WO2019111605A1 - 電磁弁 - Google Patents

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大青 田岡
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Abstract

非常時等に外部から手動で弁の切り替え動作を行うことができる電磁弁を提供する。ダイヤフラム型電磁弁は、複数のポート(8,9,10)を有するハウジング(1)と、ハウジング(1)の上部に装着された電磁ソレノイド(6)とを備えており、電磁ソレノイド(6)のプランジャ(23)に上部弁座(7a)と接離可能な上部弁体(11)が固着されると共に、プランジャ(23)に連結された駆動受体(15)に下部弁座(7b)と接離可能な下部弁体(13)が固着されており、ハウジング(1)の底面に外部から駆動受体(15)にアクセス可能な貫通孔(17)が設けてある。電磁ソレノイド(6)のコイル(22)に不具合等が発生した場合は、貫通孔(17)に工具(30)を挿入して駆動受体(15)を押し上げると、駆動受体(15)とプッシュロッド(26)を介してプランジャ(23)が上昇位置に移動するため、上部弁体(11)を上部弁座(7a)から離間させて、上部弁座(7a)を開くことができる。

Description

電磁弁
 本発明は、ハウジングに装着された電磁ソレノイドへの通電によって弁を開閉する電磁弁に係り、より詳しくは、ハウジング内の流体流路と電磁ソレノイドとの間にダイヤフラムを区画配置したダイヤフラム型電磁弁に関するものである。
 医療機器や各種分析機器等に備えられる電磁弁には、ハウジングの上部に装着された電磁ソレノイドからの摩耗粉がハウジング内を流れる流体に混入するのを防止するために、ハウジング内の流体流路と電磁ソレノイドとの間にダイヤフラムを配置した電磁弁が使用されている(例えば、特許文献1参照)。
 この種のダイヤフラム型電磁弁では、電磁ソレノイドの構成部品であるプランジャの下端に弁体を取り付け、弁体の周囲に一体化したダイヤフラムの外縁部をハウジングと電磁ソレノイド間に挟持・固定することにより、弁体の移動する弁室内がダイヤフラムで区画されている。弁体はハウジングに設けられた流路の弁座に対向しており、電磁ソレノイドのコイルに通電されない状態において、プランジャがスプリングのばね力によって下降位置に保持されているため、弁体は弁座に当接されて流体の流れを遮断している。
 一方、電磁ソレノイドのコイルに通電されと、コイルに発生する磁力によってプランジャがスプリングのばね力に抗して上昇し、それに伴って弁体が引き上げられて弁座から離れるため、液体は流路内を所定方向に流れる。その際、ダイヤフラムの中央部は弁体の動きに追従するように変位するが、ダイヤフラムの外縁部はハウジングと電磁ソレノイド間に固定されたまま密着状態を維持しているため、弁体が移動する弁室内はダイヤフラムによって上下に区画され、電磁ソレノイドからの摩耗粉が弁室を通過して流体に混入してしまうことを防止できる。
特開2002-195428号公報
 ところで、この種のダイヤフラム型電磁弁を、例えば、血液透析システムにおける透析液供給装置の切換弁として使用した場合、電磁ソレノイドが正常に作動していれば、電磁弁の切り替え動作によって、薬液Aと薬液Bおよび水を混合/濃度調節して透析用液を生成することができる。しかし、電磁ソレノイドの不具合等によってプランジャが正常に作動しなくなったり、システムダウン等によってコイルに通電されなくなると、通電時にもかかわらず弁が正しく開閉動作しなくなるため、従来は、このような非常時になると、システム全体を停止して電磁弁の修理/交換をする必要があり、その間は血液透析を中断せざるを得なかった。なお、このような透析液供給装置以外の装置にダイヤフラム型電磁弁を適用した場合においても、電磁ソレノイドが正常に作動しなくなると、コイルに通電しても弁が正しく開閉動作しなくなり、非常時に所望の弁開閉を行うことができなくなるという問題があった。
 本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、非常時等に外部から手動で弁の切り替え動作を行うことができる電磁弁を提供することにある。
 上記の目的を達成するために、本発明の電磁弁は、弁座を有する流路が設けられたハウジングと、前記弁座に対向配置された弁体と、周縁部が前記ハウジングに支持されると共に中央部が前記弁体に接続されたダイヤフラムと、前記ハウジングに装着され、コイルへの通電によって直線的に往復移動するプランジャを有する電磁ソレノイドとを備え、前記プランジャの移動に伴って前記弁体が前記弁座を開閉動作する電磁弁において、前記プランジャに前記弁体を介して対向する駆動受体を設け、前記ハウジングに外部から前記駆動受体にアクセス可能な貫通孔を設けたことを特徴としている。
 このように構成されたダイヤフラム型電磁弁では、非常時やメンテナンス時などにおいて、ハウジングに形成された貫通孔にピン状の工具を挿入して駆動受体に突き当て、この工具をハウジング内に差し込んで駆動受体を押し上げることにより、駆動受体を介して電磁ソレノイドのプランジャを移動させることができるため、弁の切り替え動作を外部から手動で強制的に行うことができる。
 上記の構成において、貫通孔がプランジャの軸心を通る延長線上に設けられていると、貫通孔に挿入した工具からの押圧力が駆動受体を介してプランジャに効率良く伝達されるため、工具を用いて外部から容易に弁の切り替え動作を行うことができる。
 ここで、貫通孔の直径が小さ過ぎると、貫通孔に差し込める工具が極細になって駆動受体を押し上げることが困難となり、その反対に貫通孔の直径が大き過ぎると、異物が貫通孔を通ってハウジング内に進入したり、業者の指などが貫通孔に誤挿入されて駆動受体にアクセスしてしまうおそれがある。このような理由により、貫通孔の直径は1mm~9mmの範囲に設定されていることが好ましい。
 本発明の電磁弁によれば、非常時やメンテナンス時等に弁の切り替え動作を外部から手動で行うことができる。
本発明の第1の実施形態に係る電磁弁の平面図である。 第1の実施形態に係る電磁弁の底面図である。 図1のIII-III線に沿う断面図である。 図1のIV-IV線に沿う半断面図である。 第1の実施形態に係る電磁弁の動作説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る電磁弁の動作説明図である。
 以下、発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
 図1~図4に示すように、本発明の第1の実施形態に係るダイヤフラム型電磁弁は、弁本体2と複数のリング部材3,4,5を積層・一体化したハウジング1と、ハウジング1の上部に装着された電磁ソレノイド6とによって構成されており、全体的に円筒形状の外観を呈している。
 弁本体2の中央には上下方向に延びる流路7が設けられており、流路7の両端部には凸状の上部弁座7aと下部弁座7bが形成されている。また、弁本体2には水平方向に延びる第1~第3のポート8,9,10が設けられており、そのうち第の1のポート8と第3のポート10は上部弁座7aを介して連通し、第2のポート9と第3のポート10は下部弁座7bを介して連通している。
 上部弁座7aの真上には上部弁体11が配設されており、この上部弁体11の周囲にはダイヤフラム12が一体形成されている。ダイヤフラム12の外縁部は弁本体2と上段のリング部材3との間に挟持・固定されており、上部弁体11は電磁ソレノイド6の構成部品であるプランジャ(後述する)の下端に嵌合等の手段を用いて固着されている。
 下部弁座7bの真下には下部弁体13が配設されており、この下部弁体13の周囲にはダイヤフラム14が一体形成されている。ダイヤフラム14の外縁部は弁本体2と中段のリング部材4との間に挟持・固定されており、下部弁体13は金属材料(あるいは硬質プラスチックでも可)からなる駆動受体15の上面に嵌合等の手段を用いて固着されている。この駆動受体15は中段のリング部材4と下段のリング部材5との間に昇降可能に配置されており、駆動受体15の下面中央には突部15aが形成されている。
 下段のリング部材5には有底形状の凹部5aが形成されており、この凹部5aに駆動受体15の突部15aが収納されている。駆動受体15の下面と凹部5aの底面との間にはコイルばね16が介設されており、このコイルばね16から駆動受体15に対して上向きの付勢力が付与されている。また、下段のリング部材5の中央には上下方向に延びる貫通孔17が設けられており、この貫通孔17はリング部材5の外部と内部の凹部5aとを連通している。
 後述するように、貫通孔17は駆動受体15にアクセス可能な工具の挿入を許可するものであり、その直径は1mm~9mmの範囲に設定されていることが好ましく、本実施形態の場合は、リング部材5の中央に直径2mmの貫通孔17が設けられている。また、貫通孔17は、ダイヤフラム12,14が収納されたハウジング1内の空気を外部に開放する大気開放用孔としても機能するため、貫通孔17によって上部弁体11や下部弁体13の動きにダイヤフラム12,14をスムーズに追従させることができる。なお、弁本体2と3つのリング部材3,4,5は、複数本(本実施形態では2本)のねじ18を用いて固定されてハウジング1を構成している(図4参照)。
 電磁ソレノイド6は、円筒状のケーシング19と、ケーシング19の上端を塞ぐように配設された固定コア20と、ボビン21に巻回されたコイル22と、ボビン21の内部に昇降可能に配置されたプランジャ23と、固定コア20とプランジャ23との間に介設されたスプリング24等によって構成されており、コイル22に接続されたリード線25が固定コア20の上面から外部に導出されている。なお、リード線25の導出部位は固定コア20の上面に限らず、リード線25を固定コア20やケーシング19の側面から外部に導出させることも可能であり、また、図示せぬコネクタを介してコイル22とリード線25を接続するようにしても良い。
 プランジャ23はコイル22で発生する磁力によって上下方向へ移動する可動コアであり、貫通孔17はプランジャ23の軸心を通る延長線上に設けられている。プランジャ23の下端側には鍔部23aが形成されており、この鍔部23aと駆動受体15の周縁部とは複数本のプッシュロッド26を介して連結されている。各プッシュロッド26は弁本体2とリング部材3,4を上下方向に貫通しており、プランジャ23と駆動受体15はプッシュロッド26を介して一体的に移動する。また、前述したように、プランジャ23の下面に上部弁体11が固着されていると共に、駆動受体15の上面に下部弁体13が固着されているため、プランジャ23と駆動受体15が一体的に上下動すると、それに伴って上部弁体11と下部弁体13も同方向へ一体的に移動する。
 ここで、スプリング24のばね力はコイルばね16のばね力に比べて十分に大きく設定されており、コイル22に磁力が発生しない非通電時において、プランジャ23はコイルばね16よりも大きなスプリング24のばね力を受けて下降位置に移動している。一方、コイル22に通電されて磁力が発生すると、プランジャ23はスプリング24のばね力に抗して固定コア20に吸着されるため、プランジャ23はコイルばね16のばね力にアシストされながら上昇位置へ移動する。
 次に、このように構成された第1の実施形態に係る3方電磁弁の弁開閉動作について、図5を参照しつつ説明する。なお、図5において、電磁ソレノイド6のプランジャ23を除く部材は図示省略してあり、ハウジング1は簡略化して示してある。
 図5(a)は電磁ソレノイド6のコイル22に通電していない非通電時を示しており、この非通電時では、プランジャ23がスプリング24のばね力で押し下げられて下降位置に保持されているため、上部弁体11を上部弁座7aに当接させて、上部弁座7aを閉じる一方、下部弁体13を下部弁座7bから離間させて、下部弁座7bを開いている。そのため、第2のポート9に流体を供給すると、流体は、下部弁座7bから流路7を介して第3のポート10へと流れ、第3のポート10からハウジング1の外部へ排出される。
 また、図5(b)は電磁ソレノイド6のコイル22に通電した通電時を示しており、この通電時では、コイル22に発生する磁力によってプランジャ23が固定コア20側に引き上げられるため、プランジャ23がスプリング24のばね力に抗して上方へ移動する。これにより、プッシュロッド26を介して連結されたプランジャ23と駆動受体15がコイルばね16からのアシスト力を受けながら上昇位置まで移動するため、上部弁体11が上部弁座7aから離間して、上部弁座7aを開く一方、下部弁体13が下部弁座7bに当接して、下部弁座7bを閉じる。そのため、第1のポート8に流体を供給すると、流体は、上部弁座7aから流路7を介して第3のポート10へと流れ、第3のポート10からハウジング1の外部へ排出される。
 このように第1のポート8と第3のポート10が連通状態にあるとき、電磁ソレノイド6の不具合等によってプランジャ23が正常に作動しなくなったり、システムダウン等によってコイル22に通電されなくなると、通電時にもかかわらずプランジャ23が図5(b)に示す上昇位置から図5(a)に示す下降位置に戻ってしまい、本来連通していなければならない第1のポート8と第3のポート10が遮断されてしまう。
 第1の実施形態に係るダイヤフラム型電磁弁では、このような非常時においても、当該電磁弁が使用された機器装置の生産ラインやシステムを停止させることなく、第1のポート8と第3のポート10を本来の連通状態に維持させることができる。すなわち、非常時に図5(a)に示す状態に戻った場合は、下段のリング部材5に設けられた貫通孔17に精密ドライバーやピンセット等のピン状(棒状)の工具30を挿入し、この工具30を突部15aに突き当てて駆動受体15を押し上げると、図5(b)に示すように、プッシュロッド26を介して連結された駆動受体15とプランジャ23が一体的に上昇するため、プランジャ23を上昇位置に強制的に移動させることができる。その結果、駆動受体15に固着された下部弁体13が下部弁座7bに当接して、下部弁座7bを閉じる一方、プランジャ23に固着された上部弁体11が上部弁座7aから離間して、上部弁座7aを開くため、第1のポート8と第3のポート10を連通させることができる。
 なお、上記したような非常時だけでなく、例えば、電磁弁を保守・点検するメンテナンス時においても、貫通孔17に工具30を挿入して駆動受体15を押し上げれば、わざわざ電磁ソレノイド6のコイル22に通電しなくても、外部から手動で第1のポート8と第3のポート10を連通させることができる。
 以上説明したように、第1の実施形態に係る電磁弁は、電磁ソレノイド6のプランジャ23にプッシュロッド26を介して駆動受体15を連結し、ハウジング1のリング部材5に外部から駆動受体15にアクセス可能な貫通孔17を設けたため、非常時やメンテナンス時などにおいて、貫通孔17にピン状の工具30を挿入して駆動受体15に突き当て、この工具30をハウジング1内に差し込んで駆動受体15を押し上げることにより、駆動受体15とプッシュロッド26を介してプランジャ23を上昇位置に移動させることができる。したがって、電磁ソレノイド6のコイル22の不具合等により通電してもプランジャ23が動作しなくなったり、コイル22に通電しないで保守・点検するメンテナンス時に、弁の切り替え動作を外部から手動で強制的に行うことができる。
 また、第1の実施形態では、ハウジング1(リング部材5)に設けられた貫通孔17がプランジャ23の軸心を通る延長線上に設定されているため、貫通孔17に挿入した工具30からの押圧力を駆動受体15とプランジャ23に効率良く伝達することができ、工具30を用いてハウジング1の外部から容易に弁の切り替え動作を行うことができる。
 なお、第1の実施形態に係る電磁弁は3つのポートを有する3方弁であるが、本発明は3方弁以外の電磁弁にも適用可能であり、以下、本発明を2方電磁弁に適用した第2の実施形態について図6を参照して説明する。
 図6は本発明の第2の実施形態に係る電磁弁の動作説明図であり、図6(a)は非通電時を、図6(b)は通電時をそれぞれ示している。
 第2の実施形態に係る2方電磁弁では、ハウジング1に第1のポート8と第2のポート9が水平方向に延びるように設けられており、これら2つのポート8,9が上部弁座7aを介して連通している。すなわち、第1の実施形態のような第3のポートは設けられておらず、下部弁座やそれに接離する下部弁体を備えていないが、駆動受体15や貫通孔17等を含むそれ以外の構成は、第1の実施形態に係る3方電磁弁と基本的に同様である。
 このように構成された第2の実施形態に係る電磁弁の動作について説明すると、図6(a)に示すように、電磁ソレノイド6のコイル22に通電していない非通電時では、プランジャ23はスプリング(不図示)のばね力で押し下げられて下降位置にあり、上部弁体11が上部弁座7aに当接されて、上部弁座7aを閉じている。そのため、第1のポート8と第2のポート9は遮断されている。
 また、電磁ソレノイド6のコイル(不図示)に通電した通電時では、図6(b)に示すように、コイルに発生する磁力によってプランジャ23が引き上げられるため、プッシュロッド26を介して連結されたプランジャ23と駆動受体15がコイルばね16からのアシスト力を受けながら上昇位置まで移動する。その結果、上部弁体11が上部弁座7aから離間して、上部弁座7aを開くため、第1のポート8に流体を供給すると、流体は、上部弁座7aを介して第2のポート9へと流れ、第2のポート9からハウジング1の外部へ排出される。
 このように第1のポート8と第2のポート9が連通状態にあるとき、電磁ソレノイド6の不具合等によってプランジャ23が正常に作動しなくなったり、システムダウン等によってコイルに通電されなくなると、通電時にもかかわらずプランジャ23が図6(b)に示す上昇位置から図6(a)に示す下降位置に戻ってしまい、本来連通していなければならない第1のポート8と第2のポート9が遮断されてしまう。
 第2の実施形態に係る2方電磁弁では、このような非常時においても、当該電磁弁が使用された機器装置の生産ラインやシステムを停止させることなく、第1のポート8と第2のポート9を本来の連通状態に維持させることができる。すなわち、非常時に図6(a)に示す状態に戻った場合は、ハウジング1の下面に設けられた貫通孔17にピン状(棒状)の工具30を挿入し、この工具30を突部15aに突き当てて駆動受体15を押し上げると、図6(b)に示すように、プッシュロッド26を介して連結された駆動受体15とプランジャ23が一体的に上昇するため、プランジャ23を上昇位置に強制的に移動させることができる。その結果、プランジャ23に固着された上部弁体11が上部弁座7aから離間して、上部弁座7aを開くため、第1のポート8と第2のポート9を連通させることができる。
 なお、第2の実施形態に係る2方電磁弁でも、上記したような非常時だけでなくメンテナンス時において、貫通孔17に工具30を挿入して駆動受体15を押し上げれば、わざわざ電磁ソレノイド6のコイル22に通電しなくても、外部から手動で第1のポート8と第2のポート9を連通させることができる。
 1 ハウジング
 2 弁本体
 3,4,5 リング部材
 5a 凹部
 6 電磁ソレノイド
 7 流路
 7a 上部弁座
 7b 下部弁座
 8 第1のポート
 9 第2のポート
 10 第3のポート
 11 上部弁体
 12,14 ダイヤフラム
 13 下部弁体
 15 駆動受体
 15a 突部
 16 コイルばね
 17 貫通孔
 19 ケーシング
 20 固定コア
 21 ボビン
 22 コイル
 23 プランジャ
 23a 鍔部
 24 スプリング
 25 リード線
 26 プッシュロッド
 30 工具

Claims (4)

  1.  弁座を有する流路が設けられたハウジングと、前記弁座に対向配置された弁体と、周縁部が前記ハウジングに支持されると共に中央部が前記弁体に接続されたダイヤフラムと、前記ハウジングに装着され、コイルへの通電によって直線的に往復移動するプランジャを有する電磁ソレノイドとを備え、前記プランジャの移動に伴って前記弁体が前記弁座を開閉動作する電磁弁において、
     前記プランジャに前記弁体を介して対向する駆動受体を設け、前記ハウジングに外部から前記駆動受体にアクセス可能な貫通孔を設けたことを特徴とする電磁弁。
  2.  請求項1に記載の電磁弁において、前記貫通孔は前記プランジャの軸心を通る延長線上に設けられていることを特徴とする電磁弁。
  3.  請求項1に記載の電磁弁において、前記貫通孔の直径が1mm~9mmの範囲に設定されていることを特徴とする電磁弁。
  4.  請求項2に記載の電磁弁において、前記貫通孔の直径が1mm~9mmの範囲に設定されていることを特徴とする電磁弁。
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