定される。
【0024】従って、ユーザーが、設定できる最高温度
(上限値)に設定したとしても、過昇防止センサ42が働
いて保管庫10の運転を停止してしまうことはない。ま
た保温運転中における異常事態の発生により収納部内温
度が上昇し、高温用の異常温度GHを前記過昇防止セン
サ42が検出して保管庫10の運転を停止することで、
保管庫10およびその周囲が熱により損傷するのを防ぐ
ことができる。
【0025】なお、前記設定温度Tの上限値の切替え、
および異常温度の切替えは、熱風式保管庫10を設置す
る作業者が、ユーザーの使用目的に応じて行ない得る作
業であり、ユーザーが設置後に簡単に行ない得るもので
はない。従って、熱風式保管庫10の設置後に、上限値
や異常温度をユーザーが変更することに起因する問題の
発生を防止することができる。また、前記異常温度を切
替える切替え装置48の切替杆50は、切替用治具52
の低温用位置決め孔54または高温用位置決め孔56に
挿通されている状態では回動(切替え)することはでき
ず、ユーザーが誤って操作して低温用と高温用とを切替
えてしまうことも防ぐことができる。
【0026】実施例に示した設定温度の上限値、異常温
度および余裕値等は、一例であってこれに限定されるも
のでなく、熱風式保管庫で処理する食器の種類によっ
て、適宜に変更することができる。また、設定温度の上
限値を切替える第1切替え手段は、実施例の短絡コネク
タに限らず、低温用または高温用に切替え得るものであ
れば、ユーザーには操作できない電気制御回路等に設け
たスイッチであってもよい。更に、第2切替え手段につ
いては、第1切替え手段の切替えにより自動的に切替わ
る構成のものや、あるいは第1切替え手段が兼用する構
成を採用することができる。なお、保温運転中において
収納部内温度を検出する温度センサは、実施例に示す第
1または第2の温度センサの何れか一方のみでもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る熱風式
保管庫では、保温運転時における設定温度の変更可能な
上限値を、低温用または高温用に切替える第1切替え手
段を備えるので、低温で処理すべき種類の食器を誤って
高温で処理して傷めてしまうことを抑制することができ
る。また、保護運転制御における異常温度を、低温用ま
たは高温用に切替える第2切替え手段を備えるので、低
温で処理する食器の処理中における異常時の食器の保護
を適切にでき、かつ正常時に保護運転制御が作動してし
まうのも防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適な実施例に係る熱風式保管庫の
概略構造を示す縦断正面図である。
【図2】 実施例に係る熱風式保管庫の電気制御回路図
である。
【図3】 実施例に係るコントロールボックスを示す斜
視図である。
【図4】 実施例に係る切替え装置の切替杆と切替用治
具との関係を異常温度を低温用に切替えた状態で示す概
略斜視図である。
【図5】 実施例に係る切替え装置の切替杆と切替用治
具との関係を異常温度を高温用に切替えた状態で示す概
略斜視図である。
【符号の説明】
12 断熱箱体(箱体),28 送風機,30 ヒータ,3
2 第1の温度センサ 34 第2の温度センサ,40 短絡コネクタ(第1切替
え手段) 42 過昇防止センサ,48 切替え装置(第2切替え手
段),T 設定温度 TL 低温用の上限値,TH 高温用の上限値,GL 低
温用の異常温度 GH 高温用の異常温度
フロントページの続き (72)発明者 山田 初男 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内 (72)発明者 石川 享 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内 (72)発明者 溝口 岳博 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内 (72)発明者 岩本 高志 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内 Fターム(参考) 3L113 AA01 AB02 AC08 AC51 AC57 AC58 AC67 AC85 BA13 CA04 CB05 DA24 4C058 AA06 BB04 CC02 DD02 DD04 DD16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱体(12)の内部に送風機(28)とヒータ(3
    0)とを備え、該送風機(28)の運転によりヒータ(30)と熱
    交換して加熱した空気を強制循環することで、前記箱体
    (12)の内部に設けた収納部(16)に収納した食器を加熱す
    るようにした熱風式保管庫において、 前記箱体(12)の内部に配設した温度センサ(32,34)の検
    出温度に基づいて前記ヒータ(30)をON−OFF制御し
    て収納部内温度を設定温度(T)に保持する保温運転時に
    おける該設定温度(T)の変更可能な上限値を、低温用(T
    L)または高温用(TH)に切替える第1切替え手段(40)を備
    えることを特徴とする熱風式保管庫。
  2. 【請求項2】 前記箱体(12)の内部に配設した過昇防止
    センサ(42)が前記設定温度(T)より高く設定された異常
    温度を検出したときに保管庫の運転を停止する保護運転
    制御における該異常温度を、低温用(GL)または高温用(G
    H)に切替える第2切替え手段(48)を備える請求項1記載
    の熱風式保管庫。
  3. 【請求項3】 前記設定温度(T)における低温用の上限
    値(TL)および低温用の異常温度(GL)は、樹脂製食器に対
    応する温度であり、設定温度(T)における高温用の上限
    値(TH)および高温用の異常温度(GH)は、金属製食器に対
    応する温度である請求項2記載の熱風式保管庫。
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