JP2023183657A - 弁装置 - Google Patents

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JP2023183657A JP2022097288A JP2022097288A JP2023183657A JP 2023183657 A JP2023183657 A JP 2023183657A JP 2022097288 A JP2022097288 A JP 2022097288A JP 2022097288 A JP2022097288 A JP 2022097288A JP 2023183657 A JP2023183657 A JP 2023183657A
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衛 吉岡
Mamoru Yoshioka
伸二 河井
Shinji Kawai
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Abstract

Figure 2023183657000001
【課題】大型化することなく3方切換弁として機能する弁装置を提供する。
【解決手段】ハウジング2に第1弁体15及び第2弁体16が収容された弁室7と、ダイアフラム5により区画されたダイアフラム室6と、弁室7とダイアフラム室6との間に配置された中間室8とが設けられる。弁軸3は内部に、弁室7とダイアフラム室6とを連通させる連通孔14を含む。弁軸3には、弁体15と弁体16が設けられる。弁軸3がアクチュエータ4に近付くと第1弁体15が第1弁孔12aを開き、第2弁体16が第2弁孔13aを閉じる第1開閉位置に配置され、弁軸3がアクチュエータ4から離れると第1弁体15が第1弁孔12aを閉じ、第2弁体16が第2弁孔13aを開く第2開閉位置に配置される。弁軸3には、連通孔14に通じる圧抜き孔14cが設けられ、圧抜き孔14cは、第1開閉位置では軸受17により閉じられ、第2開閉位置では開かれる。
【選択図】図1

Description

この明細書に開示される技術は、弁体を弁軸と共に往復動させて弁孔を開閉することにより流路における流体の流れを制御する弁装置に関する。
従来、この種の技術として、例えば、下記の特許文献1に記載される電磁弁(弁装置)が知られている。この弁装置は、通電により磁力を発生するコイルと、外側にコイルが配置された固定鉄心と、固定鉄心と同軸上で往復動可能に対向する可動鉄心とを備え、可動鉄心を往復動させるために、コイルの発生する磁力により固定鉄心が可動鉄心を軸方向へ吸引するように構成される。可動鉄心は、その軸方向における一端部が固定鉄心と対向する。弁装置は、固定鉄心と可動鉄心との間に形成された作動室(ダイアフラム室を含む)と、可動鉄心を固定鉄心の吸引力による吸引方向とは反対方向へ付勢する付勢部材と、可動鉄心の他端部に接続されたシャフト(弁軸)と、弁軸の一端部に固定された弁体とを更に備える。また、弁装置は、ハウジングを備え、そのハウジングには、上記各部材が収容されると共に、流体の圧力が作用する圧力室(弁室)と区画室(中間室)が形成される。弁室と中間室は、弁孔を有する区画壁(弁座)により区画される。中間室は、ハウジングに形成された連通路(出口)を介して外部に連通する。弁室は、ハウジングに形成された入口を介して外部へ連通する。また、ハウジングには、ダイアフラム室と中間室との間を区画するダイアフラムが設けられる。そして、弁軸は、その一端部から他端部に貫通し、ダイアフラム室と弁室とを連通する貫通孔(連通孔)を有する。すなわち、この弁装置は、弁体を作動させることにより、中間室と弁室との間を開閉する「2方切換弁」として機能するようになっている。
従って、この弁装置の構成によれば、弁軸の連通孔を介して弁室とダイアフラム室との流体圧力が同等となり、圧力相殺効果が得られる。このため、弁室の流体圧力により弁体が受ける受圧力と、ダイアフラム室の流体圧力によりダイアフラムが受ける受圧力とが互いに反対方向に作用し、弁軸に作用する受圧力が相対的に減少するようになっている。
特開2013-108607号公報
ところで、特許文献1に記載の弁装置は、2方切換弁として機能するものであったが、これと同様に圧力相殺効果を狙って弁軸に連通孔を設け、流路に一つの入口と二つの出口を有する3方切換弁として機能する弁装置を想定することができる。この場合、一方の出口から流体を流すときに弁体が受ける流体圧力は相殺できるものの、他方の出口から流体を流すときには、弁体に作用する流体圧力が増加してしまう。そのため、弁体を駆動するために固定鉄心の吸引力を大きくする必要があり、そのためにコイルが大きくなり、弁装置が大型化するおそれがあった。
この開示技術は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、大型化することなく3方切換弁として機能する弁装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の技術は、流体の流路を含むハウジングと、流路に設けられ、弁孔を有する弁座と、流路にて、弁孔を開閉するために弁座に着座可能に設けられた弁体と、ハウジングにて軸方向へ移動可能に設けられ、一端部と他端部を含み、一端部に弁体が設けられた弁軸と、ハウジングに接続され、弁軸を軸方向へ往復動させるために弁軸の他端部が駆動連結されたアクチュエータと、ハウジングとアクチュエータとの間に配置され、弁軸が貫通して設けられたダイアフラムと、ハウジングとアクチュエータとの間に設けられ、ダイアフラムによりハウジングの側と区画され、弁軸の他端部が配置されたダイアフラム室とを備えた弁装置において、流路は、弁体が収容された弁室と、ダイアフラムによりダイアフラム室と区画され、弁室とダイアフラム室との間に配置された中間室と、弁室に設けられた流体の入口及び第1出口と、中間室に設けられた流体の第2出口とを含み、弁座は、第1出口に対応して配置された第1弁孔を有する第1弁座と、弁室と中間室との間に配置され、第1弁孔と同一軸線上に配置された第2弁孔を有する第2弁座とを含み、弁軸は、第1弁孔及び第2弁孔の軸線上にて軸方向へ往復動可能に配置され、その内部には、弁室とダイアフラム室との間を連通させる連通孔が設けられ、弁体は、弁軸の軸方向への往復動に伴い第1弁孔を開閉する第1弁体及び第2弁孔を開閉する第2弁体を含み、弁軸がアクチュエータへ近付く方向へ移動することにより第1弁体が第1弁孔を開き、第2弁体が第2弁孔を閉じる第1開閉位置に配置され、弁軸がアクチュエータから離れる方向へ移動することにより第1弁体が第1弁孔を閉じ、第2弁体が第2弁孔を開く第2開閉位置に配置されるように構成され、中間室には、弁軸を軸方向に往復動可能に支持するための軸受が設けられ、弁軸には、中間室に対応して連通孔に通じる圧抜き孔が設けられ、圧抜き孔は、第1弁体及び第2弁体が第1開閉位置に配置されるときに軸受に整合して閉じられ、第1弁体及び第2弁体が第2開閉位置に配置されるときに軸受から離間して開かれるように構成されることを趣旨とする。
上記技術の構成によれば、第1弁体及び第2弁体が第1開閉位置に配置されるときは、圧抜き孔が軸受に整合して閉じられる。このとき、入口から弁室に作用する流体の圧力は、第2弁体を介して弁軸をアクチュエータへ近付ける方向へ作用するが、同じ圧力が連通孔を通じてダイアフラム室にも作用し、ダイアフラムを介して弁軸をアクチュエータから離れる方向、すなわち、第2弁体に作用する圧力を相殺する方向に作用する。従って、第2弁体を介して弁軸に作用する流体の圧力を相殺する分だけ、第1弁体及び第2弁体を第1開閉位置から第2開閉位置へ切り替えるために要する力が小さくなる。これに対し、第1弁体及び第2弁体が第2開閉位置に配置されるときは、圧抜き孔が軸受から離間して開かれる。このとき、入口から弁室に作用する流体の圧力は、第1弁体を介して弁軸をアクチュエータから離れる方向へ作用するが、連通孔に作用する圧力は圧抜き孔を通じて中間室へ抜け(キャンセルされ)、ダイアフラム室には作用しない。従って、ダイアフラム室に流体の圧力が作用しない分だけ、第1弁体及び第2弁体を第2開閉位置から第1開閉位置へ切り替えるために要する力が小さくなる。
上記目的を達成するために、請求項2に記載の技術は、流体の流路を含むハウジングと、流路に設けられ、弁孔を有する弁座と、流路にて、弁孔を開閉するために弁座に着座可能に設けられた弁体と、ハウジングにて軸方向へ移動可能に設けられ、一端部と他端部を含み、一端部に弁体が設けられた弁軸と、ハウジングに接続され、弁軸を軸方向へ往復動させるために弁軸の他端部が駆動連結されたアクチュエータと、ハウジングとアクチュエータとの間に配置され、弁軸が貫通して設けられたダイアフラムと、ハウジングとアクチュエータとの間に設けられ、ダイアフラムによりハウジングの側と区画され、弁軸の他端部が配置されたダイアフラム室とを備えた弁装置において、 流路は、ダイアフラムによりダイアフラム室と区画され、弁体が収容された第1弁室と、第1弁室に隣接して配置された中間室と、中間室に隣接して配置された第2弁室と、中間室に設けられた流体の入口と、第2弁室に設けられた流体の第1出口と、第1弁室に設けられた流体の第2出口とを含み、弁座は、第2弁室と中間室との間に配置された第1弁孔を有する第1弁座と、第1弁室と中間室との間に配置され、第1弁孔と同一軸線上に配置された第2弁孔を有する第2弁座とを含み、弁軸は、第1弁孔及び第2弁孔の軸線上にて軸方向へ往復動可能に配置され、その内部には、中間室とダイアフラム室との間を連通させる連通孔が設けられ、弁体は、弁軸の軸方向への往復動に伴い第1弁孔を開閉する第1弁体及び第2弁孔を開閉する第2弁体を含み、弁軸がアクチュエータへ近付く方向へ移動することにより第1弁体が第1弁孔を閉じ、第2弁体が第2弁孔を開く第1開閉位置に配置され、弁軸がアクチュエータから離れる方向へ移動することにより第1弁体が第1弁孔を開き、第2弁体が第2弁孔を閉じる第2開閉位置に配置されるように構成され、第1弁室には、弁軸を軸方向に往復動可能に支持するための軸受が設けられ、弁軸には、第1弁室に対応して連通孔に通じる圧抜き孔が設けられ、圧抜き孔は、第1弁体及び第2弁体が第2開閉位置に配置されるときに軸受に整合して閉じられ、第1弁体及び第2弁体が第1開閉位置に配置されるときに軸受から離間して開かれるように構成されることを趣旨とする。
上記技術の構成によれば、第1弁体及び第2弁体が第2開閉位置に配置されるときは、圧抜き孔が軸受に整合して閉じられる。このとき、入口から中間室に作用する流体の圧力は、第2弁体を介して弁軸をアクチュエータへ近付ける方向へ作用するが、同じ圧力が連通孔を通じてダイアフラム室にも作用し、ダイアフラムを介して弁軸をアクチュエータから離れる方向、すなわち、第2弁体に作用する圧力を相殺する方向に作用する。従って、第2弁体を介して弁軸に作用する流体の圧力を相殺する分だけ、第1弁体及び第2弁体を第2開閉位置から第1開閉位置へ切り替えるために要する力が小さくなる。これに対し、第1弁体及び第2弁体が第1開閉位置に配置されるときは、圧抜き孔が軸受から離間して開かれる。このとき、入口から中間室に作用する流体の圧力は、第1弁体を介して弁軸をアクチュエータから離れる方向へ作用するが、連通孔に作用する圧力は圧抜き孔を通じて第1弁室へ抜け(キャンセルされ)、ダイアフラム室には作用しない。従って、中間室に作用する流体の圧力が第1弁体を介して弁軸をアクチュエータから離れる方向へ作用する分だけ、第1弁体及び第2弁体を第1開閉位置から第2開閉位置へ切り替えるために要する力が小さくなる。
上記目的を達成するために、請求項3に記載の技術は、請求項1又は2に記載の技術において、弁軸には、連通孔に作用する流体の圧力をダイアフラム室に導出するための圧力導出孔と、弁室における流体の圧力を連通孔に導入するための圧力導入孔とが形成され、圧力導出孔の内径が圧力導入孔の内径よりも大きい場合、圧抜き孔の内径は圧力導入孔の内径よりも大きく設定されることを趣旨とする。
上記技術の構成によれば、請求項1又は2に記載の技術の作用に加え、圧力導出孔の内径が圧力導入孔の内径よりも大きい場合、圧抜き孔が閉じられるときは、圧力導入孔から連通孔に導入される弁室の流体の圧力が、圧力導出孔を介してダイアフラム室へ確実に導入されるが、圧抜き孔が開かれるときは、圧力導入孔から連通孔に導入される弁室の流体の圧力が、圧抜き孔を介して中間室へ確実に導入される。
上記目的を達成するために、請求項4に記載の技術は、請求項1又は2に記載の技術において、弁軸には、連通孔に作用する流体の圧力をダイアフラム室に導出するための圧力導出孔と、弁室における流体の圧力を連通孔に導入するための圧力導入孔とが形成され、圧力導出孔の内径が圧力導入孔の内径よりも小さい場合、圧抜き孔の内径は圧力導出孔の内径よりも大きく設定されることを趣旨とする。
上記技術の構成によれば、請求項1又は2に記載の技術の作用に加え、圧力導出孔の内径が圧力導入孔の内径よりも小さい場合、圧抜き孔が閉じられるときは、圧力導入孔から連通孔に導入される弁室の流体の圧力が、圧力導出孔を介してダイアフラム室へ確実に導入されるが、圧抜き孔が開かれるときは、圧力導入孔から連通孔に導入される弁室の流体の圧力が、圧抜き孔を介して中間室へ確実に導入される。
上記目的を達成するために、請求項5に記載の技術は、請求項1又は2に記載の技術において、アクチュエータは、通電により磁力を発生するコイルと、外側にコイルが配置された固定鉄心と、固定鉄心と同軸上で往復動可能に対向し、弁軸に接続された可動鉄心と、可動鉄心を所定方向へ付勢するための付勢部材とを備え、弁軸を軸方向へ往復動させるために、コイルの発生する磁力により固定鉄心が可動鉄心を軸方向へ吸引するように構成されることを趣旨とする。
上記技術の構成によれば、請求項1又は2に記載の技術の作用に加え、アクチュエータでは、弁軸を軸方向へ往復動させるために、コイルの発生する磁力により固定鉄心が可動鉄心を軸方向へ吸引するように構成される。従って、第1弁体及び第2弁体を第1開閉位置と第2開閉位置との間で切り替えるために要する力が小さくなる分だけ、固定鉄心が可動鉄心を吸引する力を小さくできる。
上記目的を達成するために、請求項6に記載の技術は、請求項3に記載の技術において、アクチュエータは、通電により磁力を発生するコイルと、外側にコイルが配置された固定鉄心と、固定鉄心と同軸上で往復動可能に対向し、弁軸に接続された可動鉄心と、可動鉄心を所定方向へ付勢するための付勢部材とを備え、弁軸を軸方向へ往復動させるために、コイルの発生する磁力により固定鉄心が可動鉄心を軸方向へ吸引するように構成されることを趣旨とする。
上記技術の構成によれば、請求項3に記載の技術の作用に加え、アクチュエータでは、弁軸を軸方向へ往復動させるために、コイルの発生する磁力により固定鉄心が可動鉄心を軸方向へ吸引するように構成される。従って、第1弁体及び第2弁体を第1開閉位置と第2開閉位置との間で切り替えるために要する力が小さくなる分だけ、固定鉄心が可動鉄心を吸引する力を小さくできる。
上記目的を達成するために、請求項7に記載の技術は、請求項4に記載の技術において、アクチュエータは、通電により磁力を発生するコイルと、外側にコイルが配置された固定鉄心と、固定鉄心と同軸上で往復動可能に対向し、弁軸に接続された可動鉄心と、可動鉄心を所定方向へ付勢するための付勢部材とを備え、弁軸を軸方向へ往復動させるために、コイルの発生する磁力により固定鉄心が可動鉄心を軸方向へ吸引するように構成されることを趣旨とする。
上記技術の構成によれば、請求項4に記載の技術の作用に加え、アクチュエータでは、弁軸を軸方向へ往復動させるために、コイルの発生する磁力により固定鉄心が可動鉄心を軸方向へ吸引するように構成される。従って、第1弁体及び第2弁体を第1開閉位置と第2開閉位置との間で切り替えるために要する力が小さくなる分だけ、固定鉄心が可動鉄心を吸引する力を小さくできる。
上記目的を達成するために、請求項8に記載の技術は、請求項5に記載の技術において、付勢部材は、可動鉄心を固定鉄心から離間する方向へ付勢するスプリングであることを趣旨とする。
上記技術の構成によれば、請求項5記載の技術の作用に加え、可動鉄心がスプリングにより固定鉄心から離間する方向へ付勢されるので、可動鉄心と共に弁軸がアクチュエータから離れる方向へ付勢され、第1弁体及び第2弁体が第2開閉位置へ向けて付勢される。すなわち、第1弁体と第2弁体が、スプリングにより、固定鉄心の吸引力に反する方向へ付勢される。
上記目的を達成するために、請求項9に記載の技術は、請求項6に記載の技術において、付勢部材は、可動鉄心を固定鉄心から離間する方向へ付勢するスプリングであることを趣旨とする。
上記技術の構成によれば、請求項6記載の技術の作用に加え、可動鉄心がスプリングにより固定鉄心から離間する方向へ付勢されるので、可動鉄心と共に弁軸がアクチュエータから離れる方向へ付勢され、第1弁体及び第2弁体が第2開閉位置へ向けて付勢される。すなわち、第1弁体と第2弁体が、スプリングにより、固定鉄心の吸引力に反する方向へ付勢される。
上記目的を達成するために、請求項10に記載の技術は、請求項7に記載の技術において、付勢部材は、可動鉄心を固定鉄心から離間する方向へ付勢するスプリングであることを趣旨とする。
上記技術の構成によれば、請求項7記載の技術の作用に加え、可動鉄心がスプリングにより固定鉄心から離間する方向へ付勢されるので、可動鉄心と共に弁軸がアクチュエータから離れる方向へ付勢され、第1弁体及び第2弁体が第2開閉位置へ向けて付勢される。すなわち、第1弁体と第2弁体が、スプリングにより、固定鉄心の吸引力に反する方向へ付勢される。
上記目的を達成するために、請求項11に記載の技術は、請求項8に記載の技術において、ダイアフラムの、ダイアフラム室に面し弁軸の軸方向に流体の圧力が作用する第1受圧面の面積と、第2弁体の、弁室に面し弁軸の軸方向に流体の圧力が作用する第2受圧面の面積とがほぼ同一に設定されることを趣旨とする。
上記技術の構成によれば、請求項8に記載の技術の作用に加え、ダイアフラムの第1受圧面の面積と第2弁体の第2受圧面の面積とがほぼ同一に設定される。従って、第1弁体と第2弁体が第1開閉位置に配置されるときに、第2弁体を介して弁軸に作用する流体の圧力が、連通孔を通じダイアフラムを介して弁軸に作用する流体の圧力により相殺される。
上記目的を達成するために、請求項12に記載の技術は、請求項8に記載の技術において、第1弁体の、弁室に面し弁軸の軸方向に流体の圧力が作用する第4受圧面の面積が、第2弁体の、弁室に面し弁軸の軸方向に流体の圧力が作用する第2受圧面の面積よりも小さく設定されることを趣旨とする。
上記技術の構成によれば、請求項8に記載の技術の作用に加え、第1弁体と第2弁体の開閉位置を切り替える場合、コイルに要求される発生磁力は、第1弁体と第2弁体が第1開閉位置に配置されるときよりも第2開閉位置に配置されるときの方が大きくなる。従って、1弁体の第4受圧面の面積が、第2弁体の第2受圧面の面積よりも小さく設定されることで、コイルに要求される発生磁力が小さくなる。
請求項1に記載の技術によれば、アクチュエータの駆動力を縮小することができ、これによって弁装置を大型化することなく3方切換弁として機能させることができる。
請求項2に記載の技術によれば、アクチュエータの駆動力を縮小することができ、これによって弁装置を大型化することなく3方切換弁として機能させることができる。
請求項3に記載の技術によれば、請求項1又は2に記載の技術の効果に加え、第1弁体と第2弁体が第1開閉位置又は第2開閉位置に配置されるいずれの場合も、弁軸の連通孔に導入される流体の圧力を確実に相殺又はキャンセルすることができる。
請求項4に記載の技術によれば、請求項1又は2に記載の技術の効果に加え、第1弁体と第2弁体が第1開閉位置又は第2開閉位置に配置されるいずれの場合も、弁軸の連通孔に導入される流体の圧力を確実に相殺又はキャンセルすることができる。
請求項5に記載の技術によれば、請求項1又は2に記載の技術の効果に加え、コイルを小型化することができ、これによってアクチュエータを小型化することができる。
請求項6に記載の技術によれば、請求項3に記載の技術の効果に加え、コイルを小型化することができ、これによってアクチュエータを小型化することができる。
請求項7に記載の技術によれば、請求項4に記載の技術の効果に加え、コイルを小型化することができ、これによってアクチュエータを小型化することができる。
請求項8に記載の技術によれば、請求項5に記載の技術の効果に加え、第1弁体と第2弁体を第2開閉位置に切り替えるときのアクチュエータの駆動力を、スプリングの付勢力の分だけ低減することができる。
請求項9に記載の技術によれば、請求項6に記載の技術の効果に加え、第1弁体と第2弁体を第2開閉位置に切り替えるときのアクチュエータの駆動力を、スプリングの付勢力の分だけ低減することができる。
請求項10に記載の技術によれば、請求項7に記載の技術の効果に加え、第1弁体と第2弁体を第2開閉位置に切り替えるときのアクチュエータの駆動力を、スプリングの付勢力の分だけ低減することができる。
請求項11に記載の技術によれば、請求項8に記載の技術の効果に加え、第1弁体と第2弁体を第1開閉位置に切り替えるときのアクチュエータの駆動力を、第2弁体を介して弁軸に作用する流体の圧力が相殺される分だけ更に低減することができ、これによってアクチュエータを更に小型化することができる。
請求項12に記載の技術によれば、請求項8に記載の技術の効果に加え、更にコイルを小型化することができ、これによってアクチュエータを更に小型化することができる。
第1実施形態に係り、オフ状態の弁装置の概略を示す断面図。 第1実施形態に係り、オン状態の弁装置の概略を示す断面図。 第2実施形態に係り、オフ状態の弁装置の概略を示す断面図。 第2実施形態に係り、オン状態の弁装置の概略を示す断面図。 第3実施形態に係り、オフ状態の弁装置の概略を示す断面図。 第3実施形態に係り、オン状態の弁装置の概略を示す断面図。 第4実施形態に係り、オフ状態の弁装置の概略を示す断面図。 第4実施形態に係り、オン状態の弁装置の概略を示す断面図。
以下、弁装置を具体化した実施形態について説明する。
<第1実施形態>
先ず、第1実施形態につき、図面を参照して詳細に説明する。
[弁装置の概要]
図1、図2に、この実施形態の弁装置1の概略を断面図により示す。この弁装置1は、3方切換弁として機能する電磁弁を想定する。図1は、弁装置1を電気的にオフした状態を示し、図2は、弁装置1を電気的にオンした状態を示す。図1、図2に示すように、この弁装置1は、流体の流路7~11を含むハウジング2と、流路7~11に設けられ、弁孔12a,13aを有する弁座12,13と、流路7~11にて、弁孔12a,13aを開閉するために弁座12,13に着座可能に設けられた弁体15,16と、ハウジング2にて軸方向へ移動可能に設けられ、一端部3aと他端部3bを含み、一端部3aに弁体15,16が設けられた弁軸3と、ハウジング2に接続され、弁軸3を軸方向へ往復動させるために弁軸3の他端部3bが駆動連結されたアクチュエータ4と、ハウジング2とアクチュエータ4との間に配置され、弁軸3が貫通して設けられたダイアフラム5と、ハウジング2とアクチュエータ4との間に設けられ、ダイアフラム5によりハウジング2の側と区画され、弁軸3の他端部3bが配置されたダイアフラム室6とを備える。
[ハウジングの構成]
流路7~11は、弁体15,16が収容された弁室7と、ダイアフラム5によりダイアフラム室6と区画され、弁室7とダイアフラム室6との間に配置された中間室8と、弁室7に設けられた流体の入口9及び第1出口10と、中間室8に設けられた流体の第2出口11とを含む。入口9、第1出口10及び第2出口11には、それぞれ流体の配管(図示略)が接続される。
弁座12,13は、第1出口10に対応して配置された第1弁孔12aを有する第1弁座12と、弁室7と中間室8との間に配置され、第1弁孔12aと同一軸線上に配置された第2弁孔13aを有する第2弁座13とを含む。
弁軸3は、第1弁孔12a及び第2弁孔13aの軸線上にて軸方向へ往復動可能に配置される。弁軸3の内部には、弁室7とダイアフラム室6との間を連通させる連通孔14が設けられる。すなわち、弁軸3の他端には、連通孔14の内径と同じ内径を有し、連通孔14に作用する流体の圧力をダイアフラム室6に導出するための圧力導出孔14aが形成される。一方、弁軸3の一端部3aの外周には、弁室7における流体の圧力を連通孔14に導入するための圧力導入孔14bが形成される。この実施形態で、圧力導入孔14bの内径は、圧力導出孔14aの内径よりも小さく設定される。
弁体15,16は、弁室7の中において、弁軸3の軸方向への往復動に伴い第1弁孔12aを開閉する第1弁体15及び第2弁孔13aを開閉する第2弁体16を含む。そして、この弁装置1は、図2に示すように、弁軸3がアクチュエータ4へ近付く方向へ移動することにより、第1弁体15が第1弁座12から離間して第1弁孔12aを開き、第2弁体16が第2弁座13に着座して第2弁孔13aを閉じる第1開閉位置に配置されるように構成される。また、この弁装置1は、図1に示すように、弁軸3がアクチュエータ4から離れる方向へ移動することにより、第1弁体15が第1弁座12に着座して第1弁孔12aを閉じ、第2弁体16が第2弁座13から離間して第2弁孔13aを開く第2開閉位置に配置されるように構成される。
中間室8には、弁軸3を軸方向に往復動可能に支持するための軸受17が設けられる。この軸受17は、ハウジング2に一体に形成される。弁軸3の外周には、中間室8に対応して連通孔14に通じる圧抜き孔14cが設けられる。圧抜き孔14cは、図2に示すように、第1弁体15及び第2弁体16が第1開閉位置に配置されるときに、軸受17に整合して閉じられるように構成される。また、圧抜き孔14cは、図1に示すように、第1弁体15及び第2弁体16が第2開閉位置に配置されるときに、軸受17から離間して開かれるように構成される。この実施形態で、圧抜き孔14cの内径は、圧力導入孔14bの内径よりも大きく設定される。
この実施形態において、ダイアフラム5の、ダイアフラム室6に面し弁軸3の軸方向に流体の圧力が作用する第1受圧面5aの第1面積と、第2弁体16の、弁室7に面し弁軸3の軸方向に流体の圧力が作用する第2受圧面16aの第2面積とがほぼ同一に設定される。
[アクチュエータの構成]
図1、図2に示すようにアクチュエータ4は、通電により磁力を発生するコイル21と、外側にコイル21が配置された固定鉄心22と、固定鉄心22と同軸上で往復動可能に対向し、弁軸3に接続された可動鉄心23と、可動鉄心23を所定方向へ付勢するためのスプリング24とを備える。この実施形態において、スプリング24は、固定鉄心22と可動鉄心23との間に配置される。スプリング24は、この開示技術の付勢部材の一例に相当し、この実施形態では、所定方向として、可動鉄心23を固定鉄心22から離間する方向へ付勢するようになっている。換言すると、スプリング24は、可動鉄心23及び弁軸3を介して第1弁体15及び第2弁体16を第2開閉位置へ配置する方向へ付勢するようになっている。
固定鉄心22は、図1、図2において下方へ開口する有底筒状をなし、その凹部22aにスプリング24が配置される。可動鉄心23は、図1、図2において、両端が開口する略筒状をなし、内部の中空23aに弁軸3の他端部3bが嵌入して接続され、その中空23aに弁軸3の連通孔14の圧力導出孔14aが連通している。これにより、弁軸3の連通孔14がダイアフラム室6に連通している。
このアクチュエータ4は、弁軸3を軸方向へ往復動させるために、コイル21の発生する磁力により固定鉄心22が可動鉄心23を軸方向へ吸引するように構成される。アクチュエータ4は、固定鉄心22の外周を覆う樹脂製のケーシング25を更に備え、ケーシング25には、コネクタ25aが一体に設けられる。コネクタ25aには、コイル21に接続された端子26が設けられる。そして、この端子26を介し、コイル21に対し通電(オン)及び非通電(オフ)するようになっている。
[弁装置の作用及び効果]
以上説明したこの実施形態の弁装置1の構成によれば、図2に示すように、第1弁体15及び第2弁体16が第1開閉位置に配置されるときは、圧抜き孔14cが軸受17に整合して閉じられる。このとき、入口9から弁室7に作用する流体の圧力(図2に太い破線矢印で示す。)は、第2弁体16を介して弁軸3をアクチュエータ4へ近付ける方向へ作用するが、同じ圧力(図2に破線矢印で示す。)が連通孔14を通じてダイアフラム室6にも作用し、ダイアフラム5を介して弁軸3をアクチュエータ4から離れる方向、すなわち、第2弁体16に作用する圧力を相殺する方向に作用する。従って、第2弁体16を介して弁軸3に作用する流体の圧力を相殺する分だけ、第1弁体15及び第2弁体16を第1開閉位置から第2開閉位置へ切り替えるために要する力が小さくなる。
これに対し、図1に示すように、第1弁体15及び第2弁体16が第2開閉位置に配置されるときは、圧抜き孔14cが軸受17から離間して開かれる。このとき、入口9から弁室7に作用する流体の圧力(図1に太い破線矢印で示す。)は、第1弁体15を介して弁軸3をアクチュエータ4から離れる方向へ作用するが、連通孔14に作用する圧力(図1に破線矢印で示す。)は圧抜き孔14cを通じて中間室8へ抜け(キャンセルされ)、ダイアフラム室6には作用しない。従って、ダイアフラム室6に流体の圧力が作用しない分だけ、第1弁体15及び第2弁体16を第2開閉位置から第1開閉位置へ切り替えるために要する力が小さくなる。このため、アクチュエータ4の駆動力を縮小することができ、これによって弁装置1を大型化することなく3方切換弁として機能させることができる。
この実施形態の構成によれば、アクチュエータ4では、弁軸3を軸方向へ往復動させるために、コイル21の発生する磁力により固定鉄心22が可動鉄心23を軸方向へ吸引するように構成される。従って、第1弁体15及び第2弁体16を第1開閉位置と第2開閉位置との間で切り替えるために要する力が小さくなる分だけ、固定鉄心22が可動鉄心23を吸引する力を小さくできる。このため、コイル21を小型化することができ、これによってアクチュエータ4を小型化することができる。
この実施形態の構成によれば、可動鉄心23がスプリング24により固定鉄心22から離間する方向へ付勢されるので、可動鉄心23と共に弁軸3がアクチュエータ4から離れる方向へ付勢され、第1弁体15及び第2弁体16が、図1に示す第2開閉位置へ向けて付勢される。すなわち、第1弁体15と第2弁体16が、スプリング24により、固定鉄心22の吸引力に反する方向へ付勢される。このため、第1弁体15と第2弁体16を第2開閉位置に切り替えるときのアクチュエータ4の駆動力を、スプリング24の付勢力の分だけ低減することができる。
この実施形態の構成によれば、ダイアフラム5の第1受圧面5aの第1面積と第2弁体16の第2受圧面16aの第2面積とがほぼ同一に設定される。従って、図2に示すように、第1弁体15と第2弁体16が第1開閉位置に配置されるときに、第2弁体16を介して弁軸3に作用する流体の圧力が、連通孔14を通じダイアフラム5を介して弁軸3に作用する流体の圧力により相殺される。このため、第1弁体15と第2弁体16を第1開閉位置に切り替えるときのアクチュエータ4の駆動力を、第2弁体16を介して弁軸3に作用する流体の圧力が相殺される分だけ更に低減することができ、これによってアクチュエータ4を更に小型化することができる。
この実施形態の構成によれば、圧力導出孔14aの内径が圧力導入孔14bの内径よりも大きい場合、圧抜き孔14cが閉じられるときは、圧力導入孔14bから連通孔14に導入される弁室7の流体の圧力が、圧力導出孔14aを介してダイアフラム室6へ確実に導入されるが、圧抜き孔14cが開かれるときは、圧力導入孔14bから連通孔14に導入される弁室7の流体の圧力が、圧抜き孔14cを介して中間室8へ確実に導入される。このため、第1弁体15と第2弁体16が第1開閉位置又は第2開閉位置に配置されるいずれの場合も、弁軸3の連通孔14に導入される流体の圧力を確実に相殺することができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態につき、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明において、第1実施形態と同等の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略し、異なった点を中心に説明する。
[アクチュエータの構成]
この実施形態では、第1弁座12と第1弁体15の構成の点で第1実施形態と異なる。図3、図4に、この実施形態の弁装置1の概略を断面図により示す。図3は、図1と同様に弁装置1を電気的にオフした状態を示し、図4は、図2と同様に弁装置1を電気的にオンした状態を示す。
すなわち、この実施形態では、第1弁体15の最大外径が、第1実施形態の第1弁体15の最大外径よりも縮小(例えば、約20%)されている。これにより、第1弁体15の、弁室7に面し弁軸3の軸方向に流体の圧力が作用する第4受圧面15aの面積が、第2弁体16の、弁室7に面し弁軸3の軸方向に流体の圧力が作用する第2受圧面16aの面積よりも小さく設定される。これに併せて、この実施形態では、第1弁座12の第1弁孔12aの内径が、第1実施形態の第1弁孔12aの内径よりも縮小(例えば、約20%縮小)されている。この実施形態におけるその他の構成は、第1実施形態のそれと同じである。
[弁装置の作用及び効果]
以上説明したこの実施形態の弁装置1の構成によれば、第1実施形態と異なり、次のような作用及び効果を有する。すなわち、この実施形態では、図3に示すように、第1弁体15と第2弁体16が第2開閉位置に配置された状態では、第2開閉位置から第1開閉位置へ切り替えるときに、第1弁体15に作用する流体の圧力とスプリング24の付勢力(収縮開始時の付勢力)との和に打ちかつ発生磁力がコイル21に要求される。ここで、第1弁体15が開弁し始めると、第1弁体15に作用する流体の圧力は直ちに減少するので、開弁開始時にコイル21に要求される発生磁力が最も大きくなる。一方、図4に示すように、第1弁体15と第2弁体16が第1開閉位置に配置された状態では、第2弁体16に作用する流体の圧力がダイアフラム5に作用する圧力によって相殺される。このため、第1開閉位置の状態を維持するには、スプリング24の付勢力(収縮終了時の付勢力)に打ちかつ発生磁力がコイル21に要求される。ここで、図3に示す第2開閉位置の状態でコイル21に要求される発生磁力は、図4に示す第1開閉位置の状態でコイル21に要求される発生磁力よりも小さくなる。
ここで、第1弁体15と第2弁体16の開閉位置を切り替える場合、コイル21に要求される発生磁力は、第1弁体15と第2弁体16が第1開閉位置に配置されるときよりも第2開閉位置に配置されるときの方が大きくなる。従って、この実施形態のように、第1弁体15の第4受圧面15aの面積が、第2弁体16の第2受圧面16aの面積よりも小さく設定されることで、コイル21に要求される発生磁力が小さくなる。この意味で、この実施形態では、第1実施形態に対し、更にコイル21を小型化することができ、これによってアクチュエータ4を更に小型化することができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態につき、図面を参照して詳細に説明する。
[アクチュエータの構成]
この実施形態では、アクチュエータ4の構成の点で第1実施形態と異なる。図5、図6に、この実施形態の弁装置1の概略を断面図により示す。図5は、弁装置1を電気的にオフした状態を示し、図6は、弁装置1を電気的にオンした状態を示す。図5に示すオフ状態では、第1弁体15と第2弁体16が第1開閉位置に配置され、図6に示すオン状態では、第1弁体15と第2弁体16が第2開閉位置に配置される。
すなわち、この実施形態では、主としてスプリング24に対する固定鉄心22と可動鉄心23の配置の点で第1実施形態と異なる。図5、図6において、凹部22aを有する固定鉄心22は、その凹部22aが上を向いてコイル21の下部内側に配置される。また、略筒状をなす可動鉄心23は、コイル21の上部内側にて、固定鉄心22と同軸上で往復動可能に対向して配置される。また、ダイアフラム5を貫通した弁軸3の他端部3bは、固定鉄心22を貫通し、可動鉄心23に接続される。そして、スプリング24は、固定鉄心22の凹部22aにて、弁軸3の他端部3bを内包する形で固定鉄心22と可動鉄心23との間に設けられる。更に、この実施形態では、固定鉄心22と可動鉄心23の配置の変更に合わせ、弁軸3の連通孔14の圧力導出孔14aが、弁軸3の外周上にてダイアフラム室6に直接開口している。
そして、図5に示すように、弁装置1を電気的にオフした状態では、コイル21での磁力の発生が停止し、固定鉄心22が可動鉄心23を軸方向へ吸引しないので、スプリング24の付勢力を受けて可動鉄心23が弁軸3と共に上方へ押し上げられる。これにより、第1弁体15が第1弁孔12aを開き、第2弁体16が第2弁孔13aを閉じる第1開閉位置に配置される。また、図6に示すように、弁装置1を電気的にオンした状態では、コイル21の発生する磁力により固定鉄心22が可動鉄心23を軸方向へ吸引するので、スプリング24の付勢力に抗して可動鉄心23が弁軸3と共に下方へ押し下げられる。これにより、第1弁体15が第1弁孔12aを閉じ、第2弁体16が第2弁孔13aを開く第2開閉位置に配置される。すなわち、この実施形態では、スプリング24は、可動鉄心23及び弁軸3を介して第1弁体15及び第2弁体16を第1開閉位置に配置する方向へ付勢するようになっている。
[弁装置の作用及び効果]
以上説明したこの実施形態の弁装置1の構成によれば、第1実施形態と異なり、図5に示すように、第1弁体15及び第2弁体16が第1開閉位置に配置されるときは、圧抜き孔14cが軸受17に整合して閉じられる。このとき、入口9から弁室7に作用する流体の圧力は、第2弁体16を介して弁軸3をアクチュエータ4へ近付ける方向へ作用するが、同じ圧力が連通孔14を通じてダイアフラム室6にも作用し、ダイアフラム5を介して弁軸3をアクチュエータ4から離れる方向、すなわち、第2弁体16に作用する圧力を相殺する方向に作用する。従って、流体の圧力を相殺する分だけ、第1弁体15及び第2弁体16を第1開閉位置から第2開閉位置へ切り替えるために要する力が小さくなる。
これに対し、図6に示すように、第1弁体15及び第2弁体16が第2開閉位置に配置されるときは、圧抜き孔14cが軸受17から離間して開かれる。このとき、入口9から弁室7に作用する流体の圧力は、第1弁体15を介して弁軸3をアクチュエータ4から離れる方向へ作用するが、連通孔14に作用する圧力は圧抜き孔14cを通じて中間室8へ抜け(キャンセルされ)、ダイアフラム室6には作用しない。従って、ダイアフラム室6に流体の圧力が作用しない分だけ、第1弁体15及び第2弁体16を第2開閉位置から第1開閉位置へ切り替えるために要する力が小さくなる。このため、第1実施形態に比べてスプリング24の付勢力を小さくすることができ、アクチュエータ4の駆動力を縮小することができ、これによって弁装置1を大型化することなく3方切換弁として機能させることができる。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態につき、図面を参照して詳細に説明する。
[アクチュエータの構成]
この実施形態では、ハウジング2における弁座12,13及び弁体15,16の配置の点で第1及び第2の実施形態と異なる。図7、図8に、この実施形態の弁装置1の概略を断面図により示す。図7は、弁装置1を電気的にオフした状態を示し、図8は、弁装置1を電気的にオンした状態を示す。図7に示すオフ状態では、第1弁体15と第2弁体16が第2開閉位置に配置され、図8に示すオン状態では、第1弁体15と第2弁体16が第1開閉位置に配置される。
すなわち、第1及び第2の実施形態では、第1弁体15及び第2弁体16を、弁軸3の軸方向への往復動に伴い一つの弁室7の中で移動するように構成した。すなわち、弁軸3がアクチュエータ4へ近付く方向へ移動することにより、弁室7において、第1弁体15が第1弁座12から離間して第1弁孔12aを開き、第2弁体16が第2弁座13に着座して第2弁孔13aを閉じる第1開閉位置に配置されるように構成し、かつ、弁軸3がアクチュエータ4から離れる方向へ移動することにより、弁室7において、第1弁体15が第1弁座12に着座して第1弁孔12aを閉じ、第2弁体16が第2弁座13から離間して第2弁孔13aを開く第2開閉位置に配置されるように構成した。
これに対し、この実施形態では、図7、図8に示すように、ハウジング2における弁座12,13及び弁体15,16の配置が、第1及び第2の実施形態と次のように異なる。すなわち、この実施形態では、流路は、ダイアフラム5によりダイアフラム室6と区画され、第2弁体16が収容された第1弁室27と、第1弁室27に隣接して配置された中間室28と、中間室28に隣接して配置された第2弁室29と、中間室28に設けられた流体の入口9と、第2弁室29に設けられた流体の第1出口10と、第1弁室27に設けられた流体の第2出口11とを含む。弁座12,13は、第2弁室29と中間室28との間に配置された第1弁孔12aを有する第1弁座12と、第1弁室27と中間室28との間に配置され、第1弁孔12aと同一軸線上に配置された第2弁孔13aを有する第2弁座13とを含む。弁軸3は、第1弁孔12a及び第2弁孔13aの軸線上にて軸方向へ往復動可能に配置され、その内部には、中間室28とダイアフラム室6との間を連通させる連通孔14が設けられる。弁体15,16は、弁軸3の軸方向への往復動に伴い第1弁孔12aを開閉する第1弁体15及び第2弁孔13aを開閉する第2弁体16を含む。そして弁軸3がアクチュエータ4へ近付く方向へ移動することにより第1弁体15が第1弁孔12aを閉じ、第2弁体16が第2弁孔13aを開く第1開閉位置に配置され、弁軸3がアクチュエータ4から離れる方向へ移動することにより第1弁体15が第1弁孔12aを開き、第2弁体16が第2弁孔13aを閉じる第2開閉位置に配置されるように構成される。第1弁室27には、弁軸3を軸方向に往復動可能に支持するための軸受17が設けられる。弁軸3には、第1弁室27に対応して連通孔14に通じる圧抜き孔14cが設けられる。圧抜き孔14cは、第1弁体15及び第2弁体16が第2開閉位置に配置されるときに軸受17に整合して閉じられ、第1弁体15及び第2弁体16が第1開閉位置に配置されるときに軸受17から離間して開かれるように構成される。つまり、この実施形態では、弁軸3の軸方向への往復動に伴い、第1弁体15は第2弁室29の中で、第2弁体16は第1弁室27の中で移動するように構成される。
[弁装置の作用及び効果]
以上説明したこの実施形態の弁装置1の構成によれば、第1及び第2の実施形態と異なり、第1弁体15及び第2弁体16が第2開閉位置に配置されるときは、圧抜き孔14cが軸受17に整合して閉じられる。このとき、入口9から中間室28に作用する流体の圧力は、第2弁体16を介して弁軸3をアクチュエータ4へ近付ける方向へ作用するが、同じ圧力が連通孔14を通じてダイアフラム室6にも作用し、ダイアフラム5を介して弁軸3をアクチュエータ4から離れる方向、すなわち、第2弁体16に作用する圧力を相殺する方向に作用する。従って、第2弁体16を介して弁軸3に作用する流体の圧力を相殺する分だけ、第1弁体15及び第2弁体16を第2開閉位置から第1開閉位置へ切り替えるために要する力が小さくなる。これに対し、第1弁体15及び第2弁体16が第1開閉位置に配置されるときは、圧抜き孔14cが軸受17から離間して開かれる。このとき、入口9から中間室28に作用する流体の圧力は、第1弁体15を介して弁軸3をアクチュエータ4から離れる方向へ作用するが、連通孔14に作用する圧力は圧抜き孔14cを通じて第1弁室27へ抜け(キャンセルされ)、ダイアフラム室6には作用しない。従って、中間室28に作用する流体の圧力が第1弁体15を介して弁軸3をアクチュエータ4から離れる方向へ作用する分だけ、第1弁体15及び第2弁体16を第1開閉位置から第2開閉位置へ切り替えるために要する力が小さくなる。このため、アクチュエータ4の駆動力を縮小することができ、これによって弁装置1を大型化することなく3方切換弁として機能させることができる。
<別の実施形態>
なお、この開示技術は前記各実施形態に限定されるものではなく、開示技術の趣旨を逸脱することのない範囲で構成の一部を適宜変更して実施することもできる。
(1)前記第1実施形態では、圧力導出孔14aの内径が圧力導入孔14bの内径よりも大きい場合、圧抜き孔14cの内径を圧力導入孔14bの内径よりも大きく設定した。これに対し、圧力導出孔14aの内径が圧力導入孔14bの内径よりも小さい場合、圧抜き孔14cの内径を圧力導出孔14aの内径よりも大きく設定することもできる。この場合も、第1実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
(2)前記第2実施形態では、第1実施形態の構成において、第1弁体15の最大外径を、第1実施形態の第1弁体15の最大外径よりも縮小することで、第1弁体15の、弁室7に面し弁軸3の軸方向に流体の圧力が作用する第4受圧面15aの面積を、第2弁体16の、弁室7に面し弁軸3の軸方向に流体の圧力が作用する第2受圧面16aの面積よりも小さく設定した。これに対し、第1実施形態の構成において、第2弁体16の最大外径を、第1実施形態の第2弁体16の最大外径よりも拡大することで、第1弁体15の、弁室7に面し弁軸3の軸方向に流体の圧力が作用する第4受圧面15aの面積を、第2弁体16の、弁室7に面し弁軸3の軸方向に流体の圧力が作用する第2受圧面16aの面積よりも小さく設定することもできる。この場合は、第1実施形態の構成に対し、コイル21に要求される発生磁力を増大させることなく、つまりは、コイル21を大型化することなく、第2弁体16の最大外径を大きくすることができる。
この開示技術は、例えば、エンジンに設けられ、EGRガスや吸気などの流体の流れを制御する弁装置に利用することができる。
1 弁装置
2 ハウジング
3 弁軸
3a 一端部
3b 他端部
4 アクチュエータ
5 ダイアフラム
6 ダイアフラム室(流路)
7 弁室(流路)
8 中間室(流路)
9 入口(流路)
10 第1出口(流路)
11 第2出口(流路)
12 第1弁座
12a 第1弁孔
13 第2弁座
13a 第2弁孔
14 連通孔
14a 圧力導出孔
14b 圧力導入孔
14c 圧抜き孔
15 第1弁体
16 第2弁体
17 軸受
21 コイル
22 固定鉄心
23 可動鉄心
24 スプリング(付勢部材)
27 第1弁室
28 中間室
29 第2弁室

Claims (12)

  1. 流体の流路を含むハウジングと、
    前記流路に設けられ、弁孔を有する弁座と、
    前記流路にて、前記弁孔を開閉するために前記弁座に着座可能に設けられた弁体と、
    前記ハウジングにて軸方向へ移動可能に設けられ、一端部と他端部を含み、前記一端部に前記弁体が設けられた弁軸と、
    前記ハウジングに接続され、前記弁軸を前記軸方向へ往復動させるために前記弁軸の前記他端部が駆動連結されたアクチュエータと、
    前記ハウジングと前記アクチュエータとの間に配置され、前記弁軸が貫通して設けられたダイアフラムと、
    前記ハウジングと前記アクチュエータとの間に設けられ、前記ダイアフラムにより前記ハウジングの側と区画され、前記弁軸の前記他端部が配置されたダイアフラム室と
    を備えた弁装置において、
    前記流路は、前記弁体が収容された弁室と、前記ダイアフラムにより前記ダイアフラム室と区画され、前記弁室と前記ダイアフラム室との間に配置された中間室と、前記弁室に設けられた前記流体の入口及び第1出口と、前記中間室に設けられた前記流体の第2出口とを含み、
    前記弁座は、前記第1出口に対応して配置された第1弁孔を有する第1弁座と、前記弁室と前記中間室との間に配置され、前記第1弁孔と同一軸線上に配置された第2弁孔を有する第2弁座とを含み、
    前記弁軸は、前記第1弁孔及び前記第2弁孔の軸線上にて軸方向へ往復動可能に配置され、その内部には、前記弁室と前記ダイアフラム室との間を連通させる連通孔が設けられ、
    前記弁体は、前記弁軸の前記軸方向への往復動に伴い前記第1弁孔を開閉する第1弁体及び前記第2弁孔を開閉する第2弁体を含み、前記弁軸が前記アクチュエータへ近付く方向へ移動することにより前記第1弁体が前記第1弁孔を開き、前記第2弁体が前記第2弁孔を閉じる第1開閉位置に配置され、前記弁軸が前記アクチュエータから離れる方向へ移動することにより前記第1弁体が前記第1弁孔を閉じ、前記第2弁体が前記第2弁孔を開く第2開閉位置に配置されるように構成され、
    前記中間室には、前記弁軸を軸方向に往復動可能に支持するための軸受が設けられ、
    前記弁軸には、前記中間室に対応して前記連通孔に通じる圧抜き孔が設けられ、前記圧抜き孔は、前記第1弁体及び前記第2弁体が前記第1開閉位置に配置されるときに前記軸受に整合して閉じられ、前記第1弁体及び前記第2弁体が前記第2開閉位置に配置されるときに前記軸受から離間して開かれるように構成される
    ことを特徴とする弁装置。
  2. 流体の流路を含むハウジングと、
    前記流路に設けられ、弁孔を有する弁座と、
    前記流路にて、前記弁孔を開閉するために前記弁座に着座可能に設けられた弁体と、
    前記ハウジングにて軸方向へ移動可能に設けられ、一端部と他端部を含み、前記一端部に前記弁体が設けられた弁軸と、
    前記ハウジングに接続され、前記弁軸を前記軸方向へ往復動させるために前記弁軸の前記他端部が駆動連結されたアクチュエータと、
    前記ハウジングと前記アクチュエータとの間に配置され、前記弁軸が貫通して設けられたダイアフラムと、
    前記ハウジングと前記アクチュエータとの間に設けられ、前記ダイアフラムにより前記ハウジングの側と区画され、前記弁軸の前記他端部が配置されたダイアフラム室と
    を備えた弁装置において、
    前記流路は、前記ダイアフラムにより前記ダイアフラム室と区画され、前記弁体が収容された第1弁室と、前記第1弁室に隣接して配置された中間室と、前記中間室に隣接して配置された第2弁室と、前記中間室に設けられた前記流体の入口と、前記第2弁室に設けられた前記流体の第1出口と、前記第1弁室に設けられた前記流体の第2出口とを含み、
    前記弁座は、前記第2弁室と前記中間室との間に配置された第1弁孔を有する第1弁座と、前記第1弁室と前記中間室との間に配置され、前記第1弁孔と同一軸線上に配置された第2弁孔を有する第2弁座とを含み、
    前記弁軸は、前記第1弁孔及び前記第2弁孔の軸線上にて軸方向へ往復動可能に配置され、その内部には、前記中間室と前記ダイアフラム室との間を連通させる連通孔が設けられ、
    前記弁体は、前記弁軸の前記軸方向への往復動に伴い前記第1弁孔を開閉する第1弁体及び前記第2弁孔を開閉する第2弁体を含み、前記弁軸が前記アクチュエータへ近付く方向へ移動することにより前記第1弁体が前記第1弁孔を閉じ、前記第2弁体が前記第2弁孔を開く第1開閉位置に配置され、前記弁軸が前記アクチュエータから離れる方向へ移動することにより前記第1弁体が前記第1弁孔を開き、前記第2弁体が前記第2弁孔を閉じる第2開閉位置に配置されるように構成され、
    前記第1弁室には、前記弁軸を軸方向に往復動可能に支持するための軸受が設けられ、
    前記弁軸には、前記第1弁室に対応して前記連通孔に通じる圧抜き孔が設けられ、前記圧抜き孔は、前記第1弁体及び前記第2弁体が前記第2開閉位置に配置されるときに前記軸受に整合して閉じられ、前記第1弁体及び前記第2弁体が前記第1開閉位置に配置されるときに前記軸受から離間して開かれるように構成される
    ことを特徴とする弁装置。
  3. 請求項1又は2に記載の弁装置において、
    前記弁軸には、前記連通孔に作用する前記流体の圧力を前記ダイアフラム室に導出するための圧力導出孔と、前記弁室における前記流体の圧力を前記連通孔に導入するための圧力導入孔とが形成され、
    前記圧力導出孔の内径が前記圧力導入孔の内径よりも大きい場合、前記圧抜き孔の内径は前記圧力導入孔の内径よりも大きく設定される
    ことを特徴とする弁装置。
  4. 請求項1又は2に記載の弁装置において、
    前記弁軸には、前記連通孔に作用する前記流体の圧力を前記ダイアフラム室に導出するための圧力導出孔と、前記弁室における前記流体の圧力を前記連通孔に導入するための圧力導入孔とが形成され、
    前記圧力導出孔の内径が前記圧力導入孔の内径よりも小さい場合、前記圧抜き孔の内径は前記圧力導出孔の内径よりも大きく設定される
    ことを特徴とする弁装置。
  5. 請求項1又は2に記載の弁装置において、
    前記アクチュエータは、
    通電により磁力を発生するコイルと、
    外側に前記コイルが配置された固定鉄心と、
    前記固定鉄心と同軸上で往復動可能に対向し、前記弁軸に接続された可動鉄心と、
    前記可動鉄心を所定方向へ付勢するための付勢部材と
    を備え、前記弁軸を前記軸方向へ往復動させるために、前記コイルの発生する磁力により前記固定鉄心が前記可動鉄心を前記軸方向へ吸引するように構成される
    ことを特徴とする弁装置。
  6. 請求項3に記載の弁装置において、
    前記アクチュエータは、
    通電により磁力を発生するコイルと、
    外側に前記コイルが配置された固定鉄心と、
    前記固定鉄心と同軸上で往復動可能に対向し、前記弁軸に接続された可動鉄心と、
    前記可動鉄心を所定方向へ付勢するための付勢部材と
    を備え、前記弁軸を前記軸方向へ往復動させるために、前記コイルの発生する磁力により前記固定鉄心が前記可動鉄心を前記軸方向へ吸引するように構成される
    ことを特徴とする弁装置。
  7. 請求項4に記載の弁装置において、
    前記アクチュエータは、
    通電により磁力を発生するコイルと、
    外側に前記コイルが配置された固定鉄心と、
    前記固定鉄心と同軸上で往復動可能に対向し、前記弁軸に接続された可動鉄心と、
    前記可動鉄心を所定方向へ付勢するための付勢部材と
    を備え、前記弁軸を前記軸方向へ往復動させるために、前記コイルの発生する磁力により前記固定鉄心が前記可動鉄心を前記軸方向へ吸引するように構成される
    ことを特徴とする弁装置。
  8. 請求項5に記載の弁装置において、
    前記付勢部材は、前記可動鉄心を前記固定鉄心から離間する方向へ付勢するスプリングである
    ことを特徴とする弁装置。
  9. 請求項6に記載の弁装置において、
    前記付勢部材は、前記可動鉄心を前記固定鉄心から離間する方向へ付勢するスプリングである
    ことを特徴とする弁装置。
  10. 請求項7に記載の弁装置において、
    前記付勢部材は、前記可動鉄心を前記固定鉄心から離間する方向へ付勢するスプリングである
    ことを特徴とする弁装置。
  11. 請求項8に記載の弁装置において、
    前記ダイアフラムの、前記ダイアフラム室に面し前記弁軸の前記軸方向に前記流体の圧力が作用する第1受圧面の面積と、前記第2弁体の、前記弁室に面し前記弁軸の前記軸方向に前記流体の圧力が作用する第2受圧面の面積とがほぼ同一に設定される
    ことを特徴とする弁装置。
  12. 請求項8に記載の弁装置において、
    前記第1弁体の、前記弁室に面し前記弁軸の前記軸方向に前記流体の圧力が作用する第4受圧面の面積が、前記第2弁体の、前記弁室に面し前記弁軸の前記軸方向に前記流体の圧力が作用する第2受圧面の面積よりも小さく設定される
    ことを特徴とする弁装置。
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