JP2021020622A - シートトレイ - Google Patents

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Abstract

【課題】シートに簡便に組み付けられるシートトレイを提供すること。【解決手段】シートクッション3の天板サイド3Bに設けられるシートトレイ10であって、天板面を成すトレイ本体11と、トレイ本体11の前後2箇所の裏面部から延び出る前後のバンド12,13と、前後のバンド12,13同士を着脱可能に結合するバックル14と、前側のバンド12の長さを調整可能なバンドアジャスタ15と、を有する。前後のバンド12,13が、バックル14によりトレイ本体11との間にシートクッション3の構成部材である前後の掛ワイヤ31E1,31E2を取り囲む形に結合されると共に、バンドアジャスタ15により前後の掛ワイヤ31E1,31E2に締め付けられる形に長さ調節される。【選択図】図9

Description

本発明は、シートトレイに関する。詳しくは、シートクッションの天板サイドに設けられるシートトレイに関する。
いわゆるベンチシートのシートクッションの天板サイド上に、樹脂製のシートトレイが設けられた構成が知られている(特許文献1)。
特開2014−4866号公報
シートトレイがネジ締結によりシートフレームに結合される場合、シートフレームとの間に取り付け用の座や締結孔をばらつき吸収できる形で設けなければならない。そこで、本発明は、シートに簡便に組み付けられるシートトレイを提供する。
上記課題を解決するために、本発明のシートトレイは次の手段をとる。
すなわち、本発明のシートトレイは、シートクッションの天板サイドに設けられるシートトレイであって、天板面を成すトレイ本体と、トレイ本体の前後2箇所の裏面部から延び出る前後のバンドと、前後のバンド同士を着脱可能に結合するバックルと、前後のバンドのうちの一方のバンドの長さを調整可能なバンドアジャスタと、を有する。前後のバンドが、バックルによりトレイ本体との間にシートクッションの構成部材を取り囲む形に結合されると共に、バンドアジャスタによりシートクッションの構成部材に締め付けられる形に長さ調節される。
上記構成によれば、シートトレイをシートクッションに簡便に組み付けることができる。具体的には、前後のバンドをシートクッションの構成部材を取り囲む形に掛けてバックルにより結合する。そして、バンドアジャスタによる長さ調整により、前後のバンドをシートクッションの構成部材に締め付ける。これにより、シートクッションの構成部材に対する組み付け位置のばらつきを適切に吸収した形でシートトレイをシートクッションに組み付けることができる。
また、本発明のシートトレイは、更に次のように構成されていても良い。シートクッションの構成部材が、シートフレームとされる。
上記構成によれば、シートトレイをシートクッションに対してより剛性のある状態に組み付けることができる。
また、本発明のシートトレイは、更に次のように構成されていても良い。バンドアジャスタが、一方のバンドを折返し状に通すことで一方のバンドの長さを固定する構造とされる。一方のバンドのバンドアジャスタに通された先の自由端部と他方のバンドとの間に、互いを当てることで着脱可能に結合することができる面ファスナが設定される。
上記構成によれば、一方のバンドの自由端部のバタつきを抑えることができる。また、一方のバンドの自由端部がバンドアジャスタ内に引き込まれにくくなる。したがって、前後のバンドをより確実に調整した長さに保持することができる。
また、本発明のシートトレイは、更に次のように構成されていても良い。トレイ本体が、シートクッションの天板メインより低い位置に設けられる。
上記構成によれば、着座者にシートトレイの配設による異物感を感じさせにくくすることができる。
第1の実施形態に係るシートトレイの概略構成を表した斜視図である。 図1の要部拡大図である。 図2の平面図である。 図2の内側面図である。 シートクッションからシートトレイを外した分解斜視図である。 シートトレイを裏側から見た斜視図である。 シートクッションの分解斜視図である。 図3のVIII−VIII線断面図である。 前側のバンドを引張って締め付ける作業工程を表した断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
《第1の実施形態》
(シートトレイ10の概略構成について)
始めに、本発明の第1の実施形態に係るシートトレイ10の構成について、図1〜図9を用いて説明する。なお、以下の説明において、前後上下左右等の各方向を示す場合には、各図中に示されたそれぞれの方向を指すものとする。
図1に示すように、本実施形態に係るシートトレイ10は、自動車の左前席を構成するシート1のシートクッション3上に設けられている。詳しくは、上記シートトレイ10は、上記シートクッション3における右側の天板サイド3B上に設けられている。
上記シート1は、左右に2人掛け可能ないわゆるベンチシートとして構成されている。具体的には、上記シート1は、着座者の背凭れ部となるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、を有する。上記シート1は、その左側の座席領域が幅広なメイン席として構成され、右側の座席領域が幅狭なサブ席として構成された、横長なシート幅を有する構成とされる。
上記シートクッション3には、その左右2箇所の位置に、上記メイン席とサブ席の各着座面領域を構成する平面状の各天板メイン3Aが形成されている。そして、各天板メイン3Aの左右両隣の位置には、それぞれ、僅かに土手状に膨らんだ面形状を成す天板サイド3Bが形成されている。
そして、上記シートクッション3の右端側の天板サイド3B上には、樹脂製のシートトレイ10が設けられている。上記シートトレイ10は、図2〜図4に示すように、上記右端側の天板サイド3Bに形成された凹部3B1の形状に沿って設けられている。それにより、シートトレイ10は、シートクッション3の天板メイン3Aよりも低い位置に天板面を形成する構成とされ、着座者が右側の座席領域に座った際に異物感を感じにくい構成とされている。
上記シートトレイ10は、図5に示すように、上記天板サイド3Bの凹部3B1に対し、上方からセットされている。具体的には、上記シートトレイ10は、そのトレイ本体11の前後2箇所の裏面部にナイロン製のバンド12,13が取り付けられており、各バンド12,13を凹部3B1内に上方から通してシートクッション3の裏側で互いに結合することで、天板サイド3B上に固定されている。
(シートトレイ10の各部の構成について)
以下、上記シートトレイ10の各部の具体的な構成について、シートクッション3の構成と併せて詳しく説明する。先ず、シートトレイ10の構成について説明する。図6に示すように、シートトレイ10は、天板面を成すトレイ本体11と、トレイ本体11の前後2箇所の裏面部に取り付けられた前後のバンド12,13と、前後のバンド12,13を互いに結合する樹脂製のバックル14と、を有する。
更に、シートトレイ10は、前側のバンド12の長さを調整可能なバンドアジャスタ15と、前側のバンド12のバンドアジャスタ15に通された先の自由端部12Aを後側のバンド13に着脱可能に結合することができる面ファスナ16と、を有する。トレイ本体11は、図5に示すように、上記天板サイド3Bの凹部3B1の底面上にセットされる本体面部11Aと、本体面部11Aの前縁部分から立ち上がって天板サイド3Bの前側の一般面上にセットされる覆い面部11Bと、を有する段差形状とされる。
前後のバンド12,13は、それぞれ、図6に示すように、各々の上端がトレイ本体11の前後各箇所の裏面部に固定されている。それにより、前後のバンド12,13は、それぞれ、互いの結合前の状態では、トレイ本体11の前後各箇所の裏面部から下方に垂れ下がり状に延びる構成とされる。上記各バンド12,13は、それぞれ、各々の帯幅方向がシート幅方向(左右方向)を向くようにトレイ本体11の裏面部に取り付けられている。
バックル14は、前側のバンド12に取り付けられた雄部材14Aと、後側のバンド13に取り付けられた雌部材14Bと、から構成される。これら雄部材14Aと雌部材14Bとは、互いをスナップフィット嵌合により着脱可能に結合することのできる爪の引掛構造を備える。具体的には、雄部材14Aを雌部材14Bに差し込むことで、雄部材14Aに設けられた図示しない左右一対の爪部が、雌部材14Bに設けられた図示しない左右一対の孔部に入り込む形にスナップフィット嵌合する。それにより、雄部材14Aが雌部材14Bに対して抜け止めされた状態にロックされる。
また、上記雌部材14Bに嵌合された雄部材14Aは、使用者が左右一対の爪部を両サイドから押し込むように操作(サイドリリース)することにより、雌部材14Bに対するスナップフィット嵌合状態から外される。したがって、上記押し込み操作の後に雄部材14Aを雌部材14Bから引き抜くことで、前後のバンド12,13の結合状態を解除することができる。
バンドアジャスタ15は、上記雄部材14Aの前側のバンド12の取付部として構成されている。ここで、前側のバンド12が、本発明の「一方のバンド」に相当する。また、後側のバンド13が、本発明の「他方のバンド」に相当する。
具体的には、バンドアジャスタ15は、前側のバンド12を通す不図示の通し口と、通し口に通した前側のバンド12の先を再び折り返し状に通す不図示の折返口と、を備える。そして、上記バンドアジャスタ15は、上記折り返しにより2重に重ね合わされた前側のバンド12を、同バンド12に掛けられる長手方向のテンションによって互いに重ね合わせた状態に押し付けて保持する不図示の押付爪を有する。
上記構成により、バンドアジャスタ15は、図9に示すように、上記前側のバンド12の通し口と折返口とに通された先の自由端部12Aを長手方向に引っ張ることで、上記押付爪を押し上げて、前側のバンド12の長さ(トレイ本体11とバンドアジャスタ15との間の長さ)を短くするように調整することができる。そして、バンドアジャスタ15は、上記前側のバンド12の自由端部12Aの引張り操作をやめることで、再び、上記押付爪が前側のバンド12に掛かるテンションによって前側のバンド12の2重に重ね合わされた部分を互いに密着させる形に押し付けて摩擦により係止させた状態として保持する。
それにより、バンドアジャスタ15は、前側のバンド12を調整された長さ状態に保持する。なお、上記バンドアジャスタ15の構成は、周知のものである。そのため、バンドアジャスタ15の各部の詳細な図示は、省略することとする。
面ファスナ16は、上記前側のバンド12のバンドアジャスタ15に通された先の自由端部12Aに縫着された雄面(フック面)16Aと、後側のバンド13に縫着された雌面(ループ面)16Bと、から構成される。上記面ファスナ16は、上記前側のバンド12の長さを調整した後、図8に示すように、前側のバンド12の自由端部12Aを後側のバンド13に当てるように合わせることで、上記雄面16Aと雌面16Bとが結合される。
それにより、前側のバンド12の自由端部12Aが、後側のバンド13に重ね合わされた状態となって保持される。上記面ファスナ16による結合により、前側のバンド12の自由端部12Aがバタつかないように保持される。また、前側のバンド12の自由端部12Aがバンドアジャスタ15内に引き込まれないように保持される。したがって、前側のバンド12を、より一層、調整した長さ状態に安定して保持することができる。
(シートクッション3の各部の構成について)
図7に示すように、シートクッション3は、その骨格を成す金属製のクッションフレーム31と、同クッションフレーム31の上部にセットされる発泡ウレタン製のクッションパッド32と、クッションパッド32を外周側から被覆するファブリック製のクッションカバー33と、を備える。
クッションフレーム31は、シートクッション3の左右両サイドと中央の計3箇所の位置に設けられるサイドフレーム31Aと、各サイドフレーム31Aの前端部間に跨って架け渡されるフロントパイプ31Bと、各サイドフレーム31Aの後端部間に跨って架け渡されるリヤパイプ31Cと、を有する。各サイドフレーム31Aは、シートクッション3の左右の各座席領域の側部骨格を成す。
フロントパイプ31Bは、シートクッション3の前側部の骨格を成す。リヤパイプ31Cは、シートクッション3の後側部の骨格を成す。上記クッションフレーム31は、上記各サイドフレーム31Aとフロントパイプ31Bとリヤパイプ31Cとによって構成される周囲骨格によって、その上部にセットされるクッションパッド32を、その周囲部及び中央部において下方から強く支える構成とされる。
上記クッションフレーム31は、更に、各サイドフレーム31Aの間に架け渡された複数のパッド支持ワイヤ31Dを有する。これらパッド支持ワイヤ31Dは、それぞれ、図8に示すように、各サイドフレーム31Aの間の前後方向の複数箇所に架け渡されている。各パッド支持ワイヤ31Dは、クッションフレーム31の上部にセットされるクッションパッド32を、それぞれによって下方から面状に支持する構成とされる。
上記各パッド支持ワイヤ31Dのうち、各サイドフレーム31A間の前後2箇所にそれぞれ架け渡された2本は、掛ワイヤ31E1,31E2としても機能する。これら掛ワイヤ31E1,31E2は、他のパッド支持ワイヤ31Dよりも低い位置に設けられている。前側の掛ワイヤ31E1は、前出のシートトレイ10から下方に延びる前側のバンド12を前下側から後側へと掛けられるようにするための掛部とされる。
また、後側の掛ワイヤ31E2は、前出のシートトレイ10から下方に延びる後側のバンド13を後下側から前側へと掛けられるようにするための掛部とされる。ここで、前後の掛ワイヤ31E1,31E2が、それぞれ、本発明の「シートクッションの構成部材」及び「シートフレーム」に相当する。
クッションパッド32は、図7に示すように、上記クッションフレーム31の上部に組み付けられて、着座者の荷重を弾性的に受け止める構成とされる。上記クッションパッド32には、その天板面の右側の端部箇所に、上記凹部3B1を形作る凹面部32Aが形成されている。また、上記クッションパッド32の天板面の右側の端部箇所には、その前後2箇所の位置に、前出のシートトレイ10の前後のバンド12,13を上方から下方へと通すことのできる高さ方向に貫通する通し孔32Bが形成されている。
クッションカバー33は、上記クッションフレーム31の上部に組み付けられたクッションパッド32に上方から袋状に被せ付けられている。詳しくは、上記クッションカバー33は、そのクッションパッド32に被せ付けられた前後左右の各周縁部が、それぞれ、クッションフレーム31の裏側へと通されて、クッションフレーム31の所々の箇所に止着されている。それにより、クッションカバー33は、クッションパッド32の表面全体に広く張られた状態に設けられると共に、クッションパッド32をクッションフレーム31上に組み付けた状態として保持している。
上記クッションカバー33には、そのクッションパッド32の凹面部32Aに被せられる部分に、同凹面部32Aの形状に沿う形に縫製された凹面カバーピース33Aが縫い合わされている。上記凹面カバーピース33Aは、そのクッションパッド32の凹面部32Aに被せられた底面の各周縁部が、それぞれ、凹面部32A内に吊り込まれて止着されている。上記クッションカバー33には、そのクッションパッド32の各通し孔32Bと重なる右端側の前後2箇所の位置に、各通し孔32Bを上方に開口させる通し孔33Bがそれぞれ形成されている。
(シートトレイ10の組み付け手順)
次に、上記シートトレイ10のシートクッション3への組み付け手順について説明する。すなわち、先ず、図5に示すように、上述したクッションフレーム31、クッションパッド32、及びクッションカバー33がアッセンブリされたシートクッション3に対し、シートトレイ10を上方からセットする。
具体的には、シートトレイ10の前後のバンド12,13を前後の各通し孔33B,32B内にそれぞれ上方から通し入れて、トレイ本体11の本体面部11Aと覆い面部11Bとをそれぞれ天板サイド3Bの凹部3B1の底面上と一般面上とに底付きさせた状態にセットする。次に、図9に示すように、クッションパッド32の裏側へと通された前側のバンド12を前側の掛ワイヤ31E1に前側から後側へと掛けるように通す。そして、同じくクッションパッド32の裏側へと通された後側のバンド13を後側の掛ワイヤ31E2に後側から前側へと掛けるように通す。
そして、前側のバンド12に取り付けられたバックル14の雄部材14Aを後側のバンド13に取り付けられた雌部材14Bに前側から差し込んでロックさせる。これにより、トレイ本体11と前後のバンド12,13とが、シートクッション3を取り囲むようにループ状に繋ぎ合わされた形となる。
次に、前側のバンド12のバンドアジャスタ15に通された先の自由端部12Aを前下側へ引張って、前後のバンド12,13を前後の掛ワイヤ31E1,31E2に締め付ける。これにより、各掛ワイヤ31E1,31E2に締め付けられた前後のバンド12,13の締め付け力によって、トレイ本体11がクッションパッド32上に弾性的に押さえ付けられてバタつかない形に位置固定された状態となる。
次に、前側のバンド12のバンドアジャスタ15に通された先の自由端部12Aを、図8に示すように、後側のバンド13に下方から重ねる形にあてがえて、面ファスナ16の雄面16Aと雌面16Bとを結合させる。これにより、前側のバンド12の自由端部12Aが後側のバンド13の下面に固定されてバタつかなくなる。また、前側のバンド12の自由端部12Aがバンドアジャスタ15内に引き込まれない状態に保持される。
(まとめ)
以上をまとめると、本実施形態に係るシートトレイ10は、次のような構成となっている。すなわち、シートクッション(3)の天板サイド(3B)に設けられるシートトレイ(10)であって、天板面を成すトレイ本体(11)と、トレイ本体(11)の前後2箇所の裏面部から延び出る前後のバンド(12,13)と、前後のバンド(12,13)同士を着脱可能に結合するバックル(14)と、前後のバンド(12,13)のうちの一方のバンド(12)の長さを調整可能なバンドアジャスタ(15)と、を有する。
前後のバンド(12,13)が、バックル(14)によりトレイ本体(11)との間にシートクッション(3)の構成部材(31E1,31E2)を取り囲む形に結合されると共に、バンドアジャスタ(15)によりシートクッション(3)の構成部材(31E1,31E2)に締め付けられる形に長さ調節される。
上記構成によれば、シートトレイ(10)をシートクッション(3)に簡便に組み付けることができる。具体的には、前後のバンド(12,13)をシートクッション(3)の構成部材(31E1,31E2)を取り囲む形に掛けてバックル(14)により結合する。そして、バンドアジャスタ(15)による長さ調整により、前後のバンド(12,13)をシートクッション(3)の構成部材(31E1,31E2)に締め付ける。これにより、シートクッション(3)の構成部材(31E1,31E2)に対する組み付け位置のばらつきを適切に吸収した形でシートトレイ(10)をシートクッション(3)に組み付けることができる。
また、上記シートクッション(3)の構成部材(31E1,31E2)が、シートフレームとされる。上記構成によれば、シートトレイ(10)をシートクッション(3)に対してより剛性のある状態に組み付けることができる。
また、バンドアジャスタ(15)が、一方のバンド(12)を折返し状に通すことで一方のバンド(12)の長さを固定する構造とされる。一方のバンド(12)のバンドアジャスタ(15)に通された先の自由端部(12A)と他方のバンド(13)との間に、互いを当てることで着脱可能に結合することができる面ファスナ(16)が設定される。
上記構成によれば、一方のバンド(12)の自由端部(12A)のバタつきを抑えることができる。また、一方のバンド(12)の自由端部(12A)がバンドアジャスタ(15)内に引き込まれにくくなる。したがって、前後のバンド(12,13)をより確実に調整した長さに保持することができる。
また、トレイ本体(11)が、シートクッション(3)の天板メイン(3A)より低い位置に設けられる。上記構成によれば、着座者にシートトレイ(10)の配設による異物感を感じさせにくくすることができる。
《その他の実施形態について》
以上、本発明の実施形態を1つの実施形態を用いて説明したが、本発明は上記実施形態のほか、以下に示す様々な形態で実施することができるものである。
1.本発明のシートトレイは、自動車のシートの他、鉄道等の自動車以外の車両や、航空機、船舶等の他の乗物用のシートに適用されるものであっても良い。また、シートトレイは、乗物用シートの他、スポーツ施設や、劇場、コンサート会場、イベント会場等の様々な施設に設置される観覧席や、マッサージシート等の非乗物用のシートに適用されるものであっても良い。
2.シートトレイは、シートクッションの左側の天板サイドに設けられるものであっても良い。また、シートトレイは、ベンチシートの端側の天板サイドの他、両隣席の間の天板サイドに設けられるものであっても良い。また、シートトレイは、いわゆる1人掛けのセパレートシートに設けられるものであっても良い。
3.前後のバンドが取り囲む「シートクッションの構成部材」は、上記実施形態で示した掛ワイヤ等のシートフレームの他、クッションパッドや他の装備品から成るものであってもよい。
4.バンドアジャスタは、後側のバンドの長さを調整するものであっても良い。また、バンドアジャスタは、前後のバンドのうちの一方のバンドの長さを調整するものであれば良く、一方のバンドのバックルへの取付部を構成するものの他、バックルへの取付部とは別の中間箇所に設けられるものであっても良い。
5.バックルは、前後のバンド同士を着脱可能に結合するものであれば良く、スナップフィットタイプの他、孔にピンを通して結合するピンタイプの構成であっても良い。
6.シートトレイは、トレイ本体がシートクッションの天板メインと同じ高さ位置に設けられる構成であっても良い。
7.面ファスナは、一方のバンドのバンドアジャスタに通された先の自由端部を同じバンドの基部側に着脱可能に結合するものであっても良い。また、シートフレーム等の他の構成部材に結合するものであっても良い。
1 シート
2 シートバック
3 シートクッション
3A 天板メイン
3B 天板サイド
3B1 凹部
10 シートトレイ
11 トレイ本体
11A 本体面部
11B 覆い面部
12 バンド(一方のバンド)
12A 自由端部
13 バンド(他方のバンド)
14 バックル
14A 雄部材
14B 雌部材
15 バンドアジャスタ
16 面ファスナ
16A 雄面
16B 雌面
31 クッションフレーム
31A サイドフレーム
31B フロントパイプ
31C リヤパイプ
31D パッド支持ワイヤ
31E1 掛ワイヤ(シートフレーム、シートクッションの構成部材)
31E2 掛ワイヤ(シートフレーム、シートクッションの構成部材)
32 クッションパッド
32A 凹面部
32B 通し孔
33 クッションカバー
33A 凹面カバーピース
33B 通し孔

Claims (4)

  1. シートクッションの天板サイドに設けられるシートトレイであって、
    天板面を成すトレイ本体と、
    前記トレイ本体の前後2箇所の裏面部から延び出る前後のバンドと、
    前記前後のバンド同士を着脱可能に結合するバックルと、
    前記前後のバンドのうちの一方のバンドの長さを調整可能なバンドアジャスタと、を有し、
    前記前後のバンドが、前記バックルにより前記トレイ本体との間に前記シートクッションの構成部材を取り囲む形に結合されると共に、前記バンドアジャスタにより前記シートクッションの構成部材に締め付けられる形に長さ調節されるシートトレイ。
  2. 請求項1に記載のシートトレイであって、
    前記シートクッションの構成部材が、シートフレームとされるシートトレイ。
  3. 請求項1に記載のシートトレイであって、
    前記バンドアジャスタが、前記一方のバンドを折返し状に通すことで前記一方のバンドの長さを固定する構造とされ、
    前記一方のバンドの前記バンドアジャスタに通された先の自由端部と他方のバンドとの間に、互いを当てることで着脱可能に結合することができる面ファスナが設定されるシートトレイ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のシートトレイであって、
    前記トレイ本体が、前記シートクッションの天板メインより低い位置に設けられるシートトレイ。
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