JP2021025564A - 流路切換弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】設計が容易な流路切換弁を提供する。【解決手段】流路切換弁1は、第1ソレノイド装置50は、第1吸引子52から第1プランジャー53が離れるように力を加えるばね部材を有しておらず、第2吸引子62が第2プランジャー63を吸引する力のみによって、第1プランジャー53が第1吸引子52から離されるように構成されている。また、第2ソレノイド装置60も、第2吸引子62から第2プランジャー63が離れるように力を加えるばね部材を有しておらず、第1吸引子52が第1プランジャー53を吸引する力のみによって、第2プランジャー63が第2吸引子62から離されるように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、流路切換弁に関する。
従来の流路切換弁が特許文献1に開示されている。この流路切換弁は、三方切換弁であって、ステッピングモーターおよび減速機構を有する駆動部により弁軸を昇降させて流路の切り換えを行う。この流路切換弁は、ステッピングモーターのローターや減速機構などの回転部材を収容するキャンの内部に流体が導入される構成を有する。そのため、回転部材の潤滑油や回転部材から生じる粉塵などが流体に混ざるおそれがあった。
特許文献1では、ステッピングモーターを用いた駆動部に代えて、ソレノイド装置を用いた駆動部を採用した構成も提案されている。この構成を採用することで回転部材を省略して、潤滑油や粉塵が流体に混ざることを抑制できる。
特開2017−129240号公報
ソレノイド装置を用いた駆動部を採用した流路切換弁は、吸引子を磁化させてプランジャーを吸引することにより弁軸を一方向に移動させる。そして、この流路切換弁は、吸引子の磁化を解除した際にばね部材によりプランジャーを移動させて、弁軸を元の位置に移動させる。そのため、この流路切換弁では、弁軸が適切に移動するように、吸引子およびばね部材がプランジャーに加える力のバランスを考慮して設計しなければならず、設計が困難であった。また、この流路切換弁において弁軸を一方向に移動させたときの流路切換状態を維持するために、吸引子を磁化させるソレノイドの通電状態を保つ必要がある。そのため、消費電力の低減が求められていた。
そこで、本発明は、設計が容易な流路切換弁を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の流路切換弁は、筒状の弁本体と、前記弁本体に軸線方向に沿って収容された弁棒と、前記弁棒に取り付けられた第1弁体および第2弁体と、前記弁本体の一端部に配置された第1ソレノイド装置と、前記弁本体の他端部に配置された第2ソレノイド装置と、を有する流路切換弁であって、前記弁本体は、前記一端部側から前記他端部側に向けて順に並ぶ第1弁室、中間室および第2弁室と、前記第1弁室に接続された第1流入路と、前記第2弁室に接続された第2流入路と、前記中間室に接続された流出路と、を有し、前記第1弁体は、前記第1弁室に配置され、前記第1弁室と前記中間室との間を開閉し、前記第2弁体は、前記第2弁室に配置され、前記第2弁室と前記中間室との間を開閉し、前記第1ソレノイド装置は、第1吸引子と前記弁棒に取り付けられた第1プランジャーとを有し、前記第1吸引子が前記第1プランジャーを吸引することにより前記弁棒を軸線方向に沿って前記一端部側および前記他端部側のうちの一方に移動させ、前記第2ソレノイド装置は、第2吸引子と前記弁棒に取り付けられた第2プランジャーとを有し、前記第2吸引子が前記第2プランジャーを吸引することにより前記弁棒を軸線方向に沿って前記一端部側および前記他端部側のうちの他方に移動させ、前記第1ソレノイド装置は、前記第2吸引子が前記第2プランジャーを吸引する力のみによって前記第1プランジャーが前記第1吸引子から離されるように構成され、前記第2ソレノイド装置は、前記第1吸引子が前記第1プランジャーを吸引する力のみによって前記第2プランジャーが前記第2吸引子から離されるように構成されていることを特徴とする。
本発明よれば、第1ソレノイド装置は、第2吸引子が第2プランジャーを吸引する力のみによって第1プランジャーが第1吸引子から離されるように構成されている。第2ソレノイド装置は、第1吸引子が第1プランジャーを吸引する力のみによって第2プランジャーが第2吸引子から離されるように構成されている。このようにしたことから、第1プランジャーが第1吸引子から離れるように力を加えるばね部材、および、第2プランジャーが第2吸引子から離れるように力を加えるばね部材を省略することができる。そのため、設計に際して吸引子およびばね部材がプランジャーに加える力のバランスを考慮する必要がなく、容易に設計することができる。
本発明において、前記弁本体は、前記中間室における前記第1弁室側の開口を囲む第1弁座と、前記中間室における前記第2弁室側の開口を囲む第2弁座と、をさらに有し、前記弁棒が前記一端部側に移動されると、前記第1弁体が前記第1弁座から離れて前記第1弁室と前記中間室との間が開かれかつ前記第2弁体が前記第2弁座に接して前記第2弁室と前記中間室との間が閉じられ、前記弁棒が前記他端部側に移動されると、前記第2弁体が前記第2弁座から離れて前記第2弁室と前記中間室との間が開かれかつ前記第1弁体が前記第1弁体に接して前記第1弁室と前記中間室との間が閉じられることが好ましい。
このようにすることで、本発明の流路切換弁が第1流入路および第2流入路のそれぞれに同じ圧力の流体が流れ込むシステムで用いられる場合に、ソレノイド装置に通電することなく流路切換状態を維持することができる。例えば、第2流入路と流出路とが第2弁室および中間室を介して連通された流路切換状態において、第2流入路に流れ込んだ流体の圧力は中間室において低下する。これにより、第1弁室の流体の圧力が中間室の流体の圧力より高くなるので、これら流体の差圧によって第1弁体が第2弁座に押し付けられ、上記流路切換状態を維持することができる。第1流入路と流出路とが第1弁室および中間室を介して連通された流路切換状態でも同様である。そのため、流路切換動作時以外はソレノイドの通電が不要となり、消費電力を低減することができる。
本発明によれば、設計が容易な流路切換弁を提供することができる。
本発明の一実施例に係る流路切換弁の断面図である。 図1の流路切換弁の他の状態を示す断面図である。
以下、本発明の一実施例に係る流路切換弁について、図1、図2を参照して説明する。
図1、図2は、本発明の一実施例に係る流路切換弁の断面図(縦断面図)である。図1は、第2流入路と流出路とが連通された状態を示し、図2は、第1流入路と流出路とが連通された状態を示す。
図1、図2に示すように、本実施例の流路切換弁1は、三方切換弁であって、弁本体5と、弁棒30と、第1弁体41と、第2弁体42と、第1ソレノイド装置50と、第2ソレノイド装置60と、を有している。
弁本体5は、弁ハウジング10と、蓋部材14、15と、を有している。
弁ハウジング10は略円筒状に形成されている。弁ハウジング10は、軸線L方向と直交する方向に延びる第1管状部11と、第2管状部12と、第3管状部13とを有している。第1管状部11および第2管状部12は、軸線L方向に間隔をあけて並べて配置されており、同一方向(図1、図2の左方)に延びている。第3管状部13は、軸線L方向について第1管状部11と第2管状部12との間に配置されており、第1管状部11および第2管状部12と反対方向(図1、図2の右方)に延びている。
本実施例において、流路切換弁1は、第1管状部11の内側の第1流入路11aおよび第2管状部12の内側の第2流入路12aに流体が流れ込み、第3管状部13の内側の流出路13aから流体が流れ出すように用いられる。本実施例において、第1流入路11aに流れ込む流体の圧力P1と第2流入路12aに流れ込む流体の圧力P2は同一である。
蓋部材14は、弁ハウジング10の上端開口を塞ぐように当該弁ハウジング10に取り付けられている。蓋部材15は、弁ハウジング10の下端開口を塞ぐように当該弁ハウジング10に取り付けられている。
弁本体5は、軸線L方向に沿って上方から下方に向けて順に並ぶ第1弁室22、中間室23および第2弁室24を有している。
第1弁室22には、第1流入路11aが接続されている。中間室23には、流出路13aが接続されている。第2弁室24には、第2流入路12aが接続されている。
中間室23は、第1弁室22および第2弁室24に開口している。
弁ハウジング10には、中間室23における第1弁室22側の開口を囲む第1弁座28と、中間室23における第2弁室24側の開口を囲む第2弁座29と、が設けられている。
弁棒30は、弁本体5に軸線L方向に沿って収容されている。弁ハウジング10および弁棒30の軸は軸線Lに一致する。弁棒30は、蓋部材14、15によって軸線L方向に移動可能に支持されている。弁棒30の上端部30aは、蓋部材14を貫通して上方に突き出している。弁棒30の上端部30aには、第1ソレノイド装置50の第1プランジャー53が取り付けられている。弁棒30の下端部30bは、蓋部材15を貫通して下方に突き出している。弁棒30の下端部30bには、第2ソレノイド装置60の第2プランジャー63が取り付けられている。
第1弁体41および第2弁体42は、例えば、合成樹脂や硬質のゴム材などで構成されている。第1弁体41および第2弁体42は、外方に突出する鍔部が両端部に設けられた円柱状に形成されている。第1弁体41および第2弁体42は、弁棒30が内側に挿通された状態で当該弁棒30に固定されている。第1弁体41は第1弁室22に配置されている。第2弁体42は第2弁室に配置されている。第1弁体41および第2弁体42を、合成樹脂またはゴム材で構成することで、第1弁体41および第2弁体42が各弁座に接するときの音の大きさを低減することができる。
第1弁体41は、第1弁座28に接離されることにより、第1弁室22と中間室23との間を開閉する。すなわち、第1弁体41は、中間室23における第1弁室22側の開口を開閉する。第2弁体42は、第2弁座29に接離されることにより、第2弁室24と中間室23との間を開閉する。すなわち、第2弁体42は、中間室23における第2弁室24側の開口を開閉する。
第1ソレノイド装置50は、弁本体5の上方寄りの一端部に配置されている。第1ソレノイド装置50は、第1キャン51と、第1吸引子52と、第1プランジャー53と、第1コイル体54と、を有している。
第1キャン51は、上端部が塞がれた円筒状に形成されている。第1キャン51の下端部は弁本体5の蓋部材14に取り付けられている。第1吸引子52は、円筒状に形成されており、第1キャン51の内側に固定されている。第1プランジャー53は、円筒状に形成されており、第1キャン51の内側において第1吸引子52の下方に配置されている。第1プランジャー53は、弁棒30の上端部30aに固定されている。第1コイル体54は、略円筒状に形成されている。第1コイル体54は、第1ボビン54aと第1ボビン54aに巻回された電線からなる第1コイル54b(ソレノイド)とを有している。第1コイル体54は、内側に第1キャン51が挿通された状態で当該第1キャン51に取り付けられている。
第2ソレノイド装置60は、弁本体5の下方寄りの他端部に配置されている。第2ソレノイド装置60は、第1ソレノイド装置50と同一の構成を有しており、第2キャン61と、第2吸引子62と、第2プランジャー63と、第2コイル体64と、を有している。
第2キャン61は、下端部が塞がれた円筒状に形成されている。第2キャン61の上端部は弁本体5の蓋部材15に取り付けられている。第2吸引子62は、円筒状に形成されており、第2キャン61の内側に固定されている。第2プランジャー63は、円筒状に形成されており、第2キャン61の内側において第2吸引子62の上方に配置されている。第2プランジャー63は、弁棒30の下端部30bに固定されている。第2コイル体64は、略円筒状に形成されている。第2コイル体64は、第2ボビン64aと第2ボビン64aに巻回された電線からなる第2コイル64b(ソレノイド)とを有している。第2コイル体64は、内側に第2キャン61が挿通された状態で当該第2キャン61に取り付けられている。
次に、上述した流路切換弁1の動作の一例について、図1、図2を参照して説明する。図1、図2において、太線の矢印は流体の流れを模式的に示す。第1流入路11aに流れ込む流体の圧力P1と第2流入路12aに流れ込む流体の圧力P2とは同一である。初期状態において、第1ソレノイド装置50および第2ソレノイド装置60は通電されていない。
初期状態に続いて、第2ソレノイド装置60の第2コイル64bに通電すると、磁化された第2吸引子62に第2プランジャー63が吸引される。これにより、図1に示すように、弁棒30が軸線L方向に沿って下方(弁本体5の他端部側)に移動されて、第1弁体41が第1弁座28に接して第1弁室22と中間室23との間が閉じられ、第2弁体42が第2弁座29から離れて第2弁室24と中間室23との間が開かれる。また、圧縮コイルばねなどのばね部材による力を加えることなく、第2吸引子62が第2プランジャー63を吸引する力のみによって、第1プランジャー53が第1吸引子52から離される。そして、第2ソレノイド装置60の第2コイル64bへの通電を停止する。
図1に示す流路切換状態において、第1流入路11aと流出路13aとは連通されず、第1流入路11aに流れ込んだ流体は第1弁室22で滞留する。そのため、第1弁室22の流体の圧力は、第1流入路11aに流れ込んだ流体の圧力P1と同じになる。一方、第2流入路12aと流出路13aとが第2弁室24および中間室23を介して連通され、第2流入路12aに流れ込んだ流体は流出路13aから流れ出る。そのため、中間室23の流体の圧力P2’は、第2流入路12aに流れ込んだ流体の圧力P2より低くなる。これにより、第1弁室22の流体の圧力と中間室23の流体の圧力との差圧で第1弁体41が第1弁座28に押し付けられる。したがって、流体の圧力のみによって、第1弁室22と中間室23との間が閉じられかつ第2弁室24と中間室23との間が開かれた状態、すなわち、第2流入路12aと流出路13aとが連通された流路切換状態を維持することができる。
次に、第1ソレノイド装置50の第1コイル54bに通電すると、磁化された第1吸引子52に第1プランジャー53が吸引される。これにより、図2に示すように、弁棒30が軸線L方向に沿って上方(弁本体5の一端部側)に移動されて、第1弁体41が第1弁座28から離れて第1弁室22と中間室23との間が開かれ、第2弁体42が第2弁座29に接して第2弁室24と中間室23との間が閉じられる。また、圧縮コイルばねなどのばね部材による力を加えることなく、第1吸引子52が第1プランジャー53を吸引する力のみによって、第2プランジャー63が第2吸引子62から離される。そして、第1ソレノイド装置50の第1コイル54bへの通電を停止する。
図2に示す流路切換状態において、第2流入路12aと流出路13aとは連通されず、第2流入路12aに流れ込んだ流体は第2弁室24で滞留する。そのため、第2弁室24の流体の圧力は、第2流入路12aに流れ込んだ流体の圧力P2と同じになる。一方、第1流入路11aと流出路13aとが第1弁室22および中間室23を介して連通され、第1流入路11aに流れ込んだ流体は流出路13aから流れ出る。そのため、中間室23の流体の圧力P1’は、第1流入路11aに流れ込んだ流体の圧力P1より低くなる。これにより、第2弁室24の流体の圧力と中間室23の流体の圧力との差圧で第2弁体42が第2弁座29に押し付けられる。したがって、流体の圧力のみによって、第1弁室22と中間室23との間が開かれかつ第2弁室24と中間室23との間が閉じられた状態、すなわち、第1流入路11aと流出路13aとが連通された流路切換状態を維持することができる。
以上より、本実施例の流路切換弁1によれば、第1ソレノイド装置50は、第2吸引子62が第2プランジャー63を吸引する力のみによって、第1プランジャー53が第1吸引子52から離されるように構成されている。第2ソレノイド装置60は、第1吸引子52が第1プランジャー53を吸引する力のみによって、第2プランジャー63が第2吸引子62から離されるように構成されている。このようにしたことから、第1プランジャー53が第1吸引子52から離れるように力を加えるばね部材、および、第2プランジャー63が第2吸引子62から離れるように力を加えるばね部材を省略することができる。そのため、設計に際して吸引子およびばね部材がプランジャーに加える力のバランスを考慮する必要がなく、流路切換弁1を容易に設計することができる。
また、弁本体5は、中間室23における第1弁室22側の開口を囲む第1弁座28と、中間室23における第2弁室24側の開口を囲む第2弁座29と、をさらに有している。弁棒30が上方に移動されると、第1弁体41が第1弁座28から離れて第1弁室22と中間室23との間が開かれかつ第2弁体42が第2弁座29に接して第2弁室24と中間室23との間が閉じられる。弁棒30が下方に移動されると、第2弁体42が第2弁座29から離れて第2弁室24と中間室23との間が開かれかつ第1弁体41が第1弁座28に接して第1弁室22と中間室23との間が閉じられる。このようにすることで、流路切換弁1が第1流入路11aおよび第2流入路12aのそれぞれに同じ圧力の流体が流れ込むシステムで用いられる場合に、第1ソレノイド装置50または第2ソレノイド装置60に通電することなく流路切換状態を維持することができる。例えば、第2流入路12aと流出路13aとが第2弁室24および中間室23を介して連通された流路切換状態において、第2流入路12aに流れ込んだ流体の圧力P2は中間室において低下して圧力P2’となる。これにより、第1弁室22の流体の圧力P1が中間室23の流体の圧力P2’より高くなるので、これら流体の差圧によって第1弁体41が第2弁座29に押し付けられ、上記流路切換状態を維持することができる。第1流入路11aと流出路13aとが第1弁室22および中間室23を介して連通された流路切換状態でも同様である。そのため、流路切換動作時以外は第1ソレノイド装置50および第2ソレノイド装置60の通電が不要となり、消費電力を低減することができる。
上記に本発明の実施例を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。前述の実施例に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものや、実施例の特徴を適宜組み合わせたものも、本発明の趣旨に反しない限り、本発明の範囲に含まれる。
1…流路切換弁、5…弁本体、10…弁ハウジング、11…第1管状部、11a…第1流入路、12…第2管状部、12a…第2流入路、13…第3管状部、13a…流出路、14、15…蓋部材、22…第1弁室、23…中間室、24…第2弁室、28…第1弁座、29…第2弁座、30…弁棒、30a…上端部、30b…下端部、41…第1弁体、42…第2弁体、50…第1ソレノイド装置、51…第1キャン、52…第1吸引子、53…第1プランジャー、54…第1コイル体、54a…第1ボビン、54b…第1コイル、60…第2ソレノイド装置、61…第2キャン、62…第2吸引子、63…第2プランジャー、64…第2コイル体、64a…第2ボビン、64b…第2コイル、L…軸線

Claims (2)

  1. 筒状の弁本体と、前記弁本体に軸線方向に沿って収容された弁棒と、前記弁棒に取り付けられた第1弁体および第2弁体と、前記弁本体の一端部に配置された第1ソレノイド装置と、前記弁本体の他端部に配置された第2ソレノイド装置と、を有する流路切換弁であって、
    前記弁本体は、前記一端部側から前記他端部側に向けて順に並ぶ第1弁室、中間室および第2弁室と、前記第1弁室に接続された第1流入路と、前記第2弁室に接続された第2流入路と、前記中間室に接続された流出路と、を有し、
    前記第1弁体は、前記第1弁室に配置され、前記第1弁室と前記中間室との間を開閉し、
    前記第2弁体は、前記第2弁室に配置され、前記第2弁室と前記中間室との間を開閉し、
    前記第1ソレノイド装置は、第1吸引子と前記弁棒に取り付けられた第1プランジャーとを有し、前記第1吸引子が前記第1プランジャーを吸引することにより前記弁棒を軸線方向に沿って前記一端部側および前記他端部側のうちの一方に移動させ、
    前記第2ソレノイド装置は、第2吸引子と前記弁棒に取り付けられた第2プランジャーとを有し、前記第2吸引子が前記第2プランジャーを吸引することにより前記弁棒を軸線方向に沿って前記一端部側および前記他端部側のうちの他方に移動させ、
    前記第1ソレノイド装置は、前記第2吸引子が前記第2プランジャーを吸引する力のみによって前記第1プランジャーが前記第1吸引子から離されるように構成され、
    前記第2ソレノイド装置は、前記第1吸引子が前記第1プランジャーを吸引する力のみによって前記第2プランジャーが前記第2吸引子から離されるように構成されていることを特徴とする流路切換弁。
  2. 前記弁本体は、前記中間室における前記第1弁室側の開口を囲む第1弁座と、前記中間室における前記第2弁室側の開口を囲む第2弁座と、をさらに有し、
    前記弁棒が前記一端部側に移動されると、前記第1弁体が前記第1弁座から離れて前記第1弁室と前記中間室との間が開かれかつ前記第2弁体が前記第2弁座に接して前記第2弁室と前記中間室との間が閉じられ、
    前記弁棒が前記他端部側に移動されると、前記第2弁体が前記第2弁座から離れて前記第2弁室と前記中間室との間が開かれかつ前記第1弁体が前記第1弁体に接して前記第1弁室と前記中間室との間が閉じられる、請求項1に記載の流路切換弁。
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