JP2021017087A - 搬送台車 - Google Patents

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亜美 大塚
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Abstract

【課題】荷物が長尺物や重量物であっても、安全に運搬可能な運搬台車を提供する。【解決手段】前輪11及び後輪12を備えた台車フレーム10と、台車フレーム10に設けられ、荷物を載置可能な荷台21と、台車フレーム10に対して荷台21を昇降可能とする昇降機構としての油圧ジャッキ部20と、作業者が操作して搬送するための操作部材としての単管パイプ31と、荷台21の外側における台車フレーム10に複数設置され、単管パイプ31が着脱可能に取り付けられる操作部材取付部としてのパイプ取付部30と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば建設現場や工場等において重量物を運搬するために用いられる搬送台車に関する。
従来、例えば建設現場や工場等において重量物を運搬するには、ハンドパレットや電動アシスト台車がある。この電動アシスト台車には、例えば特許文献1及び2に記載されたものがある。特許文献1に記載された電動アシスト台車は、電源が入っていない状態でブレーキ解除スイッチが操作されている場合には、電源が入れられてもコントローラがブレーキの制動状態を維持するようにしたものである。
また、特許文献2に記載された電動アシスト台車は、直立するフレーム間に操作部が取り付けられ、左右の駆動車輪には、それぞれ左側駆動部、右側駆動部が設けられている。
特開2013−86545号公報 特開2017−77835号公報
ところで、上述した特許文献1に記載された電動アシスト台車は、逆U字型の操作ハンドルを有し、この操作ハンドル内には、インジケータやスイッチが設置されているため、長尺な荷物を、操作ハンドル内を挿通して積載することができない。
同様に、特許文献2に記載された電動アシスト台車でも、直立するフレーム間に操作部等が取り付けられているため、長尺な荷物を、直立するフレーム間を通して積載することができない。このように特許文献1、2に記載された電動アシスト台車では、長尺な荷物を積載する場合、台車の進行方向に積載(以下、縦積みともいう。)することができない。
そのため、特許文献1、2に記載された電動アシスト台車は、長尺な荷物を積載する場合、台車の進行方向に対して直交する方向に積載(以下、横積みともいう。)しなければならない。その結果、長尺な荷物の場合には、狭い通路を通ることができないことから、通路の幅内の長さの荷物しか運搬することができず、汎用性が低いという問題がある。
そこで、本発明は、荷物が長尺物や重量物であっても、安全に運搬可能な運搬台車を提供することを課題としている。
かかる課題を達成するために、請求項1に記載の発明は、前輪及び後輪を備えた台車フレームと、前記台車フレームに設けられ、荷物を載置可能な荷台と、前記台車フレームに対して前記荷台を昇降可能とする昇降機構と、作業者が操作して搬送するための操作部材と、前記荷台の外側における前記台車フレームに複数設置され、前記操作部材が着脱可能に取り付けられる操作部材取付部と、を備える運搬台車としたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記操作部材取付部は、前記荷台の4隅に対応する位置にそれぞれ設置された運搬台車としたことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の構成に加え、前記操作部材が棒状に形成され、前記操作部材取付部には、前記操作部材が挿抜可能な挿入部が形成されており、前記挿入部に設置され、前記挿入部に前記操作部材が挿入されてこの操作部材に前進又は後退する方向に力が加えられたとき、その方向及び荷重を検出するセンサと、前記センサにより検出された前記力の方向及び荷重に基づいて前記前輪又は前記後輪のアシスト力を制御する制御部と、前記制御部により制御されたアシスト力を前記前輪又は前記後輪に付与するインホイールモータと、をさらに備える運搬台車としたことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の構成に加え、前記挿入部は、挿入孔を有し、この挿入孔の前側及び後側にそれぞれ弾性変形する変形部が突出するように設置され、前記センサが歪センサであり、この歪センサは、前記挿入孔の前記操作部材が対向する前記変形部の面と反対側の面に設置されている運搬台車としたことを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れか一項に記載の構成に加え、前記荷台に前記荷物を回転可能とする回転テーブルがさらに設置されている運搬台車としたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、昇降機構によって台車フレームに対して荷台を昇降可能とし、作業者が操作して搬送するための操作部材を台車フレームに複数設置された操作部材取付部に着脱可能に取り付けることにより、荷物を積載する場合、操作部材間に積載することができるため、横積みは勿論のこと、長尺な荷物でも縦積みすることができる。その結果、運搬台車としての汎用性を高めることが可能となる。また、操作部材取付部に操作部材が着脱可能に構成されているので、操作部材を台車フレームの後側に取り付けて操作することにより、荷物を常に目視しながら搬送することができるので、安全性を向上させることができる。そして、複数の操作部材取付部にそれぞれ操作部材を取り付けた場合には、これらの操作部材によって荷崩れを防止することができる。昇降機構によって台車フレームに対して荷台を昇降可能に構成しているため、重量物であっても容易に荷台に積載して運搬することが可能になる。
また、請求項2に記載の発明によれば、操作部材取付部が台車フレームにおける荷台の4隅に対応する位置にそれぞれ設置されているため、例えば4隅のうちの2つの位置に操作部材を取り付けた場合には、その2つの操作部材間に荷物を積載することで、荷崩れを防止するとともに、二人の作業者で操作すれば、作業性を高めることができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、挿入部に操作部材が挿入されてこの操作部材に前進又は後退する方向に力が加えられたとき、その方向及び荷重をセンサにより検出し、この検出された力の方向及び荷重に基づいて前輪又は後輪のアシスト力を制御部で制御し、この制御されたアシスト力をインホイールモータから前輪又は後輪に付与することにより、作業者の操作に応じて走行をアシストすることができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、挿入孔の前側及び後側にそれぞれ弾性変形する変形部が突出するように設置され、歪センサは、挿入孔の操作部材が対向する変形部の面と反対側の面に設置されているので、歪センサによって力の方向及び荷重を確実に検出することが可能になる。
また、請求項5に記載の発明によれば、荷台に荷物を回転させる回転テーブルを設置したことにより、荷物の向きを制御することで、荷物を一段と取扱い易くすることができる。
本発明に係る運搬台車の第1実施形態を示す斜視図である。 同実施形態に係る運搬台車の荷台を下降させた状態を示す側面図である。 図2の正面図である。 同実施形態に係る運搬台車の荷台を上昇させた状態を示す側面図である。 図4の正面図である。 図5のVI−VI線による構成図である。 同実施形態に係る運搬台車の操作部材取付部を示す拡大斜視図である。 同実施形態に係る運搬台車の操作部材取付部を示す側面図である。 図8のIX−IX線による断面図である。 図9のA部拡大図である。 同実施形態に係る運搬台車の制御系を示すブロック図である。 本発明に係る運搬台車の第2実施形態を示す斜視図である。
以下、本発明の各実施形態について説明する。
[発明の第1実施形態]
図1〜図11には、本発明の第1実施形態を示す。
図1は、本発明に係る運搬台車の第1実施形態を示す斜視図である。図2は、同実施形態に係る運搬台車の荷台を下降させた状態を示す側面図である。図3は、図2の正面図である。図4は、同実施形態に係る運搬台車の荷台を上昇させた状態を示す側面図である。図5は、図4の正面図である。図6は、図5のVI−VI線による構成図である。
本実施形態の運搬台車1は、例えば建設現場等において、2〜4m程度の金属製の単管パイプや足場板等のように長尺であって、重量物を多数運搬するために用いられる。本実施形態の運搬台車1は、作業者によって加えられる駆動力に、後述するインホイールモータの回転力によるアシスト力が付与されて走行する。
なお、以下の各実施形態では、運搬台車1の進行方向側を前側とし、その進行方向に対して反対側の後退方向を後側とし、運搬台車1の進行方向に対して右側と左側となる側をそれぞれ右側、左側として説明する。
本実施形態の運搬台車1は、図1〜図6に示すように、台車フレーム10と、荷台21を昇降させる昇降機構としての油圧ジャッキ部20(図4及び図6参照)と、操作部材としての単管パイプ31が挿抜可能に取り付けられる操作部材取付部としてのパイプ取付部30とを有して構成されている。なお、図1〜図6には、荷崩れを防止するため、4つのパイプ取付部30のそれぞれに単管パイプ31が挿入された例を示しているが、本実施形態では、左右の前輪11側に設置された2つのパイプ取付部30の挿入孔32aには、それぞれ単管パイプ31を挿入しなくてもよい。
台車フレーム10は、角形の中空パイプを連結して平面視で矩形枠状に形成されている。この台車フレーム10の底面側には、左右前側にそれぞれ回転可能に固定された前輪11と、左右後側にそれぞれ回転可能に固定された後輪12とが設けられている。左右の前輪11は、それぞれ固定輪であってアシスト力を付与するためのインホイールモータが装備されている。左右の後輪12は、それぞれ自在輪である。自在輪である左右の後輪12は、走行時に常に進行方向を向く車輪であり、路面との摩擦抵抗によって旋回し、進行方向に向くように操舵される。左右の後輪12には、その回転を阻止するための足踏み式のストッパ12aがそれぞれ取り付けられている。左右の前輪11及び左右の後輪12には、それぞれ直径200mmの大径車輪が用いられている。
台車フレーム10の底面側おいて、左右の前輪11と左右の後輪12との間には、コントロールボックス13、油圧ジャッキ部20等が設置されている。コントロールボックス13内には、後述する制御部、モータ駆動装置等の各種制御系やバッテリー等の電源装置が装備されている。油圧ジャッキ部20は、左右一対のリンク22,23を有し、これら一対のリンク22,23は、中心軸24を介して連結されてX形リンク機構25を構成している。X形リンク機構25の上部には、荷台21が固定されている。この荷台21は、平面視で略長方形状に形成された平板である。荷台21は、単管パイプ31を挿抜する際に干渉しないように4隅が面取り加工されている。荷台21上には、荷物Bを載置可能であって、直接縦積み又は横積みされる。
油圧ジャッキ部20は、油圧シリンダ26及びピストンロッド27を備え、油圧シリンダ26を作動させることで、ピストンロッド27が伸びて台車フレーム10に対して荷台21が上昇するように構成されている。油圧シリンダ26は、左右の後輪12間に設置された足踏みペダル28を操作することで作動して荷台21を上昇させる。なお、本実施形態では、油圧シリンダ26を用いた例について説明したが、これに限らずエアーシリンダを用いてもよい。
台車フレーム10の4隅の外側には、それぞれ単管パイプ31が挿抜可能に取り付けられるパイプ取付部30がボルト等の締結部材によって固定されている。すなわち、これらのパイプ取付部30は、左右の前輪11の近傍の位置と左右の後輪12の近傍の位置に、それぞれ2つ設けられている。なお、本実施形態では、複数のパイプ取付部30を左右の前輪11及び左右の後輪12の近傍に設けたが、複数のパイプ取付部30は、左右の前輪11及び左右の後輪12の近傍でなくてもよい。
単管パイプ31は、運搬台車1を前進又は後退するために操作する操作部材、すなわちハンドルとして使用される。ここで、本実施形態では、中空円管状に形成された単管パイプ31を用いているが、中実の丸棒でもよく、また角パイプ状に形成したものでもよい。但し、建設現場では、単管パイプ31が多く用いられていることから、単管パイプ31を使用することで、利便性を向上させることができる。
次に、操作部材取付部としてのパイプ取付部30について説明する。
図7は、同実施形態に係る運搬台車の操作部材取付部を示す拡大斜視図である。図8は、同実施形態に係る運搬台車の操作部材取付部を示す側面図である。図9は、図8のIX−IX線による断面図である。図10は、図9のA部拡大図である。
図7〜図10に示すように、パイプ取付部30には、単管パイプ31が挿抜可能に取り付けられる挿入部32を有している。この挿入部32は、角筒状に形成され、内部に角孔状の挿入孔32aを有している。この挿入孔32a内には、単管パイプ31が挿入されて、運搬台車1を前進又は後退するために、作業者によって単管パイプ31に前進又は後退する方向に力が加えられる。このとき、その方向及び荷重は、後述する前側歪センサ33a又は後側歪センサ33bにより検出される。
パイプ取付部30の構成を具体的に説明する。
図7〜図10に示すように、パイプ取付部30の挿入部32は、基板34上に固定されている。この基板34上には、2枚の補強板35が固定され、これらの補強板35によって挿入部32が保持されている。2枚の補強板35には、それぞれ取付孔35aが2つ形成され、これら取付孔35aにボルト等の締結部材を通して台車フレーム10の隅角部の側面に固定される。挿入部32の挿入孔32aの開口端には、フランジ36が同一の高さに固定されている。このフランジ36は、2枚の補強板35によって支持されている。フランジ36の上面には、挿入部32の挿入孔32aを挟んで対向するように逆U字形の補強用リブ37が固定されている。
挿入部32の前後方向には、それぞれ変形部38が互いに対向して補強用リブ37の高さまで上方に延びている。これらの変形部38は、弾性変形可能であって、補強用リブ37の外形と同一の形状に形成され、補強用リブ37に接合している。挿入部32の挿入孔32aに単管パイプ31が挿入されたとき、それぞれの変形部38には、単管パイプ31と対向する面と反対側の面に前側歪センサ33a、後側歪センサ33bが設置されている。
前側歪センサ33aは、上述したように単管パイプ31が挿入されて、例えば運搬台車1を前進するために、作業者によって単管パイプ31に前進する方向に力が加えられたとき、その方向及び荷重を検出する。また、後側歪センサ33bは、運搬台車1を後退するために、作業者によって単管パイプ31に後退する方向に力が加えられたとき、その方向及び荷重を検出する。
次に、本実施形態の制御系について説明する。
図11は、同実施形態に係る運搬台車の制御系を示すブロック図である。
図11に示すように、前側歪センサ33a又は後側歪センサ33bは、上記のように単管パイプ31に前進又は後退する方向に力が加えられたとき、その方向及び荷重を検出する。これらの検出信号は、それぞれ制御部40に出力される。
制御部40は、前側歪センサ33a又は後側歪センサ33bにより検出された前進又は後退するときの力の方向及び荷重に基づいて前輪11のアシスト力を制御する。具体的には、制御部40は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、記憶手段としてのROM(Read Only Memory)、I/O(Input / Output)等を備えた周知のマイクロコンピュータを中心に構成された制御装置である。
このうち、上記ROMは、電源を切断しても記憶内容を保持する必要のあるデータやプログラムを記憶する。上記RAMは、データを一時的に格納する。上記CPUは、上記ROMにインストールされているプログラムを実行することで各機能を実現する。記憶手段には、ROM以外に例えば、DVD−ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な電子媒体を含む。
制御部40は、前側歪センサ33a又は後側歪センサ33bから出力された単管パイプ31に前進又は後退する方向に力が加えられたときの方向及び荷重のデータと、左右の前輪11に対するアシスト力のデータとの関係があらかじめ上記ROMに記憶されている。なお、上記各データは、上記ROMに記憶することなく、別途設けたデータベースに記憶するようにしてもよい。
制御部40により制御されたアシスト力の指令信号は、モータ駆動装置41を介してインホイールモータ42に出力される。このインホイールモータ42は、アシスト力の指令信号に基づいて左右の前輪11に対してアシスト力を付与する。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態の運搬台車1は、荷物Bを荷台21に積載するに際し、例えば左右の後輪12側に設置された2つのパイプ取付部30の挿入孔32aにそれぞれ単管パイプ31が挿入されている。この場合には、図1〜図6に示す例とは異なり、左右の前輪11側に設置された2つのパイプ取付部30の挿入孔32aには、それぞれ単管パイプ31を挿入していないものとして説明する。
そして、例えば一対の嵩上げ部材上に厘木を載置したものを所定の間隔をおいて2組用意し、これらの厘木上に棒状の荷物Bが架け渡されているとする。この状態にある荷物Bを本実施形態の運搬台車1で横積みして運搬するには、まず、作業者は、2本の単管パイプ31を押して運搬台車1を走行させる。
ここで、単管パイプ31に前進又は後退する方向に力が加えられたとき、前側歪センサ33a又は後側歪センサ33bは、その方向及び荷重を検出する。これらの検出信号は、それぞれ制御部40に出力される。この制御部40により制御されたアシスト力の指令信号は、モータ駆動装置41を介してインホイールモータ42に出力される。このインホイールモータ42は、アシスト力の指令信号に基づいて左右の前輪11に対してアシスト力を付与する。したがって、作業者の操作に応じて運搬台車1の走行をアシストすることができる。
このように荷物Bを荷台21に積載して走行する場合、例えば左右の後輪12側に設置された2つのパイプ取付部30の挿入孔32aにそれぞれ単管パイプ31を挿入しておく。
作業者が2本の単管パイプ31を両手で同じ力で押した場合には、搬送台車1は、真っ直ぐ前進することとなる。この場合、2本の単管パイプ31が押されることによってパイプ取付部30の歪センサ33に加えられる力は、2本の単管パイプ31で略同一である。よって、左右のパイプ取付部30の前側歪センサ33aによって検出される方向及び荷重は、略同一となる。
左右の歪センサ33が同一の荷重を検出すると、制御部40は、左右の前輪11にそれぞれ装着されたインホイールモータ42から左右の前輪11に同一のアシスト力を付与するように指令する。これにより、左右の前輪11には、同一のアシスト力が付与される。したがって、運搬台車1は、作業者によって付与される力にインホイールモータ42のアシスト力が付与されて真っ直ぐ前進することとなる。
なお、運搬台車1を真っ直ぐ後退させる場合には、2本の単管パイプ31が押される方向が逆になり、後側歪センサ33bがその方向及び荷重を検出し、インホイールモータ42の回転方向が逆になり、その他の作用は真っ直ぐ前進する場合と同様である。
一方、作業者が2本の単管パイプ31を押す左右の力を相違させた場合には、運搬台車1は、左又は右に旋回走行することとなる。このとき、左右の前輪11に付与されるアシスト力は、左右のインホイールモータ42で相違する。
具体的には、例えば運搬台車1を左方向に旋回させる場合、作業者が右手で単管パイプ31を押す力は、左手で単管パイプ31を押す力と比較して大きくなる。よって、右側の前側歪センサ33a及び後側歪センサ33bが検出する荷重は、左側の前側歪センサ33a及び後側歪センサ33bが検出する荷重と比較して大きくなる。
これにより、制御部40は、右側のインホイールモータ42から前輪11に付与するアシスト力が、左側のインホイールモータ42から前輪11に付与するアシスト力と比較して大きくなるように指令する。これにより、右側の前輪11に付与されるアシスト力は、左側の前輪11に付与されるアシスト力と比較して大きくなる。
なお、左右の前側歪センサ33a及び後側歪センサ33bは、荷重を無段階に検出可能であるため、作業者が単管パイプ31を押圧操作する力に応じてアシスト力の大きさを制御することができる。
そして、運搬台車1の荷台21を厘木上に架け渡されている棒状の荷物Bの下方に差し込み、その後足踏みペダル28を操作して油圧シリンダ26を作動させる。すると、ピストンロッド27が伸びて台車フレーム10に対して荷台21が上昇して荷物Bを持ち上げて横積みされ、厘木から離れるように移動させる。次いで、荷物Bを積載した運搬台車1は、上記のように走行がアシストされながら目的とする場所まで運搬される。
また、縦積みした荷物Bを運搬台車1から降ろす場合には、運搬台車1の前後に一対の嵩上げ部材を2組配置する。そして、足踏みペダル28を操作して油圧シリンダ26を作動させる。すると、ピストンロッド27が伸びて台車フレーム10に対して荷台21が上昇して荷物Bを持ち上げる。
次いで、2組の嵩上げ部材上にそれぞれ厘木を設置した後、足踏みペダル28を操作して油圧シリンダ26を作動させる。すると、ピストンロッド27が縮んで台車フレーム10に対して荷台21が下降して荷物Bを2本の厘木上に架け渡す。
その後、2つのパイプ取付部30の挿入孔32aにそれぞれ挿入された2本の単管パイプ31のうち少なくとも1本を引き抜くことで、運搬台車1を荷物Bから退避することができる。
以上のように、本実施形態の運搬台車1によれば、油圧ジャッキ部20によって台車フレーム10に対して荷台21を昇降可能とし、作業者が操作して搬送するための単管パイプ31を台車フレーム10に複数設置されたパイプ取付部30に着脱可能に取り付けることにより、荷物Bを積載する場合、単管パイプ31間に積載することができるため、横積みは勿論のこと、長尺な荷物Bでも縦積みすることができる。その結果、運搬台車1としての汎用性を高めることが可能となる。また、パイプ取付部30に単管パイプ31が着脱可能に構成されているので、単管パイプ31を台車フレーム10の後側に取り付けて操作することにより、荷物Bを常に目視しながら搬送することができるので、安全性を向上させることができる。油圧ジャッキ部20によって台車フレーム10に対して荷台21を昇降可能に構成しているため、重量物であっても容易に荷台21に積載して運搬することが可能になる。
また、本実施形態の運搬台車1によれば、パイプ取付部30が台車フレーム10における荷台21の4隅に対応する位置にそれぞれ設置されているため、例えば4隅のうちの少なくとも2つの位置に単管パイプ31を取り付けた場合には、その2つの単管パイプ31間に荷物Bを積載することで、荷崩れを防止するとともに、二人の作業者で操作すれば、作業性を高めることができる。
また、本実施形態の運搬台車1によれば、挿入部32に単管パイプ31が挿入されてこの単管パイプ31に前進又は後退する方向に力が加えられたとき、その方向及び荷重を前側歪センサ33a又は後側歪センサ33bにより検出し、この検出された力の方向及び荷重に基づいて前輪11のアシスト力を制御部40で制御し、この制御されたアシスト力をインホイールモータ42から前輪11に付与することにより、作業者の操作に応じて運搬台車1の走行をアシストすることができる。
また、本実施形態の運搬台車1によれば、挿入孔32aの前側及び後側にそれぞれ弾性変形する変形部38が突出するように設置され、前側歪センサ33a及び後側歪センサ33bは、挿入孔32aの単管パイプ31が対向する変形部38の面と反対側の面に設置されているので、前側歪センサ33a及び後側歪センサ33bによって力の方向及び荷重を確実に検出することが可能になる。
また、本実施形態の運搬台車1によれば、運搬台車1から単管パイプ31を引き抜いておけば、積み重ねる左右の前輪11及び後輪12が積み重ねられる台車フレーム10上に配置されるように位置関係が設定されているので、多数積み重ねることが可能となり、運搬が極めて容易になる。
また、本実施形態の運搬台車1によれば、左右の前輪11及び左右の後輪12にそれぞれ直径200mmの大径車輪を用いているため、多少の不整地や段差、溝があった場合でも容易に走行することが可能になる。
[発明の第2実施形態]
図12は、本発明に係る運搬台車の第2実施形態を示す斜視図である。なお、前記第1実施形態と同一又は対応する部分には、同一の符号を付して異なる構成及び作用について説明する。
図12に示すように、本実施形態の運搬台車1Aは、荷台21に荷物Bを回転可能とする回転テーブル45が設置されている。この回転テーブル45は、平面視長方形状の荷台21の中央に設置されている。回転テーブル45は、図示しない駆動モータや油圧シリンダ等の駆動力によって回転駆動される。
したがって、本実施形態では、荷台21に荷物Bを回転可能とする回転テーブル45を設置したことにより、荷物Bの向きを制御することで、荷物Bを一段と取扱い易くすることができる。その他の構成及び作用効果は、前記第1実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
[発明の他の実施形態]
本発明の各実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これらの実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
例えば、上記各実施形態では、1台の運搬台車1を用いた例について説明したが、例えば2台の運搬台車1を離間して配置し、これらの2台の運搬台車1間に長尺の荷物Bを架け渡すように積載するようにしてもよい。
また、複数台の運搬台車1を連結金具で連結して使用するようにしてもよい。この場合、連結金具は、例えばコ字状に形成されて互いに対向する挿入片が設けられているものとする。そして、一方の運搬台車1の後側の左右のパイプ取付部30にそれぞれの連結金具の一方の挿入片を差し込むとともに、それぞれの連結金具の他方の挿入片を他方の運搬台車1の前側の左右のパイプ取付部30に差し込むことで、連結することができる。このようにして複数の運搬台車1を順次直列的に連結することができる。この場合には、極めて長尺な荷物Bを積載することが可能となる。加えて、上記連結金具を用いて横方向に並列的に複数連結することも可能である。
また、上記各実施形態では、センサとして歪センサ33を用いた例について説明したが、これに限らず例えばトルクセンサを使用するようにしてもよい。
さらに、上記各実施形態では、パイプ取付部30に単管パイプ31を挿抜可能に取り付ける例について説明したが、これに限らず操作部材取付部に棒状の操作部材を着脱可能に構成したものであってもよい。
上記各実施形態では、前輪11にインホイールモータ42を装備した例について説明したが、後輪12にインホイールモータ42を装備するようにしてもよい。
1 運搬台車
1A 運搬台車
10 台車フレーム
11 前輪
12 後輪
12a ストッパ
13 コントロールボックス
20 油圧ジャッキ部(昇降機構)
21 荷台
22 リンク
23 リンク
24 中心軸
25 X形リンク機構
26 油圧シリンダ
27 ピストンロッド
28 足踏みペダル
30 パイプ取付部(操作部材取付部)
31 単管パイプ(操作部材)
32 挿入部
32a 挿入孔
33a 前側歪センサ(センサ)
33b 後側歪センサ(センサ)
34 基板
35 補強板
35a 取付孔
36 フランジ
37 補強用リブ
38 変形部
40 制御部
41 モータ駆動装置
42 インホイールモータ
45 回転テーブル
B 荷物

Claims (5)

  1. 前輪及び後輪を備えた台車フレームと、
    前記台車フレームに設けられ、荷物を載置可能な荷台と、
    前記台車フレームに対して前記荷台を昇降可能とする昇降機構と、
    作業者が操作して搬送するための操作部材と、
    前記荷台の外側における前記台車フレームに複数設置され、前記操作部材が着脱可能に取り付けられる操作部材取付部と、
    を備えることを特徴とする搬送台車。
  2. 前記操作部材取付部は、前記荷台の4隅に対応する位置にそれぞれ設置されたことを特徴とする請求項1に記載の搬送台車。
  3. 前記操作部材が棒状に形成され、前記操作部材取付部には、前記操作部材が挿抜可能な挿入部が形成されており、
    前記挿入部に設置され、前記挿入部に前記操作部材が挿入されてこの操作部材に前進又は後退する方向に力が加えられたとき、その方向及び荷重を検出するセンサと、
    前記センサにより検出された前記力の方向及び荷重に基づいて前記前輪又は前記後輪のアシスト力を制御する制御部と、
    前記制御部により制御されたアシスト力を前記前輪又は前記後輪に付与するインホイールモータと、をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の搬送台車。
  4. 前記挿入部は、挿入孔を有し、この挿入孔の前側及び後側にそれぞれ弾性変形する変形部が突出するように設置され、
    前記センサが歪センサであり、この歪センサは、前記挿入孔の前記操作部材が対向する前記変形部の面と反対側の面に設置されていることを特徴とする請求項3に記載の搬送台車。
  5. 前記荷台に前記荷物を回転可能とする回転テーブルがさらに設置されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の運搬台車。
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