JP2006064053A - ガイド体およびその製造方法ならびに電磁弁装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 磁気抵抗になることなく、かつ弁体のシート性悪化を防止することができるガイド体を提供する。
【解決手段】 プランジャ36および弁体24を案内するガイド体20は、コイル37によって形成される磁界の磁力線の通過経路、したがって磁気回路を横切る部分47が磁性材料から成る。これによってガイド体20が、磁気抵抗になることがなく、コイル37によって大きな駆動力を得ることができる。またガイド体20は、弁体24を支持する部分が非磁性材料から成る。これによって金属粉が、弁体24を支持する部分に磁気吸着されて付着してしまうことが防がれる。したがって金属粉がガイド体20に付着することによって生じてしまう弁体24のシート性悪化およびガイド悪化を防止することができ、弁通路22の良好な開閉制御を達成することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コイルによる磁気力によって弁体を駆動する電磁弁装置に関し、特に、弁体を案内するガイド体およびその製造方法に関する。
図5は、従来の技術の電磁弁装置1を示す断面図である。図6は、電磁弁装置1が備えるガイド体5を示す断面図である。電磁弁装置1は、ハウジング2に形成される弁通路3を、弁体4によって開閉する電磁開閉弁である。ハウジング2には、ガイド体5が設けられ、弁体4は、ガイド体5の軸線方向一端部12に嵌まり込んでいる。ガイド体5の軸線方向他端部には、磁性材料から成る固定磁極体6が固定され、弁体4と固定磁極体6との間で、ガイド体5に嵌まり込んで磁性材料から成るプランジャ7が設けられている。
ガイド体5の軸線方向他端部側の部分を外囲するようにしてコイル8が設けられ、コイル8を半径方向外方および軸線方向両側から覆うように継鉄9が設けられている。コイル8が通電されていない状態では、固定磁極体6とプランジャ7との間に設けられたばね部材10によってプランジャ7が押圧され、これによって弁体4が閉駆動されて、弁通路3が閉じる。コイル8が通電されると、固定磁極体6、プランジャ7および継鉄9を通る磁気回路が形成されて、プランジャ7が固定磁極体6に磁気吸着され、これによって弁体4が開駆動されて、弁通路3が開く。
この電磁弁装置1では、コイル8が通電されたときに、固定磁極体6によってプランジャ7が磁気吸着されるようにするために、固定磁極体6とプランジャ7とが対向される部分でガイド体5を通る磁気回路が形成されないようにしなければならない。したがってガイド体5は、固定磁極体6とプランジャ7とが対向される部分を覆う部分11は、少なくとも非磁性材料から成らなければならず、このような理由からガイド体5は、全体が非磁性材料から成っている。
図7は、他の従来の技術のガイド体5Aを示す断面図である。図7のガイド体5Aは、図5および図6のガイド体5と類似しており、対応する部分に同一の符号を付して、異なる点についてだけ説明する。図5および図6ガイド体5は、前述のように全体が非磁性材料であるので、固定磁極体6、プランジャ7および継鉄9を通る磁気回路に、非磁性材料であるガイド体5の一部15が介在してしまい、磁気回路の抵抗となってしまう。これによってコイル8によって固定磁極体6にプランジャ7を磁気吸着させる吸着力が小さくなってしまう。この不具合を解消するために、図7に示すガイド体5Aが、図5および図6に示すガイド体5に代えて用いられる。
このガイド体5Aは、軸線方向一端部側の部分16が磁性材料から成り、軸線方向他端部側の部分17が非磁性材料から成る。したがって固定磁極体6とプランジャ7とが対向される部分を覆う部分11が非磁性材料から成り、かつプランジャ7および継鉄9を通る磁気回路に介在される部分15が磁性材料から成る。このようにして前述の不具合を解消するようにしている。このように、磁性材料から成る部分16と非磁性材料から成る部分17とを用いるガイド体5Aは、たとえば特許文献1に示されている。
特開2002−231546号公報
図7に示すガイド体5Aでは、前述のように固定磁極体6とプランジャ7との間の吸着力を大きくすることはできるが、弁体4を案内する部分である軸線方向一端部12も磁性材料から成り、電磁弁作動時に弁に侵入した金属粉などが、軸線方向一端部12に吸着されてしまう場合がある。このような場合、金属粉が悪影響を及ぼして、弁体4の弁座に対するシート性悪化を招くおそれがある。
本発明の目的は、磁気抵抗になることなく、かつ弁体のシート性悪化を防止することができるガイド体を提供することである。
本発明は、コイルによる磁気力でプランジャを駆動することによって、弁体を開閉方向へ駆動する電磁弁装置に設けられ、プランジャおよび弁体を案内するガイド体であって、
プランジャおよび弁体を、同軸に配置させて開閉方向へ変位可能に支持するガイド面が形成され、コイルによって形成される磁界の磁力線の通過経路を横切る部分が磁性材料から成り、かつ弁体を支持する部分が非磁性材料から成ることを特徴とするガイド体である。
本発明に従えば、プランジャおよび弁体を案内するガイド体は、コイルによって形成される磁界の磁力線の通過経路、したがって磁気回路を横切る部分が磁性材料から成る。これによってガイド体が、磁気抵抗になることがなく、コイルによって大きな駆動力を得ることができる。またガイド体は、弁体を支持する部分が非磁性材料から成る。これによって金属粉が、弁体を支持する部分に磁気吸着されて付着してしまうことが防がれる。したがって金属粉がガイド体に付着することによって生じてしまう弁体のシート性悪化およびガイド悪化を防止することができ、弁通路の良好な開閉制御を達成することができる。このように磁気抵抗になることなく、かつ弁体のシート性悪化およびガイド性悪化を防止することができるガイド体を実現することができる。
また本発明は、前記磁力線の通過経路を横切る部分を除く残余の部分は、非磁性材料から成ることを特徴とする。
本発明に従えば、ガイド体の前記磁力線の通過経路を横切る部分を除く残余の部分を、磁力線が通過してしまうことを抑制することができる。これによって磁力線がプランジャを通るようにすることができる。
また本発明は、プランジャおよび弁体を支持するガイド体のガイド面は、軸線方向に関して一様な面に形成されていることを特徴とする。
本発明に従えば、プランジャおよび弁体を支持するガイド面が、軸線方向に関して一様であり、プランジャおよび弁体を、同軸に保持した状態で案内することができる。
また本発明は、前記ガイド体を製造する方法であって、
磁性材料から成る磁性部材と非磁性材料から成る非磁性部材とを、軸線方向に並べて接合する接合工程と、
磁性部材と非磁性部材とを接合した後、表面加工してプランジャおよび弁体を支持するガイド面を形成するガイド面形成工程とを含むことを特徴とするガイド体の製造方法である。
本発明に従えば、磁性部材と非磁性部材とを接合し、表面加工してガイド面を形成する。これによって前述のような優れた効果を達成するガイド体を容易に製造することができる。
また本発明は、前記接合工程では、磁性部材と非磁性部材とは、摩擦圧接によって接合されることを特徴とする。
本発明に従えば、磁性部材と非磁性部材とを摩擦圧接するので、ガイド体の強度を高くすることができる。これによって流体の圧力が作用しても、破損しないガイド体を製造することができる。
また本発明は、弁通路が形成されるハウジングと、
予め定める開閉方向へ変位することによって、弁通路の開度を変化させる弁体と、
コイルおよびプランジャを備え、コイルによる磁気力でプランジャを駆動して、弁体を開閉方向へ変位駆動する駆動手段と、
前記ガイド体とを含むことを特徴とする電磁弁装置である。
本発明に従えば、前述の優れた効果を達成するガイド体を備える電磁弁装置を実現することができる。
本発明によれば、ガイド体が、磁気抵抗になることがなく、コイルによって大きな駆動力を得ることができる。また弁体のシート性悪化およびガイド性悪化を防止することができ、弁通路の良好な開閉制御を達成することができる。したがって磁気抵抗になることなく、かつ弁体のシート性悪化を防止できるガイド体を実現し、小形のコイルで迅速に弁体を駆動することができ、かつ高精度な開閉制御が可能になる。
また本発明によれば、磁力線がプランジャを通るようにすることができ、プランジャを駆動するための大きな駆動力を得ることができる。
また本発明によれば、プランジャおよび弁体を、同軸に保持した状態で案内することができ、弁体による安定した開閉動作を達成することができる。
また本発明によれば、前述のような優れた効果を達成するガイド体を容易に製造することができる。
また本発明によれば、流体の圧力が作用しても、破損しない信頼性の高いガイド体を製造することができる。
また本発明によれば、小形のコイルで迅速に弁体を駆動することができ、かつ高精度な開閉制御が可能な電磁弁装置を得ることができる。
図1は、本発明の実施の一形態のガイド体20を備える電磁弁装置21を示す断面図である。電磁弁装置21は、弁通路22を、開閉するする電磁開閉弁であり、たとえば建設機械および産業機械に駆動系として搭載される流体圧系を構成し、その流体圧系における流体制御に用いられる。流体は、たとえば作動油および作動水などの液体、ならびに作動空気などの気体を含む。電磁弁装置21は、ハウジング23と、ガイド体20と、弁体24と、駆動手段(コイルアッセンブリ)25とを含んで構成される。
ハウジング23には、流体の通路となる弁通路22が形成されている。ガイド体20は、両端が開放される円筒形状の筒体である。このガイド体20は、その軸線を予め定める基準軸線L0に一致させて、基準軸線L0に沿う軸線方向一方X1の端部(「一端部」という場合ある)26から、部分的にハウジング23内に挿入され、ハウジング23に保持されている。ガイド体20の一端部26は、弁通路22の中途部に臨んで開口している。ガイド体20の軸線方向他方X2の端部(「他端部」という場合がある)27は、ハウジング23から突出している。軸線方向一方X1および軸線方向他方X2を総称するときは、軸線方向Xという。
弁体24は、円柱形状であり、ガイド体20の一端部26に、少なくとも一部が嵌まり込んで、ガイド体20と同軸に支持される。ガイド体20は、内周面から成り、軸線方向Xに関して一様なガイド面30を有しており、弁体24は外周面が、ガイド面30に支持され、軸線方向Xへ変位可能に案内される。弁体24の軸線方向一方X1の端部には、シート部31が形成されており、シート部31がハウジング23の弁座32に着座することによって、弁通路22が閉じ、シート部31が弁座32から離間することによって、弁通路22が開く。
軸線方向一方X1は、シート部31へ弁座32に近づく方向であり、閉方向という。軸線方向他方X2は、シート部31が弁座32から遠ざかる方向であり、開方向という。開方向X2および閉方向X1を総称するときは、開閉方向Xという。したがって弁体24は、開閉方向Xへ変位することによって、弁通路22の開度を変化させる。
駆動手段(コイルアッセンブリ)25は、固定磁極体35と、プランジャ36と、コイル37と、継鉄体38と、ばね部材39とを有する。駆動手段(コイルアッセンブリ)25は、コイル37による磁気力でプランジャ36を駆動して、弁体24を開閉方向Xへ変位駆動する手段である。
固定磁極体35は、軸線方向一方X1側の部分が、部分的に挿入される状態で、ガイド体20の他端部27に、装着される。プランジャ36は、円柱形状であり、弁体24と固定磁極体35との間で、ガイド体20に嵌まり込んで、ガイド体20および弁体24と同軸に支持される。このプランジャ36は、弁体24とほぼ同一外径に形成され、外周面がガイド面30に支持され、軸線方向Xへ変位可能に案内される。
コイル37は、コイルホルダ60に巻回されて保持され、この状態で、ガイド体20のハウジング23から突出した部分を外囲するように外嵌される。継鉄体38は、コイル37を半径方向外方から覆う周壁部40と、コイル37を軸線方向X両側から覆う端壁部41,42とを有する。コイル37を軸線方向一方X1側から覆う一方の端壁部41は、内周部44が、ガイド体20の外周部に対向、本実施の形態では当接している。コイル37を軸線方向他方X2側から覆う他方の端壁部42は、内周部45が、固定磁極体35の外周部に対向、本実施の形態では当接している。
ばね力発生手段であるばね部材39は、圧縮コイルばねによって実現され、固定磁極体35とプランジャ36との間に設けられる。これによってプランジャ36に、ばね部材39から閉方向X1へのばね力が与えられる。このばね力は、プランジャ36から弁体24に与えられる。
図2は、ガイド体20を示す断面図である。図1を併せて参照して、電磁弁装置21を構成する要素のうち、弁体24およびコイルホルダ60は、非磁性材料から成り、固定磁極体35、プランジャ36および継鉄体38は、磁性材料から成る。またガイド体20は、軸線方向中間部の一部分47が、磁性材料から成り、その軸線方向両側の残余の部分48,49が、非磁性材料から成る。
ガイド体20の磁性材料から成る部分47は、継鉄体38の一方の端壁部41における内周部44が当接する位置含むその付近の部分である。磁性材料から成る部分47を除く残余の部分48,49のうち、軸線方向一方X1側の部分48は、ガイド体20の軸線方向一端部26に相当する部分であり、弁体24を支持して案内する部分である。磁性材料から成る部分47を除く残余の部分48,49のうち、軸線方向他方X2の部分49は、固定磁極体35とプランジャ36とが対向する部分、したがって固定磁極体35の軸線方向一方X1の端部とプランジャ36の軸線方向他方X2の端部とを外囲する部分50を含んでいる。
磁性材料は、磁性金属、たとえば炭素鋼または磁性を有するステンレス鋼(SUS630)などである。また非磁性材料は、合成樹脂または非磁性金属である。非磁性金属は、たとえば磁性を有していないステンレス鋼(SUS316、SUS304)などである。固定磁極体35が、鉄系の金属から成る場合、固定鉄心と呼ばれ、プランジャ36が、鉄系の金属から成る場合、可動鉄心と呼ばれることがある。
図3は、弁通路22を開いた状態で示す電磁弁装置21の断面図である。このような電磁弁装置21では、コイル37が通電されていない非通電状態にある場合、ばね部材39のばね力が、プランジャ36を介して弁体24に与えられる。これによって図1に示すように、弁体24が閉方向X1へ押圧され、シート部31が弁座32に着座し、弁通路22が閉じる。
また電磁弁装置21では、コイル37が通電される通電状態にある場合、プランジャ36が固定磁極体35に磁気吸着される。詳細に述べると、発生される磁界の磁力線が、固定磁極体35、プランジャ36および継鉄体38を通るように磁気回路が形成される。これによって固定磁極体35およびプランジャ36が磁化され、プランジャ36が、ばね部材39のばね力に抗して、固定磁極体35に磁気吸着される。したがって図3に示すように、弁体24に与えられるばね力に対抗し、弁体24がシート部31が弁座32から離間し、弁通路22が開く。
本実施の形態の電磁弁装置21によれば、ガイド体20は、コイル37によって形成される磁界の磁力線の通過経路である磁気回路を横切る部分、したがって前述の継鉄体38の一方の端壁部41における内周部44が当接する位置を含む部分47が磁性材料から成る。これによってガイド体20が、前記磁気回路における磁気抵抗になることがなく、コイル37によって大きな駆動力を得ることができる。
またガイド体20は、弁体24を支持する部分48が非磁性材料から成る。また弁体24も非磁性材料から成る。これによって作動時に電磁弁装置に侵入した金属粉などが、弁体24およびそれを支持する部分26に磁気吸着されて付着してしまうことが防がれる。したがって金属粉の付着による弁体24のシート性悪化およびガイド悪化を防止することができ、弁通路22の良好な開閉制御を達成することができる。
このように磁気抵抗になることなく、かつ弁体24のシート性悪化およびガイド性悪化を防止することができるガイド体20を実現することができる。したがって小形のコイルで迅速に弁体24を駆動することができ、かつ高精度な開閉制御が可能な電磁弁装置21を実現することができる。
またガイド体24の前記磁力線の通過経路を横切る部分47を除く残余の部分48,49が、非磁性材料から成り、その残余の部分48,49を通る磁気回路が形成されてしまうことが防止される。これによって固定磁極体35およびプランジャ36を確実に通るように磁気回路を形成することができる。したがってプランジャ36を駆動するための大きな駆動力を得ることができる。
またガイド体20のプランジャ36および弁体24を支持するガイド面30が、軸線方向に関して一様な円筒面であり、プランジャ36および弁体24を、同軸に保持した状態で案内することができる。たとえば、ガイド面30が、前記磁力線の通過経路を横切る部分47に形成される面部分と、残余の部分48,49に形成される面部分とが、互いにずれて、異なる仮想円筒面の一部を成す場合、プランジャ36と弁体24との同軸度が低下し、円滑なガイドを実現することができなくなる。これに対して一応なガイド面30であると、プランジャ36および弁体24が同一の円筒面で案内されることになり、プランジャ36と弁体24との同軸度を高くして、円滑なガイドを実現することができる。
図4は、本発明の製造方法に従って、ガイド体20を製造する手順を示すフローチャートである。ガイド体20を製造するにあたっては、まずステップs1の接合工程で、磁性材料から成る円筒状の磁性部材と、非磁性材料から成る円筒状の非磁性部材とを軸線方向に並べて接合する。具体的には、製造すべきガイド体20における磁性材料から成る部分47と、非磁性材料から成る部分48,49との並び配置と同一の並び配置となるように、磁性材料から成る部分47を形成するための磁性部材の両側に、非磁性材料から成る非磁性部材を配置する。そして端面同士を相対的に摺動させながら互いに近づけるように押し付け、すなわち摩擦圧接して接合する。
次にステップs2のガイド面形成工程で、磁性部材と非磁性部材とを接合して作製された中間生成物の内周部を、表面加工して、円筒面形状の内周面を形成する。表面加工は、切削加工および研削加工などである。このように表面加工して、内周面から成るガイド面30を形成して、ガイド体20を製造する。
このような製造方法によれば、軸線方向の中間部の一部分47だけが磁性材料から成り、かつ残余の部分48,49が非磁性材料から成る、前述のような優れた効果を達成するガイド体20を容易に製造することができる。特に接合後に内周部を加工してガイド面30を形成することによって、軸線方向に一様なガイド面30を形成することができ、ガイド性の良好なガイド体20を製造することができる。
また磁性部材と非磁性部材とを接合するにあたって、摩擦圧接するので、溶接する場合などに比べて、ガイド体20の強度を高くすることができる。これによって流体の圧力が作用しても、破損しないガイド体20を製造することができる。
前述の実施の各形態は、本発明の例示に過ぎず、本発明の範囲内において、構成を変更することができる。たとえば磁性材料および非磁性材料は、前述の材料に限定されるものではなく、他の材料を適宜用いることができる。また前述の電磁弁装置21は、コイル37が通電されたときに、弁通路を開く、常時閉形の開閉弁であったけれども、コイル37が通電されたときに、弁通路を閉じる、常時開形の開閉弁に実施されてもよい。さらに開閉弁に限らず、流路切換弁、流量制御弁、圧力制御弁など、他の弁装置に実施されてもよいし、電磁弁装置の用途も、前述の用途に限定されるものではない。
またガイド体20は、前述のように異なる部材を接合して形成されたものに限定されることはない。たとえば常態においては磁性を示し、焼鈍すると非磁性を示すセミオーステナイト鋼を用いて筒体を形成し、非磁性としたい部分を焼鈍して、ガイド体20を形成するようにしてもよい。
本発明の実施の一形態のガイド体20を備える電磁弁装置21を示す断面図である。 ガイド体20を示す断面図である。 弁通路22を開いた状態で示す電磁弁装置21の断面図である。 本発明の製造方法に従って、ガイド体20を製造する手順を示すフローチャートである。 従来の技術の電磁弁装置1を示す断面図である。 電磁弁装置1が備えるガイド体5を示す断面図である。 他の従来の技術のガイド体5Aを示す断面図である。
符号の説明
20 ガイド体
21 電磁弁装置
22 弁通路
23 ハウジング
24 弁体
25 駆動手段(コイルアッセンブリ)
30 ガイド面
35 固定磁極体
36 プランジャ
37 コイル
38 継鉄体
39 ばね部材
47 磁性材料から成る部分
48,49 非磁性材料から成る部分

Claims (6)

  1. コイルによる磁気力でプランジャを駆動することによって、弁体を開閉方向へ駆動する電磁弁装置に設けられ、プランジャおよび弁体を案内するガイド体であって、
    プランジャおよび弁体を、同軸に配置させて開閉方向へ変位可能に支持するガイド面が形成され、コイルによって形成される磁界の磁力線の通過経路を横切る部分が磁性材料から成り、かつ弁体を支持する部分が非磁性材料から成ることを特徴とするガイド体。
  2. 前記磁力線の通過経路を横切る部分を除く残余の部分は、非磁性材料から成ることを特徴とする請求項1記載のガイド体。
  3. プランジャおよび弁体を支持するガイド体のガイド面は、軸線方向に関して一様な面に形成されていることを特徴とする請求項1および2記載のガイド体。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のガイド体を製造する方法であって、
    磁性材料から成る磁性部材と非磁性材料から成る非磁性部材とを、軸線方向に並べて接合する接合工程と、
    磁性部材と非磁性部材とを接合した後、表面加工してプランジャおよび弁体を支持するガイド面を形成するガイド面形成工程とを含むことを特徴とするガイド体の製造方法。
  5. 前記接合工程では、磁性部材と非磁性部材とは、摩擦圧接によって接合されることを特徴とする請求項4記載のガイド体の製造方法。
  6. 弁通路が形成されるハウジングと、
    予め定める開閉方向へ変位することによって、弁通路の開度を変化させる弁体と、
    コイルおよびプランジャを備え、コイルによる磁気力でプランジャを駆動して、弁体を開閉方向へ変位駆動する駆動手段と、
    請求項1〜3のいずれか1つに記載のガイド体とを含むことを特徴とする電磁弁装置。
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